JP2006278609A - シリコンカーバイド基板、その製造方法及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

シリコンカーバイド基板、その製造方法及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】SiC基板内部に存在する欠陥である貫通マイクロパイプを、簡易な方法で閉塞することができるSiC基板の製造方法及びそれを用いた半導体装置の製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】SiC基板を元基板とするエピタキシャル基板20の表面に絶縁膜22を形成し、次に、裏面のSiC基板面にスピオングラス等の高耐熱材料23を塗布し、約500℃で焼結した後、CMP等で研磨して平坦化し、絶縁膜22を除去する工程を含むことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、基板の内部を貫通する欠陥をなくしたシリコンカーバイド(SiC)基板、その基板の製造方法であり、さらに、この基板を用いた半導体装置の製造方法に関するものである。
SiC(シリコンカーバイド)は、耐熱性および機械的強度に優れているだけでなく、放射線にも強く、さらに不純物の添加によって電子や正孔の価電子制御が容易である上、広い禁制帯幅を持っている。このような特性を有することから、六方晶の結晶構造を有するSiCの単結晶の基板は、半導体デバイス用の基板として広く用いられている。これは、従来のSi(シリコン)やGaAs(ガリウムヒ素)などの既存の半導体材料では実現することができない大容量、高周波、耐圧、環境性を実現することができ、特に、SiCは熱伝導度がSiの3倍以上であり、300℃以上の高温においても電気的特性が安定しているばかりか、デバイス化した場合にはデバイス内部での電力損失がSiの半分以下に抑えられるため、次世代のパワー及び高周波デバイス用半導体材料としての可能性を有している。
また、第III−V族化合物半導体は、例えば、GaN、InGaN、AlGaN、AlInGaNなどのGaN系半導体材料は、例えば、GaAs系の材料に比べてそのバンドギャップエネルギーが大きく、しかも耐熱性が高く、高温動作が優れているので、とくに、GaNを用いて電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor:FET)や高電子移動度トランジスタ(High Electron Mobility Transistor:HEMT)などの電子デバイスの開発研究が進められている。GaN系HEMT構造においては、例えば、半絶縁性基板1の上に、例えばGaNから成るバッファ層、アンドープGaN層、および前記アンドープGaN層に比べればはるかに薄いアンドープAlGaN層が順次積層して成る層構造が形成されている。GaN(窒化ガリウム)は、ガリウム砒素(GaAs)と同様にキャリア移動度大きいという特性を有している。さらに、GaNは、そのバンドギャップが3.4eVであり、GaAsの1.4eVと比較して大きく、アバランシェ降伏が起きる電界が大きいという特性を有している。
さらに、GaN系の化合物半導体装置は、携帯電話の基地局用増幅器等に使用するため、SiCを基板に用いて、AlGaN/GaNを結晶成長させ、高電子移動度トランジスタの開発が活発である。これは、GaN系の化合物とSiCの格子定数が近いことから、SiC基板上にエピタキシャル成長させたGaN層をキャリア走行層、AlGaN層をキャリア供給層として利用してGaN系のHEMTを形成するのに有利である。
さらに、SiC基板上にSiCエピタキシャル層を成長させたホモエピタキシャル基板を用いたMOSFETやショトキーバリアダイオード(SBD)デバイス高耐圧用の応用に開発が盛んである。
しかし、従来から用いられているSiC基板は、マイクロパイプと呼ばれる貫通欠陥を多く有している。マイクロパイプは大型のらせん転位であり、SiC単結晶のC軸方向に貫通する結晶の欠陥である。貫通孔は直径が数μmから最大200μm程度のものまで存在する。さらに、マイクロパイプは、SiC基板上のエピタキシャル成長された薄膜中にも引き継がれて存在し、半導体デバイスを作製した際の絶縁破壊や漏れ電流等の原因となることが知られている。さらに、マイクロパイプの存在は、半導体製造工程でのレジスト塗布工程において、レジストが基板の裏面に抜け、レジストパターンの開口部が安定しなくなり、半導体素子の製造において、生産の歩留まりが悪いという不具合があった。また、多くの半導体プロセス装置は半導体ウエハを真空吸着することでウエハを搬送するが、貫通孔の存在により真空吸着ができず装置内に搬送ができない不具合があった。
