JP2006279888A - ミラー制御回路および光空間伝送装置 - Google Patents

ミラー制御回路および光空間伝送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】低コストな回路構成で、偏向角可変ミラーの共振振動を高速に抑制することが可能なミラー制御回路およびそのミラー制御回路を搭載した光空間伝送装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係るミラー制御回路は、MEMSミラー112の偏向角を制御するための制御信号を生成する制御回路114と、MEMSミラー112の共振振動をキャンセルするための補償信号を生成し、制御信号の変化点近傍位置に補償信号を付加した駆動信号を生成して、MEMSミラー112に出力する駆動回路113とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ミラー制御回路および光空間伝送装置に関し、詳細には、偏向角可変ミラーを駆動するミラー制御回路およびそのミラー制御回路を搭載した光空間伝送装置に関する。
自由空間を介して光信号を伝送する光空間通信は、光通信の特徴である高速大容量伝送が可能であることに加えて、電波の利用が制限される領域での利用が可能であること、光ファイバの布設などの大規模な工事を伴わずに簡便に通信路の開設が可能であること等の多くの利点を有している。
光空間伝送により毎秒数百メガビット以上の高速信号を伝送する場合、受光素子が小型となり、また受光感度も低くなるため光ビームの指向性を高める必要がある。そのため、光空間伝送装置においては、装置の傾きや装置に加わる振動などの影響に対しても、光ビームが装置から外れることなく通信が継続するように光自動追尾機能が必要である。
光空間伝送装置は、離れた二地点間で通信を行う二台の装置が対向して配置されており、相手装置から送信された光信号の受光位置を検出し、検出結果を相手装置の光信号の出力方向を制御する偏向系にフィードバックする。偏向系は、例えば、モータによりミラーやレンズを駆動する駆動機構で構成される。受信側も偏向系を有しており、同様に制御され、送受両装置間で光自動追尾が実現される。
偏向系は、水平・垂直のそれぞれの方向に対して必要であるため、上述のような駆動機構で偏向系を構成する場合には、装置の大型化・調整の工程の複雑化・コスト的に高価となるといった問題があった。また、レンズは質量が大きいため、偏向速度をあまり早くすることができず振動耐力も限定的となる。このため、ビル間通信など適用範囲も限定的となる。
近年、MEMS(Micro−Electro−Mechanical Systems)と呼ばれる半導体プロセスで製造された微小ミラー(以下、「MEMSミラー」と称する)による光ビーム自動追尾方式が提案されている(例えば、特許文献1参照)。MEMSミラーは外部からの信号によりMEMSミラーの偏向角を制御することができ、またkHzオーダの高い共振周波数を有している。したがって、従来のレンズやミラーをモータで駆動する方式に比べ小型化・高速応答が可能である。
しかしながら、MEMSミラーは、機械的共振周波数は高いものの、Q値(尖鋭度と呼ばれる振動の減衰に関連する値)が高いため、機械的振動が整定するまで時間が長く、これを光自動追尾にそのまま用いた場合、MEMSミラーの本来の持つ高速応答性を有効に利用することができないという問題がある。
MEMSミラーの機械的共振の影響を低減するために、MEMSミラーの機械的共振に対応した周波数成分を、フィルタ回路でMEMSミラーの駆動信号から除去する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、同文献の方法では、フィルタ回路を使用するため、回路構成が高価かつ大規模化するという問題がある。
特開2004−80253号公報 特開2004−219469号公報、図5
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、低コストな回路構成で、偏向角可変ミラーの共振振動を高速に抑制することが可能なミラー制御回路およびそのミラー制御回路を搭載した光空間伝送装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、偏向角が可変であり、かつ共振特性を有するミラーの偏向角を制御するミラー制御回路において、前記ミラーの偏向角を制御するための制御信号を生成する制御信号生成手段と、前記ミラーの共振振動をキャンセルするための補償信号を生成し、前記制御信号の変化点近傍位置に前記補償信号を付加した駆動信号を前記ミラーに出力して駆動する駆動手