JP2006276099A - 発光表示パネルの駆動装置および駆動方法 - Google Patents

発光表示パネルの駆動装置および駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】データ線に表示データを供給するソースドライバの出力(端子)数を低減することのできる発光表示パネルの駆動装置および駆動方法を提供する。
【解決手段】発光色がそれぞれ異なる複数の副画素からなる画素が配列された発光表示パネルの駆動装置であって、1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に時分割し、各サブフレーム期間を点灯制御することにより、表示データの階調表現を行う階調表示手段と、前記各サブフレーム期間において前記走査線を走査することにより前記発光表示パネルに配列された全画素を走査する走査手段とを備え、前記走査手段は、各サブフレーム期間において、前記副画素の走査を発光色毎に行う複数の副画素走査期間のうち少なくとも2つの副画素走査期間を異なるタイミングで設けることにより前記発光表示パネルに形成された全画素を走査する。
【選択図】図9

Description

本発明は、複数のデータ線および複数の走査線の交差位置に発光素子が配され、その発光色がそれぞれ異なる複数の副画素からなる画素が配列された発光表示パネルの駆動装置および駆動方法に関する。
発光素子をマトリクス状に配列して構成される表示パネルを用いたディスプレイの開発が広く進められている。このような表示パネルに用いられる発光素子として、例えば有機材料を発光層に用いた有機EL(エレクトロルミネッセンス)素子が注目されている。
かかる有機EL素子を用いた表示パネルとして、マトリクス状に配列したEL素子の各々に、例えばTFT(Thin Film Transistor)からなる能動素子を加えたアクティブマトリクス型表示パネルがある。このアクティブマトリクス型表示パネルは、低消費電力を実現でき、また画素間のクロストークが少ない等の特質を備えており、特に大画面を構成する高精細度のディスプレイに適している。
図1は、従来のアクティブマトリクス型表示パネルにおける1つの画素10に対応する回路構成の一例を示している。図1において、制御用トランジスタであるTFT11のゲートGは走査線(走査ラインA1)に接続され、ソースSはデータ線(データラインB1)に接続されている。また、この制御用TFT11のドレインDは、点灯駆動用トランジスタであるTFT12のゲートGに接続されると共に、電荷保持用キャパシタ13の一方の端子に接続されている。
また、駆動用TFT12のソースSは前記キャパシタ13の他方の端子に接続されると共に、パネル内に形成された共通陽極16に接続されている。また、駆動用TFT12のドレインDは、有機EL素子14の陽極に接続され、この有機EL素子14の陰極は、パネル内に形成された例えば基準電位点(アース)を構成する共通陰極17に接続されている。
図2は、図1に示した各画素10を担う回路構成を、表示パネル20に配列した状態を模式的に示したものであり、各走査ラインA1〜Anと、各データラインB1〜Bmとの交差位置の各々において、図1に示した回路構成の各画素10が夫々形成されている。そして、前記した構成においては、駆動用TFT12の各ソースSが図2に示された共通陽極16(駆動電源)に夫々接続され、各EL素子14の陰極が同じく図2に示された共通陰極17に夫々接続された構成とされている。そして、この回路において、発光制御を実行する場合においては、電圧源E1の正電源端子がスイッチ18を介して、表示パネル20に形成された共通陽極16に接続され、また電圧源E1の負電源端子が共通陰極17に接続される。
この状態において、図1における制御用TFT11のゲートGに走査ラインを介してオン電圧が供給されると、TFT11はソースSに供給されるデータラインからの電圧に対応した電流をソースSからドレインDに流す。従って、TFT11のゲートGがオン電圧の期間に、前記キャパシタ13が充電され、その電圧が駆動用TFT12のゲートGに供給されて、TFT12にはそのゲート電圧とソース電圧に基づいた電流を、ドレインDからEL素子14を通じて共通陰極17に流し、EL素子14を発光させる。
また、TFT11のゲートGがオフ電圧になると、TFT11はいわゆるカットオフとなり、TFT11のドレインDが開放状態となるものの、駆動用TFT12はキャパシタ13に蓄積された電荷によりゲートGの電圧が保持され、次の走査まで駆動電流を維持し、EL素子14の発光も維持される。なお、前記した駆動用TFT12には、ゲート入力容量が存在するので、前記したキャパシタ13を格別に設けなくても、前記と同様な動作を行なわせることが可能である。なお、前記したようなアクティブマトリクス型表示パネルについては、特許文献1に記載されている。
