JP2006274808A - ガス分離システム及び制御方法 - Google Patents

ガス分離システム及び制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006274808A
JP2006274808A JP2005090474A JP2005090474A JP2006274808A JP 2006274808 A JP2006274808 A JP 2006274808A JP 2005090474 A JP2005090474 A JP 2005090474A JP 2005090474 A JP2005090474 A JP 2005090474A JP 2006274808 A JP2006274808 A JP 2006274808A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
flow rate
engine
rich
gas separation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005090474A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Hosono
野 英 之 細
Tomohito Morimoto
本 智 史 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP2005090474A priority Critical patent/JP2006274808A/ja
Publication of JP2006274808A publication Critical patent/JP2006274808A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/30Use of alternative fuels, e.g. biofuels

Abstract

【課題】 エネルギ的に合理化出来、しかも二酸化炭素(CO)の発生の少ないガス分離システム及び制御方法の提供及びガスの供給加熱に電気エネルギを使用しないガス分離システム及び制御方法の提供。
【解決手段】 ガス加圧装置と、該ガス加圧装置からのガスを加熱する加熱装置と、該加熱装置で加熱したガスを分離するガス分離膜とを有するガス分離システムにおいて、前記ガス加圧装置がガスエンジン(10)で駆動される圧縮機(11)であり、前記加熱装置は前記ガスエンジン(10)の排気ガスが保有する熱量を圧縮機(11)から吐出されたガスに投入する様に構成された熱交換器(13)であることを特徴としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば空気中の酸素や窒素を富化するためのガス分離システムに関する。
近年、例えば病院や高齢者施設や各種住宅などの空調分野における酸素の利用や半導体工場などで窒素ガスの供給等の利用が増加している。
従来、ガス分離膜を用いた酸素富化装置や窒素富化装置のように、特定のガス(酸素又は窒素)の濃度を相対的に向上させる技術が、例えば医療用の酸素供給装置や半導体製造時の窒素ガスの供給装置に種々提案されている。
かかる装置で実施されるガス分離膜としては種々のものが知られているが、いずれもガス分離膜の分離性能に関し、熱膨張による濃度特性を有している。そのために安定したガス濃度を得るためには温度変化による分離性能をいかに制御するかという問題がある。
例えば、供給する空気をあらかじめヒータを有する管内に導入し、圧縮機出力を一定として所定温度で過熱ガスをガス分離膜に送る技術が知られている(特許文献1)。
また供給ガスの温度を検知してそれに応じて圧縮機出力を制御する技術も知られている(特許文献2)。さらにガス富化ユニットの温度を制御するものが知られている(特許文献3)。
すなわち、ガス分離膜の分離性能が分離しようとするガス温度のパラメータとなるために、ガスを吐出する圧縮機の制御又はガスの温度制御が必要となる。
このように従来のシステムでは、電気ですべて稼動しているために、省エネルギ、CO削減の観点から見ると問題があり、さらに単位時間当りの大量の分離したガスを要望する場合に、
(a) 電気式温度制御のみで対応するか、
(b) 圧縮機出力制御のみで対応するか、
(c) 電動圧縮機と電気式温度制御装置を別々に制御するか、
の3つの手段が用いられており、いずれを採用しても種々の制御条件があるために制御幅が狭く、あるいは制御が複雑となる。
また、高純度のガスを得るためには多段式のガス分離膜が必要であった。
本発明をよく理解するために図12を参照して従来の酸素富化装置について説明する。
図12において圧縮機1は電源2で作動されるようになっており、この圧縮機1はその吸込口1aから大気を吸込んで吐出口1bから吐出するようになっている。圧縮機1が吐出された加圧空気はパイプ3を通りその間電気ヒータ4で加熱され次いでガス分離膜5を通り高濃度酸素6が得られるようになっている。図中LおよびLはそれぞれ圧縮機1および電気ヒータ2に至る電気ラインである。
このような従来のシステムでは前述のように種々の問題が生じた。
特開昭55−41809号公報 特開2004−170062号公報 特開2004−218940号公報
したがって本発明の目的は、エネルギ的に合理化出来、しかも二酸化炭素(CO)の発生の少ないガス分離システム及び制御方法を提供するにある。
本発明の他の目的は、ガスの供給加熱に電気エネルギを使用しないガス分離システム及び制御方法を提供するにある。
本発明のガス分離システムは、ガス加圧装置と、該ガス加圧装置からのガスを加熱する加熱装置と、該加熱装置で加熱したガスを分離するガス分離膜とを有するガス分離システムにおいて、前記ガス加圧装置がガスエンジン(10)で駆動される圧縮機(11)であり、前記加熱装置は前記ガスエンジン(10)の排気ガスが保有する熱量を圧縮機(11)から吐出されたガスに投入する様に構成された熱交換器(13)であることを特徴としている(請求項1:図1)。