そこで、従来は、マイクロパイプの存在の有無を検査して、マイクロパイプの無いSiC基板を入手していたが、歩留まりを上げるために非常に高価格になってしまう。さらに、検査が完全でないことも多く、入手したSiC基板にはマイクロパイプをもつ基板が混在していた。このため、このSiC基板にエピタキシャル成長を施す前の段階で、付加的な選別工程を設け、マイクロパイプのない基板だけを使用するように選別していたが、生産コストが高くなるという不具合があった。
そこで、これらの不具合に対応するために、例えば、特許文献1では、SiC基板のマイクロパイプ欠陥の開口部を被覆材料で被覆し、熱処理を施してSiC基板内部で閉塞させ、被覆材料を除去した後、基板結晶を種結晶としてSiC単結晶を成長させる工程を繰り返してSiC単結晶に存在しているマイクロパイプ欠陥をSiC単結晶の内部で閉塞させる技術が開示されている。
また、特許文献2では、1800℃の高温下で、温度が高いSiC基板裏面近傍から昇華したSiCの昇華ガスが中空であるマイクロパイプ欠陥を通して、温度の低い基板表面近傍に移動して、基板表面近傍にて再結晶化し、マイクロパイプ欠陥が閉塞する技術が開示されている。
しかし、特許文献1及び2に開示された技術では、SiC基板のマイクロパイプの閉塞という点では一定の成果を上げてはいるが、約2000℃という高温環境を必要とするため、既存の半導体製造工程との整合性が難しく、さらに、半導体製造工程の中に占める基板製作に時間を要するため、製造コストが高くなるという問題点があった。
また、特許文献3では、GaN単結晶基板と、前記GaN単結晶基板の一側にエピタキシャル成長させた、MgがドープされたAlGaIn1−x−yN(y>0)からなる第1層と、前記第1層の一側にエピタキシャル成長させられた、アンドープの絶縁性のAlGaIn1−x−yN(y>0)からなる第2層と、を備える窒化物系半導体エピタキシャル基板が開示されている。
また、特許文献4では、CVD装置内にて単結晶炭化珪素基板の表面に珪素層を形成し、珪素層を不活性雰囲気又は真空雰囲気中にて加熱することにより溶融し、溶融した珪素により基板のマイクロパイプを閉塞した半導体素子等が開示されている。これによって、マイクロパイプや転位に起因する素子特性の低下のない半導体素子及びその製造方法を提供することができることが記載されている。
しかし、特許文献3及び4に開示された技術では、半導体製造工程の中に占める基板製作に時間を要するため、製造コストが高くなるという問題点があった。
特開2001−158697号公報 特開2002−179498号公報 特開2004−311913号公報 特開2004−172556号公報
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、SiC基板内部に存在する欠陥である貫通マイクロパイプを、簡易な方法で閉塞することができるSiC基板の製造方法、及びそれを用いた半導体装置の製造方法を提供することを課題とする。
また、既存の半導体製造工程との整合性が高く、安価なSiC基板を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の一の側面は、マイクロパイプなる貫通孔を有するSiC基板に存在する貫通マイクロパイプが、絶縁材料若しくは耐熱性高分子材料で封止され、又は塗布して埋め込むことで封止される工程を含むことを特徴とするSiC基板の製造方法にある。
このように、エピタキシャル基板に存在する貫通孔を上記材料で埋め込むことにより、従来行っていた選別工程を省略することができる。
また、本発明の他の側面は、マイクロパイプなる貫通孔を有するSiC基板に存在する貫通マイクロパイプが、絶縁材料若しくは耐熱性高分子材料で封止され、又は塗布して埋め込むことで封止されることを特徴とするSiC基板にある。
そのような基板を用いることで、半導体製造工程での真空吸着を有する工程で真空吸着不良を起こす問題を防ぐことができ、また、レジスト塗布工程において、レジストが基板の裏面に抜け、レジストパターンの開口部が安定しなくなる現象を防ぐことができる。
本発明により、SiC基板内部に存在する欠陥である貫通マイクロパイプを、簡易な方法で閉塞することができるSiC基板の製造方法、及びそれを用いた半導体装置の製造方法を提供することができる。