特開2003−316315号公報
ところで、前記有機EL素子により各画素が形成される表示パネル20においては、単色発光の表示パネルまたはカラー発光の表示パネルを構成することができる。カラー画像を表示する発光表示パネルにおいては、各画素がそれぞれ異なる色に発光する有機発光機能層を備えた2つ以上の自発光素子により構成される。一般には3色、すなわち赤(R)、緑(G)、青(B)の各色に対応する有機EL素子からなる画素10(以下、副画素と称呼する)が、図3に示すように同一走査線上に3つ並べて配置されることにより1つのカラー画素1が構成されている。なお、この場合、各副画素10における駆動用TFT12のソースSは、発光色ごとに設けられた陽極16a、16b、16c(駆動電源)に夫々接続される。
ここで、図4(a)に示すように表示パネル20が例えば縦320画素×横240画素から構成される場合、1カラー画素は3つの副画素で構成されるため、1画素につき3本のデータ線を要する。各データ線はそれぞれソースドライバ5からの出力(端子)に対応しているため、ソースドライバ5の出力本数は、図4(b)に示す単色の表示パネル20の場合(240本)に比べ、その3倍、すなわち、240本×3画素分=720本が必要となる。その結果、パネルにおけるソースドライバ5の占める面積が大きくなり、また、ソースドライバ5をIC化した場合でも当該ICの出力端子数が多くなり、必然的にICパッケージが大きくなるという問題があった。その結果、表示パネル20が形成される同一基板上にソースドライバのICを搭載するのが困難となり、駆動装置の小型化の障害となっていた。
この発明は、前記した技術的な問題点に着目してなされたものであり、複数のデータ線および複数の走査線の交差位置に発光素子が配され、発光素子の発光色がそれぞれ異なる複数の副画素からなる画素が配列された発光表示パネルの駆動装置において、各副画素に対応するデータ線に表示データを供給するソースドライバの出力(端子)数を低減することのできる発光表示パネルの駆動装置および駆動方法を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するためになされた本発明にかかる自発光表示パネルの駆動装置は、請求項1に記載のとおり、複数のデータ線および複数の走査線の交差位置に発光素子が配され、前記発光素子の発光色がそれぞれ異なる複数の副画素からなる画素が配列された発光表示パネルの駆動装置であって、1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に時分割し、各サブフレーム期間を点灯制御することにより、表示データの階調表現を行う階調表示手段と、各サブフレーム期間において、前記副画素の走査を発光色毎に行う複数の副画素走査期間のうち少なくとも2つの副画素走査期間を異なるタイミングで設けることにより前記発光表示パネルに形成された全画素を走査する走査手段とを備えたことに特徴を有する。
また、前記課題を解決するためになされた本発明にかかる自発光表示パネルの駆動方法は、請求項9に記載のとおり、複数のデータ線および複数の走査線の交差位置に発光素子が配され、前記発光素子の発光色がそれぞれ異なる複数の副画素からなる画素が配列された発光表示パネルの駆動方法であって、 1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に時分割し、各サブフレーム期間を点灯制御することにより、表示データの階調表現を行うステップと、前記各サブフレーム期間において、前記副画素の走査を発光色毎に行う複数の副画素走査期間のうち少なくとも2つの副画素走査期間を異なるタイミングで設けることにより前記発光表示パネルに形成された全画素を走査するステップとを実行することに特徴を有する。
以下、この発明にかかる発光表示パネルの駆動装置および駆動方法について、図に示す実施の形態に基づいて説明する。尚、以下の説明においてはすでに説明した図1および図2に示された各部に相当する部分を同一符号で示しており、したがって個々の機能および動作については適宜説明を省略する。
図5はこの発明にかかる駆動装置および駆動方法における第一の実施形態をブロック図によって示したものである。図5に示す駆動装置100において、駆動制御回路21がソースドライバ24及び書き込み用ゲートドライバ25の動作を制御し、それらドライバにより、マトリクス状に夫々配列された画素30からなる表示パネル40での発光表示が駆動されるようになされている。
