JP3511978B2 - 優先度制御機能付きルータ及びプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

優先度制御機能付きルータ及びプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体

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JP3511978B2
JP3511978B2 JP2000152682A JP2000152682A JP3511978B2 JP 3511978 B2 JP3511978 B2 JP 3511978B2 JP 2000152682 A JP2000152682 A JP 2000152682A JP 2000152682 A JP2000152682 A JP 2000152682A JP 3511978 B2 JP3511978 B2 JP 3511978B2
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    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ルータに関し、特
に、優先度の高い通信用IPパケットを、空き帯域の大
きい経路を介して宛先まで送信することができる優先度
制御機能付きルータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット等の普及により、
各種のOA機器等に適用される情報系システムのみなら
ず銀行業務等に適用される基幹系システムに於いても、
TCP/IP(伝送制御プロトコル/インターネットプ
ロトコル)を使用したTCP/IPネットワークが採用
され、通信の標準になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、TCP/I
Pネットワークは、ベストエフォートと称される、パケ
ットの優先制御が行えない信頼性の低い通信方式であ
る。つまり、TCP/IPネットワークでは、リアルタ
イム性が要求される動画/音声通信等のように、優先す
べき通信であっても、他の通信と同様に扱う。このた
め、優先すべき通信であっても、伝送に大きな遅延が発
生する場合があるという問題がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、リアルタイム性
が要求される通信等の優先すべき通信に、優先的に空き
帯域の大きい経路を割り当てることより、優先すべき通
信に対する遅延を極力少なくすることができる優先度制
御機能付きルータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の優先度制御機能
付きルータは、上記目的を達成するため、自ルータに直
接接続されている端末装置からの通信用IPパケットを
受信したとき、該通信用IPパケットがとり得る各経路
それぞれに、発信時刻,前記通信用IPパケットの優先
度及び経路を含み且つ前記経路上の最終ルータに前記発
信時刻,優先度及び経路を含む戻りダミーパケットを要
求するダミーパケットを送出するダミーパケット生成部
と、戻りダミーパケットの受信時、該戻りダミーパケッ
トの受信時刻と該戻りダミーパケット中の発信時刻とに
基づいてダミーパケットの戻り時間を算出し、該算出し
た戻り時間と、前記戻りダミーパケット中の優先度と、
前記戻りダミーパケット中の経路とを含む経路決定情報
を経路記憶部に格納する戻り時間計測部と、自ルータに
直接接続されている端末装置からの通信用IPパケット
を受信したとき、前記経路記憶部から優先度が前記通信
用IPパケットの優先度と等しく、且つ経路が前記通信
用IPパケットがとり得る経路の内の何れか1つと一致
する経路決定情報を全て探し出し、該探し出した経路決
定情報中の経路の中から前記通信用IPパケットよりも
優先度の高い他通信用IPパケットの通信に使用されて
いる経路と重複部分がなく、且つ最も空き帯域が大きい
経路を、前記通信用IPパケットの経路として選択する
経路指示部とを備えている。
【0006】この構成によれば、経路指示部が、通信用
IPパケットを送信する経路として、上記通信用IPパ
ケットがとり得る経路の内の、上記通信用IPパケット
よりも優先度の高い他通信用IPパケットの通信に使用
されている経路と重複部分がなく、且つ最も空き帯域が
大きい経路を選択するので、優先度の高い通信用IPパ
ケットには、優先的に空き帯域の大きい経路が割り当て
られることになる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0008】図1は本発明の実施例のブロック図であ
