JP2006283109A - 溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 - Google Patents

溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来のプレめっき法の如く莫大な型設備投資をすることなく、しかも実用に適した比較的容易な方法により、鋼板最表面におけるSiなどの易酸化性金属の酸化皮膜の形成を効果的に防止し、不めっきのない安定した品質の溶融亜鉛めっき鋼板を製造することが可能な製造法及びその設備を提供することを課題としたものである。
【解決手段】 鋼板を加熱焼鈍した後溶融亜鉛めっき浴に浸漬してその表面に亜鉛めっきを施す溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法において、先ず無酸化炉において空燃比r1が0.9≦r1<1.00、到達板温t(℃)がt≧450、そして前記空燃比r1と到達板温t(℃)がt≦−1000×r1+750を満たす条件下において鋼板を加熱し、次いでこの鋼板を酸化炉において空燃比r2がr2≧1.00の条件下で加熱し、さらにこの鋼板を還元炉において還元焼鈍することを特徴とする溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、 溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法及びその製造設備に関し、特にSiなどの高い鋼板のめっき性を向上させるために有効な加熱・焼鈍工程を備えた溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法と設備に関するものである。
周知のようにSiなどのFeより酸化し易い金属元素を多く含む(例えばSi≧0.5重量%)鋼板を対象としてこれに溶融亜鉛めっきを行う場合、その前処理工程である還元焼鈍時に鋼板内部の易酸化性金属元素が表面側に拡散、濃化し、鋼板の最表面にその酸化皮膜(Siの場合はSiO2の皮膜)を形成してしまう現象が起きる。そして、この酸化皮膜が溶融亜鉛との濡れ性を阻害し、著しく不めっきが発生することになり、要求品質を満たす製品を製造することができなくなる。
従来、このための対策として、めっき前の鋼板(原板)に予め電気めっき法でFe系めっきを実施するプレめっき法、あるいは、鋼板を予め酸化性雰囲気中で加熱して表面にFe系酸化皮膜を形成した後に還元・めっきを実施する酸化還元法(特許文献1〜8など)が提案されている。
しかしながら、前者のプレめっき法を採用しようとした場合、連続溶融めっきの入側に電気めっき設備を設置する必要があり、このため現実的には実施が困難である。
また、後者の酸化還元法は、従来の無酸化炉(NOF)方式の溶融めっきラインでNOF燃焼雰囲気を調整することによって適用することが可能であるが、良好なめっき性を確保するためには酸化時のFe系酸化皮膜の厚さを均一にコントロールする必要があるが、従来の装置・設備ではこれが困難であり、実際に適用されている例はない。
さらに、直火炉方式の溶融めっきラインで直火炉雰囲気を調整して酸化還元法を適用する方法もあるが、この場合も鋼板に付着する防錆油量のばらつきなどに起因して初期に生成するFe系酸化皮膜の厚さにばらつきが生じ、要求品質を満足する製品を製造することは現実的に困難である。
特開昭55−122865号公報 特開平4−202630号公報 特開平4−202631号公報 特開平4−202632号公報 特開平4−202633号公報 特開平4−254531号公報 特開平4−254532号公報 特開平7−34210号公報
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、従来のプレめっき法の如く莫大な型設備投資をすることなく、しかも実用に適した比較的容易な方法により、鋼板最表面におけるSiなどの易酸化性金属の酸化皮膜の形成を効果的に防止し、不めっきのない安定した品質の溶融亜鉛めっき鋼板を製造することが可能な製造法及びその設備を提供することを課題としたものである。
そして、上記課題を解決するためになされた本発明とは、以下の構成を要旨とするものである。
(1)鋼板を加熱焼鈍した後溶融亜鉛めっき浴に浸漬してその表面に亜鉛めっきを施す溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法において、先ず無酸化炉において空燃比r1が0.9≦r1<1.00、到達板温t(℃)がt≧450、そして前記空燃比r1と到達板温t(℃)がt≦−1000×r1+750を満たす条件下において鋼板を加熱し、次いでこの鋼板を酸化炉において空燃比r2がr2≧1.00の条件下で加熱し、さらにこの鋼板を還元炉において還元焼鈍することを特徴とする溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
