JP2006266772A - 距離測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 距離測定処理系統を簡略化し、消費電力が小さく、回路規模を従来よりもさらに縮小することのできる距離測定装置を提供する。
【解決手段】 クロック信号に同期してパルス化したレーザ光を測定対象物0に照射する手段6と、レーザ光を送信してから、測定対象物0から反射される受信信号のピーク値直前までのクロックのカウント値を保持する手段21と、クロック信号に同期し、クロック信号の周期をN等分した遅延時間だけ位相をずらせた(N+1)個の三角波0〜Nと、測定対象物0からの反射信号との間の相関結果から、最も相関の高い三角波を特定する手段10〜13とを備える距離測定装置。(N+1)個の三角波0〜Nと、測定対象物0から反射される受信信号との間で各々乗算を行い、各々の乗算結果の最大レベルを保持し、各々の保持データを比較することにより、最も相関の高い三角波を特定することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、距離測定装置に関し、特に、パルス状のレーザ光を対象物に対して照射した時刻と、反射による対象物からの信号を検知した時刻との時間差を測定することにより、対象物までの距離を測定する距離測定装置に関する。
従来、測定対象物に対してパルス状のレーザ光を照射し、反射されたレーザ光を受光して、照射から受光までの時間差を測定して、測定対象物までの距離を測定する距離測定装置が種々の分野で利用されている。
特許文献1には、高周波のカウンタを用いずに、広範囲で、高精度の距離測定を可能にする距離測定装置が記載されている。この距離測定装置は、レーザ光の照射から受光までの経過時間に基づいて、測距対象物までの距離を測定する距離測定装置であって、経過時間を計数するデジタルカウンタと、レーザ光を照射してからデジタルカウンタが計数を開始するまでの時間をアナログ回路を基本回路として測定する第1の計時装置と、レーザ光を受光してからデジタルカウンタが計数を停止するまでの時間をアナログ回路を基本回路として測定する第2の計時装置を有し、デジタルカウンタと、第1の計時装置、第2の計時装置の測定値に基づいて測距対象物までの距離を測定する。
また、特許文献2には、高い測定精度を維持し、構成が単純で、低消費電力の距離測定装置として、測定対象物から反射された信号をサンプルするタイミングを(N+1)通り生成し、(N+1)個のサンプルホールドに入力される同一の受信信号を異なるタイミングで低速サンプルし、サンプルされたデータを、受信信号のピーク値が検出されると、ピーク値に最も近い値を含む状態でホールドする。ここで、サンプルされたレベル値を選択出力させるセレクトカウンタの出力値と、受信信号がピーク値に最も近くなる時刻とを関連付けることにより、測距カウンタに入力されるクロック信号の立上り時刻と、ピーク値となる時刻との時間差を補正する装置が開示されている。
特開2001−83520号公報 特開2004−170096号公報
しかし、上記特許文献1に記載の距離測定装置は、反射パルス受信タイミングとクロックパルスの立上りまでの時間を測定する終端積分器による測定結果を、デジタルカウンタによる計数結果と同時にMPUへ送信し、MPUで最終的な測距データを算出処理するため、処理系統が複雑になるとともに、MPUを使用するため、消費電力が大きくなるという問題があった。
また、特許文献2に記載の距離測定装置は、受信信号がピークレベルとなる時刻に最も近い時刻にサンプリングを行うクロック信号を特定するため、多相化したクロック信号の各々によりサンプルした結果をホールドした後、これらを順次読み出し、その結果を比較してピーク値を検出する方法を採用している。そのため、ホールドされたデータを読み出す制御信号を発生させるロジック回路が必要となり、回路規模をさらに縮小することのできる余地が存在した。
そこで、本発明は、上記従来の距離測定装置等における問題点に鑑みてなされたものであって、処理系統を簡略化し、消費電力が小さく、回路規模をさらに縮小することのできる距離測定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、距離測定装置であって、クロック信号に同期してパルス化したレーザ光を測定対象物に照射する手段と、前記レーザ光を送信してから、前記測定対象物から反射される受信信号のピーク値直前までの前記クロックのカウント値を保持する手段と、前記クロック信号に同期し、前記クロック信号の周期をN等分した遅延時間だけ位相をずらせた(N+1)個の三角波と、前記測定対象物からの反射信号との間の相関結果から、最も相関の高い三角波を特定する手段とを備えることを特徴とする。