る。本実施例のルータ1は、例えばコンピュータによっ
て構成されるものであり、IPパケット入力部101
と、IPパケット解析部102と、空き帯域関連情報収
集手段106と、経路記憶部107と、経路指示部10
8と、記録媒体Kとを備えている。空き帯域関連情報収
集手段106は、ダミーパケット生成部103と、戻り
時間計測部104と、タイマ105とから構成されてい
る。
【0009】IPパケット入力部101は、ネットワー
クから本ルータ1に届いたIPパケットを受け取る機能
を有する。
【0010】IPパケット解析部102は、下記(a)
〜(e)の機能を有する。
【0011】(a)IPパケット入力部101から渡さ
れたIPパケットが、通信用IPパケット,ダミーパケ
ット,戻りダミーパケットの何れであるかを判定する機
能 (b)IPパケット入力部101から渡されたIPパケ
ットが通信用IPパケットであると判定した場合は、上
記通信用IPパケットが自ルータ1に直接接続されてい
る端末装置(他のルータを介することなく自ルータ1に
接続されている端末装置)から発信されたものであるこ
とを条件にして、ダミーパケット生成部103に対して
ダミーパケットの生成指示を出力する機能 (c)IPパケット入力部101から渡されたIPパケ
ットがダミーパケットであると判定した場合は、上記ダ
ミーパケットが自ルータ1宛のものであることを条件に
して、ダミーパケット生成部103に対して戻りダミー
パケットの生成指示を出力する機能 (d)IPパケット入力部101から渡されたIPパケ
ットが戻りダミーパケットであると判定した場合は、上
記戻りダミーパケットが自ルータ1宛のものであること
を条件にして、上記戻りダミーパケットを戻り時間計測
部104に渡す機能 (e)IPパケット入力部101から渡された通信用I
Pパケット及びIPパケット入力部101から渡された
ダミーパケット,戻りダミーパケットの内の、自ルータ
1を宛先にしていないものを経路指示部108に渡す機
【0012】空き帯域関連情報収集手段106内のタイ
マ105は、現在時刻を示す機能を有する。
【0013】ダミーパケット生成部103は、IPパケ
ット解析部102からダミーパケットを生成する契機と
なった通信用IPパケットの宛先,優先度を含むダミー
パケットの生成指示が加えられた場合、自ルータ1から
上記宛先までの間に存在する各経路それぞれに対して上
記優先度,発信時刻等を含むダミーパケットを生成して
出力する機能や、IPパケット解析部102からダミー
パケットの内容を含む戻りダミーパケットの生成指示が
加えられた場合、上記ダミーパケットの内容を含む戻り
ダミーパケットを上記ダミーパケットとは逆の経路で上
記ダミーパケットの発信元のルータへ送る機能を有す
る。
【0014】戻り時間計測部104は、IPパケット解
析部102から戻りダミーパケットが渡された場合、そ
の時の時刻と戻りダミーパケットに含まれている発信時
刻とに基づいてダミーパケットの戻り時間を算出し、こ
の算出した戻り時間と、上記戻りダミーパケットに含ま
れている優先度,経路等とを含む経路決定情報を経路記
憶部107に格納する機能を有する。尚、経路記憶部1
07は、第1番目〜第n番目のn個の記憶領域を備えて
おり、戻り時間計測部104は、これらn個の記憶領域
を循環的に使用する。従って、経路記憶部107には、
最新の経路決定情報がn個格納されることになる。
【0015】経路指示部108は、IPパケット解析部
102から渡された通信用IPパケットの経路を、経路
記憶部107に格納されている経路決定情報を利用して
決定する機能等を有する。
【0016】記録媒体Kは、ディスク,半導体メモリ,
その他の記録媒体であり、コンピュータをルータ1とし
て機能させるためのプログラムが記録されている。この
プログラムは、コンピュータによって読み取られ、コン
ピュータの動作を制御することで、コンピュータ上に、
IPパケット入力部101,IPパケット解析部10
2,空き帯域関連情報収集手段106,経路指示部10
8を実現する。
【0017】以下に本実施例の動作を説明する。
【0018】図1に於いて、IPパケット入力部101
は、ネットワークを介して入って来たIPパケットを、
IPパケット解析部102へ送る。
【0019】IPパケット解析部102は、受け取った
IPパケットのIPヘッダ内のIdentificat
ion(ID)フィールドの値を調べ、受け取ったIP
パケットが、通信用IPパケット,ダミーパケット,戻
りダミーパケットの何れであるかを判定する(図2,A
1,A2)。
【0020】通信用IPパケットであった場合(A1が
YES)は、その発信元の端末装置が自ルータ1に直接