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、伝送対象となる信号によって変調された光ビームを出射する光源と、偏向角が可変であり、前記光源から入射する前記光ビームを反射し、かつ共振特性を有するミラーと、前記ミラーで反射された前記光ビームを受光する受光素子と、前記ミラーで反射された光ビームの入射位置を検出する光位置検出器と、前記光位置検出器によって検出された入射位置に基づいて、前記ミラー偏向角を制御するための制御信号を生成する制御信号生成手段と、前記ミラーの共振振動をキャンセルするための補償信号を生成し、前記制御信号の変化点近傍位置に前記補償信号を付加した駆動信号を前記ミラーに出力して駆動する駆動手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係るミラー制御回路によれば、制御信号生成手段は、偏向角可変ミラーの偏向角を制御するための制御信号を生成し、駆動手段は、偏向角可変ミラーの共振振動をキャンセルするための補償信号を生成し、制御信号の変化点近傍位置に記補償信号を付加した駆動信号を偏向角可変ミラーに出力して駆動することとしたので、制御信号に偏向角可変ミラーの共振振動をキャンセルするための補償信号を付加するだけで、高速に偏向角可変ミラーの共振振動を抑圧することができ、低コストな回路構成で、偏向角可変ミラーの共振振動を高速に抑制することが可能なミラー制御回路を提供することが可能となる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るミラー制御回路および光空間伝送装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。以下では、本発明に係るミラー制御回路を光空間伝送装置に適用した実施の形態を一例として説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではなく、また、実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせのすべてが発明の解決手段に必要であるとは限らない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものまたは実質的に同一のものが含まれる。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る光空間伝送装置100の概略構成を示す図である。ここでは、光空間伝送装置100として、送信装置から受信装置に対して一方向に主信号を伝送するシステムを例示して説明する。
光空間伝送装置100は、図1に示すように、送信装置110と受信装置120とを備えている。送信装置110は、伝送対象となる信号によって変調された光ビームを出射する光源111と、偏向角が可変であり、光源111から入射する光ビームを反射するMEMSミラー112と、MEMSミラー112の共振振動をキャンセルするための補償信号を生成し、制御信号の変化点近傍位置に補償信号を付加した駆動信号をMEMSミラー112に出力して駆動する駆動回路113と、入射位置信号に基づいてMEMSミラー112の偏向角を制御するための制御信号を生成する制御回路114と、受信装置120から入射位置信号を受信して制御回路114に出力する制御信号受信器115とを備えている。
受信装置120は、MEMSミラー112で反射された光ビームを受光する受信器121と、MEMSミラー112で反射された光ビームの入射位置を検出して、入射位置信号を出力する光位置検出器122と、光位置検出器122で検出された入射位置信号を送信装置110に送信する制御信号送信器123とを備えている。
なお、実際のMEMSミラー112の特性は偏向方向によって異なるため、駆動回路113および制御回路114については2軸分の回路が必要となるが、原理は同様であるので、図1においては、説明の簡単のため1軸分のみを図示している。
上記構成の光空間伝送装置100の動作を説明する。送信装置110では、伝送すべき送信信号201が光源111に入力し、光源111を変調して光信号に変換する。変調された光信号は、MEMSミラー112に入射して反射されて、その伝播方向が2軸方向において偏向され、光ビーム202となって受信装置120に出力される。
受信装置120では、送信装置110から入力する光ビーム202の一部が受信器121および光位置検出器122に入力される。受信器121では、入力する光ビーム202が受信信号203として出力される。また、光位置検出器122では、入力する光ビーム202の入射位置を検出して、入射位置信号204として制御信号送信器123に出力する。制御信号送信器123は、入力される入射位置信号204を伝送手段130を介して送信装置110に送信する。
