JP4344706B2 - 洗濯用浴室配管接続ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、浴槽を備えた浴室を構成する浴室壁に埋め込まれ、浴槽内の残湯を浴室外の洗濯機に供給するための洗濯用浴室配管接続ユニットに関するものである。
従来より、浴室に隣接した脱衣室や洗面室等には、洗濯機が設置されており、洗濯にかかる水道水を節約するために、洗面室等に設置されたポンプや、洗濯機に内蔵されたポンプを用いて、浴室の浴槽から残湯を洗濯機に汲み上げて洗濯に用いることが行われている。具体的には、洗面室等に設置された洗濯機等のポンプにホースを接続すると共に、浴室のドアを介してホースの先端を浴槽の残湯内に入れて、ポンプを作動させることで、浴槽内の残湯を洗濯機に汲み上げて供給するようにしている。
しかしながら、上述の場合では、浴室のドアを開放した状態で残湯を汲み上げるので、浴室内の湯気が洗面室内へと流出し、湿気により種々の問題が発生していた。そこで、浴室と洗濯機の設置された洗面室との間の壁面の低い位置に、その壁面を貫通し、ホースを挿通可能なホース端挿通孔が形成されたホース固定装置を設けたものが提案されている(例えば、特許文献1)。また、浴室と洗面室とを仕切る間仕切り壁に浴槽吸水ホースを収納可能な収納庫を設け、一端が浴槽吸水ホースに、他端が洗濯給水管に夫々接続され、間仕切り壁を貫通する管接続具を備えたものも提案されている(例えば、特許文献2)。これらのものによると、浴室のドアを閉めた状態で、洗濯機の吸排水が行えるようになっている。
特開2004−65420号公報 特開2001−65086号公報
しかしながら、特許文献1のものでは、浴槽の残湯を洗濯機に吸水する際に、吸水ホースをホース固定装置のホース端挿通孔に通さなければならず、手間がかかり使い勝手の悪いものとなっていた。また、吸水後に吸水ホースを片付ける際に、ホース固定装置が壁の低い位置に設けられているので、吸水ホース内に残った水が、吸水ホースの先端から漏出して、洗面室側が、水浸しになる問題があった。
また、特許文献2のものでは、浴槽吸水ホースを収納する収納庫を備えているので、浴室壁面に大掛かりな工事が必要となり、コストが高くなる問題があった。また、浴室壁内に間柱や同縁等が備えられている場合、収納庫を設置できない場合があった。更に、洗面室側において、ホースの接続部分から漏水した場合、洗面室側に漏出し、水浸しになる問題があった。
ところで、所定の成分からなる入浴剤を浴槽に入れることで、入浴者をリラックスさせたり、所定の医学的効果を発現させたりするものが知られているが、入浴剤によっては、浴槽の給湯装置が腐食して不具合の原因となり、使用できない問題があった。そこで、所定の成分を含む気体を浴室内に供給することで、上述と同様の効果を得られるようにすることが考えられるが、この場合、その気体の供給装置を浴室内に設置した場合、その供給装置の防水能力を十分に高くする必要があり、その供給装置が高価なものとなる問題があった。また、気体の供給装置を浴室の外部に設置した場合、浴室の窓やドアから、気体を浴室内に供給することとなり、窓やドアが開放された状態となるので、浴室内の湯気が洗面室等へ流出したり、外気が流入して浴室内の温度が低下したりする問題があった。
そこで、本発明は、上述の実情に鑑み、浴室の窓やドアを開けることなく、浴槽内の残湯を良好に洗濯機に吸水することができると共に、浴室内に所定の気体を供給することのできる洗濯用浴室配管接続ユニットの提供を課題とするものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係る洗濯用浴室配管接続ユニットは、「浴槽を備えた浴室内に面する浴室内壁と、該浴室内壁と対向配置され前記浴室外に面する浴室外壁とを有した浴室壁を貫通するように穿設された貫通孔と略同軸状に配置され、一端が前記浴室内壁に他端が前記浴室外壁に夫々固定可能とされた筒状部と、該筒状部を前記浴室内壁及び前記浴室外壁に夫々固定するための筒状部固定手段と、該筒状部固定手段に取付けられ、前記筒状部における前記浴室内側及び該浴室外側の少なくとも一方の開口を開閉する開閉扉と、前記筒状部を閉塞し前記浴室内壁と前記浴室外壁との略中央に配置される一つの閉塞部と、該閉塞部を