JP3811099B2 - マルチキャスト通信システムおよび方法、パケット転送装置、パケット送受信装置 - Google Patents

マルチキャスト通信システムおよび方法、パケット転送装置、パケット送受信装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチキャスト通信システムおよび方法、パケット転送装置、パケット送受信装置に関し、特に同一データを複数の端末へ転送するマルチキャスト通信システムおよび方法、パケット転送装置、パケット送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネットに代表されるパケット転送ネットワークでは、転送するデータの大容量化によるネットワーク負荷の増大を抑制して効率よくデータ転送を行うため、複数の端末へ同一データを転送するマルチキャスト通信技術が利用されている。
以下では、図8および図9を参照して、従来のマルチキャスト通信技術について、IGMP(Internet Group Management Protocol)を例として説明する。
図8は従来のマルチキャスト通信システムの構成例を示すブロック図である。401はネットワーク、411〜416はパケット転送装置、421〜423は端末である。図9は従来のマルチキャスト通信システムで用いられる各パケット転送装置の持つ経路表の一例である。
【0003】
IGMPを使って端末421から端末422,423ヘデータを送る場合、まず端末422では、端末421にデータを要求するために、当該端末422が接続されているパケット転送装置415へ、端末421が送信するデータフローのマルチキャストアドレスを記載した制御パケットを送る。
パケット転送装置415は、制御パケットを受信すると、経路表501の中にその制御パケットに記載されたマルチキャストアドレスが存在するかどうか検索する。
【0004】
ここで、経路表501の中に一致するマルチキャストアドレスがない場合は、その制御パケットを受信したインターフェースをデータパケットの出力インターフェースとして、経路表501にそのマルチキャストアドレスと出力インターフェースとの組を書き加える。
その後、パケット転送装置415は、その制御パケットをパケット転送装置414へ送る。パケット転送装置414もパケット転送装置415と同様に経路表501にマルチキャストアドレスとその出力インターフェースとの組を書き加えて、制御パケットをパケット転送装置413へ送る。
同様に、パケット転送装置413は経路表にマルチキャストアドレスとその出力インターフェースの組を書き加えて、パケット転送装置411へ、その制御パケットを送る。
【0005】
次に、端末423が端末421の出すデータを要求する場合、端末423では、当該端末が接続されているパケット転送装置416へ、要求するデータフローのマルチキャストアドレスを記載した制御パケットを送る。
パケット転送装置416は、パケット転送装置415と同様に経路表501にマルチキャストアドレスと出力インターフェースとの組を書き加え、制御パケットをパケット転送装置414へ送る。
【0006】
パケット転送装置414では、経路表501で制御パケットに記載されているマルチキャストアドレスを検索した際、一致するマルチキャストアドレスが見つかる。
しかし、経路表501に記載されている出力インターフェースはパケット転送装置416ヘデータパケットを送るものではないので、このマルチキャストアドレスに対する出力インターフェースとしてパケット転送装置416への出力インターフェースを書き加える。
【0007】
一方、端末421は、予めデータパケットにマルチキャストアドレスを付けてパケット転送装置411へ送信を始めている。
パケット転送装置411,413,414,415,416では、データパケットを受信すると、それぞれの経路表501の中にパケットのヘッダに記載されたマルチキャストアドレスがないか検索する。
一致するマルチキャストアドレスを見つけると、その経路表501に記載されている出力インターフェースからデータパケットを出力する。
その結果、データパケットは制御パケットが通った経路を逆向きに転送され、端末422,423はデータパケットを受信する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のマルチキャスト通信技術では、マルチキャストアドレスがフロー識別子として使われるためにデータフローごとに経路表へ登録される。そのため、ネットワーク上を流れるマルチキャストフローが多くなるとパケット転送装置の経路表に記載されるマルチキャストアドレスの数が多くなり、例えばマルチキャストアドレスがNビットで表現される場合、最大で2N個のデータを検索しなければならない。