JP2006277342A - システム、及びその制御方法、情報処理装置、及びその制御方法 - Google Patents

システム、及びその制御方法、情報処理装置、及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 装置間における表示情報の共有を、表示情報のセキュリティを保ったまま行うための技術を提供すること。
【解決手段】 ディスプレイ装置E106は、ディスプレイ装置F107から表示情報を要求する旨を受信した場合には、認証を要求する旨を送信し、認証要求に応じてディスプレイ装置F107から送信された認証情報を認証した場合には、ディスプレイ装置F107に対して表示情報を送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、情報のセキュリティー技術に関するものである。
現在、ネットワーク上には様々な機器が接続され、相互にデータの交換や情報の共有などが行われている。このようなネットワークにおいては、機密性の高い情報の漏洩を防ぐために、厳格な機器認証や個人認証を用いることによって情報にアクセスできる対象を制限したり、コピーされた情報に対する著作権保護を可能としたりするものが存在する(特許文献1参照)。
一方、会議や打ち合わせを行う場合、ネットワークに接続する第1のディスプレイ装置と、そのネットワークに接続しない第2のディスプレイ装置が存在した場合、第1のディスプレイ装置が接続するネットワークで共有されているデータは、第1のディスプレイ装置のみ表示可能であり、第2のディスプレイ装置においては表示することはできない。そこで、表示画像を共有したい場合は、表示したいディスプレイ装置へデータを転送したり、1台のディスプレイ装置で画面を共有したりする。
特開2002−9763号公報
しかしながら、表示させたいディスプレイ装置へデータを転送する場合は、転送先のディスプレイ装置にデータが残ってしまうので情報の漏洩を考えると適さない。また、1台のディスプレイ装置で画面を共有する場合は、画面サイズが小さかったり人数が多かったりした場合に適さない。
本発明は以上の問題に鑑みてなされたものであり、装置間における表示情報の共有を、表示情報のセキュリティを保ったまま行うための技術を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明のシステムは以下の構成を備える。
即ち、ネットワークを介して互いにデータ通信が可能な情報処理装置群と、当該情報処理装置群のうち1以上と前記ネットワークを介さずにデータ通信が可能な第1の情報処理装置とで構成されているシステムであって、
前記情報処理装置群のうち、前記第1の情報処理装置とデータ通信が可能な第2の情報処理装置は、
前記第1の情報処理装置から表示情報を要求する旨を受信した場合には、前記第1の情報処理装置に対して、認証を要求する旨を送信する手段と、
前記認証要求に応じて前記第1の情報処理装置から送信された認証情報を受信する手段と、
前記認証情報を認証した場合には、前記第1の情報処理装置に対して表示情報を送信する手段と
を備え、
前記第1の情報処理装置は、
前記第2の情報処理装置に対して、表示情報を要求する旨を送信する手段と、
当該要求に応じて前記第2の情報処理装置から送信された認証要求に対して、認証情報を入力する手段と、
前記入力した認証情報を前記第2の情報処理装置に対して送信する手段と、
前記認証情報が前記第2の情報処理装置側で認証された場合に前記第2の情報処理装置から送信される表示情報を受信する手段と、
前記第2の情報処理装置から受信した表示情報を表示する表示手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の情報処理装置は以下の構成を備える。
即ち、ネットワークを介して互いにデータ通信が可能な情報処理装置群のうち1以上とネットワークを介さずにデータ通信が可能な情報処理装置であって、
前記情報処理装置群のうち、前記情報処理装置とデータ通信が可能な他情報処理装置に対して、表示情報を要求する旨を送信する手段と、
当該要求に応じて前記他情報処理装置から送信された認証要求に対して、認証情報を入力する手段と、
前記入力した認証情報を前記他情報処理装置に対して送信する手段と、
前記認証情報が前記他情報処理装置側で認証された場合に前記他情報処理装置から送信される表示情報を受信する手段と、
前記他情報処理装置から受信した表示情報を表示する表示手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の情報処理装置は以下の構成を備える。
即ち、ネットワークを介して互いにデータ通信が可能な情報処理装置群のうち、当該ネットワークを介さずにデータ通信が可能な他情報処理装置とデータ通信が可能な情報処理装置であって、
前記他情報処理装置から表示情報を要求する旨を受信した場合には、前記他情報処理装置に対して、認証を要求する旨を送信する手段と、
前記認証要求に応じて前記他情報処理装置から送信された認証情報を受信する手段と、
前記認証情報を認証した場合には、前記他情報処理装置に対して表示情報を送信する手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明のシステムの制御方法は以下の構成を備える。
即ち、ネットワークを介して互いにデータ通信が可能な情報処理装置群と、当該情報処理装置群のうち1以上と前記ネットワークを介さずにデータ通信が可能な第1の情報処理装置とで構成されているシステムの制御方法であって、
前記情報処理装置群のうち、前記第1の情報処理装置とデータ通信が可能な第2の情報処理装置の制御方法は、
前記第1の情報処理装置から表示情報を要求する旨を受信した場合には、前記第1の情報処理装置に対して、認証を要求する旨を送信する工程と、
前記認証要求に応じて前記第1の情報処理装置から送信された認証情報を受信する工程と、
前記認証情報を認証した場合には、前記第1の情報処理装置に対して表示情報を送信する工程と
を備え、
前記第1の情報処理装置の制御方法は、
前記第2の情報処理装置に対して、表示情報を要求する旨を送信する工程と、
当該要求に応じて前記第2の情報処理装置から送信された認証要求に対して、認証情報を入力する工程と、
前記入力した認証情報を前記第2の情報処理装置に対して送信する工程と、
