JP2006282350A - エレベータ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】安全でしかも比較的短時間に昇降路窓ガラスを清掃可能なエレベータ装置を提供する。
【解決手段】エレベータかご11と、このエレベータかご11の出入り口に対して背面に設けられた窓ガラス13と、前記エレベータかご11の出入り口に対して背面又は側面の下部に、下端が固定され上端が外側に回動可能で、前記エレベータかご11の背面に設けられ昇降路窓ガラス42を清掃する際、足場となる清掃足場板15と、この清掃足場板に出入り可能に開閉する背面パネル14a,14bと、を設けて成る。
【選択図】図1
【解決手段】エレベータかご11と、このエレベータかご11の出入り口に対して背面に設けられた窓ガラス13と、前記エレベータかご11の出入り口に対して背面又は側面の下部に、下端が固定され上端が外側に回動可能で、前記エレベータかご11の背面に設けられ昇降路窓ガラス42を清掃する際、足場となる清掃足場板15と、この清掃足場板に出入り可能に開閉する背面パネル14a,14bと、を設けて成る。
【選択図】図1
Description
本発明は、昇降路の窓ガラスの清掃のための装置に係り、特にエレベータかごから昇降路の窓ガラスを清掃することが可能なエレベータ装置に関する。
従来、エレベータかごの昇降時にかご内から外の風景を見えるようにするために、エレベータかごの昇降路に窓ガラスを設けることがある。この窓ガラスを清掃するために、従来、エレベータかごの上に足場を組み立てて、その上で清掃員が窓ガラスを拭いていた(特許文献1参照)。
しかし、これでは、昇降路窓ガラスを清掃する度毎に、エレベータかごの上に足場を組む必要があり、危険を伴い。また清掃作業に多くの時間が必要であった。
特開平11−349263号公報
本発明は上述のようなエレベータ装置の問題点に鑑みてなされたもので、安全でしかも比較的短時間に昇降路窓ガラスを清掃可能なエレベータ装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1によれば、エレベータかごと、前記エレベータかごの出入り口に対して背面又は側面の下部に、下端が固定され上端が外側に回動可能で、前記エレベータかごの背面に設けられ昇降路窓ガラスを清掃する際、足場となる清掃足場板と、この清掃足場板に出入り可能に開閉するパネルと、を設けて成ることを特徴とするエレベータ装置を提供する。
本発明の請求項3によれば、エレベータかごと、このエレベータかごの出入り口に対して背面に設けられた窓ガラスと、前記エレベータかごの出入り口に対して背面下部に、下端が固定され上端が外側に回動可能で、前記エレベータかごの背面に設けられ昇降路窓ガラスを清掃する際足場となる清掃足場板と、前記窓ガラスが設けられていない部分に前記清掃足場板に出入り可能に設けられ開閉するパネルと、を設けて成ることを特徴とするエレベータ装置を提供する。
本発明によれば、安全でしかも比較的短時間に昇降路窓ガラスを清掃できるエレベータ装置が得られる効果がある。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。本発明一実施形態によるエレベータ装置の、斜め方向内側から見たエレベータかご11の構造を図1に、またこのエレベータかご11の背面側を外側から見た斜視図を図2に示す。これらの図に示すように、エレベータかご11の出入り口(図示せず)に対向する背面側には、中央部分の縦方向に設けられた一対の窓ガラス枠12a,12bに挟持された窓ガラス13が設けられ、エレベータかご11の昇降時には、この窓ガラス13からその外側に設けられる後述する昇降路窓ガラスを介して、外の風景を見ることができるようになっている。
窓ガラス13の両側には、内側又は外側の各々左右片側に開くことが可能な鉄製の背面パネル14a,14bが設けられている。このエレベータかごの背面側の外側下方には、内側に折り畳まれた清掃足場板15が下部が固定されて設けられている。窓ガラス13の下部には、清掃足場板15がエレベータかごの内部から見えないように、目隠し板16が設けられている。使用されないときには、清掃足場板15が鍵17a,17bにより窓ガラス枠12a,12bに固定される。
背面パネル14aは図1で矢印18に示すように内側に及び外側に開けることが可能であり、清掃足場板15は矢印19a,19bに示すように、外側に倒すことが可能である。
清掃足場板15は内側に3段に折り畳まれており、図3(a)(b)に示すように、開くことが可能である。すなわち、清掃員が外側の昇降路窓ガラスを清掃するときには、図1に示す鍵17a,17bを解除し背面パネル14aを一旦内側に開いて、矢印31に示すように清掃足場板15を外側に開く(図3(a))。
次に、清掃員は背面パネル14aを外側に開けて、清掃足場板15に内側に折り畳まれている下側手すり15aを矢印32に示すように外側に倒す。次に、清掃員は、外に倒された清掃足場板15に出て、下側手すり15aに畳まれている上側手すり15bを矢印33に示すように立てて、この上側手すり15bの上端に設けられている掛け金34を背面パネル14aにかける。
また図示していないが背面パネル14bも外側に開けて、手前側の掛け金をこの背面パネル14bにかけることにより、前面の手すり全体を固定することができると共に、側面については背面パネル14a,14bによって、清掃時の清掃員を保護することが可能となる。
このように掛け金34を止めてから、清掃員40は図4に示すように、清掃用具41を持って乗降路窓ガラス42を内側から安全に清掃することができる。この場合の背面パネルと上部手すりを固定する手段は掛け金に限られず、両者が固定されるものであれば何であってもよい。
