JP2006272239A - 亜酸化窒素分解用触媒及び亜酸化窒素の除去方法 - Google Patents

亜酸化窒素分解用触媒及び亜酸化窒素の除去方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 亜酸化窒素を効率よく除去することができる亜酸化窒素分解用触媒及びこれを用いた亜酸化窒素の除去方法を提供する。
【解決手段】 少なくともZnOと、平均細孔径が8〜16nmであり、且つ、細孔径分布の相対半価幅が0.5以下である多孔質Alとを含む複合酸化物を主体とした担体に、Rh、Ir、Pd、Pt、Ruの中から選ばれる少なくとも1種又は2種以上の触媒金属を担持させた亜酸化窒素分解用触媒に、少なくともNOを含むガスを300〜500℃の温度範囲で接触させることにより、当該ガス中に含まれるNOを分解して除去する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、亜酸化窒素(NO)を分解する亜酸化窒素分解用触媒及びこれを用いた亜酸化窒素の除去方法に関する。
高度で効率のよい環境技術として、環境型ナノ触媒(ナノ多孔質触媒)が期待されている。この環境型ナノ触媒は、その構造ゆえに高活性・高選択性といった優れた性能を有している。この環境技術が新たなターゲットとしているのは、自立分散型システムを発生源とした汚染物質の環境型ナノ触媒による処理技術である。例えば、廃水の活性汚泥処理によって出された汚泥の焼却処理の際には、地球温暖化の原因となる温室効果ガスとして二酸化炭素(CO)よりも遙かに影響の大きい亜酸化窒素(NO)が排出される。そして、このNOを簡単に分解除去できる一つの効果的な処理技術として、環境型ナノ触媒である亜酸化窒素分解用触媒を用いたNOの分解技術及び装置の開発が進められている。
ところで、従来の亜酸化窒素分解用触媒では、活性を示す温度が高く、低温では十分な性能が得られず、また、亜酸化窒素の他に水分があると活性が低下してしまうなどの問題があった。
なお、本発明に関連する公知文献としては、例えば下記特許文献1〜3がある。
このうち、特許文献1には、亜鉛(II)イオン、ロジウム(III)イオン及びアルミニウム(III)イオンを含むハイドロタルサイト型化合物を焼成して得られる酸化亜鉛のみが結晶状態で存在する複合金属酸化物からなり、該複合金属酸化物に含まれる亜鉛とアルミニウムとの原子比Zn/Alが3以上でかつロジウム含有率が0.5〜3重量%である亜酸化窒素分解用触媒が記載されている。
一方、特許文献2には、Si/Alのモル比が10以上のモルデナイトに、イリジウム、ロジウム又はルテニウムを担持させた亜酸化窒素分解用触媒が記載されている。
一方、特許文献3には、疎水性担体に、(a)イリジウム(Ir)、及び(b)Nb、TiO、ZrOから選ばれる少なくとも1種を担持する亜酸化窒素分解用触媒が記載されている。
特開平10−80633号公報 特開平5−293381号公報 特開平6−154603号公報
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであって、亜酸化窒素を効率よく除去することができる亜酸化窒素分解用触媒及びこれを用いた亜酸化窒素の除去方法を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明の請求項1に係る亜酸化窒素分解用触媒は、少なくともZnOと、平均細孔径が8〜16nmであり、且つ、細孔径分布の相対半価幅が0.5以下である多孔質なAlとを含む複合酸化物を主体とした担体に、Rh、Ir、Pd、Pt、Ruの中から選ばれる少なくとも1種又は2種以上の触媒金属を担持させたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る亜酸化窒素分解用触媒は、請求項1に記載の亜酸化窒素分解用触媒において、複合酸化