JP2006268884A - アクチュエータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ノイズによる誤動作を防止できるアクチュエータ制御装置を提供する。
【解決手段】 ノイズを検出した際に(S102:Yes)、過電流検出のしきい値を通常の基準値よりも高めて(S104)、保護動作開始を判断するため(S112)、ノイズにより保護動作が誤って開始されるのを防ぐことができる。また、過電流検出時間を通常の基準時間より長くし(S106)、保護動作開始を判断するため(S112)、ノイズにより保護動作が誤って開始されるのを防ぐことができる。これにより、ノイズによる誤動作を防止できるアクチュエータ制御装置を提供できる。
【選択図】 図9

Description

この発明は、入力値に対応させてアクチュエータを制御するアクチュエータ制御装置に関するものである。
入力値に対応させてアクチュエータを制御するアクチュエータ制御装置、例えば、電気式動力舵取装置は、トルクセンサにより操舵トルクを検出し、操舵トルクに応じてモータを駆動することで操舵アシストを行っている。ここで、トルクセンサは、車両の操舵ステアリングに連結された入力軸と操舵機構に連結された出力軸との間に配設されたトーションバーの捻れ量から操舵トルクを検出している。そして、電気式動力舵取装置の制御装置が、該検出した操舵トルクに応じて、モータを駆動し操舵をアシストする。
係るアクチュエータ制御装置、特に車載されるアクチュエータ制御装置においては、電波ノイズにより誤動作が生じないように対策が取られている。ここで、ノイズ低減策としては、信号ラインのインピーダンスを下げる、信号ラインにEMフィルタ等のノイズ吸収素子を付ける、グランド、電源を供給するための配線Vccパターンを大きく取る等の種々の対策が採用されている。
特開平05−286452号公報 特開昭61−248102号公報 特開昭62−057001号公報 実開昭60−112803号公報 特開平04−033101号公報
しかしながら、上述したノイズ低減策は、各信号ラインに対策素子を付加したり、大面積のグランド、Vccパターンを設ける必要があり、基板を大型化させ、また、多層基板が必要となり、コスト上昇の原因となった。さらに、電波ノイズ対策を施しても、照射される電界強度が高くなれば、誤動作が避けられなかった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ノイズによる誤動作を防止できるアクチュエータ制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、第1入力に対応させてアクチュエータを制御すると共に、第2の入力に応じて保護動作を行うアクチュエータ制御装置において、
ノイズを検出した際に、第2の入力に応じた保護動作開始の判断方法を変更することを技術的特徴とする。
請求項1の発明では、ノイズを検出した際に、第2の入力に応じた保護動作開始の判断方法を変更するため、ノイズにより保護動作が誤って開始されるのを防ぐことができる。
請求項2の発明は、前記第2の入力に応じた保護動作開始の判断方法の変更は、保護動作開始の第2入力値のしきい値を高めることにより行うことを技術的特徴とする。
請求項2の発明では、ノイズを検出した際に、保護動作開始の第2入力値のしきい値を高めて、第2の入力に応じて保護動作開始を判断するため、ノイズにより保護動作が誤って開始されるのを防ぐことができる。
請求項3の発明は、前記第2の入力に応じた保護動作開始の判断方法の変更は、しきい値を越える前記第2の入力の継続時間を長くすることにより行うことを技術的特徴とする。
請求項3の発明では、ノイズを検出した際に、しきい値を越える第2の入力の継続時間を長くし、第2の入力に応じて保護動作開始を判断するため、ノイズにより保護動作が誤って開始されるのを防ぐことができる。
以下、本発明のアクチュエータ制御装置の第1参考例に係る電気式動力舵取装置について図を参照して説明する。この第1参考例は、後述する第1実施形態の前提となる構成を備えている。
図1は第1参考例の電気式動力舵取装置の制御構成を示すブロック図である。電気式動力舵取装置は、操舵トルクを検出するためのトルクセンサ12と、トルクセンサ12からの操舵トルク及び車速センサ14からの車速に基づきモータ指令トルク(操舵アシスト量)を演算する制御装置20と、該制御装置20からのモータ指令トルクに応じてモータMを制御するモータ駆動回路30とからなる。