送信装置110では、制御信号受信器115は、受信装置120から入力される入射位置信号204を受信して、制御回路114に出力する。制御回路114は、入力される入射位置信号204に基づき、光ビーム202の偏向角が所定の角度となるように制御するための制御信号205を生成して、駆動回路113に出力する。
駆動回路113は、制御信号205の波形に応じて、MEMSミラー112で発生する共振振動を抑圧するための補償信号を生成し、さらに、制御信号205の変化点近傍位置に補償信号を付加した駆動信号206を生成してMEMSミラー112に出力して、MEMSミラー112を駆動する。
上記伝送手段130としては、制御信号送信器123と制御信号受信器115間で通信される信号は低速の信号であるため、例えば、電力線、LANなどの有線技術、光・音波・電波などの無線技術を用いることができる。なお、本実施の形態では、主信号を一方向に伝送する場合を仮定しているが、双方向に伝送するシステムにおいては、制御信号205を例えばTDM(時間分割多重)などにより、主信号に多重して伝送することにしてもよい。
図2は、図1の駆動回路113の具体的構成例を示す図である。駆動回路113は、図2に示すように、補償パルス210を生成して遅延回路142に出力する補償パルス生成回路141と、入力される補償パルス210を遅延させて、補償信号210として合成回路144に出力する遅延回路142と、制御回路205から入力される制御信号205を遅延させて遅延制御信号212として合成回路144に出力する遅延回路116と、遅延制御信号212と補償信号210とを合成して駆動信号207を生成し、MEMSミラー112に出力する合成回路144とを備えている。
図3を参照して、駆動信号207および制御信号205について説明する。図3は、駆動信号207および制御信号205を説明するためのタイミングチャートの一例である。ここでは、制御信号205の一例としてステップ波形を使用した場合を説明する。ステップ波形は制御をデジタル処理で行なう場合に一般的な波形であり、ステップ波形の振幅はMEMSミラー112の偏向角の変化量を示している。
図3において、制御信号205でMEMSミラー112を駆動した場合に発生する共振振動をキャンセルするために、補償信号211の形状および制御信号205との時間間隔t2を所定の値に設定する必要がある。この時間間隔t2に合わせて、制御信号205を遅延制御信号212のように所定時間t1だけ遅延させる。
補償信号211として、例えば矩形波を用いる場合、所定のパルス幅T1およびパルス振幅P1を有する補償信号211を生成する。駆動信号207は、上述したように、遅延制御信号212に補償信号211を付加(合成)して生成する。
以下、補償信号211について詳細に説明する。例えば、補償信号211と制御信号205の振幅を同一に選んだ場合、fMEMSをMEMSミラー112の共振周波数として、パルス幅T1を1/(6fMEMS)、時間間隔t2を1/(4fMEMS)に設定する。
以下では、MEMSミラー112の伝達関数に基づいて補償信号211がMEMSミラー112の共振振動を抑圧する原理について説明する。MEMSミラー112の駆動信号207とMEMSミラー122の傾斜角との伝達関数は、一般に下記式(1)で表すことができる。
Figure 2006279888
上記式(1)において、ωMEMS(=2πfMEMS)はMEMSミラー112の共振角周波数、QMEMSはMEMSミラー112のQ値、αは比例係数、sはラプラス演算子である。ωMEMS、QMEMS、αは回転2軸において異なる値となるが、共振抑圧の原理は同じである。
以下の説明では計算の簡略化のため、上記式(1)が直流において「1」となるように規格化し、α=ωMEMS 2として扱うものとする。すなわち、MEMSミラー112は「1」の直流駆動信号に対して傾斜角度が「1」変化するものとする。実際には、使用するMEMSミラー112の特性に基づいた比例係数を乗じればよいので、一般性を失うものではない。
MEMSミラー112をステップ駆動した場合の応答Rstp(t)は、上記式(1)に単位ステップ関数をラプラス変換した1/sを乗じてラプラス逆変換を行なうことにより、下記式(2)で表すことができる。
Figure 2006279888
上記式(2)において、L-1[ ]はラプラス逆変換、tは時間を示している。括弧[ ]内を部分分数に展開して、さらに変形すると、下記式(3)のように表すことができる。
Figure 2006279888
上記式(3)において、QMEMSは、通常、数十程度であるので、1−1/4QMEMS 2=1と近似すると、上記式(3)は下記式(4)のように表すことができる。
Figure 2006279888
