JP2006271426A - 浴槽 - Google Patents

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JP2006271426A JP2005090535A JP2005090535A JP2006271426A JP 2006271426 A JP2006271426 A JP 2006271426A JP 2005090535 A JP2005090535 A JP 2005090535A JP 2005090535 A JP2005090535 A JP 2005090535A JP 2006271426 A JP2006271426 A JP 2006271426A
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Noriyuki Sako
紀幸 迫
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

【課題】 気泡噴流浴槽において、刺激が少ない一方で、身体をさするような心地よい入浴を可能とする。
【解決手段】 臀部に支持された入浴時の体位の足裏部および腰部付近の少なくともいずれかから肩部もしくは背部上方に向って浴槽水が流れるように、浴槽1底面には、足裏部付近および臀部横の少なくともいずれかに、気泡噴流を発生させる噴出口6C,6Dを有する隆起部8が配設される。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、浴槽水が身体に沿って流れるようにした浴槽に関するものである。
従来、入浴時において身体の足側と背側に気泡噴流を発生させて、入浴時の加温やマッサージの効果を高めるようにした浴槽が知られている。この従来の気泡噴流発生浴槽においては、たとえば図4に示したように、浴槽1の底面近傍に設けた吸込口2より浴槽水3を吸込み、ポンプ4により、浴槽水3を空気5と混合して気泡を含む噴流として入浴者の背側および足側の噴出口6A,6Bから噴出させるようにしている(たとえば特許文献1参照)。
このような従来の気泡噴流発生浴槽の場合には、図中に矢印で示したように、気泡噴流が入浴者7の背部や胸腹部あるいは膝部付近等に直接当たるようにしている。そして、その際の気泡の混入や噴出圧について調整できるようにもしている。
しかしながら、このような従来の気泡発生浴槽では入浴者に直接に気泡噴流が当たることから入浴者においては刺激が強く、必ずしも心地よくない場合があるという問題があった。
特開平8−141033号公報
本願発明は、以上のとおりの背景から、従来の問題点を解消し、気泡噴流浴槽であっても、刺激が少ない一方で、加温やマッサージ効果も良好であって、心地よい入浴が可能とされる新しい浴槽を提供することを課題としている。
本願発明の浴槽は、上記の課題を解決するものとして以下の特徴を有している。
第1:臀部に支持された入浴時の体位の足裏部および腰部付近の少なくともいずれかから肩部もしくは背部上方に向かって浴槽水が流れるように流れ制御されている。
第2:上記浴槽の底面には、足裏部付近および臀部横の少なくともいずれかに、気泡噴流を発生させる噴出口を有する隆起部が配設されている。
第3:上記第1または第2の浴槽において浴槽水の流れ変更部材が配置されている。
第4:流れ変更部材は、肩部から足先部方向にW字型に折り曲げ可能である。
第5:上記第1から第4のいずれかの浴槽において、背側および足側の少なくともいずれかにも気泡噴出口を有し、切換えにより、従来同様の、背部、胸腹部もしくは膝部付近に直接気泡噴流が当たることも可能としている。
上記のとおりの本願第1の発明によれば、気泡噴流が入浴者の足裏や腰部付近から肩部もしくは背部上方に向って身体をさするように流れるため、刺激が少なく、しかも加温やマッサージ効果に優れた心地よい入浴が可能とされる。
第2の発明によれば、足裏部や臀部横の噴出口からの気泡噴流の噴出によって、上記の効果はより確実に顕著なものとされる。
また、第3の発明によれば、浴槽水の流れ変更部材によって上記の効果は顕著となり、第4の発明の流れ変更部材によりさらに確実、かつ顕著なものとなる。
そして、従来の気泡噴出構造と切換え可能とした第5の発明の浴槽によれば、入浴者の体調や希望に応じて、より強い刺激の気泡噴流と、刺激が少ない身体をさするような流れとの切換えが可能とされる。
本願発明は上記のとおりの特徴をもつものであるが、以下にその実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態を例示した断面概要図であるが、たとえばこの図1の例では、浴槽1の底面部において、入浴者7の足裏部付近と臀部横に、気泡噴流を発生させる噴出口6C,6Dを有する隆起部8が設けられている。この噴出口6C,6Dとこれを有する隆起部の平面配置を例示したものが図2である。