接続されている端末であるか否かを、通信用IPパケッ
トに含まれる発信元のIPアドレスに基づいて判定する
(A3)。
【0021】そして、発信元が直接接続されている端末
装置であると判断した場合(A3がYES)は、上記通
信用IPパケットの宛先,発信元および優先度(αとす
る)を含むダミーパケットの生成指示をダミーパケット
生成部103に対して出力する(A4)。尚、本実施例
では、図3に示すように、IPヘッダ内のTypeof
Service(TOS)フィールドの第0ビット〜
第2ビットをPRECEDENCEサブフィールドとし
ており、ここに設定する値(値が大きいほど優先度が高
い)により、通信用IPパケットの優先度を示すように
している。
【0022】ダミーパケット生成部103は、ダミーパ
ケットの生成指示が加えられると、それに含まれている
宛先と自ルータ1との間に存在する全ての経路を、例え
ばルーティングテーブル(図示せず)に基づいて求める
(図4のB1がYES,B2)。
【0023】今、例えば、ダミーパケットの生成指示に
含まれている宛先が、図5に示す端末装置302を示す
ものであるとすると、ルータ1内のダミーパケット生成
部103は、ルータ1→ルータ304→ルータ305を
経由する経路321と、ルータ1→ルータ306→ルー
タ307→ルータ305を経由する経路322との2つ
の経路を求めることになる。尚、各ルータ1,304〜
307は、中継路311〜315により接続されてい
る。
【0024】その後、パケット生成部103は、上記し
た2つの経路321,322それぞれに対するダミーパ
ケットDP1,DP2を生成する(B3)。この場合、
経路321に対するダミーパケットDP1は、宛先がル
ータ305、発信元がルータ1、経路がルータ1→ルー
タ304→ルータ305となっている。また、そのデー
タ部には、発信時刻(タイマ105が示している現在時
刻T1)と、このダミーパケットDP1を生成する契機
となった通信用IPパケットの優先度αと、この通信用
IPパケットの宛先である端末装置302のIPアドレ
スとが含まれている。一方、経路322に対するダミー
パケットDP2は、宛先がルータ305、発信元がルー
タ1、経路がルータ1→ルータ306→ルータ307→
ルータ305となっている。また、そのデータ部には、
発信時刻T1と、通信用IPパケットの優先度αと、通
信用IPパケットの宛先である端末装置302のIPア
ドレスが含まれている。その後、ダミーパケット生成部
103は、B3で生成した経路321,322に対する
ダミーパケットDP1,DP2を、それぞれの経路に送
出する(B4)。
【0025】図5に示したルータ304〜307もルー
タ1と同様の構成を有しており、ルータ304内のIP
パケット解析部102は、ルータ1からダミーパケット
DP1が送られてくると(図2のA1,A2がNO,Y
ES)、それが自ルータ304宛のダミーパケットでな
いことから(A6がNO)、ダミーパケットDP1を経
路指示部8に渡す(A5)。これにより、ルータ304
内の経路指示部108は、ダミーパケットDP1中の経
路に基づいて、ダミーパケットDP1をルータ305へ
送る。
【0026】ルータ305内のIPパケット解析部10
2は、ルータ304からダミーパケットDP1が送られ
てくると(A1,A2がNO,YES)、それが自ルー
タ305宛のダミーパケットであることから(A6がY
ES)、自ルータ305内のダミーパケット生成部10
3に対してダミーパケットDP1に対する戻りダミーパ
ケットの生成指示を出力する(A7)。この戻りダミー
パケットの生成指示には、ダミーパケットDP1の宛先
(ルータ305),発信元(ルータ1),経路321
(ルータ1→ルータ304→ルータ305)と、データ
部の内容(発信時刻T1,通信用IPパケットの優先度
α,通信用IPパケットが宛先としている端末装置30
2のIPアドレス)とが含まれている。
【0027】ルータ305内のダミーパケット生成部1
03は、ダミーパケットDP1に対する戻りダミーパケ
ットの生成指示が加えられると、戻りダミーパケットR
DP1を生成する(図4,B1がNO,B5)。この戻
りダミーパケットRDP1は、宛先がルータ1のアドレ
ス、発信元がルータ305のアドレス、経路がルータ3
05→ルータ304→ルータ1(生成指示に含まれてい
る経路を逆にしたもの)となる。また、そのデータ部に
は発信時刻T1,通信用IPパケットの優先度α,通信
用IPパケットが宛先としている端末装置302のIP
アドレスとが含まれる。その後、ルータ305内のダミ
ーパケット生成部103は、上記生成した戻りダミーパ
ケットRDP1を経路321上のルータ304に送出す
る(B6)。この戻りダミーパケットRDP1は、ルー
