JP2006265447A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2006265447A
JP2006265447A JP2005088246A JP2005088246A JP2006265447A JP 2006265447 A JP2006265447 A JP 2006265447A JP 2005088246 A JP2005088246 A JP 2005088246A JP 2005088246 A JP2005088246 A JP 2005088246A JP 2006265447 A JP2006265447 A JP 2006265447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
carbon atoms
thermoplastic resin
resin composition
hydrogen atom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005088246A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4817690B2 (ja
Inventor
Hideyuki Tsunemori
秀幸 常守
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Chemicals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Chemicals Ltd filed Critical Teijin Chemicals Ltd
Priority to JP2005088246A priority Critical patent/JP4817690B2/ja
Publication of JP2006265447A publication Critical patent/JP2006265447A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4817690B2 publication Critical patent/JP4817690B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G2261/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbon-to-carbon link in the main chain of the macromolecule
    • C08G2261/30Monomer units or repeat units incorporating structural elements in the main chain
    • C08G2261/31Monomer units or repeat units incorporating structural elements in the main chain incorporating aromatic structural elements in the main chain
    • C08G2261/312Non-condensed aromatic systems, e.g. benzene

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

【課題】 優れた剛性及び溶融流動性を有し、且つ成形性の改善されたポリカーボネート樹脂及びポリフェニレン樹脂よりなる熱可塑性樹脂組成物を提供する。
【解決手段】 式[1]で表される繰り返し単位を少なくとも1種類有するポリカーボネート樹脂及び、特定の2種類の繰返し単位を含むポリフェニレン樹脂よりなる熱可塑性樹脂組成物であって、組成物全重量100重量部に対し該ポリフェニレン樹脂を1〜99重量部含むことを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。
Figure 2006265447