したがって、データパケットを受信したときに経路表を検索する時間が長くなるという問題があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、データパケットを受信した際に検索する経路表の検索時間を短縮できるマルチキャスト通信システムおよび方法、パケット転送装置、パケット送受信装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明にかかるマルチキャスト通信システムは、それぞれ1つ以上の端末を収容する複数のパケット送受信装置とこれらパケット送受信装置間を相互に接続する複数のパケット転送装置とからなり、送元端末が有する所望のデータを複数の宛先端末へ転送する際、所望のデータを運ぶ送元端末からのパケットを各宛先端末へ転送するマルチキャスト通信システムであって、パケット送受信装置に、パケットのヘッダに記載する宛先アドレスの各ビットとこれらビットに対して予め割り当てられた各パケット送受信装置との対応関係に基づき、所望のデータを運ぶパケット群であるフローの宛先となる各パケット送受信装置をビットで表した宛先アドレスを生成し、その宛先アドレスと送元となる当該パケット送受信装置を示す送元アドレスとを、所望のデータを運ぶパケットに記載して送信するパケット送受信部を設け、パケット転送装置に、当該パケット転送装置を経由するフローに関する、送元パケット送受信装置の送元アドレスに対する宛先アドレスの各ビットに対応した当該フローの方路である出力インターフェースを示すマルチキャスト経路表を保持する経路表保持部と、受信パケットの送元アドレスと宛先アドレスのビットが一致する出力インターフェースをマルチキャスト経路表から検索し、得られた出力インターフェースへ受信パケットを転送するパケット転送部とを設けたものである。
【0010】
パケット転送装置でマルチキャスト経路表を作成する際、経路管理部を設けて、各パケット送受信装置から他のパケット送受信装置へ送信された制御パケットをそれぞれ受信し、その制御パケットの送元パケット送受信装置を示す送元アドレスと、その制御パケットの宛先パケット送受信装置を示す宛先アドレスと、予め設定されているユニキャスト経路表から宛先アドレスに対応して得られた出力インターフェースとを用いて、マルチキャスト経路表を生成するようにしてもよい。
【0011】
あるいは経路管理部で、収集したネットワーク構成の情報から得られた各パケット送受信装置間を結ぶ経路のうち、当該パケット転送装置を通る経路について、その送元パケット送受信装置を示す送元アドレスと、当該宛先パケット送受信装置を示す宛先アドレスと、宛先アドレスに対応する方路を示す出力インターフェースとを用いて、マルチキャスト経路表を生成するようにしてもよい。
【0012】
また本発明にかかるマルチキャスト通信方法は、それぞれ1つ以上の端末を収容する複数のパケット送受信装置とこれらパケット送受信装置間を相互に接続する複数のパケット転送装置とからなるマルチキャスト通信システムで、送元端末が有する所望のデータを複数の宛先端末へ転送する際、所望のデータを運ぶ送元端末からのパケットを各宛先端末へ転送するマルチキャスト通信方法であって、パケット送受信装置で、パケットのヘッダに記載する宛先アドレスの各ビットとこれらビットに対して予め割り当てられた各パケット送受信装置との対応関係に基づき、所望のデータを運ぶパケット群であるフローの宛先となる各パケット送受信装置をビットで表した宛先アドレスを生成し、その宛先アドレスと送元となる当該パケット送受信装置を示す送元アドレスとを、所望のデータを運ぶパケットに記載して送信し、パケット転送装置で、当該パケット転送装置を経由するフローに関する、送元パケット送受信装置の送元アドレスに対する宛先アドレスの各ビットに対応した当該フローの方路である出力インターフェースを示すマルチキャスト経路表を保持し、受信パケットの送元アドレスと宛先アドレスのビットが一致する出力インターフェースをマルチキャスト経路表から検索し、得られた出力インターフェースへ受信パケットを転送するようにしたものである。
【0013】
パケット転送装置でマルチキャスト経路表を作成する際、各パケット送受信装置から他のパケット送受信装置へ送信された制御パケットを受信し、その制御パケットの送元パケット送受信装置を示す送元アドレスと、その制御パケットの宛先パケット送受信装置を示す宛先アドレスと、予め設定されているユニキャスト経路表から宛先アドレスに対応して得られた出力インターフェースとを用いて、マルチキャスト経路表を生成するようにしてもよい。
【0014】
あるいは、収集したネットワーク構成の情報から得られた各パケット送受信装置間を結ぶ経路のうち、当該パケット転送装置を通る経路について、その送元パケット送受信装置を示す送元アドレスと、当該宛先パケット送受信装置を示す宛先アドレスと、宛先アドレスに対応する方路を示す出力インターフェースとを用いて、マルチキャスト経路表を生成するようにしてもよい。
【0015】
