JP2006274550A - 浴室配管接続具 - Google Patents

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成雅 水野
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Abstract

【課題】 浴室のドアや窓を開けることなく、浴槽の残り湯を洗濯槽に供給することができると共に、取り扱いが容易である浴室配管接続具を提供する。
【解決手段】 浴槽2を備えた浴室3に面し、第一貫通孔が穿設された浴室内壁11、及び、該浴室内壁11に相対すると共に浴室外5に面し、第一貫通孔に相対する位置に第二貫通孔が穿設された浴室外壁10、を有する浴室壁体6における第一貫通孔及び第二貫通孔に、両端を浴室壁体から突出させた状態で挿通され、外周面に雄ネジ部を有し、且つ、浴室壁体6から突出した夫々の端部に浴室3又は浴室外5に配置された配管19,20を夫々接続可能である筒体7と、該筒体7の、第一貫通孔から突出した部分又は第二貫通孔から突出した部分に螺合され、筒体を浴室壁体に固定するナット8,9とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、浴室配管接続具に関するものであり、詳しくは、浴槽を備えた浴室を区画する浴室壁体に設置された浴室配管接続具に関するものである。
従来、浴槽の残り湯を洗濯水として再利用するために、浴室に近接して設置された洗濯機にこの残り湯を供給する方法として、ポンプ及びホースが利用されている。これは、手動又は電動により発生させたポンプの吸引力を利用して吸引した浴槽の残り湯を、このポンプに接続したホースを介して洗濯機の洗濯槽へ供給するものである。
この様にポンプ及びホースを利用した場合、使用する際には浴室の窓又は扉を介して浴槽及び洗濯機間にホースを設置する必要があるため、使用中は浴室の窓又は扉を開放した状態にする必要があった。このため、浴室内の湿気が浴室外の洗面所等に流出し、この洗面所等の壁、床、又は天井の腐食又はカビの発生等の原因となるおそれがあり、問題であった。
そして、このような問題を解決するものとして、浴室と洗濯機の設置された洗面室との間の壁面の低い位置に、その壁面を貫通し、ホースを挿通可能なホース端挿通孔が形成されたホース固定装置を設けたものが提案されている(例えば、特許文献1)。また、浴室と洗面室とを仕切る間仕切り壁に浴槽吸水ホースを収納可能な収納庫を設け、一端が浴槽吸水ホースに、他端が洗濯吸水に夫々接続され、間仕切り壁を貫通する管接続具を備えたものも提案されている(例えば、特許文献2)。
これらのものによると、浴室のドアや窓を開けることなく、浴槽内の残り湯を洗濯機に供給することが可能である。したがって、洗濯機を設置した部屋に浴室の湿気を流出させることを防止することができる。
特開2004−65420号公報 特開2001−65086号公報
しかしながら、特許文献1のホース固定装置の場合、浴槽の残り湯を洗濯機に供給する際に、吸水ホースをホース固定装置のホース端挿通孔に通さなければならず、手間がかかり使い勝手の悪いものとなっていた。
また、特許文献2の管接続具の場合、浴室と洗面室とを仕切る間仕切り壁に浴槽吸水ホースを収納する収納庫を必要とするため、間仕切り壁に収容庫を設置するためのスペースが必要となる。このため、収容庫を設置するためのスペースが確保できない場合等には、この管接続具を使用することができないという問題があった。
そこで、本発明は、上記実情に鑑みて、浴室のドアや窓を開けることなく、浴槽の残り湯を洗濯槽に供給することができると共に、取り扱いが容易である浴室配管接続具の提供を課題とするものである。
上述した課題を解決するために本発明の採った手段は、
「浴槽を備えた浴室に面し、第一貫通孔が穿設された浴室内壁、及び、該浴室内壁に相対すると共に浴室外に面し、前記第一貫通孔に相対する位置に第二貫通孔が穿設された浴室外壁、を有する浴室壁体における前記第一貫通孔及び前記第二貫通孔に、両端を前記浴室壁体から突出させた状態で挿通され、外周面の少なくとも一部に雄ネジ部を有し、且つ、前記浴室壁体から突出した夫々の端部に浴室又は浴室外に配置された配管を夫々接続可能である筒体と、
該筒体の、前記第一貫通孔から突出した部分又は前記第二貫通孔から突出した部分の少なくとも一方に螺合され、前記筒体を前記浴室壁体に固定する固定部材と、
を具備することを特徴とする浴室配管接続具」
である。
ここで、「浴室壁体」とは、浴室と浴室に隣室する部屋(例えば、脱衣室、洗面室、居間、又はキッチン等)と、或いは、浴室と建物の外部とを区画するものであり、相対する二枚の壁材を有するものである。なお、この二枚の壁材間は、中空とされたものであっても、中実とされたものであっても構わない。
