JP2006263881A - 鋳造品のサンドブラスト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 比較的複雑で微細な形状を有する精密鋳造品の表面研磨処理を自動化する。
【解決手段】 鋳造品Wを載せて回転する回転台1上の受け台3と、回転台1の回転軸Lに沿った上方位置に配設され、鋳造品Wに対して研磨砂が混入した圧縮空気を噴射するサンドブラストノズル41と、回転軸Lに対し角度をなした上方位置に配設されて、鋳造品Wに対して研磨砂が混入した圧縮空気を噴射するサンドブラストノズル42,43とを備え、かつ回転台1上の受け台3には、外周に一定高さで上方へ突出する規制壁322が設けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】 鋳造品Wを載せて回転する回転台1上の受け台3と、回転台1の回転軸Lに沿った上方位置に配設され、鋳造品Wに対して研磨砂が混入した圧縮空気を噴射するサンドブラストノズル41と、回転軸Lに対し角度をなした上方位置に配設されて、鋳造品Wに対して研磨砂が混入した圧縮空気を噴射するサンドブラストノズル42,43とを備え、かつ回転台1上の受け台3には、外周に一定高さで上方へ突出する規制壁322が設けられている。
【選択図】 図1
Description
本発明は鋳造品のサンドブラスト装置に関し、特に比較的複雑な形状の精密鋳造品の表面研磨処理に好適に使用できるサンドブラスト装置に関する。
比較的複雑で微細な形状を有する精密鋳造品は機械的な保持が困難であるため、その表面研磨処理は、従来、サンドブラストガンによる手持ち作業で行われている。このため、作業に人手を要して製造コストが増大するという問題があった。なお、特許文献1にはサンドブラスト装置の一例が示され、また特許文献2には特殊形状のワークをサンドブラスト処理する際のワーク保持装置の一例が示されている。
特開2004−58215
特開2001−225264
本発明は多大な処理工数を必要とした従来の問題点を解決するもので、比較的複雑で微細な形状を有する精密鋳造品の表面研磨処理を自動化することが可能な鋳造品のサンドブラスト装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明では、鋳造品(W)を載せて回転する回転台(1)と、回転台(1)の回転軸(L)に沿った上方位置に配設され、鋳造品(W)に対して圧縮空気、ないし研磨砂が混入した圧縮空気を噴射する第1の噴射ノズル(41)と、回転軸(L)に対し角度をなした上方位置に配設されて、鋳造品(W)に対して研磨砂が混入した圧縮空気を噴射する少なくとも一つの第2の噴射ノズル(42,43)とを備えている。
鋳造品は回転軸に沿った上方位置に設けられた第1噴射ノズルの圧縮空気圧によって回転台上に強力に押し付けられるから、回転軸に対し角度をなした上方位置に配設された第2噴射ノズルの圧縮空気から横力を受けても、水平方向へ位置ずれを生じたり、あるいは回転台上から飛び出ることなく、噴射された研磨砂により鋳造品の表面研磨がなされる。
本第2発明では、上記回転台(1)の外周に一定高さで上方へ突出する規制壁(322)を設ける。本第2発明においては、サンドブラスト処理時の鋳造品の水平方向への位置ずれが、より確実に防止される。
なお、上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以上のように、本発明によれば、複雑な形状の精密鋳造品であっても、特に保持治具を使用することなく、回転台上に鋳造品を確実に保持してサンドブラスト処理を自動で行うことができる。
図1にサンドブラスト装置の要部垂直断面図を示す。なお、以下に説明する各部材は、これらを覆う装置ハウジング内に設けられている。図1において、金属円柱状の回転台1がその回転軸Lを上下方向に向けて設けられている。回転台1の下面中心には駆動軸2の上端が固定されて、回転台1は図略のモータによって回転軸L回りに一定速度で回転させられるようになっている。回転台1内には中心に、上面に開口する一定深さの第1砂排出路11が形成されており、第1砂排出路11は、その底部から斜め下外方へ延びて回転台1の外周面に開口する第2砂排出路12に連通している。