係るガス分離システム(請求項1のガス分離システム)を制御する制御方法において、ガス分離膜(14)で生成されたガス(酸素リッチガス或いは窒素リッチガス)の需要が増大した場合にはガスエンジン(10)への燃料供給量を増加し(例えば燃料供給弁Vfの開度を増加する:ステップS2)、需要が減少した場合にはガスエンジン(10)への燃料供給量を減少する(例えば燃料供給弁Vfの開度を減少する:ステップS3)ことを特徴としている(請求項5:図B)。
本発明のガス分離システムにおいて、ガス分離膜(14)で生成されたガス(酸素リッチガス或いは窒素リッチガス)を圧縮機(11)の吸込(Li)側に導入する導入通路(Lc)と、制御装置(コントロールユニット20)とを備え、前記制御装置(20)は、ガス分離膜(14)で生成されたガスの濃度(酸素リッチガスであれば酸素濃度、窒素リッチガスであれば窒素濃度)を増加させる場合にガス分離膜(14)で生成されたガスが導入通路(Lc)を流れる流量を増加し、濃度を減少させる場合にはガス分離膜(14)で生成されたガスが導入通路(Lc)を流れる流量を減少する制御を行う様に構成されているのが好ましい(請求項2:図3、図4)。
そして、係るガス分離システム(請求項2のガス分離システム)を制御する制御方法において、ガス分離膜(14)で生成されたガスの濃度(酸素リッチガスであれば酸素濃度、窒素リッチガスであれば窒素濃度)を増加させる場合にはガス分離膜(14)で生成されたガスが導入通路(Lc)を流れる流量を増加し、ガス分離膜(14)で生成されたガスの濃度(酸素リッチガスであれば酸素濃度、窒素リッチガスであれば窒素濃度)を減少させる場合にはガス分離膜(14)で生成されたガスが導入通路(Lc)を流れる流量を減少させるのが好ましい(請求項6:図3、図4)
本発明のガス分離システムにおいて、ガス分離膜(14)で生成された窒素リッチガスをガスエンジン(10)の吸気側に導入する還元通路(Ln)と、ガスエンジン(10)の排気系(Lh)に介装されて排気ガスの窒素酸化物(NOx)濃度を計測する計測手段(NOxセンサ18)と、制御装置(コントロールユニット20)とを備え、該制御装置(20)は、排気ガスの窒素酸化物(NOx)濃度が許容値以上となった場合にガスエンジン(10)の吸気(Lf)側に導入される窒素リッチガスの流量を増加する制御(例えば、還元通路Lnに介装された三方弁Vf3を、ガスエンジン10に供給される窒素リッチガスを供給する側の開度を増加する様な制御)を行う様に構成されているのが好ましい(請求項3:図5、図6)。
この様なガス分離システム(請求項3のガス分離システム)を制御する制御方法において、ガスエンジン(10)の排気系に介装された計測手段(NOxセンサ18)により排気ガスの窒素酸化物(NOx)濃度を計測する工程(S21)と、排気ガスの窒素酸化物(NOx)濃度が許容値以上となった場合にガスエンジン(10)の吸気側(Lf)に導入される窒素リッチガスの流量を増加する(例えば、還元通路Lnに介装された三方弁Vf3を、ガスエンジン10に供給される窒素リッチガスを供給する側の開度を増加する)工程(S23)、とを有しているのが好ましい(請求項7:図5、図6)。
そして、本発明のガス分離システムにおいて、ガス分離膜(14)で生成された窒素リッチガスをガスエンジン(10)の吸気側(La)に導入する還元通路(Ln)と、該還元通路(Ln)を介してガスエンジン(10)の吸気側(La)に導入される窒素リッチガスの流量を制御する流量制御手段(流量制御機能付の三方弁Vn1、Vn2)と、制御装置(コントロールユニット20)とを備え、該制御装置(20)は、ガス分離膜(14)で生成される酸素リッチガスの流量を増加する場合にはガスエンジン(10)の吸気側(La)に導入される窒素リッチガスの流量を増加させ(例えば、流量制御機能付の三方弁Vn1、Vn2におけるガスエンジン吸気側Laの開度を増加する)、酸素リッチガスの流量を減少する場合にはガスエンジン(10)の吸気側(La)に導入される窒素リッチガスの流量を減少させる(例えば、流量制御機能付の三方弁Vn1、Vn2におけるガスエンジン吸気側Laの開度を減少する)制御を行う様に構成されているのが好ましい(請求項4:図7、図8)。
係るガス分離システム(請求項4のガス分離システム)を制御する制御方法において、ガス分離膜(14)で生成される酸素リッチガスの流量を増加するか否かを判定する工程(S32)と、ガス分離膜(14)で生成される酸素リッチガスの流量を増加する場合にはガスエンジン(10)の吸気側(La)に導入される窒素リッチガスの流量を増加させる(例えば、流量制御機能付の三方弁Vn1、Vn2におけるガスエンジン吸気側Laの開度を増加する)工程(S33)と、酸素リッチガスの流量を減少する場合にはガスエンジン(10)の吸気側(La)に導入される窒素リッチガスの流量を減少させる(例えば、流量制御機能付の三方弁Vn1、Vn2におけるガスエンジン吸気側Laの開度を減少する)工程(S34)、とを含むことが好ましい(請求項8:図7、図8)。
上述する構成を具備する本発明(請求項1、5の発明)のガス分離システムによれば、ガスエンジン(10)で圧縮機(11)を作動、或いはコージェネレーションを活用し、且つ、その燃焼排熱を分離するべきガスの温度制御へ活用することで、従来システムよりも省エネルギであって、COの削減が達成出来る。
分離ガスを大量に欲しい場合は、ガス分離膜(14)或いは供給ガスの温度を高めてガス透過性を向上させ、且つ、このとき同時に供給ガス量(圧縮機の吐出量)も増加させる必要があるが、本発明のガス分離システムによって、この二つの条件を同時に解決出来る。なんとなれば、分離ガスを大量に欲しい時にガスエンジン(10)の出力を向上させれば、排熱が多く出ると同時に圧縮機(11)の吐出量も増加させることが出来るからである。