トルクセンサ12は、車両の操舵ステアリングに連結された入力軸と操舵機構に連結された出力軸との間に配設されたトーションバーの捻れ量から操舵トルクを検出する。制御装置20は、CPU22と、該CPU22とトルクセンサ12及び車速センサ14とを接続するためのインターフェイス24とから構成されている。
該制御装置20とモータ駆動回路30の制御系について、図2のブロック図に示す。トルクセンサ12からの出力(操舵トルク:電圧値)は、ノイズを除去すると共にA/D変換を行うフィルタ回路42を介して位相補償手段44へ出力される。該位相補償手段44は、検出値を微分することで位相を進め、操舵アシストの遅れを補償する。即ち、検出値に基づき指令値を演算すると、演算完了までに一定の時間がかかり、この一定時間が、検出値に対する指令値の遅れとなるため、現在の検出値に基づいて指令値を求めると、操舵アシストを適正に制御し得ない。このため、該位相補償手段44が操舵トルクTsの位相を進める。
一方、車速センサ14からの車速値は、車速パルス検出手段60にて波形成形され、車速重み関数決定手段62にて、重み付け関数にて車速に応じた重み付けが行われる。即ち、図3中に示す重み付け関数のマップ62AがCPU22のROM等に記憶されており、車速に応じて記憶されたマップを検索することで、例えば、車速0km/hの際には“1”を出力し、100km/hの際には“0.2”を出力する。これにより、操舵アシスト量を車速に応じて重み付けを行うことでステアリングを操作する際、低速時に操舵を軽く、反対に、高速時に操舵を重くしている。
また、第1参考例の電気式動力舵取装置においては、操舵トルクが所定値よりも小さいときには、該操舵トルクに応じたモータ制御を行わないようにする「不感帯」を設ける。即ち、不感帯を設けることで、中、高速走行時のステアリング中立付近での剛性感を高め、操舵フィーリングを高めている。このため、図3に示ようにトルクセンサ12からの操舵トルクTsに応じて、操舵トルクTs−モータ指令トルクTmのマップ46Aを検索して、指令トルクTmが決定される。ここで、該操舵トルクTs−モータ指令トルクTmのマップ46Aには、不感帯が設定されており、不感帯幅よりも小さな操舵トルクのときは、指令トルクTmが0として出力される。
アシストトルク決定手段46は、該位相補償手段44からの操舵トルクTsと、車速重み関数決定手段62からの重み付け値Waから、モータMによるアシスト量を決定する。即ち、アシストトルク決定手段46は、図3中を参照して上述した操舵トルクTs−モータ指令トルクTmのマップ46Aと、ノード46Bとの機能を有しており、入力された操舵トルクTsに対応するモータ指令トルクTmをマップを検索して求め、ノード46Bにて、該検索したモータ指令トルクTmと車速重み関数決定手段62からの重み付け値Waとを積算、即ち、モータ指令トルクTmを車速で補正し、補正したモータ指令トルクTm’を出力する。
電流指令決定手段48は、アシストトルク決定手段46からのモータ指令トルクTm’をモータMにて発生させるための電流指令値を決定する。この電流値が、モータ電流をフィードバックするノード49を介して増幅手段50へ出力される。該増幅手段50は、入力された値を増幅してPWM回路52へ出力する。PWM回路52は、増幅手段50により出力された値に応じて、バッテリ(図示せず)からの電圧をON−OFFするPWM制御を行い、モータ指令トルクTm’に応じたトルクを発生させ、操舵をアシストする。モータ出力は、ゲインKで、ノード49へフィードバックされる。
なお、上述したフィルタ回路42、位相補償手段44、アシストトルク決定手段46、車速パルス検出手段60、車速重み関数決定手段62の機能を、図1中の制御装置20が果たし、電流指令決定手段48、ノード49,増幅手段50、PWM回路52をモータ駆動回路30が備える。
第1参考例のCPU22は、1チップのマイクロコンピュータから成り、入力端子を利用してノイズレベルを検出するように構成されている。
このノイズレベル検出のための構成について、図4(A)を参照して説明する。CPU22には、入力端子Pi1〜Pi8と、出力端子Po1〜Po6が設けられており、入力端子Pi8は、A/D変換入力として構成されている。該入力端子Pi8には、5Vの定電圧とアースとの間に同じ抵抗値の抵抗R1、R2がラインL1を介して接続されており、2.5Vが印加される。ここで、該CPU22は、入力端子Pi8での電圧レベルを監視しており、電波ノイズが重畳することで、電圧レベルが変動すると、ノイズ有りと判断し、後述するノイズ対策処理を開始する。
