JP2006276252A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
画像形成の待機時における冷却装置の騒音を抑え、消費電力を低減させることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】
装置筐体と、画像データ信号に応じ各色のトナー像が感光体の表面に形成される複数の作像手段及び前記感光体から各色のトナー像が多重転写される像担持体から成り、前記装置筐体内に配設される画像形成部と、前記装置筐体内を冷却させる冷却手段と、前記装置筐体内の温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段により検知された温度に基づき前記冷却手段を作動及び停止させる制御手段とから構成される画像形成装置において、前記制御手段は、前記温度検知手段により検知される前記冷却手段の画像形成時作動開始温度と、待機時作動開始温度とが異なる温度に設定されていることを特徴とするものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像形成の開始に伴い温度が上昇した装置筐体内の空気を装置筐体外へ排出し、装置筐体内を冷却する冷却装置を備える画像形成装置に関する。
特開平5−188714号公報
電子写真方式を適用したカラー画像形成装置は、画像データ信号に応じ表面に形成された静電潜像を現像装置により可視化し、各色のトナー像が形成される感光体と、感光体に形成された各色のトナー像が多重転写され、更には、多重転写された各色のトナー像を記録用紙へ転写する像担持体と、記録用紙に転写されたトナー像を定着させる定着装置とを備えている。そして、これら現像装置、感光体、像担持体及び定着装置といった機器は、それぞれ駆動装置を備え、画像形成の開始に伴いそれぞれの駆動装置が作動し、熱を発する。それに加え定着装置は、トナー像を記録用紙へ定着させるために高温に保たれており、熱を放射している。よって、これらカラー画像形成装置に備えられている機器の駆動装置や定着装置は、装置筐体内において発熱源となっている。
ここで、これらの機器が作動し、発熱源から放射された熱により装置筐体内の温度が上昇したままの状態が維持された場合、現像装置に収容されたトナーが溶融し、記録用紙を汚したり、熱膨張によりこれら機器を成形する部材が変形した結果、アライメントが狂い、画質が悪化してしまうことがある。そのため、電子写真方式を適用したカラー画像形成装置は、発熱源から放射された熱により温度が上昇した装置筐体内の空気を装置筐体外へ排出し、装置筐体内を冷却する冷却装置が一般的に備えられている。
しかし、装置筐体内を常に冷却すると、定着装置周辺が必要以上に冷却される場合があり、定着装置によりトナー像が正常に記録用紙へ定着されない上、画像形成の待機時における冷却装置の騒音や消費電力が大きくなるといった問題があった。尚、「画像形成の待機時」は、画像形成終了直後から次の画像形成開始までに該当するものとする。
このような問題を解決するために、画像形成手段の画像形成動作に伴って温度被測定部材近傍の温度上昇状態が温度検知器により監視され、出力される検知温度が冷却開始設定温度以下の場合は冷却装置を停止させておき、出力される検知温度が冷却開始設定温度を超えた時点で冷却装置を駆動するようにマイクロコンピュータが冷却装置の駆動タイミングまたは停止タイミングを制御する画像形成装置が提案されている(特許文献1)。この構成であれば、装置筐体内に配設されている温度検知器により、冷却開始設定温度を基準として必要に応じ冷却装置を駆動または停止させ、装置筐体内の温度が必要以上に低下することを防止できる。
しかし、この画像形成装置では、画像形成に伴い装置筐体内の温度が上昇し、冷却装置が駆動される温度と、冷却装置の冷却により装置筐体内の温度が下がり、冷却装置が停止される温度とが冷却開始設定温度として同じ温度に設定されている。そのため、画像形成が終了し、駆動装置などの発熱源により装置筐体内の温度が上昇する要因が無い状態であっても、装置筐体内の温度が冷却開始設定温度以下に下がるまで冷却装置が駆動されてしまい、それまでの時間、画像形成の待機時であるにもかかわらず、不必要に冷却装置を駆動させることになり、画像形成の待機時における冷却装置の騒音や消費電力の問題が解消されない。
また、タンデム方式を採用しているカラー画像形成装置においては、使用頻度が高く、複数枚の記録用紙へ連続して画像形成する場合が多いことから白黒画像形成時の装置速度がカラー画像形成時の装置速度に比べ速く設定されている。更に、カラー画像形成時に比べ、装置筐体内の温度の上昇が顕著である白黒画像形成時における装置筐体内の冷却を考慮して冷却装置は設計されている。そのため、カラー画像形成時においては、必要以上に冷却装置を作動させることになり、冷却装置の騒音が大きくなるばかりではなく、余計な電力を消費してしまうといった問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、第1の目的としては、画像形成の待機時における冷却装置の騒音を抑え、消費電力を低減させることができる画像形成装置を提供することにある。
