JP2006270450A - 送信装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 複数の音声信号の各々に応じたデータを送信する際に、その音声信号のアタック速度に応じた伝送遅延を保証する。
【解決手段】 各々異なる音声信号が入力される複数の入力チャネルと、前記複数の入力チャネルへ入力された音声信号の各々について、その音声信号にデジタル変換を施して得られるデータを送信する際の優先順位を特定する特定手段と、前記複数の入力チャネルへ入力された音声信号の各々にデジタル変換を施して、その音声信号に対応するデータを生成する生成手段と、前記生成手段により生成されたデータを前記特定手段により特定された優先順位の高い順に送信する送信手段と、を送信装置に設けるとともに、アタック速度が速い音声信号ほど優先順位の高い入力チャネルへ入力するようにする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、通信網を介してデータを送信する送信装置に関し、特に、音声信号にデジタル変換を施して得られるデータを通信網を介して送信する送信装置に関する。
近年、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)などデータ通信を高速化する技術の普及に伴い、データサイズが大きいデータを通信網経由で送受信することが一般に行われている。その一例としては、音声信号にデジタル変換を施して得られるデータ(以下、オーディオデータ)を通信網を介したパケット通信で送受信する技術が挙げられる。また、この種のデータ通信において、その通信帯域を保証すること(すなわち、予め定められたバンド幅の帯域が割当てられるようにすること)を可能にする技術も種々提案されており、その一例としては特許文献1に開示された技術が挙げられる。
特許文献1には、ネットワークに接続された伝送路における通信帯域を制御する帯域制御装置に、その伝送路に送信されるパケットを検出する検出手段と、パケットを特定するための識別情報と通信の重要性を示す重要度とを対応付けて記憶するポリシー保存手段と、パケット検出手段が検出するパケットに含まれる情報に対応する識別情報を検出し、該識別情報をキーとしてポリシー保存手段を検索し、その識別情報に対応する重要度を読み出す重要度検索手段と、伝送路において既に帯域が確保されている帯域確保要求に設定されている重要度と、重要度検索手段が読み出した重要度とに基づいて、帯域確保幅の割り当てを行う帯域割り当て手段と、を設けることが開示されている。このような帯域制御装置によれば、通信の要求が為された時点において帯域を必要としている全ての通信の重要度を総合的に判断し、最適な帯域確保を行うことが可能になる。
特開2003−87314号公報
しかしながら、例えば、複数の楽器の演奏音の各々に対応するパケットを通信網を介して送信する場合には、各パケットについて通信帯域が保証されていることよりも、それらパケットが予め定められた時間内にその宛先へ到達するようにすること(以下、このようなことを、「伝送遅延を保証する」という)が重要である。何故ならば、例えば打楽器などその演奏音のアタック時間(その演奏音が聞こえ始めてから最大の音量に達するまでの時間:以下、この時間が短いことを「アタック速度が速い」ともいう)が短い楽器の演奏音については、上記伝送遅延を充分に短くしないと、その演奏音の聴感が異なったものに為ってしまうからである。このように、各楽器毎にその演奏音に応じたデータをパケット通信で送信する際には、その演奏音のアタック速度に応じて各パケットの伝送遅延を保証する必要があるが、特許文献1に開示された技術を用いたとしても、このようなことを実現することはできない。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、複数の音声信号の各々に応じたデータを送信する際に、各音声信号のアタック速度に応じた伝送遅延を保証することを可能にする技術を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、各々異なる複数の音声信号が入力される入力手段と、前記入力手段へ入力された音声信号の各々について、その音声信号にデジタル変換を施して得られるデータを送信する際の優先順位を特定する特定手段と、前記入力手段へ入力された音声信号の各々にデジタル変換を施して、その音声信号に対応するデータを生成する生成手段と、前記入力手段へ入力された音声信号の各々に基づいて前記生成手段により生成されたデータを送信する送信手段であって、その音声信号に対して前記特定手段により特定された優先順位が高い順に送信する送信手段とを有する送信装置を提供する。このような送信装置によれば、上記特定手段によって、高い優先順位が特定される音声信号に対応するデータから順に上記送信手段によって送信される。