なお、図1および図2に示した従来例においては、画素を構成する駆動用TFT12とEL素子14との直列回路が、すべて共通陽極16と共通陰極17との間に接続されたいわゆる単色発光の表示パネルの例を示した。しかしながら、この発明にかかる実施の形態においては、R(赤)、G(緑)、B(青)の各発光画素(副画素)を備えたカラー表示パネルに好適に採用されるものである。この場合、各副画素における駆動用TFTのソースは、図5に示すように発光色ごとの駆動電源として設けられた陽極31a、31b、31cに夫々接続される。
図5に示す駆動装置100において、先ず、入力されたアナログ映像信号は、駆動制御回路21およびアナログ/デジタル(A/D)変換器22に供給される。前記駆動制御回路21はアナログ映像信号中における水平同期信号および垂直同期信号に基づいて、前記A/D変換器22に対するクロック信号CL、およびフレームメモリ23に対する書き込み信号W、および読み出し信号Rを生成する。
前記A/D変換器22は、駆動制御回路21から供給されるクロック信号CKに基づいて、入力されたアナログ映像信号をサンプリングし、これを1画素毎に対応した画素データに変換して、フレームメモリ23に供給するように作用する。前記フレームメモリ23は、駆動制御回路21からの書き込み信号Wによって、A/D変換器22から供給される各画素データをフレームメモリ23に順次書き込むように動作する。
かかる書き込み動作により自発光表示パネル40における一画面(n行、m列)分のデータの書き込みが終了すると、メモリ23は駆動制御回路21から供給される読み出し信号Rによって、第1行から第n行へと1行分毎に読み出した駆動画素データを、順次ソースドライバ24に供給するようになされる。
一方、これと同時に駆動制御回路21より書き込み用ゲートドライバ25に対してタイミング信号が送出され、これに基づいて走査手段としてのゲートドライバ25は、後述するように各走査ラインに対して順次ゲートオン電圧を送出する。したがって、前記のようにしてメモリ23から読み出された1行分毎の駆動画素データは、ゲートドライバ25の走査によってアドレッシングされる。
また、前記した回路構成は、自発光素子である有機EL素子に加える駆動電流の供給時間(点灯時間)を変更することができるので、有機EL素子14の実質的な発光輝度を制御することができる。例えば、図6(a)に示すように、フレーム同期信号Fsによって定められる1フレーム期間を期間の等しい7つのサブフレーム期間(SF1〜SF7)に時分割した構成とすれば、これらサブフレーム期間における素子の発光期間Lpを適宜または組み合わせて選択することにより、8階調の表現(単純サブフレーム法)を行うことができる。
または、図6(b)に示すように、1つまたは複数のサブフレーム期間を組(組1〜組3)として、組に対して重み付け(組1を重み付け4、組2を重み付け2、組3を重み付け1)を行い、その組み合わせを選択することによっても階調表現することができる(重み付けサブフレーム法)。このうち、重み付けサブフレーム法にあっては、多階調を表現する場合に、前記単純サブフレーム法よりも大幅に少ないサブフレーム数で実現可能という利点がある。このような階調表現は、前記駆動制御回路21と、前記ソースドライバ24と、前記書込み用ゲートドライバ25と、各画素30とで構成される階調表示手段により実現される。
図7は、発光表示パネル40にマトリクス状に夫々配列された画素30の構成を示した図である。本発明の第一の実施の形態においては、図示するように、カラー画素3を構成するR(赤)の副画素30と、G(緑)の副画素30と、B(青)の副画素30とが共通のデータ線(図ではB1)に接続されて縦方向に並べて配置されると共に、それぞれ異なる走査線(図ではA1、A2、A3)に接続されている。すなわち、1本の走査線につき、R、G、Bのいずれか1色の副画素のみが横並びに配列され、それら走査線は、図8に示すように、Rの走査線、Gの走査線、Bの走査線の順で繰り返し配置される。
このように構成された表示パネル40に対して、駆動装置100は図9に示すタイミング図に従って走査制御を行う。すなわち、1サブフレーム期間内において、まず、表示パネル40におけるすべてのR(赤)の走査線の走査が行われ、次いですべてのG(緑)の走査線の走査が行われる。そしてG(緑)の走査線の走査が行われると、次いでB(青)の走査線の走査が行われる。なお、走査により点灯した各色副画素は、次のサブフレームでの走査まで、その点灯状態が維持される。
このようになされることにより、1サブフレーム期間内において、R(赤)、G(緑)、B(青)のそれぞれの副画素のみが走査される期間(副画素走査期間)が異なるタイミングで形成され、サブフレーム単位でのカラー表示が実現されると共に、1フレーム期間における階調表示がなされる。