更に、第2の目的としては、白黒画像形成時と、カラー画像形成時とにおいて別々の設定で冷却装置を作動させ、白黒画像形成時における装置筐体内の冷却効率を向上させると共に、カラー画像形成時における冷却装置の騒音を抑え、消費電力を低減させることができる画像形成装置を提供することにある。
前記第1の目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、装置筐体と、画像データ信号に応じ各色のトナー像が感光体の表面に形成される複数の作像手段及び前記感光体から各色のトナー像が多重転写される像担持体から成り、前記装置筐体内に配設される画像形成部と、前記装置筐体内を冷却させる冷却手段と、前記装置筐体内の温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段により検知された温度に基づき前記冷却手段を作動及び停止させる制御手段とから構成される画像形成装置において、前記制御手段は、前記温度検知手段により検知される前記冷却手段の画像形成時作動開始温度と、待機時作動開始温度とが異なる温度に設定されていることを特徴とするものである。
このような本発明の画像形成装置において、前記画像形成部を構成する前記作像手段は、前記像担持体に各色の画像を多重転写させることができるものであればよく、電子写真方式を適用している画像形成装置に用いられている作像手段を適用することが好ましいが、各色の画像を重ね合わせてフルカラー画像を形成する装置ならば、電子写真方式に限らない。また、シアン、イエロー、マゼンタ、ブラックの4色以外にもコーポレートカラーなどの特色を加えた構成であってもよい。更に、白黒画像のみを形成する画像形成装置に用いられている作像手段を適用することができる。
また、前記画像形成部を構成する前記像担持体としては、タンデム方式のカラー画像形成装置において各色の感光体表面に形成される記録画像が多重転写される中間転写体ベルトを適用することができる。或いは、記録シートを静電吸着し搬送する搬送ベルトの対向位置に各色の感光体を配設し、記録シートの搬送と共に順次各色の記録画像が記録シートへ静電転写される搬送ベルトを適用することも可能である。
前記冷却手段は、一般的に画像形成装置の冷却に使用されるファンであればよく、前記装置筐体外の空気を吸気する吸気用のファンと、前記装置筐体内の熱せされた空気を前記装置筐体外へ排気する排気用のファンとから成る1組のファンを前記冷却手段として作動させるのがよく、1組のファンから構成される前記冷却手段を2つ以上前記装置筐体内に設けるのが好ましい。これにより、効率よく前記装置筐体外から吸気された空気を前記装置筐体内へ通気させ、前記装置筐体外へ排気させることができる。
前記温度検知手段は、予め設定されている温度が検知された際に、前記冷却手段を作動させるため、前記制御手段へ信号を送るものであればよい。そして、前記温度検知手段は、黒色専用の前記作像手段の近傍に配設させるのが好ましい。尚、予め設定されている温度とは、画像形成時において画像形成に伴う前記装置筐体内の温度が上昇した場合に前記冷却手段を作動させる画像形成時作動開始温度と、画像形成の待機時に前記冷却手段を作動させる待機時作動開始温度とのことである。
前記画像形成時作動開始温度と、前記待機時作動開始温度とは、異なる温度に設定されているのがよく、前記待機時作動開始温度が前記画像形成時作動開始温度よりも高い温度に設定されているのが好ましい。これにより、画像形成の待機時において、前記装置筐体内の温度を前記冷却手段により前記画像形成時作動開始温度まで下げなくても、当該画像形成時作動開始温度よりも高い温度に設定されている前記待機時作動開始温度まで下げられた時点で前記冷却手段を停止させる設定とすることができる。従って、前記待機時作動開始温度と、前記画像形成時作動開始温度との温度差だけ、言い換えれば、前記冷却手段により前記装置筐体内の温度を前記待機時作動開始温度から前記画像形成時作動開始温度まで下げるのに要する時間だけ前記冷却手段の作動時間を短縮し、画像形成の待機時における前記冷却手段の騒音を抑え、消費電力を低減させることが可能となる。
次に、前記第2の目的を達成するために、本発明の前記画像形成部は、黒色専用の前記作像手段から構成される第1被冷却部と、全ての前記作像手段及び前記像担持体から構成される第2被冷却部とが設定され、前記制御手段は前記冷却手段により、白黒画像形成時において前記第1被冷却部及び前記第2被冷却部を冷却させ、カラー画像形成時において前記第2被冷却部を冷却させることを特徴とするものである。