又、この逆の制御も可能である。従来システムでは、電気駆動のポンプと電気式温度制御装置を別々に制御する必要があった。
また、ガス分離膜(14)で生成されたガス(酸素リッチガス或いは窒素リッチガス)を圧縮機(12)の吸込側(Li)に導入される構成を具備する本発明(請求項2、6の発明)によれば、一度分離したガスを供給側(Li)へ戻すことによって、ガス分離膜(14)を多段式にしなくても高純度ガスを製造することが出来る。
さらに、ガス分離膜(14)で生成された窒素リッチガスをガスエンジン(10)の吸気側(La、又はLf)に導入する構成を具備する本発明(請求項3、4、7、8の発明)によれば、分離加圧された窒素リッチガスをガスエンジンの吸気(La、又はLf)へ投入することにより、過給機が不要な希薄燃焼に出来、低NO、高出力を実現でき、ノッキングを防止して、ガスエンジンを小型化することも出来る。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
先ず、図1及び図2に基づいて第1実施形態を説明する。
図1において、第1実施形態のガス分離システムは、ガスエンジン10と、ガスエンジン10によって駆動される圧縮機11と、圧縮機11によって、圧縮機11に空気供給ラインLiによって供給された空気が圧縮され、その圧縮された圧縮空気を加熱する熱交換器13と、加熱された圧縮空気を酸素(Oリッチガス)と窒素(Nリッチガス)とに分離するガス分離膜14と、前記ガスエンジン10の出力を制御するコントロールユニット20とを有している。
ガスエンジン10には燃料供給弁Vfを介装した燃料供給ラインLfが接続されている。ガス分離膜14はOリッチガス供給ラインLo1によってユーザー50と接続され、バス分離膜14で分離されたOリッチガスがそのOリッチガス供給ラインLo1でユーザー50に届けられる。
前記熱交換器13では、ガスエンジン10の高温排ガスが排気ラインLhによって投入され、その高温排ガスと、圧縮機11で圧縮されガス分離膜14に圧縮機11の吐出ラインインLcを介して圧送される圧縮空気との間で熱交換が行われる。即ち、圧縮空気は、ガスエンジン10の高温排ガスによって昇温される。
前記コントロールユニット20は、入力信号ラインSiによってユーザー50のO濃度に関する需要信号発生器15と、また、出力信号ライン(制御信号ライン)Soによって燃料供給弁Vfに接続され、ユーザー50からのOリッチガスの要請に応じて、燃料供給ラインLfに介装された燃料供給弁Vfの開度を制御する様に構成されている。
即ち、例えば、ユーザー50がOリッチガスの量を増加させて欲しいと入力した場合、コントロールユニット20は燃料供給弁Vfの開度を増加させる。
すると、ガスエンジン10は出力を上げ、その結果、ガスエンジン10及びガスエンジン11に駆動される圧縮機11は回転数を上げ圧縮空気の流量は増大するとともに、排気ラインLhを流過する排ガスの温度も上昇する。排ガス温度が上昇すれば、熱交換器13を流過する圧縮空気はよりいっそう昇温され、更に、増大した圧縮空気量とあいまって、ガス分離膜14でのガス分離能力が上がり、Oリッチガスは増加する。
次に図2を参照して、第1実施形態の制御方法について説明する。
先ず、コントロールユニット20は、ユーザー50からのOリッチガスに需要の要請が変動したか否かを判断する(ステップS1)。
需要変動がなければ(ステップS1のNO)、S1のループを繰り返す。
リッチガス需要の増加の要請があればステップS2に進む。
ステップS2(Oリッチガス需要の増大の要請)では、燃料供給弁Vfの開度を増大させる。燃料供給弁Vfの開度を増大させてガスエンジン10へ供給する燃料が増加すれば、ガスエンジン10の出力が向上して圧縮機11の吐出圧力が増大すると共に、ガスエンジン10の排気温度が上昇して、圧縮機11の吐出ラインLcを流れる圧縮空気(分離膜14へ供給される空気)へ投入される熱量が増加する。ステップS2の後はステップS4に進む。
一方、Oリッチガス需要の減少の要請があればステップS3に進む。
ステップS3(Oリッチガス需要の減少の要請)では、燃料供給弁Vfの開度を減少させる。燃料供給弁Vfの開度を減少させ、ガスエンジン10へ供給する燃料を減少させれば、エンジン出力は低下し、分離膜14へ供給される空気の圧力と温度が同時に下降し、Oリッチガスの需要の減少に対応することが出来る。ステップS3の後、ステップS4に進む。
ステップS4では、コントロールユニット20は、制御を終了するか否かを判断しており、終了するのであれば(ステップS4のYES)、そのまま終了し、未だ終了しないのであれば(ステップS4のNO)、ステップS1まで戻り、再びステップS1以降を繰り返す。
図1及び図2の第1実施形態では、ガスエンジン10へ供給する燃料(バルブVfの開度)を増大させることにより、分離膜14へ供給される圧縮空気の圧力と温度が同時に上昇し、Oリッチガスの需要の増大に対処できる。
ここで、図1、図2の第1実施形態において、ユーザー50がOリッチガスを必要としている場合についてのみ説明したが、ユーザー50がNリッチガスを必要とする場合についても、全く同様に適用することが出来る。分離膜14からユーザー50側へOリッチガスを供給するか、Nリッチガスを供給するかの違いである。
次に、図3および図4に基づいて第2実施形態を説明する。
図1及び図2の第1実施形態は、ガスエンジン10への燃料供給量を制御することにより、Oリッチガスの増加、減少を制御する実施形態であった。
これに対して、図3及び図4の第2実施形態は、圧縮機11に供給する供給エアにOリッチガスを添加すると同時にそのOリッチガスの添加量を調節することによって、Oリッチガスの分離割合を調節する、即ち、ユーザー側が、Oリッチガスの酸素濃度(或いは、Nリッチガスの窒素濃度)を変更する必要がある場合に対応する実施形態である。