貫通するように固定され、前記浴室内側に臨む一端には前記浴槽内の残湯を吸引するための吸引配管が、前記浴室外側に臨む他端には洗濯機に給水するための給水配管が、夫々着脱自在に接続可能な第一配管接続手段と、前記閉塞部を貫通するように固定され、前記浴室内側に臨む一端には浴室内に開口する浴室用配管が、前記浴室外側に臨む他端には所定の気体を供給可能な気体供給手段からの供給配管が、夫々着脱自在に接続可能な第二配管接続手段と、前記閉塞部により閉塞された前記筒状部における前記浴室内側と前記浴室外側の底部から液体を、前記浴室内壁と前記浴室外壁との間を通して前記浴室下側の排水口へ排出する排出手段とを具備する」構成とするものである。
ここで、「浴室壁」とは、浴室に隣接する部屋(例えば、脱衣室、洗面室、居間、食堂、キッチン、玄関、廊下、押入、等)における浴室との仕切りとなる内壁、或いは、浴室との仕切りとなる建物の外壁であり、浴室内壁と浴室外壁との間が、中空とされたものであっても良いし、中実とされたものであっても良い。また、浴室壁に穿設された貫通孔の大きさは、筒状部よりも小さくても良いし、大きくても良い。
また、「筒状部」としては、単体又は複数の部材から構成されるものであっても良いし、伸縮可能に構成されたものであっても良い。伸縮可能なものとしては、外形の異なる筒状部を軸方向に摺動可能に嵌合したもの、蛇腹状に筒状部を形成したもの、等が挙げられ、伸縮可能とすることで、浴室壁の厚さに自由に対応させることができる。
更に、「着脱自在に接続可能な第一及び第二配管接続手段」としては、例えば、「袋ナット等によるネジ継手を用いたもの」、「ワンタッチカプラ等の公知のカップリング継手を用いたもの」、等が挙げられる。なお、第一及び第二配管接続手段の具体的な形態としては、例えば、「その両端に配置され配管と接続するための接続部と、それら接続部の間に配置され外方に延出するフランジ部と、フランジ部よりは小径で且つ接続部よりは大径とされフランジ部から一方の接続部に向かって延びる雄ねじ部とを備え、閉塞部に穿設された取付け孔に雄ねじ部を挿通した上で雄ねじ部にナットを螺合させて、フランジ部とナットで閉塞部を挟み込むことで、閉塞部に固定する形態のもの」が挙げられる。
また、「気体供給手段」としては、例えば、「オゾン発生装置を備えた空気清浄機」、「マイナスイオン発生装置」、「アロマテラピー用芳香発生装置」、「酸素供給装置」、等が挙げられる。
本発明の洗濯用浴室配管接続ユニットによると、浴室を構成する浴室壁に穿設された貫通孔と略一致するように、筒状部が筒状部固定手段によって浴室の内壁と外壁とに固定されると共に、筒状部の少なくとも一方の開口に開閉扉を備え、更に、筒状部の略中央に配置された閉塞部に第一配管接続手段と第二配管接続手段とが固定され、第一配管接続手段の浴室内側には吸引配管を、浴室外側には給水配管を夫々接続可能とし、第二配管接続手段の浴室内側には浴室用配管を、浴室外側には気体供給手段からの供給配管を夫々接続可能としたものである。これにより、浴室のドアを開放することなく、浴槽内の残湯を第一配管接続手段を介して洗濯機に供給することができ、浴室のドアから湯気が流出するのを防止することができる。また、洗濯用浴室配管接続ユニットには閉塞部を備えているので、筒状部を介して浴室内の湯気などが浴室外へ流出するのを防止することができる。
また、洗濯用浴室配管接続ユニットは、浴室壁を貫通するように第一配管接続手段や第二配管接続手段を備えており、従来のようにホースの収納部を備えていないので、ユニット全体を小型化することが可能となり、浴室壁内に間柱等が備えられていても、洗濯用浴室配管接続ユニットを設置することができる。
更に、洗濯用浴室配管接続ユニットには開閉扉が備えられているので、使用しないときには、開閉扉を閉めることで、外側から第一配管接続手段や第二配管接続手段等が見えるのを隠蔽し、見栄えを良くすることができる。なお、開閉扉に第一配管接続手段や第二配管接続手段に接続されるホース等の配管を通過可能な切欠きや穴等を設け、その切欠き等を介して配管を延び出させるようにしても良く、これにより、開閉扉を閉めた状態でも、配管を接続することができ、使用中でも見栄えを良好なものとすることができる。