前記認証情報が前記第2の情報処理装置側で認証された場合に前記第2の情報処理装置から送信される表示情報を受信する工程と、
前記第2の情報処理装置から受信した表示情報を表示する表示工程と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の情報処理装置の制御方法は以下の構成を備える。
即ち、ネットワークを介して互いにデータ通信が可能な情報処理装置群のうち1以上とネットワークを介さずにデータ通信が可能な情報処理装置の制御方法であって、
前記情報処理装置群のうち、前記情報処理装置とデータ通信が可能な他情報処理装置に対して、表示情報を要求する旨を送信する工程と、
当該要求に応じて前記他情報処理装置から送信された認証要求に対して、認証情報を入力する工程と、
前記入力した認証情報を前記他情報処理装置に対して送信する工程と、
前記認証情報が前記他情報処理装置側で認証された場合に前記他情報処理装置から送信される表示情報を受信する工程と、
前記他情報処理装置から受信した表示情報を表示する表示工程と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の情報処理装置の制御方法は以下の構成を備える。
即ち、ネットワークを介して互いにデータ通信が可能な情報処理装置群のうち、当該ネットワークを介さずにデータ通信が可能な他情報処理装置とデータ通信が可能な情報処理装置の制御方法であって、
前記他情報処理装置から表示情報を要求する旨を受信した場合には、前記他情報処理装置に対して、認証を要求する旨を送信する工程と、
前記認証要求に応じて前記他情報処理装置から送信された認証情報を受信する工程と、
前記認証情報を認証した場合には、前記他情報処理装置に対して要求された表示情報を送信する工程と
を備えることを特徴とする。
本発明の構成により、装置間における表示情報の共有を、表示情報のセキュリティを保ったまま行うことができる。
以下添付図面を参照して、本発明を好適な実施形態に従って詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態に係るシステムの基本構成を示すブロック図である。同図に示す如く、本実施形態に係るシステムは、ネットワーク(ネットワークA)に接続されている装置群(サーバ装置101、ディスプレイ装置A102、ディスプレイ装置B103、ディスプレイ装置C104、ディスプレイ装置D105、ディスプレイ装置E106)と、このネットワークAには接続されていないものの、この装置群のうち1以上(同図ではディスプレイ装置E106)とデータ通信が可能な装置(同図ではディスプレイ装置F107)とで構成されている。
また、各ディスプレイ装置は、例えば一般のPC(パーソナルコンピュータ)やWS(ワークステーション)などのコンピュータで構成されており、それぞれのコンピュータは、画像や文字などが表示可能な表示装置を備えている。
ネットワークAに接続されている各ディスプレイ装置はサーバ装置101とネットワークAを介してデータ通信が可能であると共に、このサーバ装置101を介してディスプレイ装置間でもデータ通信が可能となっている。また、ネットワークAに接続されているディスプレイ装置群のうち、ディスプレイ装置E106は、このネットワークAに接続されていないディスプレイ装置F107とデータ通信が可能となっている。
なお、以下の説明は、ネットワークAに接続されているディスプレイ装置の数、ネットワークAに接続されていないディスプレイ装置の数、そして、ネットワークAに接続されているディスプレイ装置のうち、ネットワークAに接続されていないディスプレイ装置とデータ通信が可能なディスプレイ装置の数について、図1に示したものに限定するものではないということは、以下の説明により明らかである。
図2は、図1に示したそれぞれのディスプレイ装置に適用可能なコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。
同図において、201はCPUで、コンピュータ全体の制御を行うと共に、本コンピュータを適用したディスプレイ装置が行う後述の各処理を実行する。
202は表示制御部で、表示データをD/A変換し、画像信号として表示装置203に出力するなど、表示装置203による表示を制御する。
203は表示装置で、CRTや液晶画面などにより構成されており、CPU201による処理結果を画像や文字などでもって表示することができる。
204はメモリで、RAM206、ROM205により構成されている。RAM206は、外部記憶装置208からロードされたプログラムやデータを一時的に記憶するためのエリア、CPU201が各種の処理を実行する際に用いるワークエリア、通信装置210によって外部から受信したデータを一時的に記憶するためのエリアなど、各種のエリアを提供することができる。
また、RAM206には、VRAM207が設けられており、周知の通り、ここにデータを書き込むことで、CPU201は書き込んだデータに基づく画像を表示装置203の表示画面上に表示する。
ROM205には、本コンピュータの設定データやブートプログラムなどが格納されている。
208は外部記憶装置で、ハードディスクドライブ装置に代表される大容量情報記憶装置であって、ここにOS(オペレーティングシステム)や、本コンピュータを適用したディスプレイ装置が行う後述の各処理をCPU201に実行させるためのプログラムやデータ等が保存されており、これらはCPU201による制御に従ってRAM206にロードされ、CPU201による処理対象となる。
209は通信制御部であって、通信装置210を制御することで、外部装置とのデータ通信を制御する。また、通信装置210によりデータを送信する場合にはこのデータを暗号化したり、通信装置210が暗号化されたデータを受信した場合にはこのデータを復号したりする。なお、データ通信の際のデータの暗号化/復号については必須ではない。
210は通信装置で、外部装置とのデータ通信を行う際のインターフェースとして機能する。
211は入力装置で、キーボードやマウスなどにより構成されており、本コンピュータの操作者が操作することで、各種の指示をCPU201に対して入力することができる。
次に、ディスプレイ装置E106が有する表示装置203に表示されている画像(以降の説明では「画像」なる文言にはテキストなどの文字情報も含まれているものとする)と同じものをディスプレイ装置F107が有する表示装置203にも表示させるべく、ディスプレイ装置E106、ディスプレイ装置F107のそれぞれが行う処理について、同処理のフローチャートを示す図3を用いて、説明する。
