JP2006274798A - 天井・屋根構造 - Google Patents
天井・屋根構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006274798A JP2006274798A JP2006159543A JP2006159543A JP2006274798A JP 2006274798 A JP2006274798 A JP 2006274798A JP 2006159543 A JP2006159543 A JP 2006159543A JP 2006159543 A JP2006159543 A JP 2006159543A JP 2006274798 A JP2006274798 A JP 2006274798A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceiling
- roof
- roof structure
- structural
- upper flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
【解決手段】立ち上がり部11と、該立ち上がり部11の上端に形成される上フランジ12と、下端に形成される下フランジ13とを備える構造材1を配設し、前記構造材1の上フランジ12に屋根材3を直接若しくは支持部材(41,42)を介して屋根構造を構築すると共に、隣接する構造材1,1間に、複数の孔部211を有する化粧部21と、該化粧部21の側端に形成される取付部22とを備える天井材2を取り付けた
【選択図】図1
Description
前者の構造材上に天井材を配設する場合、室内側から構造材等の屋根下地材(屋根構造裏面)が見えてしまうため極めて意匠的に見栄えが悪く、さらに天井材の厚さがその上方に施工される屋根構造に影響するものであった。
後者の天井を新たに構築する場合、建築物の躯体となるH鋼等の構造材を基準として、構造材から支持部材(吊り部材)を吊り下げ、その部材に天井面を構成するフレームや化粧材等を取り付けることで天井を構成している。
そこで本発明は、部材数を減少させることができ、屋根工事と併せて天井の敷設工事を実施することができる天井構造(屋根構造)を提供することを目的とする。
また、本発明は、立ち上がり部と、該立ち上がり部の上端に形成される上フランジと、下端に形成される下フランジとを備える構造材を配設し、前記構造材の上フランジに屋根材を直接若しくは支持部材を介して屋根構造を構築すると共に、隣接する構造材間に、複数の孔部を有するフラット状の化粧部と、該化粧部の側端を上方へ折り上げ、それを外方へ延材させた水平片である取付部とを備える天井材を取り付けたことを特徴とする天井・屋根構造をも提案するものである。
また、構造材が屋根及び天井の兼用部材として用いられ、従来のように屋根構造の裏面側(室内側)に別途天井を構築するための部材を必要としないため、従来に比べて部材数が少なく、部材コスト、部材管理が容易である。
この構造材1は、複数の軽量型鋼を溶接やボルト締め等により一体に形成したものでも良いし、軽量型鋼そのものを構造材として良いし、或いはアルミの押出成形体でも良いし、図1の実施例のように亜鉛メッキ鋼板をロール成形したものでも良い。
また、立ち上がり部11には開口部を形成しても良い。この開口部は楕円形、円形等どのような形状でも良く、適宜間隔で設ければ良い。この開口部は、側壁内に配される鋼材などに固定するためのL型のアングル材の取付孔として用いても良いし、天井材2(取付部22)を取り付ける取付孔として用いても良い(後述する図8の実施例参照)。或いは機能性材を支持する受け材9或いは受け材9を連結させる連結部材90を取り付ける取付孔として用いても良いし、図示しない照明や太陽電池等の電気配線、その他の配線・配管などを通すようにしても良い。
この天井材2は、特にその素材構成を限定するものではないが、パンチングメタルや金属メッシュ等をロール成形等により適宜に成形したものを用いることができる。
この化粧部21の裏面(上面=屋外側)には、不織布、紙等からなる通気性を有するシート材や成形体などの通気性材23を添わせたり、貼着するなどして添設しても良い。この場合、天井材2の屋外側に配される機能性材などが室内側から孔部211を通して見えなくなり(目隠し)、さらに機能性材などから発生する木毛等のかすやゴミが孔部211を通って室内側に落下することを防止できる。
また、化粧部21は、湾曲(円弧)状、山状、谷状、波状、フラット状等の任意の形状からなり、外側(室内側)に凸設していても内側に凸設していても良いが、表面積が大きい化粧部21は吸音性能がより優れている。尚、図1の実施例では、湾曲状の化粧部21aを有する天井材2aと、フラット状の化粧部21bを有する天井材2bの2種を交互に組み合わせて用いたが、1種のみを用いるようにしても良い。
さらに、化粧部21aのように湾曲状の化粧面を形成する(波状の化粧面を形成する場合も同様)方向は、図1の実施例のように構造材1の長さ方向に沿って形成しても良いが、これに限定するものではなく、例えば後述する図4の実施例のように交わる方向に形成しても良い。
図1の実施例では構造材1の上フランジ12には断熱金具41が固定され、受材42を介して縦葺き折板である屋根材3を取り付け、屋根材3,3間にカバー材5を取り付けて屋根構造を形成した。
具体的にはアクリル酸の共重合エマルジョンを主成分とする水性塗料(元旦フューテック株式会社製フュアコートFX)に、導電材として粉末状炭素繊維(東レ株式会社製トスカ)を、水性塗料100重量部に対して10重量部添加すると共に、ガーネット5wt%とジルコニウム、バリウム、ランタン、セリウム、ネオジウム等の鉱物焼成による酸化物からなる励起材95wt%からなる混合微粉末(平均粒径5μm)を10重量部添加して充分に撹拌混合して作製した液状組成物を、元旦ビューティ工業株式会社社製元旦ボード40mm(木毛セメント板)にコーティングし、充分に乾燥させた。