以上のように本発明にかかる第一の実施の形態によれば、各カラー画素において、共通のデータ線にR(赤)の副画素30、G(緑)の副画素30、B(青)の副画素30が接続される。したがって、カラー表示パネルであっても1カラー画素につき1本のデータ線で対応し、ソースドライバ24の出力(端子)数を低減することができる。その結果、ソースドライバ24のICパッケージを小さく抑えることができ、表示パネル40と同一(ガラス)基板上におけるソースドライバ24の搭載面積を小さくすることができる。また、前記したように、各サブフレーム期間内において、それぞれ異なる期間(副画素走査期間)で各色副画素の走査を行うため、表示パネル40におけるカラー表示を実現することができ、従来と同様に階調表示を行うことができる。
なお、図7に示したカラー画素3における各副画素30の配置は、それに限定されるものではない。例えば、図10に示すように、従来と同様にR(赤)、G(緑)、B(青)の各副画素を横に(走査線に沿って)配置してもよい。ただし、その場合においても、共通のデータ線(図ではB1)に各副画素が接続され、各色に対応した走査線(図ではA1、A2、A3等)がそれぞれ各副画素に接続される。
続いて、本発明にかかる発光表示パネルの駆動装置および駆動方法の第二の実施の形態について説明する。なお、この第二の実施の形態においては前記した第一の実施の形態と、図7、図10に示した各副画素と走査線及びデータ線との対応関係が異なる。したがって、図7に示した駆動装置100の全体構成及び、図9に示したタイミング図は第一、第二の実施の形態では共通のものとして、以下の説明において適宜使用する。
図11は、第二の実施の形態におけるカラー画素3の構成を示したものである。画素3においては、図示するようにR(赤)の副画素30と、G(緑)の副画素30と、B(青)の副画素30とが従来と同様に共通の走査線(図ではA1)に接続されて横方向に並べて配置される。そして、各副画素30に対応するデータ線(図ではB1、B2、B3)は、それぞれソースドライバ24側に設けられた、選択的に接続を行う接続手段としてのスイッチSW1、SW2、SW3を介して、ソースドライバ24からの1出力(端子)に対して接続されている。
このように構成された表示パネル40に対して、駆動装置100は図9に示すタイミング図に沿って走査制御を行う。具体的には1サブフレーム期間内において、各色に対応した走査を行うことができるように、スイッチSW1〜3を順次切替える動作制御が行われる。すなわち、例えばR(赤)の副画素30を走査する際には、スイッチSW1をオンとし、スイッチSW2、SW3はオフになされる。このとき、全走査線に対して走査が行われ、結果的に表示パネル40におけるR(赤)の副画素30のみが走査されることになる。
また、R(赤)の副画素30の走査後は、スイッチSW2のみがオンになされ、再び走査が行われることによりG(緑)の副画素30の走査が行われる。さらに、G(緑)の副画素30の走査後は、スイッチSW3のみがオンになされ、再び走査が行われることによりB(青)の副画素30の走査が行われる。なお、走査により点灯した各色副画素は、次のサブフレームでの走査まで、その点灯状態が維持される。
このように、順次スイッチSW1〜3を切り換え、その度に走査が行われることにより、1サブフレーム期間内において、R(赤)、G(緑)、B(青)のそれぞれの副画素のみが走査される期間(副画素走査期間)が異なるタイミングで形成され、サブフレーム単位でのカラー表示が実現されると共に、1フレーム期間における階調表示がなされる。
以上のように本発明にかかる第二の実施の形態によれば、各カラー画素において、ソースドライバ24からの1出力(端子)に対し、R(赤)の副画素30のデータ線、G(緑)の副画素30のデータ線、B(青)の副画素30のデータ線がスイッチSW1〜3を介し接続される。したがって、カラー表示パネルであっても1カラー画素につき、ソースドライバ24の出力(端子)は1つで対応することができ、その出力(端子)数を低減することができる。その結果、ソースドライバ24のICパッケージを小さく抑えることができ、表示パネル40と同一(ガラス)基板上におけるソースドライバ24の搭載面積を小さくすることができる。また、前記したように、各サブフレーム期間内において、それぞれ異なる期間(副画素走査期間)で各色副画素の走査を行うため、表示パネル40におけるカラー表示を実現することができ、従来と同様に階調表示を行うことができる。
なお、前記第一、第二の実施の形態においては、各副画素のEL素子は、供給される表示データに対し走査されると、次のアドレッシングがなされるまで点灯を継続する例を示した。しかしながら、図12に示すように、各副画素において消去用TFT(消去用トランジスタ)15を設け、EL素子14の点灯期間を制御するようにしてもよい。すなわち、図12において、前記消去用TFT15はキャパシタ13に並列に接続されており、そのゲートが駆動制御回路21からの制御信号を、消去用ゲートドライバ(図示せず)を介して伝送する制御ラインCに接続されている。この構成において、有機EL素子14が点灯動作中に、前記駆動制御回路21からの制御信号に従ってオン動作することにより、キャパシタ13の電荷を瞬時に放電させることができる。これにより、次のアドレッシング時まで、画素を消灯させることができる。