(2)酸化炉における空燃比r2が1.25≧r2≧1.00であることを特徴とする上記(1)に記載の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
(3)酸化炉における鋼板の加熱が鋼板の上面及び下面にそのノズルを向けて配置されたバーナーによる直火方式であることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
(4)そのノズルが鋼板の幅方向に延びたスリットバーナーによるものであることを特徴とする上記(3)に記載の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
(5)鋼板のSi含有量が0.2〜3.0重量%であることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
(6)鋼板を加熱焼鈍した後溶融亜鉛めっき浴に浸漬してその表面に亜鉛めっきを施す溶融亜鉛めっき鋼板の製造設備において、鋼板の進行方向に沿って、無酸化炉、酸化炉、還元焼鈍炉及び溶融亜鉛めっき装置が順次連設され、前記酸化炉には、鋼板の加熱手段として鋼板の上面及び下面にそのノズルを向けて配置された直火方式のバーナーを備えてなることを特徴とする溶融亜鉛めっき鋼板の製造設備。
本発明によれば、莫大な型設備投資を必要とせず、しかも実用に適した比較的容易な方法により、鋼板最表面におけるSiなどの易酸化性金属の酸化皮膜の形成を効果的に防止し、不めっきのない安定した品質の溶融亜鉛めっき鋼板を製造することが可能であり、本技術分野に優れた工業的価値をもたらすものである。
本発明者らは焼鈍炉での還元焼鈍に先立つ無酸化炉(以下、NOFと略称する場合がある)での加熱処理おいて鋼板の最表面に予めFe系酸化皮膜を形成し、前記不めっきの原因となるSi酸化皮膜の形成を阻止する方法に着目して検討を行ったところ、この方法では以下の考察から実用化が困難であるとの結論に至った。
すなわち、この無酸化炉での空燃比を調整して鋼板を加熱することにより
鋼板最表面にFe系酸化皮膜を形成すること自体は可能であるものの、均一な厚さのFe系酸化皮膜を製造することは極めて難しい。これは、無酸化炉では鋼板の幅方向両サイドから炉内に火炎を噴射で鋼板を加熱するが、鋼板温度が板幅方向で均一にならないためである。そして、鋼板温度が低く、Fe系酸化皮膜が薄い領域では、その後還元時のSiの鋼板表面濃化抑制が十分に作用せず、めっき後に不めっきが発生する。一方、鋼板温度が高く、Fe系酸化皮膜が必要以上に厚く生成した領域では、還元を実施しても一部のFe系酸化皮膜が還元されないまま残存し、これが、不めっきやめっき後合金化処理時の合金化ムラの原因となる。
また、この無酸化炉では、鋼板に付着、侵入する圧延油を燃焼除去し、その表面を清浄化する作用を有するが、圧延油の付着状況によっても、鋼板表面の酸化状態が変化する。
そこで、本発明者らはこうした問題から無酸化炉での対応を断念すると共に、これ以外の方法によって鋼板の全表面に均一なFe系酸化皮膜を形成することができないかどうかさらに検討を進めた。
この結果、上記無酸化炉とは別に、この無酸化炉と還元焼鈍炉の間にFe系酸化皮膜を形成するための専用の酸化炉を設置し、この専用酸化炉により鋼板を均一に加熱、酸化してやれば鋼板の最表面にFe系酸化皮膜を均一形成することが容易であり、不めっきの防止技術として最適な方法であること究明した。
本発明においてこの酸化炉を無酸化炉と還元炉の間に設置する必要があるのは以下の理由による。Fe系酸化皮膜を成長させるためには、鋼板温度の上昇、および、火炎照射が必要である。NOFの入り側すなわち前段に設置した場合は、火炎の照射によってある程度のFe系酸化皮膜を形成することができるものの、鋼板温度が低いため、効率的には酸化皮膜は形成されない。これに対して、NOFの後段では、NOFで温度が上昇した鋼板に、さらに火炎が照射されるため、効率的に皮膜を形成することができる。
図1は本発明にかかる溶融亜鉛めっき設備の概要を示した図であり、ここにおいて上工程で圧延などを終えた鋼板Sは本設備を連続的に通過して溶融亜鉛めっき鋼板Pとなる。本設備は鋼板Sの入り側から溶融亜鉛めっき鋼板Pの出側に掛けて予熱装置1、無酸化炉2、酸化炉3、還元焼鈍炉4、冷却装置5及び溶融亜鉛めっき装置6の順に連設されている。酸化炉3は無酸化炉2と還元焼鈍炉4の間に設置されたものでここに供給される鋼板Sは既に予熱装置1、無酸化炉2により加熱、昇温されているため、図のように比較的小型のもので十分である。
