JP2006283590A - 流体機械 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1軸部材(31)と第2軸部材(35)のうち回転子(28)が取り付けられる軸部材を、他方の軸部材と連結されている方の端部で回転自在に支持する軸受部材(51,58)を設ける。回転子(28)が取り付けられる方の軸部材は、回転子(28)を挟む両側で支持される。
【選択図】図2
Description
図1に示すように、本実施形態の空調機(10)は、流体回路(11)を備えている。この流体回路(11)には、圧縮・膨張ユニット(20)と、室外熱交換器(14)と、室内熱交換器(15)と、第1四路切換弁(12)と、第2四路切換弁(13)とが接続されている。この圧縮・膨張ユニット(20)が、本発明に係る流体機械を構成している。また、この流体回路(11)には、冷媒として二酸化炭素(CO2)が充填されている。
図2に示すように、圧縮・膨張ユニット(20)は、縦長で円筒形の密閉容器であるケーシング(21)を備えている。このケーシング(21)の内部には、下から上へ向かって順に、圧縮機構(40)と、電動機(26)と、膨張機構(50)とが配置されている。また、ケーシング(21)には、その胴部を貫通するように吸入管(22)と吐出管(23)と導入管(24)と導出管(25)とが設けられている。吸入管(22)は2本設けられ、他の管(23,24,25)は1本ずつ設けられている。吸入管(22)は圧縮機構(40)に、導入管(24)及び導出管(25)は膨張機構(50)にそれぞれ接続されている。一方、吐出管(23)は、ケーシング(21)内における電動機(26)と膨張機構(50)の間の空間において、後述するマウンティングプレート(58)の軸受部(58a)の高さに開口している。
上記空調機(10)の動作について説明する。ここでは、空調機(10)の冷房運転時及び暖房運転時の動作について説明し、続いて膨張機構(50)の動作について説明する。
冷房運転時には、第1四路切換弁(12)及び第2四路切換弁(13)が図1に破線で示す状態に切り換えられる。この状態で圧縮・膨張ユニット(20)の電動機(26)に通電すると、冷媒回路(11)で冷媒が循環して蒸気圧縮冷凍サイクルが行われる。
暖房運転時には、第1四路切換弁(12)及び第2四路切換弁(13)が図1に実線で示す状態に切り換えられる。この状態で圧縮・膨張ユニット(20)の電動機(26)に通電すると、冷媒回路(11)で冷媒が循環して蒸気圧縮冷凍サイクルが行われる。
圧縮機構(40)部の動作について説明する。圧縮・膨張ユニット(20)の圧縮機構(40)は、電動機(26)によって駆動される。すなわち、電動機(26)が駆動して発生する動力が第1クランク軸(31)を通じて圧縮機構(40)に伝達されると、圧縮側偏心部(32,33)が回動する。上記圧縮側偏心部(32,33)が回動すると、この圧縮側偏心部(32,33)に摺動自在に外接するピストン(47,47)が第1シリンダ(41)及び第2シリンダ(42)内で揺動運動を行う。
上記実施形態では、ロータ(28)が取り付けられる第1クランク軸(31)が、ロータ(28)を挟む両側でマウンティングプレート(58)と圧縮機構(40)とによって支持されている。ロータ(28)が取り付けられる第1クランク軸(31)は、シャフト(30)の回転に伴いそのロータ(28)に作用する遠心力が伝達されるが、ロータ(28)を挟む両側で支持されているので、流体機械(20)の運転を重ねたとしても従来のように片側で支持されている場合のように第1クランク軸(31)と第2クランク軸(35)との連結部は変形しない。従って、第1クランク軸(31)の軸心と第2クランク軸(35)の軸心とが互いにずれることはなく、シャフト(30)の振れ回りを防止することができる。これにより、シャフト(30)の回転に伴う圧縮機構(40)や膨張機構(50)の摺動部での機械的な損失が低減するので、流体機械(20)の運転効率を向上させることができる。また、シャフト(30)の振れ回りの防止に伴い、シャフト(30)周りでの騒音、異常磨耗、破損なども防止することができる。また、ロータ(28)が取り付けられる第1クランク軸(31)は、ロータ(28)を挟む両側で支持されているので、シャフト(30)に作用するモーメントが小さくなる。これにより、シャフト(30)の細径化を図ることができるので、流体機械(20)の製作コストを低減することができる。
実施形態の変形例1について説明する。この変形例1は、位置決め手段(68)を構成するフロントヘッド(51)に形成された凸部(68b)及びマウンティングプレート(58)に形成された凹部(68a)の位置及び形状を変更したものである。この変形例1の流体機械(20)における膨張機構(50)の縦断面図を図6に示す。
実施形態の変形例2について説明する。この変形例2は、位置決め手段(68)として円柱状の位置決めピン(68c)を備えている。この変形例2の流体機械(20)における膨張機構(50)の縦断面図を図7に示す。以下に上記変形例1と異なる点について説明する。
