JP2006281125A - スパイラル型膜モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 組立が簡単で、濾過性能が良いスパイラル型膜モジュールの提供。
【解決手段】 エンドプレート12、13で閉塞された筒状ケース11と、集水管16が配置された筒状の膜エレメント15を有している。エンドプレート12は原水入口21を有し、エンドプレート13は濃縮水出口22と透過水出口23を有している。集水管16と接続されたアダプター30が、透過水出口23を通され、エンドプレート13の外側で透過水取出管と接続されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水処理用途に使用するスパイラル型膜モジュールに関する。
従来のスパイラル型膜モジュールは、耐圧筒状のケースの両端にエンドプレートを密に装着し、ケース内に膜エレメントを装填し、膜エレメントの中央に集水管を配置している。この集水管は、エレメント端面、もしくはエンドプレートの接続口までしかなく、前者の場合は、集水管にアダプターを接続させ、エンドプレートに設けられた透過水出口と接続させている。
しかし、エンドプレートと集水管、エンドプレートの透過水出口とアダプターのシールが不十分な場合、エンドプレート内の空間部で透過水と濃縮水とが混合し、透過水取出口から清澄な水を取り出すことができなかった。
特開2004−322013号公報 特開平10−286564号公報
本発明の課題は、従来のスパイラル型膜モジュールが有していた課題を解決したものであって、運転時において、集水管の透過水と濃縮水とが混ざることなく、分離後の各液をそれぞれ確実に取り出すことができる、スパイラル型膜モジュールを提供することである。
本発明は、課題の解決手段として、
両端開口部がエンドプレートで閉塞された筒状ケースと、
前記筒状ケース内に収容され、中心部に集水管が配置された筒状の膜エレメントを有しており、
一方のエンドプレートは原水入口となる少なくとも1つの貫通孔を有しており、他方のエンドプレートは、少なくとも2つの貫通孔を有し、一方の貫通孔が濃縮水出口で、他方の貫通孔が透過水出口となるものであり、
前記集水管の端部又は前記集水管の端部と接続されたアダプターが、前記透過水出口を通され、前記他方のエンドプレートの外側で透過水取出管と接続されている、スパイラル型膜モジュールを提供する。
本発明のスパイラル型膜モジュールは、簡単な構造で組立も簡単であり、濾過運転時においては、従来技術のように、接続部分における漏水により、透過水と濃縮水との混合が生じることがない。
図1、図2により、本発明のスパイラル型膜モジュール10を説明する。図1は、スパイラル型膜モジュール10の縦断面図である。図2は、図1のスパイラル型膜モジュール10の組立説明図であり、一部要素の表示は省略している。
筒状ケース11は耐圧性を有する金属製の容器であり、両端開口部は、それぞれ第1エンドプレート12と第2エンドプレート13で閉塞されている。第1エンドプレート12と第2エンドプレート13の周囲には、それぞれOリング12a、13aが嵌め込まれ、筒状ケース11内の水密性が高められている。
第1エンドプレート12は1つの貫通孔を有しており、この貫通孔が原水入口21である。第2エンドプレート13は2つの貫通孔を有しており、一方の貫通孔が濃縮水出口22であり、他方の貫通孔が透過水出口23である。透過水出口23は、第2エンドプレート13の中央部に設けられている。
原水入口21には、原水供給管25が接続されるが、原水供給管25は第1エンドプレート12に固着されていてもよいし、第1エンドプレート12に着脱自在に接続できるようにされていてもよい。
濃縮水出口22には、濃縮水排水管26が接続されるが、濃縮水排水管26は第2エンドプレート13に固着されていてもよいし、第2エンドプレート13に着脱自在に接続できるようにされていてもよい。
筒状ケース11内には、筒状の膜エレメント(例えば、逆浸透膜エレメント)15が収容されている。膜エレメント15自体は公知のものであり、例えば、集水管16が有するスリット状の集水口(長さ方向に連続する細長いスリット状の集水口)に袋状平膜の開口部を接続し、そのまま袋状平膜を集水管16の周囲に巻き付けたものである。なお、巻き付けられた袋状平膜同士の接触面には、液の流れを容易にするためのスペーサーが配置されている。
筒状エレメント15の両端面は、それぞれ第1エンドキャップ17、第2エンドキャップ18で押圧支持されており、巻き付けた平膜が崩れ、中央部が軸方向に飛び出すことが防止されている。第1エンドキャップ17及び第2エンドキャップ18は、複数の孔(例えば、扇形の孔)を有しており、液の円滑な流通が確保されている。
