JP2006274856A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 還元剤添加弁の異常の原因に応じて還元剤の増量又は供給圧力の増圧のいずれかを使い分けることができる内燃機関の排気浄化装置を提供する。
【解決手段】 本発明の排気浄化装置は、排気浄化触媒15の上流に還元剤を噴射する還元剤添加弁20と、還元剤添加弁20に還元剤を供給する還元剤供給通路21と、還元剤供給通路21に設けられた加圧ポンプ23と、を備え、排気浄化触媒15に吸蔵されたNOxを還元する必要がある場合には、排気空燃比が目標値に到達するように還元剤の量及び供給圧力をそれぞれ制御する。更に、排気空燃比が目標値に到達しない場合に還元剤の噴射に伴う圧力低下量が正常か否かを判定し、その結果、圧力低下量が正常でない場合には還元剤添加弁20の詰まりを判断して供給圧力を増圧補正する一方、圧力低下量が正常である場合には還元剤の不足を判断して還元剤の量を増量補正する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、還元剤の存在下で排気中の有害成分を浄化する排気浄化触媒を備えた内燃機関の排気浄化装置に関する。
排気浄化触媒として、排気中の窒素酸化物を吸蔵し、還元剤たる燃料の存在を条件に吸蔵された窒素酸化物を還元して浄化する吸蔵還元型のNOx触媒等が広く知られている。また、NOx触媒の上流側に還元剤を燃料添加弁から適時に噴射することによりNOx触媒の還元作用を促す排気浄化装置が知られている。このような排気浄化装置において、還元剤添加弁の詰まりを還元剤供給路内の圧力降下量(低下量)から判定し、還元剤添加弁の詰まりが判定された場合に還元剤を増量補正するもの(特許文献1)、還元剤添加弁の詰まりが推定された場合に還元剤の噴射圧(供給圧力)を増圧させて還元剤添加弁の詰まりを解消するもの(特許文献2)などがある。
特開2002−242663号公報 特開2003−222019号公報
還元剤添加弁の詰まりが判定されたときに還元剤を増量補正する場合には、還元剤添加弁の開弁期間が延びることにより噴射期間が長くなり、結果として単位時間当たりの噴射量(噴射率)が低下する。そのため、還元剤を増量補正したにもかかわらず、目標となる排気空燃比に到達しない場合も起こり得る。また、還元剤添加弁の詰まりが推定されたときに還元剤の供給圧力を増圧補正する場合には、還元剤添加弁の詰まり以外の原因、例えば還元剤添加弁の経年劣化により本来噴射すべき量の還元剤が噴射されない異常に対して適切に対応できないおそれがある。
そこで、本発明は、還元剤添加弁の異常の原因に応じて還元剤の増量又は供給圧力の増圧のいずれかを使い分けることができる内燃機関の排気浄化装置を提供することを目的とする。
本発明の内燃機関の排気浄化装置は、内燃機関の排気通路に設けられて還元剤の存在下で排気中の有害成分を浄化する排気浄化触媒と、前記排気浄化触媒の上流に還元剤を噴射する還元剤添加弁と、前記還元剤添加弁に還元剤を供給する還元剤供給通路と、前記還元剤供給通路に設けられて前記還元剤添加弁に対する還元剤の供給圧力を調整する供給圧力調整手段と、前記還元剤添加弁から還元剤を噴射させる必要がある場合、前記内燃機関の排気空燃比が目標値に到達するように、前記還元剤添加弁が噴射する還元剤の量及び前記供給圧力調整手段が調整する前記供給圧力をそれぞれ制御する還元剤添加制御手段と、を備え、前記還元剤添加制御手段は、前記還元剤添加弁から還元剤を噴射させた際に前記排気空燃比が前記目標値に到達しない場合において還元剤の噴射に伴う前記還元剤供給通路内の圧力低下量が正常か否かを判定する圧力低下量判定手段と、前記圧力低下量判定手段にて前記圧力低下量が正常でないと判定されたときに前記還元剤添加弁の詰まりを判断して前記供給圧力調整手段が調整する前記供給圧力を増圧補正する一方で、前記圧力低下量判定手段にて前記圧力低下量が正常であると判定されたときに還元剤の不足を判断して前記還元剤添加弁が噴射する還元剤の量を増量補正する還元剤添加補正手段と、を備えることにより、上述した課題を解決する(請求項1)。
