JP2006279956A - マルチレベル変調方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信号対雑音比を低減することにより、広い磁界領域内で読み取り可能なトランスポンダを実現するための新規の装置及び方法を提供する。
【解決手段】振幅変調により読取器(2)からトランスポンダ(4)に放出される情報を復調する方法に関し、本方法は、 − トランスポンダ(4)のスレーブ電圧(V)の変動を閾値と比較し、この比較の結果を指定の変調レベルスキップ値に変換するステップ、及び − このスキップを直前の第1の変調レベルに加え、第2の変調レベルを決定するステップを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、固定局(読取器)と、読取器が放出する電磁界に配置された非接触トランスポンダ(カード、ラベル)との間の情報交換のための技術に関する。
具体的には、本発明は、読取器が放出する変調をトランスポンダにおいて復調する方法に関する。
図1Aに示すように、読取器2は無線周波数磁界を放出し、この磁界は、まずトランスポンダ4によってその電源電圧の生成に利用され、次いで情報交換に利用される。従来、読取器2は、この磁界の振幅変調(振幅偏移電鍵操作又はASK)により送信する。
図1Bに、伝送を所望するビットの値の関数として固定局が放出する磁界を示す。
固定局2とトランスポンダ4との間で交換される情報の伝送速度は、変調信号の周波数を増大させるか又は変調振幅レベルの数を増加させることによって増大させることができる。
本出願の出願時において、時間分解能の高いシングルビットアナログ−デジタル変換器を利用したマルチレベル復調法が未公開の特許文献1に開示されている。
図2A〜2Cは、上記特許文献1に規定されたこのシングルビット変換器の動作を簡単にまとめたものである。これらの図面では、
− Hは、読取器によって変調された磁界を表す(図2A)。
− Vは、トランスポンダ4の積分器によって供給される制御電圧であり(図2B)、この電圧の振幅は、磁界H、つまり伝送されるデータの振幅レベルを表す。
− S(V)は、トランスポンダの制御ループの制御電圧Vの変動の符号である(図2C)。
符号信号S(V)は、固定局2によって放出された情報を見つけるために使用される信号である。
この方法では、アナログ/デジタル変換器(トランスポンダ4の復調器)のスレーブ電圧の変動の方向を利用して、変調レベルを決定する。
同一のビット列S(V)の長さを閾値と比較することにより、現行の変調レベルと直前の変調レベルとの差の値に関する情報が得られる。
仏国特許出願第0310928号明細書
この方法では、信号対雑音比が高すぎるので、トランスポンダは極めて狭い磁界領域内でしか読むことができない。
従って、このような感度及び範囲に関する問題を解決する、新規の装置及び方法を見つけることが課題となる。
本発明は、レベル数Nが2以上である場合の、読取器によって変調されてトランスポンダに送信された信号振幅を復調する方法を提供する。
本発明はまず、振幅変調により読取器からトランスポンダに放出された情報を復調する方法に関し、本方法は、
− トランスポンダのスレーブ電圧の変動を閾値と比較し、この比較の結果を指定の変調レベルスキップ値に変換するステップ、及び
− 第1の直前の変調レベルに前記スキップを加えることにより、第2の変調レベルを決定するステップ
を含む。
閾値を、各変調レベルに関連付けることもできる。
閾値を予め記憶させてもよい。
本発明によれば、使用される装置に適用する値を、閾値の理論値の代わりに、記憶手段又は閾値参照表、例えばコンパレータ参照表に記憶させることができ、これにより、1つのレベルから別のレベルへのスキップの差に起因する非線形性を補正することができる。
各信号を読取器からトランスポンダに送信する前に、全ての変調レベルについて、全ての可能なスキップを含むプリアンブルを送信することができる。
閾値は、直前のステップの間に設定することができる。例えば、可能なスキップ全てを含む信号を送信し、トランスポンダが対応する値を測定して、全てのレベルについて、実際のスキップ全てと、参照表中に記憶されている全ての閾値との、一対一の対応を確立することができる。