このように駆動装置100が構成されることにより、各サブフレーム期間におけるEL素子の点灯期間を制御することが可能となり、階調表現方法として前記した単純サブフレーム法のみでなく、重み付けサブフレーム法を効果的に実行することができる。図13は、重み付けサブフレーム法として、1フレーム期間を1つまたは複数のサブフレーム期間からなる組に分け、夫々の組に重み付けすることにより16階調表現を行った場合の例を示したものである。すなわち、図13においては組(組1〜組4で示す)を単位として点灯制御され、階調表現がなされる。各組は、素子点灯時間の時間比として4:2:1:1/2の長さに重み付けされ、4bit(組1〜組4)表現により16階調の表現がなされる。
前記の時間比が分数で表される組においては、サブフレーム期間中にEL素子の消灯期間Erが設けられることにより、サブフレーム期間内の点灯時間が制御される。すなわち、この有機EL素子14の点灯時間制御は、そのサブフレーム期間においてEL素子14が発光中に、前記駆動制御回路21からの制御信号に従って前記消去用TFT14がオン動作し、消灯期間Erにおいてキャパシタ13の電荷を放電させることにより実現される。
このように消去用TFT15を用い、EL素子の消灯期間を設けたことにより、例えば従来重み付けサブフレーム法で16階調表示を行うために、1フレームを15個のサブフレームに分割する必要があったのに対し、1フレームを8個のサブフレームに分割することで対応することができる。
また、前記第一、第二の実施の形態においては、一画素をそれぞれ発色が異なる3つの副画素で構成する例を示したが、一画素を構成するための色数または副画素数をそれに限定するものではなく、例えば、発色が異なる2つの副画素により一画素を構成してもよい。
従来のアクティブマトリクス型表示パネルにおける1つの画素に対応する回路構成の一例を示す図である。 図1に示した各画素を担う回路構成を、表示パネルに配列した状態を模式的に示す図である。 図1に示した画素構成を副画素とした場合の一画素における3色の副画素の配置を示す図である。 従来における表示パネルとソースドライバとの間の配線状態を模式的に示す図である。 本発明の駆動装置にかかる実施の形態を示すブロック図である。 1フレーム期間におけるサブフレーム期間と階調表示方法との関係を示す図である。 図5に示した駆動装置の第一の実施の形態において、一画素を構成する3色の副画素の配置を示す図である。 図7に示す画素配置において、表示パネル全体での配置状態を模式的に示す図である。 図5に示した駆動装置において、1フレーム期間を走査するタイミングを示す図である。 図5に示した駆動装置の第一の実施の形態において、一画素を構成する3色の副画素の配置の他の形態を示す図である。 図5に示した駆動装置の第二の実施の形態において、一画素を構成する3色の副画素の配置を示す図である。 図5に示した駆動装置において、一つの画素に対応する回路構成に消去用トランジスタを付加したときの構成を示す図である。 図12に示した画素の回路構成を用い、階調表示を行う場合のサブフレーム期間と重み付けとの関係を示す図である。
符号の説明
3 画素(カラー画素)
11 制御用TFT(制御用トランジスタ)
12 駆動用TFT(駆動用トランジスタ)
13 キャパシタ
14 有機EL素子(発光素子)
15 消去用TFT(消去用トランジスタ)
40 表示パネル
21 駆動制御回路
22 A/D変換器
23 フレームメモリ
24 ソースドライバ
25 書き込み用ゲートドライバ(走査手段)
30 画素(副画素)
31a 陽極
31b 陽極
31c 陽極
32 陰極
100 駆動装置
A 走査線
B データ線
C 制御線

Claims (13)

  1. 複数のデータ線および複数の走査線の交差位置に発光素子が配され、前記発光素子の発光色がそれぞれ異なる複数の副画素からなる画素が配列された発光表示パネルの駆動装置であって、
    1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に時分割し、各サブフレーム期間を点灯制御することにより、表示データの階調表現を行う階調表示手段と、
    各サブフレーム期間において、前記副画素の走査を発光色毎に行う複数の副画素走査期間のうち少なくとも2つの副画素走査期間を異なるタイミングで設けることにより前記発光表示パネルに形成された全画素を走査する走査手段とを備えたことを特徴とする発光表示パネルの駆動装置。
  2. 前記各サブフレーム期間において、同一画素を構成する前記複数の副画素に対し、前記データ線を介し同一の表示データが供給され、
