JP2006278898A - 電気化学キャパシタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 直列に接続される場合の各単位キャパシタ間の電圧バラツキを低減でき、長期に亘って電気特性を安定に維持することを可能とする電気化学キャパシタを提供すること。
【解決手段】 上記課題を解決する電気化学キャパシタは、互いに対向する正極及び負極と、正極と負極との間に配置される絶縁性のセパレータと、電解質溶液と、正極、負極、セパレータ及び電解質溶液を密閉した状態で収容するケースと、
を有しており、電解質溶液が、可逆的に酸化還元反応することができる化合物を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気化学キャパシタに関する。
電気二重層キャパシタをはじめとする電気化学キャパシタは、容易に小型化、軽量化が可能であるため、例えば、携帯機器(小型電子機器)等の電源のバックアップ用電源、ハイブリッド車向けの補助電源として期待され、その性能向上のための様々な検討がなされている。
ところで、電気二重層キャパシタの使用電圧は、電解液の電気分解電圧以下に制限される。電解液として有機溶媒を使用した場合でも、キャパシタの限界電圧は3V程度である。そのため、このようなキャパシタの限界電圧以上で使用する場合には、通常、複数の単位キャパシタ(以下、セルという場合もある)を直列に接続する必要がある。しかしながら、直列接続する場合、セルの抵抗、容量又は漏れ電流等にバラツキがあると、その度合い応じて各セルに印加される電圧にバラツキが生じる。このとき、セルの限界電圧を越えた電圧が印加されると、電気二重層キャパシタが劣化して所定の電気特性を長期に亘って得ることができなくなる。また、最悪の場合には、電気二重層キャパシタの破壊が発生することがある。
そこで、このような問題の解消を図るべく、電子回路によって各セルの電圧のバラツキを低減する方法が検討されている。具体的には、直列接続されるキャパシタに各々抵抗素子を並列に接続することにより各キャパシタに印加される電圧のバラツキを抑制する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、ツェナーダイオードを使用した保護回路を接続する方法も提案されている(例えば、特許文献2及び3参照)。
特公昭62−4848号明細書 実開平4−26522号公報 特開平6−302474号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3に記載の方法は、電子回路を備えることで電気化学キャパシタのコストが上昇するとともに電気化学キャパシタの小型化、軽量化も困難となるため、実用的ではなかった。
実用に適した長寿命の電気化学キャパシタを得るためには、より簡便且つ安価な方法によって直列接続時の電圧バラツキの低減を図ることが重要であるが、このような電気化学キャパシタを実現できる有効な方法は得られていないのが実情である。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、直列に接続される場合の各単位キャパシタ間の電圧バラツキを低減でき、長期に亘って電気特性を安定に維持することを可能とする電気化学キャパシタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の電気化学キャパシタは、互いに対向する正極及び負極と、正極とカソードとの間に配置される絶縁性のセパレータと、電解質溶液と、正極、負極、セパレータ及び電解質溶液を密閉した状態で収容するケースとを有しており、電解質溶液が、可逆的に酸化還元反応することができる化合物を含むことを特徴とする。
本発明の電気化学キャパシタによれば、上記構成を有することによって、電気化学キャパシタを直列に接続した場合の各電気化学キャパシタの電圧バラツキを低減することができる。これにより、直列に接続される場合であっても、長期に亘って電気特性を安定に維持する電気化学キャパシタが有効に実現可能となる。本発明によって上記の効果が得られる理由は必ずしも明確ではないが、本発明者らは以下のとおり推察する。