また、洗濯用浴室配管接続ユニットには第二配管接続手段が備えられているので、第二配管接続手段を介して浴室外に設置された気体供給手段により、所定の気体を浴室のドアや窓を閉めた状態で浴室内に供給することができるので、所定の気体として、人体に対してリラックス効果のある気体を用いた場合、入浴中の入浴者をリラックスさせることができると共に、浴室内の湯気等の流出を防止して室温が低下したりするのを抑制することができる。また、所定の気体として、殺菌作用などのある気体とした場合は、浴室内を締め切った状態で、浴室内を殺菌・消毒したりすることができ、殺菌作用を高めることができると共に、殺菌剤等が浴室外へ流出するのを防止することができる。
なお、洗濯用浴室配管接続ユニットは、洗濯機よりも高い位置に配置することが望ましく、これにより、洗濯用浴室配管接続ユニットに接続される配管内に残湯等の液体が溜まり難くなり、洗濯用浴室配管接続ユニットから配管を外しても、配管内から液体が流出することがなく、浴室内や浴室外が水浸しになるのを防止することができる。また、開閉扉は容易に脱着可能としても良く、第一配管接続手段や第二配管接続手段に夫々対応した開閉扉(例えば、観音式扉)としても良い。
ここで、「排出手段」としては、閉塞部を跨ぐように筒状部の底部に開口を形成し、その開口を介して液体を排出するようにしたものが挙げられる。なお、閉塞部を開口内へ延び出させるようにしても良く、これにより、排水手段を介して浴室内外の通気性を抑制することができ、湯気等が流出し難くすることができる。また、排出手段に封水トラップを設けても良く、これにより、排水口からの臭気の逆流を防止したり、浴室内の湯気が流出するのを防止したりすることができる。
ところで、排水手段として、筒状部の底部を浴室内側が低くなるような傾斜面とすることで、筒状部内に漏出した残湯を洗濯用浴室配管接続ユニットから浴室内壁に沿って浴室内へ排出させることが考えられるが、この場合、せっかく乾燥させた浴室内が水浸しになる恐れがあると共に、長期に亘って浴室内に排出され続けると、洗濯用浴室配管接続ユニットから浴室内壁に残湯の流下した跡が着き、浴室内壁が汚れ、見栄えの悪いものとなる問題がある。
本発明の洗濯用浴室配管接続ユニットによると、筒状部内の液体を排出する排出手段を備えているものである。これにより、第一配管接続部にホース等の配管を着脱する際に、残湯等の液体が漏出しても、排水手段により浴室の排水口へ排水されるので、浴室内や浴室外が水浸しになるのを防止することができる。
また、筒状部から直接浴室の排水口へ排出するようにしているので、浴室内壁に沿って液体が流下することがなく、浴室内壁が汚れるのを防止することができる。
更に、本発明に係る洗濯用浴室配管接続ユニットは、上記の構成に加えて、「前記浴室内壁の前記第一配管接続手段よりも高い位置に配置され、前記吸引配管の吸引口側を着脱自在に保持する保持手段を更に具備する」構成とすることもできる。
本発明の洗濯用浴室配管接続ユニットによると、浴室内壁に洗濯機に残湯を吸引するための吸引配管の先端(吸引口側)を保持する保持手段を、第一配管接続手段よりも高い位置に備えたものである。これにより、浴槽内の残湯を吸引し終えた後、吸引配管の先端を保持手段に保持させることにより、吸引配管を浴室内壁に保持させることができる。つまり、吸引配管を洗濯用浴室配管接続ユニットから外すことなく、片付けることができ、洗濯機への残湯の吸引作業を簡単に行うことができる。また、吸引配管の先端を第一配管接続手段よりも高い位置で保持するようにしているので、吸引配管内に残った残湯が、吸引口から流出するのを防止することができる。
上記のように本発明によると、浴室の窓やドアを開けることなく、浴槽内の残湯を良好に洗濯機に吸水することができると共に、浴室内に所定の気体を供給することのできる洗濯用浴室配管接続ユニットを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態である洗濯用浴室配管接続ユニットについて、図1乃至図5に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る洗濯用浴槽配管接続ユニットの使用状態を示す正面図である。図2は、図1に示す洗濯用浴室配管接続ユニットの内部を示す平面断面図であり、図3は、図1に示す洗濯用浴室配管接続ユニットの内部を示す側面断面図である。また、図4は、図1に示す洗濯用浴室配管接続ユニットの分解斜視図であり、図5は、図1に示す洗濯用浴室配管接続ユニットの作用を説明する説明図である。