また、本発明にかかるパケット転送装置は、それぞれ1つ以上の端末を収容する複数のパケット送受信装置とこれらパケット送受信装置間を相互に接続する複数のパケット転送装置とからなり、送元端末が有する所望のデータを複数の宛先端末へ転送する際、所望のデータを運ぶ送元端末からのパケットを各宛先端末へ転送するマルチキャスト通信システムで用いられるパケット転送装置であって、当該パケット転送装置を経由するフローに関する、送元パケット送受信装置の送元アドレスに対する宛先アドレスの各ビットに対応した当該フローの方路である出力インターフェースを示すマルチキャスト経路表を保持する経路表保持部と、受信パケットの送元アドレスと宛先アドレスのビットとが一致する出力インターフェースをマルチキャスト経路表から検索し、得られた出力インターフェースへ受信パケットを転送するパケット転送部とを備えるものである。
【0016】
マルチキャスト経路表を作成する際、経路管理部を設けて、各パケット送受信装置から他のパケット送受信装置へ送信された制御パケットを受信し、その制御パケットの送元パケット送受信装置を示す送元アドレスと、その制御パケットの宛先パケット送受信装置を示す宛先アドレスと、予め設定されているユニキャスト経路表から宛先アドレスに対応して得られた出力インターフェースとを用いて、マルチキャスト経路表を生成するようにしてもよい。
【0017】
あるいは、経路管理部で、収集したネットワーク構成の情報から得られた各パケット送受信装置間を結ぶ経路のうち、当該パケット転送装置を通る経路について、その送元パケット送受信装置を示す送元アドレスと、当該宛先パケット送受信装置を示す宛先アドレスと、宛先アドレスに対応する方路を示す出力インターフェースとを用いて、マルチキャスト経路表を生成するようにしてもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施の形態にかかるマルチキャスト通信システムを示す構成図である。
このマルチキャスト通信システムは、ネットワーク101、ネットワーク管理装置102、パケット送受信装置111〜114およびパケット転送装置121,122から構成されている。
ネットワーク管理装置102は、ネットワーク101に接続され、このネットワーク101の構成と各パケット送受信装置111〜114のアドレスを管理している。
【0022】
パケット送受信装置111〜114は、ネットワーク101の端点に設けられ、それぞれ端末を収容している。この例ではパケット送受信装置111に端末131が収容されており、パケット送受信装置112には端末132,133が収容され、さらにパケット送受信装置113には端末134が収容されている。これらパケット送受信装置111〜114は、パケット転送装置121,122を介して相互に接続されている。
なお、パケット送受信装置は、ルータやスイッチなど端末を収容する装置に限定されるものではなく、パケットを送受信する端末そのものであってもよい。
【0023】
ここで、ネットワーク管理装置102でのアドレス管理について説明する。
ネットワーク管理装置102は、ネットワーク101の構成が確定した段階でネットワーク101内のパケット送受信装置111〜114にパケットのヘッダに付ける宛先アドレスの各ビットを個別に割り当てる。
例えば、アドレスがN(Nは2以上の整数)ビットで表されるとき、パケット送受信装置111に1ビット目を割り当てたとすると、パケット送受信装置111を宛先とするときは、宛先アドレスの1ビット目を1にして残りのN−1ビットはすべて0にする。
【0024】
同様に、2ビット目をパケット送受信装置112に割り当てたとすると、パケット送受信装置111,112を宛先とするときは、宛先アドレスの1ビット目と2ビット目を1にして残りのN−2ビットはすべて0にする。
このように、各パケット送受信装置に各ビットを対応付けて宛先アドレスをビット表示することで、マルチキャストの場合もパケットのヘッダに1つ以上の宛先を併記することができる。
なお、0と1の表示を逆にして所望の宛先パケット送受信装置を0、その他を1で表示してもよい。
【0025】
図2にパケットの構成例を示す。このマルチキャスト通信システムで用いられるパケットは、大別して宛先アドレス150、送元アドレス151、フロー識別子152およびデータ153から構成されている。
宛先アドレス150には、上記宛先ビットが記載される。送元アドレス151には、送元パケット送受信装置のアドレスが記載される。なお、送元アドレス151は宛先アドレス150と同様に送元パケット送受信装置をビットで表した送元アドレスを記載してもよい。フロー識別子152にはマルチキャストアドレスなど、各フローを識別するための識別情報が記載される。データ153にはマルチキャストで転送したいデータの一部または全部が格納される。
【0026】
次に、図3を参照して、パケット送受信装置について説明する。図3にパケット送受信装置111〜114の構成例を示す。
パケット送受信装置111〜114は、全体として通信機能を有するコンピュータからなり、経路管理部201、マルチキャスト経路表202、パケット送受信部203、およびフロー管理部204が設けられている。
これら構成のうち、経路管理部201、パケット送受信部203、およびフロー管理部204の各機能部は、CPUなどのマイクロプロセッサおよびその周辺回路からなるハードウェアと、このマイクロプロセッサで実行されるソフトウェアとが協働して実現されている。また、マルチキャスト経路表202はメモリ回路などの記憶手段から構成される。