したがって、Rstp(t)は、上記式(4)をラプラス逆変換して下記式(5)のように表すことができる。
Figure 2006279888
上記式(5)において、u(t)は、単位ステップ関数を示している。1/2QMEMS<<1より右辺第3項は無視でき、Rstp(t)は、下記式(6)のように表すことができる。
Figure 2006279888
上記式(6)において、右辺第1項のu(t)は、駆動波形に追従した応答を示し、第2項はMEMSミラー112の共振振動による共振振動の成分を示している。次に、補償信号211に対するMEMSミラー112の応答Rpls(t)を算出する。Rpls(t)は、矩形のラプラス変換を求め、上記式(1)に乗じてラプラス逆変換を行なうことにより算出することができる。矩形の振幅をp、パルス幅をTとすると、ラプラス変換は、下記式(7)のように表すことができる。
Figure 2006279888
従って、Rpls(t)は下記式(8)のように表すことができる。
Figure 2006279888
さらに、上記式(2)と同様にして、Rpls(t)は下記式(9)のように表すことができる。
Figure 2006279888
上記式(9)において、パルス幅Tを共振周期程度の時間とし、さらにパルスの中心を原点とする時間t‘=t−T/2を用いて変形すると、下記式(10)のように表すことができる。
Figure 2006279888
上記式(9)と上記式(10)の時間の原点はT/2だけ異なっているが、ωMEMS・T/QMEMS<<1であるので、下記式(11)のような関係を導出することができる。
Figure 2006279888
従って、パルス幅Tを2P・sin(ωMEMST/2)=1となるように設定し、また時間間隔207を1/(4fMEMS)と設定することにより、Rpls(t)は、Rstp(t)の右辺第2項、つまりMEMSミラー112の共振振動成分をキャンセルすることが分かる。補償パルスの振幅を「1」とした場合は、パルス幅Tを1/(6fMEMS)に設定すればよい。
図4は、駆動信号207の他の例を説明するためのタイミングチャートである。上記実施の形態では、図3に示したように、制御信号205を遅延させた遅延制御信号212に、補償信号211を付加する場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。上記式(6)と上記式(10)より、図4に示すように、例えば、制御信号205に、図3とは逆向きの補償信号211を付加した駆動信号207についても同様の効果を得ることができる。この場合の時間間隔t3は、上記t2と同様に、1/(4fMEMS)となる。これによれば、制御信号205を遅延させる必要が無いため、より高速応答性に優れ、また、遅延回路が不要となり駆動回路を低コストな構成とすることができる。
つぎに、図5を参照して、補償信号を使用した場合のMEMSミラー112の共振振動の抑圧効果について説明する。図5は、ωMEMS=2π・100、QMEMS=100とした場合に、MEMSミラー112のミラー傾斜角度をMEMSミラー112の運動方程式の数値解析より算出した結果を示した図である。
図5−1は、補償信号が無い場合の駆動波形とMEMSミラー112の応答波形、すなわち、制御信号205に対する応答を示した図である。図5−1に示すように、応答波形は、制御信号205のステップ波形の立ち上がり部分で共振振動が発生している。
図5−2は、補償信号のみによる駆動波形とMEMSミラー112の応答波形、すなわち、補償信号209に対する応答を示した図である。図5−2に示すように、応答波形は、図5−1の共振成分と逆位相で共振振動している。
図5−3は、制御信号に補償信号を付加した場合の駆動波形とMEMSミラー112の応答波形、すなわち、補償信号211を付加した駆動信号(本実施の形態の場合)に対する応答を示した図である。図5−3に示すように、応答波形は、共振振動が十分抑圧されており、本実施の形態の共振振動の抑圧方法が有効であることが確認された。
上記実施の形態では、補償信号として、実用上簡易な矩形波・振幅が駆動波形と同じ場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、他の波形の補償信号であってもMEMSミラー112の共振振動を抑圧することが可能である。また、制御信号として単一のステップ波形について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、他の駆動波形の制御信号を使用することにしてもよい。以下、補償信号および制御信号の他の例を説明する。
図6を参照して、補償信号の波形の他の例を説明する。図6は補償信号を他の波形とした場合に、上記図5と同様の条件でMEMSミラー112の応答特性の数値解析を行った結果を示している。
