JP2006266264A - 溶射による耐摩耗性コーティング堆積方法 - Google Patents

溶射による耐摩耗性コーティング堆積方法 Download PDF

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Abstract

【課題】受ける応力に耐える性能が、現行の方法によって得られたコーティングよりも良好である、耐摩耗性コーティングを堆積することができる、新規な堆積方法を提供する。
【解決手段】AC−HVAF型の溶射によって、機械部品に耐摩耗性コーティングを堆積する方法であって、前記コーティングは、ニッケルを30重量%から42重量%含有し、かつインジウムを4重量%から6重量%含有する、銅ベースの合金から作られている方法。
【選択図】図2

Description

本発明は、溶射によって機械部品に耐摩耗性コーティングを堆積させる方法に関するものであり、さらに詳しくは、本発明は、チタンあるいはチタン合金から作られた、ターボ機械のファンブレードあるいはコンプレッサブレードのようなガスタービン部品に関するものである。
ファンブレードあるいはコンプレッサブレードは、タービンが作動している間に摩耗を受ける部品の良好な例を構成する。そのようなブレードは、以下でコンプレッサディスクあるいはファンディスクと呼ばれる回転ディスクの周縁に形成された適切な形状のスロットで、それらの基部によって保持されている。
ターボジェットが作動されている間、ブレードの基部は、遠心力の作用および振動の作用の下で前記スロットの中で動く。ブレード基部は、そのような相対変位が可能になるように、スロットの形状に合致するように形成されている。遠心力の作用の下で、前記スロットの縁に接触するようになるブレード基部の表面は、かなりの圧縮応力(一般に周期的である)を受ける。これらの応力は、振動運動と相まって、前記表面を損傷するとともに摩耗させる。観察される摩耗は、ブレード基部およびファンディスクあるいはコンプレッサディスクが、チタンあるいはチタン合金から作られているときであっても、より大きいものとして認められる。この理由は、チタンに対するチタンの摩擦係数はどちらかというと高いからである。
ブレード基部を保護するために、銅ニッケル合金(CuNi)、銅アルミニウム合金(CuAl)、あるいは実際に銅ニッケルインジウム合金(CuNiIn)によって構成された、耐摩耗性コーティングを利用することが知られている。銅ニッケルインジウム型合金(CuNiIn)を利用することは一般に好ましいが、その理由は、この合金が、高温でより良好な機械的特性を示すからである。
これらの合金をブレード基部に堆積させるために、プラズマ溶射として知られた溶射技術を利用することが一般的である。その技術は、米国特許第3145287号に記載されたようなプラズマ銃を利用して実施することができる。プラズマ溶射は、きわめて高い温度、すなわち2000℃よりも大きい温度でガスのジェットを作り出すプラズマトーチへ、合金粉末を運ぶことからなっている。粒子が溶射される速度は、100メートル/秒(m/s)から400m/sの範囲にある。
それにもかかわらず、プラズマ溶射によって堆積されたコーティングの微細構造には、きわめて高い孔隙率および酸化を呈し、それによってコーティングの機械的性質に悪影響を及ぼす。加えて、コーティングは、チタンあるいはチタン合金にはあまりよく付着しない。従って、実際には、コーティングは、短時間に剥がれ落ちるとともに、タービンが作動している間に受ける応力に耐える性能に乏しいことが認められている。
第2のタイプの溶射もまた、耐摩耗性コーティングを堆積するために利用されるが、これは、合金粉末の溶融結晶粒をきわめて高い速度で加熱しかつ推進させるために、酸素と、プロパン、プロピレン、水素、またはプロパジエンメチルアセチレンのような燃料ガスとの間の燃焼を利用することからなる、高速酸素燃料(HVOF)溶射として知られている。この方法で到達される温度は、1500℃から2000℃の範囲にあり、また、溶射速度は、300m/sから700m/sの範囲にある。米国特許第5518683号には、HVOF溶射法を利用してニッケルベースの合金を堆積する例が記載されている。
HVOF法で得られた堆積物の寿命は、プラズマ溶射法によって得られた堆積物の寿命よりも長いが、それにもかかわらず、コーティングは、ターボ機械作動における普通の条件の下では短時間に剥がれ落ちることが認められる。
米国特許第3145287号明細書 米国特許第5518683号明細書
本発明の目的は、受ける応力に耐える性能が、現行の方法によって得られたコーティングよりも良好である、耐摩耗性コーティングを堆積することができる、新規な堆積方法を提案することである。
この目的を達成するために、本発明は、機械部品に耐摩耗性コーティングを構成するために、銅、ニッケル、およびインジウムの合金を溶射によって堆積する方法を提供し、前記耐摩耗性コーティングが、活性化燃焼高速空気燃料(AC−HVAF)型の溶射によって堆積されることを特徴とする。
AC−HVAF型の溶射は、合金粉末をきわめて高い速度で加熱しかつ推進させるために、(酸素とガスとの混合気の代わりに)燃やされる、空気とプロパンのような燃料ガスとの混合気を主として利用することで、前記HVOF溶射とは異なる知られている技術である。AC−HVAF溶射では、溶融合金粒子は、実質的に600m/sから800m/sの範囲にある速度で溶射され、また、到達される温度は、800℃から1500℃の範囲にある。