例えば、4のレベルに対して6つの可能な閾値(−3、−2、−1、+1、+2、+3)がある。理論的には、これらの全ての閾値は、各レベルで同一である。しかし、実際は全く異なっている。閾値は、システムの非線形性によって1つのレベルから別のレベルに変動する。つまり、第1のレベル、例えばレベル2から+1変位は、第2のレベル、例えばレベル0を始点とする+1の変位と必ずしも同じ振幅を有していない。結果として、復調の際にエラーが生じる。
よって、全ての可能なスキップの実際の値を見つけ、実際の閾値を決定することを試みる。
例えば4レベルの場合、表は6の閾値(1レベルあたり6つの値)ではなく24の値を含む。
更に、全ての変位が可能という訳ではない。例えば、4レベルの場合も、直前のシンボルがレベル1であれば、許容されるのは、−1、+1、+2の変位のみである。従って、参照表には禁止値が存在する。
従って、本発明は、振幅変調により、読取器からRFIDカード又はラベル等のトランスポンダへ放出された情報を復調する方法にも関し、本方法は、復調器のスレーブ電圧の変動を閾値と比較するステップ、及びこれら閾値の値を物理的に測定する準備ステップを含む。
本発明はまた、振幅変調により、読取器からRFIDラベル等のトランスポンダに放出された情報を復調する装置に関し、本装置は、
− 前記変調の各レベルについて、そのレベルを始点とする、スレーブ電圧信号の変動に可能な値を記憶する手段、及び
− それに対応する、各遷移期における実際の変動を計算し、直前の信号レベルの関数として新規信号レベルを計算する手段
を備える。
本装置は、アンテナを形成する手段、アンテナ端末における負荷インピーダンス手段及び負荷インピーダンスの端末に電圧制御ループを形成する手段も備えることができる。
一実施形態によれば、制御形成手段は、アンテナ端末において電圧を整流する手段、及び整流手段の出力の関数としてインピーダンスを変更する制御手段を有することができる。
復調手段は、制御手段と整流手段との間にアナログ−デジタル変換器を備えてもよい。
説明をより明確にするために以下の語句を使用することに留意されたい。
− 使用されるシンボル: シンボルの数は、基地局2によって同時に放出されるビット数に関連する(図1A)。このビット数がNであれば、2個の異なるシンボルが必要となる。
− 変調レベルは、読取器2によって発生した電磁界のピーク値である。異なるシンボルの各々について少なくとも1つの変調レベルが必ず存在する。変調レベルは、(2−1)から0にコード化される。
− スキップは、符号付きの数(+d又は−d、dは自然数)であり、シンボルTの変調レベルとシンボルT(n+1)の変調レベルとの差を示す。
− シンボル期間は、読取器とトランスポンダの間のシンボルの搬送時間である。
図3A及び3Bに、2ビットからなるシンボルの記録を示す。この場合、4つの異なる変調レベルが使用されている。
本発明によれば、各変調レベルからの可能な変位又はスキップはいずれも、例えばいわゆるプリアンブル信号(図6を参照して一実施例を後述する)を利用して、予め特定されて記憶されており、これは各変調レベルを始点とする全ての可能なスキップを含んでいる。
従って、実際の変動レベル又は実際のスキップは、各変調レベルを始点として特定され、閾値がこれら実際のスキップの各々に割り当てられる。
許容される可能なスキップの最大値は、可能なスキップの範囲外で測定される正のスキップに割り当てられる。許容される可能なスキップの最小値は、可能なスキップの範囲外で測定される負のスキップに割り当てられる。
例えば、図4に、本発明による復調方法を示す。
a)第1のステップでは、符号信号Vを低域フィルタにかける(ステップS1)。この符号信号は図2Cに例示されている。
b)フィルタリングされた信号の各値を閾値と比較して、検出磁界の変動を決定する。(ステップS2)
c)スキップの変動及び直前のレベルから受信したレベルを計算する(ステップS3)。
従って、信号の振幅変調により、読取器からトランスポンダに送信された情報を復調する本発明の方法は、
− 前記変調の任意のレベルからの各スキップについて、そのレベルを始点とする可能な変動値を特定すること、及び
− スキップを決定し、次いで直前の変調レベル及びスキップ値の関数として新規変調レベルを計算すること
を含むことができる。