そして、受信信号レベルのピーク値を検出するため、N+1相の三角波信号を使用して受信信号との相関を取っているため、測距カウンタで使用するクロック信号のN+1倍の分解能を得ることができる。
また、本発明によれば、受信レベル値をデジタル化することなく、アナログ信号のまま取り扱うため、従来必要であったMPUによる処理が不要となり、消費電力を低減することができる。
前記距離測定装置において、前記(N+1)個の三角波と、前記測定対象物から反射される受信信号との間で各々乗算を行い、各々の乗算結果の最大レベルを保持し、該各々の保持データを比較することにより、前記最も相関の高い三角波を特定することができる。
また、前記特定された最も相関の高い三角波に関するデータをコード変換し、前記受信信号のピーク値直前までの前記クロック信号の立上りから、受信時刻までの時間を示す下位データとすることができる。
さらに、本発明は、距離測定装置であって、基準クロック信号を発生させるクロック発生器と、レーザ光及び三角波の発生の基準となるトリガ信号の発生、並びに、受信信号のピークホールドレベル及び測距カウンタのクリア信号を発生させるパルス発生部と、前記基準クロック信号の立上り時刻にピークレベルとなる2等辺三角波形を発生させる三角波発生回路と、前記三角波にN通りの遅延時間を与えるディレイラインと、前記基準クロック信号に同期したレーザ発射制御信号に従いパルスレーザ光を発生させるレーザ発生部と、前記パルスレーザを測距対象物に向けて照射する送光光学系と、前記測距対象物から反射される信号を受信する受光光学系と、該受光光学系が受光した光による微弱な入力信号を電気信号に変換する検知器と、該検知器によって変換された電気信号を増幅するアンプと、該アンプの出力信号と、前記三角波と間の相関演算を行うアナログ乗算器と、該アナログ乗算器の乗算結果の最大振幅レベルを保持するピークホールドと、隣合うピークホールドの出力を比較するコンパレータと、前記受信信号の振幅レベルがピーク値に達する時刻に最も近い三角波の位相を検出するEX−ORゲートと、該EX−ORゲートによって検出されたNビットのコードを、前記位相を備えた三角波を特定する数値に変換するコード変換部と、該コード変換部によって変換されたデータを登録する下位レジスタと、前記基準クロックをカウントする測距カウンタと、該測距カウンタのカウンタ出力結果を登録する上位レジスタとで構成されることを特徴とする。
そして、本発明によれば、受信信号と三角波信号との相関を取った結果のピーク値をホールドし、ピーク値の前後のレベルの大小関係をコンパレータで検出し、どの遅延量を与えた三角波との結果が最も相関が高いかまでをアナログ回路のみで検出し、その情報を具体的な遅延量に変換する部分のみデジタル回路を使用するため、測距カウンタがカウントするクロック信号の1周期以下の距離分解能を測定する部分の回路を、従来のN相のクロック信号を使用した場合に比較して簡易化することができる。
以上のように、本発明によれば、距離測定処理の系統を簡略化し、消費電力が小さく、回路規模をさらに縮小することのできる距離測定装置を提供することができる。
図1は、本発明にかかる距離測定装置の一実施の形態を示し、この距離測定装置は、測距に必要な基準クロック信号を発生させるクロック発生器1と、レーザ光及び三角波の発生の基準となるトリガ信号の発生、並びに、受信信号のピークホールドレベル及び測距カウンタのクリア信号を発生させるパルス発生部2と、基準クロック信号の立上り時刻にピークレベルとなる2等辺三角波形を発生させる三角波発生回路3と、三角波にN通りの遅延時間を与えるディレイライン4と、基準クロック信号に同期したレーザ発射制御信号に従いパルスレーザ光を発生させるレーザ発生部5と、パルスレーザを測距対象物0に向けて照射する送光光学系6と、測距対象物0から反射される信号を受信する受光光学系7と、受光光学系7が受光した光による微弱な入力信号を電気信号に変換する検知器8と、変換された電気信号を増幅するアンプ9と、前出の三角波とアンプ9の出力間の相関演算を行うアナログ乗算器10と、乗算結果の最大振幅レベルを保持するピークホールド11と、隣合うピークホールド出力を比較するコンパレータ12と、受信信号の振幅レベルがピーク値に達する時刻に最も近い三角波の位相を検出するEX−ORゲート13と、検出されたNビットのコードを具体的にどの位相の三角波かを示す数値に変換するコード変換部14と、変換されたデータを登録する下位レジスタ15と、基準クロックをカウントする測距カウンタ20と、測距カウンタ20の出力結果を登録する上位レジスタ21とで構成され、測距対象物0までの距離を測定する。