AC−HVAF型の溶射の間に到達される温度は、HVOF型またはプラズマ型の溶射の間に到達される温度よりも低い。このことは、溶射された粒子の酸化を制限するのに役立つ。
加えて、AC−HVAF法で得ることのできる溶射速度は、プラズマ溶射またはHVOF溶射によって得られた速度よりも速い。従って、粒子が酸化に対して特に反応しやすい時間経過の間に、粒子が溶射される時点とそれら粒子がコーティングされる部品に到達する時点との間における時間の経過は、それ自体短くされる。このこともまた、コーティングが酸化される程度を減少するのに貢献する。
加えて、コーティングのために部品上に溶射された粒子の高い運動エネルギーによって、第1に、部品への粒子のより良好な結合を達成することが可能になり、第2に、いっそう緻密で、過去に利用されていた方法で得られたコーティングよりも小さい孔隙率を示すコーティングを得ることが可能になる。具体的に言えば、結果として得られるコーティングの構造は、単体であって、層状ではない。
コーティングにおける孔隙率と酸化物の量の減少は、具体的には、コーティングの微細構造における初期亀裂の数の減少につながる。このことは、応力、より具体的にはコーティングが受ける圧縮応力に耐える、より大きい能力につながる。コーティングはまた、いっそう緻密であって、コーティングされる部品にいっそう良好に付着するので、実際には、剥がれの問題は、ガスタービンの作動の間に短時間にはほとんど起きないということと、本発明のコーティングの寿命は、知られているコーティングの寿命よりも著しく良好であるということとがわかる。
最後に、まさにその性質から、AC−HVAF溶射は、プラズマ溶射よりも費用がかからない。
このコーティングは、ニッケルを30重量%から42重量%含有し、かつインジウムを2重量%から8重量%含有する、銅ベースの合金によって構成されていると有利である。
このコーティングについては、ニッケルを34重量%から38重量%含有し、かつインジウムを4重量%から6重量%含有する、銅ベースの合金から構成されていると、より有利である。
すでに強調したように、CuNiInコーティングが有利であるが、その理由は、それらが、高温において機械的にきわめて強いからである。
この種の耐摩耗性コーティングの寿命を改善するための研究を行っている間に、出願人の会社は、CuNiIn合金の溶融温度が、プラズマ溶射の間に到達される温度よりもかなり低く、また、HVOF型溶射の間に到達される温度よりも低いことに気が付いた。これに対して、AC−HVAF溶射の間に到達される温度は、このCuNiIn合金の溶融温度と同程度のものであることがわかる。従って、AC−HVAF法を利用することで、高過ぎる温度に関連したあらゆる無用な酸化を回避しながら、CuNiIn合金を溶融することができる、ということがわかった。従って、AC−HVAF法は、CuNiInコーティングを堆積するのに特に十分に適していることがわかる。
CuNiInの耐摩耗性コーティングがいったん堆積された後に、その上に、例えば二硫化モリブデン(MoS)と有機樹脂とを含む潤滑用ワニスの層が付着されると、有利である。CuNiInコーティングは、高い粗面度を示すので、滑りを促進するとともに摩耗を制限するために、低い摩擦係数を有するワニスの層でそれらを被覆するのが望ましい。CuNiInと潤滑剤の層との複合コーティングによれば、部品を保護する観点とコーティングの寿命の観点から、全体的に申し分のない結果がもたらされる。
本明細書に記載された部品のただ1つの実施形態は、ターボ機械のコンプレッサあるいはファンのためのチタンブレードであるが、本発明の方法を、チタンあるいはチタン合金から作られているかどうかにかかわりなく、あらゆる種類の部品をコーティングするために利用することができる、ということは明らかである。例えば、この方法は、互いに接触しがちである任意の種類からなる任意の2つのガスタービン部品から選ばれた、少なくとも1つの部品をコーティングするために利用することができる。
本発明とその利点とは、非限定的な例として付与された本発明の以下の実施形態の詳細な説明を読むことで、いっそうよく理解することができる。説明には、添付図面が参照される。
図1のグラフには、様々な溶射方法を利用するときに得られたような、横座標に沿ってm/sで表わされた溶射速度と、縦座標上に℃で表わされた溶射温度とがある。このグラフでは、プラズマ溶射、HVAF溶射、およびAC−HVAF溶射についての温度範囲および溶射速度範囲についての略図を認めることができる。さらにまた、CuNiIn合金のような銅ベースの合金が溶融する温度の範囲も示されている。
この図では、また、先に説明されたように、AC−HVAF溶射で到達される温度は、本発明に利用されたCuNiIn合金の溶融温度範囲に適合しており、従って、これらの合金を、酸化が助長されるであろう無用の過熱なしに溶融することができる、ということを認めることができる。さらにまた、AC−HVAF溶射を利用することで、いっそう高い溶射速度を得ることができる、ということを認めることもできる。
本発明の方法の実施が、例示として以下に説明されているが、この実施では、CuNiIn合金が、TA6V型のチタン合金から作られた部品に堆積された。操業条件は、次のとおりであった。
利用された装置
供給業者Uniquecoat Technologies社によって販売された、SB−500モデルAC−HVAFトーチ。
利用された粉末
組成、36重量%のNiと5重量%のInとを含有し、残りが銅であるCuNiIn合金、
粒径、11マイクロメートル(μm)から45μm、
トーチ供給速度、8キログラム/時間(kg/h)、