画像形成装置においては、前述の通り、使用頻度が高く、複数枚の記録用紙へ連続して画像形成する場合が多いことから白黒画像形成時の装置速度がカラー画像形成時の装置速度に比べ速く設定されている。そのため、前記画像形成部においては、白黒画像形成時の方がカラー画像形成時に比べ駆動装置などの発熱源により装置筐体内の温度が上昇し易い、つまり、発熱量が大きいといえる。
また、白黒画像形成時においては、黒色専用の前記作像手段と、前記像担持体とが作動し、カラー画像形成時においては、全ての前記作像手段と、前記像担持体とが作動している。そのため、白黒画像形成時では黒色専用の前記作像手段の駆動装置が、そして、カラー画像形成時では全ての前記作像手段の各駆動装置がそれぞれ前記画像形成部における発熱源となっている。従って、白黒画像形成時と、カラー画像形成時とでは、冷却が必要となる発熱源の位置が異なる。
そこで、白黒画像形成時と、カラー画像形成時とにおける(1)発熱源による発熱量及び(2)発熱源の位置の問題をそれぞれ考慮し、前記画像形成部に、黒色専用の前記作像手段から成る前記第1被冷却部と、全ての前記作像手段及び前記像担持体から成る前記第2被冷却部とを設定した。そして、白黒画像形成時においては、前記第1被冷却部及び前記第2被冷却部を、カラー画像形成時においては、前記第2被冷却部をそれぞれ前記冷却手段により冷却させるように前記制御手段を設定した。これにより、白黒画像形成時において前記冷却手段により、前記第1被冷却部を冷却させて(2)を解決するのに加え、前記第2被冷却部を冷却させて(1)を解決させ、効率よく前記装置筐体内を冷却させることができる。また、カラー画像形成時において前記冷却手段により、第2被冷却部のみを冷却させて(1)及び(2)を解決させ、前記冷却手段の騒音を抑えると共に消費電力を低減させることが可能となる。
更に、記録用紙の両面へ画像形成を行う両面白黒画像形成時の装置速度と、白黒画像形成時の装置速度とは、同じ速度に設定されている。しかし、両面白黒画像形成時においては、定着装置により記録用紙の一方の面に形成されたトナー像を定着させた際の熱が、記録用紙の他方の面にトナー像を転写させる際に記録用紙から前記像担持体へ移るため、片面の白黒画像形成時と比べ当該像担持体が熱せられることになる。そこで、両面白黒画像形成時においては、前記第2被冷却部を前記冷却手段により冷却させるように前記制御手段を設定した。これにより、前述の(1)及び(2)を解決させると共に、白黒画像形成時と比べ、前記冷却手段の騒音を抑え、消費電力を低減させることができる。
以上のように構成される本発明の画像形成装置によれば、画像形成の待機時における冷却装置の騒音を抑え、消費電力を低減させることが可能となる。
更に、本発明の画像形成装置によれば、白黒画像形成時と、カラー画像形成時とにおいて別々の設定で冷却装置を作動させ、白黒画像形成時における装置筐体内の冷却効率を向上させると共に、カラー画像形成時における冷却装置の騒音を抑え、消費電力を低減させることが可能となる。
以下添付図面に基づいて本発明の画像形成装置を詳細に説明する。
図1は、本発明が適用される電子写真方式を用いたカラー画像形成装置の概略構成図である。本概略構成図は、接触帯電器で感光体表面を帯電した後、レーザ光線の照射により静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーにより現像するゼログラフィエンジンをイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色について備えたタンデム型のカラー電子写真方式の画像形成装置のIOT(イメージアウトプットターミナル:画像出力部)の概要が示されている。尚、図中では画像形成装置の画像処理部などは省略している。
この画像形成装置のIOTは、図中矢印Aの方向にて回転する4つの感光体1K、1C、1M、1Yと、この各感光体の表面を帯電する接触帯電器2K、2C、2M、2Yと、帯電された各感光体表面を各色の画像情報に基づいて変調された露光光により露光し、各感光体上に静電潜像を形成するROS(レーザ出力部)3K、3C、3M、3Yと、各感光体上の静電潜像を各色現像剤で現像して感光体上にトナー像を形成する現像器4K、4C、4M、4Yと、感光体上の各色トナー像を中間転写体ベルト6に転写する一次転写器5K、5C、5M、5Yと、中間転写体ベルト6上のトナー像を記録用紙Pに転写する二次転写器7と、記録用紙Pに転写されたトナー像を定着する定着器9と、記録用紙Pを収納する用紙トレイTと、各感光体の表面をクリーニングするクリーナ(図示せず)と、各感光体表面の残留電荷を除去する除電器(図示せず)と、中間転写体ベルト6表面をクリーニングするベルトクリーナ8とから構成されている。
