JP2006276556A - 現像剤貯留装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像剤貯留容器の断面形状に関わらず、静音かつ低トルクで残量の少ないトナーを確実に現像器に供給することができる現像剤貯留装置。
【解決手段】現像剤貯留容器内に回転自在に設けられた回転軸201aと、回転軸201aと平行に軸方向に延びる第1の攪拌棒201bを有する第1の攪拌部材201と、回転軸201aと平行に軸方向に延びる第2の攪拌棒202aを有する第2の攪拌部材202と、第1攪拌部材201の第1のアーム部に摺動自在に設けられる摺動部材203、204と、現像剤貯留容器内の断面形状を反映した形状を有する非回転カム209と、を有し、第1の攪拌部材の回転に伴い、前記非回転カム209の外周面209aに沿って摺動部材203、204の回動軸203a、204bが可動することにより、第2の攪拌部材202が回転半径を変化させながら攪拌できることを特徴とする現像剤貯留装置D。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子写真プロセスを用いる画像形成装置の現像装置へ現像剤を供給する現像剤貯留装置に関するものである。
従来、電子写真プロセスを用いる画像形成装置の現像装置へ現像剤を供給する現像剤貯留装置では、回転軸にペットフィルムなどの弾性シート材等を取り付けて攪拌部材を構成し、その弾性シートを撓ませて現像剤貯留容器の壁面に当て付けたり、攪拌部材の攪拌棒にコイルスプリングなどを取り付けたりしてできるだけデッドスペースなく攪拌できるようにしているものが一般的であった。
しかし、小型・省スペース化に対応するために現像剤貯留容器の断面形状は複雑になってきており、一軸の攪拌部材の構成で現像剤貯留容器の全域を攪拌しようとすると回転中心から最も遠い場所にあわせた攪拌半径を有する攪拌部材が必要となる。すなわち、攪拌部材に弾性体等(例えば樹脂シート)を用いる必要がある。その場合、攪拌部材の回転中心と現像剤貯留容器の内壁面が最も遠い場所においては、攪拌部材を弾性体にすることによる剛性不足により攪拌性能を落としてしまうことになる。一方、攪拌部材の回転中心と現像剤貯留容器の内壁面が最も近い場所においては、攪拌抵抗の増大、弾性体の塑性変形が発生する。さらに、弾性体と現像剤貯留容器の内壁面が擦れ合う事によって発生する摺擦音や弾性シートが現像剤貯留容器の内壁面から離れた際のはじき音等が発生し、特に現像剤の容量が残り少ない状態では顕著である。
この解決方法として、例えば特許文献1によると、連結部と一体に形成された攪拌棒を、回転軸に支持された攪拌部材保持部の穴に回動自在に取り付け、攪拌棒のバネ掛け部と、攪拌部材のバネ掛け部との間にバネを設け、無負荷時には突き当て部に当接して規定の攪拌半径となるように構成し、攪拌抵抗によって攪拌半径を変化させる方法が提供されている。
或いは、例えば、特許文献2によると、トナー容器内に2つの攪拌部材を設け、トナー量が多い時は第1の攪拌部材の回転負荷トルクが増大しないように、トナーの抵抗によって屈曲状態になり、トナーが少ない時は第1の攪拌部材の回転に伴い、第1の攪拌部材の半径方向外側に延びた状態になることを特徴としたトナー補給装置が提案されている。
特開平8−272200号公報 特開平5−173417号公報
しかし、上記特許文献1の方法では、現像剤の攪拌抵抗の低減は可能であるが、現像剤貯留容器の断面形状が複雑である場合においては、依然攪拌できないデットスペースが発生してしまう。また、上記特許文献2の方法では、これも攪拌部材の回転と同軸で攪拌可能な範囲は問題なく攪拌できるが、複雑な形状全域を負荷なく攪拌することは困難であるという問題があった。