物が、AlをZn(NO)水溶液に含浸させた後に、500〜670℃の温度範囲で焼成することによって作製されることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る亜酸化窒素分解用触媒は、請求項1に記載の亜酸化窒素分解用触媒において、複合酸化物が、ZnOを5〜25重量%の割合で含むことを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る亜酸化窒素分解用触媒は、請求項1〜3の何れか一項に記載の亜酸化窒素分解用触媒において、触媒金属として、少なくともRhを担体に担持させたことを特徴とする。
また、本発明の請求項5に係る亜酸化窒素分解用触媒は、結晶格子のAlの少なくとも一部をFe、Ga、Tiの中から選ばれる少なくとも1種又は2種以上の金属で置換したメタロシリケート系ゼオライトを主体とした担体に、Rh、Ir、Pd、Pt、Ruの中から選ばれる少なくとも1種又は2種以上の触媒金属を担持させたことを特徴とする。
また、本発明の請求項6に係る亜酸化窒素分解用触媒は、請求項5に記載の亜酸化窒素分解用触媒において、ゼオライトが、MFI型の結晶骨格構造を有することを特徴とする。
また、本発明の請求項7に係る亜酸化窒素分解用触媒は、請求項5又は6に記載の亜酸化窒素分解用触媒において、担体が、ゼオライト孔以外に平均細孔径が2〜8nmのナノポアーを有することを特徴とする。
また、本発明の請求項8に係る亜酸化窒素分解用触媒は、請求項5〜7の何れか一項に記載の亜酸化窒素分解用触媒において、担体が、Fe−メタロシリケート系ゼオライトを主体とすることを特徴とする。
また、本発明の請求項9に係る亜酸化窒素分解用触媒は、請求項5〜8の何れか一項に記載の亜酸化窒素分解用触媒において、触媒金属として、少なくともRhを担体に担持させたことを特徴とする。
また、本発明の請求項10に係る亜酸化窒素分解用触媒は、ゼオライト孔以外に平均細孔径2〜8nmのナノポアーを有し、且つ、ゼオライト骨格中に含まれるSiOとAlとのモル比SiO/Alが12〜35であるベータゼオライトを主体とした担体に、Rh、Ir、Pd、Pt、Ruの中から選ばれる少なくとも1種又は2種以上の触媒金属を担持させたことを特徴とする。
また、本発明の請求項11に係る亜酸化窒素分解用触媒は、請求項10に記載の亜酸化窒素分解用触媒において、触媒金属として、少なくともRhを担体に担持させたことを特徴とする。
また、本発明の請求項12に係る亜酸化窒素の除去方法は、請求項1〜4の何れか一項に記載の亜酸化窒素分解用触媒に、少なくともNOを含むガスを350〜500℃の温度範囲で接触させることにより、当該ガス中に含まれるNOを分解して除去することを特徴とする。
また、本発明の請求項13に係る亜酸化窒素の除去方法は、請求項5〜9の何れか一項に記載の亜酸化窒素分解用触媒に、少なくともNOを含むガスを300〜500℃の温度範囲で接触させることにより、当該ガス中に含まれるNOを分解して除去することを特徴とする。
また、本発明の請求項14に係る亜酸化窒素の除去方法は、請求項10又は11に記載の亜酸化窒素分解用触媒に、少なくともNOを含むガスを300〜500℃の温度範囲で接触させることにより、当該ガス中に含まれるNOを分解して除去することを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、亜酸化窒素に対して高い分解活性を示す亜酸化窒素分解用触媒を提供することができる。したがって、この亜酸化窒素分解用触媒を用いて、ガス中に含まれる亜酸化窒素を効率よく分解して除去することができる。
以下、本発明を適用した亜酸化窒素分解用触媒及び亜酸化窒素の除去方法について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