【選択図】 なし

Description

本発明は、ポリカーボネート樹脂及びポリフェニレン樹脂よりなる熱可塑性樹脂組成物に関する。更に詳しくは、曲げ弾性率、及び溶融流動性に優れ、良好な成形性を有する熱可塑性樹脂組成物及び該樹脂より形成された成形品に関する。
従来、2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(通称;ビスフェノールA)にホスゲンやジフェニルカーボネートなどのカーボネート前駆物質を反応させて得られるポリカーボネート樹脂は透明性、耐熱性、耐衝撃性、機械的特性、寸法安定性が優れているがゆえにエンジニアリングプラスチックとして多くの分野に広く使用されている。しかしながら、近年、特にエレクトロニクス分野における製品の軽薄短小化が進み、それに伴い更なる耐熱性、剛性を向上させたポリカーボネート樹脂が求められている。一般に、ポリカーボネート樹脂の耐熱性、剛性を向上するためには、嵩高い動きにくい構造を有するビスフェノール類を共重合する方法があり、種々のポリカーボネート樹脂が提案されている。例えば、アダマンタン構造を有するビスフェノールを主として得られるポリカーボネート樹脂(例えば特許文献1参照)、または、特定のジヒドロキシジフェニルシクロアルカンをベースとするポリカーボネート樹脂が考案されている。(例えば特許文献2参照)更に、特定のフルオレン構造を有するポリカーボネート樹脂が提案されている(例えば特許文献3,4参照)。しかしながら、これらの構造を有するポリカーボネート樹脂は分子が動きにくい構造のため耐熱性及び剛性には優れるものの、溶融流動性は必ずしもよくなく、射出成形性、押出成形性には問題があった。もう一つの手法として、ガラス繊維や充填材などの添加物を配合する手法が試みられている。しかし、上記添加物はポリカーボネート樹脂組成物の剛性を向上させるが、成形時の流動性を低下させる傾向にあり、成形品表面にこれらの添加物が浮き出ることが多く、外観不良の原因になるという問題があった。
特開平5−78467号公報 特開平2−88634号公報 特開平11−174424号公報 特開平8−134198号公報
本発明は上記課題を解決し、優れた剛性及び溶融流動性を有し、且つ成形性の改善されたポリカーボネート樹脂及びポリフェニレン樹脂よりなる熱可塑性樹脂組成物を提供することにある。
本発明者は鋭意研究を重ねた結果、特定の二価フェノールを使用して合成されたポリカーボネート樹脂とある特定構造を任意の割合で有するポリフェニレン樹脂によって形成された熱可塑性樹脂組成物が、剛性に優れ、且つ良好な成形性を有している事を見出し、本発明に至った。
以下,本発明を詳細に説明する。
本発明では、繰り返し単位として下記式[1]
Figure 2006265447
(式中、R及びRはそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、炭素数6〜20のシクロアルキル基、炭素数6〜20のシクロアルコキシ基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基、炭素数6〜10のアリールオキシ基及び炭素数7〜20のアラルキルオキシ基からなる群より選ばれる基を表し、R及びRが複数ある場合はそれぞれ同一若しくは異なっていてもよく、m及びnは夫々1〜4の整数であり、Wは炭素数5〜12の脂環式炭化水素基もしくは下記式[2]で表される構造単位
Figure 2006265447
であり、式(2)においてR、Rはそれぞれ独立して、水素原子または炭素数1〜10の炭化水素基を表し、R及びRはそれぞれ独立して水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を表し、R及びRが複数ある場合はそれぞれ同一若しくは異なっていてもよく、pは4〜7の整数、R及びRはそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子又は炭素数1〜3のアルキル基を表す。)
で表される繰り返し単位を少なくとも1種類有するポリカーボネート樹脂及び、下記式[3]
Figure 2006265447
(式中、フェニレン単位の結合はオルト、メタ又はパラ位を示す。また、Rは水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、炭素数6〜20のシクロアルキル基、炭素数6〜20のシクロアルコキシ基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基、炭素数6〜10のアリールオキシ基及び炭素数7〜20のアラルキルオキシ基からなる群より選ばれる基を表し、Rが複数ある場合はそれぞれ同一若しくは異なっていてもよく、qは1〜4の整数である。)
で表される繰返し単位(A)と下記式[4]
Figure 2006265447