本実施形態の洗濯用浴室配管接続ユニットは、浴室の窓やドアを開けることなく、浴槽内の残湯を洗濯機に吸水したり、浴室内に所定の気体を供給したりすることのできるものである。この洗濯用浴室配管接続ユニット10は、浴槽11を備えた浴室12内に面する浴室内壁13と、浴室内壁13と対向配置され浴室外14(例えば、脱衣室や洗面室等)に面する浴室外壁15とを有した浴室壁16を貫通するように穿設された貫通孔17と略同軸状に配置され、一端が浴室内壁13に他端が浴室外壁15に夫々固定可能とされた筒状部18と、筒状部18を浴室内壁13及び浴室外壁15に夫々固定するための筒状部固定手段19と、筒状部固定手段19に取付けられ、筒状部18における浴室12内側及び外側の開口20を開閉する開閉扉21とを備えている。
また、洗濯用浴室配管接続ユニット10は、筒状部18を閉塞し浴室内壁13と浴室外壁15との略中央に配置される閉塞部22と、閉塞部22を貫通するように固定され、浴室12内側に臨む一端には浴槽11内の残湯Wを吸引するための吸引配管23が、浴室12外側に臨む他端には洗濯機24に給水するための給水配管25が、夫々着脱自在に接続可能な第一配管接続手段26と、閉塞部22を貫通するように固定され、浴室12内側に臨む一端には浴室12内に開口する浴室用配管27が、浴室12外側に臨む他端には所定の気体を供給可能な気体供給手段28(図5参照)からの供給配管29が、夫々着脱自在に接続可能な第二配管接続手段30とを更に備えている。
更に、洗濯用浴室配管接続ユニット10は、閉塞部22により閉塞された筒状部18における浴室12内側と浴室12外側の底部から、液体を浴室12の排水口31へ排出する排出手段32と、浴室内壁13の第一配管接続手段26よりも高い位置に配置され、吸引配管23の吸引口33側を着脱自在に保持する保持手段34とを更に備えている。
筒状部18は、断面が矩形状とされ、両端が開放された箱型とされ、内部が閉塞部22により仕切られた第一筒状部35と、第一筒状部35に外嵌されると共に、両端の開口20を結ぶ軸方向に相対移動可能な第二筒状部36とから構成されている。この第一筒状部35は、その軸方向両端部に内方に延出するフランジ部37を有し、そのフランジ部37により囲まれた空間が上述の開口20とされている。また、第二筒状部36は、その軸方向の一方の端部に、内方に延出するフランジ部37を有しており、このフランジ部37により開口20が形成されており、開放された他方の端部から第一筒状部35が第二筒状部36内を相対移動するようになっている。なお、第二筒状部36の底部38には、後述の排出手段32が当接するのを防止するための切欠き部39が形成されている(図4参照)。
筒状部18における第一筒状部35は、その内部の略中央において板状の閉塞部22によって閉塞されており、この閉塞部22より浴室12側と浴室外14側とに仕切られている。この第一筒状部35の底部40には、閉塞部22を跨ぐように所定の大きさの孔41が穿設されていると共に、この孔41と連通する円筒状のホース取付部42が下方に延び出すように備えられている。そして、本例では、このホース取付部42に取付けられたホース43が排水口31に接続されており、第一筒状部36内に漏出した残湯W等の液体を孔41及びホース43を介して排水口31へ排水されるようになっている(図1及び図2参照)。なお、本例では、閉塞部22がこのホース取付部42の内部まで延び出すような形態とされている。
なお、第一筒状部35及び第二筒状部36におけるフランジ部37の所定位置には、浴室壁16に固定するためのネジ孔44が設けられている(図2参照)。また、本例の孔41、ホース取付部42、及びホース43が、本発明の排出手段32に相当している。
筒状部固定手段19は、矩形の枠状に形成されており、開閉扉21により閉鎖可能な開口部45と、浴室壁16に穿設された貫通孔17の周縁と当接可能な当接部46と、内方に延出するフランジ部47とを備えている。このフランジ部47には、第一筒状部35及び第二筒状部36のフランジ部37に設けられたネジ孔44と対応する位置に、ビス48を挿通可能な通孔49が設けられている(図2参照)。
