JP2006266021A - 扉開閉錠 - Google Patents

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Abstract

【課題】 錠ケースに背面側に設けられた、操作ハンドルと連動して扉を本体ケースに対して開閉するための施錠・解錠部材が容易に破壊されたり、不正に操作されないようにした扉開閉錠を提供する。
【解決手段】 操作ハンドル31の把持部32が嵌合する嵌合凹部19の背面と、回動筒24と一体的に回動する回動制御カム26及び操作カム27との間に、遮蔽板38を配置した。
【選択図】 図4

Description

本発明は、扉開閉錠に関する。
従来、自動販売機(以下単に、自販機という。)は、人を介さずに商品を販売できる利便性から24時間路上に設置されている。そのため、自販機の扉を開閉する扉開閉錠としてのハンドルロック装置には、収容している金銭及び商品の盗難に対して十分な対策を講じる必要がある。
一般に、自販機のロック機構は、容器本体側にフックを設けとともに、扉側に上下方向に移動可能なスライダを設ける。また、スライダにフックの侵入を許容し同スライダを上下動させることによって同フックを掛け止める掛止孔を設ける(例えば、特許文献1)。
そして、扉を開ける時、扉に設けた錠ケースに設けた操作ハンドルをシリンダキーで解錠して操作可能にする。操作可能になった操作ハンドルを回動させると、錠ケースの背面に回動可能に配設された施錠・解錠部材が回動して、スライダを上動させる。そして、スライダの上動に伴ってフックと掛止孔の係合状態が解除して掛止孔からフックを抜ける状態にして扉を手前に引くことによって扉が開く。
反対に、扉を施錠するとき、スライダを上動した状態にして同スライダに設けた掛止孔にフックを侵入させる。そして、完全に扉を閉めた状態で操作ハンドルを操作してスライダを下動させると、フックは掛止孔に係合した状態になる。この状態で、操作ハンドルに設けたシリンダキーをかけて操作ハンドルを操作不能することによって、扉は自販機本体に対してロックされた状態になる。
上記ロック機構では、施錠されている状態で、操作ハンドルは、錠ケースの前面に収容凹部に嵌合配置されている。そして、操作ハンドルをシリンダキーで解錠すると、操作ハンドルが嵌合凹部から前方に飛び出し回動操作可能となる。このとき、嵌合凹部に形成された貫通孔に、ハンドル検出センサが配設されていて、操作ハンドルが嵌合凹部に嵌合配置されているかどうか検出するようになっている。このハンドル検出センサは、施錠されている状態で、操作ハンドルが嵌合凹部に嵌合配置されているため、操作ハンドルによって、見ることはできないようになっている。
特開平2000−207627号広報
ところで、上記ロック機構では、嵌合凹部に操作ハンドル検出センサを配設するために形成された貫通孔の後方には、錠ケースの背面に回動可能に配設された施錠・解錠部材が臨めるように配置されていた。従って、ドリル等で嵌合凹部に嵌合配置された操作ハンドルを介して、ハンドル検出センサを破壊すると、貫通孔から施錠・解錠部材を破壊した後、治具を使って不正にスライダを上動させてフックと掛止孔の係合状態を解除させることが容易に行なえる問題があった、
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、錠ケースに設けられた、操作ハンドルと連動して扉を本体ケースに対して開閉するための施錠・解錠部材が容易に破壊されたり、不正に操作されないようにした扉開閉錠を提供することにある。
請求項1の発明は、容器本体の扉に固定される錠ケースと、前記錠ケースの前面に形成した嵌合凹部内に配設され、前記扉の施錠及び解錠を操作する操作ハンドルと、前記錠ケースに設けられ、前記嵌合凹部内に配設された前記操作ハンドルを解錠操作可能にするとともに、前記操作ハンドルの解錠操作とともに前記錠ケースの背面側に設けた施錠・解錠部材を解錠作動させる錠本体とを備えた扉開閉錠において、前記錠ケースに設けた前記嵌合凹部の背面と前記施錠・解錠部材との間に、遮蔽板を設けた。
請求項2の発明は、請求項1に記載の扉開閉錠において、前記遮蔽板は、焼き入れを行った金属板である。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の扉開閉錠において、前記遮蔽板は、前記嵌合凹部の背面側に傾斜した当板部を形成させた。