より好ましい態様においては、前記入力手段は、前記複数の音声信号の各々が入力されるとともに、互いに異なる優先順位が予め割当てられている入力チャネルを複数備えており、前記特定手段は、前記複数の入力チャネルの各々に割当てられている優先順位に応じて、各入力チャネルへ入力された音声信号に応じたデータを送信する際の優先順位を特定することを特徴としている。このような態様にあっては、アタック速度が速い音声信号ほど高い優先順位を割当てられている入力チャネルへ入力されるようにすれば、アタック速度が速い音声信号に対応するデータほど優先的に送信されるようになる。
また、別の好ましい態様においては、前記特定手段は、前記入力手段へ入力された音声信号の各々を解析してそのアタック速度を特定し、そのアタック速度が速いほど高い優先順位を特定することをを特徴としている。このような態様においても、アタック速度が速い音声信号に対応するデータほど優先的に送信されるようになる。
より好ましい態様においては、互いに異なるバッファサイズを有する複数のバッファを備え、前記生成手段は、前記各音声信号にデジタル変換を施して生成したデータを、その音声信号について前記特定手段により特定された優先順位が高いほど前記バッファサイズの小さいバッファへ書き込み、前記送信手段は、前記複数のバッファに蓄積されているデータを前記特定手段により特定された優先順位が高い順に読み出して送信することを特徴としている。
また、別の好ましい態様においては、前記送信手段により送信されたデータがその宛先へ到達したか否かを確認する到達確認手段と、前記到達確認手段により前記宛先への到達が確認されなかったデータを前記特定手段により特定された優先順位に応じて再送信する再送信手段とを有することを特徴としている。
また、別の好ましい態様においては、前記生成手段は、前記複数のチャネルへ入力された音声信号の各々にデジタル変換を施して各音声信号に対応するデータを生成するとともに、生成したデータを前記特定手段により特定された優先順位に応じて圧縮することを特徴としている。
また、本発明の別の態様にあっては、コンピュータ装置に、該コンピュータ装置へ入力された互いに異なる複数の音声信号の各々について、その音声信号にデジタル変換を施して得られるデータを送信する際の優先順位を特定する第1のステップと、前記複数の音声信号の各々にデジタル変換を施して、各音声信号に対応するデータを生成する第2のステップと、前記第2のステップにて生成された各データを、前記第1のステップにて特定された優先順位が高い順に送信する第3のステップと、を実行させるプログラムを提供するとしても良く、また、コンピュータ装置読み取り可能な記録媒体に当該プログラムを書き込んで提供するとしても良い。このようなプログラムや記録媒体によれば、一般的なコンピュータ装置に上記送信装置と同一の機能を付与することが可能になる。
本発明によれば、複数の音声信号の各々に応じたデータを送信する際に、各音声信号のアタック速度に応じた伝送遅延を保証することが可能になる、といった効果を奏する。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しつつ説明する。
(A.構成)
図1は、本発明の1実施形態に係る送信装置200を含んでいる通信システム10の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、この通信システム10には、通信網100に接続されている送信装置200と、同じく通信網100に接続されている受信装置300とが含まれている。なお、本実施形態では、夫々1つの送信装置と受信装置とが通信網100に接続されている場合について説明するが、複数の送信装置が通信網100に接続されているとしても良いことは勿論であり、また、複数の受信装置が通信網100に接続されているとしても良いことは勿論である。
通信網100は、例えば、インターネットであり、ルータなどの中継装置(図示省略)を含んでいる。この通信網100は、自網に接続されている通信装置からIP(Internet Protocol)にしたがって送信されてくるパケットを上記中継装置によって適宜ルーティングしその宛先へ送り届ける機能(以下、ルーティング機能)を備えている。なお、本実施形態では、通信網100がインターネットである場合について説明するが、上記ルーティング機能を備えた通信網であれば、LAN(Local Area Network)であっても良く、また、WAN(Wide Area Network)であっても良い。また、イーサネット(登録商標)以外でもUSB(Universal Serial Bus)やIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394といったネットワークでも良い。