図6−1は、補償信号の振幅を2倍の矩形波にした場合のMEMSミラー112の応答波形、図6−2は、補償信号を三角波にした場合のMEMSミラー112の応答波形の解析結果を示している。図6−1および図6−2に示すように、補償信号の振幅を2倍にした場合および三角波とした場合のいずれの場合においても、共振振動が抑圧可能であることが確認された。特に、補償信号の振幅を2倍にした場合には、振幅「1」の場合に比して、補償信号の前端からステップ波形の立ち上がりまでの時間を短縮できる、すなわち、高速にMEMSミラー112を駆動できるという効果が確認された。
また、上記実施の形態では、制御信号として単一のステップ波形について説明したが、
本発明はこれに限られるものではなく、他の駆動波形の制御信号を使用することにしてもよい。図7を参照して、制御信号の波形の他の例を説明する。図7は制御信号を他の波形とした場合に、上記図5と同様の条件でMEMSミラー112の応答特性の数値解析を行った結果を示している。
図7に示すように、制御信号をデジタル制御において一般的に使用される段階的なステップ信号とした場合でも同様に共振振動の抑圧を行なうことができる。制御信号が段階的なステップ信号の場合には、単一ステップ信号の値「0」を各ステップにおける変化前の値とし、値「1」を変化後の値と置き換えることによって、単一のステップ駆動に対する場合と同様にして補償信号を求めることができる。
301〜305は各ステップに対応する補償信号のパルス部である。この例では、補償信号の振幅は、各ステップにおいて変化前の値と変化後の値の差とを同じにした例を示している。補償信号304、305は、補償すべき制御信号の波形が立下りのステップであるため、補償信号301〜303と逆方向の波形となっている。MEMSミラー112の応答波形は、共振振動を生ずることなく、制御信号によく追随した波形となっている。
つぎに、制御信号の他の例として三角波を使用した場合について説明する。送信装置110と受信装置120間で光ビーム202の調整が完了していない初期状態においては、MEMSミラー112を例えば三角波でスキャンして受信装置120の探査を行なう必要がある。MEMSミラー112を三角波で駆動した場合、波形の変化点において共振が発生するため、制御波形と実際のビームの位置がずれることになり、受信装置120の探査を正しく行なうことができないことが考えられる。
以下では、繰り返しの三角波で発生する共振振動を矩形波で補償する例について説明する。図8は、繰り返しの三角波の一例を説明するための図である。図8に示すように、繰り返しの三角波を、振幅「1」、繰返し周期「2・T1/2」とする。「0」〜「T1/2」の領域でのMEMSミラー112の応答Rtri(t)は、時間「0」以前において共振振動が抑圧されているとした場合の、時間「0」における状態を初期値とし、傾斜が三角波の「0」〜「T1/2」の領域の傾斜と同じであるランプ関数を駆動信号として求めることができる。上記式(6)と同様にQMEMSが十分大きい場合、近似的にRtri(t)は、下記式(12)のように表すことができる。
Figure 2006279888
上記式(12)において、右辺第二項が共振振動を示しており、三角波においては、正弦波となるので、補償信号は、時間「0」を中心にする必要がある。振幅p、パルス幅Tの矩形の補償信号を用いた場合、上記式(10)より、下記式(13)の関係を満たせば、Rtri(t)における共振振動をキャンセルすることができる。
Figure 2006279888
図9は、制御信号として三角波を使用し、補償信号として矩形波を使用した場合に、上記図5と同様の条件でMEMSミラー112の応答特性の数値解析を行った結果を示している。図9に示すように、共振振動が十分抑圧された応答波形を得ることができる。補償信号を使用しない場合に、共振振動成分を1%程度以下に抑えるためには、上記式(12)よりT1/2を1/fMEMSの50倍程度にする必要があるが、補償信号を用いることにより、1周期程度での非常に高速なスキャンが可能となる。
上記式(13)では、三角波の立ち上がり時間と立下り時間がともにT1/2である場合についての補償信号の条件を示しているがより一般化すると以下のようになる。制御信号が、時間に対して直線的に変化し、所定の時刻の前後においてその傾斜が異なる場合、その変化点における補償信号として、その中心が傾斜の変化する前記時刻と一致しており、また前記時刻の前後における傾斜をそれぞれα、β、またパルス幅をT、振幅をpとした場合、下記式(14)の条件を満たす矩形パルスを用いることによりその変化点における共振振動をキャンセルすることができる。図10は、時間的に傾斜が変化する場合の制御信号と、この制御信号に対する補償信号の一例を示す図である。