請求項4の発明は、請求項3に記載の扉開閉錠において、前記当板部の傾斜は、前記錠本体から離間するほど、前記嵌合凹部の背面から離間した傾斜である。
請求項5の発明は、請求項1又は2に記載の扉開閉錠において、前記遮蔽板は、前記嵌合凹部の背面側に、凹部を形成するとともに、その凹部の内側面がドーム状の曲面であって、最も深い部分が、前記遮蔽板の中央位置より前記錠本体から離間した位置にくるように形成した。
請求項1の発明によれば、遮蔽板を、嵌合凹部の背面と施錠・解錠部材との間に設けたので、例えば、ドリル等で嵌合凹部に穴が開けられ、その穴を介して施錠・解錠部材を治具で破壊又は不正に操作しようとしても、遮蔽板がその治具の侵入を阻止する。
請求項2の発明によれば、遮蔽板は、焼き入れを行った硬い金属板であることから、ドリル等によって容易に穴を開けられることはない。
請求項3の発明によれば、遮蔽板に傾斜した当板部を形成したことから、ドリル等で穴を開けようとしても、ドリルの先が当板部の面に対して滑ってしまい、ドリルが当板部に対して食い付きが悪くなり、容易に穴を開けることができない。
請求項4の発明によれば、当板部に、万が一、穴が開けられても、穴の向きは錠本体、即ち、施錠・解錠部材から離間する向きに形成されることから、治具を不正に使って施錠・解錠部材を破壊したり、不正に操作することはできない。
請求項5の発明によれば、遮蔽板に,凹部を形成し、その凹部の内側面がドーム状の曲面であって、最も深い部分が、遮蔽板の中央位置より前記錠本体から離間した位置にくるように形成したことから、ドリル等で穴を開けようとしても、ドリルの先が当板部の面に対して滑ってしまい、ドリルが当板部に対して食い付きが悪くなり、容易に穴を開けることができない。しかも、凹部に、万が一、穴が開けられても、穴の向きは錠本体、即ち、施錠・解錠部材から離間する向きに形成されることから、治具を不正に使って施錠・解錠部材を破壊したり、不正に操作することはできない。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図6に従って説明する。図1は自動販売機(以下単に、自販機という。)の全体斜視図である。図2はハンドルロック装置の正面図、図3はハンドルロック装置の背面図、図4はハンドルロック装置の一部側断面図である。
図1に示すように、自販機10は、金銭及び商品を収納する容器本体としての本体ケース11を備え、その本体ケース11に対して扉12が取付けられている。扉12は、本実施形態では片開きの扉であって、本体ケース11の開口部一側(左側)に設けられるヒンジHを介して開閉可能に連結されている。扉12は、前面板13を備え、その前面板13の正面右側には、扉開閉錠としてのハンドルロック装置15が配設されている。
図2〜図5に示すように、ハンドルロック装置15には、錠ケース16が備えられている。錠ケース16は、小判形状に形成した金属部材からなる基板17を有し、同基板17の外周部をフランジ部18としている。基板17の正面には背面側に向かって嵌合凹部19が凹設されている。また、小判形状の基板17の背面の外周部であってフランジ部18の内側には、外筒20が延出形成されている。外筒20の背面の6箇所(上段部、中段部及び下段)には、6本の雌ねじ21が形成されている。
そして、錠ケース16を、扉12の前面板13に貫通形成した開口部13aを前面から貫挿し、同開口部13aの開口縁と錠ケース16のフランジ部18と係合させる。続いて、前面板13の背面に基端部が連結固定された支持フレームFの先端連結固定片Faを介して雄ネジ22を、外筒20の雌ねじ21に螺着することによって、錠ケース16は前面板13(扉12)に固定されている。
前記嵌合凹部19の底部19a上側半分には、貫通穴が形成され、その貫通穴と連通する内筒23が背面側に向かって突設されている。内筒23には、回動筒24が回動可能に収容されている。回動筒24は、有底状に形成される円筒であって、内筒23の軸心を中心軸Cとして回動可能に遊挿されている。また、回動筒24は内筒23の背面側から抜け出ないように、内筒23の内周面と回動筒24の外周面には、それぞれ係合部23a,24aが形成されている。
図4及び図5に示すように、その回動筒24の底部24bには、背面側に向かって突出する一対の位置決め突起25が突出形成されている。位置決め突起25は、背面に回動制御カム26と操作カム27が配設され、両カム26,27をネジ28にて固定している。