浴槽1中の浴槽水3は、底面部に設けられた吸込口2から循環のために吸込まれ、ポンプ4において空気5と混合されて上記の噴出口6C,6Dより気泡噴流として噴出される。足裏部付近の噴出口6Cから噴出された気泡噴流は、図中1において破線矢印で示したように、たとえば足裏部から下肢、膝部、上肢へと入浴者7の身体に沿って、身体をさするように流れて肩部の方向へと向う。一方、臀部横に配置された噴出口6Dから噴出された気泡噴流は、同様に図1中に破線矢印で示したように腰部から肩部、背部に向かって、入浴者7の身体をさするように流れる。
このような身体をさするような流れの噴出口6C,6Dにおいては、各々切換えによって一方のみからの噴出が可能とされてもよいし、両方からの噴出も選択可能とされてもよい。
噴出口6C,6Dが配置される隆起部8は、入浴時の障害にならないような形状、構造として設けられ、しかも、噴出口6C,6Dから噴出される気泡噴流が、上記のように、足裏部、そして腰部から身体をさするように肩部もしくは背部に向うような形状、構造として配設される。足裏部の隆起部8は、図2のように、左右の足裏部に対向する噴出口6Cを共に有しているものでもよいし、別々にしているものでもよい。
なお、図1および図2の例においては、水面付近の浴槽水3を、浴槽1の底面部に設けた吸込口2に導くように、2重背もたれ部9を有している。この2重背もたれ部9に代えて、吸込口2の位置をより水面近くに設けるようにしてもよい。
そしてまた、図1に例示したように、以上の実施形態においては、流れ変更部材10として、入浴者7の肩部から足先部方向にW字型に折り曲げ可能な部材を具備し、これを用いることができる。このW字型に折り曲げ可能な流れ変更部材10においては、たとえば板材がヒンジ部を介して連結されており、ヒンジ部から自由に折り曲げることができるようにする。たとえばこのような流れ変更部材10では、W字の中央頂部が屈曲時の膝部上方に位置し、前後の頂部が足先前方および胸部付近の前方に位置するような形状、大きさとすることが好適に考慮される。
そして、このようなW字型の流れ変更部材10の使用によって、上記のような入浴者の足裏部および腰部付近から肩部もしくは背部上方に向っての浴槽水の流れはより効果的に、確実に制御可能とされる。
図1に例示したようなW字型の流れ制御部材10は、たとえば、中央そして前後の頂部を混入によって浴槽水の水面付近に存在するような素材とし、それ以外の部分が水面下方に沈むように構成することで実現することができる。いずれの場合でも、W字型の流れ制御部材10では、上記のように、たとえば板材をヒンジ部を介して連結した構造や、さらに各種の構造が採用されてよい。このW字型の流れ制御部材10は、浴槽蓋と兼用可能な形状、構造とすることで、たとえば図3に例示したように、非入浴時には、浴槽蓋として浴槽水3の上部を覆うようにすることもできる。
もちろん、流れ制御部材10については上記のものに限定されることはなく、浴槽本体と別体もしくは一体のものとして様々な形状、構造として考慮されてよい。
以上のような入浴者の身体をさするような浴槽水の流れ制御は、刺激の少ない心地よい気泡噴流を実現するものであるが、このような手段とともに、従来の若干刺激の強い気泡噴流の噴出と切換え使用できる手段を採用してもよい。これによって、入浴者の体調、好み等に応じて気泡噴流のもたらす感触を選択することが可能になる。
以上例示したとおりの本願発明の浴槽においては、上記例示において詳述してはいないが、気泡発生のための噴出口や、ポンプ等による循環のためのシステム構造、それらの部材等について従来公知のものをはじめとして適宜であってよいことは言うまでもない。
本願発明の浴槽の一実施形態を例示した断面概要図である。 気泡噴流の噴出口と隆起部の平面配置を例示した平面概要図である。 流れ変更部材を浴槽蓋と兼用する場合の非入浴時の状態を例示した断面概要図である。 従来の気泡噴出浴槽を示した断面概要図である。
符号の説明
1 浴槽
2 吸込口
3 浴槽水
4 ポンプ
5 空気
6A,6B,6C,6D 噴出口
7 入浴者
8 隆起部
9 2重背もたれ部
10 流れ変更部材

Claims (5)

  1. 臀部に支持された入浴時の体位の足裏部および腰部付近の少なくともいずれかから肩部もしくは背部上方に向かって浴槽水が流れるように流れ制御されていることを特徴とする浴槽。
  2. 浴槽底面には、足裏部付近および臀部横の少なくともいずれかに、気泡噴流を発生させる噴出口を有する隆起部が配設されていることを特徴とする請求項1の浴槽。
  3. 浴槽水の流れ変更部材が配置されていることを特徴とする請求項1または2の浴槽。
  4. 流れ変更部材は、肩部から足先部方向にW字型に折り曲げ可能であることを特徴とする請求項3の浴槽。
  5. 請求項1から4のうちのいずれかの浴槽であって、背側および足側の少なくともいずれかにも気泡噴出口を有し、切換えにより、背部、胸腹部もしくは膝部付近に直接気泡噴流が当たることも可能としたことを特徴とする浴槽。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010082422A (ja) * 2008-09-03 2010-04-15 Toto Ltd 浴槽装置

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