図4(B)、図4(C)、図4(D)は、図4(A)の構成の改変例を示している。図4(B)に示す接続例では、CPU22の入力端子Pi8には、抵抗R3を介してアース(又は電源Vcc)が接続されている。また、図4(C)に示す接続例では、細くて長いハイインピーダンスのラインL2(好ましくは、パターンを蛇行させインダクタンスを上げる)が接続されている。更に、図4(D)に示す例では、コンデンサCと接地された抵抗R4からなるハイパスフィルタに接続され、該ハイパスフィルタを介して高周波ノイズのみが入力端子Pi8へ印加されるように構成されている。図4(B)、図4(C)、図4(D)に示す接続例でも、図4(A)と同様に1チップのマイクロコンピュータからなるCPU22の入力端子にてノイズを検出することができる。
なお、図4に示す接続例以外にも、バスバー、又は、マイクロコンピュータの空端子(足)を用いて、ノイズを検出することができ、更に、マイクロコンピュータのA/D端子ではなく、デスクリートにA/D変換回路を構成し、このA/D変換回路の出力をCPUに接続することも可能である。
引き続き、第1参考例に係る電気式動力舵取装置のCPU22によるノイズ検出及びノイズ対策処理について、図5及び図6のフローチャートを参照して説明する。なお、このノイズ検出及びノイズ対策処理は所定時間間隔で行われる。 図5は、ノイズ検出処理を示している。CPU22は、入力端子Pi8の電圧レベルに基づき電波ノイズが信号線に重畳しているかを判断する(S12)。ここで、電圧レベルが上述した2.5V±0.1V以上変化しているときには(S12:Yes)、ノイズ検出フラグをセットする(S14)。一方、電圧レベルの変動が上述した±0.1V未満のときには(S12:No)、ノイズ検出フラグをクリアする(S16)。以上が、後述する第1実施形態の前提となる構成である。
図6を参照して、ノイズ対策処理について説明する。先ず、ノイズ検出フラグがセットされているかを判断する(S20)。ノイズ検出フラグが設定されていないときには(S20:No)、モータMに過電流が流れ、フェイルセーフ動作を行う必要があるかを判断する(S22)。ここで、フェイルセーフ動作の必要がない場合には(S22:No)、処理を終了する。一方、フェイルセーフ動作の必要がある際には(S22:Yes)、フェイルセーフ処理、例えば、モータ電流の停止等の処理を行う(S24)。
一方、上述したノイズ検出フラグがセットされているかのS20の判断において、ノイズ検出フラグが設定されている際には(S20)、フェイルセーフの検出を行わないようにS26へ進む。該S26では、制御定数を変更することで、フィードバックの応答性を下げ、ノイズの影響を低減させる。具体的には、図2中に示すモータ出力のフィードバックゲインKの値を下げる。更に、動作制御レベルを変更することで、ノイズの影響を低減させる(S28)。具体的には、最大出力として1200Wまで発生させるモータMに、ノイズフラグが設定されている間は、最大出力800Wまでに留め、操舵アシストを行う。
この第1参考例では、ノイズを検出する入力端子Pi8に接続されたラインL1上の電圧レベルに基づきノイズを検出するため、センサを用いることなくノイズレベルを検出することができる。また、ノイズを検出した際に、制御方法(制御定数)を変更し、応答性を下げるため、ノイズによる誤動作を防止することができる。また、ノイズを検出した際に、制御動作レベル(モータ最大出力)を1200Wから800Wまで狭めるため、ノイズにより大きな誤動作が生じることを防止できる。特に、ノイズを検出した際に、フェイルセーフの検出を中止するため、ノイズによるフェイルセーフの誤動作を防止することができる。更に、従来技術において行われていたノイズ軽減のための素子の付加、パターンの拡大を必要としないため、制御回路20を廉価且つ小型に形成することができる。
引き続き、本発明の第2参考例に係る電気式動力舵取装置について説明する。第2参考例の電気式動力舵取装置は、ノイズ対策処理を除き、第1参考例と同様であるため、当該ノイズ対策処理についてのみ図7を参照して説明する。
CPU22は、ノイズ検出フラグがセットされているかを判断する(S62)。ここで、ノイズ検出フラグが設定されていないときには(S62:No)、入力に対する出力を決定する(S66)。具体的には、図3を参照して上述したように、入力された操舵トルクTsに対応するモータ指令トルクTmをマップを検索して求め、モータ指令トルクTmを車速で補正し、補正したモータ指令トルクTm’を出力する。