なお、同図に示す如く、ステップS301〜ステップS310はディスプレイ装置E106が行う処理のフローチャートである。よって、ステップS301〜ステップS310の各ステップにおける処理をディスプレイ装置E106に実行させるためのプログラムやデータは、ディスプレイ装置E106の外部記憶装置208に保存されており、これをディスプレイ装置E106のCPU201による制御に従ってディスプレイ装置E106のRAM206にロードし、ディスプレイ装置E106のCPU201等がこれを用いて処理を実行することで、ディスプレイ装置E106はステップS301〜ステップS310の各ステップにおける処理を実行することになる。
また、ステップS311〜ステップS323はディスプレイ装置F107が行う処理のフローチャートである。よって、ステップS311〜ステップS323の各ステップにおける処理をディスプレイ装置F107に実行させるためのプログラムやデータは、ディスプレイ装置F107の外部記憶装置208に保存されており、これをディスプレイ装置F107のCPU201による制御に従ってディスプレイ装置F107のRAM206にロードし、ディスプレイ装置F107のCPU201等がこれを用いて処理を実行することで、ディスプレイ装置F107はステップS311〜ステップS323の各ステップにおける処理を実行することになる。
また、ディスプレイ装置E106とディスプレイ装置F107との間のデータ通信は、ピアツーピアのようにサーバ装置を介さずに直接行う方式を想定しているが、通信方式はこの限りでない。
また、ディスプレイ装置E106、ディスプレイ装置F107は図4に示す如く、同じハードウェア構成を有しているものとして説明する。なお、それぞれの装置の構成は図2に示したものと同じである。
先ず、ディスプレイ装置E106の表示装置403の表示画面上にはある画像が表示されているものとするが、ディスプレイ装置F107の操作者が、表示装置414の表示画面上に同じものを表示させるべく、入力装置422を操作して表示要求を入力すると、CPU412はこれを検知して、処理をステップS311からステップS312に進め、入力装置422からの操作が表示要求の旨の操作であったのかを判断し(ステップS312)、表示要求の旨の操作であった場合には処理をステップS313に進め、CPU412は通信制御部420を制御して、表示要求の旨を通信装置421によってディスプレイ装置E106の通信装置410に送信する(ステップS313)。
ディスプレイ装置E106の通信制御部409は、表示要求の旨を通信装置410が受信したことを検知すると、検知した旨をCPU401に通知するので、処理をステップS301,S302を介してステップS303に進め、CPU401は外部記憶装置408に保存されている「認証を行わせるための画面のデータ」をRAM406に読み出し、これを通信装置410を介してディスプレイ装置F107の通信装置421に送信する(ステップS303)。
ディスプレイ装置E106から送信されたデータは通信装置421を介してディスプレイ装置F107に入力されるので、CPU412はこれをRAM417に格納する。そしてCPU412はこの受信したデータが、「認証を行わせるための画面データ」であるのかをチェックし(ステップS314)、この受信したデータが、「認証を行わせるための画面データ」では無い場合には処理をステップS315を介してステップS316に進め、所定時間(同図では30秒間)はデータ受信を待機するのであるが、所定時間以上時間が経過した場合には処理をステップS316を介してステップS311に戻す。
一方、ディスプレイ装置E106から送信されたデータが「認証を行わせるための画面データ」である場合には、処理をステップS315を介してステップS317に進め、CPU412は、この受信したデータに基づいた画面をVRAM418上に描画するので、結果として、この受信したデータに基づく画面、即ち、認証を行わせるための画面が表示装置414の表示画面上に表示されることになる(ステップS317)。
よって、ディスプレイ装置F107の操作者は、入力装置422を用いて認証情報を入力するのであるが、認証情報の入力後、操作者が入力装置422を用いて入力が完了した旨の操作を入力すると、CPU412はこれを検知して、入力した認証情報を通信装置421を介してディスプレイ装置E106に送信する(ステップS317)。
通信装置410に認証情報が入力されると、通信制御部409はこれをCPU401に通知するので、CPU401はこれを一旦RAM406に格納し、受信した情報が認証情報であるのかをチェックし(ステップS304)、認証情報でない場合には、処理をステップS305を介してステップS306に進め、所定時間はデータ受信を待機するのであるが、所定時間以上時間が経過した場合には処理をステップS301に戻す。
一方、受信した情報が認証情報である場合には処理をステップS305を介してステップS307に進め、認証情報に対する認証処理を行う(ステップS307)。ここでの認証処理は、ディスプレイ装置E106が予めディスプレイ装置F107によって管理しているディスプレイ装置であるかどうかを確認したり、パスワードでユーザを確認したり、ディスプレイ装置F107の表示機能がディスプレイ装置E106で表示している画像を表示できるかを確認したりする。照合は予めディスプレイ装置E106が管理するデータベースとの比較や、予めデータベースがない場合はディスプレイ装置E106を使用中のユーザーがディスプレイ装置Fに問い合わせた内容から直接判断してもよい。なお、認証情報に対する認証処理については周知の技術であるので、これに関する説明は省略する。
そして、認証情報が認証された(ディスプレイ装置E106が予め管理しているディスプレイ装置である、正規のユーザからのアクセスである、ディスプレイ装置F107の表示機能がディスプレイ装置E106で表示している画像を表示できる等)場合には処理をステップS308を介してステップS310に進め、現在表示装置403の表示画面上に表示している画像のデータを通信装置410を介してディスプレイ装置F107に送信する(ステップS310)。
一方、認証情報が認証されなかった場合には処理をステップS308を介してステップS309に進め、認証ができなっかた旨(認証エラー)を通信装置410を介してディスプレイ装置F107に送信する(ステップS309)。