    前記表示データの前記副画素に対する書き込みが、発光色毎に設けられた前記副画素走査期間での走査で順次行われることにより、それぞれの発光素子を点灯させることを特徴とする請求項1に記載された発光表示パネルの駆動装置。
  3. 同一画素を構成する前記複数の副画素のうち、少なくとも2つの副画素は異なる走査線に接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された発光表示パネルの駆動装置。
  4. 前記副画素は、前記発光素子を点灯駆動させる点灯駆動用トランジスタと、前記点灯駆動用トランジスタを制御する制御用トランジスタを備え、
    前記異なる走査線に接続されている少なくとも2つの副画素における前記制御用トランジスタのソースは、前記データ線を介して共通接続されていることを特徴とする請求項3に記載された発光表示パネルの駆動装置。
  5. 前記副画素は、前記発光素子を点灯駆動させる点灯駆動用トランジスタと、前記点灯駆動用トランジスタを制御する制御用トランジスタを備え、
    前記制御用トランジスタのソースに電圧を供給するソースドライバの出力と、同一画素を構成する複数の副画素の内、いずれか1つの副画素の制御用トランジスタのソースとを選択的に接続する接続手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された発光表示パネルの駆動装置。
  6. 前記発光素子を点灯駆動させる点灯駆動用トランジスタと、前記点灯駆動用トランジスタのゲート電位を保持するキャパシタから電荷を放電消去する消去用トランジスタとを備え、
    前記階調表示手段は、前記消去用トランジスタにより前記キャパシタの電荷を放電し、前記発光素子を消灯させて、前記各副画素走査期間において前記発光素子の消灯期間を設けることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載された発光表示パネルの駆動装置。
  7. 前記消去用トランジスタにより、前記発光素子の消灯期間の長さが調整されることにより、サブフレーム期間内における前記発光素子の点灯期間に重み付けがなされていることを特徴とする請求項6に記載された発光表示パネルの駆動装置。
  8. 前記発光素子は、有機発光機能層を少なくても1層以上含む有機EL素子であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載された発光表示パネルの駆動装置。
  9. 複数のデータ線および複数の走査線の交差位置に発光素子が配され、前記発光素子の発光色がそれぞれ異なる複数の副画素からなる画素が配列された発光表示パネルの駆動方法であって、
    1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に時分割し、各サブフレーム期間を点灯制御することにより、表示データの階調表現を行うステップと、
    前記各サブフレーム期間において、前記副画素の走査を発光色毎に行う複数の副画素走査期間のうち少なくとも2つの副画素走査期間を異なるタイミングで設けることにより前記発光表示パネルに形成された全画素を走査するステップとを実行することを特徴とする発光表示パネルの駆動方法。
  10. 前記各サブフレーム期間において、同一画素を構成する前記複数の副画素に対し、前記データ線を介し同一の表示データを供給するステップと、
    前記表示データの前記副画素に対する書き込みを、発光色毎に設けられた前記副画素走査期間での走査で順次行うステップとを実行することを特徴とする請求項9に記載された発光表示パネルの駆動方法。
  11. 前記発光素子を点灯駆動させる点灯駆動用トランジスタを制御する制御用トランジスタのソースに電圧を供給するソースドライバの出力と、同一画素を構成する複数の副画素の内、いずれか1つの副画素の制御用トランジスタのソースとを選択的に接続するステップを実行することを特徴とする請求項9または請求項10に記載された発光表示パネルの駆動方法。
  12. 前記発光素子を点灯駆動させる前記点灯駆動用トランジスタのゲート電位を保持するキャパシタから電荷を放電消去する消去用トランジスタにより前記発光素子を消灯させ、前記各副画素走査期間において前記発光素子の消灯期間を設けることを特徴とする請求項9乃至請求項11のいずれかに記載された発光表示パネルの駆動方法。
  13. 前記消去用トランジスタにより、前記発光素子の消灯期間の長さが調整されることにより、サブフレーム期間内における前記発光素子の点灯期間に重み付けがなされていることを特徴とする請求項12に記載された発光表示パネルの駆動方法。
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