回動制御カム26は、内筒23に当接し内筒23内への移動が規制されるようになっている。しかも、回動制御カム26は、図3に示すように、その外周面に係止片26aが形成され、内筒23の形成した係止突起23bと係合して、内筒23に対して回動制御カム26(回動筒24及び操作カム27)の回動を制御する。すなわち、回動筒24の回動範囲を、扉12を施錠する位置(施錠位置)と、同施錠位置から回動して扉12を解錠する位置(解錠位置)との間に回動を規制する。
施錠・解錠部材を構成する操作カム27は、略楕円盤状に形成される板カムであって、前記回動制御カム26と共に回動する。この操作カム27は、本体ケース11側に設けた図示しないスライダ等のロック機構に連結され、解錠位置に回転することによって、そのロック機構のロック状態を解除し、扉12を開扉可能にするようになっている。
図4に示すように、前記回動筒24及び嵌合凹部19内には、ハンドルを構成する操作ハンドル31が収容されている。詳述すると、操作ハンドル31は、嵌合凹部19と略同じサイズで形成された板状の把持部32を備え、同嵌合凹部19に把持部32が嵌合するようになっている。
操作ハンドル31の前記回動筒24と相対向する位置には、背面側(回動筒24内)に突出する有底状のシリンダ収容筒33が凹設されている。シリンダ収容筒33内には、錠本体としての公知のシリンダ錠34が引抜き不能に収容されている。シリンダ錠34は、
図2に示すように、その鍵穴34aを操作ハンドル31の正面に露出するように収容されている。
そして、把持部32(操作ハンドル31)が、図4に示すように、嵌合凹部19に収容されている状態で、シリンダ錠34の鍵穴34aに所定のキーを差し込み解錠方向に回すと、同シリンダ錠34が解錠するようになっている。シリンダ錠34が解錠すると、シリンダ収容筒33(操作ハンドル31)が回動筒24とシリンダ収容筒33の間に設けた図示しないスプリングにて、図5に示すように、嵌合凹部19から突出する。しかも、シリンダ収容筒33は、回動筒24(回動制御カム26及び操作カム27)と共に内筒23に対して周方向に沿った回動が可能となる。すなわち、操作ハンドル31を回動させて、スライダ等のロック機構のロック状態を解除して、扉12を手前に開くことが可能となる。
また、把持部32(操作ハンドル31)を嵌合凹部19に図示しないスプリングに抗して押し込みながら、シリンダ錠34の鍵穴34aに所定のキーを差し込み同キーを施錠方向に回すと、同シリンダ錠34が施錠する。これによって、シリンダ収容筒33(操作ハンドル31)は、回動筒24(回動制御カム26及び操作カム27)と共に内筒23に対して周方向に沿った回動が不能となる。
前記嵌合凹部19の底部19a下側中央位置にはセンサ収容穴36が貫通形成されている。センサ収容穴36には、背面から同収容穴36に操作ハンドル31の把持部32が嵌合凹部19に収容されているかどうかを検出する図示しないセンサが貫挿される。詳述すると、センサは、操作ハンドル31が、図5に示すように、嵌合凹部19から突出(離間)することのよってシリンダ錠34が解錠状態にあることを検知する。また、センサは、把持部32(操作ハンドル31)が、図4に示すように、嵌合凹部19に収容されていることによって、シリンダ錠34が施錠状態にあることを検知する。
嵌合凹部19の底部19aに形成したセンサ収容穴36の後方であって、外筒20とその外筒20内に形成された内筒23とで構成された空間Sを閉塞するように、遮蔽板38が図3に2点鎖線で示すように、前記支持フレームFの先端連結固定片Faとともに雄ネジ22(中段及び下段の雄ネジ22)にて外筒20に固着されている。遮蔽板38は、回動筒24と一体的に回動する回動制御カム26よりも、扉12側に配置されている。遮蔽板38は、図6に示すように、貫通孔39が形成されている。遮蔽板38は、貫通孔39を外筒20に形成した雌ねじ21に位置合わせし、雄ネジ22を雌ねじ21に螺着することによって支持フレームFとともに外筒20に固着される。
遮蔽板38は、本実施形態では、例えば焼入れ等を行った硬い金属で形成されていて、容易にドリル等で穴を開けることができない金属板である。従って、例えば、図4に示す矢印方向から、ドリルDで、嵌合凹部19に形成したセンサ収容穴36に目掛けて操作ハンドル31(把持部32)に不正に穴を開けると、センサ収容穴36に配設した図示しないセンサを容易に破壊されドリルDは容易に空間Sに到達する。そして、この不正に開けられた穴から、治具を用いて、回動筒24と一体的に回動する回動制御カム26、操作カム27、または、操作カム27に連結された図示しない施錠・解錠部材を構成するその他の部材を破壊しようとしても、遮蔽板38がその侵入を阻止するため、破壊されることはない。
