JP2006266830A - シート上荷重検出装置の取付構造 - Google Patents

シート上荷重検出装置の取付構造 Download PDF

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Koji Ito
浩二 伊藤
Minoru Izawa
実 井沢
Kenichiro Akizuki
賢一郎 秋月
Takanori Matsukawa
恭範 松川
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Abstract

【課題】 レール部材に対する可動部材の相対移動に支障を来すことなく、簡易な取付けが可能なシート上荷重検出装置の取付構造を提供する。
【解決手段】 アタッチメント36は、ロアレール3に挿通される突出部36b及びナット部36aを有し、ロアレール3内に突出する突出部36bを圧潰することで成形された係止部36cにてロアレール3に係止される。内周側保持部材13(挟持用ボルト33)には、ナット部36aと螺合するボルト部33aが形成されている。そして、外周側保持部材12が、足ブラケット2に取り付けられている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、シート上荷重検出装置の取付構造に関するものである。
従来、シート上荷重検出装置として種々のものが提案されている。例えば特許文献1には、歪ゲージ(14)を備えた長方形片持ち梁式の起歪体(12)を有するシート上荷重検出装置(16)が提案されている。このシート上荷重検出装置は、床側シート固定部材に挿通した2本の固定ピン(32−1,32−2)の小径部(32b)をレール部材とともに起歪体の一端側で貫通させ、レール部材内に突出するその先端部を、例えば加圧によって押しつぶすことで取り付けられている。また、特許文献1には、この固定ピンとして、ボルトを採用しうることも併せて提案されている。
一方、特許文献2には、ナット部(22)及びボルト部(30)を一体的に備えた、いわゆるダイアフラム式のシート上荷重検出装置(10)が提案されている。このシート上荷重検出装置は、ボルト部を下方に貫通させる態様でレール部材内に配置したナット部に、レール部材を貫通させたボルト(68)を締め付けることで取り付けられている。また、このシート上荷重検出装置の上下を逆転させ、ボルト部をレール部材(44)に挿通し、レール部材内に突出するその先端部をナットで締め付けても、シート上荷重検出装置を取り付けうることは容易に推測される。
特開2003−25890号公報(第3図) 特開2004−268620号公報(第1図、第5図)
ところで、特に特許文献2のように、レール部材内にナット部又はボルト部を突出させてシート上荷重検出装置を取り付ける場合、レール部材内へのナット部等の突出により、これに相対移動可能に支持される可動レール(42)等の可動部材(いわゆるシートスライド機構)と干渉してその移動に支障を来すおそれがある。
あるいは、こうした可動部材との干渉を回避するために、例えばレール部材に、ナット等を収めるための凹部を設ける必要がある。この場合、レール部材に凹部を設けるための加工を要する分、製造工数の増大を余儀なくされる。また、例えば絞り加工にてレール部材に凹部を設ける場合には、レール断面に歪みが生じて可動部材の移動に支障を来すおそれがある。
本発明の目的は、レール部材に対する可動部材の相対移動に支障を来すことなく、簡易な取付けが可能なシート上荷重検出装置の取付構造を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、上下方向に軸線が伸びる円環状の起歪部と、前記起歪部の外周側縁部を挟む外周側保持部材と、前記起歪部の内周側縁部を挟む内周側保持部材と、前記起歪部に設けられ、該起歪部の外周側と内周側との間の歪み量に基づきシート上に加わる荷重を検出する検出用素子とを有するシート上荷重検出装置を、床側シート固定部材とレール部材との間に取り付けるシート上荷重検出装置の取付構造において、前記レール部材に挿通される突出部、及びナット部を有し、該レール部材内に突出する該突出部を圧潰することで成形された係止部にて該レール部材に係止される取付部材と、前記外周側保持部材及び前記内周側保持部材のいずれか一方に形成され、前記ナット部と螺合するボルト部とを備え、前記外周側保持部材及び前記内周側保持部材のいずれか他方が、前記床側シート固定部材に取り付けられていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシート上荷重検出装