Figure 2006279888
なお、上記実施の形態では、補償信号として、単発的なパルスを使用する場合について説明したが、MEMSミラー112の共振周期に比して、その継続期間(補償信号期間)が短いパルス列を使用することにしてもよい。図11は、補償信号のパルス列の一例を示す図である。
以上説明したように、実施の形態1によれば、制御回路114は、MEMSミラー112の偏向角を制御するための制御信号を生成し、駆動回路112は、MEMSミラーミラー112の共振振動をキャンセルするための補償信号を生成し、制御信号の変化点近傍位置に補償信号を付加した駆動信号をMEMSミラー112に出力し、MEMSミラー112の偏向角を制御することとしたので、制御信号にMEMSミラー112の共振振動をキャンセルするための補償信号を付加するだけで、高速にMEMSミラー112の共振振動を抑圧することができ、低コストな回路構成でMEMSミラー112の共振振動を高速に抑制することが可能となる。
また、実施の形態1によれば、制御信号は、ステップ状に変化する信号からなり、補償信号は矩形パルスからなり、補償信号は、MEMSミラーの共振周波数をfMEMS、前記矩形パルスのパルス幅をT、制御信号のステップの振幅で規格化した矩形パルスの振幅をpとした場合に、矩形パルスの中心と制御信号がステップ状に変化する変化点との時間間隔が、略1/(1/4fMEMS)であり、かつ、2p・sin(π・fMEMST)≒1の条件を満たすこととしたので、実用上簡易なステップ状波形および矩形パルスを使用して、簡単な方法で、MEMSミラーの共振振動を抑制することが可能となる。
(実施の形態2)
図12は、実施の形態2に係る光空間伝送装置400の概略構成を示す図である。実施の形態2に係る光空間伝送装置400は、実施の形態1に係る空間伝送装置100において、補償信号の温度補正を行うための温度測定回路401を付加した構成である。図11において、図1と同等機能を有する部位には、同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
MEMSミラー112の共振周波数とQ値は温度によって変動する。すなわち、上述したステップ信号(制御信号)を、矩形の補償信号で補償する場合を例に挙げて説明すると、補償信号のパルス幅、パルス振幅、補償信号とステップ信号立ち上がりの時間間隔を一定とした場合、MEMSミラー112の温度変化による特性変動により、MEMSミラー112の共振を抑圧する効果が低減することになる。そこで、実施の形態2では、MEMSミラー112の共振周波数とQ値の温度による変動を考慮して、測定温度に応じた補償信号を生成することで、温度変動によらずに、MEMSミラー112の共振振動を効果的に抑圧する。
温度測定回路401は、MEMSミラー112の近傍の温度、すなわち、MEMSミラー自体の温度またはその周辺の温度を測定し、温度測定結果を、温度信号410として駆動回路402に出力する。駆動回路402は、温度測定回路401から入力される温度信号410に基づいて、当該温度においてMEMSミラー112の共振振動をキャンセルするような補償信号206を生成し、補償信号206を制御回路114から入力される制御信号205に付加して駆動信号105として、MEMSミラー112に出力する。駆動回路402は、例えば、温度とMEMSミラー112の共振周波数との関係を予めテーブルに格納しておき、入力される温度信号に応じてテーブルからMEMSミラー112の共振周波数を読み出して、当該共振周波数の振動をキャンセルするための補償信号を生成する。
なお、MEMSミラー112は半導体プロセスで形成されるため、MEMSミラー112と温度測定回路401とを同一の半導体基板上に実装(集積化)することにしてもよい。これによれば、温度測定回路402をMEMSミラー112の周囲に配置する構成に比して、温度測定精度を高くすることができ、また、小型化・部品点数の削減が可能となる。
以上説明したように、実施の形態2によれば、温度測定回路401は、MEMSミラー112の近傍の温度を測定し、駆動回路402は、測定された温度に基づいて補償信号を生成することとしたので、温度変動によらずに、MEMSミラーの共振振動を効果的に抑圧することが可能となる。なお、MEMSミラー112の共振周波数は、使用時間(経時変動)や湿度等によっても変動する場合がある。したがって、使用時間とMEMSミラー112の共振周波数との関係、湿度とMEMSミラー112の共振周波数との関係を記憶しておき、使用時間や湿度に応じて当該共振周波数の振動をキャンセルするための補償信号を生成することにしてもよい。このように、温度、湿度、使用時間等の環境条件に応じて、当該環境条件でのMEMSミラーの共振周波数を算出して、当該算出した共振周波数の振動をキャンセルするための補償信号を生成することにより、環境条件の変動によらずに、常に、MEMSミラーの共振振動を効果的に抑圧することができる。
