JP2007023352A - 皮膜形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ガスタービンエンジンのファン・コンプレッサ翼等の部品のLCF(Low Cycle Fatigue)強度を落とすことなく、低コストで、長寿命の耐摩耗性皮膜を提供する。
【解決手段】 二硫化モリブデン粒子の表面に当該二硫化モリブデンの熱分解温度よりも低い温度で溶融する金属(銅、銀、アルミニウム、またはニッケル及びこれらの合金)を付着させたサーメット溶射材料(金属の含有量は、50〜80重量%)を、エアシュラウド付き高速フレーム溶射法によって溶射することで皮膜を形成する。
【選択図】図1
【解決手段】 二硫化モリブデン粒子の表面に当該二硫化モリブデンの熱分解温度よりも低い温度で溶融する金属(銅、銀、アルミニウム、またはニッケル及びこれらの合金)を付着させたサーメット溶射材料(金属の含有量は、50〜80重量%)を、エアシュラウド付き高速フレーム溶射法によって溶射することで皮膜を形成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、皮膜形成方法に関する。
従来、ガスタービンエンジンのファン・コンプレッサ翼等の長時間振動・高応力に晒される部品には、チタン合金が用いられ、さらに、他の部品との摩擦が生じる部位には、例えばCu−Ni−In(銅−ニッケル−インジウム)粉末をプラズマ溶射し、その後にMoS2(二硫化モリブデン)溶剤を上記部位に塗布するという皮膜形成処理を行うことにより耐摩耗性を向上させている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2002−339004号公報
上記のような部品には、LCF(Low Cycle Fatigue)強度が要求されるため、上記皮膜形成処理を行う前にショットピーニング処理によって圧縮応力を残留させていた。しかしながら、皮膜形成処理におけるプラズマ溶射によって、ショットピーニング処理後の部品に高温の溶融金属が付着することにより、上記圧縮応力が減少もしくは引張応力への変化が生じてしまい、LCF強度が落ちるという問題があった。
また、上記皮膜形成処理によって形成される皮膜は、Cu−Ni−In粉末の溶射皮膜層とMoS2溶剤の塗布皮膜層との2層構造になっているが、上層の塗布皮膜層が下層の溶射皮膜層に達する程に磨耗すると耐摩耗性が著しく劣化するという問題があった。さらに、上記皮膜形成処理には、Cu−Ni−In粉末のプラズマ溶射工程とMoS2溶剤の塗布工程との2工程が必要であり、生産コストの増大の原因となっていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、LCF強度を落とすことなく、低コストで、長寿命の耐摩耗性皮膜を形成することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、皮膜形成方法に係る第1の解決手段として、
二硫化モリブデン粒子の表面に当該二硫化モリブデンの熱分解温度よりも低い温度で溶融する金属を付着させたサーメット溶射材料を、所定の溶射法によって溶射することで皮膜を形成する、という手段を採用する。
二硫化モリブデン粒子の表面に当該二硫化モリブデンの熱分解温度よりも低い温度で溶融する金属を付着させたサーメット溶射材料を、所定の溶射法によって溶射することで皮膜を形成する、という手段を採用する。
また、本発明では、皮膜形成方法に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記溶射法は、エアシュラウド付き高速フレーム溶射法であることを特徴とする。
また、本発明では、皮膜形成方法に係る第3の解決手段として、上記第1または2の解決手段において、前記サーメット溶射材料における金属の含有量は、50〜80重量%であることを特徴とする。
また、本発明では、皮膜形成方法に係る第4の解決手段として、上記第1〜3いずれかの解決手段において、前記金属は、銅(Cu)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)またはニッケル(Ni)及びこれらの合金であることを特徴とする。
本発明によれば、エアシュラウド付き高速フレーム溶射法を用いることにより、従来のプラズマ溶射法が1000°C以上の高温で溶射材料を溶融状態にすることと比べ、500°C前後の比較的低い温度により溶射材料(サーメット溶射材料)を半溶融状態にするので、溶射による圧縮応力が減少もしくは引張応力への変化が生じず、LCF強度を保持することが可能である。また、サーメット溶射材料のみを溶射することによって1層の皮膜を形成するので、その皮膜層に均一に二硫化モリブデンを存在させることができ、その結果、耐摩耗性を向上することが可能である。さらに、皮膜を形成する工程が1工程で済むので、生産コストを抑えることが可能である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る皮膜形成方法を実現するための装置構成図である。図1において、符号1はエアシュラウド付き高速フレーム溶射装置、2はファン・コンプレッサ翼である。