ディスプレイ装置F107側では、ディスプレイ装置E106から送信されたデータが、表示画像のデータであるのかをチェックし(ステップS318)、表示画像のデータである場合には処理をステップS319を介してステップS323に進め、受信した画像データをVRAM418に格納する(ステップS323)。これにより結果として、表示装置414の表示画面上には、受信した表示画像データに従った画像、即ち、表示装置403に表示されたものと同じものが表示されることになる。
一方、ディスプレイ装置E106から送信されたデータが表示画像のデータではない場合には処理をステップS319を介してステップS320に進め、認証エラーのデータであるのかをチェックし(ステップS320)、認証エラーではない場合には所定時間(同図では30秒間)はデータ受信を待機するのであるが、所定時間以上時間が経過した場合には処理をステップS321を介してステップS322に進め、表示装置414の表示画面上にエラー表示を行う(ステップS322)。
また、ディスプレイ装置E106から送信されたデータが認証エラーのデータである場合には処理をステップS320を介してステップS322に進め、表示装置414の表示画面上にエラー表示を行う(ステップS322)。
以上の処理により、ディスプレイ装置F107(若しくはその操作者)が認証された場合にのみ、ディスプレイ装置E106は表示装置403に表示している画像のデータをディスプレイ装置F107に送信するので、ネットワークに接続されている装置が有する表示装置に表示している画像のデータを、このネットワークに接続していない装置のうち、認証された装置に対してのみ送信することになり、結果として、表示画像に対するセキュリティーを維持したまま、ネットワークに接続されている装置が有する表示装置に表示している画像を、ネットワークに接続されていない装置に対しても表示することができ、それぞれの装置で、同じ画像を共有して閲覧することができる。
図4は、ディスプレイ装置E106、ディスプレイ装置F107のそれぞれのハードウェア構成を示すと共に、それぞれの装置で同じ画像を表示する際のデータの流れを示す図である。
同図において423は画像や文字など、表示対象となるオブジェクトが含まれている静止画像、若しくはこのような静止画像を各フレームに有する動画像のデータのファイルである。
424、425は、ファイル423を表示装置403、414において表示するために展開したラスタデータである。
ディスプレイ装置E106の外部記憶装置408に保存されているファイル423の画像を表示装置403、414に表示するために、ファイル423をディスプレイ装置E106のVRAM407にラスタ424として展開する際に、このラスタ424と同じデータ425を通信装置410からディスプレイ装置F107に送信する。
ディスプレイ装置F107は、通信装置421から受信したラスタ425をVRAM418に格納することで、ディスプレイ装置E106の表示装置403に表示されている画像と同様の画像を表示装置414の表示画面上に表示することができる。
また、ディスプレイ装置E106からディスプレイ装置F107に対してラスタを送信する際、ディスプレイ装置E106においてはCPU412を経由せず、それぞれの通信装置でもって直接画像データをVRAM418に書き込む。
本実施形態では、通信制御部420からVRAM418までDMA転送モードなどを利用して直接画像データを書き込んだり、ディスプレイ装置E106から画像データが送信されてくる場合は、CPU412はVRAM418にアクセスできなくしたりするなど考えているが、ディスプレイ装置F107においてディスプレイ装置E106で表示中の画像データが外部記憶装置419やRAM418に残らなければ、この手段に限らない。
その際、VRAM418に格納されるラスタ425は一定間隔で上書きされ、ディスプレイ装置E106との接続が切断されると、同時に表示装置414に表示される画像は更新されず、表示装置403と同様の画像を表示することはできなくなる。
図5は、図3で示した処理後(表示画像データ転送開始後)にディスプレイ装置E106からディスプレイ装置F107への表示画像データ転送を停止する際に、ディスプレイ装置E106、ディスプレイ装置F107のそれぞれが行う処理のフローチャートである。
なお、同図に示す如く、ステップS501〜ステップS508はディスプレイ装置E106が行う処理のフローチャートである。よって、ステップS501〜ステップS508の各ステップにおける処理をディスプレイ装置E106に実行させるためのプログラムやデータは、ディスプレイ装置E106の外部記憶装置208に保存されており、これをディスプレイ装置E106のCPU201による制御に従ってディスプレイ装置E106のRAM206にロードし、ディスプレイ装置E106のCPU201等がこれを用いて処理を実行することで、ディスプレイ装置E106はステップS501〜ステップS508の各ステップにおける処理を実行することになる。
また、ステップS509〜ステップS517はディスプレイ装置F107が行う処理のフローチャートである。よって、ステップS509〜ステップS517の各ステップにおける処理をディスプレイ装置F107に実行させるためのプログラムやデータは、ディスプレイ装置F107の外部記憶装置208に保存されており、これをディスプレイ装置F107のCPU201による制御に従ってディスプレイ装置F107のRAM206にロードし、ディスプレイ装置F107のCPU201等がこれを用いて処理を実行することで、ディスプレイ装置F107はステップS509〜ステップS517の各ステップにおける処理を実行することになる。
先ず、CPU401は、外部記憶装置408に保存されている表示画像データをRAM418にロードし、ロードしたファイルのデータをラスターデータに変換し、変換したラスターデータに基づいてVRAM407に画像を描画するのであるが、このラスターデータを通信制御部409に出力する(ステップS502)。そして通信制御部409は、このラスターデータを、このラスターデータを要求した装置(本実施形態ではディスプレイ装置F107)に対して送信する(ステップS503)。