先ず、単位キャパシタAと単位キャパシタBとを直列接続した電気化学キャパシタにおいて電圧バラツキが生じる場合について説明する。図5は、単位キャパシタA及び単位キャパシタBの電圧−自己放電電流変化を示すグラフである。このような特性の異なる電気化学キャパシタを直列で接続し、電圧V×2(V)を印加すると、単位キャパシタA及び単位キャパシタBの自己放電電流が等しくなるように各単位キャパシタの電圧が変動する。これにより、単位キャパシタA及び単位キャパシタB間で電圧バラツキが生じる。そして、最終的に自己放電電流がIで等しくなる電圧Va1及びVb1がそれぞれのキャパシタに印加されることとなる。なお、図中のV、Va1及びVb1は、Va1+Vb1=V×2を満たす。ここで、図5に示すように、電圧が上昇する方の単位キャパシタBにおいて、その電圧Vb1が電解液の電気分解電圧Vmaxを超えると、このキャパシタは劣化してしまう。
一方、本発明の電気化学キャパシタは、可逆的に酸化還元反応することができる化合物(以下、「可逆性酸化還元試薬」という場合もある)が電解質溶液に含まれることによって、正極又は負極の電位が上記化合物の酸化還元電位に達したときにレドックスシャトル反応を起こすことができる。このレドックスシャトル反応は、正極表面で上記化合物が酸化種に酸化される反応とこの酸化種が負極側へと移動し再び還元される反応とが繰り返される反応、又は、負極表面で上記化合物が還元種に還元される反応とこの還元種が正極側へと移動し再び酸化される反応とが繰り返される反応である。したがって、本発明の電気化学キャパシタによれば、電極の電位が上記化合物の酸化還元電位に達すると、レドックスシャトル反応が進行して連続的に漏れ電流を発生させることができる。
図6は、上記単位キャパシタA及び単位キャパシタBにおいて上記の作用が働いた場合の電圧−自己放電電流変化を示すグラフである。図6に示される電圧Vは、電極の電位が可逆性酸化還元試薬の酸化還元電位に達するときの所定の電圧である。この電圧Vを超える電圧がキャパシタに印加されると、電解質溶液に含まれる可逆性酸化還元試薬の酸化還元反応が開始されて上述の漏れ電流が発生し、キャパシタの自己放電電流値を上昇させる。これにより、自己放電電流Iでつりあう単位キャパシタA及び単位キャパシタBが示す電圧は、それぞれVa2及びVb2となり、電圧バラツキをより低減することが可能となる。そして、図6に示すように、電圧が上昇する方の単位キャパシタBの電圧Vb2を、電解液の電気分解電圧Vmaxを超えないようにすることが可能となる。
上記の説明のとおり、本発明の電気化学キャパシタでは、所定の電圧以上の電圧が印加されるとキャパシタ内部で可逆性酸化還元試薬によるレドックスシャトル反応が作動し、直列接続時の電圧バラツキを抑制するように漏れ電流が発生すると考えられる。その結果、本発明の電気化学キャパシタは、直列接続する場合であっても、単位キャパシタにその耐電圧を超える電圧が印加されることを防止し、長期に亘って電気特性を安定に維持することが達成できたと推察される。
また、より確実に単位キャパシタの耐電圧を越えないように電圧バラツキを低減する観点から、上記化合物の酸化還元電位は、負極の耐還元電位よりも貴であり、且つ、正極の耐酸化電位よりも卑であることが好ましい。
ここで、「負極の耐還元電位」とは、負極/電解質溶液界面における電解質溶液の還元反応が生ずる電位或いは集電体やバインダー等の負極構成材料の還元反応が生ずる電位を意味する。また、「正極の耐酸化電位」とは、正極/電解質溶液界面における電解質溶液の酸化反応が生ずる電位或いは集電体やバインダー等の正極構成材料の酸化反応が生ずる電位を意味する。
さらに、本発明では、電気化学キャパシタの効率を向上させる観点から、所定の電圧を超えていない単位キャパシタでの漏れ電流の発生を十分抑制できるよう、各キャパシタでの正常作動電圧における正極電位より貴又は負極電位より卑な電位に可逆性酸化還元電位を有する可逆性酸化還元試薬を選択することが好ましい。