本構成図に示されている画像形成装置における画像形成動作としては、先ず、画像読取装置(図示せず)で原稿から読み取られた原画像信号、或いは外部のパーソナルコンピュータ(図示せず)などで作成された原画像信号は画像処理部(図示せず)に入力される。この入力画像信号は、各色の画像情報に分解された後、ROS(レーザ出力部)3K、3C、3M、3Yに入力され、レーザ光線Lが変調される。そして、この変調されたレーザ光線Lは、接触帯電器2K、2C、2M、2Yにより一様帯電された感光体1K、1C、1M、1Yの表面に照射される。この各感光体表面にレーザ光線Lがラスタ照射されると、各感光体上にはそれぞれ入力画像信号に対応した静電潜像が形成される。続いて、各色現像器4K、4C、4M、4Yにより各感光体上の静電潜像がトナーにより現像され、各感光体上にトナー像が形成される。各感光体上に形成されたトナー像は、各一次転写器5K、5C、5M、5Yにより中間転写体ベルト6に転写される。この中間転写体ベルト6へトナー像の転写が終了した各感光体は、クリーナにより表面に付着した残留トナーなどの付着物がクリーニングされ、除電器により残留電荷が除去される。
次に、中間転写体ベルト6上のトナー像は、二次転写器7により、用紙トレイから送られてくる記録用紙P上に転写された後、定着器9により記録用紙P上に転写されたトナー像が定着され所望の画像が得られる。記録用紙P上へのトナー像の転写が終了した中間転写体ベルト6は、ベルトクリーナ8により表面に付着した残留トナーなどの付着物がクリーニングされ、一回の画像形成動作が終了する。
図2は、本発明の第1実施例の構成を示しているブロック図である。本実施例は、装置筐体内の温度を検知する温度センサー11と、装置筐体内を冷却するファン12と、温度センサー11により検知された装置筐体内の温度に応じ、ファン12の作動及び停止を制御する制御装置10とから構成されている。本実施例における制御装置10による制御の流れを図3に示されているフローチャートを用いて説明する。
制御にあたり、先ず、ユーザにより画像形成の要求があり、画像形成が開始されると(ステップS1)、画像形成に伴い、駆動装置などの発熱源から放射される熱により装置筐体内の温度が上昇し、温度センサー11による検知温度が30℃以上となったかどうかが制御装置10により確認される(ステップS2)。この時、温度センサー11による検知温度が30℃以上となっている場合には、制御装置10によりファン12が作動される(ステップS3)。そして、ファン12の作動後、ステップS1において開始された画像形成が終了しているかどうかが制御装置10により確認され(ステップS4)、画像形成中である場合には、ファン12により装置筐体内が冷却され、温度センサー11による検知温度が28℃以下となったかどうかが制御装置10により確認される(ステップS5)。ここで、ファン12の冷却により装置筐体内の温度が28℃以下まで下げられた場合には、制御装置10によりファン12が停止され(ステップS6)、ステップS2に戻る。一方、ファン12の冷却により装置筐体内の温度が28℃以下まで下げられていない場合であり、尚且つ、画像形成中である場合には、28℃以下へ下げられるまでステップS3からステップS5までが繰り返される。尚、ステップS2において、温度センサー11による検知温度が30℃以上となっていない場合には、ステップS2を繰返し、装置筐体内の温度が30℃以上まで上昇したことを温度センサー11により検知されるまでファン12は作動されないものとなっている。
これに対し、ステップS3においてファン12が作動された後、ファン12の作動中に画像形成が終了し(ステップS4で「NO」の場合)、画像形成の待機に入った場合には、制御装置10により温度センサー11による検知温度が35℃以上であるかどうかが確認される(ステップS11)。この時、温度センサー11による検知温度が35℃以上となっている場合には、制御装置10によりファン12の作動が続行される(ステップS12)。そして、ファン12により装置筐体内が冷却され、温度センサー11による検知温度が33℃以下となったかどうかが制御装置10により確認される(ステップS13)。ここで、ファン12の冷却により装置筐体内の温度が33℃以下まで下げられた場合には、制御装置10によりファン12が停止され(ステップS14)、ステップS1に戻る。一方、画像形成の待機に入り、温度センサー11により検知温度が35℃以上となっていない場合(ステップS11で「NO」の場合)には、制御装置10によりファン12は直ちに停止される(ステップS14)。