以下、図1、図2の第1実施形態と異なる構成について、図3に基づいて説明する。
図3において、Oリッチガス供給ラインLo1には三方弁Voが、圧縮機11への空気供給ラインLiには、三方弁Viが夫々介装されている。一方、図1の第1実施形態の構成であった燃料供給弁Vfは、制御の対象外であるので、図示では省略している。
前記二つの三方弁Vo,Viは、Oリッチガス添加ラインLo2によって接続されている。
コントロールユニット20は、三方弁Voと制御信号ラインSo1によって、又三方弁Viと制御信号ラインSo2によって夫々接続され、ユーザー50から入力信号ラインSiを介して得た情報によって前記Oリッチガス添加ラインLo2を流過するOリッチガスの流量を制御する様に構成されている。
その様に構成することで、分離膜14からのOリッチガスの一部が、Oリッチガス添加ラインLo2を介して圧縮機11に再度供給される。
その結果、圧縮機11から吐出されるガスは、通常の圧縮空気よりも酸素濃度が高くなる。その様なガスを分離膜14で分離すれば、Oリッチガスの酸素濃度を高くすることができる。
上記以外の構成については、図1の第1実施形態と同様である。
一方、酸素濃度を高くしたOリッチガスの酸素濃度を下げる場合には、Vo、Viの開度を調節して、Oリッチガス添加ラインLo2を介して圧縮機11に再度供給されるOリッチガスの流量を低減させれば良い。
次に、図4を参照して第2実施形態の制御について説明する。
先ず、コントロールユニット20は、ユーザー50からのO濃度変更の要請が有ったか否かを判断する(ステップS11)。
需要変動がなければ(ステップS1のNO)、ステップS4まで進む。
濃度増加の要請があればステップS12に進む。
ステップS12(Oリッチガス濃度増加の要請)では、三方弁Vo,Viの開度を増大させる。三方弁Vo,Viの開度を調節してOリッチガス添加ラインを流過し圧縮機11へ添加するOリッチガスを増加させれば、分離膜14へ供給される圧縮空気中のO成分の割合が増加する。そうすることにより、分離膜14で分離されるOリッチガスの濃度は更に高まる。ステップS12の後はステップS14に進む。
一方、O濃度減少の要請があればステップS3に進む。
ステップS13(Oリッチガス濃度減少の要請)では、三方弁Vo,Viの開度を調節してOリッチガス添加ラインを流過し圧縮機11へ添加するOリッチガスを減少させる。すると、分離膜14へ供給される圧縮空気中のO成分の割合が減少する。そうすることにより、分離膜14で分離されるOリッチガスの濃度は低下する。ステップS13の後はステップS14に進む。
ステップS14では、コントロールユニット20は、制御を終了するか否かを判断しており、終了するのであれば(ステップS14のYES)、そのまま終了し、未だ終了しないのであれば(ステップS14のNO)、ステップS11まで戻り、再びステップS11以降を繰り返す。
図3、図4の第2実施形態において、ユーザー50がOリッチガスの濃度の変更を必要としている場合についてのみ説明しているが、ユーザーがNリッチガスの濃度の変更を必要とする場合についても、全く同様に適用することが出来る。分離膜14からユーザー50側へOリッチガスを供給するか、Nリッチガスを供給するかの違いである。
次に、図5及び図6に基づいて第3実施形態を説明する。
図5及び図6の第3実施形態は、図1及び図2の第1実施形態に対して、燃料供給ラインLfに介装した燃料供給弁を三方弁Vf3に組み換え、Oリッチガスの他に、分離膜14で分離したNリッチガスをNリッチガス添加ラインLnで三方弁Vf3に連通するように構成している。
更に、ガスエンジン10の排気ラインLhにNOxセンサ18を設け、ガスエンジン10の排気ガスのNOx濃度を計測する様に構成している。
コントロールユニット20は、NOxセンサ18と入力ラインSi2によって、また、三方弁Vf3と制御信号ラインSo3によって接続され、ガスエンジン10の排気ガスのNOx濃度が許容値以上になった場合に前記三方弁Vf3の開度を調節して、前記Nリッチガス添加ラインLnを流過するNリッチガスの流量を増加させる様に構成されている。
ここで、許容値としては、例えば国や自治体等で規制している排出濃度規制値が該当するが、本明細書では、排出濃度規制値よりも低い自主的設定値などをも包含する文言として用いている。
次に、図6を参照して、第3実施形態のガス分離制御方法を説明する。
先ず、NOxセンサ18によって排気ラインLhを流過するガスエンジン10の排気に含まれるNOx濃度を検出し(ステップS21)、NOx濃度が許容値以上か否かを判断する(ステップS22)。
NOx濃度が許容値以上であれば(ステップS22のYES)、次のステップS23に進み、許容値未満であれば(ステップS22のNO)、ステップS21に戻り、再びステップS21以降を繰り返す。
ステップS23では、三方弁Vf3の開度を調節して、Nリッチガス添加ラインLnを流過するNリッチガスの流量を増加させた後、ステップS24に進む。
ステップS24では、コントロールユニット20は、制御を終了するか否かを判断しており、終了するのであれば(ステップS24のYES)、そのまま終了し、未だ終了しないのであれば(ステップS24のNO)、ステップS21まで戻り、再びステップS11以降を繰り返す。
その様に構成し、制御することで、分離膜14からのNリッチガスの一部を、Nリッチガス添加ラインLnを介して燃料供給ラインLfの燃料に添加し、排気還流(EGR)と同様な効果が生じて、ガスエンジン排気中のNO濃度を低減させることが出来る。
尚、図6では示されていないが、NOx濃度が許容値未満である場合に、ガスエンジン10に供給するNリッチガスの量を減少するように制御しても良い。
次に、図7及び図8に基づいて第4実施形態を説明する。
