JP2006284290A - 回転角度検出装置及び内燃機関の運転制御装置 - Google Patents

回転角度検出装置及び内燃機関の運転制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 回転体の機械的誤差による影響を低減可能な回転角度検出装置及び内燃機関の運転制御装置を提供する。
【解決手段】 本発明の回転角度検出装置20は、内燃機関1のクランクシャフト8に取り付けられ、かつ2以上の歯部21a,...,21aが回転方向に沿って設けられた回転体21を備え、歯部21a,...,21aから選ばれた歯部群を使用してクランクシャフト8の回転角度を検出する。そして、歯部21aの組合せが互いに異なる複数の被検出部群の候補21Aー1、21Aー2のそれぞれについて歯部21a間の角度Θf1m、Θf2nを算出し、角度Θf1m、Θf2nの設計値Θrefに対する誤差ΔΘf1m、ΔΘf2nを算出し、これらの誤差ΔΘf1m、ΔΘf2nを比較した結果に基づいて、被検出部群の候補21Aー1、21Aー2のなかから回転角度の検出に使用する被検出部群を選択する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、内燃機関のクランクシャフト等の被検出対象の回転角度を検出する回転角度検出装置及び内燃機関の運転制御装置に関する。
回転角度検出装置として、凹凸を有する磁性体の回転体と、磁気強度に応じた電気信号を出力する磁電変換素子と、磁界を発生する永久磁石とを備えるとともに、回転体の凹凸の位置を矩形波の電気信号として生成し、矩形波の立上り又は立下り信号に基づいて回転体の回転角度を検出するものが知られている(特許文献1)。その他、本発明に関連する先行技術文献として、特許文献2が存在する。
特開平10−103145号公報 特開平7−174773号公報
特許文献1の回転角度検出装置では、回転体の凹凸等の機械的誤差に対する対策がなされていないため、機械的誤差による影響が大きくなるおそれがある。
そこで、本発明は、回転体の機械的誤差による影響を低減可能な回転角度検出装置及び内燃機関の運転制御装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の回転角度検出装置は、被検出対象に取り付けられ、かつ2以上の被検出部が回転方向に沿って設けられた回転体を備え、前記2以上の被検出部から選ばれた複数の被検出部からなる被検出部群を使用して前記被検出対象の回転角度を検出する回転角度検出装置であって、前記被検出部の組合せが互いに異なる複数の被検出部群の候補のそれぞれについて前記被検出部間の角度を算出する角度算出手段と、前記角度算出手段が算出した前記角度の所定の基準値に対する誤差を算出する誤差算出手段と、前記複数の被検出部群の候補のそれぞれについて算出された前記誤差を比較し、その比較結果に基づいて、前記複数の被検出部群の候補のなかから前記被検出対象の回転角度の検出に使用される前記被検出部群を選択する被検出部群選択手段と、を備えることにより、上述した課題を解決する(請求項1)。
第1の回転角度検出装置によれば、複数の被検出部群の候補のそれぞれについて誤差が算出され、その誤差を比較した結果に基づいて複数の被検出部群の候補のなかから被検出対象の回転角度の検出に使用される被検出部群が選択される。従って、より精度の高い被検出部群を回転角度の検出に使用することが可能となるので、被検出対象の回転角度の検出の際に回転体の機械的誤差の影響を低減することができる。
第1の回転角度検出装置においては、複数の被検出部群の候補のなかから、回転体の機械的誤差の影響がより小さくなる被検出部群が選ばれるように誤差を比較すればよい。例えばその一態様として、前記被検出部群選択手段は、前記誤差算出手段が算出した前記誤差のなかから、前記複数の被検出部群の候補についての最大誤差をそれぞれ特定し、特定された最大誤差が最も小さい候補を前記被検出対象の回転角度の検出に使用される前記被検出部群として選択してもよい(請求項2)。