このように、本実施例においては、画像形成時におけるファン12の作動開始温度を30℃、そして、画像形成の待機時におけるファン12の作動開始温度を35℃とし、画像形成の待機時におけるファン12の作動開始温度が高く設定されている。これは、画像形成が終了し、画像形成の待機に入った後は、発熱源となる駆動装置などが停止しており、装置筐体内の温度が上昇する要因が無く、画像形成中である場合のように、装置筐体内の温度をファン12により28℃以下まで下げる必要がないからである。そのため、画像形成の待機に入り、装置筐体内の温度が35℃以上でなければ、直ちにファン12を停止させる構成となっている。また、画像形成の待機時においてファン12の作動を続行させた場合には、装置筐体内の温度が33℃以下まで下がった時点でファン12を停止させている。ここで、画像形成時及び画像形成の待機時においてファン12の作動開始温度が同一温度に設定され、画像形成時、或いは、画像形成の待機時に関係なくファン12により装置筐体内の温度が28℃以下へ下げられるまでファン12の作動を続行させるように設定されている場合、画像形成の待機に入っているにもかかわらず、不必要にファン12を作動させ、装置筐体内を冷却させることになる。従って、本実施例のように、画像形成の待機時におけるファン12の作動開始温度を画像形成時におけるそれよりも高く設定することにより、画像形成の待機時におけるファン12の作動による騒音を抑えると共に、消費電力を低減させることができる。
本発明の第2実施例を適用している画像形成装置におけるファンの配置を示しているのが図4である。本図の画像形成装置は、図1と同一の構成を有しており、説明の便宜上、ROS(レーザ出力部)3K、3C、3M、3Yと、二次転写器7と、用紙トレイTとは省略されている。そして、各色の感光体1K、1C、1M、1Yと、接触帯電器2K、2C、2M、2Yと、現像器4K、4C、4M、4Yと、一次転写器5K、5C、5M、5Yと、中間転写体ベルト6と、定着器9とは点線で示されているが、感光体1K、1C、1M、1Y、接触帯電器2K、2C、2M、2Y、現像器4K、4C、4M、4Y、一次転写器5K、5C、5M、5Yをそれぞれまとめて作像手段13K、13C、13M、13Yとする。また、装置下部には、吸気用のファン12a、12cが配設されている。更に、ブラックの作像手段13Kの近傍及びイエローの作像手段13Yの近傍には、それぞれ排気用のファン12b、12dが配設されている。これらのファン12a、12bと、ファン12c、12dとは、それぞれ対となって作動し、ファン12a、12bにより矢印B1、ファン12c、12dにより矢印B2のような空気の流れをそれぞれ装置筐体内において発生させるものとなっている。
図5は、本発明の第2実施例の構成を示しているブロック図である。本実施例は、画像読取装置で原稿から読み取られた原画像信号、或いは外部のパーソナルコンピュータなどで作成された原画像信号が入力される画像処理部14と、装置筐体内を冷却するファン12a、12b、12c、12dと、画像処理部14に入力された原画像信号を基に白黒画像形成(以下「白黒モード」という)、或いはカラー画像形成(以下「カラーモード」という)の何れかを実行する制御装置10とから構成されている。本実施例における白黒モード及びカラーモードでのファン12a、12b、12c、12dの作動方法を図4及び図5を用いて説明する。
制御装置10により、白黒モードが実行された場合には、ファン12a、12b、12c、12dの全てのファンが作動される(図5)。この時、ファン12a、12bは高速で作動されることにより、矢印B1のような空気の流れが発生され(図4)、白黒モードにおいて作動されるブラックの作像手段13Kの周りを冷却するものとなっている。一方、ファン12c、12dは低速で作動されることにより、矢印B2のような空気の流れが発生され(図4)、作像手段13Kと同時に作動される中間転写体ベルト6の周りを冷却するものとなっている。従って、白黒モードにおいては、ファン12a、12bにより作像手段13Kの周り、つまり、白黒モードにおける装置筐体内での発熱源の位置が集中的に冷却されると共に、ファン12c、12dにより中間転写体ベルト6の周りが補助的に冷却される設定となっている。
これに対し、制御装置10により、カラーモードが実行された場合には、ファン12c、12dが作動される(図5)。この時、ファン12c、12dは、白黒モードにおいて低速で作動されるのに対し、カラーモードにおいては高速で作動されることにより、矢印B2のような空気の流れが発生され(図4)、カラーモードにおいて作動される作像手段13K、13C、13M、13Yと、中間転写体ベルト6との周りを冷却するものとなっている。従って、カラーモードにおいては、ファン12c、12dにより作像手段13K、13C、13M、13Yと、中間転写体ベルト6との周り、つまり、カラーモードにおける装置筐体内での発熱源の位置が集中的に冷却される設定となっている。