(式中、R10及びR11はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、炭素数6〜20のシクロアルキル基、炭素数6〜20のシクロアルコキシ基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基、炭素数6〜10のアリールオキシ基及び炭素数7〜20のアラルキルオキシ基からなる群より選ばれる基を表し、R10及びR11が複数ある場合はそれぞれ同一若しくは異なっていてもよく、Zは−O−,−S−,−O(CO)−,−CO−,−SO−,−SO−,−CH−,−CF−,−(CO)NH(CO)−を示し、r及びsは1〜4の整数である。)
で表される繰返し単位(B)よりなり、全結合繰返し単位における単位(A)と単位(B)との割合がモル比で(A):(B)=1:99〜99:1の範囲にあるポリフェニレン樹脂よりなり、組成物全重量100重量部に対し該ポリフェニレン樹脂を1〜99重量部含むことを特徴とする熱可塑性樹脂組成物が提供される。また、(A)ガラス転移温度が120℃〜180℃であり、及び(B)曲げ弾性率が2,700MPa〜8,000MPaであることを満足する熱可塑性樹脂組成物が提供される。
さらに本発明によれば、上記式[3]、[4]より表される繰返し単位(A)、(B)の全結合繰返し単位における割合は(A):(B)=1:99〜99:1が好ましく、(A):(B)=5:95〜95:5がより好ましく、(A):(B)=10:90〜90:10が最も好ましい。その場合、ポリカーボネート樹脂との相溶性に優れ、且つ剛性に優れた熱可塑性樹脂組成物が提供される。
また、本発明によれば、組成物全重量100重量部に対する上記式[3]、[4]で表される繰返し単位(A)、(B)を有するポリフェニレン樹脂の含有量は1〜99重量部が好ましく、10〜90重量部がより好ましく、20〜80重量部がさらに好ましく、30〜70重量部が最も好ましい。その場合、剛性が高く、成形性に優れた熱可塑性樹脂組成物が提供される。ポリフェニレン樹脂の割合が1重量部より小さい場合、曲げ弾性率が不十分であり、ポリフェニレン樹脂の割合が99重量部より大きい場合は溶融流動性が悪く、成形性が劣る。
本発明の熱可塑性樹脂組成物に含まれるポリカーボネート樹脂は、前記一般式[1]におけるWが下記一般式[5]、
Figure 2006265447
(R及びRはそれぞれ独立して、水素原子または炭素数1〜10の炭化水素基を表し、R及びRはそれぞれ独立して水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を表し、R及びRが複数ある場合はそれぞれ同一若しくは異なっていてもよく、pは4〜7の整数、R及びRはそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子又は炭素数1〜3のアルキル基である。)
で表わされる構成単位を少なくとも1種類以上有するポリカーボネート樹脂であることが好ましく、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、4,4’−(m−フェニレンジイソピリデン)ジフェノール及び9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)フルオレンから選ばれる少なくとも一種から誘導された構成単位であるポリカーボネート樹脂であることがより好ましく、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンより誘導された構成単位であるポリカーボネート樹脂であることが最も好ましい。
また、本発明の熱可塑性樹脂組成物に含まれるポリフェニレン樹脂は、該熱可塑性樹脂の剛性がさらに向上するため、繰り返し単位(A)におけるRが水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のアルコキシ基、炭素数6〜8のシクロアルキル基、炭素数6〜8のシクロアルコキシ基、炭素数6〜8のアリール基、炭素数7〜9のアラルキル基、炭素数6〜8のアリールオキシ基及び炭素数7〜9のアラルキルオキシ基からなる群より選ばれる基であることが好ましく、また繰り返し単位(B)におけるR10及びR11がそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のアルコキシ基、炭素数6〜8のシクロアルキル基、炭素数6〜8のシクロアルコキシ基、炭素数6〜8のアリール基、炭素数7〜9のアラルキル基、炭素数6〜8のアリールオキシ基及び炭素数7〜9のアラルキルオキシ基からなる群より選ばれる基であることが好ましい。さらに本発明の熱可塑性樹脂組成物に含まれるポリフェニレン樹脂は、繰り返し単位1,4−フェニレン、1,3−フェニレン、1,2−フェニレンから選ばれる少なくとも一種である構成単位及び1,4−(ベンゾイルフェニレン)、1,4−(4’−フェノキシベンゾイルフェニレン)より選ばれる少なくとも一種である構成単位であるポリフェニレン樹脂が好ましく、より好ましくは繰り返し単位が1,3−フェニレン及び1,4−(ベンゾイルフェニレン)である構成単位で構成されたポリフェニレン樹脂であることが好ましい。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、ガラス転移温度が120℃〜180℃、好ましくは125℃〜165℃、より好ましくは130℃〜160℃である。ガラス転移温度が120℃よりも低くなると、耐熱性が不足し好ましくなく、180℃より高くなると、溶融流動性が悪く成形不良を生じ、成形性が劣るため好ましくない。