また、「筒体」とは、浴室内壁に穿設された「第一貫通孔」、及び浴室外壁に穿設された「第二貫通孔」に挿通されるものであり、単一又は複数の部材から構成されるものである。
ところで、従来から、入浴時のリラックス感を向上させるために、所定の成分を含んだ入浴剤を浴槽に投入することが行われているが、入浴剤の成分や浴槽の素材等によっては、浴槽の変色や色褪せの原因となるため、使用できない場合がある。ここで、所定の成分を含む気体を発生させる、マイナスイオン発生装置やアロマテラピー芳香放出装置等の気体供給装置を用いることが考えられる。そして、この気体供給装置が十分な防水能力を有しない場合には、浴室外にこの気体供給装置を設置し、浴室のドア又は窓を介して気体を供給させる必要があるが、この場合にも、浴室内の湿気が浴室外の洗面所等に流出し、この洗面所等の壁、床、又は天井の腐食又はカビの発生等の原因となるおそれがある。さらに、浴室を使用中にドア又は窓を開放すると、浴室の室温が低下するおそれがある。
上記構成の浴室配管接続具では、筒体が、浴室内壁に穿設された第一貫通孔、及び浴室外壁に穿設された第二貫通孔に挿通されている。そして、この筒体の外周面には雄ネジ部が形成されており、固定部材がこの雄ネジ部に螺合されている。これにより、筒体は、浴室壁体に対する長さ方向への移動を制限され、浴室壁体に貫通した状態で固定される。そして、この筒体の両端に、浴室に設置された配管及び浴室外に設置された配管を夫々接続することによって、浴室のドア又は窓を介することなく浴槽の残り湯を供給するための配管を設置することが可能となる。したがって、上記構成の浴室配管接続具によれば、浴室のドアや窓を開けることなく、浴槽の残り湯を洗濯槽に供給することができる。
さらに、筒体の第二貫通孔から突出した部分を、浴室外に設置された上述の気体供給装置に取り付けられた配管に接続することによって、浴室のドア又は窓を介することなく浴室内に気体を供給することが可能になる。その結果、入浴時のリラックス感を向上させるための成分を含んだ気体を、浴室のドアや窓を開けることなく浴室内に供給することができる。
また、上記構成の浴室配管接続具では、浴室壁体に必要なスペースとしては、筒体を挿通可能な第一貫通孔又は第二貫通孔を穿設するためのスペースのみとなるため、壁体の状況に制限を受けることなく、幅広く対応することが可能となる。さらに、筒体は、固定部材を螺合させることによって固定するものであるため、固定部材の螺合位置を調節することによって種々の浴室壁体の厚さに対応することが可能である。加えて、上述の特許文献2のホースの収納部のようなものを備えるものではなく、浴室壁体を貫通するように設置されているものであるため、比較的簡単な施工によって設置することができる。したがって、上記構成の浴室配管接続具によれば、取り扱いが容易な浴室配管接続具とすることができる。
さらに、種々の浴室壁体に対応可能とするためには、筒体を、浴室壁体の厚み寸法よりも大きく長尺に形成させ、外周面のほぼ全体に雄ネジ部を形成させておくことが好適である。これにより、筒体を浴室壁体に挿通する際に、筒体の長さ寸法を浴室壁体の厚み寸法に応じた寸法となるように現場で切断することによって、一種類の筒体のみで浴室壁体の種々の厚み寸法に対応することが可能となる。これにより、予め長さの異なる複数の筒体を用意する必要がなくなり、作業性の向上及びコストの軽減を図ることができる。
ここで、固定部材の個数としては、浴室内壁又は浴室外壁から突出した部分のいずれか一方からにのみ螺合させるために一つの固定部材を使用するものであっても、浴室内壁及び浴室外壁から突出した部分にそれぞれ螺合させるために二つの固定部材を使用するものであっても構わない。なお、一つの固定部材を使用する場合には、筒体の浴室壁体への挿通状態をより的確に保持するために、筒体の一端に、浴室内壁又は浴室外壁に当接可能なフランジを設け、このフランジを浴室内壁又は浴室外壁に当接させた状態で筒体の他端に固定部材を螺合させることが好適である。
また、上述した課題を解決するために本発明の採った手段は、
「浴槽を備えた浴室に面し、第一貫通孔が穿設された浴室内壁、及び、該浴室内壁との間に間隙を形成して配置されると共に浴室外に面し、前記第一貫通孔に相対する位置と異なる位置に第二貫通孔が穿設された浴室外壁、を有する浴室壁体における前記第一貫通孔に、一端を前記浴室内壁から突出させると共に他端を前記間隙に介在させた状態で挿通され、外周面の少なくとも一部に雄ネジ部を有し、且つ、前記一端に浴室に配置された配管を接続可能である筒体と、
該筒体に、前記浴室内壁における前記浴室側、又は前記浴室内壁における前記間隙側、のいずれか一方から螺合され、前記筒体を前記浴室内壁に対して固定する固定部材と、
前記第二貫通孔に挿通され、一端が前記筒体における前記間隙に介在する端部に接続されると共に他端が浴室外に配置された配管を接続可能である管状体と
を具備することを特徴とする浴室配管接続具」