また、第1の回転角度検出装置において、前記被検出部群の候補として、前記回転体の回転方向前方の前側エッジを基準とした被検出部群、及び前記回転体の回転方向後方の後側エッジを基準とした被検出部群の少なくとも一方が含まれてもよい(請求項3)。前側エッジを基準として検出した被検出対象の回転角度と、後側エッジを基準として検出した被検出対象の回転角度と、の間で精度の差が生じることがあるが、この態様によれば、このような精度の差が考慮されて被検出部群が選択されるので、機械的誤差の影響を更に低減できる。
本発明の第2の回転角度検出装置は、被検出対象に取り付けられ、かつ2以上の被検出部が回転方向に沿って設けられた回転体を備え、前記2以上の被検出部から選ばれた複数の被検出部からなる被検出部群を使用して前記被検出対象の回転角度を検出する回転角度検出装置であって、前記被検出部群の前記被検出部間の角度を算出する角度算出手段と、前記角度算出手段が算出した前記角度の所定の基準値に対する誤差を算出する誤差算出手段と、前記誤差算出手段が算出した前記誤差が許容範囲を超えた場合に、前記被検出部群に代えて前記被検出対象の回転角度の検出に使用すべき他の被検出部群を、前記被検出部群と前記被検出部の組合せが異なる被検出部群の候補のなかから選択する被検出部群選択手段と、を備えることにより、上述した課題を解決する(請求項4)。
第2の回転角度検出装置によれば、使用中の被検出部群についての誤差が許容範囲を超えたときに、その被検出部群と被検出部の組合せが異なる他の被検出部群が選択される。従って、他の被検出部群をバックアップとして機能させることができる。これにより、例えば回転体の経年劣化等によって使用中の被検出部群の精度が悪化した場合には他の被検出部群に切り替えることができるので、後発的に生じた回転体の機械的誤差の影響を可能な限り少なくすることができる。
本発明の内燃機関の運転制御装置は、内燃機関のクランクシャフトに取り付けられ、かつ複数の被検出部が回転方向に沿って設けられた回転体と、前記2以上の被検出部から選ばれた複数の被検出部からなる被検出部群を使用して前記クランクシャフトの回転角度を検出し、その検出結果に応じて所定の処理を実行する処理実行手段と、を備えた内燃機関の運転制御装置であって、前記被検出部の組合せが互いに異なる複数の被検出部群の候補のそれぞれについて前記被検出部間の角度を算出する角度算出手段と、前記角度算出手段が算出した前記角度の所定の基準値に対する誤差を算出する誤差算出手段と、を備え、
前記処理実行手段は、前記複数の被検出部群の候補のそれぞれについて算出された前記誤差を比較し、その比較結果に基づいて、前記複数の被検出部群の候補のなかから前記クランクシャフトの回転角度の検出に使用される前記被検出部群を選択することにより、上述した課題を解決する(請求項5)。
この運転制御装置によれば、複数の被検出部群の候補のそれぞれについて誤差が算出され、算出された誤差を比較した結果に基づいて複数の被検出部群の候補のなかから被検出対象の回転角度の検出に使用される被検出部群が選択される。そして、その検出結果に応じて所定の処理が処理実行手段にて実行されるので、所定の処理、例えば内燃機関の失火検出処理等の精度を向上させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、複数の被検出部群の候補のそれぞれについて誤差が算出され、算出された誤差を比較した結果に基づいて複数の被検出部群の候補のなかから被検出対象の回転角度の検出に使用される被検出部群が選択される。又は、使用中の被検出部群についての誤差が許容範囲を超えたときに、その被検出部群と被検出部の組合せが異なる他の被検出部群が選択される。従って、被検出対象の回転角度を検出する際に、回転体の機械的誤差による影響を低減できる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の回転角度検出装置及び運転制御装置を内燃機関に適用した実施形態の要部を示している。