上記実施形態では、清掃足場板には折り畳まれた2枚の手すりが収容され、清掃時にはこれらの手すりが立てられて清掃員を保護する構成となっていた。このように上下2枚の手すりにより手すりを構成すると、手すりを高くすることが用意であり、清掃時の安全性の程度を高くすることができる利点がある。しかし、本発明では、1枚の手すりが清掃足場板に収容されるように構成することも可能である。
このように上記本発明の実施形態によれば、清掃のための施設をエレベータかごの外側に設けておくだけで、いつでも清掃を容易にしかも安全に行うことが可能となる。この施設はエレベータかごの中に設けられず、エレベータかごの外側に設置されるので、清掃者がつまずくようなこともなくこの点からも安全である。
ところで、上記実施形態では、エレベータかごの出入り口に対向する背面側の外側に清掃足場を設けていた。通常、昇降路窓ガラスは背面側に向いているので、短い清掃用具により清掃することが可能である。しかし、本発明では、背面側に限られず側面側に清掃用の足場板を設けることも可能である。この実施形態の構成を図5に示す。
この実施形態では、清掃足場板51は上記実施形態の場合と同様に下部が固定され、下部手すり52a,52bが収容されるが、掛け金は設けられておらず、清掃員53の清掃時には、別途、側面手すり54が設置される。
この実施形態によれば、エレベータかごの側面から昇降路窓ガラスの清掃が可能となる利点がある。
11・・・エレベータかご、
12a,12b・・・窓ガラス枠、
13・・・窓ガラス、
14a,14b・・・背面パネル、
15,51・・・清掃足場板、
15a,52a・・・下側手すり、
15b,52b・・・上側手すり、
16・・・目隠し板、
17a,17b・・・鍵、
34・・・掛け金、
40,53・・・清掃員、
41・・・清掃用具、
42・・・昇降路窓ガラス、
54・・・側面手すり。
12a,12b・・・窓ガラス枠、
13・・・窓ガラス、
14a,14b・・・背面パネル、
15,51・・・清掃足場板、
15a,52a・・・下側手すり、
15b,52b・・・上側手すり、
16・・・目隠し板、
17a,17b・・・鍵、
34・・・掛け金、
40,53・・・清掃員、
41・・・清掃用具、
42・・・昇降路窓ガラス、
54・・・側面手すり。
Claims (4)
- エレベータかごと、
前記エレベータかごの出入り口に対して背面又は側面の下部に、下端が固定され上端が外側に回動可能で、前記エレベータかごの背面に設けられ昇降路窓ガラスを清掃する際、足場となる清掃足場板と、
この清掃足場板に出入り可能に開閉するパネルと、
を設けて成ることを特徴とするエレベータ装置。 - 前記清掃足場板は、清掃時に開かれる手すり部材を収容してなることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。
- エレベータかごと、
このエレベータかごの出入り口に対して背面に設けられた窓ガラスと、
前記エレベータかごの出入り口に対して背面下部に、下端が固定され上端が外側に回動可能で、前記エレベータかごの背面に設けられ昇降路窓ガラスを清掃する際足場となる清掃足場板と、
前記窓ガラスが設けられていない部分に前記清掃足場板に出入り可能に設けられ開閉するパネルと、
を設けて成ることを特徴とするエレベータ装置。 - 前記清掃足場板は、清掃時に手すりとなる手すり部材を収容してなり、清掃時にこの手すりは開けられた前記パネルと固定されることを特徴とする請求項3記載のエレベータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005106263A JP2006282350A (ja) | 2005-04-01 | 2005-04-01 | エレベータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005106263A JP2006282350A (ja) | 2005-04-01 | 2005-04-01 | エレベータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006282350A true JP2006282350A (ja) | 2006-10-19 |
Family
ID=37404661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005106263A Pending JP2006282350A (ja) | 2005-04-01 | 2005-04-01 | エレベータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006282350A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102050368A (zh) * | 2010-11-30 | 2011-05-11 | 江苏佛斯特电梯有限公司 | 在同一井道中安装的两台以上电梯的电梯侧面救出口装置 |
CN113602940A (zh) * | 2021-08-11 | 2021-11-05 | 金刚 | 一种电梯轿厢内空气净化装置 |
-
2005
- 2005-04-01 JP JP2005106263A patent/JP2006282350A/ja active Pending
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CN102050368A (zh) * | 2010-11-30 | 2011-05-11 | 江苏佛斯特电梯有限公司 | 在同一井道中安装的两台以上电梯的电梯侧面救出口装置 |
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CN113602940B (zh) * | 2021-08-11 | 2023-04-14 | 广西欧日电梯服务集团有限公司 | 一种电梯轿厢内空气净化装置 |
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