本発明よれば、直列に接続される場合の各単位キャパシタ間の電圧バラツキを低減でき、長期に亘って電気特性を安定に維持することを可能とする電気化学キャパシタを提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、各図面の寸法比率は、必ずしも実際の寸法比率とは一致していない。
図1は本発明の一実施形態に係る電気化学キャパシタとしての電気二重層キャパシタ100を示す部分破断斜視図である。また、図2は図1のYZ断面図、図3は、図1の積層構造体85、リード線12及びリード線22のZX断面矢視図である。
本実施形態に係る電気二重層キャパシタ100は、図1〜図3に示すように、主として、積層構造体85と、積層構造体85を密閉した状態で収容するケース50と、積層構造体85とケース50の外部とを接続するためのリード線12及びリード線22とから構成されている。積層構造体85は、上から順に、正極集電体15、電気二重層キャパシタ要素61、負極集電体16、電気二重層キャパシタ要素62、正極集電体15、電気二重層キャパシタ要素63、負極集電体16、電気二重層キャパシタ要素64、及び、正極集電体15を有し、それぞれ板状を呈している。
(電気二重層キャパシタ要素)
電気二重層キャパシタ要素61,62,63,64は、図2に示すように、それぞれ、互いに対向する板状の正極10及び板状の負極20と、正極10と負極20との間に隣接して配置される板状の電気絶縁性のセパレータ40と、電解質を含み正極10、負極20、及び、セパレータ40中に含有された電解質溶液(図示せず)と、から各々構成されている。ここで正極及び負極は説明の便宜上、電気二重層キャパシタ100の放電時の極性を基準に決定したものである。
正極10及び負極20の構成材料としては、特に限定されず、公知の電気二重層キャパシタに用いられている炭素電極等の分極性電極を構成する多孔体層として使用されているものと同様の材料を使用することができる。例えば、原料炭(例えは、石油系重質油の流動接触分解装置のボトム油や減圧蒸留装置の残さ油を原料油とするディレードコーカーより製造された石油コークス等)を賦活処理することにより得られる炭素材料(例えば、活性炭)を構成材料の主成分としているものを使用することができる。その他の条件(結着剤等の炭素材料以外の構成材料の種類とその含有量)は特に限定されるものではない。例えば、炭素粉末に導電性を付与するための導電助剤(カーボンブラック類、炭素材料、銅、ニッケル、ステンレス、鉄等の金属微粉、炭素材料及び金属微粉の混合物、ITO等の導電性酸化物等)と、結着剤(ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PEA)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体(ECTFE)、ポリフッ化ビニル(PVF)等のフッ素樹脂及びスチレン−ブタジエンゴム(SBR)等)とが添加されていてもよい。
正極10と負極20との間に配置されるセパレータ40は、電気絶縁性の多孔体から形成されていれば特に限定されず、公知の電気二重層キャパシタに用いられているセパレータを使用することができる。例えば、電気絶縁性の多孔体としては、ポリエチレン、ポリプロピレン又はポリオレフィンからなるフィルムの積層体や上記樹脂の混合物の延伸膜、或いは、セルロース、ポリエステル及びポリプロピレンからなる群より選択される少なくとも1種の構成材料からなる繊維不織布が挙げられる。
電解質溶液は、正極10及び負極20、及びセパレータ40の孔の内部に含有されている。この電解質溶液には、可逆的に酸化還元反応することができる化合物(可逆性酸化還元試薬)が含まれていることが必要である。電解質溶液は、特に限定されず、公知の電気二重層キャパシタに用いられている電解質溶液(電解質水溶液、有機溶媒を使用する電解質溶液)を使用することができる。ただし、電解質水溶液は電気化学的に分解電圧が低いことにより、キャパシタの耐用電圧が低く制限されるので、有機溶媒を使用する電解質溶液(非水電解質溶液)であることが好ましい。
なお、本実施形態において、電解質溶液は液状の状態以外にゲル化剤を添加することにより得られるゲル状電解質であってもよい。また、電界質溶液に代えて、固体電解質(固体高分子電解質又はイオン伝導性無機材料からなる電解質)が含有されていてもよい。