筒状部18及び筒状部固定手段19は、図2に示すように、第一筒状部35及び第二筒状部36のフランジ部37に設けられたネジ孔44と、筒状部固定手段19のフランジ部47に設けられた通孔49とを略同芯状となるように配置した上で、筒状部固定手段19側からビス48をネジ孔44にねじ込むことで、筒状部18と筒状部固定手段19とが互いに組み付けられると共に、筒状部18と筒状部固定手段19とで浴室内壁13及び浴室外壁15を挟持することで、浴室内壁13及び浴室外壁15に筒状部18及び筒状部固定手段19が浴室壁16に固定されるようになっている。なお、筒状部18及び筒状部固定手段19と浴室内壁13及び浴室外壁15との間には、パッキングが挿入されている。
開閉扉21は、筒状部固定手段19の開口部45を閉鎖可能な大きさとされ、図示は省略するが、その左右方向の一辺において、筒状部固定手段19における開口部45の一辺に回動可能に保持されるようになっている。つまり、開閉扉21は、一辺を中心に回動する開き扉とされている。
第一配管接続手段26及び第二配管接続手段30は、第二配管接続手段30の方が小型に形成されているものの、夫々略同様の構成とされており、軸方向両端には所定の配管と接続可能な接続部50と、それら接続部50の間に配置され外方に延出するフランジ部51と、フランジ部51よりは小径で且つ接続部50よりは大径とされフランジ部51から一方の接続部50に向かって延びる雄ねじ部52と、雄ねじ部52に螺合されるナット53とから構成されており、図示は省略するが、その内部には両端の接続部50の先端同士を互いに連通する連通孔が設けられている。
第一配管接続手段26の接続部50は、所定の配管に設けられた被接続部54とワンタッチで着脱自在に接続可能な公知の形態とされており、ここでは、詳細な説明は省略する。また、第二配管接続手段30の接続部50は、その外周に突起が形成されており、配管としてゴムホースの内部に挿入することで、ゴムホースを抜け難くするようにしている。
これら、第一配管接続手段26及び第二配管接続手段30は、閉塞部22に穿設された取付孔55に雄ねじ部52を挿通した上で雄ねじ部52にナット53を螺合させて、フランジ部51とナット53で閉塞部22を挟み込むことで、閉塞部22に固定されるようになっている。なお、フランジ部51及びナット53と閉塞部22との間には、パッキングが挿入されている。
次に、本実施形態の洗濯用浴室配管接続ユニット10の使用方法について説明する。まず、浴室内壁13と浴室外壁15とで構成される浴室壁16の、洗濯機24よりも高い位置に、所定の大きさの貫通孔17を夫々穿設する。続いて、浴室内壁13と浴室外壁15との間で筒状部18の開口20と貫通孔17とが略一致するように筒状部18を配置し、筒状部18の第一筒状部35と第二筒状部36とを互いに相対移動させて、第一筒状部35の一方(図2中右側)のフランジ部37と、第二筒状部36のフランジ部37を夫々パッキングを介して浴室内壁13と浴室外壁15に当接させる。
続いて、浴室内壁13及び浴室外壁15の外側から、筒状部固定手段19を、そのフランジ部47に設けられた通孔49が、第一筒状部35及び第二筒状部36のフランジ部37に設けられたネジ孔44と一致するように配置した上で、筒状部固定手段19の外側から筒状部18に向かって、ビス48をねじ込み、ビス48をネジ孔44に螺合することで、筒状部18のフランジ部37と、筒状部固定手段19のフランジ部47とで、浴室内壁13及び浴室外壁15を挟持することで、筒状部18及び筒状部固定手段19が浴室壁16に固定される。
洗濯用浴室配管接続ユニット10を浴室壁16に固定し終えたら、第一筒状部35の底部40に設けられたホース取付部42にホース43の一端を取付けると共に、ホース43の他端を浴槽11の排水口31の所定位置に接続する。
そして、浴室外14(例えば、脱衣室や洗面室等)において、所定のホースからなる給水配管25の基端を、洗濯機24に内蔵された図示しない吸水ポンプと連通する吸水口に接続すると共に、その先端に取付けられた被接続部54を第一配管接続手段26の浴室外14側に臨む接続部50に接続する。また、所定の気体を発生する気体供給手段28(例えば、オゾン発生装置等)から延びるゴムホースからなる供給配管29の先端を、浴室外14側に臨む第二配管接続手段30の接続部50に接続する。