実施形態の変形例3について説明する。この変形例3は、上記実施形態とは異なり、フロントヘッド(51)を固定するためのマウンティングプレート(58)が設けられていない。この変形例3の流体機械(20)における膨張機構(50)の縦断面図を図8に示す。
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
20 流体機械
21 ケーシング
26 電動機
28 ロータ(回転子)
29 螺旋状の溝
30 シャフト(回転軸)
31 第1クランク軸(第1軸部材)
35 第2クランク軸(第2軸部材)
39 給油孔
40 圧縮機構
50 膨張機構
51 フロントヘッド(軸受部材)
51a 軸受部
58 マウンティングプレート(軸受部材)
68 位置決め手段
68a 凹部
68b 凸部
Claims (9)
- 流体を圧縮する圧縮機構(40)と、流体の膨張によって動力を発生させる膨張機構(50)と、上記圧縮機構(40)と上記膨張機構(50)とを連結する回転軸(30)と、該回転軸(30)における圧縮機構(40)と膨張機構(50)との間に取り付けられる回転子(28)を有する電動機(26)とを備える流体機械であって、
上記回転軸(30)は、上記圧縮機構(40)に係合する第1軸部材(31)と上記膨張機構(50)に係合する第2軸部材(35)とを互いに連結することによって構成され、
上記回転子(28)は、上記第1軸部材(31)と上記第2軸部材(35)の何れか一方に取り付けられており、
上記第1軸部材(31)と上記第2軸部材(35)のうち上記回転子(28)が取り付けられる軸部材を、他方の軸部材と連結されている方の端部で回転自在に支持する軸受部材(51,58)を備えていることを特徴とする流体機械。 - 請求項1において、
上記回転子(28)は、上記第1軸部材(31)に取り付けられ、
上記第1軸部材(31)の上記第2軸部材(35)と連結されている方の端部が、上記軸受部材(51,58)によって回転自在に支持されていることを特徴とする流体機械。 - 請求項2において、
上記圧縮機構(40)と上記膨張機構(50)と上記電動機(26)と上記回転軸(30)とが収納される密閉容器状のケーシング(21)を備え、
上記軸受部材(58)が上記ケーシング(21)に固定されて、上記膨張機構(50)が該軸受部材(58)に固定されていることを特徴とする流体機械。 - 請求項3において、
上記第1軸部材(31)の軸心と上記第2軸部材(35)の軸心とを一致させるための位置決め手段(68)が設けられていることを特徴とする流体機械。 - 請求項4において、
上記位置決め手段(68)は、上記軸受部材(58)と上記膨張機構(50)の一方に形成された凹部(68a)と、他方に形成されて該凹部(68a)に嵌合する凸部(68b)とによって構成されていることを特徴とする流体機械。 - 請求項3乃至5の何れか1つにおいて、
上記膨張機構(50)には、上記第2軸部材(35)の第1軸部材(31)と連結されている方の端部を回転自在に支持する軸受部(51a)が形成され、
上記回転軸(30)には、上記ケーシング(21)内に貯留された潤滑油が流通する給油通路(19)が形成される一方、
上記第1軸部材(31)には、上記給油通路(19)に連通して上記軸受部材(58)の第1軸部材(31)の軸受面に開口する給油孔(39)が形成され、
上記給油孔(39)から上記軸受部材(58)の第1軸部材(31)の軸受面に供給された潤滑油が、上記軸受部(51a)の第2軸部材(35)の軸受面にも供給されることを特徴とする流体機械。 - 請求項2において、
上記軸受部材(51)は、互いに連結されている方の上記第1軸部材(31)の端部及び上記第2軸部材(35)の端部を共に回転自在に支持するように構成され、上記膨張機構(50)を構成する部材を兼ねていることを特徴とする流体機械。 - 請求項7において、
上記回転軸(30)には、上記ケーシング(21)内に貯留された潤滑油が流通する給油通路(19)が形成される一方、
上記第1軸部材(31)には、上記給油通路(19)に連通して上記軸受部材(51)の第1軸部材(31)の軸受面に開口する給油孔(39)が形成され、
上記給油孔(39)から上記軸受部材(51)の第1軸部材(31)の軸受面に供給された潤滑油が、上記軸受部材(51)の第2軸部材(35)の軸受面にも供給されることを特徴とする流体機械。 - 請求項6又は8において、
上記膨張機構(50)は上記圧縮機構(40)の上側に配置されて、上記第2軸部材(35)は上記第1軸部材(31)の上側に配置される一方、
上記第1軸部材(31)の軸受面と上記第2軸部材(35)の軸受面とには、上記回転軸(30)の回転方向に進むにつれて上側に進む螺旋状の溝(29)が形成されていることを特徴とする流体機械。
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