送信装置200は、例えば、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」)であり、上記IPにしたがってデータを送信する機能を備えている。また、送信装置200は、詳細については後述するが、複数の入力チャネルを備えており、それら複数の入力チャネルの各々には夫々アタック速度が異なる音声信号が入力されるようになっている。この送信装置200は、上記複数の入力チャネルの各々へ入力された音声信号にデジタル変換を施して得られるオーディオデータを所定のデータサイズ分づつ分割しその各々に固有のヘッダを付与して上記IPにしたがって送信する機能を備えている。つまり、送信装置200は、入力された音声信号に応じたオーディオデータをIPにしたがって送信する機能を備えた通信装置である。一方、受信装置300は、例えばPCであり、通信網100を介して送信装置200から送信されてくるパケットを受信し、それらパケットに分割されて書き込まれているオーディオデータを復元するとともに、そのオーディオデータに応じた音声を出力する機能を備えている。
さて、図1に示す通信システム10においては、送信装置200に設けられている複数の入力チャネルの各々には互いに異なる優先順位が予め割当てられており、その優先順位に応じた順にパケットの送信を行うようになっている。より詳細に説明すると、送信装置200に設けられている複数の入力チャネルには、アタック速度が速い音声信号が入力される入力チャネルほど高い優先順位が割当てられている。このため、図1に示す通信システム10においては、アタック速度が速い音声信号に対応するパケットほど優先的に送信装置200から送信され、その伝送遅延を保証することができるようになっている。以下、送信装置200の構成および動作について図面を参照しつつ説明する。
図2は、送信装置200のハードウェア構成の一例を表すブロック図である。
図2に示すように、送信装置200は、制御部210と、通信インタフェイス(以下、IF)部220と、信号処理部230と、記憶部240と、これら構成要素間のデータ授受を仲介するバス250と、を含んでいる。
制御部210は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、記憶部240に格納されているソフトウェアにしたがって送信装置200の各部を中枢的に制御するものである。通信IF部220は、通信網100に接続されており、制御部210から引渡されたパケットを通信網100へ送出することができる。
信号処理部230は、入力チャネル231−1〜231−N(N:自然数)と、AD変換器232とを含んでいる。なお、以下では、上記複数の入力チャネルの各々を区別する必要がない場合には、「入力チャネル231―n」と表記する。各入力チャネル231―nには、例えば、打楽器や弦楽器、管楽器などの音源装置(図示省略)が接続されており、それら音源装置から供給された音声信号を受け取り、その音声信号をAD変換器232へ引渡す。一方、AD変換器232は、上記各入力チャネル231―nから引渡された音声信号にアナログ・デジタル変換を施し、その音声信号に応じたオーディオデータを生成して制御部210へ引渡す機能を備えている。本実施形態では、入力チャネル231−nにはその入力チャネルを一意に識別する識別子(本実施形態では、チャネル番号“n”)が割当てられているとともに、そのチャネル番号が若いほど高い優先順位が割当てられている。このように各入力チャネル231−nに割当てられている優先順位は、各入力チャネル231−nへ入力された音声信号に応じたオーディオデータをIPにしたがって制御部210に送信させる際に、その送信順を制御部210に決定させる際に利用される。
記憶部240は、図2に示すように、揮発性記憶部240aと不揮発性記憶部240bとを含んでいる。揮発性記憶部240aは、例えばRAM(Random Access Memory)であり、各種ソフトウェアにしたがって作動している制御部210によってワークエリアとして利用されたり、AD変換器232により生成されたオーディオデータをそのオーディオデータの優先順位に応じた順で送信するために一時的に蓄積しておくためのバッファとして利用される。一方、不揮発性記憶部240bは、例えばハードディスクであり、本発明に係る送信装置に特有な機能を制御部210に実現させるためのソフトウェアを格納しておくためのものである。以下、不揮発性記憶部240bに格納されているソフトウェアについて説明する。
不揮発性記憶部240bに格納されているソフトウェアの一例としては、オペレーティングシステム(以下、「OS」)を制御部210に実現させるためのOSソフトウェアと、オーディオデータ送信ソフトウェアとが挙げられる。ここで、オーディオデータ送信ソフトウェアとは、信号処理部230により生成されたオーディオデータをIPにしたがって受信装置300へ送信する処理を制御部210に実行させるソフトウェアである。以下、これらソフトウェアを実行することによって制御部210に付与される機能について説明する。
送信装置200の電源(図示省略)が投入されると、制御部210は、まず、OSソフトウェアを不揮発性記憶部240bから読み出し、これを実行する。このOSソフトウェアにしたがって作動している制御部210には、送信装置200の各部を制御する機能、他のソフトウェアを不揮発性記憶部240bから読み出し実行する機能などが付与される。そして、本実施形態においては、制御部210は、上記OSソフトウェアの実行を完了し、OSを実現している状態になると即座に、上記オーディオデータ送信ソフトウェアを不揮発性記憶部240bから読出し、これを実行する。このオーディオデータ送信ソフトウェアにしたがって作動している制御部210には、以下に述べる2つの機能が付与される。