また、本発明の該熱可塑性樹脂組成物の流動性は、300℃、1.2kgfの測定条件でのMVRの値で5cm/10分以上が好ましく、20cm/10分以上がより好ましく、30cm/10分以上がさらに好ましい。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、ISO178に準拠して測定した曲げ弾性率が、2,700MPa以上、好ましくは2,900MPa、さらに好ましくは3,100MPa以上である。曲げ弾性率が2,700MPaより小さいと、剛性不足により成形体厚みを薄くすることが困難であるため好ましくない。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、該熱可塑性樹脂からなる成形品表面のJIS B0601−1994に準拠して測定した算術平均粗さ(Ra)が、0.5μm以下、好ましくは0.2μm以下、より好ましくは0.1μm以下である。また、ガラス繊維など無機添加物を使用することによる剛性強化については、金型に対する精密転写性において表面平滑性が損なわれる可能性があるので好ましくない。
本発明の組成物を調製する時には、任意の方法が採用される。例えば溶液状態のポリカーボネート樹脂に、ポリフェニレン樹脂を混合した後、溶媒を留去、次いでベント式押出機等で溶融ペレット化する方法、または、ポリカーボネート樹脂とポリフェニレン樹脂をスーパーミキサー、タンブラー、ナウターミキサー等で混合し、二軸ルーダー等でペレット化する方法等が用いられる。また、必要に応じて安定剤、酸化防止剤、光安定剤、着色材、滑り材、離型剤等の添加剤を加える事もできる。さらに射出成形、圧縮成形、射出圧縮成形に供するためのペレット状ポリカーボネート樹脂を得る押出工程(ペレット化工程)では溶融状態の時に濾過精度10μmの焼結金属フィルターを通すなどして異物を除去することが好ましい。いずれにしても射出成形前の原料樹脂は異物、不純物、溶媒などの含有量を極力低くしておくことが必要である。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、一般的にはシリンダ温度260℃〜400℃、金型温度60℃〜140℃にて射出成形して得られ、またはそれらを貼り合せて得られる。
本発明において、該熱可塑性樹脂組成物に必要に応じて、リン酸、亜リン酸、ホスホン酸、亜ホスホン酸およびこれらのエステルよりなる群から選択された少なくとも1種のリン化合物を配合することができる。かかるリン化合物の配合量は、該熱可塑性樹脂組成物に対して0.0001〜0.05重量%が好ましく、0.0005〜0.02重量%がより好ましく、0.001〜0.01重量%が特に好ましい。このリン化合物を配合することにより、かかる熱可塑性樹脂組成物の熱安定性が向上し、成形時における分子量の低下が防止される。
かかるリン化合物としては、リン酸、亜リン酸、ホスホン酸、亜ホスホン酸およびこれらのエステル及びこれらの縮合体よりなる群から選択される少なくとも1種のリン化合物であり、好ましくは下記一般式
Figure 2006265447
Figure 2006265447
Figure 2006265447
Figure 2006265447
Figure 2006265447
[式中、R〜R17は、それぞれ独立して、水素原子、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ドデシル、ヘキサデシル、オクタデシルなどの炭素原子数1〜20のアルキル基、フェニル、トリル、ナフチルなどの炭素原子数6〜15のアリール基またはベンジル、フェネチルなどの炭素原子数7〜18のアラルキル基を表し、また1つの化合物中に2つのアルキル基が存在する場合は、その2つのアルキル基は互いに結合して環を形成していてもよい。]
よりなる群から選択された少なくとも1種のリン化合物である。
上記式[6]で示されるリン化合物としては、例えばトリフェニルホスファイト、トリスノニルフェニルホスファイト、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、トリデシルホスファイト、トリオクチルホスファイト、トリオクタデシルホスファイト、ジデシルモノフェニルホスファイト、ジオクチルモノフェニルホスファイト、ジイソプロピルモノフェニルホスファイト、モノブチルジフェニルホスファイト、モノデシルジフェニルホスファイト、モノオクチルジフェニルホスファイト、2,2−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)オクチルホスファイトなどが挙げられる。