とすることもできる。
ここで、浴室と浴室の隣室とを区画する浴室壁体に開口した浴室の出入口に配置される扉としては、開き戸や引戸など様々な種類のものが用いられるが、扉が出入口の開口面積と略同等の板面積を有する一枚の引戸である場合、出入口を開けた引戸は、この出入口に隣接する浴室壁体に沿って浴室外側に配置されるものが一般的である。このため、特許文献1のホース固定装置、又は特許文献2の管接続具をこの浴室壁体に設置した場合、浴室外壁から突出した部分が障害となり、浴室外側の配管を接続した状態で引戸を開閉させることは困難である。したがって、引戸を開閉するためには、この浴室配管接続具に接続した配管をその都度取り外す必要があり、この作業は非常に手間のかかるものである。なお、本発明の請求項1の浴室配管接続具も、同様の問題が生じる可能性がある。
なお、筒体の具体的な形状としては、一方の端部が間隙に介在させた状態で挿通可能なものであれば、特に限定するものではなく、略I字形状の他に、略直角に折曲形成された略L字形状や、内部に分岐通路が形成された略T持形状が挙げられる。さらに詳しく説明すると、略L字形状の筒体は、間隙に介在する端部が浴室壁体と並行することとなるため、浴室内壁及び浴室内壁間の間隙の幅寸法が小寸である場合に好適である。一方、略T字形状の筒体は、管状体又は配管との接続部分を二箇所有することとなるため、浴室外壁が、浴室内壁における第一貫通孔に相対する位置と異なる位置に穿設された第二貫通孔に加え、第一貫通孔に相対する位置に穿設された貫通孔を備える場合に好適である。
上記構成の浴室配管接続具では、第一貫通孔に挿通された筒体と、第一貫通孔に相対しない位置に位置した第二貫通孔に挿通された管状体とが、浴室内壁及び浴室外壁間に形成された間隙において接続される。これにより、浴室外壁における管状体と配管との接続位置を任意に決定することが可能になる。その結果、第二貫通孔の穿設位置を引戸が通過する位置と異なる位置に設定することによって、浴室外壁における管状体又は配管が引戸の開閉の障害となることはなくなり、浴室を使用する際に配管を取り外す手間が省略される。したがって、上記構成の浴室配管接続具によれば、より取り扱いが容易な浴室配管接続具とすることができる。
上述した手段において、
「前記間隙に配置され、前記浴室内壁の浴室側の面よりも窪み、前記浴室内と連通する収容凹部を形成し、該収容凹部を形成する壁体が前記第一貫通孔を有した前記浴室内壁の一部とされ、前記第一貫通孔に前記固定部材によって固定された前記筒体の一端を前記収容凹部に収容可能な収容ケースをさらに具備することを特徴とする浴室配管接続具」
としてもよい。
筒体の端部が浴室内壁から突出した状態の場合、浴室内の美的外観を損なうおそれがある。
上記構成の浴室配管接続具では、浴室と連通する収容凹部が形成された収容ケースが浴室外壁及び浴室内壁間の間隙に設置される。そして、収容凹部を形成する壁体を、第一貫通孔を有した浴室内壁の一部とすることにより、筒体における浴室側に突出した部分を、収容ケースに収容することが可能となる。したがって、上記構成の浴室配管接続具によれば、浴室内の美的外観を損なうことなく設置することができる。
なお、より的確に浴室内の美的外観を保つためには、収容部の開口部分に扉を取り付けることが好適である。これにより、不使用時には筒体の突出部分を完全に遮蔽することが可能となり、浴室内の美的外観を保つことができる。さらに、この扉に浴室に設置された配管が挿通可能な切り欠きや貫通孔を設け、その切り欠き等を介して配管を延び出させるようにしても良く、これにより、扉を閉じた状態でも配管を接続することが可能となり、浴室内の美的外観を損なうことなく使用することができる浴室配管接続具とすることができる。
上述した手段において、
「前記筒体は、外周面に対して出没可能に設けられ、前記浴室内壁の前記浴室外壁と対向する面に当接して前記浴室内壁に係止可能である係止部をさらに有することを特徴とする浴室配管接続具」
としてもよい。
近年においては、浴室壁体を構成する浴室内壁の壁厚が薄型化される傾向にある。このため、固定部材によって浴室内壁に一方向から強い力を加えた場合、この浴室内壁に撓みが生じるおそれがある。
上記構成の浴室配管接続具では、係止部を浴室内壁の浴室外壁と対向する面に当接させることが可能になる。これにより、係止部を浴室内壁に当接させた状態で固定部材を螺合させることによって、浴室内壁を係止部及び固定部材によって挟み込んで固定することが可能となる。その結果、浴室内壁の撓みを防止することが可能となる。したがって、上記構成の浴室配管接続具によれば、薄型の壁から構成される浴室壁体にも好適に使用することができる。