第1に、入力チャネル231−1〜231−nへ入力された音声信号の各々について、上記AD変換器232によりデジタル変換を施して得られるオーディオデータを通信網100へ送出する際の優先順位を特定する特定機能である。本実施形態では、制御部210は、上記複数の入力チャネルの何れへ入力されたかに応じて上記音声信号の優先順位を特定する。第2に、揮発性記憶部240aに蓄積されている各オーディオデータに応じたパケットを生成し、そのパケットをそのオーディオデータに対応する音声信号について上記特定機能により特定された優先順位の高い順に通信IF部220へ引渡して通信網100へ送信する送信機能である。
このような構成としたため、本実施形態に係る送信装置200によれば、高い優先順位が割当てられている入力チャネル231−nへ入力された音声信号に応じたオーディオデータほど優先的に送信されることになる。したがって、アタック速度が速い音声信号ほど優先順位の高い入力チャネル231−nへ入力するようにすれば、その音声信号のアタック速度に応じた伝送遅延を保証することが可能になる。なお、本実施形態では、送信装置200のハードウェア構成は、信号処理部230を備えている他は一般的なコンピュータ装置のハードウェア構成と同一であり、本発明に係る送信装置に特徴的な機能(上記特定機能や送信機能)がソフトウェアモジュールで実現される場合について説明した。しかしながら、これら機能を担っているハードウェアモジュールを組み合わせて本発明に係る送信装置を構成するとしても良いことは勿論である。具体的には、信号処理部と、上記特定機能を担っている特定手段と、上記送信機能を担っている送信手段と、を組み合わせて本発明に係る送信装置を構成するとしても勿論良い。また、本実施形態では、制御部210にOSを実現させるためのOSソフトウェアと上記オーディオデータ送信ソフトウェアとを夫々個別に不揮発性記憶部240bへ格納しておく場合について説明したが、両者の機能を兼ね備えたファームウェアを不揮発性記憶部240bに格納しておき、そのファームウェアを制御部210に実行させるようにしても勿論良い。
(B:動作)
次いで、本実施形態に係る送信装置200が行う動作のうち、その特徴を顕著に示す動作について図面を参照しつつ説明する。なお、以下に説明する動作例では、入力チャネル231−1には、打楽器の演奏音を表す音声信号が入力され、入力チャネル231−2には、弦楽器の演奏音を表す音声信号が入力され、入力チャネル231−3には、管楽器の演奏音を表す音声信号が入力され、入力チャネル231−4には、歌唱音を表す音声信号が入力されるものとする。一般に、上記各音声信号のアタック速度は打楽器、弦楽器、管楽器、歌唱音の順に遅くなるのであるから、本実施形態では、アタック速度が速い音声信号ほど高い優先順位が割当てられている入力チャネルへ入力されることになる。
図3は、送信装置200の制御部210が、オーディオデータ送信ソフトウェアにしたがって行うオーディオデータ送信動作の流れを示すフローチャートである。図3に示すように、制御部210は、入力チャネル231−nへ音声信号を入力されると(ステップSA1)、AD変換器232によって各音声信号にデジタル変換を施し、対応するオーディオデータを生成(ステップSA2)する一方、その音声信号の優先順位を特定し(ステップSA3)、その優先順位を表す優先順位データを対応付けてそのオーディオデータを上記バッファとして機能する揮発性記憶部240aへ書き込む。具体的には、制御部210は、各音声信号の優先順位を表す優先順位データとして、その音声信号が入力された入力チャネルに割当てられているチャネル番号を表すデータを対応付けて揮発性記憶部240aへ書き込む。例えば、入力チャネル231−1〜231−4の各々に上記各音声信号が入力されると、それら音声信号に対応する各オーディオデータは、図4(a)に示す態様で揮発性記憶部240aに格納される。
次いで、制御部210は、揮発性記憶部240aに格納されているオーディオデータのうちで、最も高い優先順位を表す優先順位データ(本実施形態では、最も小さい値を表す優先順位データ)を対応付けられているオーディオデータを読出し、そのオーディオデータを所定のデータサイズ分づつ分割するとともに、その各々に所定のヘッダを付与してパケットを生成し(ステップSA4)、それらパケットを通信IF部220により通信網100へ送信する(ステップSA5)。例えば、図4(a)に示す態様で各オーディオデータが揮発性記憶部240aに格納されている状態であれば、制御部210は、まず、対応付けられている優先順位データの値が“1”であるオーディオデータ(すなわち、打楽器の演奏音を表す音声信号にデジタル変換を施して得られたオーディオデータ)を上記バッファから読み出し、そのオーディオデータに対応するパケットを通信IF部220により送信する。その結果、揮発性記憶部240aの格納内容は、図4(b)に示す状態になる。