タ304を介してルータ1へ送られる(図2のA1,A
2,A8が全てNO,A5)。また、ルータ305は、
経路322を介してダミーパケットDP2が送られてき
た場合も同様の動作を行い、ダミーパケットDP2に対
する戻りダミーパケットRDP2を生成し、ルータ30
5→ルータ307→ルータ306→ルータ1の経路で送
信する。
【0028】ルータ1内のIPパケット解析部102
は、IPパケット入力部101から戻りダミーパケット
RDP1が渡されると(図2のA1,A2が共にN
O)、それが自ルータ1宛のものであることから(A8
がYES)、戻りダミーパケットRDP1を戻り時間計
測部104に渡す(A9)。
【0029】戻り時間計測部104は、戻りダミーパケ
ットRDP1が渡されると、タイマ105が示す現在時
刻T2を取得し(図6,C1)、それと戻りダミーパケ
ットRDP1に含まれている発信時刻T1とに基づいて
戻り時間(T2−T1)を求める(C2)。その後、戻
り時間計測部104は、上記戻り時間(T2−T1)
と、戻りダミーパケットRDP1に含まれている優先度
α,宛先(端末装置302のIPアドレス),経路32
1(ルータ1→ルータ304→ルータ305)とを含む
経路決定情報を経路記憶部107に格納する(C3)。
また、戻り時間計測部104は、戻りダミーパケットR
DP2が渡された場合も、同様の処理を行う。
【0030】ルータ1内の経路指示部108は、IPパ
ケット解析部102から経路が組み込まれているIPパ
ケットが渡された場合は、その経路に従ってIPパケッ
トを送出する。これに対して、経路が組み込まれていな
いIPパケット(ルータ1に直接接続されている端末装
置から発信された通信用IPパケット)が渡された場合
は、図7,図8の流れ図に示す処理を行う。
【0031】今、例えば、発信元が図5に示す端末装置
301、宛先が図5に示す端末装置302、優先度がα
の、経路が設定されていない通信用IPパケットが渡さ
れたとすると、ルータ1内の経路指示部108は、経路
記憶部107内に、優先度が上記通信用IPパケットの
優先度αよりも高い経路決定情報が格納されているか否
かを調べる(図7,D1)。
【0032】そのような経路決定情報が経路記憶部10
7に格納されていない場合(D1がNO)は、経路記憶
部107を検索し、優先度,宛先が上記通信用IPパケ
ットの優先度α,宛先(端末装置302)と同一の経路
決定情報を全て探し出す(D2)。そして、そのような
経路決定情報を探し出せなかった場合(D3がNO)
は、通常のルーティング処理を行い、通信用IPパケッ
トを送信する(D5)。
【0033】これに対して、優先度α,宛先(端末装置
302)の経路決定情報を探し出せた場合(D3がYE
S)は、探し出した経路決定情報中の各経路毎にダミー
パケットの戻り時間の平均を求め、平均戻り時間が最も
短い経路を空き帯域が最も大きい経路として選択する
(D4)。更に、D4に於いては、選択した経路を通信
用IPパケットに組み込み、その経路に送信すると共
に、D2で探し出した経路決定情報の内の、経路がD4
で選択した経路と同じものに、使用中を示す使用中フラ
グを設定する。今、例えば、優先度がα、宛先が端末装
置302の経路決定情報として、経路がルータ1→ルー
タ304→ルータ305、戻り時間がTaの経路決定情
報と、経路がルータ1→ルータ306→ルータ307→
ルータ305、戻り時間がTb(Ta<Tb)の経路決
定情報との2つが経路記憶部107に格納されていたと
すると、経路設定指示部108は、経路として戻り時間
の短い方の経路321(ルータ1→ルータ304→ルー
タ305)を選択することになる。また、上記2つの経
路決定情報の内の、経路がルータ1→ルータ304→ル
ータ305となっている経路決定情報に使用中フラグを
設定することになる。
【0034】また、D1に於いて、経路記憶部107
に、上記通信用IPパケットの優先度αよりも優先度の
高い経路決定情報が格納されていると判断した場合(D
1がYES)は、経路記憶部107を検索し、優先度,
宛先が上記通信用IPパケットの優先度α,宛先(端末
装置302)と同一の経路決定情報を全て探し出す(D
6)。そのような経路決定情報を探し出すことができた
場合(D7がYES)は、探し出した経路決定情報の中
から、それに含まれている経路が、上記通信用IPパケ
ットよりも優先度の高い他の通信用IPパケットの通信
に使用されている経路と重複部分がないものを探し出す
(D8)。尚、上記他の通信用IPパケットの通信に使
用されている経路は、使用中フラグが設定されている経
路決定情報に基づいて求めることができる。そして、重
複部分のない経路を含んでいる経路決定情報を探し出せ
