JP2006263175A - 飲料抽出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単かつ安価な構造で給水による水出しおよび給湯によるドリップの双方共に満足な抽出ができるようにする。
【解決手段】 水容器からの水を切換え弁12の通路切換えで、加熱しないまま点滴口13aから給水するか、加熱部で加熱してから給湯口から給湯するかして注出容器での抽出を行うのに、切換え弁12は、ケーシング12a内を弁体12bによって給水通路部31と給湯通路部32とに仕切られ、給水通路部31と給湯通路部32とは弁体12bのケーシング12aとの切換え摺動面12b1にそれぞれの給水流入口13b、14bを切換え摺動方向に位相差をもって設けられ、弁体12bの切換え操作によってそれぞれの給水流入口13b、14bがケーシング12aの切換え摺動面12a1に開口した入水口12cに切換え接続されるようにして、上記の目的を達成する。
【選択図】 図5

Description

本発明はコーヒーなどの飲料を抽出する飲料抽出器に関し、詳しくは、水を収容する水容器からの水を、切換え弁による給水通路側と給湯通路側との切換えによって、給水通路により加熱しないまま点滴口から抽出容器に給水するか、あるいは給湯通路により加熱部を経て加熱してから給湯口から抽出容器に給湯するかして、抽出容器でのみ水または湯による抽出を選択的に行うようにした飲料抽出器に関するものである。
従来、給水により抽出した水出しコーヒーと給湯で抽出したドリップコーヒーとを切換え抽出できる飲料抽出器は既に知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に開示のものは、通路の切換えと、回路の切換えとによって水出しコーヒー、ドリップコーヒー、ミルの切換えができるようになっている。
特開平2−193615号公報
しかし、特許文献1に記載のものは給水路に滴下装置と流路切換え装置とを備え、滴下した給水をそのまま抽出器に導いて水出しコーヒーを抽出するか、ヒータで加熱して送り出し抽出器に導いてドリップコーヒーを抽出するかするが、それには給水通路の切換えと回路の切換えとが必要であるし、水出しの場合も、ドリップの場合も滴下させた給水を利用するので、微量の水を長時間掛けて供給することが望まれる水出しに適した滴下調整によってはドリップの抽出速度が不足し勝ちで濃度過剰となるし、ドリップに適した滴下給水によっては水出し抽出速度が速すぎ抽出不足になる。従って、水出しコーヒーおよびドリップコーヒーの双方に満足な抽出はできない。また、通路および切換え機構が複雑で高価で大型なものとなる。
本発明の目的は、簡単かつ安価な構造で水出しおよびドリップの双方共に満足な抽出ができる飲料抽出器を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の飲料抽出器は、水を収容する水容器からの水を、切換え弁による給水通路側と給湯通路側との切換えによって、給水通路により加熱しないまま点滴口から抽出容器に給水するか、あるいは給湯通路により加熱部を経て加熱してから給湯口から抽出容器に給湯するかして、抽出容器での抽出を行うようにした飲料抽出器であって、切換え弁は、ケーシング内を弁体によって給水通路に通じた給水通路部と給湯通路に通じた給湯通路部とに仕切られ、給水通路部と給湯通路部とは弁体のケーシングとの切換え摺動面にそれぞれの給水流入口を切換え摺動方向に位相差をもって設けられ、弁体の切換え操作によってそれぞれの給水流入口がケーシングの切換え摺動面に開口した入水口に切換え接続されることを1つの特徴としている。
このような構成では、切換え弁自体の給水通路部と給湯通路部との、切換え弁1つの切換え操作によりそれらを選択使用して、水容器からの水を給水通路にて加熱しないまま抽出器に導いて点滴口から水出しに供したり、水容器からの水を給湯通路にて加熱部を経て加熱してから抽出器に導いて給湯口からドリップ抽出に供したりすることが自由に行え、構造が簡単で安価であるし、それぞれに独立した通路でそれぞれに適した速度などでの抽出ができる。
本発明の飲料抽出器は、また、水を収容する水容器からの水を、切換え弁1つによる給水通路側と給湯通路側との切換えによって、給水通路により加熱しないまま点滴口から抽出容器に給水するか、あるいは給湯通路により加熱部を経て加熱してから給湯口から抽出容器に給湯するかして、抽出容器での抽出を行うようにした飲料抽出器であって、切換え弁は、ケーシング内を弁体によって給水通路に通じた給水通路部と給湯通路に通じた給湯通路部とに仕切られ、給水通路部と給湯通路部とは弁体のケーシングとの切換え摺動面にそれぞれの給水流入口を切換え摺動方向に位相差をもって設けられ、弁体の切換え操作によってそれぞれの給水流入口がケーシングの切換え摺動面に開口した入水口に切換え接続されるとともに、弁体の切換え操作未満の切換え操作方向の微小操作で各給水流入口の入水口への開口度を変える水量調節を行うようにしたことを別の特徴としている。