上記式[7]で示されるリン化合物としては、例えばトリブチルホスフェート、トリメチルホスフェート、トリフェニルホスフェート、トリエチルホスフェート、ジフェニルモノオルソキセニルホスフェート、ジブチルホスフェート、ジオクチルホスフェート、ジイソプロピルホスフェートなどが挙げられ、上記式[8]で示されるリン化合物としては、テトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)−4,4−ジフェニレンホスホナイトなどが挙げられ、また上記式[9]で示される化合物としては、ベンゼンホスホン酸ジメチル、ベンゼンホスホン酸ジエチル、ベンゼンホスホン酸ジプロピルなどが挙げられ、上記式[10]で示される化合物としてはビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイトなどが挙げられる。
これらのリン化合物のなかで、トリスノニルフェニルホスファイト、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、テトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)−4,4−ジフェニレンホスホナイトが好ましく使用される。
さらに本発明の熱可塑性樹脂組成物には、必要に応じて一価または多価アルコールの高級脂肪酸エステルを加えることもできる。
かかる高級脂肪酸エステルとしては、炭素原子数1〜20の一価または多価アルコールと炭素原子数10〜30の飽和脂肪酸との部分エステルまたは全エステルであるのが好ましい。また、かかる一価または多価アルコールと飽和脂肪酸との部分エステルまたは全エステルとしては、ステアリン酸モノグリセリド、ステアリン酸モノソルビテート、ベヘニン酸モノグリセリド、ペンタエリスリトールモノステアレート、ペンタエリスリトールテトラステアレート、プロピレングリコールモノステアレート、ステアリルステアレート、パルミチルパルミテート、ブチルステアレート、メチルラウレート、イソプロピルパルミテート、2−エチルヘキシルステアレートなどが挙げられる。なかでもステアリン酸モノグリセリド、ペンタエリスリトールテトラステアレートが好ましく用いられる。かかるアルコールと高級脂肪酸とのエステルの配合量は、該熱可塑性樹脂組成物に対して0.01〜2重量%が好ましく、0.015〜0.5重量%がより好ましく、0.02〜0.2重量%がさらに好ましい。配合量がこの範囲内であれば離型性に優れ、また離型剤がマイグレートし金属表面に付着することもなく好ましい。
発明の熱可塑性樹脂組成物には、酸化防止の目的で通常知られた酸化防止剤を添加することができる。その例としてはフェノール系酸化防止剤を示すことができ、具体的には例えばトリエチレングリコール−ビス(3−(3−tert−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート)、1,6−ヘキサンジオール−ビス(3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート)、ペンタエリスリトール−テトラキス(3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート)、オクタデシル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、N,N−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマイド)、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ベンジルホスホネート−ジエチルエステル、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、3,9−ビス{1,1−ジメチル−2−[β−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ]エチル}−2,4,8,10−テトラオキサスピロ(5,5)ウンデカン等が挙げられる。これら酸化防止剤の好ましい添加量の範囲は熱可塑性樹脂組成物に対して、0.0001〜0.05重量%である。
本発明の熱可塑性樹脂は、曲げ弾性率に代表される剛性及び溶融流動性に優れることから、射出成形、押出成形、射出圧縮成形材料として好適に用いられ、その奏する工業的効果は格別である。
以下、実施例を挙げて詳細に説明するが、本発明はその趣旨を超えない限り、何らこれに限定されるものではない。実施例及び比較例において「部」は重量部である。なお評価は下記の方法に従った。
(1)ガラス転移温度