第1エンドプレート12と第1エンドキャップ17との間には原水室41が設けられ、第2エンドプレート13と第2エンドキャップ18との間には濃縮水室42が設けられている。
第2エンドキャップ18の周囲には、Uカップブラインシール(パッキン)が配置されているので、第2エンドキャップ18と筒状ケース11の内周面との間は密着され、液の流通ができないようになっている。このため、膜エレメント15の外周面と筒状ケース11の内周面との間に存在する間隙を通った液(原水)は、未処理のまま第2エンドキャップ18を越えて濃縮水室42に移動することが防止される。
第1エンドプレート12の透過水出口22には、アダプター30が貫通されている。アダプター30の一端部31は、筒状ケース11の外部に位置しており、図示していない透過水取出管に接続される。アダプター30の中間付近(透過水出口22内)には、ゴム製のOリング34が嵌め込まれており、Oリング34により水密性が高められている。
アダプター30の一端部31は、集水管16の開口部側に挿入されている。アダプター30の一端部31側には鍔33が設けられており、鍔33は筒状の第1エンドキャップ17に当接され、当接部19はエポキシ樹脂系接着剤等の接着剤により接着されている。このように鍔33と第1エンドキャップ17とを固着することにより、集水管16から透過水が漏れ出て、濃縮水室40にて透過水と濃縮水が混合することが防止される。
集水管16の端部16aは、嵌め込まれて接着固定されたプラグ45で閉塞され、他端部はアダプター30を介して第2エンドプレート13に支持されているので、集水管16により膜エレメント15が支持されている。なお、第1エンドキャップ17から突き出した部分の集水管16には、集水口は設けられていない。
図1の膜モジュール10では、アダプター30を用いずに、集水管16の長さを延長して、直接透過水出口23に通し、更に透過水取出管と接続するようにしてもよい。このとき、透過水出口23に位置する集水管16にはOリング34を嵌め込み、第2エンドキャップ18と接する部分には鍔33を設けることができる。
次に、本発明のスパイラル型膜モジュールの濾過運転方法について説明する。原水は、原水供給管25から原水室41内に供給される。
集水管16から吸引することにより、原水室41内の原水は第1エンドキャップ17の孔を通り、膜エレメント15内のスペーサー部分を流れ、この過程で袋状平膜にて濾過される。
濾過液(透過水)は、スリット状の集水口から集水管16内を通り、アダプター30に入り、そのままアダプター30内を通って、端部31に接続された透過水取出管から取水される。そして、濃縮水は濃縮水室42に溜められ、適宜、濃縮水排出管26から排水され、必要に応じて原水タンクに戻され、再度、濾過処理される。
この濾過過程において、アダプター30は、一端部31が集水管16と接続され、他端32が透過水出口23を貫通しているため、従来技術のように、集水管とアダプターの一端部が接続され、アダプターの他端部とエンドプレートの透過水出口が接続されている場合のように、接続部分から透過水が漏れることがない。更に第2エンドキャップ18とアダプター30の鍔33が当接部19にて接着されているため、当接部19から透過水が漏れて、濃縮水室42内に入ることもなく、漏水の防止効果がより高められている。
スパイラル膜モジュールの縦断面図。 図1のスパイラル膜モジュールの組立説明図。
符号の説明
10 スパイラル膜モジュール
11 筒状ケース
12 第1エンドプレート
13 第2エンドプレート
15 膜エレメント
16 集水管
30 アダプター


Claims (2)

  1. 両端開口部がエンドプレートで閉塞された筒状ケースと、
    前記筒状ケース内に収容され、中心部に集水管が配置された筒状の膜エレメントを有しており、
    一方のエンドプレートは原水入口となる少なくとも1つの貫通孔を有しており、他方のエンドプレートは、少なくとも2つの貫通孔を有し、一方の貫通孔が濃縮水出口で、他方の貫通孔が透過水出口となるものであり、
    前記集水管の端部又は前記集水管の端部と接続されたアダプターが、前記透過水出口を通され、前記他方のエンドプレートの外側で透過水取出管と接続されている、スパイラル型膜モジュール。
  2. 前記アダプターが、少なくとも1つの鍔を有しており、前記鍔が筒状の膜エレメントの端面に当接されており、前記当接面が接着されている、請求項1記載のスパイラル型膜モジュール。


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