本発明による方法は、例えばフィルタを利用して、トランスポンダ内でデジタル式に実施することができ、フィルタの出力は、例えば図5Bに示すような装置へと送信される。
図5Aに、受信アンテナを形成する手段10、整流回路を形成する手段12、アナログ−デジタル変換器を形成する手段16及び制御手段14を備えるトランスポンダ装置4の一部を示す。
前記制御手段は、負荷インピーダンス11の制御電圧を生成する。
デジタル処理回路18は、伝送されたデータを表すデジタル信号を供給する。
nビット変換器16は、整流手段12と制御手段14との間の制御ループに配置されている。変換器16は、好ましくはシングルビット変換器(n=1)であり、単純なコンパレータを有していてよい。これにより、構成要素の数が最小限となる、極めて低い分解能が得られ、これはその後、固定局2によって伝送されたデータの周波数よりもずっと高いオーバーサンプリング周波数で変換器16をクロッキングすることにより、高い分解能によって補償される。
例えば、オーバーサンプリング周波数は、変換器16へのクロック入力にクロック信号Cを出力するクロック回路によって決定することができる。例えば、200kHzのオーダーのデータ周波数に対し、オーバーサンプリング周波数は、有利には10〜20MHzである。
変換器16のデジタル出力信号は、固定局2によって伝送されたデータの回復に必要な情報を含み、このデジタル信号はそのままでは使用できない。
従って、制御回路14に接続される変換器16の出力をデジタル処理回路18の入力に接続し、デジタル処理回路が復調されたデータをNビットで提供する。
図5Aにおける携帯可能な装置部分の復調回路の動作を、図2A及び2Bに示す信号によって示す。この場合、アンテナ10の端末におけるAC電圧Vacの制御ループに含まれる低分解能のアナログ−デジタル変換器16は、オーバーサンプリング周波数でビット列を出力する単純なコンパレータからなっている。制御回路14は、変換器16のNビットの出力信号を表すアナログ電圧信号Vcを出力する積分器を備える。
例えば、この信号は、手段16の出力が1に等しい場合、上向きの電圧傾斜の形状であり、この出力がゼロに等しい場合は下向きの電圧傾斜の形状である。従って、制御手段14の出力で得られる制御電圧Vが一定になることはない。よって、制御ループが平衡である遷移期の後では、制御電圧Vは鋸歯形状であり、その平均レベルは起電力のレベルに比例する(図2B参照)。つまり、平均値は固定局2によって放出された磁界のレベルに比例しており、従ってこの固定局2によって伝送されるデータを表している。
図2A及び2Bに示す実施例では、磁界Hは、時間t〜tで変動する。この磁界Hの振幅レベルの変化によって、起電力のレベルに変化が生じ、その結果、アンテナ10及び負荷インピーダンス11の端末に生じるAC電圧Vacの変動が速まる(時間tで減少し、時間t、t及びtで増加する)。
この実施例では、磁界Hのレベルの低下によって、スレーブ期間中よりも長い連続するゼロの列が放出され、これが制御電圧Vの平均振幅の減少を招いている。同様に、放出された磁界のレベルの増加によって、スレーブ期間中よりも長い連続する「1」ビットの列が放出され、制御電圧Vの平均振幅の増大を招いている。連続する0又は1ビットの数は、起電力のスキップの振幅により増加する。
従って、変換器16のデジタル出力信号は、磁界Hによって発生するemfのレベルの変動の符号及び振幅を表す情報、つまり、起電力又は磁界の包絡線の導関数を表す情報を含む。従って、デジタル処理回路18は、少なくとも1つのデジタル積分機能を有する。制御回路14及び/又はデジタル処理回路18の積分機能は、積分器及び/又は低域フィルタを利用して実施できる。
よって、図5Aの制御ループはアナログ変換の一部を同時に実行し、これにより、アセンブリがよりコンパクトになる。更に、携帯可能な装置部分の移動によって起こる平均磁界のゆっくりとした変動の作用は、変換器16の出力情報が磁界の包絡線の導関数を表すという事実により弱まる。従って、平均磁界のゆっくりとした変動は雑音として処理され、復調を妨げることはない。
図5Bに、各レベルについて変位の閾値を計算することを利用した本発明によるマルチレベル復調(多値復調)のための装置の例示的一実施形態を示す。
このような装置は、フィルタ40(デジタル処理ブロック18の入力に配置されている、図5B)の出力を、閾値表80の閾値出力と比較する手段50を備える。