還元剤添加弁から還元剤を噴射させた際に、排気空燃比が目標値に到達しない場合には還元剤添加弁に何らかの異常があると推定される。還元剤添加弁の異常には経年劣化や詰まり等により本来噴射すべき量の還元剤が噴射されない態様がある。この排気浄化装置によれば、還元剤の噴射に伴う還元剤供給通路の圧力低下量に基づいて、排気空燃比が目標値に到達しない異常の原因が還元剤の不足であるか又は還元剤添加弁の詰まりであるかを判断できる。そして、判断した原因に応じて還元剤の増量又は供給圧力の増圧を使い分けることができる。
本発明の排気浄化装置においては、還元剤添加弁に還元剤を噴射させる態様、還元剤を増量補正する態様、又は還元剤の供給圧力を増圧補正する態様に制限はないが、例えば、前記還元剤添加制御手段は、前記還元剤添加弁による還元剤の噴射が複数回の噴射に分けられるように前記還元剤添加弁の動作を制御するものであり、前記還元剤添加補正手段は、還元剤の量を増量補正する場合に前記複数回の噴射のそれぞれの噴射量を増量させるとともに、前記供給圧力を増圧補正する場合に前記複数回の噴射のそれぞれの前記供給圧力を増圧させてもよい(請求項2)。
以上説明したように、本発明によれば、排気空燃比が目標値に到達しない異常の原因が還元剤の不足であるか又は還元剤添加弁の詰まりであるかを判断できるので、異常の原因に応じて還元剤の増量又は供給圧力の増圧を使い分けることができる。
図1は本発明の排気浄化装置が適用された内燃機関の一実施形態を示している。内燃機関1は4つの気筒2が一列に並べられた直列4気筒型のディーゼルエンジンであり、内燃機関1に対して過給を行うターボ過給機3を有している。各気筒2には燃料噴射弁4が設けられ、各燃料噴射弁4はコモンレール5に接続される。コモンレール5には燃料供給通路6を介してサプライポンプ7が連結される。サプライポンプ7は図示しないクランク軸の回転を駆動源とし、燃料をコモンレール5に所定の圧力で圧送する。これにより、燃料が気筒2毎に設けられた燃料噴射弁4に供給され、燃料噴射弁4が適宜に開閉されて各気筒2に対して燃料が噴射される。
内燃機関1の吸気通路8には、上流側から順番に、吸気濾過用のエアクリーナ10、ターボ過給機3のコンプレッサ3a、コンプレッサ3aにて圧縮された吸気を冷却するインタークーラ12、及び、吸気流量を調整するスロットル弁13がそれぞれ設けられる。一方、排気通路9には、ターボ過給機3のタービン3bと、排気中の粒子状物質を捕捉可能なフィルタを内蔵し、かつ、このフィルタに窒素酸化物(NOx)を吸蔵する機能を持つカリウム(K)、バリウム(Ba)等のアルカリ金属や、カルシウム(Ca)等のアルカリ土類、ランタン(La)等の希土類等の一つ又はこれらの組合せからなるNox吸蔵物質が担持された排気浄化触媒15と、排気浄化触媒15の下流側に配置されて排気空燃比(A/F)に応じた信号を出力するA/Fセンサ16がそれぞれ設けられている。吸気通路8と排気通路9とはEGR通路17にて連通され、これにより排気通路9から排気の一部が取り出されて吸気通路8に還流される。EGR通路17には、排気の還流量を調整するEGRバルブ18と、還流する排気を冷却するEGRクーラ19とがそれぞれ設けられている。
排気浄化触媒15は還元剤としての燃料(軽油)の存在下で吸蔵したNOxを還元して浄化する機能を持つ。そのため、排気浄化触媒15の上流側の排気通路9には、還元剤としての燃料を噴射して排気浄化触媒15に燃料を適時に供給するための還元剤添加弁20が設けられている。還元剤添加弁20は、還元剤供給通路21を介してサプライポンプ7に連結される。還元剤供給通路21には、サプライポンプ7からの燃料供給の許可又は遮断を適宜に切り替える切替弁22と、還元剤添加弁20に対する還元剤の供給圧力を調整可能な供給圧力調整手段としての加圧ポンプ23と、切替弁22と加圧ポンプ23との間に配置されて還元剤供給通路21の圧力に応じた信号を出力する圧力センサ24とがそれぞれ設けられている。加圧ポンプ23は、図示しないクランク軸又は電動機の回転を駆動源としてよい。