しかも、遮蔽板38は、本実施形態では、硬い金属板でできているため、遮蔽板38をドリルDで穴を開けたり、破壊することは容易にできない。従って、遮蔽板38をドリルDで穴を開けたり、破壊した後、治具を用いて回動筒24と一体的に回動する回動制御カム26、操作カム27、操作カム27に連結されたその他の部材を破壊することも容易にできないことになる。
従って、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態によれば、錠ケース16に設けた嵌合凹部19の背面と、回動筒24と一体的に回動する回動制御カム26、操作カム27との間に、遮蔽板38を設けた。
従って、図4に示す矢印方向から、ドリルDで、嵌合凹部19に形成したセンサ収容穴36に目掛けて操作ハンドル31(把持部32)に不正に穴が開けられるととともに、センサ収容穴36に配設した図示しないセンサが破壊されると、これら穴を介して治具を用いて、穴の先にある回動筒24と一体的に回動する回動制御カム26、操作カム27、操作カム27に連結されたその他部材等が破壊される虞が生じる。しかし、遮蔽板38がその侵入を阻止するため、回動制御カム26や操作カム27と連動して本体ケース11側の設けた図示しないスライダを不正に上動させて扉12が開けられてしまうことを未然に防止することができる。
(2)また、本実施形態によれば、遮蔽板38は、ドリルDでは容易に穴を開けたり、破壊することもできない硬い金属板で形成した。従って、遮蔽板38をドリルDで穴を開けたり、破壊することが容易にできない。その結果、遮蔽板38をドリルDで穴を開けたり、破壊したりした後に、治具を用いて回動筒24と一体的に回動する回動制御カム26、操作カム27、操作カム27に連結されたその他の部材を破壊することも容易にできない。
(3)しかも、本実施形態によれば、遮蔽板38は、錠ケース16を前面板13(扉12)に固定する際に、支持フレームFの先端連結固定片Faとともに雄ネジ22にて外筒20の雌ねじ21に螺着することによって取り付けられる。従って、構造が簡単で組み付けも非常に簡単に行える。しかも、遮蔽板38以外に特別な部品も必要としないため、既存の自販機にも容易に組み付けることができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態で説明した遮蔽板38が相違するだけなので、相違する点を図7及び図8に従って詳述し、その他の構成は説明の便宜上省略する。
図7は、本実施形態の遮蔽板を示す斜視図、図8はその遮蔽板を取り付けた状態を示すハンドルロック装置を示す概略側断面図である。
図7において、遮蔽板40は、その外形は前記第1実施形態の遮蔽板38と同じ外形(図6参照)をなすとともに、第1実施形態の遮蔽板38と同様に、貫通孔41が形成されている。遮蔽板40は、この貫通孔41に雄ネジ22が貫挿され、同雄ネジ22を雌ねじ21に螺着することによって、第1実施形態と同様に、外筒20に固着される。
遮蔽板40は、その上側の左右段差部から下方に向かって切り込み形成され、その左右切り込み間の部位が、折り曲げ形成されて当板部42としている。そして、遮蔽板40を外筒20に固着する際、図8に示すように、当板部42が空間S内に介在するように配設されるとともに、当板部42の嵌合凹部19側の面42aが上から下に向かうほど、嵌合凹部19の背面から離間する方向に傾斜するように配置されている。
また、遮蔽板40は、第1実施形態と同様に、焼入れ等を行った硬い金属で形成されていて、容易にドリル等で穴を開けることができない金属板である。
従って、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態によれば、錠ケース16に設けた嵌合凹部19の背面と、回動筒24と一体的に回動する回動制御カム26、操作カム27との間に、遮蔽板40を設けた。
従って、第1実施形態と同様に、遮蔽板40が治具の侵入を阻止するため、回動制御カム26、操作カム27、操作カム27に連結されたその他の部材と連動して本体ケース11側の設けた図示しないスライダを不正に上動させて扉12が開けられてしまうことを未然に防止することができる。
(2)また、本実施形態によれば、遮蔽板40は、折り曲げ形成して当板部42が形成され、その当板部42の嵌合凹部19側の面42aが上から下に向かうほど、嵌合凹部19の背面から離間する方向に傾斜するように配置した。