通信制御部420は、ディスプレイ装置F107の通信装置421に入力されたデータがラスターデータであるのかをチェックし(ステップS509)、ラスターデータではない場合には処理をステップS510を介してステップS509に戻し、データの受信を待機するのであるが、受信したデータがラスターデータである場合には処理をステップS510を介してステップS511に進め、受信したラスターデータを、例えばDMA転送でもってVRAM418に直接書き込む(ステップS511)。
表示制御部413はVRAM418に書き込まれたデータをD/A変換し、このデータに基づく画像信号を表示装置414に出力するので(ステップS512)、表示装置414の表示画面上には、ディスプレイ装置E106から送信されたラスターデータに基づく画像(表示装置403に表示されている画像)が表示されることになる。
次に、ディスプレイ装置F107の操作者が、入力装置422を操作して、表示画像データの転送を中断する旨の指示を入力し、CPU412がこれを検知すると、処理をステップS513、S514を介してステップS517に進め、表示画像データの転送中断の旨を通信制御部420によってディスプレイ装置E106に送信する(ステップS517)。
一方、入力装置422を用いた操作が、表示画像データの転送中断の旨を送信する為の操作ではない場合には処理をステップS513,S514を介してステップS515に進め、通信制御部420は、ディスプレイ装置E106とディスプレイ装置F107との現在の通信状態を確認し(ステップS515)、接続が維持されている場合には処理をステップS516を介してステップS511に進めるが、維持されていない場合には処理をステップS516を介してステップS517に進める。
一方、ディスプレイ装置E106側では、通信制御部410がデータを受信した場合にはこのデータが、表示画像データの転送中断の旨を示すものであるのかをチェックし(ステップS504)、表示画像データの転送中断の旨を示すものである場合には処理をステップS505を介してステップS508に進め、通信制御部420は、表示画像データの転送を中断する(ステップS508)。ここで、転送を突然中断した場合はディスプレイ装置F107の表示画像はそれ以上更新されないが、表示画像はそのままの状態となってしまう。そこで、中断する際に、ディスプレイ装置F107のVRAM418をクリアするようなデータを送るようにしてもよい。
一方、通信制御部410が受信したデータが、表示画像データの転送中断の旨を示すものではない場合には処理をステップS505を介してステップS506に進め、通信制御部410は、ディスプレイ装置E106とディスプレイ装置F107との現在の通信状態を確認し(ステップS506)、接続が維持されている場合には処理をステップS507を介してステップS502に進めるが、維持されていない場合には処理をステップS507を介してステップS508に進める。
以上の説明により、本実施形態によって、ネットワークAに接続されたディスプレイ装置E106と、ネットワークAに接続しないディスプレイ装置F107は、ディスプレイ装置E106とディスプレイ装置F107の間でセキュリティレベルの認証が行え、それぞれの装置間で通信が確立している間に限り、それぞれの装置に同じ画像を表示することが可能となるので、セキュリティを保ったまま、情報の共有を行うことが可能となる。
また、本実施形態では表示画像データは、ディスプレイ装置E106が備える外部記憶装置408内に保存されているとしたが、これに限定するものではなく、例えば、サーバ装置101内に保存させておき、ディスプレイ装置E106が必要なときのみサーバ装置101からディスプレイ装置E106にダウンロードするようにしても良い。
[第2の実施形態]
本実施形態では、ディスプレイ装置E106からディスプレイ装置F107に対して画像表示が可能であることを伝えた後に、認証処理、表示画像データの転送処理を開始する。
なお、本実施形態に適用するシステム、及びそれぞれの装置の構成については第1の実施形態と同じであるとする。
図6は、ディスプレイ装置E106が有する表示装置203に表示されている画像と同じものをディスプレイ装置F107が有する表示装置203にも表示させるべく、ディスプレイ装置E106、ディスプレイ装置F107のそれぞれが行う処理のフローチャートである。
なお、同図に示す如く、ステップS601〜ステップS614はディスプレイ装置E106が行う処理のフローチャートである。よって、ステップS601〜ステップS614の各ステップにおける処理をディスプレイ装置E106に実行させるためのプログラムやデータは、ディスプレイ装置E106の外部記憶装置208に保存されており、これをディスプレイ装置E106のCPU201による制御に従ってディスプレイ装置E106のRAM206にロードし、ディスプレイ装置E106のCPU201等がこれを用いて処理を実行することで、ディスプレイ装置E106はステップS601〜ステップS614の各ステップにおける処理を実行することになる。
また、ステップS615〜ステップS630はディスプレイ装置F107が行う処理のフローチャートである。よって、ステップS615〜ステップS630の各ステップにおける処理をディスプレイ装置F107に実行させるためのプログラムやデータは、ディスプレイ装置F107の外部記憶装置208に保存されており、これをディスプレイ装置F107のCPU201による制御に従ってディスプレイ装置F107のRAM206にロードし、ディスプレイ装置F107のCPU201等がこれを用いて処理を実行することで、ディスプレイ装置F107はステップS615〜ステップS630の各ステップにおける処理を実行することになる。
先ず、ディスプレイ装置E106の操作者が、表示装置403の表示画面上に表示されている画像のデータをディスプレイ装置F107に転送可能である旨を入力装置411を用いて入力すると、CPU401はこれを検知し、処理をステップS601,S602を介してステップS603に進め、表示画像データが転送可能である旨(画像表示可能信号)を通信装置410によってディスプレイ装置F107に送信する(ステップS603)。
ディスプレイ装置F107のCPU401はこの信号を受信後、この信号が表示画像データが転送可能である旨を示しているのかをチェックし(ステップS615)、示している場合には処理をステップS616を介してステップS617に進める。そして、ディスプレイ装置F107の操作者が、表示装置414の表示画面上に同じものを表示させるべく、入力装置422を操作して表示要求を入力すると、CPU412はこれを検知して、入力装置422からの操作が表示要求の旨の操作であったのかを判断し(ステップS617)、表示要求の旨の操作ではない場合には処理をステップS618を介してステップS619に進め、所定時間(同図では30秒間)は操作入力を待機するのであるが、所定時間以上時間が経過した場合には処理をステップS615に戻す。