回転台1の上面には樹脂製の受け台3が配設されている。受け台3は、回転台1と同径の円板状基部31と当該基部31の外周全周に形成された壁部32とから構成されている。基部31上には図1に示すように比較的複雑な形状の精密鋳造品W(以下、単に鋳造品と言う)、本実施形態ではターボチャージャの羽根車、がその端面を下方にして載置される。壁部32は、基部31の上面および下面に対して上方および下方へ一定量突出している。壁部32の下方突出部321はその内径が回転台1の外径にほぼ等しくしてあり、受け台3が回転台1に対して水平方向へ位置ずれしないように規制している。壁部32の上方突出部322はその内径が鋳造品Wの外径とほぼ等しくしてあり、鋳造品Wが水平方向へ位置ずれしないように規制する規制壁となっている。
回転台1の上方には回転軸Lと中心を一致させて第1噴射ノズルたるサンドブラストノズル(以下、単にノズルという)41が配設されており、その噴出孔は直下の鋳造品Wの上面中心部に位置する水平な軸端面W1に向いている。また、回転軸Lに対して30°と45°の角度をなして、鋳造品Wを挟んで径方向の反対位置に、それぞれ第2噴射ノズルたるノズル42,43が設けられて、これらの噴出孔が鋳造品Wの外周部に向いている。
このようなサンドブラスト装置において、受け台3上に鋳造品Wを載せ、各ノズル41〜43から研磨砂が混入した圧縮空気を噴射させつつ回転台1を回転させる。なお、圧縮空気圧は例えばノズル41が5Kgf/cm2、ノズル42,43が4Kgf/cm2である。これにより、鋳造品Wはその外表面全周が研磨砂によって研磨される。研磨後の研磨砂は第1および第2砂排出路11,12より排出される。
この研磨の際に、鋳造品Wは直上に位置するノズル41の圧縮空気圧によって受け台3の基部31に強力に押し付けられるから、受け台3の規制壁322の存在と相俟って、ノズル42,43の圧縮空気から横力を受けても、水平方向へ位置ずれを生じたり、あるいは受け台3上から飛び出るという不具合が防止される。このようにして、複雑な形状の鋳造品であっても、特に保持治具を使用することなく、回転台1の受け台3上に確実に保持してサンドブラスト処理を自動で行うことができる。
なお、上記実施形態において、受け台1の規制壁322は必須のものではない。また、鋳造品Wの上面を研磨する必要が無い場合には、ノズル41の圧縮空気に研磨砂を混入させる必要は無い。ノズル41以外のノズルの設置数や設置位置、回転軸に対する設置角度等は、研磨対象となる鋳造品Wの形状等に応じて適宜選択することができる。
1…回転台、2…駆動軸、3…受け台、31…基部、32…壁部、322…規制壁、41,42,43…サンドブラストノズル、L…回転軸、W…鋳造品。
Claims (2)
- 鋳造品を載せて回転する回転台と、前記回転台の回転軸に沿った上方位置に配設され、前記鋳造品に対して圧縮空気、ないし研磨砂が混入した圧縮空気を噴射する第1の噴射ノズルと、前記回転軸に対し角度をなした上方位置に配設されて、前記鋳造品に対して研磨砂が混入した圧縮空気を噴射する少なくとも一つの第2の噴射ノズルとを具備する鋳造品のサンドブラスト装置。
- 前記回転台の外周に一定高さで上方へ突出する規制壁を設けた請求項1に記載の鋳造品のサンドブラスト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005087410A JP2006263881A (ja) | 2005-03-25 | 2005-03-25 | 鋳造品のサンドブラスト装置 |
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JP2005087410A JP2006263881A (ja) | 2005-03-25 | 2005-03-25 | 鋳造品のサンドブラスト装置 |
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Family
ID=37200375
Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2005
- 2005-03-25 JP JP2005087410A patent/JP2006263881A/ja active Pending
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