【0027】
経路管理部201は、ネットワーク管理装置102による各パケット送受信装置へのアドレスのビット割り当てに基づき、他のパケット送受信装置への経路を示すマルチキャスト経路表202を作成する。
図4にマルチキャスト経路表の一例を示す。このマルチキャスト経路表202では、各パケット送受信装置のアドレスがビット表示された宛先ビットと、当該パケット送受信装置へパケットを送信するための方路を示す出力インターフェースとが対応付けられている。
【0028】
フロー管理部204は、収容する端末との間で転送するフローに関する情報を管理する。
パケット送受信部203は、フロー管理部204から得たフローに関する情報に基づいて、収容する端末からのパケットをパケット転送装置へ送信するとともに、収容する端末宛のパケットをパケット転送装置から受信する。
【0029】
次に、図5を参照して、パケット転送装置について説明する。図5にパケット転送装置121,122の構成例を示す。
パケット転送装置121,122は、全体として通信機能を有するコンピュータからなり、経路管理部301、マルチキャスト経路表302、およびパケット転送部303が設けられている。
これらの構成うち、経路管理部301およびパケット転送部303の各機能部は、CPUなどのマイクロプロセッサおよびその周辺回路からなるハードウェアと、このマイクロプロセッサで実行されるソフトウェアとが協働して実現されている。また、マルチキャスト経路表302はメモリ回路などの記憶手段から構成される。
【0030】
経路管理部301は、ネットワーク管理装置102による各パケット送受信装置へのアドレスのビット割り当てに基づき、各パケット送受信装置間の経路を示すマルチキャスト経路表302を作成する。
図6にマルチキャスト経路表の一例を示す。このマルチキャスト経路表302では、行方向に送元パケット送受信装置の送元アドレスが配置され、列方向に各パケット送受信装置のアドレスがビット表示された宛先ビットが配置されている。
【0031】
そして、これら送元アドレスと宛先ビットとが交差する欄に、当該送元アドレスの送元パケット送受信装置からのパケットを、当該宛先ビットの宛先パケット送受信装置へ転送するための方路を示す出力インターフェースが格納されている。
このマルチキャスト経路表302により、受信パケットの送信元パケット送受信装置と宛先パケット送受信装置との組み合わせごとに、当該受信パケットの出力インターフェースが決定される。
【0032】
パケット転送部303は、受信したパケットの送元アドレスと宛先アドレスの示す宛先ビットとに基づきマルチキャスト経路表302を検索し、得られた出力インターフェースへ当該受信パケットを転送する。
このとき、マルチキャスト経路表302を検索する際、送元アドレスで検索するとともに宛先ビットで検索することになり、宛先アドレスがN(Nは2以上の整数)ビットでネットワーク101がN台のパケット送受信装置で構成されているとすると、個々の受信パケットについての検索回数は最大2N回で済む。
【0033】
次に、パケット送受信装置およびパケット転送装置でのマルチキャスト経路表の作成方法について説明する。
パケット送受信装置ヘアドレスのビット割り当てが済むと、パケット送受信装置とパケット転送装置は、任意の2つのパケット送受信装置間を結ぶ経路を決める。
この経路の決め方として、制御パケットを任意の2つのパケット送受信装置間のすべてでやり取りして、この制御パケットを転送した途中のパケット転送装置が経路を記録する方法がある。このほか、収集したネットワーク構成の情報から各パケット送受信装置間の経路を探し出してマルチキャスト経路表を生成する方法がある。
【0034】
まず、制御パケットを使ってマルチキャスト経路表を生成する場合について説明する。
パケット送受信装置の経路管理部201は、送元アドレスとして送元となる当該パケット送受信装置のアドレスと宛先パケット送受信装置のアドレスをヘッダに記載した制御パケットを、このネットワークを構成する他の全てのパケット送受信装置へ向けて、当該パケット送受信装置のユニキャスト経路表(図示せず)にしたがって送信する。
なお、ユニキャスト経路表とは、任意の2つのパケット送受信装置間で1対1のユニキャスト通信を行う場合に用いる一般的な経路表であり、公知の技術を用いて予め各パケット送受信装置およびパケット転送装置に設定されているものとする。
【0035】
このとき、経路管理部201では、各宛先パケット送受信装置のアドレスをビットで表示する宛先ビット、ユニキャスト経路表から得られた当該出力インターフェースとを用いて、前述の図4に示したようなマルチキャスト経路表202を作成する。
制御パケットを受信した各パケット転送装置は、当該パケット転送装置のユニキャスト経路表(図示せず)にしたがって、その制御パケットを所定の出力インターフェースから転送する。
【0036】