図5、図6の第3実施形態は、ガスエンジン10の排気ラインLhのNOx濃度を検出して制御している。これに対して、図7及び図8の第4実施形態では、Oリッチガスの需要が変動して、ガスエンジン10Dへの燃料供給量が変動した場合に対処している。
例えば、ユーザーのOリッチガス需要量の計測手段から、Oリッチガスの需要が増大した旨が検出された場合には、係る需要の増大に対処するべくガスエンジンへの燃料供給を増加させて、出力を向上させる必要がある。
しかし、ガスエンジンへの燃料供給を増加すると、排気中のNOx濃度が上昇してしまう。
これに対して第4実施形態では、図7に示すように、ガス分離膜14からNリッチガスが流れるNリッチガス添加ラインLnが、そのラインLnに介装した三法弁Vn1、Vn2を介してガスエンジン10Dの吸気系Laに合流している。
リッチガスの需要が増大した旨が検出されて、ガスエンジン10Dへの燃料供給を増加して出力を向上する必要がある場合に、燃料供給弁Vfの開度を増加させると共に、三方弁Vn1、Vn2の開度を調節して、ガスエンジン10Dの吸気系Laへ供給されるNリッチガスの流量を増加させる。
図7において、So4,So5は、コントロールユニット20と、三方弁Vn1、Vn2とを接続する制御信号ラインを示す。
次に、図8を参照して、第4実施形態のガス分離制御方法を説明する。
先ず、ユーザー50からOリッチガスの需要量をチェックし(ステップS31)、コントロールユニット20は、Oリッチガスの需要量が変動したか否かを判断する(ステップS32)。
需要変動がなければ(ステップS32のNO)、ステップS35に進む。
リッチガス需要の増加変動(要請)があればステップS33に進む。
ステップS33(Oリッチガス需要の増加変動要請)では、燃料供給弁Vfの開度を増大させ、Nリッチガス添加ラインLnに介装した三方弁Vn1,Vn2の開度をNリッチガスが増大する様に調節する。
燃料供給弁Vfの開度を増大させることによりガスエンジン10Dへの燃料供給量が増加してガスエンジン10Dの出力は上昇し、Oリッチガスの生成も上昇する。
一方、Nリッチガス添加ラインLnに介装した三方弁Vn1,Vn2の開度の調節は、吸気へNリッチガスの添加量を増加させ、所謂、EGR効果が高まり、ガスエンジンの排出する排気中のNOxを低減し、加えて、Nリッチガスの添加量の増加による過給効果を生み出し、ガスエンジン10Dの効率を大幅に向上させる。それに加えて、ガスエンジン10Dのノッキングを防止する効果が得られる。ステップS33の後はステップS31に戻り、再びステップS31以降を繰り返す。
リッチガス需要の減少変動(要請)があればステップS34に進む。
ステップS34(Oリッチガス需要の減少変動要請)では、燃料供給弁Vfの開度を減少させ、三方弁Vn1,Vn2の開度をNリッチガスの添加量が減少する様に調節する。燃料供給弁Vfの開度の減少及び三方弁Vn1,Vn2の開度の調節によって、エンジン出力は低下し、従って分離膜14へ供給される空気の圧力と温度が同時に下降し、Oリッチガスの需要の減少要請に対応することが出来る。ステップS34の後はステップS31に戻り、再びステップS31以降を繰り返す。
即ち、ステップS34ではOリッチガスの需要が減少した旨が検出されれば、ガスエンジン10Dへの燃料供給を減少して、出力を低減させる。その場合に、ガスエンジン10Dの排気ガスにおけるNOx濃度は低下するので、ガスエンジン10Dの吸気系Laへ供給されるNリッチガスの流量も少なくてよい。また、出力を低減するのであるから、ガスエンジン10Dの効率が向上しなくても良い。
従って、三方弁Vn1、Vn2の開度を調節して、ガスエンジン10Dの吸気系へ供給されるNリッチガスの流量を減少させている。
ステップS35では、コントロールユニット20は、制御を終了するか否かを判断しており、終了するのであれば(ステップS35のYES)、そのまま終了し、制御を続行するのであれば(ステップS35のNO)、ステップS31まで戻り、再びステップS31以降を繰り返す。
第4実施形態では、NリッチガスがNGRガスと同様な作用を奏するので、ガスエンジン10Dの排気ガスのNOx濃度が低減する。
また、Nリッチガスは、ガスエンジン10Dで駆動される圧縮機11で吐出されているので、過給されたのと同様に圧縮されている。係る圧縮されたNリッチガスがガスエンジン10Dに供給されることにより、過給をした場合と同様に、ガスエンジン10Dの効率が向上する。換言すれば、過給機をガスエンジンの10D吸気系Laに介装していなくても、Nリッチガスを供給することにより、過給機を設けたのと同様な効果が得られる。さらに、Nリッチガスを供給することにより、ノッキングが防止できる。
次に、図9〜図11に基づいて第5実施形態を説明する。
図9〜図11の第5実施形態は、図1、図2の第1実施形態と図7、図8の第4実施形態を組み合わせた実施形態である。ガス分離膜14とOリッチガス供給ラインLo1の三方弁Loの間の領域にはOセンサ19が介装されている。
それ以外の構成については、図1、図2の第1実施形態と図7、図8の第4実施形態を組み合わせた状態と同様である。
即ち、図9〜図11の第5実施形態では、Oリッチガスに関連する制御(圧縮機11の吸入側に関連する制御)と、Nリッチガスに関連する制御(ガスエンジン10Dの吸気に関連)とを、シリーズ、又は、パラレルで行う実施形態である。
第5実施形態において、図10は、Oリッチガスに関連する制御(圧縮機11の吸入側に関連する制御)を、図11は、Nリッチガスに関連する制御(ガスエンジン10Dの吸気に関連)する制御を示したフローチャートである。
図10を参照して、Oリッチガスに関連する制御を説明する。
先ず、ユーザー50からのOリッチガス需要量を監視し(ステップS41)、O濃度が許容濃度範囲に入っているか否かを判断する(ステップS42)。
濃度が許容濃度範囲に入っていれば(ステップS42のYES)、三方弁Vo、Viの開度をそのまま維持してステップS46に進む。