内燃機関1は、直列4気筒のレシプロ式のガソリンエンジンであり、4つ(図1では1つのみ示す。)の気筒2,..,2を有するシリンダブロック3と、吸気ポート4a及び排気ポート4bを有するシリンダヘッド4と、クランクケース5と、を備えている。各気筒2にはピストン6が収容される。ピストン6はコネクティングロッド7を介してクランクシャフト8に連結される。吸気ポート4aは吸気管9に、排気ポート4bは排気管10にそれぞれ接続される。吸気管9には、エアフィルタ(不図示)を通過した空気の流量を調整するスロットルバルブ11が設けられる。シリンダヘッド4には、吸気ポート4aを開閉する吸気バルブ12と、排気ポート4bを開閉する排気バルブ13と、がそれぞれ設けられている。内燃機関1の運転状態は、各種センサの出力信号に基づいて内燃機関1の各部を制御するエンジンコントロールユニット(ECU)14にて制御される。ECU14は、CPU、ROM、及びRAM等の機器で構成されている。
内燃機関1には、被検出対象としてのクランクシャフト8の回転角度(位置)を検出するため、回転角度検出装置20が設けられている。回転角度検出装置20は、クランクシャフト8と同軸に取り付けられ、かつ2以上の歯部(被検出部)21aが外周に設けられた金属製のタイミングロータ(回転体)21と、歯部21aと対向するようにして配置された電磁ピックアップ22と、電磁ピックアップ22から出力された電気信号の波形を整形する波形整形器23と、を有している。なお、以下の説明において、2以上の歯部21aについて、符号21a−0、21a−1、21a−2、21a−3、・・・を付して互いに区別する場合がある。
図2は、回転角度検出装置20の詳細を示している。タイミングロータ21は、回転方向Dへクランクシャフト8と一体に回転する。歯部21a,..,21aは、上死点(TDC)判別用の歯欠け部21bを除き、隣接する歯部21a間の角度が3°となるように設計されてタイミングロータ21の回転方向Dに沿って設けられている。歯欠け部21bは歯部21aの2個分に相当する。各歯部21aは、回転方向Dの前方の前側エッジEfと後方の後側エッジEbとを有している。電磁ピップアップ22は、タイミングロータ21との間に所定のエアギャップGを形成するようにして配置されている。これにより、クランクシャフト8の回転に伴ってタイミングロータ21が回転すると、各歯部21aの接近と離間とに応じてエアギャップGの大きさが変化する。このため、電磁ピックアップ22のコイル部(不図示)を通過する磁束が増減してコイル部に起電力が発生する。この起電力の電圧は、各歯部21aの接近と離間とで互いに逆向きとなるので、電磁ピップアップ22からは交流電圧形式のピックアップ信号Pが出力される。波形整形器23は、入力信号を矩形波や台形波等の所定波形に整形する波形整形回路を有している。これにより、波形整形器23に入力されたピックアップ信号Pは所定波形の出力信号Neに整形されてECU14に入力される。ECU14に入力された出力信号Neは、ECU14に設けられたA/D変換器(不図示)にてデジタル信号に変換される。
図3は、(a)タイミングロータ21の歯部21aの形状、(b)電磁ピックアップ22から出力されるピックアップ信号P、及び(c)波形整形器23から出力される出力信号Neをそれぞれ模式的に示した説明図である。図3(a)〜(c)に示したように、ピックアップ信号Pが波形整形器23にて整形されることにより、各歯部21aの前側エッジEfが出力信号Neの立上り部Neuとして、後側エッジEbが出力信号Neの立下り部Nedとしてそれぞれ検出される。