(実施の形態3)
実施の形態3では、本発明を適用した表示装置について説明する。図13は、実施の形態3に係る表示装置500の構成例を示す図である。
実施の形態3に係る表示装置500は、駆動回路501と、MEMSミラー502〜504と、光源505〜507と、スクリーン508とを備えている。駆動回路501には、位置信号511が入力される。かかる位置信号511は、光源505〜507をスクリーン508上に照射する位置を制御するための制御信号である。駆動回路501は、入力される位置信号511に基づき、各MEMSミラー502〜504に対して共振を抑圧するための補償信号を付加して出力する。
光源505〜507は、例えば、赤、緑、青色の光源であり、各色成分に対応する変調信号512〜514で変調され、変調された各色の光は、MEMSミラー502〜504に向かって出力される。MEMSミラー502〜504は、光源505〜507から入射する光を反射して、スクリーン508上の所定の位置に照射する。
上記構成の表示装置500によれば、MEMSミラー502〜504の共振振動を抑圧して、高速MEMS駆動が可能となり、より高精細な映像の表示が可能となる。
(実施の形態4)
実施の形態4では、本発明を適用した光マトリクススイッチについて説明する。図14は、実施の形態4に係る光マトリクススイッチ600の構成例を示す図である。光マトリクススイッチは、複数の入力光ファイバと複数の出力光ファイバ間で、任意の入力光ファイバに入射する光信号を任意の出力光ファイバから出力する装置である。
実施の形態4に係る光マトリクススイッチ600は、図14に示すように、入力光ファイバ群601と、コリメータレンズ602と、入力側MEMSミラー群603と、出力側MEMSミラー群604と、コリメータレンズ605と、出力光ファイバ群606と、駆動回路607、608と、制御回路609とを備えている。
入力光ファイバ群601の中の任意の入力光ファイバ601aから入射した光信号は、コリメータレンズ602で平行光に変換されて出力される。コリメータレンズは入力光ファイバ群601の各ファイバ毎に配置されるが、同図では、コリメータレンズ602のみを図示している。コリメータレンズ602から出力される光信号は、入力側MEMSミラー群603の中の入力光ファイバ601aに対応するMEMSミラー603aに入力する。
MEMSミラー603aは、入射した光信号を出力側MEMSミラー群604の中の出力する出力光ファイバ606aに対応したMEMSミラー604aに向けて反射する。MEMSミラー604aは、さらに出力光ファイバ群606の中の出力する出力光ファイバ606aに向けて反射する。
MEMSミラー604aで反射された光信号は、出力光ファイバ606aに対応するコリメータレンズ605により集光され出力光ファイバ606aに入射して出力される。コリメータレンズは、出力光ファイバ群606の各ファイバ毎に配置されるが、同図では簡単のためコリメータレンズ605のみを図示している。
制御回路609は、入力光ファイバから入力する光信号の出力先となる出力光ファイバを指示する設定信号650に基づき、駆動回路607、608に各MEMSミラーの偏向角制御信号を出力する。駆動回路607、608は、制御回路609入力される偏向角制御信号に補償信号を付加した駆動信号を各MEMSミラーに出力して駆動する。
光マトリクススイッチは、ネットワークに障害が発生した場合の経路切り替え等に用いられるため、高速に切り替えを完了する必要がある。本実施の形態4によれば、駆動回路607,608により共振が抑圧され高速切り替えが可能となる。また共振があると、切り替え時において過渡的に光ビームが想定外の出力光ファイバに結合することも考えられるが、このような原因で発生するクロストークも抑圧することが可能となる。
本発明に係るミラー制御回路および光空間伝送装置は、MEMSミラー等の偏向角可変ミラーを使用して光伝送を行う場合に有用であり、光伝送装置、表示装置、光マトリクススイッチ等の各種装置に利用可能である。