従って、ドリルDが遮蔽板40の当板部42に穴を開けようとするとき、当板部42の面42aが傾斜しているため、ドリルDの先が滑ってしまい、所謂、食い付きが悪くなり、穴を簡単に開けることができない。
また、万が一、穴が開けられたとしても、当板部42の面42aが傾斜していることから、その穴の方向は、斜め下方に向かって、即ち、回動筒24(回動制御カム26、操作カム27、操作カム27に連結されたその他部材等)から離間していく方向となることから、治具を使って、該穴を介して回動制御カム26、操作カム27、その他部材等を破壊することはできない。
(3)しかも、本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、遮蔽板40は、錠ケース16を前面板13(扉12)に固定する際に、支持フレームFの先端連結固定片Faとともに雄ネジ22にて外筒20の雌ねじ21に螺着することによって取り付けられる。従って、構造が簡単で組み付けも非常に簡単に行える。しかも、遮蔽板40以外に特別な部品も必要としないため、既存の自販機にも容易に組み付けることができる。
(第3実施形態)
本実施形態では、第1実施形態及び第2実施形態で説明した遮蔽板38,40が相違するだけなので、相違する点を図9及び図10に従って詳述し、その他の構成は説明の便宜上省略する。
図9は、本実施形態の遮蔽板を示す斜視図、図10はその遮蔽板を取り付けた状態を示すハンドルロック装置を示す概略側断面図である。
図9において、遮蔽板46は、その外形は前記第1実施形態の遮蔽板38と同じ外形(図6参照)をなすとともに、第1実施形態の遮蔽板38と同様に、図示しない4個の貫通孔が形成されている。遮蔽板46は、この貫通孔に雄ネジ22が貫挿され、雌ねじ21に螺着することによって、第1実施形態と同様に、外筒20に固着される。
遮蔽板46は、その4個の貫通孔で囲まれる中央部分が凹設されて凹部47が形成されている。凹部47はその正面形状が上下方向が長い楕円形状の凹部である。また、凹部47は、その内側面はドーム状の曲面であって、最も深い部分が、図10に示すように、中央位置ではなく下側に偏倚した位置にくるように形成されている。つまり、凹部47の最深部47aは、凹部47の上下方向における中間位置よりも、回動筒24(回動制御カム26、操作カム27等)から離間する下方位置に形成されている。
そして、遮蔽板46を外筒20に固着する際、図10に示すように、凹部47が空間Sに向くように配設されるとともに、凹部47の最深部47aが回動筒24(回動制御カム26、操作カム27等)から離間するように配置されている。
また、遮蔽板46は、第1実施形態と同様に、焼入れ等を行った硬い金属で形成されていて、容易にドリル等で穴を開けることができない金属板である。
従って、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態によれば、錠ケース16に設けた嵌合凹部19の背面と、回動筒24と一体的に回動する回動制御カム26、操作カム27との間に、遮蔽板46を設けた。
従って、第1及び第2実施形態と同様に、遮蔽板46が治具の侵入を阻止するため、回動制御カム26や操作カム27と連動して本体ケース11側の設けた図示しないスライダを不正に上動させて扉12が開けられてしまうことを未然に防止することができる。
(2)また、本実施形態によれば、遮蔽板46に、凹部47を形成し、その凹部47の内側面がドーム状の曲面であって、最も深い部分が、遮蔽板46の中央位置ではなく下側に偏倚した位置にくるように形成した。そして、遮蔽板46を、凹部47が空間Sに向くように配設されるとともに、凹部47の最深部47aが回動筒24(回動制御カム26、操作カム27等)から離間するように配置した。
従って、ドリルDが遮蔽板46(凹部47)に穴を開けようとするとき、凹部47の内側面が最深部47aに向かって傾斜しているため、ドリルDの先が滑ってしまい、所謂、食い付きが悪くなり、穴を簡単に開けることができない。
また、万が一、穴が開けられたとしても、凹部47の内側面が最深部47aに向かって傾斜していることから、その穴の方向は、斜め下方に向かって、即ち、回動制御カム26、操作カム27、操作カム27に連結されたその他の部材から離間していく方向となることから、治具を使って、該穴を介して回動制御カム26、操作カム27、その他の部材等を破壊することはできない。