可逆的に酸化還元反応することができる化合物としては、例えば、フェロセン類、ポリピリジン錯体、ベンゼン系化合物、ビフェニル系化合物、及び、ナフタレン系化合物等のπ電子系軌道を有する有機化合物が挙げられる。
このような有機化合物として具体的には、フェロセン、n−ブチル−フェロセン、Fe(5−Cl−1,10−フェナントロリン)(PF、Ru(1,10−フェナントロリン)(PF、1−クロロ−2,5−ジメトキシベンゼン、1−クロロ−2,5−ジエトキシベンゼン、4−ブロモ−1,2−ジメトキシベンゼン、4−フルオロ−1,2−ジメトキシベンゼン、2,4−ジフルオロ−1−メトキシベンゼン、4−ブロモ−1,2−ジ(ジフルオロメトキシ)ベンゼン、ビフェニル、4,4’−ジフルオロビフェニル、4,4’−ジメトキシビフェニル、1−フルオロナフタレン、2−メトキシナフタレン等が挙げられる。これらは、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。
また、本実施形態においては、上記有機化合物のうち、酸化種及び還元種が共に化学的に安定であって、電気化学キャパシタ内での副反応でキャパシタ性能を低下させないものが好ましい。
さらに、本実施形態においては、より確実に単位キャパシタの耐電圧を越えないように電圧バラツキを低減する観点から、可逆的に酸化還元反応することができる化合物の酸化還元電位が、負極の耐還元電位よりも貴であり、且つ、正極の耐酸化電位よりも卑であることが好ましい。
また、本実施形態においては、電気化学キャパシタの効率を向上させる観点から、所定の電圧を超えていない単位キャパシタでの漏れ電流の発生を十分抑制できるよう、各キャパシタでの正常作動電圧における正極電位より貴又は負極電位より卑な電位に可逆性酸化還元電位を有する可逆性酸化還元試薬を選択することが好ましい。なお、正常作動電圧における漏れ電流が実用上問題ない程度であれば、正常作動電圧における正極電位より卑もしくは負極電位より貴な電位に可逆性酸化還元電位を有する可逆性酸化還元試薬を選択してもよい。
可逆的に酸化還元反応することができる化合物の配合割合は、電解質溶液中0.01〜0.5mol%であることが好ましく、0.02〜0.3mol%であることがより好ましい。かかる配合割合が、0.01mol%未満であると、所定電圧を超える電圧が印加された際に漏れ電流を十分に発生させることが困難となり、電圧のバラツキ低減効果が十分に得られにくくなる傾向にある。一方、0.5mol%を超えると、電解質溶液の粘度が増大することによるキャパシタ特性の劣化が生じやすくなる傾向にある。
正極集電体15及び負極集電体16は、電荷の移動を充分に行うことができる良導体であれば特に限定されず、公知の電気二重層キャパシタに用いられている集電体を使用することができる。例えば、アルミニウムなどの金属箔等が挙げられる。正極集電体15及び負極集電体16の端には、図1及び図3に示すように、各集電体がそれぞれ外側に向かって延びてなる舌状部15a,16aが形成されている。
ケース50は、積層構造体85を密封し、ケース内部へ空気や水分が進入するのを防止できるものであれば特に限定されず、公知の電気二重層キャパシタ要素に用いられているケースを使用することができる。例えば、エポキシ樹脂等の合成樹脂や、アルミニウム等の金属シートを樹脂ラミネートしたものを使用することができる。図1に示す電気二重層キャパシタ100のケース50は、矩形状の可撓性のシート51を長手方向の略中央部で2つ折りにして形成したものであり、積層構造体85を積層方向(上下方向)の両側から挟み込んでいる。2つ折りにされたシート51の端部のうち、折り返し部分50aを除く3辺のシール部50bがヒートシール又は接着剤により接着されており、積層構造体85が内部に密封されている。
このケース50を構成するシート51は可とう性を有するシートであれば特に限定されないが、ケース50の十分な機械的強度と軽量性を確保しつつ、ケース50外部からケース50内部への水分や空気の侵入及びケース50内部からケース50外部への電解質成分の漏出を効果的に防止する観点から、電解質溶液に接触する合成樹脂製の最内部の層と、最内部の層の外側に配置される金属層とを少なくとも有する「複合包装フィルム」であることが好ましい。
