JP2006266987A - 電子装置及び時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成としつつ、操作ボタンの誤操作の発生を防止できる電子装置及び時計を提供する。
【解決手段】 ムーブメント15を収納した外装体33の側面に外パイプ52aを設け、この外パイプ52aにムーブメント15を押動操作自在に操作ボタン53を突出させて配置した時計において、外パイプ51aの表面側を裏面側よりも突出させて形成し、この裏面側から操作ボタン53を押動操作したときにのみ、ムーブメント15を押動操作可能とした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、被操作部を収納した外装体の側面に、この被操作部を押動操作する操作子を配置した電子装置及び時計に関する。
一般に、ムーブメントを収納した外装体の側面に外パイプを設け、この外パイプにムーブメントを押動操作自在に操作ボタンを突出させて配置した腕時計が知られている。この種の腕時計では、この操作ボタンを押動操作することによって、ストップウォッチ機能のスタート/ストップ、リセット操作などを可能にしている。この場合、操作ボタンの誤操作を防止するために、ねじの噛み合いを利用して操作ボタンをロックする構造(ねじロック構造)を採用したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平06−4688号公報
しかし、上記のように、操作ボタンをロックする機構を採用すると、操作ボタンの内部構造が複雑になってしまい、コストの上昇にもつながるといった問題があった。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、簡単な構成としつつ、誤操作の発生を防止できる電子装置及び時計を提供することを目的とする。
上述課題を解決するため、本発明は、被操作部を収納した外装体の側面に外パイプを設け、この外パイプに被操作部を押動操作自在に操作子を突出させて配置した電子装置において、外パイプの表面側を裏面側よりも突出させて形成し、この裏面側から操作子を押動操作したときにのみ、被操作部を押動操作可能としたことを特徴とする。この構成によれば、例えば、誤って操作子を操作した場合や、この操作子をぶつけた場合であっても、外パイプの表面側からの操作であれば、被操作部が動作しないため、簡単な構成で、意図せぬ誤操作の発生を防止することができる。
上記構成において、外パイプの表面側の端面からの操作子の突出量を操作ストロークよりも小さく設定し、外パイプの裏面側の端面からの操作子の突出量を操作ストロークよりも大きく設定した構成としてもよい。この構成によれば、外パイプの表面側から操作子を操作した場合には、この操作子が操作ストロークだけ押動される前に、ユーザの指が外パイプの表面側の端面に当接してしまうため、この場合には被操作部を操作することはできない。この一方で、外パイプの裏面側から操作子を操作した場合には、この操作子は、操作ストロークだけ押動されるため、被操作部の操作を行うことが可能となる。従って、外パイプの表面側からの操作であれば、被操作部が動作しないため、意図せぬ誤操作の発生を防止することができる。
また、外パイプにおける表面側の端面と裏面側の端面とを傾斜面で連続させた構成としてもよい。この構成によれば、操作子の表面側を外パイプが確実にガードすることにより、時計が落下した場合であっても、操作子が、その落下衝撃を受けることが防止される。また、外パイプにおける表面側の端面と、傾斜面との接合部は鈍角に形成されるため、操作子を押動操作する際に、ユーザの指が上記接合部に当接した場合であっても、痛みを感じることが防止される。
また、本発明は、ムーブメントを収納した外装体の側面に外パイプを設け、この外パイプにムーブメントを押動操作自在に操作ボタンを突出させて配置した時計において、外パイプの表面側を裏面側よりも突出させて形成し、この裏面側から操作ボタンを押動操作したときにのみ、ムーブメントを押動操作可能としたことを特徴とする。この構成によれば、例えば、誤って操作ボタンを操作した場合や、この操作ボタンをぶつけた場合であっても、外パイプの表面側からの操作であれば、ムーブメントが動作しないため、簡単な構成で、意図せぬ誤操作の発生を防止することができる。
上記構成において、外装体の側面に操作ボタンとは異なる他の操作子を備え、この他の操作子の外観形状と、外パイプの外観形状とを略同一形状に形成した構成としてもよい。この構成によれば、これら操作ボタン及び他の操作子を外装体に配置した場合、これらが配置された時計の美観を向上させることができる。