また、既存の半導体製造工程との整合性が高く、安価なSiC基板を提供することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明はこの発明の最良の形態の例であって、いわゆる当業者は特許請求の範囲内で、変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、以下の説明が特許請求の範囲を限定するものではない。
シリコンカーバイド(以下、単に「SiC」と記す。)単結晶基板は、昇華再結晶法等により形成される。昇華再結晶法により形成される単結晶SiC基板内を貫通するマイクロパイプ欠陥が発生することが避けられない。これは、熱力学的に単結晶中にも点欠陥、線欠陥が存在することは避けられない。このうち線欠陥として刃状転位、らせん転位があり、特に、六方晶型の中でC軸方向に存在しやすい。さらに、これらの欠陥は、集合することで内部エネルギーを小さくすることができるため、集合して数が少なくなるが欠陥として大きくなる。この結果、単結晶SiC基板内を貫通するマイクロパイプ欠陥が存在することになる。そのため、単結晶SiC基板上にエピタキシャル成長によって半導体素子層を形成すると、貫通マイクロパイプがエピタキシャル層にも引き継がれ、エピタキシャル層にも貫通マイクロパイプが発生する。従って、これらの貫通マイクロパイプによって、真空吸着を有する工程で真空吸着不良を起こし、レジストが基板の裏面に抜け、レジストパターンの開口部が安定しなくなり半導体装置の製造が困難になる。また、Nの如き不純物が侵入したり、CVD・真空蒸着等による電極材料そのものが侵入したりしてリーク電流の経路となることに起因して半導体素子の不良が発生する。
そこで、貫通マイクロパイプを有するSiC基板の半導体素子を設けない裏面を、封止して貫通マイクロパイプを塞ぐことでこれらを防止することができる。封止は、貫通マイクロパイプ内部まで塞ぐことが好ましい。これは、SiC基板の表面を、例えば、絶縁材料を塗布して封止しても、その後に、SiC基板の封止した他の面に半導体素子を設けるために、半導体素子の製造時に電極材料が内部に侵入してリーク電流の経路になることがあるからである。
このSiC基板に存在する貫通マイクロパイプを封止するために、絶縁材料を用いる。封止する材料は、SiC基板の裏面であり、また、半導体素子を設ける面ではないので、貫通マイクロパイプを封止できれば材料は限定されない。しかしながら、リーク電流の発生を抑えるためには絶縁材料を用いることが好ましい。また、電界、電流の影響で分極することで半導体素子に影響することを防止するために低誘電率の材料を用いることが好ましい。さらに、後述する半導体装置の製造工程では、最高で数100℃程度に加熱されることがあるため、この温度になっても粘度が低下して漏れ出てこないものがよく、また、この温度で変質しない耐熱性の高い絶縁材料を用いる。
また、貫通マイクロパイプは、最大約200μm程度であり内部まで埋め込んで封止するには、粘度が低く濡れ性の良いものを用いる。したがって、このSiC基板の貫通マイクロパイプは、溶媒に懸濁又は溶解させて粘度を低くした耐熱性高分子材料で封止する。封止は、半導体素子を設ける面と反対の面に耐熱性高分子材料を塗布することで、貫通マイクロパイプを塞ぐことができる。塗布は、絶縁材料をスピンコート、スプレー法などの塗装手段により塗布する。また、粘度を低くすることで、SiC基板表面の貫通マイクロパイプ内に流し込み、耐熱性高分子材料を埋め込んで封止してもよい。
溶媒としては、後で蒸発させることから有機溶媒が好ましく、例えば、ヘキサン、テトラハイドロフラン、酢酸ブチル、ヘキサメチルジシラザン、メチルメタアクリレート、イソプロピル等を用いることができる。特に、ヘキサンは化学的に安定で、沸点が低いことから好ましい。
耐熱性高分子材料としては、スピンオングラス(SOG)、リン化酸化膜ガラス(PSG)、ホウ素ドープリン化酸化膜ガラス(BPSG)を挙げることができる。スピンオングラスは、無機・有機シリコーン系樹脂のいずれでも良く、さらに、これらの材料は誘電率が低いという特性を有することから好ましい。また、PSG、BPSGは、シリコーン系樹脂であり、これらも誘電率が低いという特性を有することから好ましい。シリコーン樹脂は熱硬化させることで高耐熱になり、また、溶剤に溶解させて容易に塗布することができ扱いやすい。