置の取付構造において、前記突出部は1つであることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、上下方向に軸線が伸びる円環状の起歪部と、前記起歪部の外周側縁部を挟む外周側保持部材と、前記起歪部の内周側縁部を挟む内周側保持部材と、前記起歪部に設けられ、該起歪部の外周側と内周側との間の歪み量に基づきシート上に加わる荷重を検出する検出用素子とを有するシート上荷重検出装置を、床側シート固定部材とレール部材との間に取り付けるシート上荷重検出装置の取付構造において、前記レール部材に形成されたガイド穴と、前記ガイド穴に沿って移動可能な溝部、及び該溝部を介して前記レール部材内に突出して該レール部材に係止される係止部を有する、前記外周側保持部材及び前記内周側保持部材のいずれか一方に設けられる取付部材とを備え、前記外周側保持部材及び前記内周側保持部材のいずれか他方が、前記床側シート固定部材に取り付けられていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のシート上荷重検出装置の取付構造において、前記取付部材は、ナット部を有し、前記外周側保持部材及び前記内周側保持部材のいずれか一方には、前記ナット部と螺合するボルト部が形成されていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載のシート上荷重検出装置の取付構造において、前記取付部材は、前記外周側保持部材及び前記内周側保持部材のいずれか一方に一体形成されていることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1、2、4のいずれか1項に記載のシート上荷重検出装置の取付構造において、前記ボルト部は、前記外周側保持部材に形成されていることを要旨とする。
以上詳述したように、請求項1に記載の発明では、前記取付部材は、前記係止部が前記レール部材に係止されることで該レール部材に取り付けられる。そして、シート上荷重検出装置は、前記取付部材の前記ナット部と前記ボルト部との螺合による、いわゆるボルト−ナットの締結で、該取付部材を介して前記レール部材に簡易に取り付けることができる。また、前記係止部は、前記レール部材内に突出する前記突出部を圧潰することで成形されているため、例えばナットなどに比べて該レール部材内での軸方向の突出長を低減することができる。従って、前記レール部材に相対移動可能に支持される可動部材との干渉も好適に抑制することができる。
請求項2に記載の発明では、前記取付部材は、前記突出部に成形された前記係止部により1点で前記レール部材に係止されるため、該係止部を中心とする回動が許容される。従って、シート上荷重検出装置は、前記取付部材の前記ナット部と前記ボルト部との螺合による締結後であっても回動可能であるため、その姿勢(周方向の位置)を調整しうる分、組付け性を向上させることができる。例えば、シート上荷重検出装置を前記取付部材(レール部材)に取り付けた後に、前記外周側保持部材及び前記内周側保持部材のいずれか他方を前記床側シート固定部材に取り付ける場合の組付け性を向上させることができる。
請求項3又は4に記載の発明では、前記取付部材は、前記係止部を前記レール部材に係止させつつ、所定の取付位置まで前記ガイド穴に沿って前記溝部を移動させることで、該レール部材に簡易に取り付けることができる。そして、シート上荷重検出装置は、前記外周側保持部材及び前記内周側保持部材のいずれか一方において、前記取付部材を介して前記レール部材に取り付けられる。また、前記係止部は前記レール部材に対して抜け止めしうる強度が確保されればよいため、例えばナットなどに比べて前記レール部材内での軸方向の突出長を低減することができる。従って、前記レール部材に相対移動可能に支持される可動部材との干渉も好適に抑制することができる。
請求項5に記載の発明では、前記取付部材が、前記外周側保持部材及び前記内周側保持部材のいずれか一方に一体形成される分、部品点数を低減することができる。
請求項6に記載の発明では、前記ボルト部は、前記外周側保持部材に形成されていることで、これと螺合する前記取付部材のナット部とともに容易に大径化を図ることができる。このため、簡単な形状変更で、これらボルト部及びナット部における締結力を向上させることができ、ひいては、シート上荷重検出装置(外周側保持部材)をより堅固に前記レール部材に取り付けることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態について図面に従って説明する。