さらに、上記構成の浴室配管接続具では、係止部は、筒体の外周面に対して出没可能に設けられているため、外周面に対して没入させることにより、筒体を第一貫通孔に挿通させることが可能となる。これにより、筒体を第一貫通孔及び第二貫通孔に挿通させる際に、浴室内壁側から挿通させることも可能である。したがって、上記構成の浴室配管接続具によれば、使い勝手の良い浴室配管接続具とすることができる。
上述の通り、本発明によれば、浴室のドアや窓を開けることなく、浴槽の残り湯を洗濯槽に供給することができると共に、取り扱いが容易である浴室配管接続具の提供することができる。
以下、本発明の第一実施形態である浴室配管接続具について、図1及び図2に基づいて説明する。
主に図1に示すように、第一実施形態の浴室配管接続具1は、浴室のドアや窓を開けることなく、浴槽の残り湯を洗濯機に供給することができるものであり、浴槽2を備えた浴室3と洗濯機4が設置された浴室外5(第一実施形態では脱衣室)とを区画する浴室壁体6を貫通して設置された筒体7と、この筒体7を浴室壁体6の両側から固定するナット8,9とから構成されているものである。ここで、ナット8,9は、本発明における固定部材に相当する。
次に、浴室配管接続具1が設置される浴室壁体6について、さらに詳しく説明する。浴室壁体6は、浴室3内に面した浴室内壁10と、浴室内壁10に相対すると共に浴室外5に面した浴室外壁11とを有するものであり、この浴室内壁10及び浴室外壁11には、互いに対向する位置に、筒体7が挿通可能な第一貫通孔12及び第二貫通孔13が夫々穿設されている。
次に、筒体7についてさらに詳しく説明する。図2に示すように、筒体7は、略円筒状の外観を呈しており、外周面には、一面に雄ネジ部14が設けられている。また、筒体7の外周面には、係止部15が取り付けられている。
図2に示すように、係止部15は、筒体7の外周面に対して起立する起立位置と、外周面に沿って傾倒する傾倒位置との間で弾性変形可能に構成された板バネ状の係止爪16と、筒体7の外周面に形成され、係止爪16が没入可能な収容溝17とから構成されるものである。そして、係止爪16は、その一端が浴室内壁10の浴室外壁11側の面と当接可能に構成されている。これにより、この係止爪16は、傾倒位置側への力(図2紙面右方向)が加えられた場合には、筒体7の外周面から没入する(図2二点鎖線参照)傾倒位置に向かって弾性変形する。一方、起立位置側への力(図2紙面左方向)が加えられた場合には、浴室内壁10に当接可能な起立位置に向かって弾性変形する。
また、筒体7は、浴室3に突出した一端には浴槽2の残り湯18を吸引するためのホース19が、浴室外5に突出した他端には洗濯機4に給水するためのパイプ20が、夫々接続可能となっている。
さらに、ナット8と浴室内壁10との間、又は、ナット9と浴室外壁11との間には、圧迫変形可能なゴム製パッキン21,22がそれぞれ介在されている。このゴム製パッキン21,22は、ナット8,9の螺合により圧迫変形することによってナット8,9の螺合状態を的確に保持する。加えて、ゴム製パッキン21においては、ナット8の螺合により圧迫変形することによって水密が確実に確保され、第一貫通孔12と第一貫通孔12に挿通された筒体7との間隙から浴室の蒸気が流出することを的確に防止することができる。
次に、第一実施形態の浴室配管接続具1を設置する手順について、図1乃至図3に基づいて説明する。なお、第一実施形態においては、既存の住宅等の浴室壁体に浴室配管接続具1を設置する手順について説明する。そして、予め用意する筒体7は、一般的な浴室壁体6の厚み寸法に対して、大きく長尺に形成されているものとする。
まず、浴室内壁10の任意の位置に第一貫通孔12と、浴室外壁11における第一貫通孔12に相対する位置に第二貫通孔13を筒体7が挿通可能な径寸法を有するように穿設する。このとき、第一貫通孔12及び第二貫通孔13は、互いに相対する位置に穿設されるため、浴室3又は浴室外5のいずれか一方から貫通孔を設けることによって、容易に形成することができる。なお、第一貫通孔12及び第二貫通孔13の穿設位置としては、洗濯機4より高い位置であることが好適である。これにより、筒体7に接続されるホース19及びパイプ20に残り湯18等の液体が溜まり難くなり、このホース19又はパイプ20を筒体7から取り外した際に、ホース19又はパイプ20の内部から浴室3や浴室外5に液体が流出してしまうことを防止することができる。
次に、筒体7を、浴室壁体6の厚み寸法に対応した所定の長さになるように切断する。このように、長寸の筒体7を現場で切断することによって、一種類の筒体7のみで浴室壁体の種々の厚み寸法に対応することが可能となる。これにより、予め長さの異なる複数の筒体を用意する必要がなくなり、作業性の向上及びコストの軽減を図ることができる。
次に、主に図2に示すように、筒体7を、浴室3から第一貫通孔12及び第二貫通孔13に挿通させる。すると、係止部15の係止爪16は、第一貫通孔12を通過する際には第一貫通孔12の内周面に押圧されて傾倒位置に弾性変形し、収容溝17に没入されるため、筒体7の挿通の障害とはならない。そして、係止爪16が浴室内壁と浴室外壁11との間に介在する状態となるまで挿通を行う。