本発明はこれらの問題を解決し、現像剤貯留容器の断面形状に関わらず、静音かつ低トルクで残量の少ないトナーを確実に現像器に供給することができる現像剤貯留装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、現像剤貯留容器内に回転自在に設けられた回転軸と、回転軸と平行に軸方向に延びる第1の攪拌棒と、回転軸と第1の攪拌棒を連結する第1のアーム部とを有する第1の攪拌部材と、回転軸と平行に軸方向に延びる第2の攪拌棒と、第2の攪拌棒に連結される第2のアーム部とを有する第2の攪拌部材と、前記第1の攪拌部材の第1のアーム部に摺動自在に設けられ、第2の攪拌部材を回動自在に支持する回動軸を有する摺動部材と、前記摺動部材を回転軸方向に付勢する第1の付勢手段と、第2の攪拌部材を前記摺動部材の回動軸を中心として、第1の攪拌部材の回転方向下流側に付勢する第2の付勢手段と、を有し、第1の攪拌部材の回転に伴い、第2の攪拌部材が回転半径を変化させながら攪拌できることを特徴とする。第2の攪拌部材の回転半径を変化させる手段としては、例えば、現像剤貯留容器内の断面形状を反映した形状を有する非回転カムを設け、該非回転カムの外周面に沿って、前記第2の攪拌部材の回動中心が可動するようにするとよい。
本発明によると、安定した現像剤の攪拌機能を、低負荷トルクで遂行することができ、また、現像剤貯留容器の形状に拘らず、その容器底部側に現像剤を残さないように補給することができる。そして、現像剤量の多少に適確に対応して、攪拌部材の回転負荷トルクの変動を来たさないように、貯留現像剤を円滑に攪拌することができる。したがって、長期にわたって均一な現像剤供給を安定して行うことができる。また、現像剤の攪拌部材として弾性シートを使用しないので、塑性変形や弾性シートのはじき音等が発生するおそれもなく、攪拌部材の回転音を低減できる。
そして、このような、現像剤貯留装置を現像器や電子写真装置へ適用することにより、長期にわたって高画質の画像を得ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
まず、画像形成装置(レーザビーププリンタ)の構成について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るプロセスユニットを備えた画像形成装置(本実施の形態では、電子写真方式のレーザビームプリンタ)を示す概略構成図である。
図1において、この画像形成装置(レーザビームプリンタ)Aは、電子写真画像形成プロセスによって像担持体としての感光体ドラム7上に形成されたトナー像を記録媒体(用紙やOHPシートなど)2に転写して画像形成を行う。
詳しくは、帯電手段としての帯電ワイヤ8a及びグリッド8bを有する帯電器8によって回転している感光体ドラム7に帯電を行ない、次いでこの感光体ドラム7に露光装置1から入力される画像情報に応じたレーザ光を照射して感光体ドラム7に画像情報に応じた静電潜像を形成する。露光装置1は、レーザダイオード1aから画像情報に応じて照射されるレーザ光を高速回転するポリゴンミラー1bで反射させ、レンズ1cと反射ミラー1dを介して感光体ドラム7表面を走査露光する。
そして、この静電潜像を現像装置9のトナー(現像剤)によって現像してトナー像を形成する。現像装置9は、現像枠体12内のトナーをトナー攪拌搬送手段102,103によって現像ローラ9cへ送り出す。そして、マグネットローラ9k(図2参照)を内蔵した現像ローラ9cを回転させるとともに、トナー層を現像ローラ9cの表面に形成し、そのトナーを感光体ドラム7の現像領域へ供給する。そして、そのトナーを感光体ドラム7上の静電潜像へ転移させることによってトナー像を形成して可視像化する。なお、本実施の形態で使用した現像剤としてのトナーは、磁性粒子を樹脂中に分散した1成分磁性トナーである。
そして、トナー像の形成と同期して、複数の給紙カセット3aにセットした所定サイズの用紙などの記録媒体2を、ピックアップローラ3b、搬送ローラ対3c,3d及びレジストローラ対3eなどによって、感光体ドラム7と転写手段としての転写ローラ4間の転写ニップ部に搬送する。
そして、感光体ドラム7に形成されたトナー像を、転写バイアスが印加された転写ローラ4によって記録媒体2に転写する。その後、トナー像の転写を受けた記録媒体2を搬送ガイド3fで定着手段としての定着装置5へと搬送する。この定着装置5は、加圧ローラ5c及びヒータ5aを内蔵する加熱ローラ5bを有しており、トナー像が転写された記録媒体2を加圧ローラ5cと加熱ローラ5b間の定着ニップ部で挟持搬送して、通過する記録媒体2に熱及び圧力を印加して転写されたトナー像を定着する。
そして、トナー像が定着された記録媒体2を、排出ローラ対3g,3h,3iで搬送して排出トレイ6へと排出する。この排出トレイ6は、画像形成装置本体14の上面に設けられている。なお、摺動可能なフラッパ3kを動作させ、排出ローラ対3mによってトナー像が定着された記録媒体2を画像形成装置本体14の側面から排出することもできる。