一方、ノイズ検出フラグが設定されている際には(S62:Yes)、検出した車速値にノイズが重畳して信頼性が低下しているため、モータ指令トルクTmの車速による補正を停止し、モータ指令トルクTm’を出力する(S64)。
この第2参考例では、ノイズを検出した際に、モータの補正制御を停止するため、ノイズによる誤動作を防止することができる。この第2参考例では、補正制御を中止したが、この代わりに、モータMによるアシストそのものを中止することも可能である。
第3参考例に係る電気式動力舵取装置のノイズ対策処理について、図8を参照して説明する。この第3参考例では、ノイズを検出した際に、モータMによる操舵アシスト量を固定量にする。そして、この固定量に切り替える際に、運転者に違和感を与えないように徐々に固定量まで移行する。
CPU22は、先ず、ノイズ検出フラグが設定されているかを判断し(S82)、設定されていないときには(S82:No)、第2参考例のS66と同様に、入力(操舵トルクTs)に対する出力(モータ指令トルクTm)を決定する(S88)。
一方、ノイズ検出フラグが設定されているときには(S82:Yes)、現在のモータ指令トルク値が予め定められた固定値であるか判断する(S84)。モータ指令トルク値が固定値と異なる際には(S84:No)、モータ指令トルク値が固定値よりも大きいかを判断し(S86)、現出力(モータ指令トルク値)が固定値よりも大きい場合には(S86:Yes)、現出力(モータ指令トルク値)から所定値α下げた値を出力とする(S94)。反対に、現出力(モータ指令トルク値)が固定値よりも小さい場合には(S86:No)、現出力を所定値α上げる(S92)。このαの加算、又は、減算を繰り返し、現在のモータ指令トルク値が固定値に等しくなると(S84:Yes)、出力を固定値にする(S90)。そして、ノイズ検出フラグがクリアされると(S82:No)、上述したように入力に対して出力を決定する(S88)。なお、ノイズ検出フラグがクリアされ、再び入力に対して出力を決定する場合には、固定値から徐々に、当該入力に応じて決定される出力値へ移行させるのが好適である。
第3参考例では、ノイズを検出した際に、アクチュエータの制御を固定制御にするため、ノイズによる誤動作を防止することができる。また、固定制御にする際に、出力値を徐々に変えていくため、運転者に違和感を与えることがない。
[第1実施形態]
第1実施形態に係る電気式動力舵取装置のノイズ対策処理について、図9を参照して説明する。この第1実施形態では、前述した第1参考例の構成を前提とし、ノイズを検出した際に、モータMに過電流が流れているかの判断を、誤りを避けるため基準を高めて判断を行う。
CPU22は、先ず、ノイズ検出フラグが設定されているかを判断し(S102)、設定されていないときには(S102:No)、過電流検出のしきい値IMを基準値A(例えば、100A)に設定し(S108)、更に、過電流検出時間を基準値C(例えば、1秒)に設定し、基準値A以上の電流が時間C以上継続するかで過電流が流れたかを判断する(S112)。そして、過電流が流れたと判断した際に(S112:Yes)、図示しない過電流の警告灯を点灯する(S114)。
一方、ノイズ検出フラグが設定されているときには(S102:Yes)、過電流検出のしきい値IMを上述した基準値Aよりも高いB(例えば、120A)に設定し(S104)、更に、過電流検出時間を基準値Cよりも長いD(例えば、2秒)に設定し、基準値B以上の電流が時間D以上継続するかで過電流かを判断する(S112)。そして、過電流が流れたと判断した際に(S112:Yes)、図示しない過電流の警告灯を点灯する(S114)。
第1実施形態では、ノイズを検出した際に、電圧検出のしきい値IMを高めて、また、しきい値を越える電流の継続時間を長くし、過電流かを判断するため、ノイズにより誤って警告灯が点灯されるのを防ぐことができる。なお、第1実施形態では、しきい値を越える電流の継続時間を長くして判断したが、この代わりに、判定に必要とするサンプリングの回数を増やすことも可能である。
第4参考例に係る電気式動力舵取装置のノイズ対策処理について、図10を参照して説明する。この第4参考例では、ノイズレベルに応じて出力を補正する。