先ず、第1の実施の形態として示す亜酸化窒素分解用触媒及びこれを用いた亜酸化窒素の除去方法について説明する。
この亜酸化窒素分解用触媒は、少なくとも酸化亜鉛(ZnO)と、平均細孔径が8〜16nmであり、且つ、細孔径分布の相対半価幅が0.5以下である多孔質な酸化アルミニウム(Al)とを含む複合酸化物を主体とした担体に、ロジウム(Rh)、イリジウム(Ir)、パラジウム(Pd)、プラチナ(Pt)、ルテニウム(Ru)の中から選ばれる少なくとも1種又は2種以上の触媒金属を担持させたことを特徴とするものである。
具体的に、この亜酸化窒素分解用触媒の担体を構成する複合酸化物は、平均細孔径が8〜16nmであり、且つ、細孔径分布の相対半価幅が0.5以下である多孔質Alを含むことで、触媒金属を担持させた際に、この触媒金属が均一に分散し、触媒活性点が広域に分散するので、NOに対して高い分解活性を示すことになる。
ここで、図1A,Bに示す細孔径分布の相対半価幅は、メディアン細孔直径よりも小さな細孔部分の容積を均等に2分する細孔直径の値PD1/4と、メディアン細孔直径よりも大きな細孔部分の容積を均等に2分する細孔直径の値PD3/4との差を、平均細孔直径APDで除した値として表すことができる。
上記多孔質Alでは、下記式(1)に示すように、この細孔径分布の相対半価幅が0.5以下となるシャープな細孔径分布を示している。
|PD1/4−PD3/4|/APD≦0.5 …(1)
このようなシャープな細孔径分布を示す多孔質Alは、擬ベーマイト(ベーマイトゲル)の脱水によって得ることができる。また、擬ベーマイト粒子(結晶子)のサイズを調整することで、多孔質Alの細孔構造を制御することができる。
具体的に、擬ベーマイト粒子が小さいものからは、細孔径の小さな多孔質Alが得られる一方、擬ベーマイト粒子が大きいものからは、細孔径の大きな多孔質Alが得られる。また、擬ベーマイト粒子のサイズが揃っているものからは、シャープな細孔径分布を示す多孔質Alが得られる一方、擬ベーマイト粒子のサイズがばらついたものからは、ブロードな細孔径分布を示す多孔質Alが得られる。したがって、例えば擬ベーマイト粒子のサイズが揃っているものの一部に小粒子を含むものは、シャープな細孔径分布を示し且つ小細孔を含む多孔質Alとなる。
また、擬ベーマイト粒子が大きいものを得るには、結晶を成長させるためのアルミナ源を系内に後から添加するのが効果的な一つの方法である。
また、擬ベーマイト粒子のサイズが揃ったものを得るには、例えば、水熱合成法や、種子成長法、pHスイング法等の種々の方法がある。このうち、水熱合成法は、未発達のアルミナゲルないし水酸化−酸化アルミニウムクラスターを例えば150で自圧の元水中に保持し、粒子を成長させる方法である。一方、種子成長法は、種子となる微細アルミナ結晶子にpHを沈殿生成領域に保持しながら、新たな沈殿生成原料を加えることによって、結晶子の成長を図る方法である。一方、pHスイング法は、擬ベーマイト粒子のサイズが揃ったものを得るのに簡便な方法として用いることができる。具体的に、このpHスイング法は、pHを擬ベーマイトの溶解領域に振って、異なるサイズの結晶の中から微細結晶だけを溶解させて消去する操作と、pHを沈殿領域に振って、大きな結晶を成長させずに小さな結晶だけを選択的に成長させる操作とを交互に繰り返す方法である。このpHスイング法では、pHを交互に移行させる、いわゆる化学的ふるい操作によって、成長する粒子のサイズを均一化することができる。
複合酸化物は、上記多孔質Alを硝酸亜鉛(Zn(NO))の水溶液に含浸させて減圧脱気した後に、500〜670℃の温度範囲で焼成することで、ZnO/Alとしたものである。
この複合酸化物ZnO/Alの作製では、多孔質Alに含浸させるZnOの量を含浸法のみで調製するため、従来のような水酸化ナトリウム(NaOH)等による中和工程を経ることがなく、NaフリーのZnO/Alを得ることができる。