そして、前記トナー像を記録媒体2に転写した後に、クリーニング器10のクリーニングローラ10b及びクリーニングブレード10aによって感光体ドラム7上の残留トナーを除去して、次の画像形成動作に備える。除去された残留トナーは、回転駆動される廃トナー回収ローラ10cによってクリーニング枠体13内の廃トナー回収部に移動し、回収される。
本実施の形態の画像形成装置Aでは、上記の感光体ドラム7、帯電器8、現像装置9及びクリーニング器10は一体的にカートリッジ化されてプロセスユニットBとして構成されており、画像形成装置本体14に着脱自在に装着される。
次に、本実施の形態におけるプロセスユニットBの詳細な構成について図2を用いて説明する。図2は、本発明の実施の形態に係るプロセスユニットを示す概略断面図である。
図2において、プロセスユニットBは、現像剤貯留装置Dを備えトナーを収納した現像剤貯留容器11A及び開閉蓋11Bを有するトナー枠体11と、現像装置9を有する現像枠体12と、感光体ドラム7、帯電器8及びクリーニング器10を有するクリーニング枠体13とを備えている。そして、このプロセスユニットBを、画像形成装置本体14(図1参照)のカバー35(図1参照)を開いて開状態とすることにより現れるカートリッジ装着スペースに設けた装着手段としてのカートリッジ装着ガイド(不図示)に対して着脱可能に装着するものである。
また、プロセスユニットBには、画像情報に応じた光を露光装置1から感光体ドラム7へ照射するための露光開口部1e、及び感光体ドラム7を記録媒体2(図1参照)に対向するための転写開口部13nが設けてある。露光開口部1eはクリーニング枠体13に設けられており、転写開口部13nは現像枠体12とクリーニング枠体13との間に構成される。
本実施の形態に係るプロセスユニットBは、上述したようにトナー枠体11と現像枠体12及びクリーニング枠体13を結合してハウジングを構成している。
次に、現像装置9の構成について図2を用いて説明する。図2において、9cは固定配置されたマグネットローラ9kの外側に回転自在に支持された非磁性の現像剤担持体である現像ローラ9cである。この現像ローラ9cは、感光体ドラム7と対向する現像部ヘトナーを搬送して、感光体ドラム7に付与する。この現像ローラ9cは、中空の円筒状であって、長手方向両端側の軸部で、図示しない軸受によって回転自在に支持されている。
上記感光体ドラム7と上記現像ローラ9cとは、回転自在な一対のスペーサコロ9iによってその間隔が一定に保持されている。一対のスペーサコロ9iは、現像ローラ9c表面の長手方向両端側に1つずつ設けられている。スペーサコロ9iの周面は感光体ドラム7の周面に当接しており、感光体ドラム7の回転に伴って現像ローラ9cの軸心回りに回転する。
現像枠体12の底壁は、並列配置された3個の、横断面形状が円弧状である弧状部12a、12b及び12cを有する。弧状部12aと弧状部12bとの間には実質状鉛直に上方に延びる直立壁12dが形成されており、かかる直立壁12dの両側には直線状径路100及び101が規定されている。直立壁12dの両端は現像枠体12の両側壁(図示せず)の内面から離隔されており、直立壁12dの両端と側壁の内面との間には所要間隙が存在する。従って、相互に平行に延在する上記2個の直線状径路100及び101は両端部において相互に連通せしめられており、かくして一方の直線状径路100に沿って延び、次いで直線状径路101の一端部から他方の直線状径路101の一端部に続き、直線状径路101に沿って延び、そして直線状径路101の他端部から直線状径路100の他端部に続く無端状の循環径路が規定されている。
上述した循環径路には、トナーを攪拌しながら循環径路を通して搬送せしめるためのトナー攪拌搬送手段である第1の回転螺旋羽根部材102と第2の回転螺旋羽根部材103が配設されている。適宜の合成樹脂から成形することができる第1の回転螺旋羽根部材102は中心軸部102aと螺旋羽根102bとを有する。同様に、適宜の合成樹脂から成形することができる第2の回転螺旋羽根部材103も中心軸部103aと螺旋羽根103bとを有する。第1の回転螺旋羽根部材102は現像枠体12の両側壁間に回転自在に装着され、直線状径路100に沿って直線状に延びている。第2の回転螺旋羽根部材103も現像枠体12の両側壁間に回転自在に装着され、直線状径路101に沿って直線状に延びている。
第1の回転螺旋羽根部材102の中心軸部102aの一端部及び第2の回転螺旋羽根部材103の中心軸部103aの一端部にはそれぞれギア(図示せず)が固定されており、両ギアは伝動ギア(図示せず)を介して噛み合わされている。
上記トナー枠体11が現像枠体12に装着されると、トナー搬送手段109の入力歯車(図示せず)は、第1の回転螺旋羽根部材102の入力歯車(図示せず)と噛み合わされる。
そして、現像装置9が画像形成装置本体14(図1参照)の所定位置に装着されると、電動モーターでよい駆動源(図示せず)が第1の回転螺旋羽根部材102の入力歯車(図示せず)に駆動連結される。
従って、この駆動源が付勢されると、トナー枠体11内のトナー搬送手段108及び109と、現像枠体12内の第1及び第2の回転螺旋羽根部材102及び103とは矢印で示す方向に回転駆動される。
現像枠体12の上面壁部材121に形成された凹領域121aには、上面壁12gに沿って移動自在に現像室シャッタ104が装着されている。上面壁部材121の凹領域121aの前壁内面に凸設した支持棒121bと現像室シャッタ104に支持棒121bに付き合わせるように凸設した突起棒104cとの間には、現像室シャッタ104を閉位置に付勢するための、圧縮バネ105が介在せしめられている。現像枠体12にトナー枠体11が装着されると、トナー枠体11が現像室シャッタ104の傾斜面104aに作用して、現像室シャッタ104を圧縮バネ105の付勢に抗して図2に示す開位置に移動せしめる。現像室シャッタ104が開位置に移動せしめられると、シャッタ壁104bがトナー受入開口106の上方から後退せしめられ、トナー受入開口106が露呈せしめられる。
なお、107は、トナー枠体11を現像枠体12に着脱する際に使用するロック部材である。
次に、現像剤貯留装置Dの構成について図3を用いて説明する。図3は本実施形態における現像剤貯留装置Dの構成を示す一部破断斜視図である。
図3において、トナー枠体11の底壁は横断面形状が弧状である貯留部11a及び補給部11bを有する。貯留部11aの曲率半径は比較的大きく、補給部11bの曲率半径は比較的小さい。このようにトナー枠体11の底壁を、曲率半径の大きな貯留部11aと曲率半径の小さな貯留部11bとに分割した形状としているのは、仮にトナー枠体11の底壁を単一の円弧状の貯留部だけにして該貯留部に供給口を形成したとすると、トナー補給量をコントロールすることができないからである。トナー補給部11bには、トナー枠体11の一側壁側に長方形でよい供給口17が形成されている。
トナー枠体11の両側壁間には、貯留部11aに沿って延在するトナー攪拌手段200と、補給部11bに沿って延在するトナー搬送手段としての搬送スクリュー16とが配設されている。トナー攪拌手段200については後述する。搬送スクリュー16は、中心軸部112と螺旋羽根113とを有する回転螺旋羽根部材から構成されている。
以上の構成において、現像装置9(図2参照)内の現像剤が一定量を下回ると、現像装置9の現像剤センサーがこれを検知し、搬送スクリュー16を駆動するモーター20を動作させる。これにより、現像剤貯留容器11A内の現像剤は、供給口17を介して現像装置9(図2参照)へ供給される。また、モーター20の軸に設けられたギア21には電動歯車22を介して攪拌手段200に連なったギア19も噛合しており、現像剤貯留装置Dから現像装置9(図2参照)へ現像剤が供給されると同時に現像剤貯留容器11A内の現像剤に攪拌がなされる構成になっている。
次に、攪拌手段200の構成について図4及び図5を用いて説明する。図4は、図3の攪拌手段のみを取り出した図であり、図5は図3の断面a−aを示す図である。
図4において、第1の攪拌部材201は、回転軸201aでトナー枠体11の各側壁に回転自在に支持され、ここを中心として回転駆動される。第1の攪拌部材201は、回転軸201aと平行に軸方向に延びる第1の攪拌棒201bと、第1の攪拌棒201bの両端を保持するように回転軸201aと一体に設けられた第1のアーム部201c、201dと、第1のアーム部201c、201dと直交する方向に延在するように回転軸201aの両端部に一体に設けられたバネ掛け部201e、201fとを有している。なお、201gは、第1の攪拌棒201bと回転軸201aとの間に橋渡すように一体に設けられ、第1の攪拌棒201bを補強する支柱である。