CPU22は、図3を参照して上述したように、入力された操舵トルクTsに対応するモータ指令トルクTmをマップを検索して求め、モータ指令トルクTmを車速で補正し、補正したモータ指令トルクTm’を算出する(S122)。次に、ノイズが検出されるかを判断し(S124)、ノイズが検出されないときには(S124:No)、処理を終了する。
一方、ノイズが検出された場合には(S124:Yes)、ノイズレベルを判断する(S126)。例えば、図4(A)を参照して上述した接続例において、入力端子Pi8で2.6Vが検出された際には、レベル10と判断し、該レベル10に応じて出力(モータ指令トルクTm’)を補正する(S128)。即ち、ノイズの重畳により操舵トルクTs値が高く検出されているため、ノイズレベルに応じて、操舵トルクTsに応じたモータ指令トルクTm’を下げるように補正する。
第5参考例に係る電気式動力舵取装置のノイズ対策処理について、図11を参照して説明する。この第5参考例では、ノイズレベルに応じてノイズへの対応方法を異ならしめる。
先ず、ノイズが検出されないときには(S140:No)、入力された操舵トルクTsに対応するモータ指令トルクTmをマップを検索して求め、モータ指令トルクTmを車速で補正し、補正したモータ指令トルクTm’を算出する(S142)。
一方、ノイズが検出された際には(S140:Yes)、ノイズレベルが高いか否かを判断し(S144)、ノイズレベルが低い際には(S144:No)、入力されるアナログ値の誤差が大きくなっているため、第2参考例のS64と同様に、車速によるモータ指令トルクTm’の補正を停止する(S148)。一方、ノイズレベルが高いときには(S144:Yes)、入力されるアナログ値の信頼性が非常に低くなっているため、第3参考例のS90と同様にモータ指令トルクTm’を固定値とする(S146)。
上述した実施形態では、本発明のアクチュエータ制御装置を電気式動力舵取装置に適用する例を挙げたが、本発明の構成は種々のアクチュエータの制御装置に適用可能であることは言うまでもない。
本発明の第1参考例に係る電気式動力舵取装置の制御構成を示すブロック図であり、本発明の第1実施形態の前提となる構成である。 制御装置とモータ駆動回路との制御系のブロック図であり、本発明の第1実施形態の前提となる構成である。 アシストトルク決定手段及び車速重み関数決定手段に保持されているマップの内容を示す説明図であり、本発明の第1実施形態の前提となる構成である。 (A)、(B)、(C)、(D)は、CPUを構成するマイクロコンピュータの入力端子への接続例を示す回路図であり、本発明の第1実施形態の前提となる構成である。 第1参考例のCPUによるノイズ検出処理のフローチャートである。 第1参考例のCPUによるノイズ対策処理のフローチャートである。 第2参考例のCPUによるノイズ対策処理のフローチャートである。 第3参考例のCPUによるノイズ対策処理のフローチャートである。 第1実施形態のCPUによるノイズ対策処理のフローチャートである。 第4参考例のCPUによるノイズ対策処理のフローチャートである。 第5参考例のCPUによるノイズ対策処理のフローチャートである。
符号の説明
12 トルクセンサ
14 車速センサ
20 制御装置
22 CPU
30 モータ駆動回路
42 フィルタ回路
44 位相補償手段
46 アシストトルク決定手段
62 車速重み関数決定手段
Pi8 入力端子
L1 ライン

Claims (3)

  1. 第1入力に対応させてアクチュエータを制御すると共に、第2の入力に応じて保護動作を行うアクチュエータ制御装置において、
    ノイズを検出した際に、第2の入力に応じた保護動作開始の判断方法を変更することを特徴とするアクチュエータ制御装置。
  2. 前記第2の入力に応じた保護動作開始の判断方法の変更は、保護動作開始の第2入力値のしきい値を高めることにより行うことを特徴とする請求項1のアクチュエータ制御装置。
  3. 前記第2の入力に応じた保護動作開始の判断方法の変更は、しきい値を越える前記第2の入力の継続時間を長くすることにより行うことを特徴とする請求項1のアクチュエータ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009128126A1 (ja) * 2008-04-14 2009-10-22 三菱電機株式会社 電動パワーステアリング装置

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