また、高分子材料中にフィラーとして無機酸化物、窒化物、炭化物等のセラミックスを含有するものであっても良い。フィラーとしては、アルミナ、シリカ、チタニア、酸化鉄、酸化クロム等の酸化物、窒化ホウ素、窒化アルミナ等の窒化物、炭化ホウ素、SiC等の炭化物を挙げることができる。セラミック連続繊維は、これらのフィラーでアスペクト比の大きいものを溶剤中にシリコーン樹脂等と一緒に懸濁させたものである。特に、アルミナを用いたものがアルミナペーストである。また、高分子材料としては、シリコーン樹脂の他、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂が用いることができる。
また、誘電率は高いが、(Ba,Sr)TiO(BST)、SrTiO(ST)、BaTiO、Ba(Zr、Ti)O、Ba(Ti、Sn)O、Pb(Zr,Ti)O(PZT)、(Pb,La)(Zr,Ti)O(PLZT)等を形成するため複数の金属アルコキシド加水分解又は重縮合してできる溶液、または、カルボン酸等の金属塩を有機溶媒に溶かした溶液で封止しても良い。これらは、電気抵抗が高く、また、熱による変質が少ないからである。
また、SiC基板は、封止した後、焼結される。この焼結による加熱で、最初に溶媒を蒸発させる。スピオングラス(SOG)は、60〜800℃で加熱することで焼結させることができる。特に、貫通マイクロパイプにSOGを流し込むことで埋め込んだ後に、焼結させることで、貫通マイクロパイプを内部から封止することができる。これによって、真空吸着不良、レジストが基板の裏面に抜けること及びリーク電流の発生等を抑えることができる。
さらに、その後、このSiC基板の塗布して封止した面を研摩して平坦化する。研摩方法は、特に限定されない。CMP(化学的機械的研摩)法等を用いる。
次に、このSiC基板上に半導体素子を設ける。半導体素子としては、特に限定されないが、SiC基板の電気抵抗の調整が可能で、熱伝導率が高いことから熱の発生量の高いパワーエレクトロニクス、高集積回路の基板として有効である。さらに、SiC基板は高い飽和電子速度を有し、高い絶縁破壊電圧を有することから高電子移動度素子(HEMT)等に適している。
この半導体装置は、貫通マイクロパイプを封止したSiC基板上に第1の化合物半導体からなるキャリア走行層と、前記キャリア走行層の上に第2の化合物半導体からなるキャリア供給層とを有するHEMTを備える。このHEMTは、ヘテロ接合しているキャリア走行層とキャリア供給層の界面におけるバンドギャップの異なる接合部で障壁を形成し、熱平衡状態において接合界面に2次元電子ガスが形成される。そして、このキャリア供給層の上に設けるソース電極とドレイン電極の間に所定値のバイアス電圧を印加することで、キャリア供給層からはその下に位置するキャリア走行層へ電子が供給され、供給された電子が接合界面で2次元電子ガス層を形成し、このキャリア走行層内に閉じ込められた状態で電子はドレイン電極へと高速で流れる。
そのために、SiC基板上にキャリア走行層として、GaAs、GaAlAs、InGaAs、InAlAs等のいわゆるIII−V族化合物半導体、GaNのGaN系半導体を用いる。その上にキャリア走行層に用いる材料よりバンドギャップの大きい材料でバリアとなるキャリア供給層を形成する。このキャリア供給層として、GaAs等のいわゆるIII−V族化合物半導体、AlGaN系半導体を用いる。特に、GaN系半導体は、バンドギャップが大きく、高い絶縁破壊電圧を有することから、キャリア走行層をGaNで、キャリア供給層をAlGaNで形成することが好ましい。
このHEMTを用いた半導体装置は、高速・高周波動作特性及び低雑音特性等に優れて、マイクロ波機器等の高出力増幅器にすることができる。
本発明の半導体装置に設けるHEMTでは、キャリア供給層の上にソース電極及びドレイン電極と、ソース電極及びドレイン電極の間に絶縁層とを有し、ソース金属電極及びドレイン金属電極とがキャリア供給層にオーミック接続させる。このようなHEMTも、微細化が進むにつれて、ソース金属電極及びドレイン金属電極とキャリア発生層とのコンタクト抵抗が高い上、寄生抵抗も高かった。このために、ソース電極及びドレイン電極とを近づけ、その間に絶縁層を設けて、リーク電流の発生を抑えた。絶縁材料としては、酸化珪素(SiO)、酸化アルミニウム(Al)等の酸化物、窒化珪素(SiN)等の窒化物を用いることができる。特に、SiNは温度に対する電気抵抗の変化が小さく好ましい。また、ソース電極及びドレイン電極として、Ti、Al、Mo、W等を金属膜として用いる。
また、ソース金属電極及びドレイン金属電極とがキャリア供給層にオーミック接続させるためには、キャリア供給層の上部にソース/ドレイン電極を形成し、更にゲート電極を形成した後にソース/ドレインのオーミック接続を形成するための熱処理を行なう。また、電極の金属薄膜の上部にシリコン酸化膜を形成後に、オーミック接続を形成するための熱処理を行っても良い。