た場合(D9がYES)は、探し出した経路決定情報中
の各経路毎にダミーパケットの戻り時間の平均を求め、
平均戻り時間が最も短い経路を選択する等のD4と同様
の処理を行う(D10)。
【0035】今、例えば、経路記憶部107に、優先度
がα、宛先が端末装置302の経路決定情報として、経
路がルータ1→ルータ304→ルータ305、戻り時間
がTaの経路決定情報と、経路がルータ1→ルータ30
6→ルータ307→ルータ305、戻り時間がTb(T
a<Tb)の経路決定情報との2つが格納され、優先度
がαよりも高い使用中フラグの設定されている経路決定
情報として、経路がルータ1→ルータ304(端末装置
T1から端末装置T2へのパケット送信に使用されてい
る経路)の経路決定情報が格納されているとすると、経
路指示部108は、ルータ1→ルータ306→ルータ3
07→ルータ305の経路を選択することになる(図9
参照)。つまり、経路321の方が経路322よりもダ
ミーパケットの戻り時間が短いが、経路321は、上記
通信用IPパケットよりも優先度の高い他の通信用IP
パケットの通信に使用されている経路323と重複部分
を有するので、経路指示部108は、ルータ1→ルータ
306→ルータ307→ルータ305の経路を選択する
ことになる。
【0036】また、D8に於いて、重複部分のない経路
を含んでいる経路決定情報を探し出せなかった場合(D
9がNO)は、D6で探し出した経路決定情報の中か
ら、次の条件を満たすものを探し出す(D11)。「条
件…現在経路を決定しようとしている通信用IPパケッ
トの優先度αよりも優先度が高い経路決定情報の内の、
最も優先度が低い経路決定情報中の経路と重複部分を有
する経路が含まれている経路決定情報。」
【0037】その後、経路指示部108は、D11で探
し出した経路決定情報のみを処理対象にしてD4と同様
の処理を行い、経路を決定する(D12)。
【0038】また、D6に於いて、宛先,優先度が通信
用IPパケットに含まれている宛先(端末装置30
2),優先度αと同じ経路決定情報を探し出すことがで
きなかった場合(図7,D7がNO)は、ルーティング
テーブルに基づいて上記通信用IPパケットがとり得る
全ての経路を求める(図8,E1)。その後、E1で求
めた経路決定情報の中から、それに含まれている経路
が、上記通信用IPパケットよりも優先度の高い他の通
信用IPパケットの通信に使用されている経路と重複部
分がないものを探し出す(E2)。そして、そのような
経路決定情報を探し出すことができた場合(E3がYE
S)は、探し出した経路決定情報中の経路の中から、例
えば、ホップ数が最も小さいものを選択し、選択した経
路に通信用IPパケットを送信する(E4)。更に、E
4に於いては、選択した経路を含む経路決定情報に使用
中フラグを設定したり、通信用IPパケットに選択した
経路を埋め込む処理も行う。
【0039】これに対して、重複部分がない経路を含ん
でいる経路決定情報を探し出せなかった場合(E3がN
O)は、E1で求めた経路決定情報の中から、次の条件
を満たすものを探し出す(E5)。「条件…現在経路を
決定しようとしている通信用IPパケットの優先度αよ
りも優先度が高い経路決定情報の内の、最も優先度が低
い経路決定情報中の経路と重複部分を有する経路が含ま
れている経路決定情報。」
【0040】その後、E5で探し出した経路決定情報中
の経路の中から、例えば、ホップ数が最も小さいものを
選択し、選択した経路に通信用IPパケットを送信する
等のE4と同様の処理を行う(E6)。
【0041】尚、上述した実施例に於いては、IPパケ
ット解析部102は、IPパケット入力部101から自
ルータ1に直接接続されている端末装置からの通信用I
Pパケットが渡される毎に、ダミーパケット生成部10
3に対してダミーパケットの生成指示を出力するように
したが、上記したような通信用IPパケットが複数個渡
される毎に、ダミーパケットの生成指示を出力するよう
にしても良い。このようにすると、ネットワーク上のダ
ミーパケットの数が減り、トラフィックを小さくするこ
とができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、通信用
IPパケットを送信する経路として、上記通信用IPパ
ケットがとり得る経路の内の、上記通信用IPパケット
よりも優先度の高い他通信用IPパケットの通信に使用
されている経路と重複部分がなく、且つ最も空き帯域が
大きい経路を選択する経路指示部を備えているので、優
先度の高い通信用IPパケットには、優先的に空き帯域
の大きい経路を割り当てることが可能になり、その結
果、画像,音声等のリアルタイム再生が要求されるデー
タを伝送する優先度の高い通信用IPパケットの遅延を