また、この複合酸化物ZnO/Alの作製では、焼成温度を少なくとも触媒の使用温度である500℃以上とすることが好ましい。一方、670℃を超えると、スピネル化により触媒担体としての特性が低下してしまうため、スピネル温度以下とすることが好ましい。
また、この複合酸化物ZnO/Alは、ZnOを5〜25重量%の割合で含むことで、NOに対して高い分解効率を示すことになる。更に好ましい範囲は、8〜22重量%である。
以上のようなZnO/Alからなる担体には、Rh、Ir、Pd、Pt、Ruの中から選ばれる少なくとも1種又は2種以上の触媒金属を担持させることができる。特に、Rhは、上記ZnO/Alに担持させると、他の触媒金属よりもNOに対して高い触媒活性を示すことになる。このRhの好ましい担持量は、0.5重量%以上である。
なお、これらの触媒金属は、担体に担持する量を増やすことで、触媒活性の向上を図ることができる。しかしながら、ある範囲を超えて担持させると、触媒活性の著しい向上が見込めなくなるため、むしろコストの上昇を考えた場合、そのような範囲を超えない程度の担持量とすることが好ましい。
以上のような亜酸化窒素分解用触媒を用いて、ガス中に含まれるNOを除去する際には、このNOを含むガスを350〜500℃の温度範囲で上記亜酸化窒素分解用触媒に接触させる。好ましくは、450〜500℃の温度範囲である。これにより、上記亜酸化窒素分解用触媒がNOに対して高い分解活性を示し、ガス中に含まれるNOを効率よく分解して除去することができる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態として示す亜酸化窒素分解用触媒及びこれを用いた亜酸化窒素の除去方法について説明する。
この亜酸化窒素分解用触媒は、結晶格子のアルミニウム(Al)の少なくとも一部を鉄(Fe)、ガリウム(Ga)、チタン(Ti)の中から選ばれる少なくとも1種又は2種以上の金属で置換したメタロシリケート系ゼオライトを主体とした担体に、ロジウム(Rh)、イリジウム(Ir)、パラジウム(Pd)、プラチナ(Pt)、ルテニウム(Ru)の中から選ばれる少なくとも1種又は2種以上の触媒金属を担持させたことを特徴とするものである。
具体的に、この亜酸化窒素分解用触媒の担体を構成するメタロシリケート系ゼオライトは、MFI型の結晶骨格構造を有し、具体的にはZSM−5型のゼオライト細孔を有している。また、このメタロシリケート系ゼオライトは、骨格での珪素(Si)以外の金属の度合いが、Si/(Al+M)=10〜100である(但し、M=Fe,Ga,Ti、M/(Al+M)=0.1〜1.0)。また、ゼオライトが55〜80重量%、ナノポアー素材Mが20〜45重量%の割合で含有されている。そして、このメタロシリケート系ゼオライトは、ゼオライト孔以外にも、平均細孔径が2〜8nmのナノポアーを有することで、触媒金属を担持させた際に、この触媒金属が均一に分散し、触媒活性点が広域に分散するので、NOに対して高い分解活性を示すことになる。特に、結晶格子のAlの一部をFeで置換したFe−メタロシリケート系ゼオライトは、それ自体がNOに対して分解活性を示すことになる。
以上のようなメタロシリケート系ゼオライトからなる担体には、Rh、Ir、Pd、Pt、Ruの中から選ばれる少なくとも1種又は2種以上の触媒金属を担持させることができる。特に、Rhは、上記メタロシリケート系ゼオライトに担持させると、他の触媒金属よりもNOに対して高い触媒活性を示すことになる。このRhの好ましい担持量は、0.5重量%以上である。
なお、これらの触媒金属は、担体に担持する量を増やすことで、触媒活性の向上を図ることができる。しかしながら、ある範囲を超えて担持させると、触媒活性の著しい向上が見込めなくなるため、むしろコストの上昇を考えた場合、そのような範囲を超えない程度の担持量とすることが好ましい。