また、回転軸201aの一端には現像剤移送用の搬送スクリュー16の一端に固着されたギア22と噛合するギア19が一体に設けられている。ギア22は、攪拌部材駆動用の駆動源であるモーター20に固着されたギア21とも噛合している。現像剤貯留容器11A(図3参照)の一方の側壁には、現像剤貯留容器11A(図2参照)の断面形状(特に、現像剤貯留容器11Aの貯留部11aの内面形状)を反映した凸無端曲線形状を有する非回転カム209が固定配置されている。
第1のアーム部201c、201dには、断面略Cの字型の摺動部材203、204がそれぞれ摺動(スライド)自在に取付けられている。摺動部材203、204の側壁の外面には、軸方向に突出する回動軸203a、204aがそれぞれ一体に凸設されている。また、これら回動軸203a、204aが設けられたのと同じ摺動部材203、204の側壁の外面には、回動軸203a、204aと直交し、かつ、上記バネ掛け部201e、201fと対向するように延びるバネ引っ掛け部203b、204bが一体に設けられている。
第2の攪拌部材202は、第1の攪拌部材201と同様に、軸方向に延びる第2の攪拌棒202aと、第2の攪拌棒202aの両端を保持する第2のアーム部202b、202cとを有している。第2のアーム部202b、202cの他端部には、貫通孔(図5に第2のアーム部202bの貫通孔202dのみを図示)が設けられている。そして、この貫通孔に上記摺動部材203、204の回動軸203a、204aがそれぞれ挿通され、第2の攪拌部材202は摺動部材203、204に回動自在に取付けられている。
また、回転軸201aのバネ掛け部201e、201fと摺動部材203、204のバネ引っ掛け部203b、204bとのそれぞれの間に引っ張りバネ205、206が取付けられ、この引っ張りバネ205、206によって摺動部材203、204は第1の攪拌部材201の回転軸方向(図5の矢印Aの方向)に付勢されており、かつ、摺動部材204の回動軸204aはトナー枠体11の断面形状を反映した非回転カム209の外周面209aに当接させられている。
さらに、第2の攪拌部材202の第2のアーム部202b、202cと摺動部材203、204との間には、摺動部材203、204の回動軸203a、203bに巻き付けられたヒンジバネ(図4及び図5に回動軸203aに取付けられたヒンジバネ207のみを図示)の両端が固着され、このヒンジバネによって第1の攪拌部材201の第1のアーム部201c、201dと第2の攪拌部材202の第2のアーム部202b、202cとが略一直線となる姿勢が基本姿勢となるように、第2の攪拌部材202は回動軸203a、203bの回りに第1の攪拌部材201の回転方向下流側、つまり時計方向(図5の矢印Bの方向)に付勢されている。
以上の構成で、攪拌部材200の動作について図6〜図9を用いて説明する。
図6の矢印Cのように、第1の攪拌部材201が右回り(時計方向回り)に回転駆動されると、摺動部材204の回動軸204aは非回転カム209の外周面209aに沿ってたどるように周回する。したがって、第1の攪拌部材201の回転中心から遠い場所は摺動部材203、204が中心から離れる方向にスライドし、逆に回転中心から近い場所では中心方法にスライドして第2の攪拌部材202の回転半径を変化させて、トナー枠体11の内部全域をくまなく攪拌できるようになる。
さらに図7に示すように、現像剤が満杯のときは、現像剤の攪拌抵抗により第2の攪拌部材202が付勢に抗して回動軸203a、203b(図4参照)を中心に反時計方向に回転してその第2のアーム部202b、202c(図4参照)が第1の攪拌部材201の第1のアーム部201c、201d(図4参照)に対して鋭角になるように攪拌半径を変化させ回転負荷トルクを低減することが可能となる。
他方、図8に示すように、現像剤の量が少なくなったときには、現像剤の攪拌抵抗のない領域では第2の攪拌部材202の第2のアーム部202b、202c(図4参照)が付勢により時計方向に回動し、現像剤貯留容器11Aの貯留部11aの内面の現像剤を残すことなく補給部11bのスクリュー16まで搬送することができる。
特に、図9に示すように、現像剤の量が残り僅かになったときには、第2の攪拌部材202の第2の攪拌棒202aがトナー枠体11の貯留部11aの内面に追随することにより、現像剤貯留容器11Aの貯留部11aの内面の現像剤を残すことなく確実に掻き取ることができる。
本発明によると、安定した現像剤の攪拌機能を、低負荷トルクで遂行することができ、また、トナー枠体の形状に拘らず、その容器底部側に現像剤を残さないように補給することができる。そして、現像剤量の多少に適確に対応して、攪拌部材の回転負荷トルクの変動を来たさないように、貯留現像剤を円滑に攪拌することができる。したがって、長期にわたって均一な現像剤供給を安定して行うことができる。また、現像剤の攪拌部材として弾性シートを使用しないので、弾性シートのはじき音等が発生するおそれもなく、攪拌部材の回転音を低減できる。
そして、このような、現像剤貯留装置を現像器や電子写真装置へ適用することにより、長期にわたって高画質の画像を得ることができる。
また、上述した本実施の形態におけるプロセスユニットBを備えた画像形成装置は、単色画像を形成する画像形成装置の場合であったが、本発明に係るプロセスユニットは、現像手段を複数設け複数色の画像(例えば2色画像、3色画像あるいはフルカラー)を形成するプロセスユニットにも好適に適用することができる。
また、現像手段による現像方法として、上述した本実施の形態では1成分現像法を用いたが、これ以外にも公知の2成分磁気ブラシ現像法、カスケード現像法、タッチダウン現像法、クラウド現像法等の種々の現像法を用いることができる。また、上記実施形態では、トナー枠体と現像枠体とクリーニング枠体とを一体的にカートリッジ化したプロセスユニットを例にして説明したが、本発明は、プロセスユニットではなくてトナー枠体と現像枠体とクリーニング枠体とを単独でユニットとして使用する場合にも適用が可能である。
本発明は、電子写真プロセスを用いる画像形成装置に利用することができる。
は、本発明の実施形態に係る複写機の概略構成図である。 は、本発明に係るトナー枠体、現像枠体及びクリーニング枠体から構成されるプロセスユニットの一例の概略断面図である。 は、本発明の実施形態に係る現像剤貯留装置の一部破断斜視図である。 は、本発明の実施形態に係る攪拌部材の斜視図である。 は、上記攪拌部材の部分拡大斜視図である。 は、図2のa−a線断面図である。 は、現像剤貯留装置のトナー枠体内の現像剤量が満杯のときの攪拌部材の回転態様を示す図である。 は、現像剤貯留装置のトナー枠体内の現像剤量が少ないときの攪拌部材の回転態様を示す図である。 は、現像剤貯留装置のトナー枠体内の現像剤量が残り僅かになったときの攪拌部材の回転態様を示す図である。
符号の説明
11A 現像剤貯留容器
16 搬送スクリュー
17 供給口
200 攪拌手段
201 第1の攪拌部材
201a 回転軸
201b 第1の攪拌棒
201c、201d 第1のアーム部
202 第2の攪拌部材
202a 第2の攪拌棒
202b、202c 第2のアーム部
202d 貫通孔
203、204 摺動部材
203a、204a 回動軸
205、206 引っ張りバネ(第1の付勢手段)
207 ヒンジバネ(第2の付勢手段)
209 非回転カム
209a 外周面
A 画像形成装置
B プロセスユニット
D 現像剤貯留装置

Claims (2)

  1. 現像剤貯留容器内に回転自在に設けられた回転軸と、回転軸と平行に軸方向に延びる第1の攪拌棒と、回転軸と第1の攪拌棒を連結する第1のアーム部とを有する第1の攪拌部材と、
    回転軸と平行に軸方向に延びる第2の攪拌棒と、第2の攪拌棒に連結される第2のアーム部とを有する第2の攪拌部材と、
    前記第1の攪拌部材の第1のアーム部に摺動自在に設けられ、第2の攪拌部材を回動自在に支持する回動軸を有する摺動部材と、
    前記摺動部材を回転軸方向に付勢する第1の付勢手段と、
    第2の攪拌部材を前記摺動部材の回動軸を中心として、第1の攪拌部材の回転方向下流側に付勢する第2の付勢手段と、
    を有し、
    第1の攪拌部材の回転に伴い、第2の攪拌部材が回転半径を変化させながら攪拌できることを特徴とする現像剤貯留装置。
  2. 現像剤貯留容器内の断面形状を反映した形状を有する非回転カムを有し、前記非回転カムの外周面に沿って、前記第2の攪拌部材の回動中心が可動することを特徴とする請求項1に記載の現像剤貯留装置。
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