その他にも機能性材6としては、断熱、吸音、遮音、防耐火から選ばれる1つ以上の特性を有する板状成形体であって、グラスウール、発泡樹脂等からなるマット状又はボード状等の断熱材、吸音材、防火材、或いは各種素材を用いることができ、単一材質からなるものでも、異材質の積層体であっても良く、さらには硬質でも軟質であっても良く、その厚みについても適宜設定すればよい。
そして、断熱材7の山部71上に、隣接する屋根材3,3の側縁を、屋根材3の谷部(平面部31)裏面(下面)に、隣接する断熱材7,7の側縁(接続部分)をそれぞれ位置させて敷設した。そのため、屋根材3の側縁と断熱材7の側縁が鉛直方向のずれた位置に配置することになり、屋根材3の側縁から仮に雨水が浸入したとしても浸入水は断熱材7の側縁に至ることがなく、断熱材7の裏側(下側)へ回り込むことがない。また、屋根材を2重に構築して内側と外側の屋根材間に断熱材を介在させる構造ではないので、経済的にも優れている。
さらに、図示実施例の断熱材7の表面側には、排水溝73を形成し、側縁から裏面(下面)への水の回り込みを防ぐようにした。また、隣接する断熱材7,7が重合可能な重合部721及び被重合部722を設け、さらにこれらを重合させた重合部分内に排水用の空間部723が形成されるようにしたので、これら排水溝73及び空間部723にて極めて高い雨仕舞い性能を発揮するものとなり、断熱材7の裏面側(下面側=室内側)に雨水が至ることがない。
また、構造材1が屋根及び天井の兼用部材として用いられ、従来のように屋根構造の裏面側(室内側)に別途天井を構築するための部材を必要としないため、従来に比べて部材数が少なく、部材コスト、部材管理が容易である。
さらに、天井材2の化粧部21には多数の孔部211が形成されているので、優れた吸音性能を備え、その裏面(室内側)にマイナスイオン発生建材や遠赤外線放射材料などを配設した場合に、その放出や放射を妨げることなく室内側へ供給することができる。
また、化粧面の裏面側(屋外側)に通気性を有するシート材23を貼着したので、天井材2の屋外側に配される機能性材6が室内側から孔部211を通して見えなくなり(目隠し)、さらに機能性材6から発生する木毛等のかすやゴミが孔部211を通って室内側に落下しない。
また、これらの天井材2d〜2gの取付部22d〜22gは何れも構造材1の下フランジ13の下面に沿い、その先端を折り返して下フランジ13の上面に沿わせた(載置した)ものであり、室内側から構造材1が完全に見えないので、天井の意匠性はより向上する。
上記以外は前記図1の実施例とほぼ同様であるから図面に同一符号を付して説明を省略する。
また、この実施例では構造材1の上フランジ12には、木毛セメント板等の下地材7’を介して流水部材43及び吊子44が、固定具45にて固定され、この吊子45に対して縦葺き外装材である屋根材3’が取り付けられ、その裏側(下側)には断熱材(バックアップ材)7”が配され、さらに隣接する屋根材3’,3’間を覆うカバー材5’が取り付けられている。
図8では湾曲状の化粧部21jの左右の側端に取付部22jを形成した天井材2jを用いたものであり、取付部22jは鉛直片の上端に内側下方へ折り返した係合片が形成され、該係合片を、構造材1の立ち上がり部11の隙間から挿入して開口部111に係止(掛止)させて取り付ける。
11 立ち上がり部
111 開口部
12 上フランジ
13 下フランジ
2 天井材
21 化粧部
22 取付部
3 屋根材
5 カバー材
6 機能性材
Claims (4)
- 立ち上がり部と、該立ち上がり部の上端に形成される上フランジと、下端に形成される下フランジとを備える構造材を配設し、前記構造材の上フランジに屋根材を直接若しくは支持部材を介して屋根構造を構築すると共に、隣接する構造材間に、複数の孔部を有する湾曲(円弧)状、山状、谷状、波状から選ばれる化粧部と、該化粧部の側端に形成される取付部とを備える天井材を取り付けたことを特徴とする天井・屋根構造。
- 立ち上がり部と、該立ち上がり部の上端に形成される上フランジと、下端に形成される下フランジとを備える構造材を配設し、前記構造材の上フランジに屋根材を直接若しくは支持部材を介して屋根構造を構築すると共に、隣接する構造材間に、複数の孔部を有するフラット状の化粧部と、該化粧部の側端を上方へ折り上げ、それを外方へ延材させた水平片である取付部とを備える天井材を取り付けたことを特徴とする天井・屋根構造。
- 天井材は裏面に通気性材を添設したことを特徴とする請求項1又は2に記載の天井・屋根構造。
- 隣接する構造材の下フランジ間に、マイナスイオン発生、断熱、吸音、遮音、防耐火から選ばれる1つ以上の特性を有する機能性材を架設したことを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の天井・屋根構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006159543A JP4245619B2 (ja) | 2006-06-08 | 2006-06-08 | 天井・屋根構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006159543A JP4245619B2 (ja) | 2006-06-08 | 2006-06-08 | 天井・屋根構造 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002009762A Division JP4100490B2 (ja) | 2002-01-18 | 2002-01-18 | 天井・屋根構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006274798A true JP2006274798A (ja) | 2006-10-12 |