極力少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】IPパケット解析部102の処理例を示す流れ
図である。
【図3】IPヘッダ内のType of Servic
e(TOS)フィールドの構成を示す図である。
【図4】ダミーパケット生成部103の処理例を示す流
れ図である。
【図5】ルータの動作を説明するための図である。
【図6】戻り時間計測部104の処理例を示す流れ図で
ある。
【図7】経路指示部108の処理例を示す流れ図であ
る。
【図8】経路指示部108の処理例を示す流れ図であ
る。
【図9】ルータの動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1…ルータ 101…IPパケット入力部 102…IPパケット解析部 103…ダミーパケット生成部 104…戻り時間計測部 105…タイマ 106…空き帯域関連情報収集手段 107…経路記憶部 108…経路指示部 K…記録媒体

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自ルータに直接接続されている端末装置
    からの通信用IPパケットを受信したとき、該通信用I
    Pパケットがとり得る各経路それぞれに、発信時刻,前
    記通信用IPパケットの優先度及び経路を含み且つ前記
    経路上の最終ルータに前記発信時刻,優先度及び経路を
    含む戻りダミーパケットを要求するダミーパケットを送
    出するダミーパケット生成部と、 戻りダミーパケットの受信時、該戻りダミーパケットの
    受信時刻と該戻りダミーパケット中の発信時刻とに基づ
    いてダミーパケットの戻り時間を算出し、該算出した戻
    り時間と、前記戻りダミーパケット中の優先度と、前記
    戻りダミーパケット中の経路とを含む経路決定情報を経
    路記憶部に格納する戻り時間計測部と、 自ルータに直接接続されている端末装置からの通信用I
    Pパケットを受信したとき、前記経路記憶部から優先度
    が前記通信用IPパケットの優先度と等しく、且つ経路
    が前記通信用IPパケットがとり得る経路の内の何れか
    1つと一致する経路決定情報を全て探し出し、該探し出
    した経路決定情報中の経路の中から前記通信用IPパケ
    ットよりも優先度の高い他通信用IPパケットの通信に
    使用されている経路と重複部分がなく、且つ最も空き帯
    域が大きい経路を、前記通信用IPパケットの経路とし
    て選択する経路指示部とを備えたことを特徴とする優先
    度制御機能付きルータ。
  2. 【請求項2】 前記ダミーパケット生成部は、自ルータ
    に直接接続されている端末装置からの通信用IPパケッ
    トを所定数受信する毎に、ダミーパケットを送出する構
    成を有することを特徴とする請求項記載の優先度制御
    機能付きルータ。
  3. 【請求項3】 ルータ用コンピュータを、自ルータに直接接続されている端末装置からの通信用I
    Pパケットを受信したとき、該通信用IPパケットがと
    り得る各経路それぞれに、発信時刻,前記通信用IPパ
    ケットの優先度及び経路を含み且つ前記経路上の最終ル
    ータに前記発信時刻,優先度及び経路を含む戻りダミー
    パケットを要求するダミーパケットを送出するダミーパ
    ケット生成部、 戻りダミーパケットの受信時、該戻りダミーパケットの
    受信時刻と該戻りダミーパケット中の発信時刻とに基づ
    いてダミーパケットの戻り時間を算出し、該算出した戻
    り時間と、前記戻りダミーパケット中の優先度と、前記
    戻りダミーパケット中の経路とを含む経路決定情報を経
    路記憶部に格納する戻り時間計測部、 自ルータ用コンピュータに直接接続されている端末装置
    からの通信用IPパケットを受信したとき、前記経路記
    憶部から優先度が前記通信用IPパケットの優先度と等
    しく、且つ経路が前記通信用IPパケットがとり得る経
    路の内の何れか1つと一致する経路決定情報を全て探し
    出し、該探し出した経路決定情報中の経路の中から前記
    通信用IPパケットよりも優先度の高い他通信用IPパ
    ケットの通信に使用されている経路と重複部分がなく、
    且つ最も空き帯域が大きい経路を、前記通信用IPパケ
    ットの経路として選択する経路指示部、として機能させ
    るためのプログラムを記録した機械読み取り可能な記録
    媒体。
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