このとき、経路管理部301では、制御パケットのヘッダに記載された送元パケット送受信装置の送元アドレスと、宛先パケット送受信装置の宛先アドレスと、転送した出力インターフェースとを用いて、前述の図6に示したようなマルチキャスト経路表302を作成する。
なお、送元パケット送受信装置と宛先パケット送受信装置の組み合わせによってはパケット転送装置121を通らない経路となるので、その組み合わせについてはマルチキャスト経路表302に記載する出力インターフェースがなく空白となる。
【0037】
このようにして、制御パケットがユニキャスト経路表にしたがって転送され、各パケット送受信装置および各パケット転送装置でマルチキャスト経路表が作成される。
【0038】
図10にマルチキャスト経路表の一例を示す。このマルチキャスト経路表304では、行方向に送元パケット送受信装置のアドレスがビット表示された送元ビットが配置され、列方向に宛先パケット送受信装置のアドレスがビット表示された宛先ビットが配置されている。そして、これら送元ビットと宛先ビットとが交差する欄に、送元パケット送受信装置からのパケットを宛先パケット送受信装置へ転送するための方路を示す出力インターフェースが格納されている。
このマルチキャスト経路表304により、受信したパケットの送信元パケット送受信装置と宛先パケット送受信装置の組み合わせごとに出力インターフェースが決定される。
【0039】
次に、ネットワーク構成の情報に基づいてマルチキャスト経路表を生成する場合について説明する。
各パケット送受信装置の経路管理部201は、OSPF(Open Shortest Path First)等のプロトコルにより、このネットワークを構成する他のパケット送受信装置やパケット転送装置から収集したネットワーク構成の情報に基づき、パケット送受信装置111と他の全てのパケット送受信装置間を結ぶ経路を算出する。
そして、宛先パケット送受信装置と出力インターフェースの組み合わせを記載した、図4のマルチキャスト経路表202を作成する。
【0040】
パケット転送装置の経路管理部301では、OSPF等のプロトコルにより、このネットワークを構成する他のパケット送受信装置やパケット転送装置から収集したネットワーク構成の情報に基づき、任意の2つのパケット送受信装置間を結ぶ経路を算出する。
そして、当該パケット転送装置を通る経路について、送元パケット送受信装置と宛先パケット送受信装置の組み合わせに対する出力インターフェースの関係を調べ、宛先パケット送受信装置をアドレスのビットで表した、図6のマルチキャスト経路表302を作成する。
【0041】
次に、マルチキャスト通信システムでパケットをマルチキャスト転送する場合について具体的に説明する。
パケット送受信装置111がパケット送受信装置112,113ヘデータパケットを送信する際は、フロー管理部204がフローの宛先とフロー識別子をパケット送受信部203へ通知する。
パケット送受信部203は、フローの宛先をアドレスのビットで表した宛先アドレスを決め、データパケットのヘッダに、その宛先アドレスと、送元アドレスとしてパケット送受信装置111のアドレスと、フロー識別子とを記載する。パケット送受信部203は宛先アドレスとマルチキャスト経路表202とから出力インターフェースを調べ、データパケットを送信する。
【0042】
このデータパケットを受け取ったパケット転送装置121のパケット転送部303では、まずマルチキャスト経路表302を参照して、送元パケット送受信装置111のアドレスを探す。
送元パケット送受信装置111のアドレスを見つけると、送元パケット送受信装置111に対する宛先パケット送受信装置のデータとパケットの宛先アドレスをビット毎に調べる。
マルチキャスト経路表302では、宛先パケット送受信装置がアドレスのビットで表されているので、パケットの宛先アドレスで値が1になっているビットが何番目かを調べ、マルチキャスト経路表302で同じビットに対応した出力インターフェースを読み取る。そして、その出力インターフェースからパケットを出力する。
【0043】
宛先アドレスがNビットでネットワーク101がN台のパケット送受信装置で構成されているとすると、送元パケット送受信装置を探すのに最大N個のデータを調べる。
このとき、送元パケット送受信装置に対する宛先パケット送信信装置を示す宛先アドレスのビット列と、パケットに付けられた宛先アドレスをビットごとに照らし合わせて出力インターフェースを調べるためにN個のデータを調べることになるので、1つのパケットを転送するのに最大2N個のデータを調べることになる。
パケット転送装置122も同様の処理をしてデータパケットをパケット送受信装置112,113へ転送する。
【0044】
パケット送受信装置112のパケット送受信部203はデータパケットを受け取るとパケットに記載されたフロー識別子をフロー管理部204へ通知する。フロー管理部204は、各フローの処理方法をパケット送受信部203へ通知する。
パケット送受信部203はフロー管理部204の指示に従い、データパケットを処理する。パケット送受信装置がルータやスイッチなど端末を収容している装置の場合、送信端末がデータパケットに付けるマルチキャストアドレス等をフロー識別子としてパケット送受信装置のパケット送受信部はデータパケットの転送を行い、端末間の通信を実現する。
【0045】
パケット送受信装置が端末の場合、送信端末がデータパケットに付ける送元アドレスとポート番号の組み合わせ等をフロー識別子としてパケット送受信部は各フローのデータパケットを端末上で動作しているアプリケーションとの間で受け渡しを行う。
【0046】
このように、送元パケット送受信装置では、宛先アドレスとして宛先パケット送受信装置をビット位置で示すアドレスを用いてパケットを送信することにより、マルチキャストの対象となる複数の宛先パケット送受信装置の宛先アドレスを指定し、パケット転送装置では、受信パケットの送元パケット送受信装置と宛先パケット送受信装置との組み合わせに対する出力インターフェースを示すマルチキャスト経路表を用いて、当該受信パケットに対応する1つ以上の出力インターフェースを選択するようにし、その際、マルチキャスト経路表の宛先アドレスを上記パケットの宛先アドレスと同様にビット位置で各宛先パケット送受信装置を表現するようにしたので、ビット位置で表現された受信パケットの宛先アドレスを宛先パケット送受信装置のアドレスへ変換する処理が削減されるとともに、パケット転送装置でのマルチキャスト経路表の検索するデータ数はアドレスがNビットで表現される場合には最大2N個となり、従来の最大2N個に比べて大幅に削減でき、高速のパケット転送を実現できる。
【0047】
次に、図7を参照して、本実施の形態にかかるマルチキャスト通信システムの一連の動作について説明する。図7は本実施の形態にかかるマルチキャスト通信システムの動作を示すフローチャートである。
まず、ネットワーク管理装置102では、ネットワーク101の構成が確定した段階でネットワーク内の各パケット送受信装置にアドレスのビットを割り当てる(ステップ10)。
【0048】
その後、各パケット送受信装置111〜114では、それぞれ他のパケット送受信装置への経路を決め(ステップ20)、これら宛先パケット送受信装置と出力インターフェースの関係を表すマルチキャスト経路表202を生成する(ステップ21)。
これと並行して、各パケット転送装置121,122では、任意の2つのパケット送受信装置間を結ぶ経路を決める(ステップ30)。
そして、当該送元パケット送受信装置および当該宛先パケット送受信装置の組と出力インターフェースとの関係を表すマルチキャスト経路表302を生成する(ステップ31)。このとき宛先パケット送受信装置はアドレスのビットで表す。
【0049】
このようにして、各パケット送受信装置111〜114およびパケット転送装置121,122でそれぞれ個別のマルチキャスト経路表を作成した後、任意のパケット送受信装置がデータパケットを送信する際は、フローの宛先をアドレスのビットで示す宛先アドレスを決め(ステップ40)、データパケットのヘッダに当該宛先アドレス、送元アドレスおよびフロー識別子を記載する(ステップ41)。
そして、当該宛先アドレスと当該パケット送受信装置のマルチキャスト経路表202とから選択された出力インターフェースからデータパケットを送信する(ステップ42,43)。
【0050】
パケット転送装置では、データパケットの受信に応じて(ステップ50)、当該パケット転送装置のマルチキャスト経路表302を参照して、そのデータパケットに記載されている送元パケット送受信装置のアドレスを検索する(ステップ51)。
送元パケット送受信装置のアドレスが見つかった場合は、再び当該パケット転送装置のマルチキャスト経路表302を参照して、その送元パケット送受信装置に対する宛先パケット送受信装置のデータとパケットの宛先アドレスをビットごとに調べる(ステップ52)。
【0051】
ここで、マルチキャスト経路表302の宛先アドレスは宛先ビットによりビット表示されているので、パケットの宛先アドレスで値が1になっているビットが何番目かを調べ、マルチキャスト経路表302で同じビットに対応した出力インターフェースを読み取る(ステップ53)。そして、その出力インターフェースからデータパケットを送信する(ステップ54)。
【0052】
したがって、宛先アドレスがNビットで、ネットワーク101がN台のパケット送受信装置で構成されているとすると、送元パケット送受信装置を探すのに最大N個のデータを調べる。
このとき、送元パケット送受信装置に対する宛先パケット送受信装置を示すアドレスのビット列とパケットに付けられた宛先アドレスを、ビットごとに照らし合わせて、出力インターフェースを調べるためにN個のデータを調べることになるので、1つのパケットを転送するのに最大2N個のデータを調べることになる。
【0053】
その後、パケット送受信装置では、データパケットの受信に応じて(ステップ60)、そのデータパケットに記載されているフロー識別子に基づいてフローを識別し、各フローの処理方法に従いデータパケットを処理する(ステップ61)。
このようにして、同一データのパケットが複数の端末へマルチキャスト転送される。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、パケット送受信装置のパケット送受信部で、パケットのヘッダに記載する宛先アドレスの各ビットとこれらビットに対して予め割り当てられた各パケット送受信装置との対応関係に基づき、各フローの宛先となる各パケット送受信装置をビットで表した宛先アドレスを生成し、その宛先アドレスと送元となる当該パケット送受信装置を示す送元アドレスとを、所望のデータを示すパケットに記載して送信するようにしたものである。
【0055】
そして、パケット転送装置に当該パケット転送装置を経由するフローに関する、送元パケット送受信装置の送元アドレスに対する宛先アドレスの各ビットに対応した当該フローの方路である出力インターフェースを示すマルチキャスト経路表を保持する経路表保持部を設け、パケット転送装置のパケット転送部で、受信パケットの送元アドレスと宛先アドレスのビットが一致する出力インターフェースをマルチキャスト経路表から検索し、この検索で得られた出力インターフェースへ受信パケットを転送するようにしたものである。
【0056】
これにより、パケット転送装置でのマルチキャスト経路表の検索するデータ数はアドレスがNビットで表現される場合には最大2N個となり、従来の最大2N個に比べて大幅に削減でき、高速のパケット転送を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態にかかるマルチキャスト通信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 マルチキャスト通信システムで用いるパケットの構成例を示す説明図である。
【図3】 パケット送受信装置の構成例を示すブロック図である。
【図4】 パケット送受信装置で用いるマルチキャスト経路表を示す構成例である。
【図5】 パケット転送装置の構成例を示すブロック図である。
【図6】 パケット転送装置で用いるマルチキャスト経路表を示す構成例である。
【図7】 マルチキャスト通信システムの動作を示すフローチャートである。
【図8】 従来のマルチキャスト通信システムの構成を示すブロック図である。
【図9】 従来の経路表を示す構成例である。
【図10】 パケット転送装置で用いるマルチキャスト経路表を示す構成例である。
【符号の説明】
101…ネットワーク、102…ネットワーク管理装置、111〜114…パケット送受信装置、121,122…パケット転送装置、131〜134…端末、150…宛先アドレス、151…送元アドレス、152…フロー識別子、153…データ、201…経路管理部、202…マルチキャスト経路表(パケット送受信装置用)、203…パケット送受信部、204…フロー管理部、301…経路管理部、302…マルチキャスト経路表(パケット転送装置用)、303…パケット転送部、304…マルチキャスト経路表(パケット転送装置用)401…ネットワーク、411〜416…パケット転送装置、421〜423…端末、501…マルチキャスト経路表(パケット転送装置用)。

Claims (9)

  1. それぞれ1つ以上の端末を収容する複数のパケット送受信装置とこれらパケット送受信装置間を相互に接続する複数のパケット転送装置とからなり、送元端末が有する所望のデータを複数の宛先端末へ転送する際、前記所望のデータを運ぶ前記送元端末からのパケットを前記各宛先端末へ転送するマルチキャスト通信システムであって、
    前記パケット送受信装置は、パケットのヘッダに記載する宛先アドレスの各ビットとこれらビットに対して予め割り当てられた前記各パケット送受信装置との対応関係に基づき、前記所望のデータを運ぶパケット群であるフローの宛先となる各パケット送受信装置をビットで表した宛先アドレスを生成し、その宛先アドレスと送元となる当該パケット送受信装置を示す送元アドレスとを、前記所望のデータを運ぶパケットに記載して送信するパケット送受信部を有し、
    前記パケット転送装置は、当該パケット転送装置を経由するフローに関する、送元パケット送受信装置の送元アドレスに対する宛先アドレスの各ビットに対応した当該フローの方路である出力インターフェースを示すマルチキャスト経路表を保持する経路表保持部と、
    受信パケットの送元アドレスと宛先アドレスのビットが一致する出力インターフェースを前記マルチキャスト経路表から検索し、得られた出力インターフェースへ前記受信パケットを転送するパケット転送部とを有することを特徴とするマルチキャスト通信システム。
  2. 請求項1記載のマルチキャスト通信システムにおいて、
    前記パケット転送装置は、前記各パケット送受信装置から他のパケット送受信装置へ送信された制御パケットをそれぞれ受信し、その制御パケットの送元パケット送受信装置を示す送元アドレスと、その制御パケットの宛先パケット送受信装置を示す宛先アドレスと、予め設定されているユニキャスト経路表から前記宛先アドレスに対応して得られた出力インターフェースとを用いて、前記マルチキャスト経路表を生成する経路管理部を有することを特徴とするマルチキャスト通信システム。