以上のような亜酸化窒素分解用触媒を用いて、ガス中に含まれるNOを除去する際には、このNOを含むガスを300〜500℃の温度範囲で上記亜酸化窒素分解用触媒に接触させる。好ましくは、400〜500℃の温度範囲である。これにより、上記亜酸化窒素分解用触媒がNOに対して高い分解活性を示し、ガス中に含まれるNOを効率よく分解して除去することができる。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態として示す亜酸化窒素分解用触媒及びこれを用いた亜酸化窒素の除去方法について説明する。
この亜酸化窒素分解用触媒は、ゼオライト孔以外に平均細孔径2〜8nmのナノポアーを有し、且つ、ゼオライト骨格中に含まれる二酸化珪素(SiO)と酸化アルミニウム(Al)とのモル比SiO/Alが12〜35であるベータゼオライトを主体とした担体に、ロジウム(Rh)、イリジウム(Ir)、パラジウム(Pd)、プラチナ(Pt)、ルテニウム(Ru)の中から選ばれる少なくとも1種又は2種以上の触媒金属を担持させたことを特徴とするものである。
具体的に、この亜酸化窒素分解用触媒の担体を構成するベータゼオライトは、大細孔ゼオライトに属するものであり、12員環からなる3次元細孔を有することで、触媒金属を担持させた際に、この触媒金属が均一に分散し、触媒活性点が広域に分散するので、NOに対して高い分解活性を示すことになる。また、このベータゼオライトの作製には、例えば水酸化テトラエチルアンモニウム(TEA−OH)をテンプレート剤として合成する方法が知られている。
また、このベータゼオライトは、ゼオライト骨格中に含まれるSiOとAlとのモル比SiO/Alを12〜35の範囲とすることで、NOに対して高い分解効率を示すことになる。
以上のようなベータゼオライトからなる担体には、Rh、Ir、Pd、Pt、Ruの中から選ばれる少なくとも1種又は2種以上の触媒金属を担持させることができる。特に、Rhは、上記ベータゼオライトに担持させると、他の触媒金属よりもNOに対して高い触媒活性を示すことになる。このRhの好ましい担持量は、0.5重量%以上である。
なお、これらの触媒金属は、担体に担持する量を増やすことで、触媒活性の向上を図ることができる。しかしながら、ある範囲を超えて担持させると、触媒活性の著しい向上が見込めなくなるため、むしろコストの上昇を考えた場合、そのような範囲を超えない程度の担持量とすることが好ましい。
以上のような亜酸化窒素分解用触媒を用いて、ガス中に含まれるNOを除去する際には、このNOを含むガスを300〜500℃の温度範囲で上記亜酸化窒素分解用触媒に接触させる。好ましくは、400〜500℃の温度範囲である。これにより、上記亜酸化窒素分解用触媒がNOに対して高い分解活性を示し、ガス中に含まれるNOを効率よく分解して除去することができる。
以下、実施例により本発明の効果を明らかなものとする。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することができる。
本実施例では、先ず、上記第1乃至第3の実施の形態として示す亜酸化窒素分解用触媒を実際に作製した。すなわち、ロジウム/複合酸化物系触媒と、ロジウム/Fe−メタロシリケート系触媒と、ロジウム/H型−ベータゼオライト系触媒とを作製した。また、これら各触媒のRhの担持量は、0.5重量%とした。また、これら触媒に対する比較例として、ロジウムを担持しない複合酸化物系触媒と、同じくロジウムを担持しないFe−メタロシリケート系触媒とを作製した。
そして、これら各触媒を用いてガス中に含まれるNOを除去する試験をガスの温度を変えながら行った。これら各触媒のガス温度とNO除去率との関係を測定した測定結果を図2に示す。