還元剤添加弁20、切替弁22、及び加圧ポンプ23のそれぞれの動作はエンジンコントロールユニット(ECU)30にて制御される。ECU30は、各種センサからの出力信号を参照して内燃機関1の運転状態を適切に制御するコンピュータであり、CPU及びこれを動作させるためのRAM、ROM等の周辺機器を備えている。ECU30には、上述したA/Fセンサ16、圧力センサ24の他、図示を省略したが、吸入空気量を検出するエアフローメータ、機関回転数(回転速度)を検出する回転数センサ等の各種センサの出力信号が入力される。還元剤添加弁20による還元剤の噴射の許否は、ECU30がROMに保持する所定のプログラムに基づいて判断される。図示を省略したが、ECU30は内燃機関1の運転状態から排気浄化触媒15に吸蔵されたNOx量を推定し、その推定結果に基づいて排気浄化触媒15が吸蔵したNOxを還元させる必要性を判断する。その結果、還元の必要があると判定した場合には、ECU30のRAMの所定領域に割り当てられたNOx還元要求フラグをセット(ON)する。また、還元の必要がない場合には、NOx還元要求フラグをクリア(OFF)の状態に維持する。NOxの吸蔵量の推定は各種の方法で行ってよいが、例えば、前回実施した還元剤添加弁20による還元剤の噴射からの経過時間、内燃機関1の運転時間の積算値等の運転履歴に基づいて行ってもよい。
図2は、上述した還元剤添加弁20による燃料噴射の実施の許否の判定処理と並行してECU30が実行する還元剤添加制御ルーチンの一例を示したフローチャートである。このルーチンのプログラムはECU30のROMに保持され、所定間隔で繰り返し実行される。まず、ステップS1において、ECU30は、上述したNOx還元要求フラグがONされているか否かを判定する。NOx還元要求フラグがONされていない場合には還元剤添加弁20から還元剤を噴射させる必要がないので今回の処理を終了する。一方、NOx還元要求フラグがONされている場合には、処理をステップS2に進めて、目標となる排気空燃比(目標値)に到達するように、還元剤添加弁20に還元剤の噴射(添加)を実施させる。目標値は適宜に定めてよいが、本実施形態では目標値をストイキ(A/F=14.7)としている。ECU30は還元剤供給通路21への燃料供給が許可されるように切替弁22を制御するとともに、所定の噴射量及び供給圧力で燃料添加弁20から還元剤が噴射されるように還元剤添加弁20及び加圧ポンプ23をそれぞれ制御する。なお、本実施形態の場合、還元剤添加弁20による還元剤の噴射が複数回に分割されるように駆動パルスが供給されて還元剤添加弁20が開閉制御される(図3参照)。分割された一回あたりの噴射は、それぞれ同一の噴射量(開弁時間)及び供給圧力で実施される。噴射量及び供給圧力は、内燃機関1の運転状態に関連付けられたベースマップに基づいて算出されたベース値に、前回の処理(後述するステップS5、S6の処理)で得た噴射量及び供給圧力の補正値を加味して算出される。ベースマップはECU30のROMに予め保持されている。
次に、ステップS3において、ECU30は、還元剤添加弁20の異常を判断するため、還元剤の噴射後の排気空燃比が目標値に到達しているか否か、具体的にはA/Fセンサ16の出力値のピーク値がストイキよりも小さいか否かを判定する。A/Fセンサ16のピーク値がストイキよりも小さい場合には、適切な還元剤の噴射が実施されたといえるので、以後の処理をスキップして今回のルーチンを終える。一方、このピーク値がストイキ以上の場合、つまりストイキに到達しない場合には、本来必要とされる量の還元剤が噴射されなかった異常があると推定される。図3は、還元剤添加弁20に供給される駆動パルス、排気空燃比(A/F)、及びNOx及び炭化水素(HC)の変化を同一時間軸で示した説明図であり、図3(a)は正常時を、図3(b)は異常時をそれぞれ示している。還元剤添加弁20の経年劣化や詰まり等が発生すると、還元剤添加弁20に供給される駆動パルスが同一であっても、図3(b)のXで示されるように排気空燃比のピーク値がストイキに到達しない異常が発生する。この異常により、図3(b)のYに示したようにNOxの還元量が図3(a)の正常時によりも減少してNOxの還元効率が悪化する。そこで、この異常を適切に解消するため、ECU30は処理をステップS4に進めて異常の原因を判断する。