図1は、例えば自動車などの車両の助手席側に搭載されるシート本体1の骨格部を示す側面図である。なお、図1で示される骨格部は、シート本体1の幅方向(図1において紙面に直交する方向)で対をなして配設されており、ここでは車両の前方に向かって左側に配置された骨格部をシート外側から見た側面図を示している。車両の前方に向かって右側に配置される骨格部については同様の形状であるため、左側の骨格部を代表して以下に説明する。
図1に示されるように、このシート本体1は、図示しない車両フロアの上面に固着される前後一対の床側シート固定部材としての足ブラケット2を備えている。これら足ブラケット2の各上面には、センサ本体10を介して所定の間隔をおいてレール部材としてのロアレール3が支持されている。このロアレール3には、その上方において可動部材としてのアッパレール4が前後方向に摺動可能に装着されている。すなわち、上記ロアレール3は、前記センサ本体10が取り付けられる底壁部3aと、同底壁部3aの幅方向両側から立設された案内壁部3bとを有して断面略U字形状を呈しており、前記アッパレール4は、同案内壁部3bによりその移動が案内される。このアッパレール4には、シートクッション5が支持されている(アッパレール4によるシートクッション5の支持態様については図示略)。
足ブラケット2とロアレール3との間に介在する前記センサ本体10は、シート上に加わる荷重(シートクッション5に対し上下方向に加わる荷重)を検出する。図2の縦断面図で示したように、上記センサ本体10は、プレート部材11と、外周側保持部材12と、内周側保持部材13とを備えている。
前記プレート部材11は、平板状を呈しており、図3に示されるように、円環状の起歪部16と、ネック部17を介して起歪部16の径方向に延出する基板部18とを一体的に有している。このプレート部材11は、その起歪部16の軸線が上下方向に伸びる態様で足ブラケット2及びロアレール3間に配置されている(図2参照)。そして、上記起歪部16には、径方向に所定距離だけ離隔された一対の検出用素子としての歪ゲージ(例えば、厚膜ゲージ)21,22が所定角度ごとに複数対で配設されている。これら歪ゲージ21,22は、歪ゲージ21が歪ゲージ22よりも外周側に配置されるように互いに同心円上に配置されている。これら歪ゲージ21,22は、起歪部16上の配線部23とともに印刷・焼付けにて形成されている。上記歪ゲージ21,22は、起歪部16の外周側と内周側との間の歪み量に基づき、同起歪部16の軸方向に加わる荷重に応じた信号を配線部23を介して出力する。
一方、前記基板部18には、ネック部17を介して起歪部16上の配線部23に連続する配線部24が印刷・焼付け等にて形成されている。そして、基板部18には、この配線部24に対応して電気回路(図示略)が実装されている。従って、この基板部18に実装された電気回路は、配線部23,24等を介して前記歪ゲージ21,22と電気的に接続されている。この電気回路は、例えば増幅器等を構成しており、前記歪ゲージ21,22の出力信号を処理してシート上に加わる荷重の検出に供される。なお、電気回路の実装された基板部18には、外部の給電線や信号線との電気接続用のコネクタ25が締結されている(図2参照)。
図2に示されるように、前記外周側保持部材12は、第1外周側ホルダ31と、第2外周側ホルダ32とを備えている。第1外周側ホルダ31は、前記起歪部16の外径よりも小さい内径及び大きい外径を有して円環状に形成されている。そして、この第1外周側ホルダ31には、前記起歪部16の外径と同等の内径を有して軸方向一側(第2外周側ホルダ32側である図2の下側)に円環状に突設された突壁部31aが形成されている。
そして、前記起歪部16は、前記突壁部31aに沿って嵌め入れられる態様で軸方向他側端面(図2における上面)の外周側縁部を第1外周側ホルダ31に当接させている。なお、前記プレート部材11に印刷・焼付けされた歪ゲージ21,22等は、第2外周側ホルダ32側である図2の下側に配置されている。ただし、図2の上側に配置されていてもよい。また、前記第1外周側ホルダ31には、前記プレート部材11のネック部17を介して前記基板部18を外部に導出するための切り欠き31bが形成されている。
前記第2外周側ホルダ32は、前記第1外周側ホルダ31の外径と同等の外径を有する円盤状に形成されており、軸方向一側に突設された縮径部32aと、縮径部32aから更に軸方向一側に突設されたボルト部(ねじ軸部)32bとを有している。つまり、第2外周側ホルダ32は、その内周側(中心側)に向かって軸方向一側に階段状に突出している。