具体的には、図2に示すように、金属層52の両面に樹脂層53及び樹脂層54が形成された複合包装フィルムが好ましい。図2では、樹脂層54が正極集電体15に接触している。なお、シート51が外側の樹脂層53を有さなくても動作は可能である。
最内部の樹脂層54は可とう性を有する層であり、その構成材料は上記の可とう性を発現させることが可能であり、かつ、使用される電解質溶液に対する化学的安定性(化学反応、溶解、膨潤が起こらない特性)、並びに、酸素及び水(空気中の水分)に対する化学的安定性を有している合成樹脂であれば特に限定されないが、更に酸素、水(空気中の水分)及び電解質溶液の成分に対する透過性の低い特性を有している材料が好ましい。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン酸変成物、ポリプロピレン酸変成物、ポリエチレンアイオノマー、ポリプロピレンアイオノマー等の熱可塑性樹脂などが挙げられる。
また、樹脂層53は、樹脂層54と同様の構成材料を使用できるが、特に本実施形態では、合成樹脂製の層としては、例えば、強度の高いポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド(ナイロン)等のエンジニアリングプラスチックからなる層を使用している。
金属層52としては、酸素、水(空気中の水分)及び電解質溶液に対する耐腐食性を有する金属材料から形成されている層であることが好ましい。例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、チタン、クロム等からなる金属箔を使用できる。
リード線12及びリード線22は、図1に示すように、図1に示すように、リボン状の外形を呈してケース50内からシール部50bを通って外部に突出している。
リード線12は、金属等の導体材料より形成されている。この導体材料としては、例えば、アルミニウム、チタン等を採用することができる。リード線12のケース50内の端部は、図3に示すように、各正極集電体15,15,15の各舌状部15a、15a,15aと抵抗溶接等によって接合されており、リード線12は各正極集電体15を介して各正極10と電気的に接続されている。
一方、リード線22も、金属等の導体材料より形成されている。この導体材料としては、例えば、アルミニウム、チタン、ニッケル等の導電材料を利用できる。リード線22のケース50内の端部は、負極集電体16,16の舌状部16a、16aと溶接されており、リード線22は各負極集電体16を介して各負極20に電気的に接続されている。
また、リード線12、22においてケース50のシール部50bに挟まれる部分は、図1及び図3に示すように、シール性を高めるべく、樹脂等の絶縁体14によって被覆されている。絶縁体14の材質は特に限定されないが、例えば、それぞれ合成樹脂から形成されていることが好ましい。リード線12とリード線22とは積層構造体85の積層方向と直交する方向に離間している。
次に、上述した電気二重層キャパシタ100の作製方法の一例について説明する。
まず、正極10及び負極20となる電極層を形成するための構成材料を含む塗布液(スラリー)を各々調整する。正極用塗布液は、前述の、炭素材料、導電助剤、結着剤等を有する溶剤であり、負極用塗布液は、前述の、炭素材料、導電助剤、結着剤等を有する溶剤である。塗布液に用いる溶媒としては、結着剤を溶解可能とし、炭素材料及び導電助剤を分散可能とするものであれば特に限定されるものではない。例えば、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド等を用いることができる。
次に、アルミニウム等の正極集電体15、及び、アルミニウム等の負極集電体16を用意する。そして、図4に示すように、正極集電体15の片面に正極用塗布液を塗布し乾燥させて正極10を形成すると共に、舌状部15aを有する矩形形状に切り抜いて図4に示す両端用の2層積層体120を2つ得る。