本発明は、外パイプの表面側を裏面側よりも突出させて形成し、この裏面側から操作子を押動操作したときにのみ、被操作部を押動操作可能としたため、簡単な構成で、意図せぬ誤操作の発生を防止できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳述する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電波時計10の外観構成を示す図であり、図2は、腕時計10のI−I断面図である。この電波時計10は、時計本体11と、この時計本体11に連結された時計バンド12とを備えて構成されている。なお、本実施形態では、腕時計10の例示として、時針により時刻を表示するアナログ時計を例示するが、LED(Light Emitting Diode)あるいは有機EL(Electro Luminescent)によって時刻をデジタル表示するデジタル時計であっても良い。
時計本体11は、図2に示すように、時計ケース(外装体)13と、この時計ケース13内に収容される文字板14、ムーブメント(被操作部)15及び時計モジュール16(図6参照)等から概略構成されている。時計ケース13は、カバーガラス30が配置されるベゼル(ガラス縁)31と、胴ケース33と、裏蓋34とから構成され、胴ケース33内に配置された文字板14及びムーブメント15等を密封状態で収容している。ムーブメント15は、筒車から延出する針取付体20、二番車から延出する針取付体21、及び、四番車から延出する針取付体22が、文字板14の中央穴19を貫通し、当該文字板14の上方に延出する。各針取付体20〜22には、それぞれ時針23、分針24、秒針25が取り付けられ、これら時刻表示針23〜25によって時刻が表示される。
ベゼル31の表面には、図1に示すように、カバーガラス30の周囲に世界各国の都市名が表記されている。本構成では、UTC(Coordinated Universal Time:協定世界時)の基準時となるロンドン(London)が時計の12時の位置に表記され、その他の都市は、ロンドンとの時差に応じた順番に並べて表記されている。例えば、東京(Tokyo)はロンドンと比べて+9時間の時差があるため、時計回りでロンドンから9番目の位置に表記されている。また、ニューヨーク(New York)はロンドンと比べて−5時間の時差があるため、反時計回りにロンドンから5番目の位置に表記されている。
また、時計ケース13には、図3に示すように、竜頭61と、各種操作をおこなうAボタン部41及びBボタン部51とが設けられている。このAボタン部41は、時計ケース13の2時位置に設けられ、Bボタン部51は、時計ケース13の4時位置に設けられている。本構成では、Aボタン部41は、受信結果表示を行う際に操作され、Bボタン部51は、都市選択表示を行う際に操作される。
次に、上記操作を行うための各操作ボタンについて説明する。
本構成では、Bボタン部51の構造に特徴を有する。Bボタン部51は、図4に示すように、胴ケース33の貫通孔33B(図1)に固定されたパイプ部材52と、このパイプ52に押動操作自在に配置されたB操作ボタン(操作子)53と、このB操作ボタン53を胴ケース33から突出する方向に付勢するコイルばね54とを備えている。
B操作ボタン53は、略楕円形状に形成された頭部53aと、この頭部53aの内側端面53bから延出する軸部53cとを備える。この軸部53cは、B操作ボタン53の押動操作により、当該軸部53cの先端が胴ケース33の内部に配置されたムーブメント15に形成されたスイッチ等を作動させる。
パイプ部材52は、B操作ボタン53の頭部53aの外周面を摺動自在に保持する外パイプ部(外パイプ)52aと、B操作ボタン53の軸部53cが挿通される挿通孔55が形成される挿通部52bとを備える。本構成では、外パイプ部52aは、B操作ボタン53の頭部53aが係合するように、略楕円形状に形成されている。この外パイプ部52aの外観形状は、後述するA操作ボタン43の頭部43a(図5参照)の外観形状と略同一に形成されており、時計の美観の向上を図っている。
また、B操作ボタン53の頭部53aには、この頭部53aの外側端面の略中央に凹部53dが形成されている。この凹部53dは、例えばボールペンなどのペン先でB操作ボタン53を操作する場合に、当該ペン先と係合させるためのものである。このため、ペン先が頭部53aの外側端面ですべることなく、確実にB操作ボタン53を押動操作することができる。