前記第2外周側ホルダ32には、前記第1外周側ホルダ31の内径よりも小さく、且つ、前記起歪部16の内径よりも大きい内径を有して軸方向他側端面(図2における上面)から円形に凹設された凹部32cが形成されている。また、この第2外周側ホルダ32には、前記第1外周側ホルダ31の内径と同等の内径及び前記突壁部31aの内径と同等の外径を有する円環状の嵌着壁部32dが形成されている。この嵌着壁部32dは、前記突壁部31aの内周面及び同突壁部31aに沿って嵌め入れられた起歪部16の外形に対応して段付き形状を有している。上記第1及び第2外周側ホルダ31,32は、これら突壁部31a及び嵌着壁部32dの嵌め合いによって取着されている。
そして、前記起歪部16は、前記嵌着壁部32dの上面に軸方向一側端面(図2における下面)の外周側縁部を当接させている。つまり、前記起歪部16の外周側縁部は、これら第1及び第2外周側ホルダ31,32により挟持されている。なお、外周側保持部材12(第1及び第2外周側ホルダ31,32)及び起歪部16は、例えば溶着にて一体化されている。
前記内周側保持部材13は、挟持用ボルト33と、挟持用ナット34とを備えている。挟持用ボルト33のボルト部33aは、前記起歪部16の内径と同等の外径を有しており、同起歪部16に軸方向一側(図2の下側)から挿通されている。そして、挟持用ボルト33の頭部は、前記起歪部16の軸方向一側端面(図2における下面)の内周側縁部に当接している。なお、挟持用ボルト33の頭部は、前記起歪部16と前記凹部32cとの間に形成される空間内に収容されている。これら挟持用ボルト33の頭部と凹部32cとの間には所定の間隙が設定されて、前記起歪部16の外周側と内周側との間の歪みが許容されている。
前記挟持用ナット34は、前記起歪部16に挿通された挟持用ボルト33のボルト部33aに締め付けられて同起歪部16の軸方向他側端面(図2における上面)の内周側縁部に当接している。前記挟持用ボルト33と螺合する前記挟持用ナット34の起歪部16との当接部の外径は、前記挟持用ボルト33の頭部の外径と同等に設定されている。つまり、前記起歪部16の内周側縁部は、これら挟持用ボルト33及び挟持用ナット34により挟持されている。
なお、上記挟持用ナット34には、軸方向他側(図2の上側)に突設された拡径部34aが形成されている。そして、前記挟持用ボルト33は、そのボルト部33aの先端部を前記拡径部34aから軸方向他側(図2の上側)に突出させている。
ここで、前記ロアレール3には、取付部材としてのアタッチメント36が取り付けられている。詳述すると、このアタッチメント36は、前記ロアレール3の取付穴3cの内径よりも大きく、且つ、前記挟持用ナット34(拡径部34a)の外径と同等の外径を有する面取り(2面幅など)された有蓋筒形状を呈しており、ナット部36aが形成されている。また、上記アタッチメント36には、前記取付穴3cの内径と同等の外径を有して前記ナット部36aと同心に他側(図2の上側)に突設された円柱状の突出部36bが形成されている。このアタッチメント36は、軸方向一側(図2の下側)から前記取付穴3cに挿通されてロアレール3内に突出する突出部36bを加圧して潰すことで成形された係止部36cにて同ロアレール3に係止されている。なお、上記アタッチメント36において、前記係止部36cよりも小径で前記取付穴3cに装着される部分(突出部36bの一部)は、円柱状の溝部36dを形成している。
そして、前記センサ本体10は、前記挟持用ボルト33(内周側保持部材13)のボルト部33aが軸方向一側(図2の下側)から前記ナット部36aに締め付けられて前記アタッチメント36に締結されている。つまり、前記センサ本体10は、前記アタッチメント36のナット部36aと前記ボルト部33aとの螺合による、いわゆるボルト−ナットの締結で、同アタッチメント36を介して前記ロアレール3に取り付けられている。
なお、前記ロアレール3に1個の係止部36c(突出部36b)で取り付けられたアタッチメント36は、前記係止部36cを中心とする回動が許容される。これにより、前記アタッチメント36を介してロアレール3に取り付けられたセンサ本体10は、その長手方向(基板部18等の延出方向)が同ロアレール3の長手方向に一致するようにその姿勢(周方向の位置)が調整される。
前記アタッチメント36を介してロアレール3に取り付けられたセンサ本体10は、前記第2外周側ホルダ32(外周側保持部材12)のボルト部32bが軸方向他側(図2の上側)から前記足ブラケット2の取付穴2aに挿通される態様で、前記縮径部32aにおいて同足ブラケット2に載置されている。そして、センサ本体10(外周側保持部材12)は、足ブラケット2の下方に突出するボルト部32bに固定用ナット35が締め付けられて同足ブラケット2に締結されている。