これによって、本発明の半導体装置は、ゲート長を小さくして、また、電極とキャリア供給層との寄生成分を小さくすることで、より高速に電子を移動させることができるHEMTを設けることができる。
以下に、SiC基板を用いて、HEMTを設ける半導体装置に具体的に説明する。
まず、第1段階として本発明のHEMT用エピタキシャル基板の製作工程について説明する。
図1は、本発明のHEMT用エピタキシャル基板の断面図である。半絶縁性のSiC基板上1に、GaNおよびAlGaNを積層したエピタキシャル基板である。SiC基板1上に、例えば、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法で、厚さが、例えば、3μmのi型GaN電子走行層2をエピタキシャル成長させ、さらに、その上に、同様に、厚さが、例えば2nmのi型AlGaNスペーサ層3、厚さが、例えば25nmでドーパント不純物としてSiが導入されたn型AlGaN電子供給層4、及び、厚さが、例えば5nmでドーパント不純物としてSiが導入されたn型GaN保護層5を順に堆積させてエピタキシャル基板が完成する。
ここで、n型GaN保護層5は、必ずしも必要ではないが、ゲート電極へのトンネル電流を低減して耐圧を向上させることができる。この場合、n型GaN保護層5の代わりにi型AlGaN保護層としてもよいが、n型GaN保護層5の方がより導通性能等を改善することができる。
従来は、このあと絶縁膜を形成してソース・ドレイン領域およびゲート電極等を形成することになるが、この段階では、まだエピタキシャル基板に存在するマイクロパイプは閉塞しておらず、このまま半導体製造プロセスを進めると、上述したような問題が発生する。
次に、第2段階として、SiCを元基板とするエピタキシャル基板に存在するマイクロパイプを閉塞させる工程を説明する。
図2は、エピタキシャル基板のマイクロパイプを閉塞させる工程を示す図である。図2(a)に示すように、SiC基板上にGaNおよびAlGaNを積層したエピタキシャル基板には、マイクロパイプがエピタキシャル成長されたGan/AlGaN層中にも引き継がれて存在している。
最初に、GaN、AlGaNが積層されているエピタキシャル基板20の表面、即ち、最上層のn型GaN保護層5の表面に絶縁膜22を形成し、図2(b)示すように、表面を保護する。絶縁膜22は、熱酸化法により形成することでき、金属又は複数の金属の酸化物、窒化物、酸窒化物の絶縁体を用いる。具体的には、SiN、SiO、SiON等を用いることができる。
次に、図2(c)に示すように、エピタキシャル基板20の裏面(SiC基板1面)からマイクロパイプを埋めるために、高耐熱材料23を塗布し、約500℃で焼結する。高耐熱材料23を用いることで、この後の半導体製造工程においても熱による影響を受けず、剥がれ等を防ぐことができる。
次に、図2(d)に示すように、CMP(化学的機械的研摩)等を用いて焼結したSiC基板面である裏面を研磨して平坦化する。
次に、図2(e)に示すように、GaN表面の絶縁膜をエッチングで除去して、真空吸着可能で、かつ、水、薬液等が裏面に抜けないマイクロパイプが閉塞したエピタキシャル基板30ができあがる。
次に、第3段階として、裏面を閉塞したエピタキシャル基板30に電極等を作製する。
図3は、本発明に係るHEMTの製作工程を示す図である。図3(a)は、第1段階で製作したエピタキシャル基板30を示している。このエピタキシャル基板30上に、図3(b)に示すように、n型GaN保護層5の上の全面に、CVD法を用いて、厚さが、例えば20nmのSiN膜31を堆積する。
次に、図3(c)に示すように、ゲート形成領域に開口部を設けてNi/Auからなるゲート電極を形成し、ソース・ドレイン領域に開口部を設けてTi/Auからなるソース電極及びドレイン電極を形成することによって、GaN系HEMTの基本形が完成する。
以上は、単体のHEMTとして説明しているが、イオン注入又はメサエッチングによって素子分離を行い集積化することも可能である。
従来は、マイクロパイプが閉塞されていないエピタキシャル基板を用いていたため、ホトレジスト塗布工程でレジストがエピタキシャル基板の裏面に抜けてしまうという現象が見られたが、本発明のエピタキシャル基板を用いることで、そのような現象を防止することができる。また、真空吸着を用いる半導体製造装置において、吸着不良を起こさないようにすることができる。