また、挿通孔55に挿通された軸部53cは、胴ケース33内に突出した当該軸部53cの先端にスナップリング56が取り付けられる。このスナップリング56は、パイプ部材52の胴ケース33側内端に当接することでB操作ボタン53の抜け出しを防止できるようになっている。また、挿通孔55と軸部53cとの間には、防水用のシール材57が設けられている。
コイルばね54は、B操作ボタン53の軸部53cに挿通されており、その一端が頭部53aの内側端面53bに当接し、他端がパイプ部材52に形成された段部52cに座金58を介して当接している。コイルばね54は、所定の圧力状態で取り付けられており、常時、B操作ボタン53を胴ケース33から離れる方向に付勢している。さらに、B操作ボタン53の押動操作を行うと、コイルばね54が圧縮し、より大きな付勢力が生じる。押動操作を解除すると、付勢力によってB操作ボタン53を初期位置に押し戻すようになっている。
また、外パイプ部52aは、図3及び図4に示すように、この外パイプ部52aの表面側が裏面側に比べて突出するように形成されており、本構成では、B操作ボタン53は、このB操作ボタン53を外パイプ部52aの裏面側(図4中矢印A方向)から操作した場合のみ、ムーブメント15の操作を可能に構成されている。この場合、カバーガラス30側を表面側といい、裏蓋34側を裏面側という。
具体的には、図4に示すように、外パイプ部52aの表面側の端面59から突出したB操作ボタン53の頭部53aの突出量Xは、このB操作ボタン53の操作ストロークSよりも小さく設定されている。また、外パイプ部52aの裏面側の端面60から突出したB操作ボタン53の頭部53aの突出量Yは、このB操作ボタン53の操作ストロークSよりも大きく設定されている。このため、外パイプ部52aの表面側からB操作ボタン53を操作した場合には、このB操作ボタン53が操作ストロークSだけ押動される前に、ユーザの指が外パイプ部52aの表面側の端面59に当接してしまうため、この場合にはムーブメント15を操作することはできない。
この一方で、外パイプ部52aの裏面側からB操作ボタン53を操作した場合には、このB操作ボタン53は、操作ストロークSだけ押動されるため、ムーブメント15の操作を行うことが可能となる。
また、外パイプ部52aにおける表面側の端面59と、裏面側の端面60とは、傾斜面62によって接続されている。このため、B操作ボタン53の表面側を外パイプ部52aが確実にガードすることにより、時計が落下した場合であっても、B操作ボタン53が、その落下衝撃を受けることが防止される。また、外パイプ部52aにおける表面側の端面59と、傾斜面62との接合部62aは鈍角に形成されるため、B操作ボタン53を押動操作する際に、ユーザの指が上記接合部62aに当接した場合であっても、痛みを感じることが防止される。
Aボタン部41は、図5に示すように、胴ケース33の貫通孔33Aに固定されたパイプ部材42と、このパイプ42に押動操作自在に配置されたA操作ボタン(他の操作子)43と、このA操作ボタン43を胴ケース33から突出する方向に付勢するコイルばね44とを備えている。A操作ボタン43は、略楕円形状に形成された頭部43aと、この頭部43aの内側から延出する軸部43cとを備える。この軸部43cは、A操作ボタン43の押動操作により、当該軸部43cの先端が胴ケース33の内部に配置されたムーブメント15に形成されたスイッチ等を作動させる。
また、頭部43aの内側には、環状溝43dが形成されている。パイプ部材42には、A操作ボタン43の軸部43cが挿通される挿通孔45が形成されている。この挿通孔45に上記軸部43cが挿通された場合、胴ケース33内に突出した当該軸部43cの先端にスナップリング46が取り付けられる。このスナップリング46は、パイプ部材42の胴ケース33側内端に当接することでA操作ボタン43の抜け出しを防止できるようになっている。また、挿通孔45と軸部43cとの間には、防水用のシール材47が設けられている。コイルばね44は、A操作ボタン43の軸部43cに挿通されており、その一端が頭部43aに形成された環状溝43dに当接し、他端がパイプ部材42に形成された段部42cに座金48を介して当接している。
図6は、時計モジュール16の電気的構成を示すブロック図である。発振部71は、水晶振動子70が接続され、所定周波数の基準パルスを生成すると共に、この基準パルスを分周して分周パルスを生成し、分周パルスと基準パルスとを合成することで、パルス幅やエッジの発生タイミングが互いに異なるパルス信号を発生し、制御部73へ供給する。