酸化炉前段のNOFでは、鋼板の酸化を防止する必要がある。NOFで酸化皮膜が生成した場合には前述した如く、酸化皮膜の厚さが不均一となり、その後に酸化炉で酸化皮膜を成長させても、NOFで発生したFe系酸化皮膜の不均一さがそのまま残存し、均一なめっき性を得ることができない。
これを防止するために、本発明では、まず、NOFでの空燃比r1を1.0未満にする必要がある。r1が1以上になった場合には、酸化皮膜が急激に成長するようになる。
次に、r1が1未満の場合でも、到達する鋼板温度すなわち到達板温tが高くなるに従い酸化皮膜が厚くなるため、本発明においては空燃比r1と到達板温t(℃)の関係を下記(1)式を満足させる必要がある。
t ≦ −1000 × r1 + 750 ・・・(1)式
一方、NOFでは、鋼板に付着、侵入する圧延油を十分に燃焼、除去してやる必要がある。未燃のまま残存した場合、後段の酸化炉でも除去されるが、この場合、もともとの圧延油の付着状況、NOFでの燃焼除去のばらつきが原因となって、酸化炉で均一な酸化皮膜が生成できなくなる。そして、圧延油を十分に燃焼除去するために、本発明では、空燃比r1を0.9以上、また、到達する鋼板温度tをt≧450℃にする必要がある。
本発明の酸化炉における鋼板の加熱条件としては、バーナーの空燃比r2を1.00以上として燃焼、加熱させることが必須である。これは鋼板の表面を効率的に酸化させる必要があるからである。また、空燃比r2の範囲は1.00≦r2≦1.25にするのが望ましい。r2>1.25では酸化促進の効果は飽和し、加熱効率も低下するので好ましくない。
酸化炉でのバーナーによる加熱は、その火炎ノズルを鋼板の上面及び下面に向けて火炎を直接鋼板表面に当てて行う直火加熱方式てるあることが望ましい。効率的に酸化皮膜を形成するためにはバーナー照射が必要であり、また、鋼板の幅方向に均一にバーナーを照射するためには多数のバーナーを幅方向に直線的に並列させて配置する方法でも良いが、スリットバーナーの採用が特に望ましい。省スペースにも有効である。
スリットバーナーは、鋼板進行方向に1段のみでなく、数段をタンデムに配置することにより、より酸化を効率的に実施することができる。
図2は酸化炉に配置されたスリットバーナーの様子を示した断面概要図であり、ここでは酸化炉内の上部と下部に鋼板を挟んで互いに向き合ったスリットバーナーA1、A2とB1、B2とが鋼板の進行方向に隣り合って2段で配設にされている。各スリットバーナーA1、A2及びB1、B2は図のように鋼板の幅方向に連続的に伸びるスリットノズルnを有していて、これらのノズルnは鋼板の上面及び下面に対して直角の向きに配置されている。そして、図3は、この2段のバーナーによる実際の鋼板の燃焼加熱状態のイメージを示したものであり、スリットノズルnからの火炎は鋼板の幅方向に亘って連続したカーテン状火炎Fが形成され、火炎Fの先端部が鋼板表面に直接衝突する加熱方式すなわち直火方式で加熱される。
酸化炉3において前記加熱条件のもとでこのようなスリットバーナーによる直火方式で鋼板を加熱する方法を採用することによって、無酸化炉にて前記の加熱条件により油を燃焼除去した鋼板はすでに板温が450〜850℃となっていることも相まって短時間(5〜20秒)で目標とする板温に急速且つ均一に加熱することができる。この加熱の結果、酸化炉を経た鋼板はその幅方向に亘って極めて均一なFe系酸化皮膜が形成された状態で、次の還元焼鈍炉4に供給されることになるのである。
こうして酸化炉3で形成されるFe系酸化皮膜の厚みは、対象となる鋼板のSi含有量や板厚などによっても変化するが好ましくは3000〜10000Åとすべきである。すなわち、3000Å未満ではSiの表面への拡散、濃化を阻止するバリア層としての機能が不十分となる恐れがある。一方、10000Åを超える厚みとしても、バリア層としての機能が殆ど変わらない上に酸化炉のおける加熱時間が長くなり、使用燃料も増大するという不利を伴う。
上記Fe系酸化皮膜の厚みは、酸化炉入り出側の板温をモニタリングし、鋼種、板厚、ラインスピード、酸化炉空燃比、酸化炉出力(燃料、燃焼用空気の供給総量など)で補正することにより比較的容易に推定することができ、この値を基に主に酸化炉出力を調整することによって、安定した酸化条件を決定、確保でき、これにより鋼板の長手方向について、安定しためっき性を得ることができる。
本発明の製造対象となる亜鉛めっき鋼板は、SiなどのFeより酸化し易い金属元素を多く含む場合に有効であるが具体的にはSiが0.2〜3.0重量%、特に0.5〜3.0重量%の高Si含有亜鉛めっき鋼板の製造に適したものである。
(実施例)