以降、制御部210は、揮発性記憶部240aに格納されている全てのオーディオデータを送信し終えたか否かを判定し(ステップSA6)、その判定結果が“Yes”になるまで、上記ステップSA1〜ステップSA5の処理を繰り返し実行する。例えば、上記ステップSA5にて優先順位データの値が“1”であるオーディオデータに対応するパケットが送信された後、上記ステップSA1以降の処理を繰り返す過程で、再度、入力チャネル231−1へ音声信号が入力されると、その音声信号に応じたオーディオデータが他のオーディオデータに優先して送信される。つまり、揮発性記憶部240aに格納されているオーディオデータの各々は、そのオーディオデータに対応付けられている優先順位データの値に応じて、図5に示す順に送信されることになる。
以上に説明したように、本実施形態に係る送信装置200によれば、入力チャネル231−1〜231−Nの各々へ入力された音声信号に対応するパケットは、その音声信号が入力された入力チャネルに予め割当てられている優先順位に応じた順に送信される。そして、本実施形態では、高い優先順位が割当てられている入力チャネルほど、アタック速度の速い音声信号が入力されるのであるから、アタック速度の速い音声信号に対応するパケットが優先的に送信されることになる。その結果、本実施形態に係る送信装置200によれば、入力された音声信号に応じたパケットの伝送遅延を、その音声信号のアタック速度に応じて保証することが可能になるといった効果を奏する。
(C:変形)
以上、本発明の1実施形態について説明したが、以下に述べるような変形を加えても良いことは勿論である。
(C−1:変形例1)
上述した実施形態では、複数の入力チャネルの各々へ入力された音声信号に応じたパケットを、その入力チャネルに予め割当てられている優先順位に応じた順に送信するとともに、高い優先順位が割当てられている入力チャネルほどアタック速度の速い音声信号が入力されるようにすることで、そのアタック速度に応じた伝送遅延を保証する場合について説明した。しかしながら、入力された音声信号の信号波形を解析しそのアタック速度が速いほど高い優先順位を割当てるようにしても良い。
(C−2:変形例2)
上述した実施形態では、各入力チャネルへ入力された音声信号に対応するオーディオデータにその入力チャネルに割当てられている優先順位を表す優先順位データを対応づけて、バッファとして機能する揮発性記憶部240aに書き込む場合について説明した。しかしながら、揮発性記憶部240a内に、上記各チャネル毎に固有のバッファを設けておき、各入力チャネルへ入力された音声信号に応じたオーディオデータをその入力チャネルに対応するバッファへ格納するようにしても良い。また、このような態様にあっては、優先順位が高い入力チャネルに対応するバッファほどそのバッファサイズを小さくする(例えば、優先順位が最も高い入力チャネルに対応するバッファのバッファサイズは、1つのオーディオデータ分のデータサイズとし、優先順位が下がるほどバッファサイズを所定の割合で増加させる)ようにしても良い。何故ならば、優先順位が高い入力チャネルへ入力された音声信号に対応するオーディオデータほど優先的に送信され、揮発性記憶部240a内に滞留する時間が短くなるからである。
また、上述した実施形態では、各入力チャネルへ入力された音声信号に対応するオーディオデータをその入力チャネルに予め割当てられている優先順位に応じた順に送信する場合について説明したが、その優先順位に応じた圧縮処理を施して送信するとしても良く、また、その優先順位に応じてオーディオデータの再送制御を行うとしても良い。具体的には、図6(a)に示すように、優先順位が最も高い音声信号に対応するオーディオデータについては無圧縮で送信し、他のオーディオデータについては圧縮して送信するとしても良い。また、圧縮して送信する際には、優先順位が低いほど圧縮率を高くして圧縮するとしても勿論良い。また、図6(b)に示すように、優先順位が最も高い音声信号に対応するオーディオデータについては、そのオーディオデータの宛先への到達が確認できない場合であっても再送信を行わないようにし、優先順位が下がるほどその再送信の許容回数を増加させるようにしても良い。
(C−3:変形例3)
上述した実施形態では、各入力チャネルへ入力された音声信号に応じたオーディオデータを送信装置200に送信させる場合について説明したが、上記オーディオデータの他に、例えば文書データや画像データ、プログラムのソースコードやオブジェクトコードなどを送信装置200に送信させるようにしても勿論良い。このように、オーディオデータの他に、オーディオデータ以外の文書データや画像データ、プログラムのソースコードやオブジェクトコードなど(以下、非オーディオデータ)を送信装置200に送信させる場合には、非オーディオデータについてはその伝送遅延が問題になることはないのであるから、優先順位を最も低くして送信させるようにすれば良い。また、非オーディオデータについては、伝送遅延よりも相手装置へ確実に到達することが重要であるから、相手装置への到達が確認されるまで再送信を行うことが望ましい。また、非オーディオデータについては、圧縮による復元不良を回避するために、無圧縮で送信することが望ましい。