受信処理部72は、アンテナ65からのアナログ受信信号から、長波標準電波に含まれる現在時刻情報を得る。より具体的には、受信処理部72は、アンテナ65からのアナログ受信信号から、現在時刻情報を示すタイムコードを得て、タイムコードに含まれる、現在分を示す分情報と、現在時を示す時情報と、現在日を表す日情報(その年の1月1日からの通算日)とを制御部73に通知する。また、この受信処理部72は、制御部73からの切替え制御信号に基づきアナログスイッチなどによりアンテナ65と接続される同調コンデンサが切替えられ、受信周波数が切り替わることで、各長波標準電波(日本JJY:40kHz/60kHz、アメリカWWVB:60kHz、ドイツDCF77:77.5kHz)の中から該当する局を選択することが可能となっている。
制御部73は、時計モジュール11の各部を中枢的に制御するものである。この制御部73は、受信制御回路部81と、駆動制御回路部82とを備えている。この駆動制御回路部82は、発振部71から出力される各種のパルス信号に基づいて、秒針、分針、および時針を運針するための信号である駆動パルス信号を生成する回路である。通常、駆動制御回路部82は、1秒周期で秒針を進めるためのパルス信号を出力し、1分周期で分針を進めるためのパルス信号を出力する。一方、表示時刻を修正する場合、駆動制御回路部82は、通常よりも短い周期で各指針表示位置を早送りするためのパルス信号を出力する。
駆動部74は、秒駆動回路91と、時分駆動回路92とを備えている。秒駆動回路91は、制御部73内の駆動制御回路部82より供給されるさまざまな駆動パルスに基づき、秒針を駆動するモータである秒モータ75を動作させる回路である。時分駆動回路92は、駆動制御回路部82より供給されるさまざまな駆動パルスに基づき、分針を駆動させるモータである時分モータ76を動作させる回路である。2モータ構成であれば、秒針と分針とを互いに独立に駆動することができるため、時刻修正のための針位置移動に要する時間を短くできるという利点がある。秒モータ75および時分モータ76は、いわゆるステッピングモータである。電池77は、時計モジュール11に電力を供給するものである。電池77には、リチウム電池や銀電池などのコイン型の1次電池である。なお、ソーラーパネルなどにより発電を行う場合には、電池77としてリチウムイオン電池などの2次電池が用いられる。時差記憶部78は、世界各国の時差情報が記憶されており、制御部73からの要求に応じて制御部73に必要な時差情報を伝達する。本構成では、この時差記憶部73には、UTC(協定世界時)と、各都市の基準時との時差が記憶されている。
次に、この都市選択表示動作について説明する。この都市選択表示は、例えば、外国に到着した際に、その国の都市を上記ベゼル31に表記された各都市の中から選択することをいう。この場合、Bボタン部51が一度操作(押動操作)されると、制御部73の駆動制御回路部82は駆動パルスを作成し、この駆動パルスを秒駆動回路91に供給する。秒駆動回路91は、上記駆動パルスに基づいて秒モータ75を駆動させて、秒針25を12時の位置まで動作させる。本構成では、秒針25が12時位置にある状態で、都市選択表示モードが実行される。
ユーザは、Aボタン部41及びBボタン部51を操作することによって、都市を選択する。具体的には、本構成では、Aボタン部41を押すと、秒針25が時計回り方向に、約15度動き、Bボタン部51を押すと、秒針25が反時計回り方向に約15度動くようになっている。このため、例えば、パリ(Paris)を選択する場合には、Aボタン部41を1度押す。すると、駆動制御回路部82によって作成された駆動パルスに基づいて、秒モータ75が駆動され、秒針25がパリ(Paris/Berlin)を示す位置まで送られる。
次に、制御部73は、この制御部73が備えるタイマによって所定時間(本構成では5秒)の計測を開始し、その間、Aボタン部41及びBボタン部51の操作が無ければ、都市選択は完了する。続いて、制御部73は、時差記憶部78から、UTC(協定世界時)とパリの基準時との時差情報を読み出すとともに、このUTC(協定世界時)と前回都市選択されていた都市(例えば、東京)の基準時との時差情報を読み出す。この場合、UTCとパリとの時差は+1時間であり、東京との時差は+9時間である。従って、制御部73は、東京とパリとの時差(+8時間)を算出し、駆動制御回路部82は、この時差に基づいて、駆動パルスを作成し、この駆動パルスを時分駆動回路92に供給する。時分駆動回路92は、上記駆動パルスに基づいて時分モータ76を駆動させて、時分針23、24を8時間戻して、パリの基準時に合わせて計時動作をおこなう。