一方、表示要求の旨の操作であった場合には処理をステップS618を介してステップS620に進め、CPU412は通信制御部420を制御して、表示要求の旨を通信装置421によってディスプレイ装置E106の通信装置410に送信する(ステップS620)。
ディスプレイ装置E106の通信制御部409は、表示要求の旨を通信装置410が受信したことを検知すると、検知した旨をCPU401に通知するので、処理をステップS604,S605を介してステップS607に進め、CPU401は外部記憶装置408に保存されている「認証を行わせるための画面のデータ」をRAM406に読み出し、これを通信装置410を介してディスプレイ装置F107の通信装置421に送信する(ステップS607)。一方、ディスプレイ装置F107から受信したデータが、表示要求の旨を示すものではない場合には、処理をステップS605を介してステップS606に進め、所定時間(同図では30秒間)はデータ受信を待機するのであるが、所定時間以上時間が経過した場合には処理をステップS601に戻す。
ディスプレイ装置E106から送信されたデータは通信装置421を介してディスプレイ装置F107に入力されるので、CPU412はこれをRAM417に格納する。そしてCPU412はこの受信したデータが、「認証を行わせるための画面データ」であるのかをチェックし(ステップS621)、この受信したデータが、「認証を行わせるための画面データ」では無い場合には処理をステップS622を介してステップS623に進め、所定時間(同図では30秒間)はデータ受信を待機するのであるが、所定時間以上時間が経過した場合には処理をステップS615に戻す。
一方、ディスプレイ装置E106から送信されたデータが「認証を行わせるための画面データ」である場合には、処理をステップS622を介してステップS624に進め、CPU412は、この受信したデータに基づいた画面をVRAM418上に描画するので、結果として、この受信したデータに基づく画面、即ち、認証を行わせるための画面が表示装置414の表示画面上に表示されることになる(ステップS624)。
よって、ディスプレイ装置F107の操作者は、入力装置422を用いて認証情報を入力するのであるが、認証情報の入力後、操作者が入力装置422を用いて入力が完了した旨の操作を入力すると、CPU412はこれを検知して、入力した認証情報を通信装置421を介してディスプレイ装置E106に送信する(ステップS624)。
通信装置410に認証情報が入力されると、通信制御部409はこれをCPU401に通知するので、CPU401はこれを一旦RAM406に格納し、受信した情報が認証情報であるのかをチェックし(ステップS608)、認証情報でない場合には、処理をステップS609を介してステップS610に進め、所定時間はデータ受信を待機するのであるが、所定時間以上時間が経過した場合には処理をステップS601に戻す。
一方、受信した情報が認証情報である場合には処理をステップS609を介してステップS611に進め、認証情報に対する認証処理を行う(ステップS611)。ここでの認証処理は、第1の実施形態と同様である。
そして、認証情報が認証された(ディスプレイ装置E106が予め管理しているディスプレイ装置である、正規のユーザからのアクセスである、ディスプレイ装置F107の表示機能がディスプレイ装置E106で表示している画像を表示できる等)場合には処理をステップS612を介してステップS614に進め、現在表示装置403の表示画面上に表示している画像のデータを通信装置410を介してディスプレイ装置F107に送信する(ステップS614)。
一方、認証情報が認証されなかった場合には処理をステップS612を介してステップS613に進め、認証ができなっかた旨(認証エラー)を通信装置410を介してディスプレイ装置F107に送信する(ステップS613)。
ディスプレイ装置F107側では、ディスプレイ装置E106から送信されたデータが、表示画像のデータであるのかをチェックし(ステップS625)、表示画像のデータである場合には処理をステップS626を介してステップS630に進め、受信した画像データをVRAM418に格納する(ステップS630)。これにより結果として、表示装置414の表示画面上には、受信した表示画像データに従った画像、即ち、表示装置403に表示されたものと同じものが表示されることになる。
一方、ディスプレイ装置E106から送信されたデータが表示画像のデータではない場合には処理をステップS626を介してステップS627に進め、認証エラーのデータであるのかをチェックし(ステップS627)、認証エラーではない場合には所定時間(同図では30秒間)はデータ受信を待機するのであるが、所定時間以上時間が経過した場合には処理をステップS628を介してステップS629に進め、表示装置414の表示画面上にエラー表示を行う(ステップS629)。
また、ディスプレイ装置E106から送信されたデータが認証エラーのデータである場合には処理をステップS627を介してステップS629に進め、表示装置414の表示画面上にエラー表示を行う(ステップS629)。
[第3の実施形態]
本実施形態では、表示画像データを送信する側で、表示画像データの管理を行う。本実施形態では送信する側としてディスプレイ装置E106を例に取り説明する。
本実施形態では図4において、ディスプレイ装置E106の外部記憶装置408に格納されたファイル423の画像をディスプレイ装置E106、ディスプレイ装置F107に表示するために、ファイル423に基づくラスターデータをディスプレイ装置E106のVRAM407状に格納すると共に、通信装置410からディスプレイ装置F107に送信する。
ただし、通信制御部409において、ディスプレイ装置F107に送信するタイミングを制御する。ディスプレイ装置F107は、通信装置421から受信したラスタ425をVRAM418に格納することで、表示装置414にディスプレイ装置E106の表示装置403に表示されているのと同様の画像を表示することができる。