このような構造にあって、シート上に荷重が加わると、センサ本体10の起歪部16に対し軸方向の荷重が加わって同起歪部16の外周側と内周側との間に歪みが生じる。そして、上記起歪部16に印刷・焼付けされた前記歪ゲージ21,22は、その歪み量に応じた信号を出力する。この歪ゲージ21,22の出力信号は、前記基板部18に実装された電気回路において処理されることで、シート上に加わる荷重の検出に供される。
次に、上記センサ本体10の取付け態様について総括して説明する。
このセンサ本体10の取付けにおいては、まず、前記アタッチメント36を単独でロアレール3に取り付ける。すなわち、前記突出部36bを取付穴3cに挿通し、ロアレール3内に突出する突出部36bを圧潰することで係止部36cを成形する。これにより、アタッチメント36は、係止部36cにてロアレール3に係止される。
続いて、ロアレール3に取り付けられたアタッチメント36に、前記センサ本体10を取り付ける。すなわち、前記アタッチメント36のナット部36aに、前記挟持用ボルト33のボルト部33aを締め付けてこれらを締結する。この際、センサ本体10の長手方向が同ロアレール3の長手方向に一致するように姿勢を調整すべく、係止部36cを中心にセンサ本体10ともどもアタッチメント36を回動させる。
次いで、前記センサ本体10に、足ブラケット2を取り付ける。すなわち、前記第2外周側ホルダ32のボルト部32bを取付穴2aに挿通し、同ボルト部32bの先端部に固定用ナット35を締め付けて足ブラケット2に締結する。以上により、センサ本体10は、足ブラケット2とロアレール3との間に取り付けられる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、前記アタッチメント36は、前記係止部36cが前記ロアレール3に係止されることで同ロアレール3に取り付けられる。そして、センサ本体10は、前記アタッチメント36の前記ナット部36aと前記ボルト部33aとの螺合による、いわゆるボルト−ナットの締結で、同アタッチメント36を介して前記ロアレール3に簡易に取り付けることができる。また、前記係止部36cは、前記ロアレール3内に突出する前記突出部36bを圧潰することで成形されているため、例えばナットなどに比べて同ロアレール3内での軸方向(上下方向)の突出長を低減することができる。従って、前記ロアレール3に相対移動可能に支持されるアッパレール4等との干渉も好適に抑制することができる。
(2)本実施形態では、前記アタッチメント36は、前記突出部36bに成形された前記係止部36cにより1点で前記ロアレール3に係止されるため、同係止部36cを中心とする回動が許容される。従って、センサ本体10は、前記アタッチメント36のナット部36aと前記ボルト部33aとの螺合による締結後であっても回動可能であるため、その姿勢(周方向の位置)を調整しうる分、組付け性を向上させることができる。例えば、センサ本体10を前記アタッチメント36(ロアレール3)に取り付けた後に、前記外周側保持部材12(第2外周側ホルダ32)を前記足ブラケット2に取り付ける場合の組付け性を向上させることができる。
特に、溝部36d(突出部36b)が円柱状であるため、上記回動の許容のために要する取付穴3cとの挿入代も最小限に抑制することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施形態について図面に従って説明する。なお、第2の実施形態は、図2において、係止部が切削加工やプレス加工などでロアレールへの組付けに先立って成形された取付部材としてのアタッチメント41に変更した構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。
図2に括弧内の符号で示したように、本実施形態のアタッチメント41は、前記アタッチメント36に準じて、ナット部41a、係止部41c及び溝部41dを有している。一方、図4に示されるように、レール部材としてのロアレール42には、各センサ本体10の取付位置に対応して前記底壁部3aを切り欠いて成形されたガイド穴42aが設けられている。このガイド穴42aは、ロアレール42(底壁部3a)の幅方向片側寄りで長手方向に延びて同ロアレール42の先端に開口する第1ガイド穴42bと、同第1ガイド穴42bの先端に連続してロアレール42の幅方向にセンサ本体10の取付位置まで延びる第2ガイド穴42cとからなる。このガイド穴42aの開口幅は、前記溝部41dの外径と同等に設定されている。