同様に、正極集電体15の両面に正極用塗布液を塗布し乾燥させて両面に正極10を形成すると共に、舌状部15aを有する矩形形状に切り抜いて、正極用の3層積層体130を1つ得る。
また、負極集電体16の両面に負極用塗布液を塗布し乾燥させて両面に負極20を形成すると共に、舌状部16aを有する矩形形状に切り抜いて、負極用の3層積層体140を2つ得る。
ここで、集電体に塗布液を塗布する際の手法は特に限定されるものではなく、集電体用金属板の材質や形状等に応じて適宜決定すればよい。例えば、メタルマスク印刷法、静電塗装法、ディップコート法、スプレーコート法、ロールコート法、ドクターブレード法、グラビアコート法、スクリーン印刷法等が挙げられる。塗布後、必要に応じて、平版プレス、カレンダーロール等により圧延処理を行う。
続いて、セパレータ40を用意する。セパレータ40は、絶縁性の多孔質材料を正極10及び負極20の矩形よりも大きな矩形に切り抜いて作成する。
続いて、2層積層体120、3層積層体130、3層積層体140を、セパレータ40を各間に挟むようにして図4の順番、すなわち、2層積層体120/セパレータ40/3層積層体140/セパレータ40/3層積層体130/セパレータ40/3層積層体140/セパレータ40/2層積層体120のように積層し、積層方向の両側の面内中央部分を挟んで加熱することにより、図3のような積層構造体85を得る。このとき、図4に示すように、各セパレータ40の一方の面に正極10が接触し、他方の面に負極20が接触するように配置する。
そして、図3に示すようなリード線12,22を用意し、長さ方向中央部を樹脂等の絶縁体14でそれぞれ被覆する。
続いて、図3に示すように、各舌状部15aとリード線12の端部とを溶接し、各舌状部16aとリード線22の端部とを溶接する。
これにより、リード線12及びリード線22が接続された積層構造体85が完成する。
次に、ケース50の作製方法の一例について説明する。まず、ケース50のシート51を先に述べた複合包装フィルムから構成する場合には、ドライラミネーション法、ウエットラミネーション法、ホットメルトラミネーション法、エクストルージョンラミネーション法等の既知の製造法を用いて作製する。
例えば、複合包装フィルムを構成する合成樹脂製の層となるフィルム、アルミニウム等からなる金属箔を用意する。金属箔は、例えば金属材料を圧延加工することにより用意することができる。
次に、好ましくは先に述べた複数の層の構成となるように、合成樹脂製の層となるフィルムの上に接着剤を介して金属箔を貼り合わせる等して複合包装フィルム(多層フィルム)を作製する。そして、複合包装フィルムを所定の大きさに切断し、矩形状のフィルムを1枚用意する。
次に、先に図1を参照して説明したように、1枚のフィルムを中央で折り曲げて重ね合わせ、2辺のみを、例えば、シール機等を用いて所定の加熱条件で所望のシール幅だけヒートシールする。これによって、積層構造体85を導入するための開口部が形成された状態の袋状のケース50が得られる。
そして、開口部を有した状態のケース50の内部に、リード導体12及びリード導体22が電気的に接続された積層構造体85を挿入する。
続いて、ケース50内に積層構造体85を収容した後、前述の可逆性酸化還元試薬を含む電解質溶液を注入して、積層構造体85を電解質溶液に含浸させる。
その後、リード線12、リード線22の一部がそれぞれケース50内から外部に突出した状態で、シール機を用いて、ケース50の開口部をシールする。このようにして電気二重層キャパシタ100の作製が完了する。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されずさまざまな変形態様を取ることが可能である。
上記の実施形態では、積層構造体85は単セルとしての電気二重層キャパシタ要素61〜64を4つ有するものであったが、電気二重層キャパシタ要素を4つより多く有していてもよく、又、3つ以下、例えば、1つでもよい。また、これらの電気二重層キャパシタは、用途に応じて、複数を直列に接続して使用できる。