なお、図2に示す測定では、下水汚泥焼却場から排出されるガスの組成をもとに、Nが83%、COが17%、NO濃度が540ppmとなるように調製した調製ガスに、空気、N、HOを適量混合させ、最終的にNが79%、Oが5%、COが12%、HOが4%、NO濃度が400ppmとなる模擬ガスを用いた。そして、各触媒を充填した反応器に模擬ガスを通過させて試験を行った後に、この反応器を通過したガスを採取し、ガスクロマトグラフにて分析を行い、得られたNO濃度と測定前の模擬ガスのNO濃度との比較を行った。また、NO濃度の測定精度を確保するため、赤外線NO分析計による分析も行った。
図2に示すように、ロジウム/複合酸化物系触媒では、ガス温度が350〜500℃の範囲でNOが除去されることがわかる。特に、ガス温度を450〜500℃の範囲にすれば、NOの除去率が80%以上となることがわかる。一方、ロジウムを担持しない複合酸化物系触媒では、ガス温度を上げても300〜500℃の範囲でNOの除去率は20%未満であった。
また、ロジウム/Fe−メタロシリケート系触媒では、ガス温度が300〜500℃の範囲でNOが除去されることがわかる。特に、ガス温度を400〜500℃の範囲にすれば、NOの除去率が80%以上となることがわかる。一方、ロジウムを担持しないFe−メタロシリケート系触媒でも、300〜500℃の範囲でNOに対する分解活性を示すことがわかる。特に、ガス温度を450〜500℃の範囲にすれば、NOの除去率が80%以上となることがわかる。
また、ロジウム/H型−ベータゼオライト系触媒では、ガス温度が300〜500℃の範囲でNOが除去されることがわかる。特に、ガス温度を400〜500℃の範囲にすれば、NOの除去率が80%以上となることがわかる。
次に、上記第1乃至第3の実施の形態として示す亜酸化窒素分解用触媒として、ロジウム/複合酸化物系触媒と、ロジウム/Fe−メタロシリケート系触媒と、ロジウム/H型−ベータゼオライト−ナノポーラスAl系触媒とを作製し、これら各触媒について、ガス中に含まれるNOを除去する試験をRhの担持量を変えながら行った。
これら各触媒のロジウム担持量とNO除去率との関係を測定した測定結果を図3に示す。 なお、図3に示す測定では、上記模擬ガスの反応温度を450℃で一定とした以外は、図2に示す測定と同様の測定を行った。
図3に示すように、何れの触媒もRhの担持量が0.5重量%を超えた時点で、NOの除去率が100%となった。このことから、各触媒は、担体に対するRhの担持量を0.5重量%程度とすれば、NOに対して十分な触媒活性が得られることがわかる。
次に、上記第1の実施の形態として示す亜酸化窒素分解用触媒について、多孔質Alの細孔径とNO除去率との関係を測定した測定結果を図4に示し、多孔質Alの細孔径分布における相対半価幅と、NO除去率との関係を測定した測定結果を図5に示す。
なお、図4及び図5に示す測定では、pHスイング法を用いて多孔質Alの調製を行った。すなわち、最初に温水を入れた容器を90℃近辺に保ちながら、この容器にアルミン酸ソーダ(20mass%Al、Na/Al=1.6)水溶液と、硝酸アルミニウム(5.6mass%Al)水溶液とを交互に加える操作を行った。このスイング操作では、目的のpH値(例えば、pH=2とpH=10)となるように、両溶液を滴定曲線より求まる量だけ加えた。また、この操作を数分に1回のペースで、目的の細孔径を与える擬ベーマイト粒子が生成されるまで数回乃至十数回繰り返した。そして、最後にpH値を沈殿領域に振った後に、通常の操作によって、ろ過、洗浄、成形、乾燥、焼成を行うことで、細孔構造が制御された多孔質Alを得た。そして、上記模擬ガスの反応温度を450℃で一定とした以外は、図2に示す測定と同様の測定を行った。
図4に示す測定結果から、多孔質Alの平均細孔径が8〜16nmの範囲であれば、NOの除去率が90%以上となることがわかる。さらに、多孔質Alの平均細孔径を11〜16nmの範囲にすれば、NOの除去率が100%となることがわかる。
一方、図5に示す測定結果から、多孔質Alの細孔径分布における相対半価幅が0.5以下の範囲であれば、NOの除去率が90%以上となり、NOに対して高い分解活性が得られることがわかる。