JP4245619B2 JP4245619B2 (ja) | 2009-03-25 |
Family
ID=37209815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006159543A Expired - Fee Related JP4245619B2 (ja) | 2006-06-08 | 2006-06-08 | 天井・屋根構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4245619B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014005720A (ja) * | 2012-05-28 | 2014-01-16 | Sankyotateyama Inc | 天井 |
-
2006
- 2006-06-08 JP JP2006159543A patent/JP4245619B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014005720A (ja) * | 2012-05-28 | 2014-01-16 | Sankyotateyama Inc | 天井 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4245619B2 (ja) | 2009-03-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN210828079U (zh) | 双层屋面结构 | |
JP4100490B2 (ja) | 天井・屋根構造 | |
JP4245619B2 (ja) | 天井・屋根構造 | |
JP2006037715A (ja) | 取付構造及び外装構造 | |
JP3658567B2 (ja) | 建築物の外装構造及びその施工方法 | |
JP2004052502A (ja) | 建築物における天井の構築方法及び天井・屋根構造の施工方法 | |
JP4084611B2 (ja) | 建築物の外装構造 | |
JP3592305B2 (ja) | 建築物の外装構造及びその施工方法 | |
JP3545715B2 (ja) | 外装断熱構造 | |
JP6742694B2 (ja) | 屋根構造 | |
JP5714873B2 (ja) | 取付部材 | |
JP2011157710A (ja) | 建物の軒天構造、建物の軒天構造に用いられる耐熱下地材、及び建物の軒天構造における耐熱下地材の使用 | |
JP3950301B2 (ja) | 外装躯体構造及びその施工方法 | |
JP2006328952A (ja) | 外装躯体構造及びその施工方法 | |
JP5305292B2 (ja) | 換気棟 | |
LSTIBUREK | Net Zero Houses. | |
RU22370U1 (ru) | Конструкция ограждения с теплоизоляцией, активным удалением влаги и декоративной отделкой фасадов (варианты), z-образный, п-образный и ступенчатый профили, нащельные планки (варианты), рейки (варианты) и профилированные металлические фасадные панели (варианты) для нее | |
DE202004001583U1 (de) | Wand-/Deckenplatten zu Heiz- und Kühlzwecken | |
JP7155492B2 (ja) | 屋根材およびその屋根材を用いた屋根の施工構造 | |
JP5555800B1 (ja) | モルタル用水切材 | |
CN212689409U (zh) | 一种高立边金属屋面系统 | |
CN211286312U (zh) | 一种多功能金属屋面系统 | |
JP3780318B2 (ja) | 入隅構造 | |
JPH10280565A (ja) | 出隅構造 | |
JP5965255B2 (ja) | 水切部材の排水構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080630 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080722 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080918 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081216 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090106 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4245619 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |