JP2015186161A - 制御装置、出力装置制御システム、出力装置制御方法、出力装置中継制御方法、および出力装置制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】コンテンツの出力に問題を生じさせず、使用者に違和感を与えないように複数の出力装置を制御する制御装置、出力装置制御システム、出力装置制御方法、出力装置中継制御方法、および出力装置制御プログラムを提供する。
【解決手段】アドレス記憶手段11が、コンテンツを出力させる複数のコンテンツ出力装置とマルチキャストアドレスとを対応付けて記憶する。アドレス決定手段12が、当該複数のコンテンツ出力装置に応じて、アドレス記憶手段11に記憶されている対応関係に基づいて、パケットの宛先のマルチキャストアドレスを決定する。通信手段13が、アドレス決定手段12が決定したマルチキャストアドレス宛にパケットを送信する。
【選択図】 図16
【解決手段】アドレス記憶手段11が、コンテンツを出力させる複数のコンテンツ出力装置とマルチキャストアドレスとを対応付けて記憶する。アドレス決定手段12が、当該複数のコンテンツ出力装置に応じて、アドレス記憶手段11に記憶されている対応関係に基づいて、パケットの宛先のマルチキャストアドレスを決定する。通信手段13が、アドレス決定手段12が決定したマルチキャストアドレス宛にパケットを送信する。
【選択図】 図16
Description
本発明は、コンテンツ出力装置を制御する制御装置、出力装置制御システム、出力装置制御方法、出力装置中継制御方法、および出力装置制御プログラムに関する。
自動車内等の限られた範囲に設置された複数のコンテンツ出力装置のそれぞれを制御する出力装置制御システムがある。そのようなシステムでは、制御装置が、各コンテンツ出力装置に出力させるコンテンツに応じたパケットを当該各コンテンツ出力装置にマルチキャストで送信することが考えられる。そして、通信ネットワークに接続された複数のノードにマルチキャストで情報を送信する場合に、IGMP(Internet Group Management Protocol) Snoopingという技術がある。IGMP Snoopingでは、スイッチやルータが、パケットに含まれるIGMP joinメッセージを参照し、参照結果に応じてパケットの送信経路を決定する。
しかし、IGMP Snoopingを実行すると、スイッチやルータの処理負荷が過重になるおそれがある。
そこで、特許文献1には、IGMP Snoopingを実行するノードの処理負荷を考慮したシステムが記載されている。すなわち、特許文献1には、高処理負荷時に、送信対象が少ないグループにはユニキャストでパケットを送信し、送信対象が多いグループにはブロードキャストでパケットを送信するシステムが記載されている。
しかし、出力装置制御システムにおいて、制御装置が、各コンテンツ出力装置にユニキャストでそれぞれパケットを送信すると、パケットが、最初の送信先に到着するタイミングと最後の送信先に到着するタイミングとで時間差が生じるおそれがある。出力装置制御システムにおいて、各コンテンツ出力装置にパケットが到着するタイミングが互いに異なると、各コンテンツ出力装置が出力する映像や音声で互いに時間差が生じ、観賞者である使用者に違和感を与えるという問題がある。
また、各コンテンツ出力装置にブロードキャストでパケットを送信すると、出力対象でないコンテンツ出力装置にもパケットが送信されることになる。そうすると、各コンテンツ出力装置が接続されている通信ネットワークの通信負荷が重くなり、パケットの送信に問題が生じ、コンテンツの出力に問題が生じるおそれがある。
そこで、本発明は、コンテンツの出力に問題を生じさせず、使用者に違和感を与えないように複数のコンテンツ出力装置を制御する制御装置、出力装置制御システム、出力装置制御方法、出力装置中継制御方法、および出力装置制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明による制御装置は、コンテンツを出力させる複数のコンテンツ出力装置とコンテンツに応じたパケットの宛先のマルチキャストアドレスとを対応付けて記憶するアドレス記憶手段と、複数のコンテンツ出力装置に応じて、アドレス記憶手段に記憶されている対応関係に基づいて、パケットの宛先のマルチキャストアドレスを決定するアドレス決定手段と、アドレス決定手段が決定したマルチキャストアドレス宛にパケットを送信する通信手段とを含むことを特徴とする。
本発明による出力装置制御システムは、いずれかの態様の制御装置と、複数のコンテンツ出力装置と制御装置の通信手段との間の通信を中継する通信中継装置とを備えたことを特徴とする。
本発明による出力装置制御方法は、コンテンツを出力させる複数のコンテンツ出力装置に応じて、複数のコンテンツ出力装置とコンテンツに応じたパケットの宛先のマルチキャストアドレスとを対応付けて記憶するアドレス記憶手段に記憶されている対応関係に基づいて、パケットの宛先のマルチキャストアドレスを決定するアドレス決定ステップと、アドレス決定ステップで決定したマルチキャストアドレス宛にパケットを送信する通信ステップとを含むことを特徴とする。
本発明による出力装置中継制御方法は、コンテンツを出力させる複数のコンテンツ出力装置に応じて、複数のコンテンツ出力装置とコンテンツに応じたパケットの宛先のマルチキャストアドレスとを対応付けて記憶するアドレス記憶手段に記憶されている対応関係に基づいて、パケットの宛先のマルチキャストアドレスを決定するアドレス決定ステップと、アドレス決定ステップで決定したマルチキャストアドレス宛にパケットを送信する通信ステップと、通信ステップで送信したパケットを複数のコンテンツ出力装置に中継する中継ステップとを含むことを特徴とする。
本発明による出力装置制御プログラムは、コンピュータに、コンテンツを出力させる複数のコンテンツ出力装置に応じて、複数のコンテンツ出力装置とコンテンツに応じたパケットの宛先のマルチキャストアドレスとを対応付けて記憶するアドレス記憶手段に記憶されている対応関係に基づいて、パケットの宛先のマルチキャストアドレスを決定するアドレス決定処理と、アドレス決定処理で決定したマルチキャストアドレス宛にパケットを送信する通信処理とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、コンテンツの出力に問題を生じさせず、使用者に違和感を与えないように複数のコンテンツ出力装置を制御できる。
実施形態1.
本発明の第1の実施形態の出力装置制御システムについて、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の出力装置制御システムの構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本発明の第1の実施形態の出力装置制御システムは、制御装置100とスイッチ200とを含む。制御装置100とスイッチ200とは、イーサネット(登録商標)等の規格に基づく車内LAN(Local Area Network)300に接続されている。また、スイッチ200の各入出力ポート220a〜220e(図1において図示せず)には、コンテンツ出力装置400a〜400eがそれぞれ接続されている。
本発明の第1の実施形態の出力装置制御システムについて、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の出力装置制御システムの構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本発明の第1の実施形態の出力装置制御システムは、制御装置100とスイッチ200とを含む。制御装置100とスイッチ200とは、イーサネット(登録商標)等の規格に基づく車内LAN(Local Area Network)300に接続されている。また、スイッチ200の各入出力ポート220a〜220e(図1において図示せず)には、コンテンツ出力装置400a〜400eがそれぞれ接続されている。
本発明の第1の実施形態の出力装置制御システムは、例えば、自動車に搭載されるとして説明する。なお、出力装置制御システムは、自動車に限らず、航空機や船舶、列車等の客室に設置されてもよい。そして、コンテンツ出力装置400a〜400eは、例えば、座席にいる乗客が観賞可能な位置にそれぞれ設置された音声出力機能を有する映像表示装置である。なお、コンテンツ出力装置400a〜400eは、音声外部出力端子を有し、当該端子に接続されたヘッドフォン等から音声を出力するように構成されている。なお、コンテンツ出力装置400a〜400eは、スピーカを有し、当該スピーカから音声を出力してもよい。
制御装置100は、各コンテンツ出力装置400a〜400eに、出力させるコンテンツに応じたパケットを送信する。制御装置100によって送信されたパケットは、車内LAN300およびスイッチ200を介して、各コンテンツ出力装置400a〜400eに送信される。
図2は、制御装置100の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、制御装置100は、コンテンツ提供部110、アドレステーブル記憶部120、通信部130、および制御部140を含む。
コンテンツ提供部110は、再生されると各コンテンツ出力装置400a〜400eから映像や音声が出力されるコンテンツを提供する。アドレステーブル記憶部120には、パケットの送信先とマルチキャストアドレスとの対応関係がテーブル形式で記録されたアドレステーブルが記憶されている。なお、アドレステーブルについて、詳しくは後述する。通信部130は、アドレステーブル記憶部120に記憶されているアドレステーブルに基づいて、マルチキャストアドレス宛へコンテンツ提供部110が提供するコンテンツに応じたパケット(コンテンツを所定単位で分割したパケット)を送信する。また、通信部130は、制御部140の制御に従って、スイッチ200と情報を送受信する。制御部140は、制御装置100の各部を制御する。なお、制御部140は、例えば、プログラム制御に従って処理を実行するCPU(Central Processing Unit)によって実現される。また、コンテンツ提供部110は、例えば、情報を記憶するDVD(登録商標)等の光ディスク、ハードディスク、メモリ等の記録媒体に記録されたコンテンツや、テレビジョン放送やラジオ放送等から受信したコンテンツを提供する。
図3は、スイッチ200の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、スイッチ200は、入出力ポート210、入出力ポート220a〜220e、送出元テーブル記憶部230、通信部240、および制御部250を含む。入出力ポート210は、車内LAN300に接続されている。入出力ポート220a〜220eには、コンテンツ出力装置400a〜400eがそれぞれ接続されている。送出元テーブル記憶部230には、マルチキャストアドレスとパケットの送出元とがテーブル形式で記録された送出元テーブルが記憶されている。なお、送出元テーブルについて、詳しくは後述する。通信部240は、制御部250の制御に従って、車内LAN300を介して制御装置100と情報を送受信する。制御部250は、スイッチ200の各部を制御する。
アドレステーブルについて説明する。本実施形態では、パケットの送信先の数は、コンテンツ出力装置400a〜400eの5つである。したがって、各コンテンツ出力装置400a〜400eの組み合わせの数を算出すると、
5C4+5C3+5C2=5+10+10=25
となり、25種類である。
5C4+5C3+5C2=5+10+10=25
となり、25種類である。
したがって、25種類のマルチキャストアドレスを用意すれば、各コンテンツ出力装置400a〜400eの組み合わせの全てにマルチキャストでパケットを送信できることになる。
なお、コンテンツ出力装置400a〜400eのうち、一のコンテンツ出力装置のみにパケットを送信するためには、ユニキャストを用いる。
なお、コンテンツ出力装置400a〜400eのうち、一のコンテンツ出力装置のみにパケットを送信するためには、ユニキャストを用いる。
図4は、アドレステーブルの例を示す説明図である。図4に示すように、アドレステーブルによって、各コンテンツ出力装置400a〜400eの組み合わせと、パケットの宛先のマルチキャストアドレスとが対応付けられている。図4において、対応するマルチキャストアドレスによってパケットの送信先になるコンテンツ出力装置400a〜400eは、「○」で示されている。
図4に示す例では、パケットの送信先がコンテンツ出力装置400c,400d,400eである組み合わせにマルチキャストアドレス「A」が対応付けられている。また、図4に示す例では、パケットの送信先がコンテンツ出力装置400a,400bである組み合わせにマルチキャストアドレス「B」が対応付けられている。さらに、図4に示す例では、パケットの送信先がコンテンツ出力装置400d,400eである組み合わせにマルチキャストアドレス「X」が対応付けられている。また、図4に示す例では、パケットの送信先がコンテンツ出力装置400a,400b,400cである組み合わせにマルチキャストアドレス「Y」が対応付けられている。
よって、制御装置100の制御部140は、通信部130にコンテンツ出力装置400c,400d,400eへパケットを送信させたい場合に、アドレステーブルに基づいて、マルチキャストアドレス「A」宛でパケットを送信させる。また、制御装置100の制御部140は、通信部130にコンテンツ出力装置400a,400bへパケットを送信させたい場合に、アドレステーブルに基づいて、マルチキャストアドレス「B」宛でパケットを送信させる。制御装置100の制御部140は、通信部130にコンテンツ出力装置400d,400eへパケットを送信させたい場合に、アドレステーブルに基づいて、マルチキャストアドレス「X」宛でパケットを送信させる。また、制御装置100の制御部140は、通信部130にコンテンツ出力装置400a,400b,400cへパケットを送信させたい場合に、アドレステーブルに基づいて、マルチキャストアドレス「Y」宛でパケットを送信させる。
つまり、制御装置100の制御部140は、コンテンツを出力させたいコンテンツ出力装置400a〜400eの組み合わせに応じて、通信部130に送信させるマルチキャストアドレスを選択する。そして、制御装置100の制御部140は、通信部130に、選択したマルチキャストアドレス宛へパケットを送信させる。
次に、送出元テーブルについて説明する。前述したように、25種類のマルチキャストアドレスを用意すれば、当該マルチキャストアドレスで各コンテンツ出力装置400a〜400eの組み合わせの全てにパケットを送信できることになる。
そして、制御装置100の通信部130は、コンテンツを出力させたいコンテンツ出力装置400a〜400eの組み合わせに応じたマルチキャストアドレス宛にパケットを送信する。スイッチ200の制御部250は、送信されたパケットのマルチキャストアドレスと送出元テーブル記憶部230に記憶されている送出元テーブルとに基づいて、パケットを送出する入出力ポートを入出力ポート220a〜220eのいずれにするのかを決定する。
図5は、送出元テーブルの例を示す説明図である。図5に示すように、送出元テーブルによって、パケットの宛先のマルチキャストアドレスと、入出力ポート220a〜220eの組み合わせとが対応付けられている。なお、図5において、対応するマルチキャストアドレスによってパケットの送出元になる入出力ポート220a〜220eは、「○」で示されている。
前述したように、入出力ポート220a〜220eには、コンテンツ出力装置400a〜400eがそれぞれ接続されている。そして、図5に示すように、送出元テーブルによって、コンテンツ出力装置400aに出力されるパケットのマルチキャストアドレス(図5に示す例ではマルチキャストアドレス「B」,「Y」)に入出力ポート220aが対応付けられている。また、送出元テーブルによって、コンテンツ出力装置400bに出力されるパケットのマルチキャストアドレス(図5に示す例ではマルチキャストアドレス「B」,「Y」)に入出力ポート220bが対応付けられている。そして、送出元テーブルによって、コンテンツ出力装置400cに出力されるパケットのマルチキャストアドレス(図5に示す例ではマルチキャストアドレス「A」,「Y」)に入出力ポート220cが対応付けられている。また、送出元テーブルによって、コンテンツ出力装置400dに出力されるパケットのマルチキャストアドレス(図5に示す例ではマルチキャストアドレス「A」,「X」)に入出力ポート220dが対応付けられている。そして、送出元テーブルによって、コンテンツ出力装置400eに出力されるパケットのマルチキャストアドレス(図5に示す例ではマルチキャストアドレス「A」,「X」)に入出力ポート220eが対応付けられている。
また、換言すれば、図5に示すように、送出元テーブルによって、マルチキャストアドレス「A」に入出力ポート220c,220d,220eの組み合わせが対応付けられている。また、図5に示す例では、送出元テーブルによって、マルチキャストアドレス「B」に入出力ポート220a,220bの組み合わせが対応付けられている。さらに、図5に示す例では、送出元テーブルによって、マルチキャストアドレス「X」に入出力ポート220d,220eの組み合わせが対応付けられている。また、図5に示す例では、送出元テーブルによって、マルチキャストアドレス「Y」に入出力ポート220a,220b,220cの組み合わせが対応付けられている。
よって、スイッチ200の制御部250は、マルチキャストアドレス「A」を宛先とするパケットが入出力ポート210に入力された場合に、送出元テーブルに基づいて、以下の処理を行う。すなわち、制御部250は、当該パケットをコンテンツ出力装置400c,400d,400eが接続されている入出力ポート220c,220d,220eから送信すると決定する。そして、制御部250は、当該パケットをコンテンツ出力装置400c,400d,400eが接続されている入出力ポート220c,220d,220eから送信する。すると、当該パケットは入出力ポート220c,220d,220eから送出される。そして、当該パケットに基づいて、コンテンツ出力装置400c,400d,400eからコンテンツが出力される。
また、スイッチ200の制御部250は、マルチキャストアドレス「B」を宛先とするパケットが入出力ポート210に入力された場合に、送出元テーブルに基づいて、以下の処理を行う。すなわち、制御部250は、当該パケットをコンテンツ出力装置400a,400bが接続されている入出力ポート220a,220bから送信すると決定する。そして、制御部250は、当該パケットをコンテンツ出力装置400a,400bが接続されている入出力ポート220a,220bから送信する。すると、当該パケットは入出力ポート220a,220bから送出される。そして、当該パケットに基づいて、コンテンツ出力装置400a,400bからコンテンツが出力される。
スイッチ200の制御部250は、マルチキャストアドレス「X」を宛先とするパケットが入出力ポート210に入力された場合に、送出元テーブルに基づいて、以下の処理を行う。すなわち、制御部250は、当該パケットをコンテンツ出力装置220d,220eが接続されている入出力ポート220d,220eから送信すると決定する。そして、制御部250は、当該パケットをコンテンツ出力装置400d,400eが接続されている入出力ポート220d,220eから送信する。すると、当該パケットは入出力ポート220d,220eから送出される。そして、当該パケットに基づいて、コンテンツ出力装置400d,400eからコンテンツが出力される。
スイッチ200の制御部250は、マルチキャストアドレス「Y」を宛先とするパケットが入出力ポート210に入力された場合に、送出元テーブルに基づいて、以下の処理を行う。すなわち、制御部250は、当該パケットをコンテンツ出力装置400a,400b,400cが接続されている入出力ポート220a,220b,220cから送信すると決定する。そして、制御部250は、当該パケットをコンテンツ出力装置400a,400b,400cが接続されている入出力ポート220a,220b,220cから送信する。すると、当該パケットは入出力ポート220a,220b,220cから送出される。そして、当該パケットに基づいて、コンテンツ出力装置400a,400b,400cからコンテンツが出力される。
次に、本発明の第1の実施形態の出力装置制御システムの動作について説明する。図6は、本発明の第1の実施形態の出力装置制御システムにおけるコンテンツ出力開始動作を示すシーケンス図である。図6に示すように、スイッチ200(より具体的には通信部240)は、当該出力装置制御システムの起動時等に、使用者の要求に応じて、各コンテンツ出力装置400a〜400eから出力するコンテンツの送信要求を受信する(ステップS101)。スイッチ200の通信部240は、ステップS101の処理で受信した送信要求を制御装置100に送信する(ステップS102)。
制御装置100の制御部140は、ステップS102の処理で送信された送信要求に応じて、各コンテンツ出力装置400a〜400eに出力させるコンテンツを決定する(ステップS103)。本例では、制御部140は、送信要求に応じて、コンテンツ出力装置400a,400bにコンテンツαを出力させると決定し、コンテンツ出力装置400c,400d,400eにコンテンツβを出力させると決定したとする。なお、制御部140は、使用者によって制御装置100の操作部(図示せず)になされた操作に応じて、各コンテンツ出力装置400a〜400eから出力させるコンテンツを決定してもよい。
制御部140は、図4に示すアドレステーブルに基づいて、ステップS103の処理における決定結果に応じて送信するパケットの宛先のマルチキャストアドレスを選択する(ステップS104)。本例では、制御部140は、コンテンツ出力装置400a,400bにコンテンツαを出力させるために、コンテンツαに応じたパケットの宛先にマルチキャストアドレス「B」を選択する。また、制御部140は、コンテンツ出力装置400c,400d,400eにコンテンツβを出力させるために、コンテンツβに応じたパケットの宛先にマルチキャストアドレス「A」を選択する。
制御部140は、通信部130に、ステップS104の処理で選択したマルチキャストアドレス「B」宛でコンテンツαに応じたパケット(図6において実線で示す)を順次送信させる。また、制御部140は、通信部130に、ステップS104の処理で選択したマルチキャストアドレス「A」宛でコンテンツβに応じたパケット(図6において破線で示す)を順次送信させる(ステップS105)。
スイッチ200の制御部250は、ステップS103の処理で制御装置100によって送信されて通信ネットワーク300を介して入出力ポート210に入力されたパケットが送出される入出力ポートを決定する(ステップS106)。
なお、制御部250は、ステップS106の処理で、ステップS105の処理で送信されたパケットのマルチキャストアドレスと送出元テーブル記憶部230に記憶されている図5に示す送出元テーブルとに基づいて、パケットが送出される入出力ポートを決定する。
本例では、ステップS105の処理で、マルチキャストアドレス「B」宛にコンテンツαに応じたパケットが送信され、マルチキャストアドレス「A」宛にコンテンツβに応じたパケットが送信されている。そこで、制御部250は、図5に示す送出元テーブルに基づいて、マルチキャストアドレス「B」宛に送信されたコンテンツαに応じたパケットを送出する入出力ポートを入出力ポート220a,220bに決定する。また、制御部250は、図5に示す送出元テーブルに基づいて、マルチキャストアドレス「A」宛に送信されたコンテンツβに応じたパケットを送出する入出力ポートを入出力ポート220c,220d,220eに決定する。そして、制御部250は、ステップS106の処理で決定した送出元の入出力ポートの数に応じて、ステップS103の処理で送信されたパケットをコピーする。
本例では、ステップS105の処理で、マルチキャストアドレス「B」宛にコンテンツαに応じたパケットが送信され、マルチキャストアドレス「A」宛にコンテンツβに応じたパケットが送信されている。そこで、制御部250は、図5に示す送出元テーブルに基づいて、マルチキャストアドレス「B」宛に送信されたコンテンツαに応じたパケットを送出する入出力ポートを入出力ポート220a,220bに決定する。また、制御部250は、図5に示す送出元テーブルに基づいて、マルチキャストアドレス「A」宛に送信されたコンテンツβに応じたパケットを送出する入出力ポートを入出力ポート220c,220d,220eに決定する。そして、制御部250は、ステップS106の処理で決定した送出元の入出力ポートの数に応じて、ステップS103の処理で送信されたパケットをコピーする。
そして、制御部250は、ステップS106の処理における決定結果に基づいて、コンテンツαに応じたパケットを入出力ポート220a,220bから送信する。また、制御部250は、コンテンツβに応じたパケットを入出力ポート220c,220d,220eから送信する(ステップS107)。
すると、コンテンツαに応じたパケットは入出力ポート220a,220bから送出され、コンテンツβに応じたパケットは、入出力ポート220c,220d,220eから送出される。
すると、コンテンツαに応じたパケットは入出力ポート220a,220bから送出され、コンテンツβに応じたパケットは、入出力ポート220c,220d,220eから送出される。
そして、コンテンツ出力装置400a,400bからコンテンツαが出力され、コンテンツ出力装置400c,400d,400eからコンテンツβが出力される。制御装置100の制御部140はステップS103の処理結果に基づくステップS105の処理を順次行い、スイッチ200の制御部250はステップS106の処理結果に基づくステップS107の処理を順次行う。すると、コンテンツ出力装置400a,400bからのコンテンツαの出力、およびコンテンツ出力装置400c,400d,400eからのコンテンツβの出力が継続される。
本発明の第1の実施形態の出力装置制御システムにおいて、コンテンツ出力装置に出力させるコンテンツを変更する場合の動作について説明する。図7は、本発明の第1の実施形態の出力装置制御システムにおいて出力コンテンツ変更動作を示すシーケンス図である。本例では、出力装置制御システムにおいて図6に示す各処理が行われ、コンテンツ出力装置400a,400bがコンテンツαを出力中であり、コンテンツ出力装置400c,400d,400eがコンテンツβを出力中であるとする。そして、コンテンツ出力装置400cの使用者が、観賞するコンテンツをコンテンツβからコンテンツαに変更したい場合について説明する。
図7に示すように、スイッチ200(より具体的には通信部240)は、出力装置400cの操作部(図示せず)になされた操作に従って送信されたコンテンツαの送信要求を受信する(ステップS201)。スイッチ200の通信部240は、ステップS201の処理で受信した送信要求を制御装置100に送信する(ステップS202)。
制御装置100の制御部140は、ステップS202の処理で送信された送信要求に応じて、各コンテンツ出力装置400a〜400eに出力させるコンテンツを決定する(ステップS203)。本例では、制御部140は、送信要求に応じて、コンテンツ出力装置400cにコンテンツαを出力させると決定したとする。また、制御部140は、コンテンツ出力装置400a,400bにおけるコンテンツαの出力、およびコンテンツ出力装置400d,400eにおけるコンテンツβの出力を継続させると決定したとする。
制御部140は、図4に示すアドレステーブルに基づいて、ステップS203の処理における決定結果に応じて送信するパケットの宛先のマルチキャストアドレスを選択する(ステップS204)。本例では、制御部140は、コンテンツ出力装置400a,400b,400cにコンテンツαを出力させるために、マルチキャストアドレス「Y」を選択する。また、制御部140は、コンテンツ出力装置400d,400eにコンテンツβを出力させるために、マルチキャストアドレス「X」を選択する。
制御部140は、通信部130に、ステップS204の処理で選択したマルチキャストアドレス「Y」宛でコンテンツαに応じたパケットを順次送信させる。また、制御部140は、通信部130に、ステップS204の処理で選択したマルチキャストアドレス「X」宛でコンテンツβに応じたパケットを順次送信させる(ステップS205)。
なお、ステップS201〜S204の処理が行われているときに、制御装置100は、ステップS105の処理で開始した各コンテンツに応じたパケットの送信処理を継続している。また、ステップS201〜S204の処理が行われているときに、スイッチ200は、ステップS107の処理で開始した各コンテンツに応じたパケットの送信処理を継続している。
そして、制御装置100は、コンテンツ出力装置400a,400b,400d,400eから継続して出力されている各コンテンツの出力がさらに継続するように、各コンテンツに応じたパケットをステップS205の処理で送信する。したがって、制御装置100の制御部140は、ステップS205の処理で、通信部130に各コンテンツに応じたパケットの宛先のマルチキャストアドレスを切り替えさせることになる。具体的には、制御装置100の制御部140は、通信部130に、コンテンツαに応じたパケットの宛先のマルチキャストアドレスを「B」から「Y」に切り替えさせる。また、制御装置100の制御部140は、通信部130に、コンテンツβに応じたパケットの宛先のマルチキャストアドレスを「A」から「X」に切り替えさせる。
ステップS205の処理でコンテンツαに応じたパケットの宛先のマルチキャストアドレスが切り替えられることにより、コンテンツαに応じたパケットはコンテンツ出力装置400cにも入力されるようになる。そうすると、コンテンツ出力装置400cからは、コンテンツ出力装置400a,400bと同じタイミングでコンテンツαが進行するように当該コンテンツαが出力される。
スイッチ200の制御部250は、ステップS205の処理で制御装置100によって送信されて通信ネットワーク300を介して入出力ポート210に入力されたパケットが送出される入出力ポートを決定する(ステップS206)。
なお、制御部250は、ステップS206の処理で、送出元テーブル記憶部230に記憶されている図5に示す送出元テーブルに基づいて、パケットが送出される入出力ポートを決定する。本例では、ステップS205の処理で、マルチキャストアドレス「Y」宛にコンテンツαに応じたパケットが送信され、マルチキャストアドレス「X」宛にコンテンツβに応じたパケットが送信されている。そこで、制御部250は、図5に示す送出元テーブルに基づいて、マルチキャストアドレス「Y」宛に送信されたコンテンツαに応じたパケットを送出する入出力ポートを入出力ポート220a,220b,220cに決定する。また、制御部250は、図5に示す送出元テーブルに基づいて、マルチキャストアドレス「X」宛に送信されたコンテンツβに応じたパケットを送出する入出力ポートを入出力ポート220d,220eに決定する。そして、制御部250は、ステップS206の処理で決定した送出元の入出力ポートの数に応じて、ステップS205の処理で送信されたパケットをコピーする。
そして、制御部250は、ステップS206の処理における決定結果に基づいて、コンテンツαに応じたパケットを入出力ポート220a,220b,220cから送信する。また、制御部250は、コンテンツβに応じたパケットを入出力ポート220d,220eから送信する(ステップS207)。
すると、コンテンツαに応じたパケットは、入出力ポート220a,220b,220cから送出され、コンテンツβに応じたパケットは、入出力ポート220d,220eから送出される。
すると、コンテンツαに応じたパケットは、入出力ポート220a,220b,220cから送出され、コンテンツβに応じたパケットは、入出力ポート220d,220eから送出される。
したがって、コンテンツαに応じたパケットの送出元が入出力ポート220a,220bから入出力ポート220a,220b,220cに切り替えられる。また、コンテンツβに応じたパケットの送出元が入出力ポート220c,220d,220eから入出力ポート220d,220eに切り替えられる。よって、入出力ポート220cは、コンテンツβに応じたパケットの送出元からコンテンツαに応じたパケットの送出元になる。
すると、コンテンツ出力装置400cから出力されるコンテンツがコンテンツβからコンテンツαに切り替えられる。また、コンテンツ出力装置400a,400bではコンテンツαの出力が継続され、コンテンツ出力装置400d,400eではコンテンツβの出力が継続される。
本実施形態によれば、制御装置100がマルチキャストで各コンテンツ出力装置400a〜400eにそれぞれパケットを送信する。したがって、各コンテンツ出力装置にユニキャストでパケットを送信する場合に生じる各コンテンツ出力装置間における映像や音声の時間差が生じず、使用者に違和感を与えないように映像や音声を出力させることができる。また、各コンテンツ出力装置にブロードキャストでパケットを送信する場合に生じる通信ネットワーク300の過負荷を良好に防止し、映像や音声の出力における問題の発生を未然に防ぐことができる。スイッチ200は、IGMP joinメッセージを参照したりしないので、スイッチ200の処理負荷の増大を良好に防止することができる。
また、本実施形態によれば、マルチキャストアドレスを変更するという簡便な処理で、コンテンツを出力させるコンテンツ出力装置の組み合わせを変更することができる。したがって、使用者の要求に応じた一部のコンテンツ出力装置における出力コンテンツの急な変更の要求が残部のコンテンツ出力装置におけるコンテンツの出力に影響を与えることなく、使用者に違和感を与えないように、当該要求に迅速に対応することができる。
なお、スイッチ200の制御部250は、各入出力ポート220a〜220eに接続されているコンテンツ出力装置400a〜400eがオン状態であるか否かを監視している。そして、制御部250は、コンテンツ出力装置400a〜400eの少なくとも一部がオフ状態または非接続状態になり、オン状態でないと判断した場合に、以下の処理を行う。すなわち、制御部250は、通信部240に、オン状態でないと判断したコンテンツ出力装置400a〜400eが接続されている入出力ポートを示す情報を通信ネットワーク300を介して制御装置100に送信する。制御装置100の制御部140は、通信部130がスイッチ200から送信された情報を受信すると、当該情報に基づいて、いずれのコンテンツ出力装置400a〜400eがオン状態でないのかを判断する。そして、制御部140は、当該判断結果に基づいて、オン状態でないコンテンツ出力装置400a〜400eにパケットが送信されないように、マルチキャストアドレスを変更する。
また、制御部250は、少なくとも一部がオフ状態または非接続状態であったコンテンツ出力装置400a〜400eのいずれかがオン状態になったと判断した場合に、以下の処理を行う。すなわち、制御部250は、通信部240に、オン状態になったと判断したコンテンツ出力装置400a〜400eが接続されている入出力ポートを示す情報を通信ネットワーク300を介して制御装置100に送信する。制御装置100の制御部140は、通信部130がスイッチ200から送信された情報を受信すると、当該情報に基づいて、いずれのコンテンツ出力装置400a〜400eがオン状態になったのかを判断する。そして、制御部140は、当該判断結果に基づいて、オン状態になったコンテンツ出力装置400a〜400eにパケット(例えば、コンテンツαに応じたパケット)が送信されるように、マルチキャストアドレスを変更する。
具体的には、例えば、コンテンツ出力装置400cがオフ状態であった場合に、制御部140は、継続して、通信部130に、マルチキャストアドレス「X」宛でコンテンツαに応じたパケットを送信させる。また、制御部140は、継続して、通信部130に、マルチキャストアドレス「B」宛でコンテンツβに応じたパケットを送信させている。そして、コンテンツ出力装置400cがオン状態になった場合に、制御部140は、通信部130に、コンテンツαに応じたパケットの宛先をマルチキャストアドレス「A」に変更させる。また、制御部140は、継続して、通信部130に、マルチキャストアドレス「B」宛でコンテンツβに応じたパケットを送信させる。すると、コンテンツ出力装置400a,400b,400d,400eにおけるコンテンツ出力に影響を与えることなく、コンテンツ出力装置400cにおいてコンテンツ出力を開始させることができる。なお、スイッチ200は、制御装置100から送信されたマルチキャストアドレスが「X」から「A」に変更されたときに、以下の処理を行う。すなわち、スイッチ200は、コンテンツαに応じたパケットをコンテンツ出力装置400cが接続されている入出力ポート220cから送出されるように、パケットをコピーする。
したがって、コンテンツ出力装置400a〜400eの一部がオン状態からオフ状態等になった場合には、制御装置100における制御部140は、マルチキャストアドレスを変更する。そうすると、簡便な方法で、コンテンツ出力装置400a〜400eの残部の出力に影響を与えることなく、対応することができる。
また、コンテンツ出力装置400a〜400eの一部がオフ状態等からオン状態になった場合には、制御装置100における制御部140は、マルチキャストアドレスを変更し、スイッチ200が変更後のマルチキャストアドレスに応じてパケットをコピーする。そうすると、簡便な方法で、コンテンツ出力装置400a〜400eの残部の出力に影響を与えることなく、対応することができる。
実施形態2.
本発明の第2の実施形態の出力装置制御システムについて、図面を参照して説明する。図8は、本発明の第2の実施形態の出力装置制御システムの構成例を示すブロック図である。図8に示すように、本発明の第2の実施形態の出力装置制御システムは、制御装置102とスイッチ202,203とを含む。制御装置102とスイッチ202とは、車内LAN300に接続されている。スイッチ202とスイッチ203とは通信回線302を介して互いに接続されている。
本発明の第2の実施形態の出力装置制御システムについて、図面を参照して説明する。図8は、本発明の第2の実施形態の出力装置制御システムの構成例を示すブロック図である。図8に示すように、本発明の第2の実施形態の出力装置制御システムは、制御装置102とスイッチ202,203とを含む。制御装置102とスイッチ202とは、車内LAN300に接続されている。スイッチ202とスイッチ203とは通信回線302を介して互いに接続されている。
また、スイッチ202の入出力ポート222a,222b(図8において図示せず)には、コンテンツ出力装置400a,400bがそれぞれ接続されている。スイッチ203の入出力ポート223a,223b(図8において図示せず)には、コンテンツ出力装置400c,400dがそれぞれ接続されている。
制御装置102は、各コンテンツ出力装置400a〜400dに、出力させるコンテンツに応じたパケットを送信する。制御装置102によって送信されたパケットは、車内LAN300およびスイッチ202を介して、各コンテンツ出力装置400a〜400dに送信される。なお、コンテンツ出力装置400c,400dには、通信回線302およびスイッチ203をさらに介してパケットが送信される。
図9は、制御装置102の構成例を示すブロック図である。図9に示すように、制御装置102は、コンテンツ提供部112、アドレステーブル記憶部122、通信部132、および制御部142を含む。
コンテンツ提供部112は、各コンテンツ出力装置400a〜400dに出力させるコンテンツを提供する。アドレステーブル記憶部122には、パケットの送信先とマルチキャストアドレスとの対応関係がテーブル形式で記録されたアドレステーブルが記憶されている。なお、本実施形態におけるアドレステーブルについて、詳しくは後述する。通信部132は、アドレステーブル記憶部122に記憶されているアドレステーブルに基づいて、マルチキャストアドレス宛へコンテンツ提供部112が提供するコンテンツに応じたパケットを送信する。また、通信部132は、制御部142の制御に従って、スイッチ202と情報を送受信する。制御部142は、制御装置102の各部を制御する。なお、制御部142は、例えば、プログラム制御に従って処理を実行するCPUによって実現される。
図10は、スイッチ202の構成例を示すブロック図である。図10に示すように、スイッチ202は、入出力ポート212、入出力ポート222a,222b,222c、送出元テーブル記憶部232、通信部242、および制御部252を含む。入出力ポート212は、車内LAN300に接続されている。入出力ポート222a,222bには、コンテンツ出力装置400a,400bがそれぞれ接続されている。入出力ポート222cには、通信回線302を介してスイッチ203が接続されている。送出元テーブル記憶部232には、マルチキャストアドレスとパケットの送出元とがテーブル形式で記録された送出元テーブルAが記憶されている。なお、送出元テーブルAについて、詳しくは後述する。通信部242は、制御部252の制御に従って、車内LAN300を介して制御装置102と情報を送受信する。制御部252は、スイッチ202の各部を制御する。なお、制御部252は、例えば、プログラム制御に従って処理を実行するCPUによって実現される。
図11は、スイッチ203の構成例を示すブロック図である。図11に示すように、スイッチ203は、入出力ポート213、入出力ポート223a,223b、送出元テーブル記憶部233、通信部243、および制御部253を含む。入出力ポート213は、通信回線302を介してスイッチ202の入出力ポート222cに接続されている。入出力ポート223a,223bには、コンテンツ出力装置400c,400dがそれぞれ接続されている。送出元テーブル記憶部233には、マルチキャストアドレスとパケットの送出元とがテーブル形式で記録された送出元テーブルBが記憶されている。なお、送出元テーブルBについて、詳しくは後述する。通信部243は、制御部253の制御に従って、スイッチ202と車内LAN300とを介して制御装置102と情報を送受信する。制御部253は、スイッチ203の各部を制御する。なお、制御部253は、例えば、プログラム制御に従って処理を実行するCPUによって実現される。
本実施形態の制御装置102のアドレステーブル記憶部122に記憶されているアドレステーブルについて説明する。本実施形態では、パケットの送信先の数は、コンテンツ出力装置400a〜400dの4つである。したがって、各コンテンツ出力装置400a〜400dの組み合わせの数を算出すると、
4C3+4C2=4+6=10
となり、10種類である。
4C3+4C2=4+6=10
となり、10種類である。
したがって、10種類のマルチキャストアドレスを用意すれば、各コンテンツ出力装置400a〜400dの組み合わせの全てにマルチキャストでパケットを送信できることになる。なお、コンテンツ出力装置400a〜400dのうち、一のコンテンツ出力装置のみにパケットを送信するためには、ユニキャストを用いる。
図12は、第2の実施形態のアドレステーブルの例を示す説明図である。図12に示すように、アドレステーブルによって、各コンテンツ出力装置400a〜400dの組み合わせと、パケットの宛先のマルチキャストアドレスとが対応付けられている。図12において、対応するマルチキャストアドレスによってパケットの送信先になるコンテンツ出力装置400a〜400dは、「○」で示されている。
図12に示す例では、パケットの送信先がコンテンツ出力装置400a,400bになる組み合わせにマルチキャストアドレス「a」が対応付けられている。また、図12に示す例では、パケットの送信先がコンテンツ出力装置400b,400cになる組み合わせにマルチキャストアドレス「b」が対応付けられている。さらに、図12に示す例では、パケットの送信先がコンテンツ出力装置400c,400dになる組み合わせにマルチキャストアドレス「c」が対応付けられている。
図12に示す例では、パケットの送信先がコンテンツ出力装置400a,400cになる組み合わせにマルチキャストアドレス「d」が対応付けられている。また、図12に示す例では、パケットの送信先がコンテンツ出力装置400a,400dになる組み合わせにマルチキャストアドレス「e」が対応付けられている。さらに、図12に示す例では、パケットの送信先がコンテンツ出力装置400b,400dになる組み合わせにマルチキャストアドレス「f」が対応付けられている。
図12に示す例では、パケットの送信先がコンテンツ出力装置400a,400b,400cになる組み合わせにマルチキャストアドレス「g」が対応付けられている。また、図12に示す例では、パケットの送信先がコンテンツ出力装置400a,400b,400dになる組み合わせにマルチキャストアドレス「h」が対応付けられている。さらに、図12に示す例では、パケットの送信先がコンテンツ出力装置400a,400c,400dになる組み合わせにマルチキャストアドレス「i」が対応付けられている。また、図12に示す例では、パケットの送信先がコンテンツ出力装置400b,400c,400dになる組み合わせにマルチキャストアドレス「j」が対応付けられている。
よって、制御装置102の制御部142は、通信部132にコンテンツ出力装置400a,400bへパケットを送信させたい場合に、アドレステーブルに基づいて、マルチキャストアドレス「a」宛でパケットを送信させる。また、制御装置102の制御部142は、通信部132にコンテンツ出力装置400b,400cへパケットを送信させたい場合に、アドレステーブルに基づいて、マルチキャストアドレス「b」宛でパケットを送信させる。制御装置102の制御部142は、通信部132にコンテンツ出力装置400c,400dへパケットを送信させたい場合に、アドレステーブルに基づいて、マルチキャストアドレス「c」宛でパケットを送信させる。また、制御装置102の制御部142は、通信部132にコンテンツ出力装置400a,400cへパケットを送信させたい場合に、アドレステーブルに基づいて、マルチキャストアドレス「d」宛でパケットを送信させる。
制御装置102の制御部142は、通信部132にコンテンツ出力装置400a,400dへパケットを送信させたい場合に、アドレステーブルに基づいて、マルチキャストアドレス「e」宛でパケットを送信させる。また、制御装置102の制御部142は、通信部132にコンテンツ出力装置400b,400dへパケットを送信させたい場合に、アドレステーブルに基づいて、マルチキャストアドレス「f」宛でパケットを送信させる。制御装置102の制御部142は、通信部132にコンテンツ出力装置400a,400b,400cへパケットを送信させたい場合に、アドレステーブルに基づいて、マルチキャストアドレス「g」宛でパケットを送信させる。また、制御装置102の制御部142は、通信部132にコンテンツ出力装置400a,400b,400dへパケットを送信させたい場合に、アドレステーブルに基づいて、マルチキャストアドレス「h」宛でパケットを送信させる。
制御装置102の制御部142は、通信部132にコンテンツ出力装置400a,400c,400dへパケットを送信させたい場合に、アドレステーブルに基づいて、マルチキャストアドレス「i」宛でパケットを送信させる。また、制御装置102の制御部142は、通信部132にコンテンツ出力装置400b,400c,400dへパケットを送信させたい場合に、アドレステーブルに基づいて、マルチキャストアドレス「j」宛でパケットを送信させる。
次に、送出元テーブルA,Bについて説明する。前述したように、10種類のマルチキャストアドレスを用意すれば、当該マルチキャストアドレスで各コンテンツ出力装置400a〜400dの組み合わせの全てにパケットを送信できることになる。
そして、制御装置102の通信部132は、コンテンツを出力させたいコンテンツ出力装置400a〜400dの組み合わせに応じたマルチキャストアドレス宛にパケットを送信する。スイッチ202,203の制御部252,253は、送信されたパケットのマルチキャストアドレスと送出元テーブル記憶部232,233に記憶されている送出元テーブルA,送出元テーブルBとに基づいて、パケットを送出する入出力ポートを入出力ポート222a〜222c,223a,223bのいずれにするのかを決定する。
本実施形態では、コンテンツ出力装置400a,400bは、スイッチ202に接続され、コンテンツ出力装置400c,400dは、スイッチ202に接続されたスイッチ203に接続されている。
まず、スイッチ202の送出元テーブル記憶部232に記憶されている送出元テーブルAについて説明する。図13は、送出元テーブルAの例を示す説明図である。図13に示すように、送出元テーブルAによって、パケットの宛先のマルチキャストアドレスと、入出力ポート222a,222b,222cの組み合わせとが対応付けられている。具体的には、コンテンツ出力装置400aに出力されるパケットのマルチキャストアドレス(図13に示す例ではマルチキャストアドレス「a」,「d」,「e」,「g」,「h」,「i」)には、入出力ポート222aが対応付けられている。また、コンテンツ出力装置400bに出力されるパケットのマルチキャストアドレス(図13に示す例ではマルチキャストアドレス「a」,「b」,「f」,「g」,「h」,「j」)には、入出力ポート222bが対応付けられている。そして、コンテンツ出力装置400c,400dに出力されるパケットのマルチキャストアドレス(図13に示す例ではマルチキャストアドレス「b」〜「j」)には、入出力ポート222cが対応付けられている。なお、図13において、対応するマルチキャストアドレスによってパケットの送出元になる入出力ポート222a〜222cは、「○」で示されている。
前述したように、入出力ポート222a,222bには、コンテンツ出力装置400a,400bがそれぞれ接続されている。また、入出力ポート222cには、コンテンツ出力装置400c,400dが接続されたスイッチ203が接続されている。
そうすると、換言すれば、図13に示すように、送出元テーブルAによって、マルチキャストアドレス「a」に入出力ポート222a,222bの組み合わせが対応付けられている。また、図13に示すように、送出元テーブルAによって、マルチキャストアドレス「b」に入出力ポート222b,222cの組み合わせが対応付けられている。さらに、図13に示すように、送出元テーブルAによって、マルチキャストアドレス「c」に入出力ポート222cが対応付けられている。また、図13に示すように、送出元テーブルAによって、マルチキャストアドレス「d」に入出力ポート222a,222cの組み合わせが対応付けられている。
図13に示すように、送出元テーブルAによって、マルチキャストアドレス「e」に入出力ポート222a,222cの組み合わせが対応付けられている。また、図13に示すように、送出元テーブルAによって、マルチキャストアドレス「f」に入出力ポート222b,222cの組み合わせが対応付けられている。さらに、図13に示すように、送出元テーブルAによって、マルチキャストアドレス「g」に入出力ポート222a,222b,222cが対応付けられている。
図13に示すように、送出元テーブルAによって、マルチキャストアドレス「h」に入出力ポート222a,222b,222cの組み合わせが対応付けられている。また、図13に示すように、送出元テーブルAによって、マルチキャストアドレス「i」に入出力ポート222a,222cの組み合わせが対応付けられている。さらに、図13に示すように、送出元テーブルAによって、マルチキャストアドレス「j」に入出力ポート222b,222cが対応付けられている。
よって、スイッチ202の制御部252は、マルチキャストアドレス「a」を宛先とするパケットが入出力ポート212に入力された場合に、送出元テーブルAに基づいて、以下の処理を行う。すなわち、制御部252は、当該パケットをコンテンツ出力装置400a,400bが接続されている入出力ポート222a,222bから送信する。すると、当該パケットは入出力ポート222a,222bから送出される。そして、当該パケットに基づいて、コンテンツ出力装置400a,400bからコンテンツが出力される。
また、スイッチ202の制御部252は、マルチキャストアドレス「b」を宛先とするパケットが入出力ポート212に入力された場合に、送出元テーブルAに基づいて、以下の処理を行う。すなわち、制御部252は、当該パケットをコンテンツ出力装置400bが接続されている入出力ポート222bおよびスイッチ203が接続されている入出力ポート222cからそれぞれ送信する。すると、当該パケットは入出力ポート222b,222cから送出される。そして、入出力ポート222bから送出されたパケットに基づいて、コンテンツ出力装置400bからコンテンツが出力される。
スイッチ202の制御部252は、マルチキャストアドレス「c」を宛先とするパケットが入出力ポート212に入力された場合に、送出元テーブルAに基づいて、以下の処理を行う。すなわち、制御部252は、当該パケットをスイッチ203が接続されている入出力ポート222cから送信する。すると、当該パケットは入出力ポート222cから送出される。
スイッチ202の制御部252は、マルチキャストアドレス「d」を宛先とするパケットが入出力ポート212に入力された場合に、送出元テーブルAに基づいて、以下の処理を行う。すなわち、制御部252は、当該パケットをコンテンツ出力装置400aが接続されている入出力ポート222aおよびスイッチ203が接続されている入出力ポート222cからそれぞれ送信する。すると、当該パケットは入出力ポート222a,222cから送出される。そして、入出力ポート222aから送出されたパケットに基づいて、コンテンツ出力装置400aからコンテンツが出力される。
スイッチ202の制御部252は、マルチキャストアドレス「e」を宛先とするパケットが入出力ポート212に入力された場合に、送出元テーブルAに基づいて、以下の処理を行う。すなわち、制御部252は、当該パケットをコンテンツ出力装置400aが接続されている入出力ポート222aおよびスイッチ203が接続されている入出力ポート222cからそれぞれ送信する。すると、当該パケットは入出力ポート222a,222cから送出される。そして、入出力ポート222aから送出されたパケットに基づいて、コンテンツ出力装置400aからコンテンツが出力される。
また、スイッチ202の制御部252は、マルチキャストアドレス「f」を宛先とするパケットが入出力ポート212に入力された場合に、送出元テーブルAに基づいて、以下の処理を行う。すなわち、制御部252は、当該パケットをコンテンツ出力装置400bが接続されている入出力ポート222bおよびスイッチ203が接続されている入出力ポート222cからそれぞれ送信する。すると、当該パケットは入出力ポート222b,222cから送出される。そして、入出力ポート222bから送出されたパケットに基づいて、コンテンツ出力装置400bからコンテンツが出力される。
スイッチ202の制御部252は、マルチキャストアドレス「g」を宛先とするパケットが入出力ポート212に入力された場合に、送出元テーブルAに基づいて、以下の処理を行う。すなわち、制御部252は、当該パケットをコンテンツ出力装置400a,400bがそれぞれ接続されている入出力ポート222a,222bおよびスイッチ203が接続されている入出力ポート222cからそれぞれ送信する。すると、当該パケットは入出力ポート222a,222b,222cから送出される。そして、入出力ポート222a,222bから送出されたパケットに基づいて、コンテンツ出力装置400a,400bからコンテンツが出力される。
スイッチ202の制御部252は、マルチキャストアドレス「h」を宛先とするパケットが入出力ポート212に入力された場合に、送出元テーブルAに基づいて、以下の処理を行う。すなわち、制御部252は、当該パケットをコンテンツ出力装置400a,400bがそれぞれ接続されている入出力ポート400a,400bおよびスイッチ203が接続されている入出力ポート222cからそれぞれ送信する。すると、当該パケットは入出力ポート222a,222b,222cから送出される。そして、入出力ポート222a,222bから送出されたパケットに基づいて、コンテンツ出力装置400a,400bからコンテンツが出力される。
また、スイッチ202の制御部252は、マルチキャストアドレス「i」を宛先とするパケットが入出力ポート212に入力された場合に、送出元テーブルAに基づいて、以下の処理を行う。すなわち、制御部252は、当該パケットをコンテンツ出力装置400aが接続されている入出力ポート222aおよびスイッチ203が接続されている入出力ポート222cからそれぞれ送信する。すると、当該パケットは入出力ポート222a,222cから送出される。そして、入出力ポート222aから送出されたパケットに基づいて、コンテンツ出力装置400aからコンテンツが出力される。
スイッチ202の制御部252は、マルチキャストアドレス「j」を宛先とするパケットが入出力ポート212に入力された場合に、送出元テーブルAに基づいて、以下の処理を行う。すなわち、制御部252は、当該パケットをコンテンツ出力装置400bが接続されている入出力ポート222bおよびスイッチ203が接続されている入出力ポート222cからそれぞれ送信する。すると、当該パケットは入出力ポート222b,222cから送出される。そして、当該パケットに基づいて、コンテンツ出力装置400bからコンテンツが出力される。
次に、スイッチ203の送出元テーブル記憶部233に記憶されている送出元テーブルBについて説明する。図14は、送出元テーブルBの例を示す説明図である。図14に示すように、送出元テーブルBによって、パケットの宛先のマルチキャストアドレスと、入出力ポート223a,223bの組み合わせとが対応付けられている。なお、図14において、対応するマルチキャストアドレスによってパケットの送出元になる入出力ポート223a,223bは、「○」で示されている。
前述したように、入出力ポート223a,223bには、コンテンツ出力装置400a,400bがそれぞれ接続されている。そして、図14に示すように、コンテンツ出力装置400cにパケットを送信するマルチキャストアドレス(図14に示す例ではマルチキャストアドレス「b」,「c」,「d」,「g」,「i」,「j」)には、入出力ポート223aが対応付けられている。また、コンテンツ出力装置400dにパケットを送信するマルチキャストアドレス(図14に示す例ではマルチキャストアドレス「c」,「e」,「f」,「h」,「i」,「j」)には、入出力ポート223bが対応付けられている。
また、換言すれば、図14に示すように、送出元テーブルBによって、マルチキャストアドレス「b」に入出力ポート223aが対応付けられている。また、図14に示すように、送出元テーブルBによって、マルチキャストアドレス「c」に入出力ポート223a,223bが対応付けられている。図14に示すように、送出元テーブルBによって、マルチキャストアドレス「d」に入出力ポート223aが対応付けられている。また、図14に示すように、送出元テーブルBによって、マルチキャストアドレス「e」に入出力ポート223bが対応付けられている。図14に示すように、送出元テーブルBによって、マルチキャストアドレス「f」に入出力ポート223bが対応付けられている。
また、図14に示すように、送出元テーブルBによって、マルチキャストアドレス「g」に入出力ポート223aが対応付けられている。図14に示すように、送出元テーブルBによって、マルチキャストアドレス「h」に入出力ポート223bが対応付けられている。また、図14に示すように、送出元テーブルBによって、マルチキャストアドレス「i」に入出力ポート223a,223bが対応付けられている。図14に示すように、送出元テーブルBによって、マルチキャストアドレス「j」に入出力ポート223a,223bが対応付けられている。
なお、スイッチ202における送出元テーブルAに基づいて、スイッチ203には、マルチキャストアドレス「a」を宛先とするパケットは送信されない。
スイッチ203の制御部253は、マルチキャストアドレス「b」,「d」,「g」を宛先とするパケットが入出力ポート213に入力された場合に、送出元テーブルBに基づいて、以下の処理を行う。すなわち、制御部253は、当該パケットをコンテンツ出力装置400cが接続されている入出力ポート223aから送信する。すると、当該パケットは入出力ポート223aから送出される。そして、当該パケットに基づいて、コンテンツ出力装置400cからコンテンツが出力される。
また、スイッチ203の制御部253は、マルチキャストアドレス「c」,「i」,「j」を宛先とするパケットが入出力ポート213に入力された場合に、送出元テーブルBに基づいて、以下の処理を行う。すなわち、制御部253は、当該パケットをコンテンツ出力装置400c,400dが接続されている入出力ポート223a,223bから送信する。すると、当該パケットは入出力ポート223a,223bから送出される。そして、当該パケットに基づいて、コンテンツ出力装置400c,400dからコンテンツが出力される。
スイッチ203の制御部253は、マルチキャストアドレス「e」,「f」,「h」を宛先とするパケットが入出力ポート213に入力された場合に、送出元テーブルBに基づいて、以下の処理を行う。すなわち、制御部253は、当該パケットをコンテンツ出力装置400dが接続されている入出力ポート223bから送信する。すると、当該パケットは入出力ポート223bから送出される。そして、当該パケットに基づいて、コンテンツ出力装置400dからコンテンツが出力される。
次に、本発明の第2の実施形態の出力装置制御システムの動作について説明する。図15は、本発明の第2の実施形態の出力装置制御システムにおけるコンテンツ出力開始動作を示すシーケンス図である。
本発明の第2の実施形態の出力装置制御システムにおいても、図6に示す第1の実施形態の出力装置制御システムにおけるステップS101,S102の処理と同様な処理が行われる。すなわち、スイッチ202,203は、当該出力装置制御システムの起動時等に、使用者の要求に応じて、各コンテンツ出力装置400a〜400dから、出力するコンテンツの送信要求を受信する。スイッチ203は、コンテンツ出力装置400c,400dから、出力するコンテンツの送信要求を受信し、スイッチ202に送信する。スイッチ202は、コンテンツ出力装置400a,400bおよびスイッチ202から受信した送信要求を制御装置102に送信する。
そして、制御装置102の制御部142は、送信された送信要求に応じて、各コンテンツ出力装置400a〜400dに出力させるコンテンツを決定する(ステップS301)。本例では、制御部142は、送信要求に応じて、コンテンツ出力装置400a,400dにコンテンツαを出力させると決定し、コンテンツ出力装置400b,400cにコンテンツβを出力させると決定したとする。
制御部142は、図12に示すアドレステーブルに基づいて、ステップS301の処理における決定結果に応じて送信するパケットの宛先のマルチキャストアドレスを選択する(ステップS302)。本例では、制御部142は、コンテンツ出力装置400a,400dにコンテンツαを出力させるために、コンテンツαに応じたパケットの宛先にマルチキャストアドレス「e」を選択する。また、制御部142は、コンテンツ出力装置400b,400cにコンテンツβを出力させるために、コンテンツβに応じたパケットの宛先にマルチキャストアドレス「b」を選択する。
制御部142は、通信部132に、ステップS302の処理で選択したマルチキャストアドレス「e」宛でコンテンツαに応じたパケットを順次送信させる。また、制御部142は、通信部132に、ステップS302の処理で選択したマルチキャストアドレス「b」宛でコンテンツβに応じたパケットを順次送信させる(ステップS303)。
スイッチ202の制御部252は、ステップS303の処理で制御装置102によって送信されて通信ネットワーク300を介して入出力ポート212に入力されたパケットが送出される入出力ポートを決定する(ステップS304)。
なお、制御部252は、ステップS304の処理で、ステップS303の処理で送信されたパケットのマルチキャストアドレスと送出元テーブル記憶部232に記憶されている図13に示す送出元テーブルAとに基づいて、パケットが送出される入出力ポートを決定する。
本例では、ステップS303の処理で、マルチキャストアドレス「e」宛にコンテンツαに応じたパケットが送信され、マルチキャストアドレス「b」宛にコンテンツβに応じたパケットが送信されている。そこで、制御部252は、図13に示す送出元テーブルAに基づいて、マルチキャストアドレス「e」宛に送信されたコンテンツαに応じたパケットを送出する入出力ポートを入出力ポート222a,222cに決定する。また、制御部252は、図13に示す送出元テーブルAに基づいて、マルチキャストアドレス「b」宛に送信されたコンテンツβに応じたパケットを送出する入出力ポートを入出力ポート222b,222cに決定する。そして、制御部252は、ステップS304の処理で決定した送出元の入出力ポートの数に応じて、ステップS303の処理で送信されたパケットをコピーする。
そして、制御部252は、ステップS304の処理における決定結果に基づいて、コンテンツαに応じたパケットを入出力ポート222a,222cから送信する。また、制御部252は、コンテンツβに応じたパケットを入出力ポート222b,222cから送信する(ステップS305)。
すると、コンテンツαに応じたパケットは入出力ポート222a,222cから送出される。コンテンツβに応じたパケットは、入出力ポート222b,222cから送出される。そして、コンテンツ出力装置400aからコンテンツαが出力され、コンテンツ出力装置400bからコンテンツβが出力される。
すると、コンテンツαに応じたパケットは入出力ポート222a,222cから送出される。コンテンツβに応じたパケットは、入出力ポート222b,222cから送出される。そして、コンテンツ出力装置400aからコンテンツαが出力され、コンテンツ出力装置400bからコンテンツβが出力される。
スイッチ203の制御部253は、ステップS305の処理でスイッチ202によって入出力ポート222cから送信されて通信回線302を介して入出力ポート213に入力されたパケットが送出される入出力ポートを決定する(ステップS306)。
なお、制御部253は、ステップS306の処理で、ステップS305の処理で送信されたパケットのマルチキャストアドレスと送出元テーブル記憶部233に記憶されている図14に示す送出元テーブルBとに基づいて、パケットが送出される入出力ポートを決定する。
本例では、ステップS305の処理で、マルチキャストアドレス「e」宛にコンテンツαに応じたパケットが送信され、マルチキャストアドレス「b」宛にコンテンツβに応じたパケットが送信されている。そこで、制御部253は、図14に示す送出元テーブルBに基づいて、マルチキャストアドレス「e」宛に送信されたコンテンツαに応じたパケットを送出する入出力ポートを入出力ポート223bに決定する。また、制御部253は、図14に示す送出元テーブルBに基づいて、マルチキャストアドレス「b」宛に送信されたコンテンツβに応じたパケットを送出する入出力ポートを入出力ポート222aに決定する。そして、制御部253は、ステップS306の処理で決定した送出元の入出力ポートの数に応じて、ステップS305の処理で送信されたパケットをコピーする。
そして、制御部253は、ステップS306の処理における決定結果に基づいて、コンテンツαに応じたパケットを入出力ポート223bから送信し、コンテンツβに応じたパケットを入出力ポート223aから送信する(ステップS307)。すると、コンテンツαに応じたパケットは入出力ポート223bから送出され、コンテンツβに応じたパケットは、入出力ポート223aから送出される。
そして、コンテンツ出力装置400dからコンテンツαが出力され、コンテンツ出力装置400cからコンテンツβが出力される。
したがって、コンテンツ出力装置400a,400dからコンテンツαが出力され、コンテンツ出力装置400b,400cからコンテンツβが出力される。制御装置102の制御部142はステップS302の処理結果に基づくステップS303の処理を順次行う。また、スイッチ202の制御部252はステップS304の処理結果に基づくステップS305の処理を順次行い、スイッチ203の制御部253はステップS306の処理結果に基づくステップS307の処理を順次行う。すると、コンテンツ出力装置400a,400dからのコンテンツαの出力、およびコンテンツ出力装置400b,400cからのコンテンツβの出力が継続される。
本実施形態によれば、制御装置102がマルチキャストで各コンテンツ出力装置400a〜400dにそれぞれパケットを送信する。したがって、各コンテンツ出力装置にユニキャストでそれぞれパケットを送信する場合に生じる各コンテンツ出力装置間における映像や音声の時間差が生じず、使用者に違和感を与えないように映像や音声を出力させることができる。また、各コンテンツ出力装置にブロードキャストでパケットを送信する場合に生じる通信ネットワーク300の過負荷を良好に防止し、映像や音声の出力における問題の発生を未然に防ぐことができる。スイッチ202,203は、IGMP joinメッセージを参照したりしないので、スイッチ202,203の処理負荷の増大を良好に防止することができる。
また、本実施形態においても、第1の実施形態におけるステップS203〜S205の処理と同様な処理を実行して、マルチキャストアドレスを変更するという簡便な処理で、コンテンツを出力させるコンテンツ出力装置の組み合わせを変更することができる。したがって、使用者の要求に応じた一部のコンテンツ出力装置における出力コンテンツの急な変更の要求が残部のコンテンツ出力装置におけるコンテンツの出力に影響を与えることなく、使用者に違和感を与えないように、当該要求に迅速に対応することができる。
なお、スイッチ202の制御部252は、各入出力ポート222a,222bに接続されているコンテンツ出力装置400a,400bがオン状態であるか否かを監視している。そして、制御部252は、コンテンツ出力装置400a,400bの少なくとも一方がオフ状態または非接続状態になり、オン状態でないと判断した場合に、以下の処理を行う。すなわち、制御部252は、通信部242に、オン状態でないと判断したコンテンツ出力装置400a,400bが接続されている入出力ポートを示す情報を通信ネットワーク300を介して制御装置102に送信する。制御装置102の制御部142は、通信部132がスイッチ202から送信された情報を受信すると、当該情報に基づいて、いずれのコンテンツ出力装置400a,400bがオン状態でないのかを判断する。そして、制御部142は、当該判断結果に基づいて、オン状態でないコンテンツ出力装置400a,400bにパケットが送信されないように、マルチキャストアドレスを変更する。
また、スイッチ203の制御部253は、各入出力ポート223a,223bに接続されているコンテンツ出力装置400c,400dがオン状態であるか否かを監視している。そして、制御部253は、コンテンツ出力装置400c,400dの少なくとも一方がオフ状態または非接続状態になり、オン状態でないと判断した場合に、以下の処理を行う。すなわち、制御部253は、通信部243に、オン状態でないと判断したコンテンツ出力装置400c,400dが接続されている入出力ポートを示す情報を通信回線302、スイッチ202、通信ネットワーク300を介して制御装置102に送信する。制御装置102の制御部142は、通信部132がスイッチ203から送信された情報を受信すると、当該情報に基づいて、いずれのコンテンツ出力装置400c,400dがオン状態でないのかを判断する。そして、制御部142は、当該判断結果に基づいて、オン状態でないコンテンツ出力装置400c,400dにパケットが送信されないように、マルチキャストアドレスを変更する。
制御部252は、少なくとも一部がオフ状態または非接続状態であったコンテンツ出力装置400a〜400dのいずれかがオン状態になったと判断した場合に、以下の処理を行う。すなわち、制御部252は、通信部242に、オン状態になったと判断したコンテンツ出力装置400a〜400dが接続されている入出力ポートを示す情報を通信ネットワーク300を介して制御装置102に送信する。制御装置102の制御部142は、通信部132がスイッチ202,203から送信された情報を受信すると、当該情報に基づいて、いずれのコンテンツ出力装置400a〜400dがオン状態になったのかを判断する。そして、制御部142は、当該判断結果に基づいて、オン状態になったコンテンツ出力装置400a〜400dにパケット(例えば、コンテンツαに応じたパケット)が送信されるように、マルチキャストアドレスを変更する。より具体的には、例えば、コンテンツ出力装置400cがオン状態になった場合に、制御部142は、通信部132に、マルチキャストアドレス「b」宛でコンテンツαに応じたパケットを送信させる。また、制御部142は、通信部132に、マルチキャストアドレス「e」宛でコンテンツβに応じたパケットを送信させる。すると、コンテンツ出力装置400a,400b,400dにおけるコンテンツ出力に影響を与えることなく、コンテンツ出力装置400cにおいてコンテンツ出力を開始させることができる。なお、スイッチ203は、制御装置102からマルチキャストアドレス「b」宛にパケットが送信されたときに、当該パケットをコンテンツ出力装置400cが接続されている入出力ポート223aから送信するように、当該パケットをコピーする。
したがって、コンテンツ出力装置400a〜400dの一部がオン状態からオフ状態等になった場合には、制御装置102における制御部142は、マルチキャストアドレスを変更する。そうすると、簡便な方法で、コンテンツ出力装置400a〜400dの残部の出力に影響を与えることなく、対応することができる。
また、コンテンツ出力装置400a〜400dの一部がオフ状態等からオン状態になった場合には、制御装置102における制御部142は、マルチキャストアドレスを変更し、スイッチ202,203が変更後のマルチキャストアドレスに応じてパケットをコピーする。そうすると、簡便な方法で、コンテンツ出力装置400a〜400dの残部の出力に影響を与えることなく、対応することができる。
なお、以上に述べた各実施形態では、出力装置制御システムは、自動車や、航空機、船舶、列車等の客室に設置されるとして説明したが、コンサートホール等に設置され、当該コンサートホールの複数のコンテンツ出力装置を制御するように構成されていてもよい。
また、制御装置100,102は、各コンテンツ出力装置400a〜400eに、受信した場合にコンテンツの出力を行うパケットのマルチキャストアドレスを予め通知するように構成されていてもよい。そして、各コンテンツ出力装置400a〜400eは、通知されたマルチキャストアドレス宛のパケットを受信したときに、当該パケットに基づくコンテンツを出力する。
なお、出力装置制御システムは、以下のような各処理を行ってもよい。すなわち、制御装置100,102は、起動時に、各コンテンツ出力装置400a〜400eに起動指示を送信する。そして、制御装置100,102は、各コンテンツ出力装置400a〜400eによって起動指示に応じて送信された応答通知を受信する。応答通知は、各コンテンツ出力装置400a〜400eを識別する識別情報を含む。制御装置100,102は、受信した応答通知に含まれる識別情報に基づいて、接続されているコンテンツ出力装置を把握する。そして、制御装置100,102は、把握結果に基づいて、各コンテンツ出力装置の組み合わせを生成する。そして、制御装置100,102は、例えば、予め用意されたマルチキャストアドレスと各コンテンツ出力装置の組み合わせとを対応付けるアドレステーブルを生成する。また、制御装置100,102は、生成したアドレステーブルをスイッチ200,202,203に送信する。スイッチ200,202,203は、送信されたアドレステーブルに基づいて、アドレステーブルにおけるマルチキャストアドレスと、各コンテンツ出力装置が接続されている入出力ポートとを対応付ける送出元テーブルを生成する。制御装置100,102は、生成したアドレステーブルに基づいて、パケットの宛先のマルチキャストアドレスを決定して送信する。スイッチ200,202,203は、送信されたパケットの宛先のマルチキャストアドレスに基づいて、当該パケットを各コンテンツ出力装置に送信する。
そのような構成によれば、出力装置制御システムの出荷時や修理時、コンテンツ出力装置の新たな設置時等において、自動的にアドレステーブルと送出元テーブルとを生成されることができる。したがって、出力装置制御システムの出荷時や修理時、コンテンツ出力装置の新たな設置時等における初期設定の手間や時間を良好に削減することができる。
実施形態3.