(C−4:変形例4)
上述した実施形態では、本発明に係る送信装置に特有な機能を制御部210に実現させるためのソフトウェアが不揮発性記憶部240bに予め格納されている場合について説明した。しかしながら、例えば、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)やDVD(Digital Versatile Disk)などのコンピュータ装置読み取り可能な記録媒体に上記ソフトウェアを記録しておき、この記録媒体を用いて上記ソフトウェアを一般的なコンピュータ装置へインストールし本発明に係る送信装置と同一の機能をそのコンピュータ装置へ付与するとしても勿論良い。
本発明の1実施形態に係る送信装置200を含んでいる通信システム10の構成例を示すブロック図である。 同送信装置200のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 同送信装置200の制御部210がオーディオデータ送信ソフトウェアにしたがって行うオーディオデータ送信動作の流れを示すフローチャートである。 同送信装置200の揮発性記憶部240a内に設けられているバッファの格納内容の一例を示す図である。 同送信装置200により送信されるパケットの送信順の一例を示す図である。 優先順位に応じた他の通信制御の一例を説明するための図である。
符号の説明
100…通信網、200…送信装置、210…制御部、220…通信IF部、230…信号処理部、231,231−1〜231−n…入力チャネル、232…AD変換器、240…記憶部、240a…揮発性記憶部、240b…不揮発性記憶部、250…バス、300…受信装置。

Claims (6)

  1. 各々異なる複数の音声信号が入力される入力手段と、
    前記入力手段へ入力された音声信号の各々について、その音声信号にデジタル変換を施して得られるデータを送信する際の優先順位を特定する特定手段と、
    前記入力手段へ入力された音声信号の各々にデジタル変換を施して、その音声信号に対応するデータを生成する生成手段と、
    前記入力手段へ入力された音声信号の各々に基づいて前記生成手段により生成されたデータを送信する送信手段であって、その音声信号に対して前記特定手段により特定された優先順位が高い順に送信する送信手段と
    を有する送信装置。
  2. 前記入力手段は、
    前記複数の音声信号の各々が入力されるとともに、互いに異なる優先順位が予め割当てられている入力チャネルを複数備えており、
    前記特定手段は、
    前記複数の入力チャネルの各々に割当てられている優先順位に応じて、各入力チャネルへ入力された音声信号に応じたデータを送信する際の優先順位を特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記特定手段は、
    前記入力手段へ入力された音声信号の各々を解析してそのアタック速度を特定し、そのアタック速度が速いほど高い優先順位を特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  4. 互いに異なるバッファサイズを有する複数のバッファを備え、
    前記生成手段は、
    前記各音声信号にデジタル変換を施して生成したデータを、その音声信号について前記特定手段により特定された優先順位が高いほど前記バッファサイズの小さいバッファへ書き込み、
    前記送信手段は、
    前記複数のバッファに蓄積されているデータを前記特定手段により特定された優先順位が高い順に読み出して送信する
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1に記載の送信装置。
  5. 前記送信手段により送信されたデータがその宛先へ到達したか否かを確認する到達確認手段と、
    前記到達確認手段により前記宛先への到達が確認されなかったデータを前記特定手段により特定された優先順位に応じて再送信する再送信手段と
    を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1に記載の送信装置。
  6. 前記生成手段は、
    前記入力手段へ入力された音声信号の各々にデジタル変換を施して各音声信号に対応するデータを生成するとともに、そのデータを前記特定手段により特定された優先順位に応じて圧縮する
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1に記載の送信装置。
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