TAインスツルメント社製の熱分析システムDSC−2910を使用して、窒素雰囲気下(窒素流量:40ml/min)、昇温速度:20℃/minの条件下で測定した。
(2)流動性(MVR)
ペレットを用いて、ISO1133に従って、東洋精機製セミオートメルトエンデクサーにより温度300℃、荷重1.2kgfで10分間に流出したポリマー量(cm)を測定した。
(3)曲げ弾性率
ペレットを120℃で5時間乾燥後、射出成形機[JSW(株)製J75EIII]により、シリンダ温度280℃で射出成形した試験片を用い、ISO178に従って測定した。
(4)成形品表面の算術平均粗さ(Ra)
ペレットを120℃で5時間乾燥後、名機製作所製射出成形機 M35B−D−DM及び表面粗さ0.01μmの金型を用いて、直径120mm、厚さ1.2mmの円盤状ミラー基体を成形した。得られた円盤状ミラー基体表面の算術平均粗さ(Ra)を、JIS B0601−1994に準拠して、表面粗さ形状測定機(小坂研究所製サーフコーダーSE1100)を用い、中央から外周へ40mm離れたところで測定した。
[実施例1]
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンより得られたポリカーボネート樹脂(帝人化成製、パンライトL1225−L)800.0gに、フェニレン及びベンゾイルフェニレンを構成単位とするポリフェニレン樹脂(ミシシッピーポリマーテクロノジー社製Parmax−1201 Krum)を200.0g添加し、均一に混合した。続いてかかる組成物をベント式二軸押出機[神戸製鋼(株)製KTX−46]によりシリンダー温度280℃で脱気しながら溶融混錬し、熱可塑性樹脂組成物ペレットを得た。該ペレットのガラス転移温度、MVR、曲げ弾性率を表1に記載した。該ペレットを120℃で5時間乾燥後、射出成形機[名機製作所(株)製M35B−D−DM]により、表面粗さ0.01μmの金型を用い120mmφ、1.2mm厚みの円盤状ミラー基体を射出成形した。得られた基体表面の算術平均粗さ(Ra)を小坂研究所製サーフコーダーSE1100を使用して測定した。その結果を表1に記載した。
[実施例2]
ポリカーボネート樹脂(パンライトL1225−L)600.0gに、ポリフェニレン樹脂(Parmax−1201 Krum)を400.0g添加した以外は実施例1と同様にして、熱可塑性樹脂組成物ペレットを得、該ペレットのガラス転移温度、MVR、曲げ弾性率を測定した。さらに、実施例1と同様の方法で基体を作成し、基体表面の算術平均粗さ(Ra)を測定した。測定したガラス転移温度、MVR、曲げ弾性率及び算術平均粗さ(Ra)を表1に記載した。
[実施例3]
ポリカーボネート樹脂(パンライトL1225−L)400.0gに、ポリフェニレン樹脂(Parmax−1201 Krum)を600.0g添加した以外は実施例1と同様にして、熱可塑性樹脂組成物ペレットを得、該ペレットのガラス転移温度、MVR、曲げ弾性率を測定した。さらに、実施例1と同様の方法で基体を作成し、基体表面の算術平均粗さ(Ra)を測定した。測定したガラス転移温度、MVR、曲げ弾性率及び算術平均粗さ(Ra)を表1に記載した。
[実施例4]
ポリカーボネート樹脂(帝人化成製、パンライトL1225−L)200.0gに、ポリフェニレン樹脂(Parmax−1201 Krum)を800.0g添加した以外は実施例1と同様にして、熱可塑性樹脂組成物ペレットを得、該ペレットのガラス転移温度、MVR、曲げ弾性率を測定した。さらに、実施例1と同様の方法で基体を作成し、基体表面の算術平均粗さ(Ra)を測定した。測定したガラス転移温度、MVR、曲げ弾性率及び算術平均粗さ(Ra)を表1に記載した。
[比較例1]
ポリカーボネート樹脂(パンライトL1225−L)を使用した以外は実施例1と同様にして、熱可塑性樹脂組成物ペレットを得、該ペレットのガラス転移温度、MVR、曲げ弾性率を測定した。さらに、実施例1と同様の方法で基体を作成し、基体表面の算術平均粗さ(Ra)を測定した。測定したガラス転移温度、MVR、曲げ弾性率及び算術平均粗さ(Ra)を表1に記載した。
[比較例2]
ポリフェニレン樹脂(Parmax−1201 Krum)を使用した以外は実施例1と同様にして、熱可塑性樹脂組成物ペレットを得、該ペレットのガラス転移温度、MVR、曲げ弾性率を測定した。さらに、実施例1と同様の方法で基体を作成し、基体表面の算術平均粗さ(Ra)を測定した。測定したガラス転移温度、MVR、曲げ弾性率及び算術平均粗さ(Ra)を表1に記載した。
[比較例3]
ポリカーボネート樹脂(パンライトL1225−L)1000.0gに、繊維径13ミクロンのガラス繊維(日本電気硝子(株)製)を250.0g添加した以外は実施例1と同様にして熱可塑性樹脂組成物ペレットを得、該ペレットのガラス転移温度、MVR、曲げ弾性率を測定した。さらに、実施例1と同様の方法で基体を作成し、基体表面の算術平均粗さ(Ra)を測定した。測定したガラス転移温度、MVR、曲げ弾性率及び算術平均粗さ(Ra)を表1に記載した。
Figure 2006265447