一方、O濃度が許容高濃度を越えていれば、三方弁VoのOリッチガス添加ラインLo2側の開度を減少させ(或いは閉止させ)、三方弁Viの新気吸込側の開度を増加させ(ステップS44)る。圧縮機11に吸込まれる新気へのO添加料が減少、或いはカットされるので、ユーザー50へ供給されるO濃度は低下して、所定の濃度範囲に収まる。その後、ステップS46に進む。
他方、O濃度が許容低濃度未満であれば、三方弁VoのOリッチガス添加ラインLo側の開度を増加させ、三方弁Viの新気吸込側の開度を減少、或いは閉塞させる(ステップS45)。圧縮機11に吸込まれる新気へのO添加料が増加するので、ユーザー50へ供給されるO濃度は高まり、所定の濃度範囲に収まる。その後、ステップS46に進む。
ステップS46では、コントロールユニット20は、制御を終了するか否かを判断しており、終了するのであれば(ステップS46のYES)、そのまま終了し、制御を続行するのであれば(ステップS46のNO)、ステップS41まで戻り、再びステップS41以降を繰り返す。
次に、図11を参照して、Nリッチガスに関連する制御を説明する。
先ず、ユーザー50からOリッチガスの需要量をチェックし(ステップS51)、コントロールユニット20は、Oリッチガスの需要量が変動したか否かを判断する(ステップS52)。
需要変動がなければ(ステップS52のNO)、ステップS51に戻り、再びステップS51以降を繰り返す。
リッチガス需要の増加変動(要請)があればステップS53に進む。
ステップS53(Oリッチガス需要の増加変動要請)では、燃料供給弁Vfの開度を増大させ、Nリッチガス添加ラインLnに介装した三方弁Vn1,Vn2の開度をNリッチガス添加量が増加する様に調節する。
燃料供給弁Vfの開度を増大させることによりガスエンジン10Dへの燃料供給量が増加してガスエンジン10Dの出力は上昇し、Oリッチガスの生成も上昇する。
一方、Nリッチガス添加ラインLnに介装した三方弁Vn1,Vn2の開度の調節は、吸気へNリッチガスの添加量を増加させ、所謂、EGR効果が高まり、ガスエンジンの排出する排気中のNOxを低減し、加えて、Nリッチガスの添加量の増加による過給効果を生み出し、ガスエンジン10Dの効率を大幅に向上させる。ステップS53の後はステップS55に進む。
リッチガス需要の減少変動(要請)があればステップS54に進む。
ステップS54(Oリッチガス需要の減少変動要請)では、燃料供給弁Vfの開度を減少させ、三方弁Vn1,Vn2の開度をNリッチガスが減少する様に調節する。すると、エンジン出力は低下し、従って分離膜14へ供給される空気の圧力と温度が同時に下降し、Oリッチガスの需要の減少要請に対応することが出来る。ステップS54の後はステップS55に進む。
即ち、ステップS54ではOリッチガスの需要が減少した旨が検出されれば、ガスエンジン10Dへの燃料供給を減少して、出力を低減する。その場合に、ガスエンジン10Dの排気ガスにおけるNOx濃度は低下するので、ガスエンジン10Dの吸気系Laへ供給されるNリッチガスの流量も少なくてよい。また、出力を低減するのであるから、ガスエンジン10Dの効率が向上しなくても良い。
従って、三方弁Vn1、Vn2の開度を調節して、ガスエンジン10Dの吸気系へ供給されるNリッチガスの流量を減少させている。
ステップS55では、コントロールユニット20は、制御を終了するか否かを判断しており、終了するのであれば(ステップS55のYES)、そのまま終了し、制御を続行するのであれば(ステップS55のNO)、ステップS51まで戻り、再びステップS51以降を繰り返す。
図9〜図11の第5実施形態によれば、O濃度が常に監視されており、O濃度が所定の濃度から逸脱すれば、O濃度は、即座に所定の濃度範囲に修復される。NリッチガスがEGRガスと同様な作用を奏するので、ガスエンジン10Dの排気ガスのNOx濃度が低減する。
また、Nリッチガスは、ガスエンジン10Dで駆動される圧縮機11で吐出されているので、過給されたのと同様に圧縮されている。係る圧縮されたNリッチガスがガスエンジン10Dに供給されることにより、過給をした場合と同様に、ガスエンジン10Dの効率が向上する。換言すれば、過給機をガスエンジンの10D吸気系Laに介装していなくても、Nリッチガスを供給することにより、過給機を設けたのと同様な効果が得られる。それと共に、Nリッチガスをガスエンジン10Dへ供給することによって、ノッキングが防止される。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術範囲を限定する趣旨の記述ではない。
例えば、図示の実施形態で、圧縮機11はガスエンジン10で駆動されるタイプであり、圧縮機11の吐出ガスはガスエンジン11の排気で加熱されているが、ガスエンジン10に代えて、コージェネレーションシステムを用いても良い。
第1実施形態のガス分析システムの構成を説明するブロック図。 第1実施形態のガス分離制御方法を説明するフローチャート。 第2実施形態のガス分析システムの構成を説明するブロック図。 第2実施形態のガス分離制御方法を説明するフローチャート。 第3実施形態のガス分析システムの構成を説明するブロック図。 第3実施形態のガス分離制御方法を説明するフローチャート。 第4実施形態のガス分析システムの構成を説明するブロック図。 第4実施形態のガス分離制御方法を説明するフローチャート。 第5実施例のブロック図。 第5実施形態のOリッチガスに関連する制御方法を説明するフローチャート。 第5実施形態のNリッチガスに関連する制御方法を説明するフローチャート。 従来技術におけるガス分離システムの構成を説明するブロック図。
符号の説明
10・・・ガスエンジン
11・・・圧縮機
13・・・熱交換器
14・・・分離膜
18・・・NOxセンサ
19・・・Oセンサ
La・・・吸気ライン
Lc・・・圧縮機の吐出ライン
Lf・・・燃料供給ライン
Li・・・空気供給ライン
Lh・・・排気ライン