以上のことからも、本発明のシャープな細孔径分布を示す多孔質Alは、NOの分解能に対して高い影響を与えていることがわかる。
次に、上記第1の実施の形態として示す亜酸化窒素分解用触媒について、複合酸化物中のZnO含有量とNO除去率との関係を測定した測定結果を図6に示す。
なお、図6に示す測定では、平均細孔径が11nmの多孔質Alを硝酸亜鉛(Zn(NO))の水溶液に含浸させて減圧脱気した後に、非スピネル温度である550℃で焼成することによって、ZnOの含有量を変化させたZnO/Alを得た。そして、上記模擬ガスの反応温度を450℃で一定とした以外は、図2に示す測定と同様の測定を行った。
図6に示す測定結果から、ZnOの含有量を5〜25重量%の範囲とすることで、NOの除去率が80%以上となることがわかる。また、ZnOの含有量を8〜22重量%の範囲にすれば、NOの除去率が90%以上となり、さらに、ZnOの含有量を10〜20重量%の範囲にすれば、NOの除去率が100%となることがわかる。
次に、上記第3の実施の形態として示す亜酸化窒素分解用触媒について、SiO/Alのモル比とNO除去率との関係を測定した測定結果を図7に示す。
なお、図7に示す測定では、水酸化テトラエチルアンモニウム(TEA−OH)をテンプレート剤として合成する方法によってベータゼオライトを作製した。また、このベータゼオライトの細孔サイズを測定したところ、0.76nm×0.64nmであった。そして、上記模擬ガスの反応温度を450℃で一定とした以外は、図2に示す測定と同様の測定を行った。
図7に示す測定結果から、SiO/Alのモル比が12〜35の範囲であれば、NOの除去率が80%以上となることがわかる。さらに、SiO/Alのモル比が17〜30の範囲であれば、NOの除去率が90%以上となることがわかる。
次に、上記第1乃至第3の実施の形態として示す亜酸化窒素分解用触媒について、触媒金属とNO除去率との関係を測定した測定結果を図8に示す。なお、図8に示す測定では、上記模擬ガスの反応温度を400℃と450℃の場合とした以外は、図2に示す測定と同様の測定を行った。
図8に示す測定結果から、Fe、Co、Ni、Ru、Rh、Pd、Ir、Ptのうち、触媒金属であるRh、Ir、Pd、Pt、RuがNOに対する触媒活性を示すことがわかる。特に、Rhは、他の触媒金属よりもNOに対して高い触媒活性を示すことがわかる。
なお、本発明の亜酸化窒素分解用触媒では、上記模擬ガスにOを添加すると、NOに対する分解活性が向上することがわかった。
また、水が共存する雰囲気下では、一般に触媒活性が低下するものの、本発明のロジウム/複合酸化物系触媒では、ガス温度440℃でNO除去率が100%のとき、3%の水が共存するガス雰囲気下で、NO除去率が90%程度に低下した。これに対して、ロジウム/酸化亜鉛系触媒では、NO除去率が30%程度にまで低下した。また、本発明のロジウム/複合酸化物系触媒では、4%の水と5%の酸素が共存するガス雰囲気下で触媒活性に変化は見られなかった。これに対して、ロジウム/酸化亜鉛系触媒では、NO除去率が10%程度にまで低下した。なお、この傾向は、ロジウム/Fe−メタロシリケート系触媒や、ロジウム/H型−ベータゼオライト−ナノポーラスAl系触媒でも同様に見られた。
また、ガスの反応温度を400〜450℃とし、ガスの接触時間をGHSVに換算して8000としたときのNO分解能を1とした場合に、GHSVが4000のときのNO分解能は2倍、GHSVが8000のときのNO分解能は1/2倍となった。このことから、本発明の亜酸化窒素分解用触媒による反応は、亜酸化窒素が窒素と酸素とに分解する一次反応であることがわかった。
本発明は、上述した活性汚泥の焼却処理以外にも、例えば自動車や工場等から排出されるガスに含まれるNOを除去する場合などに広く利用することができる。