クロック発生器1は、測距対象物0に向けてレーザ光を照射した時刻から、受光信号の受信時刻までの時間を測定する基準クロック信号を発生させる。
パルス発生部2は、クロック発生器1からの基準クロック信号に基づき、レーザ発生部5でのレーザ光の発生に必要なレーザ発射制御信号を生成すると同時に、レーザ光発生タイミングに同期した基準トリガ信号と、後述するピークホールドのホールド値をクリアするピークホールドクリア信号と、測距カウンタ20による基準クロック信号のカウントデータのクリア信号とを発生させる。
三角波発生回路3は、上記基準トリガ信号に同期し、基準クロック信号の立上り時刻にピークレベルが来る2等辺三角波形を発生させる。この三角波信号が後述する図3の三角波0となる。
ディレイライン(1〜N)4は、三角波発生回路3により発生した三角波に対してN通りの遅延時間を与える。基準クロックの周期をTとすると、ディレイライン(1〜N)4は各々、T×K/(N+1)[K=1,2,・・・N]の遅延時間を持つ。ここで、Nは、装置に要求される距離分解能に応じて決定する。
レーザ発生部5は、基準クロック信号に同期したレーザ発射制御信号がパルス発生部2より出力されると、パルスレーザを発生し、このレーザは、送信光学系6を通って測距対象物0に向けて照射される。また、レーザ発生部5は、パルス発生タイミングを認識させるスタート信号を測距カウンタ20へ出力する。
受光光学系7は、測距対象物0から反射される信号を受信して検知器8に導く。検知器8は、光による微弱な入力信号を電気信号に変換した後、アンプ9に出力すると同時に、受信タイミングを知らせるストップ信号を測距カウンタ20へ出力する。
図2に、レーザ送受信タイミングと測距対象区間とを示す。測距カウンタ20は、スタート信号からストップ信号までの間、基準クロックの立上り毎にカウントを行い、その結果を上位レジスタ21に登録する。この時、レーザ発射制御信号及び発射されるパルスレーザは、基準クロックに同期しており、その時間差は常に固定値となる。求める測距対象距離は、レーザ送信時刻から受信信号がピークとなる時刻までの時間に基づいて算出され、ストップ信号によりカウンタが計数をストップした最後の基準クロックの立上りから、受信信号がピーク値となる時刻までの時間を、後述する方法により測定する。
アンプ9の出力は、アナログ乗算器(0〜N)10に入力され、前出の三角波0〜Nとアナログ乗算することにより、相関値が求められる。図3にそのタイミングを示す。
ピークホールド11は、パルス発生部2からのクリア信号が基準トリガ信号の直後に入力されると、ホールドレベルをリセットし、アナログ乗算器10が出力するピークレベルをホールドする。三角波0〜Nとの間の各々の乗算結果は、コンパレータ(0〜N)12に入力される。
コンパレータ12は、ピークホールド11の出力値を2つずつ比較する。ピークホールドの各出力を、コンパレータ12のA入力、B入力に図1のように接続する。コンパレータ12は、A<Bの場合には、“0”を、A>Bの場合には、“1”を出力する。これらの出力結果は、EX−ORゲート(1〜N)13に、図示のように2つずつ入力される。
受信信号の振幅レベルがピーク値に達すると、これらEX−ORゲート13の中でピークレベルの前後、すなわち、増加から減少に変化する1点のみ出力状態が“1”となる。この“1”を1つだけ含んだNビットのコードは、コード変換部14に入力され、基準クロックに対してどの遅延量を持たせた三角波に相当するのか、すなわち、1〜Nのいずれの遅延時間かを表す値に変換される。変換されたデータは、下位レジスタ15に一時的に登録される。
測距カウンタ20は、図2に示すように、カウンタクリア信号により各レーザの送受信サイクル毎に基準トリガ信号に同期し、その直後にデータがゼロクリアされる。スタートパルスからストップパルスまでの時間を基準クロック単位でカウントしたデータ(カウンタデータ“X”)は、前出の上位レジスタ21の登録データとなり、下位レジスタ15のデータと組み合わされて測距データとなる。
次に、本発明の実施例について、ディレイラインが7個(測距データの下位部分は、3ビット)で、受信信号のピークレベルが三角波1のタイミングに最も近い位置に現れる場合の距離測定装置の全体構成について、図4及び図5を参照しながら説明する。尚、基準クロックの周波数を10MHz(1周期100NSEC)とすると、ディレイラインにより三角波に与えられる遅延時間は、その1/8の12.5NSEC単位で設定される。