そして、ナット8を、筒体7の浴室内壁10から突出した部分にゴム製パッキン21を介在させた状態で挿通させ、筒体7の外周面に形成された雄ネジ部14に螺合させる。ここで、ナット8は、係止部15が浴室内壁10の浴室外壁11と対向する面に係止する状態となるまで螺合させる。これにより、筒体7は浴室内壁10に固定される。ここで、浴室内壁10は、ナット8と係止部15とによって挟み込まれる状態となるため、一方向に撓みが生じるおそれはない。したがって、薄型の壁から構成される浴室壁体に対しても好適に使用することができる。
そして、ナット9を、筒体7の浴室外壁11から突出した部分にゴム製パッキン22を介在させた状態で挿通させ、ナット8と同様に雄ネジ部14に螺合させる。ここで、ナット9は、浴室外壁11に当接するまで螺合させる。これにより、筒体7は浴室外壁11に固定されることとなり、すなわち、浴室壁体6に固定されることとなる。以上の手順によって、第一実施形態の浴室配管接続具1は設置される。
さらに、浴室3に設置されたホース19、及び、浴室外5に設置され、洗濯機4に連結されたパイプ20を、筒体7の、浴室壁体6から突出した部分に接続する。具体的には、筒体7の、浴室内壁10側から突出した部分には袋ナット23及びコネクタ24を介してホース19を接続し、浴室外壁11側から突出した部分には袋ナット26を介してパイプ20を接続する。これにより、浴室3に設置されたホース19と浴室外5に設置されたパイプ20とが浴室3の窓又はドア25を介することなく接続される。ここで、ホース19又はパイプ20が、本発明における配管に相当する。
なお、図2に示すように、ホース19を接続するためのコネクタ24は、先端側を小径とするテーパー状に形成された挿入ガイド24aが設けられている。これにより、軟弾性を有するホース19を、このテーパーに沿って外嵌させることによって容易に接続させることができる。また、コネクタ24には、互いに異なる幅寸法を有する複数の挿入ガイド24aが段階的に設けられている。これにより、径が異なる種々のホースに対応させることができる。
さらに、このコネクタ24の方向を適宜回動(図2一点鎖線参照)させることができるように構成しておけば、コネクタ24を、ホース19を接続しやすい方向に回動させたりすることも可能となる。
そして、浴槽2内の残り湯18を洗濯機4に供給する場合、ホース19の先端を浴槽2の底部付近に投入する。その後、洗濯機4に設置された吸水ポンプ(図示しない)を作動させることにより、浴槽2内の残り湯18が、ホース19、浴室配管接続具1、及びパイプ20を介して、洗濯機4に供給される。これにより、浴室3のドア25や窓を開けることなく、浴槽2の残り湯18を洗濯機4の洗濯槽に供給することができる。
ところで、浴室3内に所定の気体を供給する場合には、浴室外5にて接続されるパイプ20を浴室外5に設置された気体供給装置(図示しない)に連結されたパイプに交換し、浴室3にて接続されるホース19を外した状態で気体供給装置を作動させることで、その気体供給装置からパイプ及び浴室配管接続具1を介して、浴室3のドア25や窓を介することなく、浴室3へ所定の気体を供給することが可能となる。
このように、第一実施形態の浴室配管接続具1によると、浴室のドアや窓を開けることなく、浴槽の残り湯を洗濯槽に供給することができる。
また、浴室壁体6を貫通するように設置されており、従来のような配管の収納部を備えるものではないため、比較的容易に設置することができる。
さらに、第一実施形態の浴室配管接続具1を設置するために浴室壁体6が必要とするスペースとしては、第一貫通孔12及び第二貫通孔13を穿設するためのスペースのみとなるため、浴室壁体6の状況に制限を受けることなく、種々の浴室にて使用することが可能となる。加えて、この筒体7は、ナット8,9を螺合させることによって浴室壁体6に固定するものであるため、ナット8,9の螺合位置を調節することによって、一種の筒体7で異なる厚み寸法の浴室壁体に対応することが可能となる。したがって、取り扱いが容易な浴室配管接続具とすることができる。
次に、本発明の第二実施形態における浴室配管接続具30について図4乃至図7に基づいて説明する。なお、第二実施形態の浴室配管接続具30において、第一実施形態の浴室配管接続具1と同一の機能及び構成を示すものは、同一番号を付し、ここでは詳細な説明は省略する。
図4に示すように、第二実施形態の浴室配管接続具30は、浴室壁体6を貫通して設置された収容ケース31と、収容ケース31の壁を貫通して設置された筒体7と、この筒体7を収容ケース31に固定するナット8と、浴室外壁11を貫通して設置されると共に一端が筒体7に接続された供給ホース32とから構成されているものである。ここで、供給ホース32は本発明における管状体に相当する。