一方、浴室12側において、所定のホースからなる吸引配管23の基端に取付けられた被接続部54を、第一配管接続手段26の浴室12側に臨む接続部50に接続する。また、浴室用配管27の基端を第二配管接続手段30の浴室12側に臨む接続部50に接続する。なお、吸引配管23の先端は、浴室内壁13の第一配管接続手段26よりも高い位置に備えられた保持手段34に保持させる。
そして、浴槽11内の残湯Wを洗濯機24に供給する場合、吸引配管23の先端を、保持手段34の保持から開放させた上で、その先端の吸引口33を浴槽11の底部近傍に投入する。その後、洗濯機24の図示しない吸水ポンプを作動させることにより、浴槽11内の残湯Wが、吸引配管23、第一配管接続手段26、及び給水配管25を介して、洗濯機24に供給される。これにより、浴室12のドアや窓等を開けたままにすることなく、浴槽11内の残湯Wを洗濯機24に供給することができるようになっている。
その後、洗濯機24への残湯Wの供給が終了したら、吸引配管23を浴槽11内から取出すと共に、その先端を浴室内壁13の保持手段34に保持させることで、吸引配管23が収納される。なお、吸引配管23は、その先端が第一配管接続手段26よりも高い位置に保持手段34によって保持されるので、吸引配管23内の残湯Wが、その先端の吸引口33から、可及的に流出しないようになっている。
ところで、浴室12内に所定の気体を供給する場合は、浴室外14に設置された気体供給手段28を作動させることで、その気体供給手段28から、供給配管29、第二配管接続手段30、及び浴室用配管27を介して、浴室12のドアや窓等を開けたままにすることなく、浴室12内へ所定の気体を供給できるようになっている(図5参照)。
このように、本実施形態の洗濯用浴室配管接続ユニット10によると、浴室12のドア等を開放することなく、浴槽11内の残湯Wを第一配管接続手段26を介して洗濯機24に供給することができ、浴室12のドアから湯気が流出するのを防止することができる。また、洗濯用浴室配管接続ユニット10には閉塞部22を備えているので、筒状部18を介して浴室12内の湯気などが浴室外14へ流出するのを防止することができる。
また、浴室壁16を貫通するように第一配管接続手段26や第二配管接続手段30を備えており、従来のようにホースの収納部を備えていないので、ユニット全体を小型化することが可能となり、浴室壁16内に間柱等が備えられていても、洗濯用浴室配管接続ユニット10を設置することができる。
更に、開閉扉21を備えているので、使用しないときには、開閉扉21を閉めることで、外側から第一配管接続手段26や第二配管接続手段等30が見えるのを隠蔽し、見栄えを良くすることができる。
また、第二配管接続手段30を備えているので、第二配管接続手段30を介して浴室外14に設置された気体供給手段28により、所定の気体を浴室12のドアや窓を閉めた状態で浴室12内に供給することができ、所定の気体として、人体に対してリラックス効果のある気体を用いた場合、入浴中の入浴者をリラックスさせることができると共に、浴室12内の湯気等の流出を防止して室温が低下したりするのを抑制することができる。また、所定の気体として、殺菌作用などのある気体とした場合は、浴室12内を締め切った状態で、浴室12内を殺菌・消毒したりすることができ、殺菌作用を高めることができると共に、殺菌剤等が浴室外14へ流出するのを防止することができる。
また、筒状部18内の液体を排出する排出手段32を備えているので、第一配管接続部26にホース等の配管を着脱する際に、残湯W等の液体が漏出しても、排水手段32により浴室12の排水口31へ排水され、浴室12内や浴室外14が水浸しになるのを防止することができる。
更に、筒状部18を第一筒状部35及び第二筒状部36とで伸縮可能に構成しているので、施工現場によって浴室壁16の厚さが異なっていても、対応させることができる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
すなわち、本実施形態の洗濯用浴室配管接続ユニットでは、浴室外14として、脱衣室や洗面室等の建物内を示したが、これに限定するものではなく、浴室外14として、建物の外側としても良く、これにより、建物外に設置された洗濯機等にも浴室12の窓等を開けることなく残湯Wを供給することができ、上記と同様の作用効果を奏することができる。