このように、本実施例において白黒モード及びカラーモードは、作動させるファンの数と、速度とがそれぞれ別々に設定されている。これにより、カラーモードに比べ装置速度が速く設定されており、駆動装置などからの発熱量が大きい白黒モードにおいては、発熱源である作像手段13Kの周りを全てのファン12a、12b及びファン12c、12dにより効率よく冷却することができる。また、全ての作像手段13K、13C、13M、13Yが作動するカラーモードにおいては、2つのファン12c、12dにより冷却することにより、ファンによる騒音を抑え、消費電力を低減させることが可能となる。
また、本実施例では、2つの吸気用のファン12a、12cを備えるものが示されているが、吸気用のファンを1つ備えるものであってもよい。この場合、白黒モードにおいては、1つの吸気用のファンを作動させると共に、ファン12bを高速、ファン12dを低速で作動させればよい。一方、カラーモードにおいては、1つの吸気用のファンを作動させると共に、ファン12dを高速で作動させればよい。これにより、吸気用のファンを2つ備えた場合と同様の効果を得ることができる。
更に、両面白黒モード及び両面カラーモードを有する画像形成装置においては、カラーモードと同様にファン12c、12dを高速で作動させるとよい。これにより、片面の白黒モード及びカラーモードよりも中間転写体ベルト6が熱せられる両面白黒モード及び両面カラーモードに適応させることが可能となる。尚、記録用紙の両面へトナー像を形成する場合と、片面へトナー像を形成する場合とでは、同じ装置速度に設定されているため、カラーモードと、両面カラーモードとでファン12c、12dを同じ設定で作動させても何ら問題はない。
最後に、第1実施例と、第2実施例とは、説明の便宜上、別々に説明している。しかし、第1実施例と、第2実施例とを組合わせ、温度センサー11による検知温度に応じ、白黒モードにおいてはファン12a、12b及びファン12c、12d、カラーモードにおいてはファン12c、12dをそれぞれ作動及び停止させる構成とすることもできる。
本発明が適用される電子写真方式を用いたカラー画像形成装置の概略構成図である。 本発明の第1実施例の構成を示しているブロック図である。 第1実施例における制御装置による制御の流れを示しているフローチャートである。 本発明の第2実施例を適用している画像形成装置におけるファンの配置を示している図である。 本発明の第2実施例の構成を示しているブロック図である。
符号の説明
10・・・制御装置、11・・・温度センサー、12・・・ファン

Claims (4)

  1. 装置筐体と、画像データ信号に応じ各色のトナー像が感光体の表面に形成される複数の作像手段及び前記感光体から各色のトナー像が多重転写される像担持体から成り、前記装置筐体内に配設される画像形成部と、前記装置筐体内を冷却させる冷却手段と、前記装置筐体内の温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段により検知された温度に基づき前記冷却手段を作動及び停止させる制御手段とから構成される画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記温度検知手段により検知される前記冷却手段の画像形成時作動開始温度と、待機時作動開始温度とが異なる温度に設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記待機時作動開始温度が前記画像形成時作動開始温度よりも高い温度に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成部は、黒色専用の前記作像手段から構成される第1被冷却部と、全ての前記作像手段及び前記像担持体から構成される第2被冷却部とが設定され、
    前記制御手段は前記冷却手段により、白黒画像形成時においては前記第1被冷却部及び前記第2被冷却部を冷却させ、カラー画像形成時においては前記第2被冷却部を冷却させることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 両面白黒画像形成時においては、前記第2被冷却部を冷却させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
JP2005092576A 2005-03-28 2005-03-28 画像形成装置 Withdrawn JP2006276252A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010169974A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Kyocera Mita Corp 画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法
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