さらに、半絶縁性のSiC基板を元基板とするエピタキシャル基板に存在するマイクロパイプを簡易な方法で閉塞することにより、従来の選別工程を省略することができ、さらに、既存の半導体製造工程との整合性が高く、安価にHEMT用のエピタキシャル基板を提供することができる。
上記はSiC基板上の窒化物半導体エピタキシャル層を用いた半導体デバイスについて説明したが、SiC基板上のSiCエピタキシャル層を用いた半導体デバイスについても同様である。
図4は、本発明に係るSiC基板上にSiCエピタキシャル層を有するエピタキシャル基板である。SiCからなるn型基板11の上には、SiCからなるn型エピタキシャル層12が形成され、n型エピタキシャル層12とは異なる面のn+型基板11には上記高耐熱材料23が埋め込まれている。このエピタキシャル基板40を用いることにより、MOSFETやショットキーバリアダイオード等の高耐圧の半導体装置にも応用できる。
SiCとしては、SiCバルク単結晶は2000℃以上の温度で原料を昇華させて種結晶上に成長させている。種結晶としては、通常、{0001}面方位を用いるが、他の面方位を種結晶とすることもある。また、不純物としてn型用に窒素ガスからのN原子を、p型用にトリメチルアルミニウム(TMA)からのAl原子やBからのB原子を用いて、n型、p型の伝導型、電気抵抗の制御をすることができる。ここでは、とくに、原子等をドープせず、半絶縁性の状態で用いて、高耐電圧、低損失、高温動作可能の半導体装置をつくることができる。
以上が本発明の実施形態による説明であるが、発明として、例えば、下記のような特徴を抽出することができるので、ここで列挙しておく。
(付記1)半導体素子を設けるための貫通マイクロパイプを有するシリコンカーバイド(SiC)基板において、前記SiC基板は、貫通マイクロパイプが絶縁材料で封止されていることを特徴とするSiC基板。
(付記2)付記1に記載のSiC基板において、前記SiC基板は、貫通マイクロパイプに絶縁材料を塗布して埋め込むことで封止されていることを特徴とするSiC基板。
(付記3)付記1に記載のSiC基板において、前記SiC基板は、溶媒に懸濁又は溶解させた耐熱性高分子材料で封止されていることを特徴とするSiC基板。
(付記4)付記1に記載のSiC基板において、前記SiC基板は、フィラーを含有し、溶媒に懸濁又は溶解させた耐熱性高分子材料で封止されていることを特徴とするSiC基板。
(付記5)付記1に記載のSiC基板において、前記SiC基板は、溶媒に懸濁又は溶解させた金属塩又は金属アルコキシドを含有する材料で封止されていることを特徴とするSiC基板。
(付記6)付記1に記載のSiC基板において、前記SiC基板は、貫通マイクロパイプを封止した後、焼結されていることを特徴とするSiC基板。
(付記7)半導体素子を設けるための貫通マイクロパイプを有するSiC基板の製造方法において、前記SiC基板の製造方法は、前記SiC基板の裏面から貫通マイクロパイプを封止する封止工程と、封止工程の後に、焼結する焼結工程とを有することを特徴とするSiC基板の製造方法。
(付記8)付記7に記載のSiC基板の製造方法において、前記SiC基板の製造方法は、焼結工程の後に、SiC基板表面を研摩する工程を有することを特徴とするSiC基板の製造方法。
(付記9)付記7に記載のSiC基板の製造方法において、前記SiC基板の製造方法は、封止工程では請求項3ないし5のいずれかに記載の材料で封止されていることを特徴とするSiC基板の製造方法。
(付記10)貫通マイクロパイプを有するSiC基板上に、半導体素子を設ける半導体装置において、前記半導体装置は、SiC基板の裏面から貫通マイクロパイプを絶縁材料で封止し、封止した後に焼結されたSiC基板を有し、焼結した後、SiC基板の他の面に半導体素子を設ける半導体装置であって、前記SiC基板上に第1の化合物半導体からなるキャリア走行層と、前記キャリア走行層の上に第2の化合物半導体からなるキャリア供給層と、を有する高電子移動度素子を備えることを特徴とする半導体装置。
(付記11)付記10に記載の半導体装置において、前記キャリア走行層がGaNで形成され、前記キャリア供給層がAlGaNで形成されていることを特徴とする半導体装置。
(付記12)付記10に記載の半導体装置において、前記半導体装置は、前記キャリア供給層の上に、ソース電極及びドレイン電極とゲート電極とを有することを特徴とする半導体装置。