従って、上記アタッチメント41は、前記係止部41cを前記ロアレール42(ガイド穴42aの周縁部)に係止させつつ、その取付位置まで前記ガイド穴42aに沿って前記溝部41dを移動させることで、前記ロアレール42に取り付けられる。
なお、この組み付けに際しては、前記アタッチメント41に前記センサ本体10を予め取り付けておいてもよい。加えて、前記センサ本体10を前記足ブラケット2に予め取り付けておいてもよい。これは、前記第1の実施形態のように突出部36bを圧潰する必要がなく、取付けの手順によってセンサ本体10の性能に影響を及ぼすことがないことによる。いずれにせよ、所定の取付位置に配置されたアタッチメント41等は、その後の移動(ずれ)を防止するために圧着しておくことが好ましい。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1の実施形態における(2)の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、前記アタッチメント41は、前記係止部41cを前記ロアレール42に係止させつつ、所定の取付位置まで前記ガイド穴42aに沿って前記溝部41dを移動させることで、同ロアレール42に簡易に取り付けることができる。そして、センサ本体10は、前記内周側保持部材13において、前記アタッチメント41を介して前記ロアレール42に取り付けられる。また、前記係止部41cはロアレール42に対して抜け止めしうる強度が確保されればよいため、例えばナットなどに比べて前記ロアレール42内での軸方向(上下方向)の突出長を低減することができる。従って、前記ロアレール42に相対移動可能に支持されるアッパレール4等との干渉も好適に抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図5に示したセンサ本体51のように、内周側保持部材13を足ブラケット2に取り付け、外周側保持部材12をロアレール3(42)側に取り付けてもよい。すなわち、この外周側保持部材12を構成する第2外周側ホルダ52は、前記第1外周側ホルダ31の内径及び外径と同等の内径及び外径を有する円筒状に形成されており、その外周面はボルト部52aを形成している。なお、前記挟持用ボルト33の頭部は、前記第2外周側ホルダ52の内周側に形成される空間内に収容され、前記起歪部16の外周側と内周側との間の歪みが許容されている。
一方、前記ロアレール3(42)に取り付けられる取付部材としてのアタッチメント53は、前記ロアレール3の取付穴3cの内径(又はガイド穴42aの開口幅)及び前記第2外周側ホルダ52(ボルト部52a)の外径よりも大きい外径を有する面取り(2面幅など)された有蓋筒形状を呈しており、ナット部53aが形成されている。また、上記アタッチメント53には、前記取付穴3cの内径(又はガイド穴42aの開口幅)と同等の外径を有して前記ナット部36aと同心に他側(図2の上側)に突設された溝部53d、及び同溝部53dを介して前記ロアレール3(42)内に突出してこれに係止される係止部53cが形成されている。
そして、前記センサ本体51は、前記第2外周側ホルダ52(外周側保持部材12)のボルト部52aが軸方向一側(図2の下側)から前記ナット部53aに締め付けられて前記アタッチメント53に締結されている。つまり、前記センサ本体51は、前記アタッチメント53のナット部53aと前記ボルト部52aとの螺合による、いわゆるボルト−ナットの締結で、同アタッチメント53を介して前記ロアレール3(42)に取り付けられている。
このように、ボルト部52aを外周側保持部材12(第2外周側ホルダ52)に形成した場合、これと螺合する前記アタッチメント53のナット部53aとともに容易に大径化を図ることができる。このため、簡単な形状変更で、これらボルト部52a及びナット部53aにおける締結力を向上させることができ、ひいては、センサ本体51(外周側保持部材12)をより堅固に前記ロアレール3(42)に取り付けることができる。
なお、前記係止部53cは、前記第1の実施形態に準じて突出部(36b)を圧潰して成形してもよく、あるいは前記第2の実施形態に準じてロアレール(42)への組付けに先立って成形してもよい。
・前記第2の実施形態において、アタッチメント41を内周側保持部材13(挟持用ナット34)に一体形成してもよい。また、ロアレール(42)への組付けに先立って係止部53cを成形する場合には、アタッチメント53を外周側保持部材12(第2外周側ホルダ52)に一体形成してもよい。この場合、部品点数を低減することができる。
・前記各実施形態において、ボルト部33aの先端部を拡径し、これに対応してナット部36a,41aを拡開してもよい。これらボルト部33a及びナット部36a,41aの大径化を図ることで、その度合いに応じて締結力を向上させることができる。