ECU14は、図3(a)に示した歯部21a−0、21a−1、21a−2、・・・のなかから離散的に選ばれた被検出部群としての歯部群を使用して、クランクシャフト8の回転角度を検出する。つまり、ECU14は、クランクシャフト8の回転角度の検出のため、各歯部21aに応じて出力された出力信号Neを分周して使用する。本実施形態では、使用可能な歯部群の候補として、歯部21a−0、21a−3、21a−6、・・からなる歯部群21A−1と、歯部21a−1、21a−4、21a−7、・・・からなる歯部群21A−2と、が含まれる。詳しくは後述するが、ECU14は、これらの歯部群の候補から選ばれた歯部群をクランクシャフト8の回転角度の検出に使用する歯部群(使用歯部群)とする。そして、ECU14は使用歯部群に属する歯部21a毎に出力された出力信号Neの立上り部Neu又は立下り部Nedのいずれか一方を基準として、言い換えると、前側エッジEf又は後側エッジEbのいずれか一方を基準として、クランクシャフト8の回転角度を検出できる。なお、図3(c)に示したように、前側エッジEfを基準とした歯部21a間の角度には、θfi(i=1,2,3...)の符号が付され、後側エッジEbを基準とした歯部21a間の角度には、θbj(j=1,2,3,...)の符号が付されて、両者が区別される。
ECU14は、使用歯部群に属する歯部21a間の時間、即ち、使用歯部群に属する歯部21aの前側エッジEfから隣の歯部21aの前側エッジEfまでの回転に要した時間、又は歯部21aの後側エッジEbから隣の歯部21aの後側エッジEbまでの回転に要した時間を出力信号Neに基づいて測定する手段を有している。当該手段にて測定された時間と歯部21a間の角度とからクランクシャフト8の角速度(rad/s)や内燃機関1の機関回転数(rpm)を検出できる。
但し、タイミングロータ21には製造誤差等の機械的誤差があるため、各歯部21aの間隔や大きさ等の各種寸法が設計値と正確に一致しない。そのため、使用する歯部群の選択如何によって、クランクシャフト8の回転角度の検出精度にばらつきが生じ得る。そこで、回転角度検出装置20では、このような機械的誤差の影響を可能な限り小さくできるように、図4に示した誤差学習ルーチンを実行して、複数の歯部群の候補のなかから使用歯部群を選択する。
図4は、誤差学習ルーチンの内容を示したフローチャートである。このルーチンのプログラムはECU14のROMに格納されており、所定のタイミングで開始され、ECU14によって所定間隔で繰り返し実行される。図4の処理において、ECU14は、ステップS1において、使用歯部群が選択済みであるか否かを判定する。この判定は、後述の管理フラグを参照して行う。使用歯部群が選択済みである場合には、処理をステップS2に進め、学習開始条件の成否を判定する。学習開始条件は、選択済みの使用歯部群を見直す必要性を判断する条件であり、例えば、内燃機関1を搭載した車両の走行距離、内燃機関1の累積運転時間等の各種パラメータが所定の閾値を超えたか否かを成立要件として含むものである。学習開始条件が成立した場合には、ステップS3〜ステップS7の処理が実行され、学習開始条件が成立しない場合には、これらの処理を行わず今回のルーチンを終える。
ステップS1において否定判定、又はステップS2において肯定判定された場合には、ステップS3において、使用歯部群の候補のそれぞれについて、歯部21a間の角度を算出する。本実施形態では、図3(c)に示すように、歯部群21A−1の歯部21a間の角度Θf1m(m=1,2,3,...)と、歯部群21A−2の歯部群21a間の角度Θf2n(n=1,2,3,...)とを算出する。角度Θf1m,Θf2nはそれぞれタイミングロータ21の少なくとも一周分算出される。ステップS3の処理を実行することにより、ECU14が角度算出手段として機能する。
角度Θf1m,Θf2nの算出は適宜に行ってよい。例えば、図3(c)の出力信号Neのうち、歯部群21A−1又は歯部群21A−2の各歯部21aに対応する信号に基づいて、角度Θf1m,Θf2nをそれぞれ算出してもよいし、各歯部21a間の角度θfiを出力信号Neに基づいてそれぞれ算出してからこれらを足し合わせ、角度Θf1m,Θf2nをそれぞれ算出してもよい。図3(c)からも明らかなように、いくつか例示すると、角度Θf11及びΘf12は、それぞれΘf11=θf1+θf2+θf3、Θf12=θf4+θf5+θf6であり、角度Θf21及びΘf22は、それぞれΘf21=θf2+θf3+θf4、Θf22=θf5+θf6+θf7である。