次に、収容ケース31について、さらに詳しく説明する。図5及び図6に示すように、収容ケース31は、箱形を呈し、内部に収容凹部33が形成された第一ケース部34と、この第一ケース部34に外嵌され第二ケース部35とから構成される。
第一ケース部34の開口36付近には、外方に延出され、浴室内壁10に穿設された第三貫通孔37の径寸法より大きい外形寸法を有する第一フランジ38が形成されている。そして、この第一ケース部34は、収容凹部33が浴室3に連通するように第三貫通孔37に嵌挿され、第一フランジ38が浴室内壁10に当接した状態で複数の固定ネジ40によって浴室内壁10に軸支されることによって、浴室内壁10に固定されている。また、この第一ケース部34における開口36と対向する側面41には、筒体7を挿通させるための第一貫通孔12が穿設されている。
さらに、図7に示すように、第一ケース部34の底面42には、所定の大きさの第四貫通孔43が穿設されていると共に、この第三貫通孔43と連通するように円筒状のホース取付部44が下方に延びるように備えられている。そして、本例では、このホース取付部44に取付けられた排水ホース45が浴槽2の排水口46に接続されており、第一ケース部34内に漏出した残り湯18等を第三貫通孔43及び排水ホース45を介して排水口46へ排水されるよう構成されている。
一方、図5及び図6に示すように、第二ケース部35は、第一ケース部34の外周面と略同一形状の内周面を有する筒状の部材であり、第一ケース部34に外嵌した状態で長さ方向に摺動可能に構成されている。さらに、第二ケース部35における一方の開口47付近には、外方に延出され、浴室外壁11に穿設された第五貫通孔48の径寸法より大きい外形寸法を有する第二フランジ49が形成されている。そして、この第二ケース部35は、少なくとも一部が第一ケース部34に外嵌されるように第五貫通孔48に嵌挿され、第二フランジ49が浴室外壁11に当接した状態で複数の固定ネジ40によって浴室外壁11に軸支されることによって、浴室外壁11に固定されている。なお、この第二ケース部35の底面42には、排水ホース45が当接することを防止するために、切欠部50が形成されている。
次に、筒体7及び供給ホース32について、さらに詳しく説明する。筒体7は、略直角に折曲形成されたものであり、外周面の両端近傍に設けられた雄ネジ部14と、係る雄ネジ部14に近接して設けられ、外方に延出するフランジ部39とを有するものである。そして、この筒体7は、第一貫通孔12に挿通され、一端が収容ケース31の側面41から突出されると共に収容凹部33に収容され、他端が浴室内壁10及び浴室外壁11間に介在された状態でゴム製パッキン21を介在して螺合されたナット8によって収容ケース31に固定されている。ここで、ナット8は、フランジ39が浴室内壁10の浴室外壁11と対向する面にゴム製パッキン53を介して当接する状態となるまで螺合させる。これにより、浴室内壁10は、ナット8とフランジ部39とによって挟み込まれる状態となるため、第一実施形態の浴室配管接続具1と同様に、一方向に撓みが生じるおそれはなく、薄型の壁から構成される浴室壁体に対しても好適に使用することができる。
供給ホース32は、合成樹脂等を素材として形成され、折曲可能な柔軟性を有するものである。そして、この供給ホース32は、一端が浴室内壁10及び浴室外壁11間に介在された筒体7の他端に袋ナット24を介して接続されており、他端が浴室外5に面する浴室外壁11に穿設された第二貫通孔13に挿通され、洗濯機4に連結されている。なお、この供給ホース32は、浴室壁体6を構成する隣接した間柱51の間や床下(図示しない)等を経由して浴室外壁11に穿設された第二貫通孔13に導かれている。
なお、上述の第二ケース部35には、筒体7が当接することを防止するために、切欠部52が形成されている。
これにより、第一貫通孔に挿通された筒体と、第一貫通孔に相対しない位置に位置した第二貫通孔に挿通された管状体とが、浴室内壁及び浴室外壁間に形成された間隙において接続されている。
このように、第二実施形態の浴室配管接続具30によると、第一貫通孔12に挿通された筒体7と、第一貫通孔12に相対しない位置に位置した第二貫通孔13に挿通された供給ホース32とが、浴室内壁10及び浴室外壁11間に形成された間隙において接続される。これにより、浴室外壁11における供給ホース32を突出させる位置、すなわち第二貫通孔13の穿設位置を任意の位置に決定することが可能になる。したがって、図4に示すように、浴室3の出入口に配置された扉が引戸60である場合にも、第二貫通孔13の穿設位置を引戸60が通過する位置と異なる位置に設定することによって、浴室外5側の配管を取り外す必要なく浴室3を使用することができ、取扱いが容易になる。