実施の形態1に係る光空間伝送装置の概略構成を示す図である。 図1の駆動回路の具体的構成例を示す図である。 駆動信号および制御信号のタイミングチャートの一例を示す図である。 駆動信号の他の例を説明するためのタイミング図である。 補償信号が無い場合の駆動波形とMEMSミラーの応答波形を示した図である。 補償信号のみによる駆動波形とMEMSミラーの応答波形を示した図である。 制御信号に補償信号を付加した場合の駆動波形とMEMSミラーの応答波形を示した図である。 補償信号の振幅を2倍の矩形波にした場合のMEMSミラーの応答波形を示した図である。 補償信号を三角波にした場合のMEMSミラーの応答波形を示した図である。 他の駆動波形とした場合のMEMSミラーの応答波形を示す図である。 制御信号を繰り返しの三角波とした場合を説明するための図である。 制御信号として三角波を使用し、補償信号として矩形波を使用した場合のMEMSミラーの応答波形を示す図である。 時間的に傾斜が変化する場合の制御信号と、この制御信号に対する補償信号の一例を示す図である。 補償信号をパルス列とした場合の一例を示す図である。 実施の形態2に係る光空間伝送装置の概略構成を示す図である。 実施の形態3に係る表示装置の構成例を示す図である。 実施の形態4に係る光マトリクススイッチの構成例を示す図である。
符号の説明
100 光空間伝送装置
110 送信装置
111 光源
112 MEMSミラー
113 駆動回路
114 制御回路
115 制御信号受信器
120 受信装置
121 受信器
122 光位置検出器
123 制御信号送信器
400 光空間伝送装置
401 温度測定回路
402 駆動回路
500 表示装置
501 駆動回路
502,503,504 MEMSミラー
505,506,507 光源
508 スクリーン
600 光マトリクススイッチ
601 入力光ファイバ群
602 コリメータレンズ
603 入力側MEMSミラー群
604 出力側MEMSミラー群
605 コリメータレンズ
606 出力光ファイバ群
607,606 駆動回路
609 制御回路

Claims (7)

  1. 偏向角が可変であり、かつ共振特性を有するミラーの偏向角を制御するミラー制御回路において、
    前記ミラーの偏向角を制御するための制御信号を生成する制御信号生成手段と、
    前記ミラーの共振振動をキャンセルするための補償信号を生成し、前記制御信号の変化点近傍位置に前記補償信号を付加した駆動信号を前記ミラーに出力して駆動する駆動手段と、
    を備えたことを特徴とするミラー制御回路。
  2. 前記制御信号は、ステップ状に変化する信号を含み、前記補償信号は矩形パルスを含み、
    前記補償信号は、前記ミラーの共振周波数をf、前記矩形パルスのパルス幅をT、前記制御信号のステップの振幅で規格化した前記矩形パルスの振幅をpとした場合に、
    前記矩形パルスの中心と前記制御信号がステップ状に変化する変化点との時間間隔が、略1/(1/4f)であり、かつ、2p・sin(πfT)≒1の条件を満たすことを特徴とする請求項1に記載のミラー制御回路。
  3. 前記制御信号は、時間に対して直線的に変化し、かつ所定の時刻においてその傾斜が変化する信号を含み、前記補償信号は矩形パルスを含み、
    前記補償信号は、前記時刻の前後における傾斜をそれぞれα、β、前記ミラーの共振周波数をf、前記矩形パルスのパルス幅をT、前記矩形パルスの振幅をpとした場合に、
    前記矩形パルスの中心は前記時刻と略一致しており、かつ、2p・sin(πfT)≒(β−α)/(2πf)の条件を満たすことを特徴とする請求項1に記載のミラー制御回路。
  4. 前記ミラーは、MEMSミラーであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のミラー制御回路。
  5. 前記ミラーの近傍の温度を測定する温度測定手段を備え、
    前記駆動手段は、前記温度測定手段で測定された温度に基づいて前記補償信号を生成することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のミラー制御回路。
  6. 前記温度測定手段と前記MEMSミラーとは、同一半導体基板上に実装されることを特徴とする請求項5に記載のミラー制御回路。
  7. 伝送対象となる信号によって変調された光ビームを出射する光源と、
    偏向角が可変であり、前記光源から入射する前記光ビームを反射し、かつ共振特性を有するミラーと、
    前記ミラーで反射された前記光ビームを受光する受光素子と、
    前記ミラーで反射された光ビームの入射位置を検出する光位置検出器と、
    前記光位置検出器によって検出された入射位置に基づいて、前記ミラー偏向角を制御するための制御信号を生成する制御信号生成手段と、
    前記ミラーの共振振動をキャンセルするための補償信号を生成し、前記制御信号の変化点近傍位置に前記補償信号を付加した駆動信号を前記ミラーに出力して駆動する駆動手段と、
    を備えたことを特徴とする光空間伝送装置。
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