Lo,Lo1・・・Oリッチガス供給ライン
Lo2・・・Oリッチガス添加ライン
Ln・・・Nリッチガス添加ライン
Vi,Vo,Vn,Vf3・・・三方弁
Vf・・・燃料供給弁

Claims (8)

  1. ガス加圧装置と、該ガス加圧装置からのガスを加熱する加熱装置と、該加熱装置で加熱したガスを分離するガス分離膜とを有するガス分離システムにおいて、前記ガス加圧装置がガスエンジンで駆動される圧縮機であり、前記加熱装置は前記ガスエンジンの排気ガスが保有する熱量を圧縮機から吐出されたガスに投入する様に構成された熱交換器であることを特徴とするガス分離システム。
  2. ガス分離膜で生成されたガスを圧縮機の吸込側に導入する導入通路と、制御装置とを備え、前記制御装置は、ガス分離膜で生成されたガスの濃度を増加させる場合にガス分離膜で生成されたガスが導入通路を流れる流量を増加させ、濃度を減少させる場合にはガス分離膜で生成されたガスが導入通路を流れる流量を減少させる制御を行う様に構成されている請求項1のガス分離システム。
  3. ガス分離膜で生成された窒素リッチガスをガスエンジンの吸気側に導入する還元通路と、ガスエンジンの排気系に介装されて排気ガスの窒素酸化物濃度を計測する計測手段と、制御装置とを備え、該制御装置は、排気ガスの窒素酸化物濃度が許容値以上となった場合にガスエンジンの吸気側に導入される窒素リッチガスの流量を増加させる制御を行う様に構成されている請求項1、2の何れかのガス分離システム。
  4. ガス分離膜で生成された窒素リッチガスをガスエンジンの吸気側に導入する還元通路と、該還元通路を介してガスエンジンの吸気側に導入される窒素リッチガスの流量を制御する流量制御手段と、制御装置とを備え、該制御装置は、ガス分離膜で生成される酸素リッチガスの流量を増加させる場合にはガスエンジンの吸気側に導入される窒素リッチガスの流量を増加させ、酸素リッチガスの流量を減少させる場合にはガスエンジンの吸気側に導入される窒素リッチガスの流量を減少させる制御を行う様に構成されている請求項1〜3の何れか1項のガス分離システム。
  5. 請求項1のガス分離システムを制御する制御方法において、ガス分離膜で生成されたガスの需要が増大した場合にはガスエンジンへの燃料供給量を増加させ、需要が減少した場合にはガスエンジンへの燃料供給量を減少させることを特徴とするガス分離システムの制御方法。
  6. 請求項2のガス分離システムを制御する制御方法において、ガス分離膜で生成されたガスの濃度を増加させる場合にはガス分離膜で生成されたガスが導入通路を流れる流量を増加させ、ガス分離膜で生成されたガスの濃度を減少させる場合にはガス分離膜で生成されたガスが導入通路を流れる流量を減少させることを特徴とするガス分離システムの制御方法
  7. 請求項3のガス分離システムを制御する制御方法において、ガスエンジンの排気系に介装された計測手段により排気ガスの窒素酸化物濃度を計測する工程と、排気ガスの窒素酸化物濃度が許容値以上となった場合にガスエンジンの吸気側に導入される窒素リッチガスの流量を増加させる工程、とを有していることを特徴とするガス分離システムの制御方法。
  8. 請求項4のガス分離システムを制御する制御方法において、ガス分離膜で生成される酸素リッチガスの流量を増加させるか否かを判定する工程と、ガス分離膜で生成される酸素リッチガスの流量を増加させる場合にはガスエンジンの吸気側に導入される窒素リッチガスの流量を増加させる工程と、酸素リッチガスの流量を減少させる場合にはガスエンジンの吸気側に導入される窒素リッチガスの流量を減少させる工程、とを含むことを特徴とするガス分離システムの制御方法。
JP2005090474A 2005-03-28 2005-03-28 ガス分離システム及び制御方法 Pending JP2006274808A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005090474A JP2006274808A (ja) 2005-03-28 2005-03-28 ガス分離システム及び制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005090474A JP2006274808A (ja) 2005-03-28 2005-03-28 ガス分離システム及び制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006274808A true JP2006274808A (ja) 2006-10-12

Family

ID=37209825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005090474A Pending JP2006274808A (ja) 2005-03-28 2005-03-28 ガス分離システム及び制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006274808A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102661217A (zh) * 2010-09-13 2012-09-12 靳北彪 氮液化二氧化碳闭合发动机
KR101270966B1 (ko) 2011-06-29 2013-06-11 삼성중공업 주식회사 내연기관 연비향상 시스템
CN104727990A (zh) * 2015-03-06 2015-06-24 吉林大学 一种分子膜式车用氮氧分离装置及分离方法
NL1041358A (en) * 2015-06-12 2016-12-14 Nettenergy B V Rapid conversion of biomass into char, low water content oil, aqueous acids and fuel gas.