また、積層構造体85の作製においては、正極10及び負極20を上記塗布法以外の公知の薄膜製造技術を用いて形成することができる。具体的には、上記の炭素材料、導電助剤、結着剤を混合して混練し、混練物を圧延伸してシート状に成形することにより正極10及び負極20を形成することができる。
また、上記実施形態の説明においては、主として、本発明を電気二重層キャパシタに適用した場合に好適な構成について説明したが、本発明の電気化学デバイスは電気二重層キャパシタに限定されるものではなく、例えば、シュードキャパシタ、レドックスキャパシタ、非対称型キャパシタ等の電気化学デバイスに適用可能である。
以下、実施例及び比較例を挙げ、本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1)
<電極の作製>
負極及び正極は以下の手順により作製した。先ず、賦活処理を施した活性炭素材料(比表面積:2000m/g、クラレケミカル社製、商品名「RP−20」)と、結着剤としてポリフッ化ビニリデン(PVdF)と、導電助剤としてアセチレンブラックとを、これらの質量比が活性炭:導電助剤:結着剤=90:2:8となるように配合し、これを溶媒であるN−メチル−ピロリドン(NMP)中に投入して撹拌混合することにより、電極形成用塗布液を調製した。
次に、上記で得られた塗布液をアルミニウム箔からなる集電体(厚さ:40μm)の一方の面上に塗布し、続いて、乾燥処理によりNMPを除去した。更に、圧延ロールを用いて集電体と乾燥後の塗膜とからなる積層体をプレスし、集電体の一方の面に電子伝導性の多孔体層(厚さ:100μm)が形成された電極を作製した。次いで、この電極を17mm×31.5mmの大きさに打ち抜いたものを、150℃の温度で真空乾燥を10時間行うことにより、多孔体層に吸着している残留NMP及び水分を除去して、負極を作製した。
また、上記負極の作製と同様にして、集電体の両面に電子伝導性の多孔体層(厚さ:100μm)が形成された正極を作製した。
<電気化学キャパシタ1(良品セル)の作製>
作製した負極及び正極を互いに対向させ、その間に再生セルロース不織布からなるセパレータ(18mm×33mm、厚さ:50μm、ニッポン高度紙工業社製、商品名:「TF4050」)を配置し、負極、セパレータ及び正極がこの順で順次積層された積層体(素体)を形成した。そして、この積層体の負極及び正極にリードを超音波溶接により接続した。
次に、リードが接続された積層体を、アルミラミネートから形成された三方封止の外装袋中に収め、この外装袋に非水電解質溶液を注入した。その後、減圧シール機を用いて開口部をシールして、電気化学キャパシタ1を作製し、これを良品セルとした。なお、非水電解質溶液は、0.1Mの1−クロロ−2,5−ジメトキシ−ベンゼン(酸化還元電位:Li/Li基準にて4.32V)、及び、1.2Mのトリエチルメチルアンモニウムフルオロボーレート(TEMABF)を、プロピレンカーボネート(PC)に混合したものを用いた。また、上記のキャパシタにおける負極の耐還元電位は1.55V(Li/Li基準)であり、正極の耐酸化電位は4.45V(Li/Li基準)であった。
<電気化学キャパシタ2(擬似不良セル)の作製>
セパレータとして、再生セルロース不織布からなるセパレータ(18mm×33mm、厚さ:50μm、ニッポン高度紙工業社製、商品名:「TF4050」)の代わりに再生セルロース不織布からなるセパレータ(「TF4030」(ニッポン高度紙工業社製、商品名)を200℃、5kgf/cmの条件でプレスして作成したもの、18mm×33mm、厚さ:25μm)を用いたこと以外は電気化学キャパシタ1の作製と同様にして、電気化学キャパシタ2を作製し、これを擬似不良セルとした。なお、電気化学キャパシタ1及び電気化学キャパシタ2は、セパレータの厚みが違うことで漏れ電流値を異ならせている。
<直列構造の電気化学キャパシタの作製>
上記で作製した電気化学キャパシタ1及び電気化学キャパシタ2を直列に接続することにより、漏れ電流値を異ならせたキャパシタを2直列構造で有する電気化学キャパシタ、すなわち不良セルを意図的に含ませた実施例1の電気化学キャパシタを作製した。
(比較例1)
<電気化学キャパシタ3(良品セル)の作製>