図4に示すように、この距離測定装置は、測距に必要な基準クロック信号を発生させるクロック発生器31と、レーザ光及び三角波の発生の基準となるトリガ信号の発生、並びに、受信信号のピークホールドレベル及び測距カウンタのクリア信号を発生させるパルス発生部32と、基準クロック信号の立上り時刻にピークレベルとなる2等辺三角波形を発生させる三角波発生回路33と、三角波にN通りの遅延時間を与えるディレイライン34と、基準クロック信号に同期したレーザ発射制御信号に従いパルスレーザ光を発生させるレーザ発生部35と、パルスレーザを測距対象物30に向けて照射する送光光学系36と、測距対象物30から反射される信号を受信する受光光学系37と、受光光学系37が受光した光による微弱な入力信号を電気信号に変換する検知器38と、変換された電気信号を増幅するアンプ39と、前出の三角波とアンプ39の出力間の相関演算を行うアナログ乗算器40と、乗算結果の最大振幅レベルを保持するピークホールド41と、隣合うピークホールド出力を比較するコンパレータ42と、受信信号の振幅レベルがピーク値に達する時刻に最も近い三角波の位相を検出するEX−ORゲート43と、検出されたNビットのコードを具体的にどの位相の三角波かを示す数値に変換するコード変換部44と、変換されたデータを登録する下位レジスタ45と、基準クロックをカウントする測距カウンタ50と、カウンタ出力結果を登録する上位レジスタ51とで構成され、測距対象物30までの距離を測定する。
クロック発生器31は、測距対象物30に向けてレーザ光を照射した時刻から受光信号の受信時刻までの時間を測定する基準クロック信号を発生させる。
パルス発生部32は、クロック発生器31からの基準クロック信号に基づき、レーザ発生部35でのレーザ光発生に必要なレーザ発射制御信号を生成すると同時に、レーザ光発生タイミングに同期した基準トリガ信号と、後述するピークホールドのホールド値をクリアするピークホールドクリア信号と、測距カウンタ50による基準クロック信号のカウントデータのクリア信号とを発生させる。
三角波発生回路33は、上記基準トリガ信号に同期し、基準クロック信号の立上り時刻にピークレベルが来る2等辺三角波形を発生させる。この三角波信号が図5に示した三角波0となる。
ディレイライン(1〜7)34は、三角波発生回路33により発生した三角波に対して
7通りの遅延時間を与える。基準クロックの周期をTとすると、ディレイライン(1〜7)34は、各々、T×K/8[K=1,2,・・・7]、すなわち、12.5NSEC単位で遅延時間を設定する。
レーザ発生部35は、基準クロック信号に同期したレーザ発射制御信号がパルス発生部32より出力されると、パルスレーザを発生し、このレーザは、送信光学系36を通って測距対象物30に向けて照射される。また、レーザ発生部35は、パルス発生タイミングを認識させるスタート信号を測距カウンタ50へ出力する。
受光光学系37は、測距対象物30から反射される信号を受信して検知器38に導く。検知器38は、光による微弱な入力信号を電気信号に変換した後、アンプ39に出力すると同時に、受信タイミングを知らせるストップ信号を測距カウンタ50へ出力する。
測距カウンタ50は、スタート信号からストップ信号までの間、基準クロックの立上り毎にカウントを行い、その結果を上位レジスタ51に登録する。この時、レーザ発射制御信号及び発射されるパルスレーザは、基準クロックに同期しており、その時間差は、常に固定値となる。求める測距対象距離は、レーザ送信時刻から受信信号がピークとなる時刻までの時間に基づいて算出され、ストップ信号によりカウンタが計数をストップした最後の基準クロックの立上りから受信信号がピーク値となる時刻までの時間を後述する方法により測定する。
アンプ39の出力は、アナログ乗算器(0〜7)40に入力され、前出の三角波0〜7とアナログ乗算することにより相関値が求められる。
ピークホールド41は、パルス発生部32からのクリア信号が基準トリガ信号の直後に入力されると、ホールドレベルをリセットし、アナログ乗算器40が出力するピークレベルをホールドする。三角波0〜7との間の各々の乗算結果は、コンパレータ(0〜7)42に入力される。
コンパレータ42は、ピークホールド41の出力値を2つずつ比較する。ピークホールドの各出力を、コンパレータ42のA入力、B入力に、図4に示すように接続する。コンパレータ42は、A<Bの場合には、“0”を、A>Bの場合には、“1”を出力する。これらの出力結果は、EX−ORゲート(1〜7)43に、図示のように2つずつ入力される。
受信信号の振幅レベルがピーク値に達すると、これらEX−ORゲート43の中でEX−ORゲート2のみ出力状態が“1”となる。この7ビットのコード[0100000]は、コード変換部44に入力され、遅延時間<001>に変換された、後下位レジスタ45に一時的に登録される。