図1は、細孔径分布の相対半価幅を説明するための図であり、Aは、細孔径分布を積分値で示したグラフであり、Bは、細孔径分布を微分値で示したグラフである。 図2は、ガス温度とNO除去率との関係を示すグラフである。 図3は、ロジウム担持量とNO除去率との関係を示すグラフである。 図4は、多孔質Alの細孔径とNO除去率との関係を示すグラフである。 図5は、相対半価幅とNO除去率との関係を示すグラフである。 図6は、ZnO含有量とNO除去率との関係を示すグラフである。 図7は、SiO/AlとNO除去率との関係を示すグラフである。 図8は、触媒金属とNO除去率との関係を示すグラフである。

Claims (14)

  1. 少なくともZnOと、平均細孔径が8〜16nmであり、且つ、細孔径分布の相対半価幅が0.5以下である多孔質なAlとを含む複合酸化物を主体とした担体に、Rh、Ir、Pd、Pt、Ruの中から選ばれる少なくとも1種又は2種以上の触媒金属を担持させたことを特徴とする亜酸化窒素分解用触媒。
  2. 前記複合酸化物は、前記AlをZn(NO)水溶液に含浸させた後に、500〜670℃の温度範囲で焼成することによって作製されることを特徴とする請求項1に記載の亜酸化窒素分解用触媒。
  3. 前記複合酸化物は、前記ZnOを5〜25重量%の割合で含むことを特徴とする請求項1に記載の亜酸化窒素分解用触媒。
  4. 前記触媒金属として、少なくともRhを前記担体に担持させたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の亜酸化窒素分解用触媒。
  5. 結晶格子のAlの少なくとも一部をFe、Ga、Tiの中から選ばれる少なくとも1種又は2種以上の金属で置換したメタロシリケート系ゼオライトを主体とした担体に、Rh、Ir、Pd、Pt、Ruの中から選ばれる少なくとも1種又は2種以上の触媒金属を担持させたことを特徴とする亜酸化窒素分解用触媒。
  6. 前記ゼオライトは、MFI型の結晶骨格構造を有することを特徴とする請求項5に記載の亜酸化窒素分解用触媒。
  7. 前記担体は、ゼオライト孔以外に平均細孔径が2〜8nmのナノポアーを有することを特徴とする請求項5又は6に記載の亜酸化窒素分解用触媒。
  8. 前記担体は、Fe−メタロシリケート系ゼオライトを主体とすることを特徴とする請求項5〜7の何れか一項に記載の亜酸化窒素分解用触媒。
  9. 前記触媒金属として、少なくともRhを前記担体に担持させたことを特徴とする請求項5〜8の何れか一項に記載の亜酸化窒素分解用触媒。
  10. ゼオライト孔以外に平均細孔径2〜8nmのナノポアーを有し、且つ、ゼオライト骨格中に含まれるSiOとAlとのモル比SiO/Alが12〜35であるベータゼオライトを主体とした担体に、Rh、Ir、Pd、Pt、Ruの中から選ばれる少なくとも1種又は2種以上の触媒金属を担持させたことを特徴とする亜酸化窒素分解用触媒。
  11. 前記触媒金属として、少なくともRhを前記担体に担持させたことを特徴とする請求項10に記載の亜酸化窒素分解用触媒。
  12. 前記請求項1〜4の何れか一項に記載の亜酸化窒素分解用触媒に、少なくともNOを含むガスを350〜500℃の温度範囲で接触させることにより、当該ガス中に含まれるNOを分解して除去することを特徴とする亜酸化窒素の除去方法。
  13. 前記請求項5〜9の何れか一項に記載の亜酸化窒素分解用触媒に、少なくともNOを含むガスを300〜500℃の温度範囲で接触させることにより、当該ガス中に含まれるNOを分解して除去することを特徴とする亜酸化窒素の除去方法。
  14. 前記請求項10又は11に記載の亜酸化窒素分解用触媒に、少なくともNOを含むガスを300〜500℃の温度範囲で接触させることにより、当該ガス中に含まれるNOを分解して除去することを特徴とする亜酸化窒素の除去方法。
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