本実施形態では、B操作ボタン53の頭部53aを摺動自在に保持する外パイプ部52aは、この外パイプ部52aの表面側を裏面側よりも突出させて形成され、この裏面側からB操作ボタン53を押動操作したときにのみ、ムーブメント15を押動操作可能に構成されているため、例えば、誤ってB操作ボタン53を操作した場合や、このB操作ボタン53をぶつけた場合であっても、外パイプ部52aの表面側からの操作であれば、ムーブメント15の動作しないため、簡単な構成で、意図せぬ誤操作の発生を防止することができる。
また、本実施形態では、A操作ボタン42の頭部43aの外観形状と、B操作ボタン53が配置される外パイプ部52aの外観形状が略同一の外観に形成されるため、Aボタン部41及びBボタン部51を時計ケース13に配置した場合、これらAボタン部41及びBボタン部51が竜頭61に対して対象に配置され、この時計10の美観の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、外パイプ部52aにおける表面側の端面59と、裏面側の端面60とは、傾斜面62によって接続されている。このため、B操作ボタン53の表面側を外パイプ部52aが確実にガードすることにより、時計が落下した場合であっても、B操作ボタン53が、その落下衝撃を受けることが防止される。また、外パイプ部52aにおける表面側の端面59と、傾斜面62との接合部62aは鈍角に形成されるため、B操作ボタン53を押動操作する際に、ユーザの指が上記接合部62aに当接した場合であっても、痛みを感じることが防止される。
上述した実施形態は、あくまで本発明の一態様に過ぎず、本発明の範囲内で任意に変形が可能である。例えば、上述の実施形態では、Bボタン部51は、B操作ボタン53の頭部53a及び外パイプ部52aを略楕円形状のものにしているが、これに限るものではなく、図7A〜Cに示すように、Bボタン部を角ボタン、丸ボタン及び変形ボタンなどの形状とすることもできる。この場合、Aボタン部のA操作ボタンの頭部も略同一の形状として美観の向上を図ることが望ましい。
さらに、上述の実施形態では、腕時計に本発明を適用する場合について述べたが、それに限定されず、置時計や壁掛時計等の他の時計や、PDA(Personal Digital Assistance)等の携帯型電子機器等の操作子を具備する電子装置に広く適用することができる。
本発明の一実施形態に係る腕時計の外観を示す図である。 図1に示す腕時計のI−I断面図である。 時計ケースに配置されたBボタン部の部分外観図である。 Bボタン部の横断面図である。 図1に示す腕時計のII−II断面図である。 時計モジュールのブロック図である。 Bボタン部の変形例を示した斜視図である。
符号の説明
10…腕時計、11…時計本体、12…時計バンド、13…時計ケース(外装体)、14…文字板、15…ムーブメント(被操作部)、23…時針、24…分針、25…秒針、30…カバーガラス、31…ベゼル、33…胴ケース、34…裏蓋、41…Aボタン部、43…A操作ボタン(他の操作子)、51…Bボタン部、52a…外パイプ部(外パイプ)、53…B操作ボタン(操作子)、53a…頭部、53d…凹部、59,60…外パイプ部の端面、62…傾斜面、S…操作ストローク、X,Y…B操作ボタンの突出量。

Claims (5)

  1. 被操作部を収納した外装体の側面に外パイプを設け、この外パイプに被操作部を押動操作自在に操作子を突出させて配置した電子装置において、
    前記外パイプの表面側を裏面側よりも突出させて形成し、この裏面側から操作子を押動操作したときにのみ、被操作部を押動操作可能としたことを特徴とする電子装置。
  2. 前記外パイプの表面側の端面からの前記操作子の突出量を操作ストロークよりも小さく設定し、前記外パイプの裏面側の端面からの前記操作子の突出量を前記操作ストロークよりも大きく設定したことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記外パイプにおける表面側の端面と裏面側の端面とを傾斜面で連続させたことを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
  4. ムーブメントを収納した外装体の側面に外パイプを設け、この外パイプにムーブメントを押動操作自在に操作ボタンを突出させて配置した時計において、
    前記外パイプの表面側を裏面側よりも突出させて形成し、この裏面側から前記操作ボタンを押動操作したときにのみ、前記ムーブメントを押動操作可能としたことを特徴とする時計。
  5. 前記外装体の側面に前記操作ボタンとは異なる他の操作子を備え、この他の操作子の外観形状と、前記外パイプの外観形状とを略同一形状に形成したことを特徴とする請求項4に記載の時計。

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