また、VRAM418に格納されるラスタ425は、ディスプレイ装置E106から送信されてくる表示データで更新され、ディスプ装置E106からの通信が切断されると、表示装置414に表示装置403と同様の画像を表示することはできなくなる。
[第4の実施形態]
本実施形態では、表示画像データを送信する際に、送信先に対して予め決めたセキュリティーレベルに応じて、画像サイズを異ならせる。
図7は、表示画像データの送信先に予め定めたセキュリティーレベルに応じて、送信先に送信する画像サイズを決定する為のテーブルの構成例を示す図である。
同図に示す如く、表示画像データの送信先としての装置毎には、予めセキュリティーレベルが設定されていると共に、それぞれのセキュリティーレベルには、送信する画像のサイズが定義されている。例えば同図のテーブルでは、ディスプレイ装置Gに対するセキュリティーレベルは「セキュリティー2」が設定されており、セキュリティーレベル2の装置に対して送信する画像サイズが「800×600(画素)」と予め決められている。
なお、同図のテーブルでは、1つのセキュリティーレベルに対して1つの画像サイズを定義しているが、これに限定するものではなく、複数の画像サイズを定義しても良いし、ある範囲でもって定義するようにしても良い。なお、同図のようなテーブルデータは、ネットワークAに接続されているディスプレイ装置のうち、ネットワークAに接続されていないディスプレイ装置とデータ通信が可能なディスプレイ装置が有する外部記憶装置に保存されており、適宜RAMにロードして参照することができる。
図8は、図1のシステムに更に、ネットワークAに接続されていないディスプレイ装置を2個追加した構成を有するシステムの構成を示すブロック図である。このように、ネットワークAに接続されていないディスプレイ装置が複数個存在する場合、この複数個のうち1以上に対してディスプレイ装置E106(当然、ネットワークAに接続されている装置であれば他の装置であっても良い)が表示画像データ送信する場合には、その前段で、図7に示したテーブルを参照し、どのディスプレイ装置から表示画像データの送信要求を受けたのかに応じて、送信すべき画像のサイズを特定し、特定したサイズの表示画像データを外部記憶装置408から読み出して送信先のディスプレイ装置に対して送信する。
これにより、設定したセキュリティーレベルに応じた画像を配信することができる。なお、図7のテーブルでは、セキュリティーレベルに応じて画像サイズを異ならせているが、異ならせる対象はこれに限定するものではなく、例えばセキュリティーレベルに応じて、カラー画像/モノクロ画像、解像度、色数等を異ならせるようにしても良い。
[第5の実施形態]
本実施形態では、図7に示したテーブルにおいて、それぞれのディスプレイ装置に対するセキュリティーレベルをその装置との通信回数、通信時間、通信距離等に応じて、変更する。
図9は、図7に示したテーブルにおいて、それぞれのディスプレイ装置F、G、Hのセキュリティーレベルを変更した後のテーブルを示す図である。同図において、それぞれの装置に対するセキュリティーレベルは変更されている。この変更は、テーブルを保持する装置のCPUが、それぞれのディスプレイ装置との通信回数、通信時間、通信距離に応じて行うようにしても良い。例えば、通信回数が多いほど、通信時間が長いほど、通信距離が長いほど、セキュリティーレベルを上げるようにする。
また、このような変更は、適宜、テーブルを保持する装置の操作者が入力装置を用いて変更するようにしても良い。
[その他の実施形態]
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
本発明の第1の実施形態に係るシステムの基本構成を示すブロック図である。 図1に示したそれぞれのディスプレイ装置に適用可能なコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。 ディスプレイ装置E106が有する表示装置203に表示されている画像と同じものをディスプレイ装置F107が有する表示装置203にも表示させるべく、ディスプレイ装置E106、ディスプレイ装置F107のそれぞれが行う処理のフローチャートである。 ディスプレイ装置E106、ディスプレイ装置F107のそれぞれのハードウェア構成を示すと共に、それぞれの装置で同じ画像を表示する際のデータの流れを示す図である。 図3で示した処理後(表示画像データ転送開始後)にディスプレイ装置E106からディスプレイ装置F107への表示画像データ転送を停止する際に、ディスプレイ装置E106、ディスプレイ装置F107のそれぞれが行う処理のフローチャートである。 ディスプレイ装置E106が有する表示装置203に表示されている画像と同じものをディスプレイ装置F107が有する表示装置203にも表示させるべく、ディスプレイ装置E106、ディスプレイ装置F107のそれぞれが行う処理のフローチャートである。 表示画像データの送信先に予め定めたセキュリティーレベルに応じて、送信先に送信する画像サイズを決定する為のテーブルの構成例を示す図である。 図1のシステムに更に、ネットワークAに接続されていないディスプレイ装置を2個追加した構成を有するシステムの構成を示すブロック図である。 図7に示したテーブルにおいて、それぞれのディスプレイ装置E、F、Gのセキュリティーレベルを変更した後のテーブルを示す図である。

Claims (11)

  1. ネットワークを介して互いにデータ通信が可能な情報処理装置群と、当該情報処理装置群のうち1以上と前記ネットワークを介さずにデータ通信が可能な第1の情報処理装置とで構成されているシステムであって、
    前記情報処理装置群のうち、前記第1の情報処理装置とデータ通信が可能な第2の情報処理装置は、
    前記第1の情報処理装置から表示情報を要求する旨を受信した場合には、前記第1の情報処理装置に対して、認証を要求する旨を送信する手段と、
    前記認証要求に応じて前記第1の情報処理装置から送信された認証情報を受信する手段と、
    前記認証情報を認証した場合には、前記第1の情報処理装置に対して表示情報を送信する手段と
    を備え、
    前記第1の情報処理装置は、
    前記第2の情報処理装置に対して、表示情報を要求する旨を送信する手段と、
    当該要求に応じて前記第2の情報処理装置から送信された認証要求に対して、認証情報を入力する手段と、
    前記入力した認証情報を前記第2の情報処理装置に対して送信する手段と、