本発明の第3の実施形態の制御装置10について説明する。図16は、本発明の第3の実施形態の制御装置10の構成例を示すブロック図である。図16に示すように、本発明の第3の実施形態の制御装置10は、アドレス記憶手段11(図2に示す第1の実施形態におけるアドレステーブル記憶部120、および図9に示す第2の実施形態におけるアドレステーブル記憶部122に相当)、アドレス決定手段12(図2に示す第1における実施形態の制御部140、および図9に示す第2の実施形態における制御部142に相当)、および通信手段13(図2に示す第1の実施形態における通信部130、および図9に示す第2の実施形態における通信部132に相当)を含む。
本発明の第3の実施形態の制御装置10について説明する。図16は、本発明の第3の実施形態の制御装置10の構成例を示すブロック図である。図16に示すように、本発明の第3の実施形態の制御装置10は、アドレス記憶手段11(図2に示す第1の実施形態におけるアドレステーブル記憶部120、および図9に示す第2の実施形態におけるアドレステーブル記憶部122に相当)、アドレス決定手段12(図2に示す第1における実施形態の制御部140、および図9に示す第2の実施形態における制御部142に相当)、および通信手段13(図2に示す第1の実施形態における通信部130、および図9に示す第2の実施形態における通信部132に相当)を含む。
アドレス記憶手段11は、コンテンツを出力させる複数のコンテンツ出力装置(図1に示すコンテンツ出力装置400a〜400e、および図8に示すコンテンツ出力装置400a〜400dに相当)とマルチキャストアドレスとを対応付けて記憶する。アドレス決定手段12は、当該複数のコンテンツ出力装置に応じて、アドレス記憶手段11に記憶されている対応関係に基づいて、パケットの宛先のマルチキャストアドレスを決定する。通信手段13は、アドレス決定手段12が決定したマルチキャストアドレス宛にパケットを送信する。
本実施形態によれば、コンテンツの出力に問題を生じさせず、使用者に違和感を与えないように、複数の出力装置を制御できる。
実施形態4.
本発明の第4の実施形態の出力装置制御システムについて説明する。図17は、本発明の第4の実施形態の出力装置制御システムの構成例を示すブロック図である。図17に示すように、本発明の第4の実施形態の出力装置制御システムは、制御装置10および通信中継装置20(図1に示す第1の実施形態におけるスイッチ200、および図8に示す第2の実施形態におけるスイッチ202,203に相当)を含む。
本発明の第4の実施形態の出力装置制御システムについて説明する。図17は、本発明の第4の実施形態の出力装置制御システムの構成例を示すブロック図である。図17に示すように、本発明の第4の実施形態の出力装置制御システムは、制御装置10および通信中継装置20(図1に示す第1の実施形態におけるスイッチ200、および図8に示す第2の実施形態におけるスイッチ202,203に相当)を含む。
通信中継装置20は、複数のコンテンツ出力装置400a〜400z(図1に示すコンテンツ出力装置400a〜400e、および図8に示すコンテンツ出力装置400a〜400dに相当)と制御装置10の通信手段13との間の通信を中継する。
本実施形態によれば、コンテンツの出力に問題を生じさせず、使用者に違和感を与えないように、複数の出力装置を制御できる。
10、100、102 制御装置
11 アドレス記憶手段
12 アドレス決定手段
13 通信手段
20 通信中継装置
110、112 コンテンツ提供部
120、122 アドレステーブル記憶部
130、132、240、242、243 通信部
140、142、250、252、253 制御部
200、202、203 スイッチ
210、212、213、220a〜220e、222a,222b,222c、223a、223b 入出力ポート
230、232、233 送出元テーブル記憶部
300 通信ネットワーク
302 通信回線
400a〜z コンテンツ出力装置
11 アドレス記憶手段
12 アドレス決定手段
13 通信手段
20 通信中継装置
110、112 コンテンツ提供部
120、122 アドレステーブル記憶部
130、132、240、242、243 通信部
140、142、250、252、253 制御部
200、202、203 スイッチ
210、212、213、220a〜220e、222a,222b,222c、223a、223b 入出力ポート
230、232、233 送出元テーブル記憶部
300 通信ネットワーク
302 通信回線
400a〜z コンテンツ出力装置
Claims (10)
- コンテンツを出力させる複数のコンテンツ出力装置と前記コンテンツに応じたパケットの宛先のマルチキャストアドレスとを対応付けて記憶するアドレス記憶手段と、
前記複数のコンテンツ出力装置に応じて、前記アドレス記憶手段に記憶されている対応関係に基づいて、前記パケットの宛先のマルチキャストアドレスを決定するアドレス決定手段と、
前記アドレス決定手段が決定した前記マルチキャストアドレス宛に前記パケットを送信する通信手段とを含む
ことを特徴とする制御装置。 - 前記アドレス記憶手段は、前記複数のコンテンツ出力装置と前記マルチキャストアドレスとをテーブル形式で対応付けて記憶する
請求項1に記載の制御装置。 - 前記アドレス決定手段は、使用者の要求に基づいて、前記通信手段が送信する前記パケットの宛先のマルチキャストアドレスを変更する
請求項1または請求項2に記載の制御装置。 - 前記アドレス決定手段は、前記通信手段が前記コンテンツ出力装置から受信した要求に基づいて、前記通信手段が送信する前記パケットの宛先のマルチキャストアドレスを変更する
請求項1から請求項3のうちいずれかに記載の制御装置。 - 前記通信手段は、互いに異なるコンテンツに応じたパケットを互いに異なるマルチキャストアドレスで送信して、前記複数のコンテンツ出力装置の一部と他の一部とで前記互いに異なるコンテンツをそれぞれ出力させる
請求項1から請求項4のうちいずれかに記載の制御装置。 - 請求項1から請求項5のうちいずれかに記載の制御装置と、
前記複数のコンテンツ出力装置と前記制御装置の前記通信手段との間の通信を中継する通信中継装置とを備えた
ことを特徴とする出力装置制御システム。 - 前記通信中継装置は、
前記コンテンツ出力装置がそれぞれ接続され、接続された前記コンテンツ出力装置のそれぞれに、前記制御装置の前記通信手段が送信した前記パケットを送出する複数の接続手段と、
前記複数の接続手段のそれぞれと前記マルチキャストアドレスとを対応付けて記憶する接続対応記憶手段と、
前記接続対応記憶手段に記憶されている対応関係に基づいて、前記パケットを送出する前記接続手段を決定する送出元決定手段とを含む
請求項6に記載の出力装置制御システム。 - コンテンツを出力させる複数のコンテンツ出力装置に応じて、前記複数のコンテンツ出力装置と前記コンテンツに応じたパケットの宛先のマルチキャストアドレスとを対応付けて記憶するアドレス記憶手段に記憶されている対応関係に基づいて、前記パケットの宛先のマルチキャストアドレスを決定するアドレス決定ステップと、
前記アドレス決定ステップで決定した前記マルチキャストアドレス宛に前記パケットを送信する通信ステップとを含む
ことを特徴とする出力装置制御方法。 - 請求項8に記載の出力装置制御方法と、
前記通信ステップで送信した前記パケットを前記複数のコンテンツ出力装置に中継する中継ステップとを含む
ことを特徴とする出力装置中継制御方法。 - コンピュータに、
コンテンツを出力させる複数のコンテンツ出力装置に応じて、前記複数のコンテンツ出力装置と前記コンテンツに応じたパケットの宛先のマルチキャストアドレスとを対応付けて記憶するアドレス記憶手段に記憶されている対応関係に基づいて、前記パケットの宛先のマルチキャストアドレスを決定するアドレス決定処理と、
前記アドレス決定処理で決定した前記マルチキャストアドレス宛に前記パケットを送信する通信処理とを実行させる
ための出力装置制御プログラム。
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