エアシュラウド付き高速フレーム溶射装置1は、皮膜となる溶射材料を酸素と燃料(例えばケロシン)との燃焼炎により溶融又は半溶融状態にし、溶射対象物であるファン・コンプレッサ翼2に高速度で連続噴射するものである。このようなエアシュラウド付き高速フレーム溶射装置1は、燃焼室1a、酸素供給口1b、燃料供給口1c、点火プラグ1d、ノズル部1e、エアシュラウドバレル部1f及び溶射材料供給口1gから構成されている。
エアシュラウド付き高速フレーム溶射装置1において、燃焼室1aは、酸素と燃料との混合ガスを燃焼させるためのチャンバである。酸素供給口1bは、燃焼室1aに開口しており、酸素を燃焼室1aに供給するためのものである。燃料供給口1cは、燃焼室1aに開口しており、燃料を燃焼室1aに供給するためのものである。点火プラグ1dは、燃焼室1aにおいて酸素と燃料との混合ガスを点火させるためものである。ノズル部1eは、燃焼室1aとエアシュラウドバレル部1fとに連通しており、燃焼室1aにおいて燃料と酸素との混合ガスが燃焼することにより発生する燃焼炎をエアシュラウドバレル部1fに導入するための流路である。なお、このノズル部1eは、エアシュラウドバレル部1fと比べて非常に狭い流路となっている。エアシュラウドバレル部1fは、ノズル部1eを介して流入してきた燃焼炎(燃焼炎ジェット流)をエアシュラウドバレル部1fの先端(図1の右側)に設けられた噴射口からファン・コンプレッサ翼2のダブテイル圧力面2aに噴射するための流路である。このダブテイル圧力面2aについての詳細な説明は後述する。
溶射材料供給口1gは、上記エアシュラウドバレル部1fに開口しており、MoS2/Cu(二硫化モリブデン/銅)サーメット粉末を溶射材料としてエアシュラウドバレル部1fに供給するためのものである。このMoS2/Cuサーメット粉末は、MoS2粒子の表面に当該MoS2粒子の熱分解温度よりも低い温度で溶融する金属、つまりCuを被覆したもので、無電解メッキ法にて製造されたものである。また、本実施形態では、上記MoS2/Cuサーメット粉末を構成するMoS2の含有量を50重量%、Cuの含有量を50重量%としている。このようなMoS2/Cuサーメット粉末は、エアシュラウドバレル部1fにおいて燃焼炎ジェット流によって半溶融状態にされ、噴射口からファン・コンプレッサ翼2のダブテイル圧力面2aに噴射される。
ファン・コンプレッサ翼2は、例えばガスタービンエンジンに用いられているものであり、図2のようにファン・コンプレッサディスク3のダブテイルスロット3aに圧入される。このファン・コンプレッサ翼2においてダブテイルスロット3aに圧入される部分をダブテイルという。当該ダブテイルとファン・コンプレッサディスク3とが接触する部位、すなわちダブテイル圧力面2aは耐摩耗性が要求される部位である。
次に、本実施形態における皮膜形成方法について説明する。
まず、エアシュラウド付き高速フレーム溶射装置1において、酸素供給口1bを介して酸素を燃焼室1aに供給し、また、燃料供給口1cを介して燃料を燃焼室1aに供給する。これらの酸素及び燃料は、燃焼室1aにて混合されることにより混合ガスが生成される。この混合ガスに点火プラグ1dで点火することにより高圧の燃焼炎を発生させる。この燃焼炎は、ノズル部1eによって絞られ、エアシュラウドバレル部1fに流出した瞬間に急激なガス膨張により超音速の燃焼炎ジェット流となる。
上記燃焼炎ジェット流に溶射材料であるMoS2/Cuサーメット粉末を溶射材料供給口1gから供給して半溶融状態にし、高速度でファン・コンプレッサ翼2のダブテイル圧力面2aに連続噴射することにより皮膜を形成する。このように溶射材料を高速度でダブテイル圧力面2aに衝突させることによって、緻密で高密着力を有する皮膜を形成することができる。
上記のようなエアシュラウド付き高速フレーム溶射法は、従来のプラズマ溶射法が1000°C以上の高温で溶射材料(Cu−Ni−In粉末)を溶射することと比べ、500°C前後の比較的低い温度により溶射材料(MoS2/Cuサーメット粉末)を溶射するので、当該溶射による圧縮応力の減少もしくは引張応力への変化が生じず、LCF強度を保持することが可能である。
また、MoS2粒子の被覆層を構成しているCuは、MoS2粒子の熱分解温度(およそ750°C)よりも低い温度で溶融する。従って、本実施形態のようにエアシュラウド付き高速フレーム溶射法を用いることによって、MoS2の熱分解を防ぎつつCuを溶融することができ、これによって形成された皮膜にはMoS2が熱分解されることなく含有されることになるので、その皮膜は、MoS2の優れた潤滑特性に基づいて良好な潤滑特性を発揮することができる。