また、本実施形態の浴室配管接続具30においても、浴室外5に突出した供給ホース32の端部を気体供給装置(図示しない)に連結することによって、第一実施形態の浴室配管接続具1と同様に、浴室3内に所定の気体を供給することが可能である。
また、筒体7の浴室3側に突出した部分は、収容ケース31の収容凹部33内に収容されるため、不使用時にはホース19を外すことによって認識されにくくなり、浴室内の美的外観を保つことができる。
また、第二ケース部35の内部は開口47から視認可能である。このため、この開口47を、筒体7と供給ホース32との接続状況を確認する検査窓として利用することができる。
また、上述のように、収容ケース31は、第一ケース部34に対して摺動可能に外嵌された第二ケース部35によって伸縮可能に構成されているため、厚さのことなる浴室壁体6に対しても、一種の収容ケース31で対応することができる。
以上、本発明に係る一例を説明したが、本発明はこれに限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
すなわち、第一実施形態の浴室配管接続具1においては、ナット8,9、及び筒体7に設けられた係止部15を用いて筒体7を浴室壁体6に固定するものを例示したがこれに限定されるものではない。例えば、係止部15が設けられていないものであっても、構わない。この場合でも、筒体7に螺合するナット8,9が浴室壁体6を両側から挟み込んで固定しているため、固定状態を保持することはできる。また、ナット9が螺合されていないものであっても構わない。この場合でも、ナット8と係止部15とが浴室内壁10を両側から挟み込むことによって、筒体7を浴室内壁10に良好に固定することができる。また、筒体7の一端に、浴室内壁10又は浴室外壁11に当接可能なフランジを設け、このフランジを浴室内壁10又は浴室外壁11に当接させた状態で筒体の他端にナットを螺合させることによって筒体7を浴室壁体6に固定するものであっても構わない。この場合も、浴室壁体6の両側から挟み込んだ状態で筒体7を浴室壁体6に固定するため、良好に固定状態を保持することができる。
さらに、浴室配管接続具1において、係止部15は、筒体7と別部材によって形成されているものを例示したが、これに限定されるものではなく、筒体7及び係止部15は、一体的に形成されているものであっても構わない。
さらに、第二実施形態の浴室配管接続具30において、収容ケース31を備えたものを例示したが、これに限定されるものではない。例えば、製造コストの削減を図る場合には、収容ケース31を備えることなく、ナット8によって浴室内壁10に固定されているものであっても構わない。なお、この場合には、図8に示すように、浴室壁体6内に備えられた間柱51に支持プレート61を取付け、この支持プレート61によって下方から筒体7を支持することが考えられる。これにより、筒体7の浴室内壁10への固定状態を良好に保持することができる。
さらに、浴室配管接続具30において、収容ケース31が、浴室3に開口する第一ケース部34と、浴室外5に開口する第二ケース部35とから構成されるものを例示したが、これに限定されるものではない。例えば、第二ケース部35を備えないものであっても構わない。
また、収容ケース31が、第一ケース部34と第二ケース部35とに加えて、第一ケース部34の開口36を閉塞可能な扉、又は、第二ケース部35の開口47を閉塞可能な扉をさらに備えるものであっても構わない。これにより、この扉によって開口を閉塞することによって、収容ケース31の内部を遮蔽することが可能となり、浴室3又は浴室外5の美的外観を保つことができる。また、第一ケース部34の開口36を閉塞可能な扉を備える場合には、この扉に浴室3に設置されたホース19が挿通可能な切り欠きや貫通孔を設け、その切り欠き等を介してホース19を伸び出させるようにしても構わない。これにより、浴室配管接続具30を、扉を閉じた状態でもホース19を接続することが可能となり、浴室3の美的外観を損なうことなく使用することができる。
また、第二実施形態の浴室配管接続具30において、収容ケース31を、浴室3及び浴室外5間の浴室壁体6に設置したものを例示したが、これに限定されるものではない。例えば、浴室3及び浴室外を区画する面とは異なる面に配置された浴室壁体6に設置されるものであっても構わない。この場合でも、筒体7に接続された供給ホース32を浴室内壁及び浴室外壁間に形成された間隙において第二貫通孔13に導くことによって、第二実施形態の浴室配管接続具30と同様に使用することができる。なお、上述のように、収容ケース31を備えることなく、ナット8によって浴室内壁10に固定されているものである場合にも、筒体7を浴室3及び浴室外を区画する面とは異なる面に配置された浴室内壁10に設置しても構わない。