角度Θf1m,Θf2n、又は角度θfiは、例えば、クランクシャフト8の回転変動が可能な限り少ない期間、例えば内燃機関1がフューエルカット状態にあり、かつ、クランクシャフト8が等速回転とみなし得る期間を利用して、次の式(1)に基づいて算出してもよい。なお、以下では、角度θfiについて説明するが、角度Θf1m,Θf2nについても同様に算出できる。
θfi=θref×Tfi/Tref (1)
ここで、θrefは隣接する歯部21a間の角度の設計値であり、本実施形態では、θref=3°である。Tfi(i=1,2,3,...)は、前側エッジEfを基準とした歯部21a間の測定時間、即ち、ある歯部21aの前側エッジEfから隣の歯部21aの前側エッジEfまでの回転に要した測定時間である。
また、Trefは、クランクシャフト8やタイミングロータ21の製造上の誤差がなく、かつ、これらが回転する際の振動の影響を受けない、とした場合における歯部21a間の回転に要する推定時間である。この推定時間は、例えば、出力信号の検出時にECU14が認識している機関回転数NEに基づいて、次の式(2)にて算出できる。
Tref=(60/NE)×(θref/360) (3)
次に、ECU14は、ステップS4において、所定の基準値としての設計値Θref(=3×θref=9°)に対する角度Θf1mの誤差ΔΘf1m(m=1,2,3,...)と、設計値Θrefに対する角度Θf2nの誤差ΔΘf2n(n=1,2,3,..)を算出する。誤差ΔΘf1mは、ΔΘf1m=|Θref−Θf1m|であり、誤差ΔΘf2nは、ΔΘf2n=|Θref−Θf2n|である。図5(a)に、角度Θf1mと誤差ΔΘf1mとの関係を、図5(b)に、角度Θf2nと誤差ΔΘf2nとの関係をそれぞれ示す。ステップS4を実行することにより、ECU14が誤差算出手段として機能する。
次に、ECU14は、ステップS5において、誤差ΔΘf1mと誤差ΔΘf2nとを比較する。本実施形態では、誤差誤差ΔΘf1mのなかから最も大きいものを最大誤差ΔΘf1maxとして、誤差誤差ΔΘf2nのなかから最も大きいものを最大誤差ΔΘf2maxとしてそれぞれ特定し、ΔΘf1maxとΔΘf2maxとを比較する。次いで、ECU14は、ステップS6において、ステップS5の比較結果に基づいて使用歯部群の候補、即ち歯部群21A−1及び歯部群21A−2のなかから使用歯部群を選択し、その選択結果をECU14のRAMの所定領域に割り当てられた管理フラグに記憶させる。この形態では、最大誤差の小さい方が使用歯部群として選択される。つまり、最大誤差ΔΘf1maxが最大誤差ΔΘf2maxよりも小さい場合には、使用歯部群として歯部群21A−1が、最大誤差ΔΘf2maxが最大誤差ΔΘf1maxよりも小さい場合には、使用歯部群として歯部群21A−2が選択される。ステップS6を実行することにより、ECU14が被検出部群選択手段として機能する。
次に、ECU14はステップS7において、ステップS6で選択された使用歯部群に基づいてクランクシャフト8の回転角度が検出されるように、絶対角度を設定して今回のルーチンを終了する。例えば、ステップS6の選択の結果、使用歯部群を歯部群21A−1から歯部群21A−2へ変更する必要がある場合には、絶対角度が一ピッチ、つまり、歯部21a−0と歯部21a−1との間の角度θf1分変更される(図3(c)参照)。
図4の処理によれば、使用歯部群の候補のうち、最大誤差の小さいほうが使用歯部群として選択されるので、クランクシャフト8の回転角度の検出における機械的誤差の影響をできる限り小さくできる。また、図4の処理のうち、ステップS3〜ステップS7については、所定の学習条件が成立するたびに実行され、使用歯部群の見直しが行われる。従って、例えば歯欠け等により使用中の歯部群に基づく回転角度の検出精度が悪化した場合でも、より精度の高い歯部群が使用歯部群として設定される。
次に、クランクシャフト8の回転角度の検出結果に応じてECU14が実行する処理の一例として、失火検出処理について説明する。図6は、失火検出ルーチンの内容を示すフローチャートである。この失火検出ルーチンは、図4の誤差学習ルーチンと並行し、所定間隔で繰り返し実行される。このルーチンを実行することによりECU14が本発明の処理実行手段として機能する。ECU14は、まずステップS11で、クランクシャフト8の回転角度が失火判定区間にあるか否かを判定する。失火判定区間は、各気筒2の圧縮TDC付近の所定区間に設定される。失火判定区間でないときは、今回のルーチンを終了し、一方失火判定区間のときは、ステップS12に進む。ステップS12において、ECU14は、現在のクランクシャフト8の角速度ωを算出する。次に、ECU14は、ステップS13において、ステップS12で算出した角速度ωと、正常時の基準角速度ω0とを比較する。基準角速度ω0は内燃機関1の運転状態に応じて予め定められた値であり、ECU14のROMにマップとして保持されている。失火が発生した場合には、クランクシャフト8の回転が正常時よりも遅くなる。そのため、ECU14は、ステップS14において、角速度ωが基準角速度ω0未満か否かを判定し、角速度ωが基準角速度ω0未満のときはステップS15で失火と判定して今回のルーチンを終える。一方、基準角速度以上のときは失火と判定せずに今回のルーチンを終える。
図6の処理によれば、ステップS11において使用されるクランクシャフト8の回転角度、及びステップS12において算出される角速度ωのそれぞれに、図4の誤差学習ルーチンの学習結果が反映されるので、回転角度及び角速度の検出ないし算出の精度が高まり、その結果、失火検出処理の精度が向上する。
以上の形態では、使用歯部群の候補として、前側エッジEfを基準とした歯部群21A−1、歯部群21A−2を用いたが、使用歯部群の候補には特に制限はなく、例えば、後側エッジEbを基準とした歯部群を使用歯部群の候補に含め、各候補の誤差を算出し、誤差の比較結果に基づいて使用歯部群を選択するようにしてもよい。歯部21aの前側エッジEfを基準として検出したクランクシャフト8の回転角度と、後側エッジEbを基準として検出したクランクシャフト8の回転角度との間で精度の差が生じ得るためである。その一例として、誤差学習ルーチンの他の例を図7及び図8にそれぞれ示す。これらの図において、図4と同一処理については同一の符号を付し、以下、繰り返しとなる説明を適宜省略する。
まず、図7の処理について説明する。この図では、図4のステップS3がステップS31に変更されている。ステップS31では、ECU14が算出する角度として、歯部群21A−1に属する前側エッジEfを基準とした角度Θf1m、及び後側エッジEbを基準とした角度Θb1m(m=1,2,3,...)がそれぞれ含まれる(図3(a)及び(c)参照)。次に、図8では、図4のステップS3がステップS32に変更されている。ステップS32では、ECU14が算出する角度として、歯部群21A−1に属する前側エッジEfを基準とした角度Θf1m、及び後側エッジEbを基準とした角度Θb1m(m=1,2,3,...)、並びに歯部群21A−2に属する前側エッジEfを基準とした角度Θf2n、及び後側エッジEbを基準とした角度Θb2n(n=1,2,3,..)がそれぞれ含まれる(図3(c)参照)。
図7及び図8のその他の処理については、図4に準じて行われる。即ち、使用歯部群の候補のそれぞれについて誤差を求め、最大誤差の最も小さい候補が使用歯部群として選択される。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。この形態は、第1の実施形態と比べ誤差学習ルーチンのみ相違する。従って、以下の説明では第1の実施形態と共通する構成についての説明を省略する。図9は、第2の実施形態の誤差学習ルーチンの内容を示したフローチャートである。この形態は、回転角度検出装置20の使用歯部群の初期設定として、歯部群21A−1が選択されている場合に適用される。
図9の処理において、ECU14は、まずステップS21で学習開始条件の成否を判定する。この処理は図4のステップS2と同一処理である。学習開始条件が成立している場合には、ステップS22に進み、一方、学習開始条件が成立していない場合には、以後の処理をスキップして今回のルーチンを終了する。
ステップS22では、歯部群21A−1に属する歯部21a間の角度Θf1mを算出する。次いで、ECU14は、ステップS23で誤差ΔΘf1mを算出し、続くステップS24で誤差ΔΘf1mが許容範囲を超えているか否かを判定する。角度Θf1m、誤差ΔΘf1mの算出は第1の実施形態と同様でよい。許容範囲は、回転角度検出装置20の検出結果の利用形態に応じて適宜に設定すればよい。本実施形態では、失火検出の精度が実用に支障がない程度となる限度で、許容範囲が設定される。ステップS24の処理では、誤差ΔΘf1mの全てが許容範囲内に収まっていないときに、誤差ΔΘf1mが許容範囲を超えたものと判定される。
ステップS24で誤差ΔΘf1mが許容範囲を超えていると判定した場合には、ステップS25において、歯部群21A−1に代えて、他の歯部群、例えば歯部群21A−2を使用歯部群として選択する。次に、ECU14は、ステップS26において、ステップS25で選択した歯部群に応じた使用歯部群が設定されるように絶対角度を設定して今回のルーチンを終了する。一方、ステップS24で否定判定された場合には、ステップS25及びステップS26をスキップし、使用歯部群の設定を維持して今回のルーチンを終える。これにより、図8の処理においても、第1の実施形態と同様の効果を奏し、なおかつ、被検出部群21Aー2を被検出部群21Aー1のバックアップとして機能させることができる。これにより、例えば回転体21の経年劣化等によって使用中の被検出部群21Aー1の精度が悪化した場合には被検出部群21Aー2に切り替えることができるので、後発的に生じた回転体21の機械的誤差の影響を可能な限り少なくすることができる。
本発明は、上述した各実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の形態で実施してもよい。被検出対象としては、内燃機関のクランクシャフトに限らず、例えばカムシャフト等の内燃機関に設けられた回転部材でもよいし、その他内燃機関以外の回転部材を検出対象としてもよい。
上述した各実施形態では、回転体21及び電磁ピップアップ21を用いた形態であるが、例えば、本発明の回転体を、複数のスリット(被検出部)が回転方向に沿って設けられた形態とし、かつ、スリットに向けて光を照射する発光手段と、回転体を挟んで発光手段の反対側に設けられ、発光手段が照射した光を受光して光強度に応じた電気信号を出力する受光手段と、を備えたピックアップ手段により、本発明を実施してよい。
上述した各実施形態では、使用歯部群の候補について最大誤差をそれぞれ特定し、最大誤差の大きさを比較したが、誤差の評価方法に関して制限はない。例えば、各候補の歯部間の誤差の平均値を比較してもよい。要するに、いずれの歯部群を選択すれば回転角度の検出精度が向上するかという観点で、各種統計処理を用いて誤差が評価できるようにすればよい。
本発明の回転角度検出装置を内燃機関に適用した実施形態の要部を示した図。 図1の回転角度検出装置の詳細を示した図。 タイミングロータの歯部の形状、電磁ピックアップから出力されるピックアップ信号、及び波形整形器から出力される波形整形後の信号をそれぞれ模式的に示した説明図。 誤差学習ルーチンの内容を示したフローチャート。 歯部群に属する歯部間の角度と誤差との関係を示した説明図。 失火検出ルーチンの内容を示すフローチャート。 失火検出ルーチンの他の例を示したフローチャート。 失火検出ルーチンの更なる他の例を示したフローチャート。 第2の実施形態に係る誤差学習ルーチンの内容を示したフローチャート。