一方、測距カウンタ50は、図5に示すように、カウンタクリア信号により各レーザの送受信サイクル毎に基準トリガ信号に同期し、その直後にデータがゼロクリアされる。スタートパルスからストップパルスまでの時間を100NSEC単位でカウントしたデータ(一例としてカウンタを完了したデータが“1000”であるとする)は、前出の上位レジスタ51の登録データとなり、下位レジスタ45のデータと組み合わされて測距データとなる。この場合、実測された距離データは、上位レジスタ値:3.0E+08(光速)*1.0E−07*1.0E+03÷2=15000m及び下位レジスタ値:3.0E+08*1.25E−08÷2*1(“001”)=1.875mを加えた15001.875mとなる。
本発明にかかる距離測定装置の一実施の形態を示す全体構成図である。 本発明におけるレーザ送受信タイミングと測距対象区間の説明図である。 本発明における受信信号と各三角波との乗算タイミングと、そのピークホールド値の説明図である。 本発明の距離測定装置の一実施例を示す全体構成図である。 実施例におけるレーザ送受信タイミング及び各三角波との乗算タイミングと、そのピークホールド値の説明図である。
符号の説明
0 測距対象物
1 クロック発生器
2 パルス発生部
3 三角波発生回路
4 ディレイライン
5 レーザ発生部
6 送光光学系
7 受光光学系
8 検知器
9 アンプ
10 アナログ乗算器
11 ピークホールド
12 コンパレータ
13 EX−ORゲート
14 コード変換部
15 下位レジスタ
20 測距カウンタ
21 上位レジスタ
30 測距対象物
31 クロック発生器
32 パルス発生部
33 三角波発生回路
34 ディレイライン
35 レーザ発生部
36 送光光学系
37 受光光学系
38 検知器
39 アンプ
40 アナログ乗算器
41 ピークホールド
42 コンパレータ
43 EX−ORゲート
44 コード変換部
45 下位レジスタ
50 測距カウンタ
51 上位レジスタ

Claims (4)

  1. クロック信号に同期してパルス化したレーザ光を測定対象物に照射する手段と、
    前記レーザ光を送信してから、前記測定対象物から反射される受信信号のピーク値直前までの前記クロックのカウント値を保持する手段と、
    前記クロック信号に同期し、前記クロック信号の周期をN等分した遅延時間だけ位相をずらせた(N+1)個の三角波と、前記測定対象物からの反射信号との間の相関結果から、最も相関の高い三角波を特定する手段とを備えることを特徴とする距離測定装置。
  2. 前記(N+1)個の三角波と、前記測定対象物から反射される受信信号との間で各々乗算を行い、各々の乗算結果の最大レベルを保持し、該各々の保持データを比較することにより、前記最も相関の高い三角波を特定することを特徴とする請求項1に記載の距離測定装置。
  3. 前記特定された最も相関の高い三角波に関するデータをコード変換し、前記受信信号のピーク値直前までの前記クロック信号の立上りから、受信時刻までの時間を示す下位データとすることを特徴とする請求項1又は2に記載の距離測定装置。
  4. 基準クロック信号を発生させるクロック発生器と、
    レーザ光及び三角波の発生の基準となるトリガ信号の発生、並びに、受信信号のピークホールドレベル及び測距カウンタのクリア信号を発生させるパルス発生部と、
    前記基準クロック信号の立上り時刻にピークレベルとなる2等辺三角波形を発生させる三角波発生回路と、
    前記三角波にN通りの遅延時間を与えるディレイラインと、
    前記基準クロック信号に同期したレーザ発射制御信号に従いパルスレーザ光を発生させるレーザ発生部と、
    前記パルスレーザを測距対象物に向けて照射する送光光学系と、
    前記測距対象物から反射される信号を受信する受光光学系と、
    該受光光学系が受光した光による微弱な入力信号を電気信号に変換する検知器と、
    該検知器によって変換された電気信号を増幅するアンプと、
    該アンプの出力信号と、前記三角波と間の相関演算を行うアナログ乗算器と、
    該アナログ乗算器の乗算結果の最大振幅レベルを保持するピークホールドと、
    隣合うピークホールドの出力を比較するコンパレータと、
    前記受信信号の振幅レベルがピーク値に達する時刻に最も近い三角波の位相を検出するEX−ORゲートと、
    該EX−ORゲートによって検出されたNビットのコードを、前記位相を備えた三角波を特定する数値に変換するコード変換部と、
    該コード変換部によって変換されたデータを登録する下位レジスタと、
    前記基準クロックをカウントする測距カウンタと、
    該測距カウンタのカウンタ出力結果を登録する上位レジスタとで構成されることを特徴とする距離測定装置。
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