また、第二実施形態の浴室配管接続具30において、略直角に折曲形成された筒体7を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、図9に示すように、内部に分岐通路が形成された略T持形状を呈するものであっても構わない。この場合には、図1に示すように、第二ケース部35の開口47を利用して、第一実施形態の浴室配管接続具1と同様に浴室外に配置されたパイプ20を接続させることを選択することも可能となり、壁体の状況に幅広く対応することができる。さらに、このような筒体7を使用することによって、一種類の筒体7のみで、種々の浴室外壁11に穿設された第二貫通孔13の位置に対応することが可能となる。これにより、予め形状の異なる複数の筒体を用意する必要がなくなり、作業性の向上及びコストの軽減を図ることができる。なお、この略T持形状を呈する筒体7を使用する場合には、筒体7内の残り湯18等が漏水することを防止するために、接続部における使用しない側の端部に、筒体7に螺合可能であると共に筒体7内を閉塞可能な蓋部54を取付けることが好適である。
第一実施形態の浴室配管接続具の使用状態を示す側面図である。 図1に示す浴室配管接続具の内部を示す平面断面図である。 図1に示す浴室配管接続具の使用状態を示す平面図である。 第二実施形態の浴室配管接続具の使用状態を示す平面図である。 図4に示す浴室配管接続具の内部を示す平面断面図である。 図4に示す収容ケースの分解斜視図である。 図4に示す浴室配管接続具の使用状態を示す側面図である。 第二実施形態の浴室配管接続具の別の例を示す平面図である。 第二実施形態の浴室配管接続具の別の例を示す平面図である。
符号の説明
1,30 浴室配管接続具
2 浴槽
3 浴室
4 洗濯機
5 浴室外
6 浴室壁体
7 筒体
8,9 ナット(固定部材)
10 浴室内壁
11 浴室外壁
12 第一貫通孔
13 第二貫通孔
14 雄ネジ部
15 係止部
16 係止爪
17 収容溝
18 残り湯
19 ホース(配管)
20 パイプ(配管)
21,22 ゴム製パッキン
23,26 袋ナット
24 コネクタ
25 ドア
31 収容ケース
32 供給ホース(管状体)
33 収容凹部
34 第一ケース部
35 第二ケース部
37 第三貫通孔
38 第一フランジ
39 フランジ部
40 固定ネジ
43 第四貫通孔
44 ホース取付部
45 排水ホース
46 排水口
48 第五貫通孔
49 第二フランジ
50,52 切欠部
51 間柱
54 蓋部
60 扉
61 支持プレート

Claims (4)

  1. 浴槽を備えた浴室に面し、第一貫通孔が穿設された浴室内壁、及び、該浴室内壁に相対すると共に浴室外に面し、前記第一貫通孔に相対する位置に第二貫通孔が穿設された浴室外壁、を有する浴室壁体における前記第一貫通孔及び前記第二貫通孔に、両端を前記浴室壁体から突出させた状態で挿通され、外周面の少なくとも一部に雄ネジ部を有し、且つ、前記浴室壁体から突出した夫々の端部に浴室又は浴室外に配置された配管を夫々接続可能である筒体と、
    該筒体の、前記第一貫通孔から突出した部分又は前記第二貫通孔から突出した部分の少なくとも一方に螺合され、前記筒体を前記浴室壁体に固定する固定部材と、
    を具備することを特徴とする浴室配管接続具。
  2. 浴槽を備えた浴室に面し、第一貫通孔が穿設された浴室内壁、及び、該浴室内壁との間に間隙を形成して配置されると共に浴室外に面し、前記第一貫通孔に相対する位置と異なる位置に第二貫通孔が穿設された浴室外壁、を有する浴室壁体における前記第一貫通孔に、一端を前記浴室内壁から突出させると共に他端を前記間隙に介在させた状態で挿通され、外周面の少なくとも一部に雄ネジ部を有し、且つ、前記一端に浴室に配置された配管を接続可能である筒体と、
    該筒体に、前記浴室内壁における前記浴室側、又は前記浴室内壁における前記間隙側、のいずれか一方から螺合され、前記筒体を前記浴室内壁に対して固定する固定部材と、
    前記第二貫通孔に挿通され、一端が前記筒体における前記間隙に介在する端部に接続されると共に他端が浴室外に配置された配管を接続可能である管状体と
    を具備することを特徴とする浴室配管接続具。
  3. 前記間隙に配置され、前記浴室内壁の浴室側の面よりも窪み、前記浴室内と連通する収容凹部を形成し、該収容凹部を形成する壁体が前記第一貫通孔を有した前記浴室内壁の一部とされ、前記第一貫通孔に前記固定部材によって固定された前記筒体の一端を前記収容凹部に収容可能な収容ケースをさらに具備することを特徴とする請求項2に記載の浴室配管接続具。
  4. 前記筒体は、外周面に対して出没可能に設けられ、前記浴室内壁の前記浴室外壁と対向する面に当接して前記浴室内壁に係止可能である係止部をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の浴室配管接続具。
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