符号の説明
1 内燃機関
8 クランクシャフト(被検出対象)
14 ECU(角度検出手段、誤差検出手段、被検出部群選択手段、処理実行手段)
20 回転角度検出装置
21 タイミングロータ(回転体)
21a 歯部(被検出部)
21Aー1、21Aー2 歯部群(被検出部群)

Claims (5)

  1. 被検出対象に取り付けられ、かつ2以上の被検出部が回転方向に沿って設けられた回転体を備え、前記2以上の被検出部から選ばれた複数の被検出部からなる被検出部群を使用して前記被検出対象の回転角度を検出する回転角度検出装置であって、
    前記被検出部の組合せが互いに異なる複数の被検出部群の候補のそれぞれについて前記被検出部間の角度を算出する角度算出手段と、前記角度算出手段が算出した前記角度の所定の基準値に対する誤差を算出する誤差算出手段と、前記複数の被検出部群の候補のそれぞれについて算出された前記誤差を比較し、その比較結果に基づいて、前記複数の被検出部群の候補のなかから前記被検出対象の回転角度の検出に使用される前記被検出部群を選択する被検出部群選択手段と、を備えることを特徴とする回転角度検出装置。
  2. 前記被検出部群選択手段は、前記誤差算出手段が算出した前記誤差のなかから、前記複数の被検出部群の候補についての最大誤差をそれぞれ特定し、特定された最大誤差が最も小さい候補を前記被検出対象の回転角度の検出に使用される前記被検出部群として選択することを特徴とする請求項1に記載の回転角度検出装置。
  3. 前記被検出部群の候補として、前記回転体の回転方向前方の前側エッジを基準とした被検出部群、及び前記回転体の回転方向後方の後側エッジを基準とした被検出部群の少なくとも一方が含まれることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転角度検出装置。
  4. 被検出対象に取り付けられ、かつ2以上の被検出部が回転方向に沿って設けられた回転体を備え、前記2以上の被検出部から選ばれた複数の被検出部からなる被検出部群を使用して前記被検出対象の回転角度を検出する回転角度検出装置であって、
    前記被検出部群の前記被検出部間の角度を算出する角度算出手段と、前記角度算出手段が算出した前記角度の所定の基準値に対する誤差を算出する誤差算出手段と、前記誤差算出手段が算出した前記誤差が許容範囲を超えた場合に、前記被検出部群に代えて前記被検出対象の回転角度の検出に使用すべき他の被検出部群を、前記被検出部群と前記被検出部の組合せが異なる被検出部群の候補のなかから選択する被検出部群選択手段と、を備えることを特徴とする回転角度検出装置。
  5. 内燃機関のクランクシャフトに取り付けられ、かつ複数の被検出部が回転方向に沿って設けられた回転体と、前記2以上の被検出部から選ばれた複数の被検出部からなる被検出部群を使用して前記クランクシャフトの回転角度を検出し、その検出結果に応じて所定の処理を実行する処理実行手段と、を備えた内燃機関の運転制御装置であって、
    前記被検出部の組合せが互いに異なる複数の被検出部群の候補のそれぞれについて前記被検出部間の角度を算出する角度算出手段と、前記角度算出手段が算出した前記角度の所定の基準値に対する誤差を算出する誤差算出手段と、を備え、
    前記処理実行手段は、前記複数の被検出部群の候補のそれぞれについて算出された前記誤差を比較し、その比較結果に基づいて、前記複数の被検出部群の候補のなかから前記クランクシャフトの回転角度の検出に使用される前記被検出部群を選択することを特徴とする内燃機関の運転制御装置。
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