また、本実施形態の洗濯用浴室配管接続ユニットでは、開閉扉21として、配管を通過不能な形態のものを示したが、例えば、開閉扉に、第一配管接続手段26や第二配管接続手段30に接続されるホース等の配管を通過可能な切欠きや穴等を設け、その切欠き等を介して配管を延び出させるようにしても良く、これにより、開閉扉を閉めた状態でも、配管を接続することができ、使用中でも見栄えを良好なものとすることができる。
更に、本実施形態の洗濯用浴室配管接続ユニットでは、排水手段32として、単に液体を排水口31に排水するものを示したが、例えば、排出手段に封水トラップを設けても良く、これにより、排水口31からの臭気の逆流を防止したり、浴室12内の湯気が流出するのを防止したりすることができる。
また、本実施形態では、浴室壁16として、浴室内壁13と浴室外壁15との間が中空とされたものを示したが、浴室内壁13と浴室外壁15との間が中実とされたものであっても良い。この場合、筒状部の大きさは、浴室壁に穿設された貫通孔に挿入可能な大きさとする必要がある。また、筒状部16として、筒状部の軸方向端部に外方に延出するフランジ部を設けて、そのフランジ部を浴室内壁及び浴室外壁に当接させた上で固定することで、筒状部を浴室壁に固定するものとすることができ、この場合、外方に延出するフランジ部が本発明の筒状部固定手段に相当することとなる。
本発明に係る洗濯用浴槽配管接続ユニットの使用状態を示す正面図である。 図1に示す洗濯用浴室配管接続ユニットの内部を示す平面断面図である。 図1に示す洗濯用浴室配管接続ユニットの内部を示す側面断面図である。 図1に示す洗濯用浴室配管接続ユニットの分解斜視図である。 図1に示す洗濯用浴室配管接続ユニットの作用を説明する説明図である。
符号の説明
10 洗濯用浴室配管接続ユニット
11 浴槽
12 浴室
13 浴室内壁
14 浴室外
15 浴室外壁
16 浴室壁
17 貫通孔
18 筒状部
19 筒状部固定手段
20 開口
21 開閉扉
22 閉塞部
23 吸引配管
24 洗濯機
25 給水配管
26 第一配管接続手段
27 浴室用配管
28 気体供給手段
29 供給配管
30 第二配管接続手段
31 排水口
32 排出手段
33 吸引口
34 保持手段

Claims (2)

  1. 浴槽を備えた浴室内に面する浴室内壁と、該浴室内壁と対向配置され前記浴室外に面する浴室外壁とを有した浴室壁を貫通するように穿設された貫通孔と略同軸状に配置され、一端が前記浴室内壁に他端が前記浴室外壁に夫々固定可能とされた筒状部と、
    該筒状部を前記浴室内壁及び前記浴室外壁に夫々固定するための筒状部固定手段と、
    該筒状部固定手段に取付けられ、前記筒状部における前記浴室内側及び該浴室外側の少なくとも一方の開口を開閉する開閉扉と、
    前記筒状部を閉塞し前記浴室内壁と前記浴室外壁との略中央に配置される一つの閉塞部と、
    該閉塞部を貫通するように固定され、前記浴室内側に臨む一端には前記浴槽内の残湯を吸引するための吸引配管が、前記浴室外側に臨む他端には洗濯機に給水するための給水配管が、夫々着脱自在に接続可能な第一配管接続手段と、
    前記閉塞部を貫通するように固定され、前記浴室内側に臨む一端には浴室内に開口する浴室用配管が、前記浴室外側に臨む他端には所定の気体を供給可能な気体供給手段からの供給配管が、夫々着脱自在に接続可能な第二配管接続手段と
    前記閉塞部により閉塞された前記筒状部における前記浴室内側と前記浴室外側の底部から液体を、前記浴室内壁と前記浴室外壁との間を通して前記浴室下側の排水口へ排出する排出手段と
    を具備することを特徴とする洗濯用浴室配管接続ユニット。
  2. 前記浴室内壁の前記第一配管接続手段よりも高い位置に配置され、前記吸引配管の吸引口側を着脱自在に保持する保持手段を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の洗濯用浴室配管接続ユニット。
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