    前記認証情報が前記第2の情報処理装置側で認証された場合に前記第2の情報処理装置から送信される表示情報を受信する手段と、
    前記第2の情報処理装置から受信した表示情報を表示する表示手段と
    を備えることを特徴とするシステム。
  2. 更に、前記第2の情報処理装置は、
    表示情報の送信先に対して予め設定したセキュリティーレベルと、当該セキュリティーレベルに応じた表示情報を定義する定義情報とのセットを、送信先毎に登録したテーブルを保持する手段と、
    前記第1の情報処理装置に対して表示情報を送信する際には、前記テーブルを参照し、前記第1の情報処理装置に対して予め設定したセキュリティーレベルに応じた表示情報を特定する手段とを備え、
    特定した表示情報を前記第1の情報処理装置に対して送信することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 更に、表示情報の送信先毎に、通信回数、通信時間、通信距離を含むパラメータに応じて、セキュリティーレベルを制御する手段を備えることを特徴とする請求項2に記載のシステム。
  4. 前記第2の情報処理装置は、前記認証情報を認証した場合には、前記第1の情報処理装置が有するVRAMに対して表示情報を送信することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のシステム。
  5. ネットワークを介して互いにデータ通信が可能な情報処理装置群のうち1以上とネットワークを介さずにデータ通信が可能な情報処理装置であって、
    前記情報処理装置群のうち、前記情報処理装置とデータ通信が可能な他情報処理装置に対して、表示情報を要求する旨を送信する手段と、
    当該要求に応じて前記他情報処理装置から送信された認証要求に対して、認証情報を入力する手段と、
    前記入力した認証情報を前記他情報処理装置に対して送信する手段と、
    前記認証情報が前記他情報処理装置側で認証された場合に前記他情報処理装置から送信される表示情報を受信する手段と、
    前記他情報処理装置から受信した表示情報を表示する表示手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. ネットワークを介して互いにデータ通信が可能な情報処理装置群のうち、当該ネットワークを介さずにデータ通信が可能な他情報処理装置とデータ通信が可能な情報処理装置であって、
    前記他情報処理装置から表示情報を要求する旨を受信した場合には、前記他情報処理装置に対して、認証を要求する旨を送信する手段と、
    前記認証要求に応じて前記他情報処理装置から送信された認証情報を受信する手段と、
    前記認証情報を認証した場合には、前記他情報処理装置に対して表示情報を送信する手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  7. ネットワークを介して互いにデータ通信が可能な情報処理装置群と、当該情報処理装置群のうち1以上と前記ネットワークを介さずにデータ通信が可能な第1の情報処理装置とで構成されているシステムの制御方法であって、
    前記情報処理装置群のうち、前記第1の情報処理装置とデータ通信が可能な第2の情報処理装置の制御方法は、
    前記第1の情報処理装置から表示情報を要求する旨を受信した場合には、前記第1の情報処理装置に対して、認証を要求する旨を送信する工程と、
    前記認証要求に応じて前記第1の情報処理装置から送信された認証情報を受信する工程と、
    前記認証情報を認証した場合には、前記第1の情報処理装置に対して表示情報を送信する工程と
    を備え、
    前記第1の情報処理装置の制御方法は、
    前記第2の情報処理装置に対して、表示情報を要求する旨を送信する工程と、
    当該要求に応じて前記第2の情報処理装置から送信された認証要求に対して、認証情報を入力する工程と、
    前記入力した認証情報を前記第2の情報処理装置に対して送信する工程と、
    前記認証情報が前記第2の情報処理装置側で認証された場合に前記第2の情報処理装置から送信される表示情報を受信する工程と、
    前記第2の情報処理装置から受信した表示情報を表示する表示工程と
    を備えることを特徴とするシステムの制御方法。
  8. ネットワークを介して互いにデータ通信が可能な情報処理装置群のうち1以上とネットワークを介さずにデータ通信が可能な情報処理装置の制御方法であって、
    前記情報処理装置群のうち、前記情報処理装置とデータ通信が可能な他情報処理装置に対して、表示情報を要求する旨を送信する工程と、
    当該要求に応じて前記他情報処理装置から送信された認証要求に対して、認証情報を入力する工程と、
    前記入力した認証情報を前記他情報処理装置に対して送信する工程と、
    前記認証情報が前記他情報処理装置側で認証された場合に前記他情報処理装置から送信される表示情報を受信する工程と、
    前記他情報処理装置から受信した表示情報を表示する表示工程と
    を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  9. ネットワークを介して互いにデータ通信が可能な情報処理装置群のうち、当該ネットワークを介さずにデータ通信が可能な他情報処理装置とデータ通信が可能な情報処理装置の制御方法であって、
    前記他情報処理装置から表示情報を要求する旨を受信した場合には、前記他情報処理装置に対して、認証を要求する旨を送信する工程と、
    前記認証要求に応じて前記他情報処理装置から送信された認証情報を受信する工程と、
    前記認証情報を認証した場合には、前記他情報処理装置に対して要求された表示情報を送信する工程と
    を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  10. コンピュータに請求項8又は9に記載の制御方法を実行させることを特徴とするプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムを格納したことを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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