予熱室、燃焼室(NOF室)、直火加熱室(酸化炉室)、冷却室からなる縦型燃焼炉に鋼板サンプルを取りつけ、サンプルを加熱・酸化処理した。NOF室は鋼板幅方向からの直噴バーナーによる加熱方式とし、酸化炉室は鋼板垂線方向表裏からのスリットバーナーによる直火加熱方式とした。燃焼ガスにはCOG/Airを使用した。冷却帯でN2ガスを吹き付け、鋼板サンプルを冷却した。サンプルには熱電対を取り付け、加熱、冷却中鋼板温度を測定した。サンプルサイズは210mm幅×300mm長さとした。
加熱、酸化処理した鋼板サンプルは、冷却後に取り出し、210×100mmサイズに分割、溶融めっきシミュレータに設置して、加熱、還元、めっき処理を実施した。一部のサンプルは、合金化処理も実施した。還元はN2−15%H2雰囲気とした。また、めっき浴は、溶融亜鉛めっき鋼板作製時はZn−0.16%Al、合金化溶融亜鉛めっき鋼板作製時はZn−0.13%Alとした。浴温はいずれの場合も460℃とした。
上記の装置を使用し、原板にSi添加鋼を使用して、酸化、還元、めっき実験を実施した。酸化時には、NOF室の空燃比、鋼板温度を各種条件に変化させた。そして、さらに、各NOF条件で、酸化室での鋼板温度が〜950℃となる温度範囲で各種温度に酸化条件を変化させて酸化サンプルを作製した。酸化炉室の空燃比は1.10とした。一方、酸化室で酸化処理を実施しないサンプルも作製した。以上のようにして作製したサンプルは、溶融めっきシミュレータに設置し、N2−15%H2雰囲気中で850℃にて60秒還元(一定)した後にめっきを施し、各サンプルでの不めっき発生の程度を目視評価した。
そして、各NOF条件に対して、不めっき安定防止を以下の基準で判定した。
○:いずれかの酸化炉鋼板温度で不めっきなし
△:いずれかの酸化炉鋼板温度で不めっき低減(不めっき発生面積率≦3%)
×:いずれの酸化炉鋼板温度でも著しく不めっきが発生(不めっき発生面積率>3%)
この結果をまとめて第1表に示す。
表1から明らかなように、本発明によって、不めっきのない亜鉛系めっき鋼板を容易に製造することができる。また、酸化炉前後の鋼板温度をモニタリングすることによって、適正製造条件を設定することができる。
Figure 2006283109
本発明にかかる溶融亜鉛めっき設備の概要を示した図である。 本発明にかかる溶融亜鉛めっき設備の酸化炉に配置されたスリットバーナーの様子を示した断面概要図である。 上記スリットバーナーによる実際の鋼板の燃焼加熱状態のイメージを示した説明図である。
符号の説明
1:予熱装置 2:無酸化炉 3:酸化炉 4:還元焼鈍炉 5:冷却装置
6:溶融亜鉛めっき装置
S:鋼板 P:亜鉛めっき溶融鋼板
A1、A2、B1、B2:スリットバーナー
n:スリットノズル
F:カーテン状火炎

Claims (6)

  1. 鋼板を加熱焼鈍した後溶融亜鉛めっき浴に浸漬してその表面に亜鉛めっきを施す溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法において、先ず無酸化炉において空燃比r1が0.9≦r1<1.00、到達板温t(℃)がt≧450、そして前記空燃比r1と到達板温t(℃)がt≦−1000×r1+750を満たす条件下において鋼板を加熱し、次いでこの鋼板を酸化炉において空燃比r2がr2≧1.00の条件下で加熱し、さらにこの鋼板を還元炉において還元焼鈍することを特徴とする溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
  2. 酸化炉における空燃比r2が1.25≧r2≧1.00であることを特徴とする請求項1記載の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
  3. 酸化炉における鋼板の加熱が鋼板の上面及び下面にそのノズルを向けて配置されたバーナーによる直火方式であることを特徴とする請求項1又は2に記載の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
  4. そのノズルが鋼板の幅方向に延びたスリットバーナーによるものであることを特徴とする請求項3に記載の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
  5. 鋼板のSi含有量が0.2〜3.0重量%であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
  6. 鋼板を加熱焼鈍した後溶融亜鉛めっき浴に浸漬してその表面に亜鉛めっきを施す溶融亜鉛めっき鋼板の製造設備において、鋼板の進行方向に沿って、無酸化炉、酸化炉、還元焼鈍炉及び溶融亜鉛めっき装置が順次連設され、前記酸化炉には、鋼板の加熱手段として鋼板の上面及び下面にそのノズルを向けて配置された直火方式のバーナーを備えてなることを特徴とする溶融亜鉛めっき鋼板の製造設備。
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