さらに、MoS2粒子にCuの被覆層を形成する方法を無電解メッキ法とすることにより、被覆層の形成時にMoS2粒子がその熱分解温度以上にまで加熱されることを防止することができるので、被覆層の形成時にMoS2が熱分解する恐れを回避することができる。
図3に、上記のようなMoS2/Cuサーメット粉末を溶射することによって形成された皮膜の耐摩耗性を検証した結果を示す。この耐摩耗性の検証は、図4に示すように、ファン・コンプレッサ翼2と同じチタン合金でつくられたシュー試験片10の上部に上記エアシュラウド付き高速フレーム溶射法によってMoS2/Cuサーメット粉末を溶射することによって厚さ0.2mmの皮膜11を形成し、このシュー試験片10とブロック試験片12とを接触面圧345MPaで接触させ、当該ブロック試験片12を図示の方向にスライドさせることによって摩擦係数を計測したものである。なお、比較対象として、従来のCu−Ni−In粉末のプラズマ溶射後にMoS2溶剤を塗布した2層構造の皮膜と、Cu−Al−Fe粉末のプラズマ溶射後にMoS2溶剤を塗布した2層構造の皮膜とを形成した場合の摩擦係数も計測した。
図3の縦軸は摩擦係数、横軸はサイクル数(スライドの1ストロークを1サイクルとする)である。摩擦係数の目標値は、ファン・コンプレッサ翼2に要求される規格値である0.3以下とした。この図に示すように、摩擦係数が目標値0.3に到達するまでのサイクル数は、本実施形態におけるMoS2/Cuサーメット粉末の溶射皮膜では約1900〜2100サイクル、また従来の2層皮膜では約1400〜1800サイクルであり、MoS2/Cuサーメット粉末の溶射皮膜が従来の2層皮膜と比べて最も長い。すなわち、検証した皮膜の中で、最も耐摩耗性が高いことがわかる。
これは、従来の皮膜は2層構造であるために、上層のMoS2溶剤の塗布皮膜が磨耗すると耐摩耗性が劣化し始め、摩擦係数が増大するが、本実施形態では、MoS2/Cuサーメット粉末を使用し、1層の溶射皮膜に均一にMoS2を存在させることによって耐摩耗性が向上しているためと考えられる。
以上のように、本実施形態によれば、無電解メッキ法により製造したMoS2/Cuサーメット粉末をエアシュラウド付き高速フレーム溶射法によって、ファン・コンプレッサ翼2のダブテイル圧力面2aに溶射することによって、LCF強度を落とすことなく、長寿命の耐摩耗性皮膜を形成することが可能である。また、このような耐摩耗性皮膜を形成する工程が1工程で済むので、生産コストを抑えることが可能である。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変形例が考えられる。
上記実施形態では、上記MoS2/Cuサーメット粉末に含まれるMoS2の含有量を50重量%、Cuの含有量を50重量%としているが、これに限らず、Cuの量を50重量%以上としても良い。
上記実施形態では、MoS2粒子の被覆層をCuから形成するようにしたが、MoS2
の熱分解温度よりも低い温度で溶融する金属であれば、必ずしもCuでなくてもよい。このような金属としては、例えば、Ag(銀)、Al(アルミニウム)、Ni(ニッケル)及びそれらの合金並びに銅合金が挙げられる。
の熱分解温度よりも低い温度で溶融する金属であれば、必ずしもCuでなくてもよい。このような金属としては、例えば、Ag(銀)、Al(アルミニウム)、Ni(ニッケル)及びそれらの合金並びに銅合金が挙げられる。
上記実施形態では、溶射対象物としてファン・コンプレッサ翼2を用いたが、これに限らず、耐磨耗性が要求される部品であれば他のものでも良い。
1…エアシュラウド付き高速フレーム溶射装置、1a…燃焼室、1b…酸素供給口、1c…燃料供給口、1d…点火プラグ、1e…ノズル部、1f…エアシュラウドバレル部、1g…溶射材料供給口、2…ファン・コンプレッサ翼、2a…ダブテイル圧力面、3…ファン・コンプレッサディスク、3a…ダブテイルスロット
Claims (4)
- 二硫化モリブデン粒子の表面に当該二硫化モリブデンの熱分解温度よりも低い温度で溶融
する金属を付着させたサーメット溶射材料を、所定の溶射法によって溶射することで皮膜を形成することを特徴とする皮膜形成方法。 - 前記溶射法は、エアシュラウド付き高速フレーム溶射法であることを特徴とする請求項1記載の皮膜形成方法。
- 前記サーメット溶射材料における金属の含有量は、50〜80重量%であることを特徴とする請求項1または2記載の皮膜形成方法。
- 前記金属は、銅(Cu)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)またはニッケル(Ni)及びこれらの合金であることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の皮膜形成方法。
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