・前記ガイド穴42aの形状は一例である。例えば、ロアレール42の案内壁部3bを切り欠いてこれを形成してもよい。要は、溝部41d,53dがガイド穴に沿って所定の取付位置まで移動できるのであればよい。
・溝部36d,41d,53dは、例えば多角形の柱状や筒状に成形してもよい。
・前記アタッチメント36,41,53に設けられる係止部36c,41c,53c(溝部36d,41d,53d)の個数は複数であってもよい。この場合、ロアレール(42)への組付けに先立って係止部(41c,53c)を成形する場合には、これに合わせてロアレールに複数のガイド穴を設ければよい。
・前記各実施形態において、前記起歪部16は、外周側保持部材12及び内周側保持部材13間において実質的に歪みが生じる部分が円環状であれば、その外形が方形であってもよい。
本発明の第1の実施形態を示す概略図。 同実施形態を示す断面図。 プレート部材を示す平面図。 本発明の第2の実施形態を示す概略図。 本発明の変形形態を示す断面図。
符号の説明
2…床側シート固定部材としての足ブラケット、3,42…レール部材としてのロアレール、12…外周側保持部材、13…内周側保持部材、16…起歪部、36,41,53…取付部材としてのアタッチメント、10,51…センサ本体、21,22…検出用素子としての歪ゲージ、33a,52a…ボルト部、36a,41a,53a…ナット部、36b…突出部、36c,41c,53c…係止部、41d,53d…溝部、42a…ガイド穴。

Claims (6)

  1. 上下方向に軸線が伸びる円環状の起歪部と、
    前記起歪部の外周側縁部を挟む外周側保持部材と、
    前記起歪部の内周側縁部を挟む内周側保持部材と、
    前記起歪部に設けられ、該起歪部の外周側と内周側との間の歪み量に基づきシート上に加わる荷重を検出する検出用素子とを有するシート上荷重検出装置を、
    床側シート固定部材とレール部材との間に取り付けるシート上荷重検出装置の取付構造において、
    前記レール部材に挿通される突出部、及びナット部を有し、該レール部材内に突出する該突出部を圧潰することで成形された係止部にて該レール部材に係止される取付部材と、
    前記外周側保持部材及び前記内周側保持部材のいずれか一方に形成され、前記ナット部と螺合するボルト部とを備え、
    前記外周側保持部材及び前記内周側保持部材のいずれか他方が、前記床側シート固定部材に取り付けられていることを特徴とするシート上荷重検出装置の取付構造。
  2. 請求項1に記載のシート上荷重検出装置の取付構造において、
    前記突出部は1つであることを特徴とするシート上荷重検出装置の取付構造。
  3. 上下方向に軸線が伸びる円環状の起歪部と、
    前記起歪部の外周側縁部を挟む外周側保持部材と、
    前記起歪部の内周側縁部を挟む内周側保持部材と、
    前記起歪部に設けられ、該起歪部の外周側と内周側との間の歪み量に基づきシート上に加わる荷重を検出する検出用素子とを有するシート上荷重検出装置を、
    床側シート固定部材とレール部材との間に取り付けるシート上荷重検出装置の取付構造において、
    前記レール部材に形成されたガイド穴と、
    前記ガイド穴に沿って移動可能な溝部、及び該溝部を介して前記レール部材内に突出して該レール部材に係止される係止部を有する、前記外周側保持部材及び前記内周側保持部材のいずれか一方に設けられる取付部材とを備え、
    前記外周側保持部材及び前記内周側保持部材のいずれか他方が、前記床側シート固定部材に取り付けられていることを特徴とするシート上荷重検出装置の取付構造。
  4. 請求項3に記載のシート上荷重検出装置の取付構造において、
    前記取付部材は、ナット部を有し、
    前記外周側保持部材及び前記内周側保持部材のいずれか一方には、前記ナット部と螺合するボルト部が形成されていることを特徴とするシート上荷重検出装置の取付構造。
  5. 請求項3に記載のシート上荷重検出装置の取付構造において、
    前記取付部材は、前記外周側保持部材及び前記内周側保持部材のいずれか一方に一体形成されていることを特徴とするシート上荷重検出装置の取付構造。
  6. 請求項1、2、4のいずれか1項に記載のシート上荷重検出装置の取付構造において、
    前記ボルト部は、前記外周側保持部材に形成されていることを特徴とするシート上荷重検出装置の取付構造。
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