  3. 請求項1記載のマルチキャスト通信システムにおいて、
    前記パケット転送装置は、収集したネットワーク構成の情報から得られた各パケット送受信装置間を結ぶ経路のうち、当該パケット転送装置を通る経路について、その送元パケット送受信装置を示す送元アドレスと、当該宛先パケット送受信装置を示す宛先アドレスと、前記宛先アドレスに対応する方路を示す出力インターフェースとを用いて、前記マルチキャスト経路表を生成する経路管理部を有することを特徴とするマルチキャスト通信システム。
  4. それぞれ1つ以上の端末を収容する複数のパケット送受信装置とこれらパケット送受信装置間を相互に接続する複数のパケット転送装置とからなるマルチキャスト通信システムで、送元端末が有する所望のデータを複数の宛先端末へ転送する際、前記所望のデータを運ぶ前記送元端末からのパケットを前記各宛先端末へ転送するマルチキャスト通信方法であって、
    前記パケット送受信装置で、パケットのヘッダに記載する宛先アドレスの各ビットとこれらビットに対して予め割り当てられた前記各パケット送受信装置との対応関係に基づき、前記所望のデータを運ぶパケット群であるフローの宛先となる各パケット送受信装置をビットで表した宛先アドレスを生成し、その宛先アドレスと送元となる当該パケット送受信装置を示す送元アドレスとを、前記所望のデータを運ぶパケットに記載して送信し、
    前記パケット転送装置で、当該パケット転送装置を経由するフローに関する、送元パケット送受信装置の送元アドレスに対する宛先アドレスの各ビットに対応した当該フローの方路である出力インターフェースを示すマルチキャスト経路表を保持し、受信パケットの送元アドレスと宛先アドレスのビットが一致する出力インターフェースを前記マルチキャスト経路表から検索し、得られた出力インターフェースへ前記受信パケットを転送することを特徴とするマルチキャスト通信方法。
  5. 請求項4記載のマルチキャスト通信方法において、
    前記パケット転送装置で、前記各パケット送受信装置から他のパケット送受信装置へ送信された制御パケットを受信し、その制御パケットの送元パケット送受信装置を示す送元アドレスと、その制御パケットの宛先パケット送受信装置を示す宛先アドレスと、予め設定されているユニキャスト経路表から前記宛先アドレスに対応して得られた出力インターフェースとを用いて、前記マルチキャスト経路表を生成することを特徴とするマルチキャスト通信方法。
  6. 請求項4記載のマルチキャスト通信方法において、
    前記パケット転送装置で、収集したネットワーク構成の情報から得られた各パケット送受信装置間を結ぶ経路のうち、当該パケット転送装置を通る経路について、その送元パケット送受信装置を示す送元アドレスと、当該宛先パケット送受信装置を示す宛先アドレスと、前記宛先アドレスに対応する方路を示す出力インターフェースとを用いて、前記マルチキャスト経路表を生成することを特徴とするマルチキャスト通信方法。
  7. それぞれ1つ以上の端末を収容する複数のパケット送受信装置とこれらパケット送受信装置間を相互に接続する複数のパケット転送装置とからなり、送元端末が有する所望のデータを複数の宛先端末へ転送する際、前記所望のデータを運ぶ前記送元端末からのパケットを前記各宛先端末へ転送するマルチキャスト通信システムで用いられるパケット転送装置であって、
    該パケット転送装置を経由するフローに関する、送元パケット送受信装置の送元アドレスに対する宛先アドレスの各ビットに対応した当該フローの方路である出力インターフェースを示すマルチキャスト経路表を保持する経路表保持部と、
    受信パケットの送元アドレスと宛先アドレスのビットが一致する出力インターフェースを前記マルチキャスト経路表から検索し、得られた出力インターフェースへ前記受信パケットを転送するパケット転送部とを備えることを特徴とするパケット転送装置。
  8. 請求項7記載のパケット転送装置において、
    前記各パケット送受信装置から他のパケット送受信装置へ送信された制御パケットを受信し、その制御パケットの送元パケット送受信装置を示す送元アドレスと、その制御パケットの宛先パケット送受信装置を示す宛先アドレスと、予め設定されているユニキャスト経路表から前記宛先アドレスに対応して得られた出力インターフェースとを用いて、前記マルチキャスト経路表を生成する経路管理部をさらに備えることを特徴とするパケット転送装置。
  9. 請求項7記載のパケット転送装置において、
    収集したネットワーク構成の情報から得られた各パケット送受信装置間を結ぶ経路のうち、当該パケット転送装置を通る経路について、その送元パケット送受信装置を示す送元アドレスと、当該宛先パケット送受信装置を示す宛先アドレスと、前記宛先アドレスに対応する方路を示す出力インターフェースとを用いて、前記マルチキャスト経路表を生成する経路管理部をさらに備えることを特徴とするパケット転送装置。
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