Claims (9)

  1. 繰り返し単位として下記式[1]で表される繰り返し単位を少なくとも1種類有するポリカーボネート樹脂及び、下記式[3]で表される繰返し単位(A)と下記式[4]で表される繰返し単位(B)よりなり、全結合繰返し単位における単位(A)と単位(B)との割合がモル比で(A):(B)=1:99〜99:1の範囲にあるポリフェニレン樹脂よりなる熱可塑性樹脂組成物であって、組成物全重量100重量部に対し該ポリフェニレン樹脂を1〜99重量部含むことを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。
    Figure 2006265447
    [式中、R及びRはそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、炭素数6〜20のシクロアルキル基、炭素数6〜20のシクロアルコキシ基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基、炭素数6〜10のアリールオキシ基及び炭素数7〜20のアラルキルオキシ基からなる群より選ばれる基を表し、R及びRが複数ある場合はそれぞれ同一若しくは異なっていてもよく、m及びnは夫々1〜4の整数であり、Wは炭素数5〜12の脂環式炭化水素基もしくは下記式[2]で表される構造単位である。
    Figure 2006265447
    (R及びRはそれぞれ独立して、水素原子または炭素数1〜10の炭化水素基を表し、R及びRはそれぞれ独立して、水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を表し、R及びRが複数ある場合はそれぞれ同一若しくは異なっていてもよく、pは4〜7の整数、R及びRはそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子又は炭素数1〜3のアルキル基を表す。)]
    Figure 2006265447
    (式中、フェニレン単位の結合はオルト、メタ又はパラ位を示す。また、Rは水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、炭素数6〜20のシクロアルキル基、炭素数6〜20のシクロアルコキシ基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基、炭素数6〜10のアリールオキシ基及び炭素数7〜20のアラルキルオキシ基からなる群より選ばれる基を表し、Rが複数ある場合はそれぞれ同一若しくは異なっていてもよく、qは1〜4の整数である。)
    Figure 2006265447
    (式中、R10及びR11はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、炭素数6〜20のシクロアルキル基、炭素数6〜20のシクロアルコキシ基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基、炭素数6〜10のアリールオキシ基及び炭素数7〜20のアラルキルオキシ基からなる群より選ばれる基を表し、R10及びR11が複数ある場合はそれぞれ同一若しくは異なっていてもよく、Zは−O−,−S−,−O(COO)−,−CO−,−SO−,−SO−,−CH−,−CF−,−(CO)NH(CO)−を示し、r及びsはそれぞれは1〜4の整数である。)
  2. 前記一般式[1]におけるWが下記一般式[5]、
    Figure 2006265447
    (R及びRはそれぞれ独立して水素原子または炭素数1〜10の炭化水素基を表し、R及びRはそれぞれ独立して水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を表し、R及びRが複数ある場合はそれぞれ同一若しくは異なっていてもよく、pは4〜7の整数、R及びRはそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子又は炭素数1〜3のアルキル基である。)
    で表わされる構成単位の少なくとも1種類であることを特徴とする請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。
  3. 前記一般式[1]が2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、4,4’−(m−フェニレンジイソピリデン)ジフェノール及び9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)フルオレンから選ばれる少なくとも一種から誘導された構成単位である請求項1〜2のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
  4. ポリフェニレン樹脂が前記一般式[3]が1,4−フェニレン、1,3−フェニレン及び1,2−フェニレンからなる群より選ばれる少なくとも一種の構成単位であり及び/又は前記一般式[4]が、1,4−(ベンゾイルフェニレン)、1,4−(4’−フェノキシベンゾイルフェニレン)からなる群より選ばれる少なくとも一種の構成単位である請求項1〜3のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
  5. 前記一般式[3]で表される繰返し単位(A)と前記一般式[4]で表される繰返し単位(B)よりなり、全結合繰返し単位における単位(A)と単位(B)との割合がモル比で(A):(B)=10:90〜90:10の範囲にある請求項1〜4のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
  6. 組成物全重量100重量部に対し該ポリフェニレン樹脂を10〜90重量部含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
  7. 該熱可塑性樹脂組成物が(A)ガラス転移温度が120℃〜180℃であり、かつ(B)曲げ弾性率が2,700MPa〜8,000MPaであることを満足することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物から構成される成形材料より形成された成形品。
  9. 成形品が光ディスク基板、プラスティックミラー基体、半導体デバイスの製造、輸送工程における搬送用トレー、ハードディスク及び磁気ヘッドの帯電防止部材である請求項8記載の成形品。
JP2005088246A 2005-03-25 2005-03-25 射出成形品およびその製造方法 Active JP4817690B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005088246A JP4817690B2 (ja) 2005-03-25 2005-03-25 射出成形品およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005088246A JP4817690B2 (ja) 2005-03-25 2005-03-25 射出成形品およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006265447A true JP2006265447A (ja) 2006-10-05
JP4817690B2 JP4817690B2 (ja) 2011-11-16