例えば、この閾値表は、図6に示すような可能な変位を全て有する位相又はプリアンブルの間に供給される。補正された変位又は許容できる変位の組は、これらの可能な変位の組と関連付けられている。
手段60は加算手段であり、番号70はレジスタを表す。
作動中、動作周波数はシンボル周波数である。時間tn+1において、時間tの間の変調レベルの値が閾値表80にアドレスする。従って、この値により、時間tについて以前に計算された変調レベルが得られる。
更に、フィルタ40の出力が表80に含まれる閾値と比較され、コンパレータ50の出力は、前述の論理を利用してスキップdep(tn+1)を供給する。このスキップは時間(t)に加算され、これにより時間tn+1において受信されたレベルが得られる。
図7に、処理の各ステップ中に得られる信号を示す。
− Bは、変換器16の出力における信号を表す。
− Firは、フィルタの出力を表す。
− Endtsは、シンボル期間を表す。
− Depは、検出された磁界の変動を表す。
− Nivは、トランスポンダによって検出された磁界を表す。
フィルタの出力Firを、シンボル周波数を表す各パルスEndtsの閾値と比較する。するとスキップDepが得られ、このスキップDepから変調レベルNivが推定される。
一実施例を用いて本方法を説明する。
この実施例は、4レベル変調(4値変調)に関し、レベルは0〜3により表される。この実施例を、図8及び9に概略的に示す。
可能な相対変位又は異なるレベルを始点とするスキップは、
− レベル0を始点とする場合:+1(レベル0→1)、+2(レベル0→2)、+3(レベル0→3)
− レベル1を始点とする場合:+1(レベル1→2)、+2(レベル1→3)、−1(レベル1→0)、
− レベル2を始点とする場合:+1(レベル2→3)、−1(レベル2→1)、−2(レベル2→0)、
− レベル3を始点とする場合:−1(レベル3→2)、−2(レベル3→1)、−3(レベル3→0)
である。
従って、4レベル変調に対して必要なのは、6つの閾値(+1、+2、+3、−1、−2、−3)のみである。新規変調レベル、ひいては読取器によって放出されたシンボル値は、直前のレベルが分かっていれば、フィルタの出力をこれらの6つのレベルと比較することによって計算することができる。
スキップは次のように計算することができる。
− フィルタ>閾値(+3)であれば、スキップ=+3、
− 或いは、閾値(+3)>フィルタ>閾値(+2)であれば、スキップ=+2、
− 或いは、閾値(+2)>フィルタ>閾値(+1)であれば、スキップ=+1、
− 或いは、閾値(+1)>フィルタ>閾値(−1)であれば、スキップ=0、
− 或いは、閾値(−1)>フィルタ>閾値(−2)であれば、スキップ=−1、
− 或いは、閾値(−2)>フィルタ>閾値(−3)であれば、スキップ=−2、
− 或いは、スキップ=−3
である。
前述のように、各レベルの閾値は同一ではなく、必ずしも線形的に分散しておらず、トランスポンダ内の変換器は完全に線形ではない。つまり、各レベルが3つの可能なスキップしか有していないことは考慮に入れられていない(+ゼロスキップ)。
前述のように、本発明によれば、非線形の欠陥をなくすため、許容できる各スキップに特有の閾値を、各レベルに対して予め計算することができる。
例えば、読取器2とトランスポンダ4との間の処理は、全ての可能なレベルに対して存在する全ての相対的スキップを含むように規定されたプリアンブルにより開始される。
よって、トランスポンダは、この位相の間に全ての実際のスキップ閾値を規定することができる。
図6に示すのは、各レベルに固有のスキップ閾値を特定するための、トランザクションの前に読取器2によって放出される4レベル変調の場合のプリアンブルの実施例である。
表1に、各Tのレベル(n)について計算された閾値を示す。
Figure 2006279956
結果として上記表中の12の係数が示された(4つの各レベルに対して3つの係数)。
この表を以下のように拡大し、各レベルで禁止されるスキップを考慮に入れることができる。
− 禁止された正のスキップに対し、フィルタ計算の可能な最大値を適用。
− 禁止された負のスキップに対し、フィルタ計算の可能な最小値を適用。
この結果、24の係数を含む表が得られる(4つのレベルの各々について6つの閾値)。