電気化学キャパシタ1に含まれる非水電解質溶液を、1.2Mのトリエチルメチルアンモニウムフルオロボーレート(TEMABF)をプロピレンカーボネート(PC)に混合したものとしたこと以外は電気化学キャパシタ1の作製と同様にして、電気化学キャパシタ3を作製し、これを良品セルとした。
<電気化学キャパシタ4(擬似不良セル)の作製>
電気化学キャパシタ2に含まれる非水電解質溶液を、1.2Mのトリエチルメチルアンモニウムフルオロボーレート(TEMABF)をプロピレンカーボネート(PC)に混合したものとしたこと以外は電気化学キャパシタ2の作製と同様にして、電気化学キャパシタ4を作製し、これを擬似不良セルとした。
<直列構造の電気化学キャパシタの作製>
電気化学キャパシタ1及び電気化学キャパシタ2の代わりに、上記電気化学キャパシタ3及び電気化学キャパシタ4を用いたこと以外は実施例1と同様にして、漏れ電流値を異ならせたキャパシタを2直列構造で有する電気化学キャパシタ、すなわち不良セルを意図的に含ませた比較例1の電気化学キャパシタを作製した。
[電気化学キャパシタの特性評価試験]
(1)各セルの電圧値
実施例1及び比較例1の電気化学キャパシタに対して、電流密度5mA/cmにて5V通電試験を1日行った。その後、電気化学キャパシタの各セルの電圧を測定したところ、実施例1の電気化学キャパシタは、良品セルが2.65V、擬似不良セルが2.35Vであった。一方、比較例1の電気化学キャパシタは、良品セルが2.95V、擬似不良セルが2.05Vであった。
(2)電気化学キャパシタのインピーダンス増加率
実施例1及び比較例1の電気化学キャパシタに対して70℃の環境下、電流密度5mA/cmにて5V通電試験を150時間行った。その後、電気化学キャパシタの1kHzACインピーダンスを測定し、通電試験前の1kHzACインピーダンスの値と比較したところ、実施例1の電気化学キャパシタのインピーダンス増加率は120%であった。一方、比較例1の電気化学キャパシタのインピーダンス増加率は230%であった。なお、電気化学キャパシタの1kHzACインピーダンスの測定は、5V充電状態で行った。
以上の結果から、可逆性酸化還元試薬を含む電解質溶液を用いた実施例1の電気化学キャパシタによれば、直列構造の電気化学キャパシタ内に特性の異なるセルが混在する場合であっても、各セルの電圧が耐電圧を超えるのを防止でき、電気化学キャパシタの劣化を抑制することが可能であることが確認された。したがって、本発明によれば、電気化学キャパシタの電気特性の長期安定化及び電気化学キャパシタの長寿命化を有効に実現できる。
本発明の一実施形態に係る電気化学キャパシタとしての電気二重層キャパシタの一部破断斜視図である。 図1の電気二重層キャパシタのYZ平面に沿った断面図である。 図1の電気二重層キャパシタのXZ平面に沿った断面図である。 図1の電気二重層キャパシタの作成工程を示す断面図である。 直列接続した電気化学キャパシタにおいて電圧バラツキが生じる場合を説明するための、単位キャパシタA及び単位キャパシタBの電圧−自己放電電流変化を示すグラフである。 本発明が適用された単位キャパシタA及び単位キャパシタBの電圧−自己放電電流変化を示すグラフである。
符号の説明
10…正極、20…負極、15…正極集電体、16…負極集電体、40…セパレータ、50…ケース、61,62,63,64…電気二重層キャパシタ要素、85…積層構造体、100…電気二重層キャパシタ。

Claims (2)

  1. 互いに対向する正極及び負極と、
    前記正極と前記負極との間に配置される絶縁性のセパレータと、
    電解質溶液と、
    前記正極、前記負極、前記セパレータ及び前記電解質溶液を密閉した状態で収容するケースと、
    を有しており、
    前記電解質溶液が、可逆的に酸化還元反応することができる化合物を含む、電気化学キャパシタ。
  2. 前記化合物の酸化還元電位は、前記負極の耐還元電位よりも貴であり、且つ、前記正極の耐酸化電位よりも卑である、請求項1に記載の電気化学キャパシタ。


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