Family

ID=37201739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005088246A Active JP4817690B2 (ja) 2005-03-25 2005-03-25 射出成形品およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4817690B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07504456A (ja) * 1992-03-06 1995-05-18 ミシシッピ ポリマー テクノロジーズ 硬質棒状ポリマー

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07504456A (ja) * 1992-03-06 1995-05-18 ミシシッピ ポリマー テクノロジーズ 硬質棒状ポリマー

Also Published As

Publication number Publication date
JP4817690B2 (ja) 2011-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2008146719A1 (ja) ポリカ-ボネ-ト樹脂組成物
TWI725032B (zh) 聚碳酸酯樹脂組合物及光學成形品
TWI685511B (zh) 聚碳酸酯樹脂組合物及其成形品
JP2007246824A (ja) ガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形体
JP6364572B1 (ja) 繊維強化ポリカーボネート樹脂組成物
KR100718864B1 (ko) 제진성 열가소성 수지 조성물 및 성형품
TWI744473B (zh) 聚碳酸酯樹脂組合物
US9139730B2 (en) (Co)polycarbonates with improved optical properties
JP5448466B2 (ja) ポリアリレート樹脂組成物およびそれから得られる成形体
CN110872431B (zh) 热塑性树脂组合物和由其生产的制品
KR101486567B1 (ko) 열가소성 수지 조성물
JP4817690B2 (ja) 射出成形品およびその製造方法
JPH0269556A (ja) 芳香族ポリカーボネートと離型剤を含むポリマー混合物
JP3869606B2 (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物
JP2006276655A (ja) プラスティックミラー用成形材料
JP4746368B2 (ja) 摺動性部品
JP2012224759A (ja) 3d液晶表示の前面板用シート
JP2017082111A (ja) フィルムインサート成形用ポリカーボネート樹脂組成物
KR101943690B1 (ko) 폴리카보네이트 수지 조성물 및 이로부터 형성된 성형품
KR20200012185A (ko) 열가소성 수지 조성물 및 이로부터 제조된 성형품
JPH09176477A (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物
KR102311477B1 (ko) 열가소성 수지 조성물 및 이를 이용한 성형품
JP6575979B2 (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形品
JP2001234083A (ja) 制振性熱可塑性樹脂組成物および成形品
JP2985289B2 (ja) コーポリカーボネート樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110218

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110405

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110628

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110711

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110711

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110711

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110802

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110830

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4817690

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150