閾値(T)は、時間Tにおける計算された閾値又は許容される閾値を表す(表1及び図7を参照)。
従って、上記方法の適用により、以下の表2が得られる。
Figure 2006279956
フィルタを9ビットで計算した場合、−256閾値が禁止され、それに最低のレベルが割り当てられる。また、+255閾値が禁止されて、それに最高のレベルが割り当てられる。
ここに提案されるデジタル変調によって、図5Aに示すように(変換器16の入力とデジタル処理回路18の入力との間に)配置されたシグマデルタ変換器20の出力を効果的に利用できるようになる。このような変換器は、変換器16によって発生した数量化の雑音による影響を低減させることにより、復調の分解能を増大させる。
更に、マルチレベル(レベルの数が3以上)の場合、異なる閾値のレベルによる管理、及び禁止されたスキップの管理(又は補正)により、信号対雑音比が著しく改善され、復調の質が向上する。
本発明によるシステムは、1.18μsのシンボル期間で、1シンボル(つまり、1シンボルあたり2ビット)あたり4のレベルを用いて作製された。このようなシステムは、1.7Mビット/秒でのデータ伝送に用いられている。
読取器−トランスポンダシステム、及び伝送しようとするビット値の関数として固定局によって発生した磁界を示す。 復調技術を示す。 シンボルの列とそれに対応する変調レベルを示す。 本発明による方法の異なるステップを示す。 本発明による装置を示す。 プリアンブルの一実施例を示す。 本発明による処理の異なるステップで得られる信号を示す。 本発明による4レベルシステムを示し、フィルタ出力と閾値との比較の結果を示す。 本発明による4レベルシステムを示し、フィルタ出力と閾値との比較の結果を示す。
符号の説明
2 読取器
4 トランスポンダ
10 アンテナ端末
11 負荷インピーダンス
12 整流手段
14 制御手段
16 アナログ−デジタル変換手段
18 デジタル処理回路

Claims (9)

  1. 振幅変調により、読取器(2)からトランスポンダ(4)に放出される情報を復調する方法であって、
    − トランスポンダ(4)のスレーブ電圧(V)の変動を閾値と比較し、この比較の結果を、指定の変調レベルスキップ値に変換するステップ、及び
    − 前記スキップを第1の直前の変調レベルに加えることにより第2の変調レベルを決定するステップ
    を含む方法。
  2. 前記閾値を各変調レベルと関連付けることができる、請求項1に記載の方法。
  3. 許容できる閾値を予め記憶する、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 読取器(2)からトランスポンダ(4)へ各信号を送信する前に、全ての変調レベルについて、可能なスキップを全て含むプリアンブルを送信するステップを含む、請求項3に記載の方法。
  5. 各スレーブ電圧レベルに対し、新規スレーブ電圧(V)を、直前の電圧レベル及び指定の変動値の関数として計算することを含む、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 振幅変調により、読取器からトランスポンダに放出される情報を復調する装置であって、
    − 前記変調の各レベルを始点として、このレベルのスレーブ電圧信号に可能な変動値を記憶する手段(80)、及び
    − これに対応する、各遷移期間に可能なレベルスキップを計算し、直前の信号レベルの関数としてスレーブ電圧信号レベルを計算する手段(50、60、70)
    を備える装置。
  7. アンテナを形成する手段(10)、アンテナ端末における負荷インピーダンス手段(11)、及び負荷インピーダンスの端末に電圧制御ループを形成する手段(12、16、14)を更に備える請求項6に記載の装置。
  8. アンテナ端末の電圧を整流する手段(12)、及び整流手段(12)の出力の関数としてインピーダンスを変更する制御手段(14)を更に備える、請求項7に記載の装置。
  9. 制御手段(14)と整流手段(12)との間にアナログ−デジタル変換手段(16)を含む変調手段を更に備える、請求項8に記載の装置。
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