ステップS4において、ECU30は圧力センサ24の出力に基づいて還元剤の噴射に伴う還元剤供給通路21の圧力低下量を算出し、算出された圧力低下量の異常の有無を判定する。ECU30は、例えば図4に示すように、正常時の圧力低下量と噴射量との相関を予め実験的に求めてROMに保持しておいたマップを参照し、このマップから得た圧力低下量の正常値と圧力センサ24から得た値とを比較する。このマップは還元剤の噴射前の還元剤供給通路21の圧力毎にそれぞれ準備される。還元剤添加弁20に詰まりが生じている場合には、予定量の還元剤が還元剤添加弁20から噴射されないため圧力低下量が正常値よりも小さくなる。そこで、本実施形態では圧力低下量が正常値よりも小さい場合を圧力低下量が正常でない場合とし、ECU30は、圧力センサ24から得た圧力低下量が正常値よりも小さい場合に還元剤添加弁20の詰まりを判断し、処理をステップS5に進める。
ステップS5においては、ECU30は還元剤添加弁20に対する供給圧力を増圧補正するため供給圧力の補正値を算出し、これをRAMの所定領域に記憶する。補正値は一定値でもよいし、正常値との差に応じて段階的に補正値を設定してもよい。次回の還元剤の噴射の際には、ステップS2において補正値が加味されて供給圧力が増圧補正されるので、図5に示したように、A/Fセンサ24の出力波形41がベース40よりもリッチ側にシフトする。このため排気空燃比をストイキに到達させることができる。更に、供給圧力が増圧補正されることにより、還元剤添加弁20の詰まりを吹き飛ばして詰まりを解消することもできる。なお、図5には、比較例として供給圧力を変えずに噴射量を増量補正した場合が示されている。この場合には、噴射量を増量しても噴射率が低下するため、A/Fセンサ24の出力波形42がリッチ側にシフトせずに排気空燃比がストイキに到達できない場合が起こり得る。
一方、圧力センサ24から得た圧力低下量が正常値以上の場合には、還元剤添加弁20の異常の原因として詰まり以外の原因、例えば経年劣化による還元剤の不足が推認される。本実施形態では圧力低下量が正常値以上の場合を圧力低下量が正常である場合とする。ECU30は、ステップS5において圧力低下量が正常値以上であると判断した場合には還元剤の不足を判断し、処理をステップS6に進めて噴射量を増量補正するため噴射量の補正値を算出する。噴射量の補正値は、供給圧力の補正値と同様に一定値でもよいし段階的に変化させてもよい。次回の還元剤の噴射の際には、ステップS2において補正値が加味されて還元剤が増量補正されるので、還元剤の不足が解消される。
こうして、図2の処理がECU30にて繰り返し実行されることにより、還元剤添加弁20の異常の原因が詰まりの場合には供給圧力が増圧補正され、還元剤の不足の場合には還元剤が増量補正される。これにより、異常の原因に応じた増圧補正又は増量補正が使い分けられて還元剤添加弁20の異常が適切に解消される。なお、本実施形態において、図2の処理が実行されることにより、ECU30が本発明の還元剤添加制御手段として、図2のステップS4が実行されることにより、ECU30が本発明の圧力低下量判定手段として、図2のステップS5及びS6において補正値が算出された後にステップS2が実行されることにより、ECU30が本発明の還元剤添加補正手段として、それぞれ機能する。