(3)しかも、本実施形態によれば、第1及び第2実施形態と同様に、遮蔽板46は、錠ケース16を前面板13(扉12)に固定する際に、支持フレームFの先端連結固定片Faとともに雄ネジ22にて外筒20の雌ねじ21に螺着することによって取り付けられる。従って、構造が簡単で組み付けも非常に簡単に行える。しかも、遮蔽板46以外に特別な部品も必要としないため、既存の自販機にも容易に組み付けることができる。
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・第2実施形態では、遮蔽板40は、第1実施形態と同様に、焼入れ等を行った硬い金属で形成されていて、容易にドリルDで穴を開けることができない金属板で形成した。これを、硬い金属板でなく、当板部42が、ドリルDが当たると撓むように形成し、撓むことによって穴が開けられないように構成しもよい。
・第1実施形態では、遮蔽板38は1枚配設したが、これを複数枚重ね合わせて配設してもよい。
・また、第1実施形態の遮蔽板38と第2実施形態の遮蔽板40を重ね合わせて実施してもよい。
・さらに、第1実施形態の遮蔽板38と第3実施形態の遮蔽板46を重ね合わせて実施してもよい。
・さらにまた、第2実施形態の遮蔽板40と第3実施形態の遮蔽板46を重ね合わせて実施してもよい。
・上記実施形態では、扉開閉錠を自販機の扉に取付けるハンドルロック装置に具体化したが、これに限定されるものではなく、扉を開閉する容器に取付けるものであれば何でもよい。
・上記実施形態では、錠ケース16の嵌合凹部19にセンサ収容穴36を設けた錠ケースに具体化したが、嵌合凹部19にセンサ収容穴36を設けていない錠ケースに具体化してもよい。
第1実施形態を説明するための自動販売機を示す全体斜視図。 同じく、ハンドルロック装置を示す正面図。 同じく、ハンドルロック装置を示す背面図。 同じく、施錠状態のときのハンドルロック装置を示す概略側断面図。 同じく、解錠状態のときのハンドルロック装置を示す概略側断面図。 同じく、遮蔽板を示す正面図。 第2実施形態を説明するための遮蔽板の斜視図。 同じく、ハンドルロック装置を示す概略側断面図。 第2実施形態を説明するための遮蔽板の斜視図。 同じく、ハンドルロック装置を示す概略拡大背面図。
符号の説明
10…自動販売機、11…容器本体としての本体ケース、12…扉、15…扉開閉錠としてハンドルロック、15…ハンドルロック装置、16…錠ケース、19…嵌合凹部、20…外筒、21…雌ネジ、22…雄ネジ、23…内筒、24…回動筒、27…施錠・解錠部材を構成する操作カム、31…操作ハンドル、34…シリンダ錠、36…センサ収容穴、38,40,46…遮蔽板、42…当板部、47…凹部、47a…最深部。

Claims (5)

  1. 容器本体の扉に固定される錠ケースと、
    前記錠ケースの前面に形成した嵌合凹部内に配設され、前記扉の施錠及び解錠を操作する操作ハンドルと、
    前記錠ケースに設けられ、前記嵌合凹部内に配設された前記操作ハンドルを解錠操作可能にするとともに、前記操作ハンドルの解錠操作とともに前記錠ケースの背面側に設けた施錠・解錠部材を解錠作動させる錠本体と
    を備えた扉開閉錠において、
    前記錠ケースに設けた前記嵌合凹部の背面と前記施錠・解錠部材との間に、遮蔽板を設けたことを特徴とする扉開閉錠。
  2. 請求項1に記載の扉開閉錠において、
    前記遮蔽板は、焼き入れを行った金属板であることを特徴とする扉開閉錠。
  3. 請求項1又は2に記載の扉開閉錠において、
    前記遮蔽板は、前記嵌合凹部の背面側に傾斜した当板部を形成したことを特徴とする扉開閉錠。
  4. 請求項3に記載の扉開閉錠において、
    前記当板部の傾斜は、前記錠本体から離間するほど、前記嵌合凹部の背面から離間した傾斜であることを特徴とする扉開閉錠。
  5. 請求項1又は2に記載の扉開閉錠において、
    前記遮蔽板は、前記嵌合凹部の背面側に、凹部を形成するとともに、その凹部の内側面がドーム状の曲面であって、最も深い部分が、前記遮蔽板の中央位置より前記錠本体から離間した位置にくるように形成したことを特徴とする扉開閉錠。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110086226A (zh) * 2019-01-28 2019-08-02 深圳来电科技有限公司 一种充电模组

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