(付記13)貫通マイクロパイプを有するSiC基板上に、半導体素子を設ける半導体装置において、前記半導体装置は、SiC基板の裏面から貫通マイクロパイプを絶縁材料で封止し、封止した後に焼結されたSiC基板を有し、焼結した後、SiC基板の他の面に半導体素子を設ける半導体装置であって、前記SiC基板上にSiC層を有することを特徴とする半導体装置。
(付記14)貫通マイクロパイプを有するSiC基板上に半導体素子を設ける半導体装置の製造方法において、前記半導体装置の製造方法は、SiC基板の裏面から貫通マイクロパイプを封止する封止工程と、封止工程の後に、焼結する焼結工程とを有し、その後、シリコンカーバイド基板の他の面に半導体素子を設けることを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記15)付記14に記載の半導体装置の製造方法において、前記半導体装置の製造方法は、SiC基板表面を研摩する工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記16)付記14に記載の半導体装置の製造方法において、前記半導体装置の製造方法は、さらに、SiC基板の他の面上に第1の化合物半導体からなるキャリア走行層と、前記チャネル層の上に第2の化合物半導体からなるキャリア供給層と、を有する高電子移動度素子を設けることを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記17)付記14に記載の半導体装置の製造方法において、前記高電子移動度素子は、キャリア走行層がGaNで形成され、キャリア供給層がAlGaNで形成されていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記18)付記14に記載の半導体装置の製造方法において、前記半導体装置の製造方法は、キャリア供給層の上にソース電極及びドレイン電極とゲート電極とを設けることを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記19)付記14に記載の半導体装置の製造方法において、前記半導体装置の製造方法は、前記SiC基板上にSiC層を設けることを特徴とする半導体装置の製造方法。
本発明に係るエピタキシャル基板を示す図である。 本発明に係るエピタキシャル基板の製造工程を示す図である。 本発明に係るHEMTの製造工程を示す図である。 本発明に係るSiC基板上にSiCエピタキシャル層を有するエピタキシャル基板である。
符号の説明
1 SiC基板
2 i型GaN電子走行層
3 i型AlGaNスペーサ層
4 n型AlGaN電子供給層
5 n型GaN保護層
11 n型SiC基板
12 n型SiCエピタキシャル層
20 エピタキシャル基板(閉塞処理前)
21 マイクロパイプ(貫通孔)
22 絶縁膜
23 高耐熱材料
30 エピタキシャル基板(閉塞処理後)
31 SiN膜
32 ソース電極
33 ドレイン電極
34 ゲート電極
40 エピタキシャル基板(閉塞処理後)

Claims (5)

  1. 半導体素子を設けるための貫通マイクロパイプを有するシリコンカーバイド(SiC)基板において、
    前記SiC基板は、貫通マイクロパイプが絶縁材料で封止されている
    ことを特徴とするSiC基板。
  2. 請求項1に記載のSiC基板において、
    前記SiC基板は、貫通マイクロパイプに絶縁材料を塗布して埋め込むことで封止されている
    ことを特徴とするSiC基板。
  3. 請求項1又は2に記載のSiC基板において、
    前記SiC基板は、溶媒に懸濁又は溶解させた耐熱性高分子材料で封止されている
    ことを特徴とするSiC基板。
  4. 半導体素子を設けるための貫通マイクロパイプを有するSiC基板の製造方法において、
    前記SiC基板の製造方法は、
    前記SiC基板の裏面から貫通マイクロパイプを封止する封止工程と、
    封止工程の後に、焼結する焼結工程と を有する
    ことを特徴とするSiC基板の製造方法。
  5. 貫通マイクロパイプを有するSiC基板上に半導体素子を設ける半導体装置の製造方法において、
    前記半導体装置の製造方法は、SiC基板の裏面から貫通マイクロパイプを封止する封止工程と、封止工程の後に焼結する焼結工程と を有し、
    その後、SiC基板の他の面に半導体素子を設ける
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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