WO2016200262A1 (en) * 2015-06-12 2016-12-15 Nettenergy B.V. System and method for the conversion of biomass, and products thereof

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5933726U (ja) * 1982-08-20 1984-03-02 大阪瓦斯株式会社 酸素富化空気供給装置
JPS62267557A (ja) * 1986-05-14 1987-11-20 Isuzu Motors Ltd 内燃機関の吸気装置
JPH0214413U (ja) * 1988-07-08 1990-01-30
JPH0587259U (ja) * 1992-04-30 1993-11-26 三菱自動車工業株式会社 排気ガス低減装置
JPH06306195A (ja) * 1993-04-16 1994-11-01 Praxair Technol Inc 容器の不活性化

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5933726U (ja) * 1982-08-20 1984-03-02 大阪瓦斯株式会社 酸素富化空気供給装置
JPS62267557A (ja) * 1986-05-14 1987-11-20 Isuzu Motors Ltd 内燃機関の吸気装置
JPH0214413U (ja) * 1988-07-08 1990-01-30
JPH0587259U (ja) * 1992-04-30 1993-11-26 三菱自動車工業株式会社 排気ガス低減装置
JPH06306195A (ja) * 1993-04-16 1994-11-01 Praxair Technol Inc 容器の不活性化

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102661217A (zh) * 2010-09-13 2012-09-12 靳北彪 氮液化二氧化碳闭合发动机
KR101270966B1 (ko) 2011-06-29 2013-06-11 삼성중공업 주식회사 내연기관 연비향상 시스템
CN104727990A (zh) * 2015-03-06 2015-06-24 吉林大学 一种分子膜式车用氮氧分离装置及分离方法
NL1041358A (en) * 2015-06-12 2016-12-14 Nettenergy B V Rapid conversion of biomass into char, low water content oil, aqueous acids and fuel gas.
WO2016200262A1 (en) * 2015-06-12 2016-12-15 Nettenergy B.V. System and method for the conversion of biomass, and products thereof
US20180179447A1 (en) * 2015-06-12 2018-06-28 Netternergy B.V. System and method for the conversion of biomass, and products thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7297427B2 (en) Fuel cell system and process for controlling the same
JP3972599B2 (ja) ディーゼルエンジンの制御装置
US7824815B2 (en) Fuel cell system
US8209979B2 (en) Model-based control of airpath pressure limits by modulating a turbo charger by-pass valve and a variable-geometry turbine
CN110783609B (zh) 一种氢燃料电池空气路空气流量控制装置及方法
JP2006274808A (ja) ガス分離システム及び制御方法
KR102633863B1 (ko) 엔진 시스템 및 이의 제어 방법
CN109145363B (zh) 燃料电池系统中离心式空气压缩机瞬态建模方法
CN113571747B (zh) 一种燃料电池空气系统控制方法
CN114784342B (zh) 一种防喘振燃料电池空气供给控制方法及系统、装置
JP7431405B2 (ja) 内燃機関及びその作動方法
US6136462A (en) High temperature fuel cells with heating of the reaction gas
WO2002067353A1 (en) Fuel cell system having a pressure swing adsorption unit
US6706430B2 (en) Electronic by-pass of fuel cell cathode gas to combustor
JP2005030302A (ja) ガスエンジン及びその制御方法
JP2008150978A (ja) 内燃機関の排気還流装置
CN100377408C (zh) 燃料电池反应气体压力的变压操作方法
US20030219636A1 (en) Method and apparatus for supplying an oxidant stream to the cathode of a fuel cell
JP2001152879A (ja) 内燃機関のegr制御装置
JP6572939B2 (ja) 内燃機関のガス供給装置
US10634044B2 (en) Engine system and method using the same
JP2006249962A (ja) 内燃機関のegr制御装置
CN115387938B (zh) 发动机egr系统、车辆及发动机egr控制方法
CN114725436B (zh) 一种燃料电池空气系统的控制方法
JP7002381B2 (ja) オゾン供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100531

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101015