キャリアガス、窒素。
トーチの動作パラメータ
ガス、プロパン、
空気圧力、85ポンド/平方インチ(psi)、
圧力1、プロパン、74psi、
プロパンの圧力2(0)、38psi、
キャリアガスの圧力、41psi、
間隔、150ミリメートル(mm)から165mm、
コーティング堆積速度、45μm/パス。
コーティングされた部品に関する情報
前処理、300μmの平均寸法を有している酸化アルミニウム粒子による、サンドブラスト処理、
初期温度、29℃、
温度変化、50℃から95℃。
堆積されたコーティングの厚さは、165μmであったが、格別な困難性を伴うことなく、より大きい厚さを得ることができるであろう。コーティングの測定された孔隙率は、1%未満であった。
図2の顕微鏡写真は、本発明によるAC−HVAFを利用して堆積されたCuNiInコーティングから撮影されたものであり、図3の顕微鏡写真は、プラズマ溶射によって得られたCuNiInコーティングを利用して撮影されたものである。
酸化物および細孔は、基板1の上に堆積されたコーティング2の層における黒い点の形態で見える。
図2のコーティングにおける酸化物および細孔の存在は、図3のコーティングにおけるものよりも少ない、ということは明らかに認めることができる。さらにまた、図2のコーティングが、緻密で単体のものである微細構造を示しており、図3のコーティングの微細構造が層状である、ということがわかる。結果として、本発明の方法で堆積されたコーティングは、プラズマ溶射によって得られたコーティングよりも、層状に裂け(従って、剥がれ落ち)ようになることが少ない。要するに、図2におけるコーティングの微細構造は、機械的により強いものである。
ファンブレードが作動中に受ける機械的応力をシミュレートするために、図4に示された装置に類似した装置であって、ブレードを表わしている機械的部品10が、その基部14を介して2つの直立材16aおよび16bの間に画定されたスロット15の中へ取り付けられ、かつ、それが2つの顎部18の間における定位置に保持されたものに類似した装置が利用された。このようにして形成されるアセンブリは、ダブテールアセンブリに類似している。この事例では、直立材16aおよび16bは、ファンディスクを表わしていた。部品10の基部14は、直立材16aおよび16bに接触する2つの表面14aおよび14bを有していた。部品10には、周期的な牽引力Fが及ぼされた。時間に応じて変化した力Fのかかり方は、図5に示されている。
本発明によるAC−HVAF溶射を利用して堆積されたCuNiInコーティングの性能が、30,000牽引周期にわたって試験された。30,000周期の後に、剥がれ落ちおよび摩耗は観察されなかった。プラズマ溶射によって堆積されたCuNiInコーティングでは、15,000周期から19,000周期の範囲において剥がれ落ちが見られた。
この試験は、本発明により得ることを可能にするコーティング寿命の観点で、著しい改善を示している。
比較のグラフである。 本発明の方法によるAC−HVAF溶射によって堆積されたCuNiInコーティングの顕微鏡写真である。 プラズマ溶射によって堆積されたCuNiInコーティングの顕微鏡写真である。 シミュレートされる動作においてファンブレード基部に及ぼされた応力を有効にする装置の概念図である。 動作中にファンブレード基部に及ぼされた牽引力の変化における周期を、時間に応じて示しているグラフである。
符号の説明
10 機械的部品
14 基部
14a、14b 表面
15 スロット
16a、16b 直立材
18 顎部

Claims (7)

  1. 機械部品に耐摩耗性コーティングを構成するために、銅、ニッケル、およびインジウムの合金を溶射によって堆積する方法であって、前記耐摩耗性コーティングは、AC−HVAF型の溶射によって堆積されることを特徴とする、方法。
  2. 前記耐摩耗性コーティングが、ニッケルを30重量%から42重量%含有し、かつインジウムを2重量%から8重量%含有する、銅ベースの合金であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記耐摩耗性コーティングが、ニッケルを34重量%から38重量%含有し、かつインジウムを4重量%から6重量%含有する、銅ベースの合金であることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 前記耐摩耗性コーティングが、ニッケルを36重量%含有し、かつインジウムを5重量%含有する、銅ベースの合金であることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. コーティングのための前記機械部品が、チタンあるいはチタン合金から作られた部品であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記耐摩耗性コーティングが、互いに接触しがちであるガスタービンの2つの部品から選ばれた少なくとも1つの部品に堆積されることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記耐摩耗性コーティングが、ターボ機械のファンあるいはコンプレッサのブレード基部に、および/または、前記ブレード基部が係合するファンあるいはコンプレッサのディスクに堆積されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
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