本発明は以上の実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の形態で実施できる。本発明の適用対象となる内燃機関は必ずしもディーゼルエンジンに限定されず、ガソリンエンジンでもよい。ガソリンエンジンに適用する場合には、希薄燃焼式のガソリンエンジンに好適である。
排気浄化触媒15は上記の形態に制限されず、粒子状物質を捕捉可能なフィルタを備えていないものでもよい。また、還元剤の存在下で排気中の有害物質としてのNOxを浄化できるものであれば、吸蔵還元型のNOx触媒に限らず、いわゆる選択還元型のNOx触媒でもよい。この場合には、還元剤として尿素等のアンモニア由来の化合物を用いてもよい。
還元剤添加弁20による還元剤の噴射形態は、複数回に分割して噴射する形態に限定されず、更に、分割した噴射のそれぞれに関して噴射量又は供給圧力を一定にしなくてもよい。また、分割した噴射のぞれぞれに関して噴射量を増量補正又は供給圧力を増圧補正してもよいし、分割した噴射のうち少なくとも一回に関して噴射量を増量補正又は供給圧力を増圧補正してもよい。
本発明の排気浄化装置が適用された内燃機関の一実施形態を示した図。 還元剤添加制御ルーチンの一例を示したフローチャート。 還元剤添加弁に供給される駆動パルス、排気空燃比(A/F)、及びNOx及び炭化水素(HC)の変化を同一時間軸で示した説明図であり、(a)は正常時を、(b)は異常時をそれぞれ示す。 正常時の圧力低下量を噴射量に関連させたマップの一例を示した図。 供給圧力の増圧補正又は噴射量の増量補正が行われた際のA/Fセンサの出力波形の変化を示した説明図。
符号の説明
1 内燃機関
9 排気通路
15 排気浄化触媒
20 還元剤添加弁
21 還元剤供給通路
23 加圧ポンプ(供給圧力調整手段)
30 ECU(還元剤添加制御手段、圧力低下量判定手段、還元剤添加補正手段)

Claims (2)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられて還元剤の存在下で排気中の有害成分を浄化する排気浄化触媒と、前記排気浄化触媒の上流に還元剤を噴射する還元剤添加弁と、前記還元剤添加弁に還元剤を供給する還元剤供給通路と、前記還元剤供給通路に設けられて前記還元剤添加弁に対する還元剤の供給圧力を調整する供給圧力調整手段と、前記還元剤添加弁から還元剤を噴射させる必要がある場合、前記内燃機関の排気空燃比が目標値に到達するように、前記還元剤添加弁が噴射する還元剤の量及び前記供給圧力調整手段が調整する前記供給圧力をそれぞれ制御する還元剤添加制御手段と、を備え、
    前記還元剤添加制御手段は、前記還元剤添加弁から還元剤を噴射させた際に前記排気空燃比が前記目標値に到達しない場合において還元剤の噴射に伴う前記還元剤供給通路内の圧力低下量が正常か否かを判定する圧力低下量判定手段と、前記圧力低下量判定手段にて前記圧力低下量が正常でないと判定されたときに前記還元剤添加弁の詰まりを判断して前記供給圧力調整手段が調整する前記供給圧力を増圧補正する一方で、前記圧力低下量判定手段にて前記圧力低下量が正常であると判定されたときに還元剤の不足を判断して前記還元剤添加弁が噴射する還元剤の量を増量補正する還元剤添加補正手段と、を備えることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記還元剤添加制御手段は、前記還元剤添加弁による還元剤の噴射が複数回の噴射に分けられるように前記還元剤添加弁の動作を制御するものであり、
    前記還元剤添加補正手段は、還元剤の量を増量補正する場合に前記複数回の噴射のそれぞれの噴射量を増量させるとともに、前記供給圧力を増圧補正する場合に前記複数回の噴射のそれぞれの前記供給圧力を増圧させることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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