このような構成では、切換え弁自体の給水通路部と給湯通路部との、切換え弁1つの切換え操作により、給水通路部と給湯通路部とを、それぞれの弁体での給水流入口をケーシングの入水口に切換え接続することで選択使用して、水容器からの水を給水通路にて加熱しないまま抽出器に導いて点滴口から水出しに供したり、水容器からの水を給湯通路にて加熱部を経て加熱してから抽出器に導いて給湯口からドリップ抽出に供したりすることが自由に行え、構造が簡単で安価であるし、それぞれに独立した通路でそれぞれに適した速度などでの抽出ができる。特に、給水通路および給湯通路のいずれを選択使用する場合も、切換え弁の切換えの微小操作で各給水流入口の入水口への開口度を変えて水量調節が行える。
ケーシングには点滴口が設けられている、さらなる構成では、
切換え弁内の給水通路部を含む点滴口から上流側で点滴条件を満足して、ケーシング自体に有する点滴口から難なく点滴給水ができ、通路構造がさらに簡略化する。
給水通路の給水流入口の開口面積は、給湯通路の給水流入口の開口面積よりも小さい、さらなる構成では、
給水通路での微小流量による点滴給水が、開口面積の小さな給水流入口の入水口側への開口度調節によって的確に行いやすい。
少なくとも給水通路の給水流入口は、入水口と異形である、さらなる構成では、
給水流入口が入水口と異形であることにより、切換え弁の切換え操作方向が特定していることに対し、切換えの微小操作による給水流入口の入水口に対する開口度変化を適正に得やすい。
本発明のそれ以上の目的および特徴は、以下の詳細な説明および図面の記載によって明らかになる。本発明の各特徴はそれ自体単独で、あるいは可能な限り種々な組合せで複合して採用することができる。
本発明の飲料抽出器の1つの特徴によれば、給水による水出し抽出と給湯によるドリップ抽出とが切換え弁1つの切換え操作により自由に行え、構造が簡単で安価であるし、それぞれに独立した通路でそれぞれに適した点滴、非点滴など適正な速度などでの抽出ができる。
本発明の別の特徴によれば、1つの特徴の場合に加え、さらに、切換え弁の切換えの微小操作で、給水通路部および給湯通路部の各給水流入口の入水口への開口度を変えて水量調節が行え、構造が複雑化したり、コストが上昇したりするようなことなく抽出材料や好みの違いなどにも簡単かつ適正に対応できる。
ケーシングには点滴口が設けられている、さらなる構成によれば、点滴条件を満足して、ケーシング自体に有する点滴口から難なく点滴給水ができ、通路構造がさらに簡略化し、小型化とコストの低減が図れる。
給水通路の給水流入口の開口面積は、給湯通路の給水流入口の開口面積よりも小さい、さらなる構成によれば、点滴給水が開口面積の小さな給水流入口の入水口側への開口度調節によって的確に行いやすく、水量変化が大きすぎ調節を失敗するようなことがない。
少なくとも給水通路の給水流入口は、入水口と異形である、さらなる構成によれば、切換え弁の切換え操作方向が特定していることに対し、切換えの微小操作による給水流入口の入水口に対する開口度変化を異形を利用して、構造が複雑になったりコスト高になったりするようなことなく適正に得やすい。
以下、本発明の実施の形態に係る飲料抽出器について図1〜図8を参照しながら詳細に説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の説明および図示は本発明の具体例を示すものであって、特許請求の範囲の記載内容を限定するものではない。
本実施の形態の飲料抽出器は図1に示すように、ヒータなどの熱源を利用した加熱部1を定置部2に内蔵した本体3を備え、この本体3の定置部2の後部から立ちあがる立ち上がり部4の上部寄り位置から前部へ張り出した台座部5を設け、この台座部5の上面の受載部5aに水容器6を着脱できるように上方から装着するようにしてある。定置部2の上面は加熱部1によって加熱されるウオ―マー部7としてあり、このウオーマー部7の上にサーバー8を載置して収容物を保温できるようにしている。サーバー8には抽出容器9が着脱できるように上方から嵌め合わされて、台座部5上の水容器6と上下に対向し合い、台座部5からの給水または給湯を受けて抽出を行い、抽出液をサーバー8に受け入れられるようにしている。このために、抽出容器9は図示しないフィルタを嵌め合わせその中に抽出材料を収容し、上方からの給水や給湯に曝して水出し抽出やドリップ抽出を行い、底部の流出口9aからサーバー8へ流下させる。また、水容器6には蓋11が着脱できるように装着してある。これは、水出し時は時間がかかるので、その間のゴミの侵入を防止するのに好適である。しかし、それぞれの具体的な組み合わせ構成はこれに限定されることはなく、例えば、サーバー8は本体3と共に直置きされてもよいし、種々な具体的構成を採用することができる。
また、水容器6からの水を、切換え弁12による給水通路13側と給湯通路14側との切換えによって、給水通路13によりそのまま点滴口13aから抽出容器9に給水するか、あるいは給湯通路14により前記加熱部1を経てから給湯口14aから抽出容器9に給湯するかして、抽出容器9での抽出を行うようにしている。このために、点滴口13aおよび給湯口14aは共に台座部5から抽出容器9の上方に下向きに開口して設けてある。また、切換え弁12は台座部5の水容器6と点滴口13aとの間に位置し、前記切換えを行うようにしてある。水容器6は受載部5aに載置されるとその底部から下方に延びる身近な基給水路21が切換え弁12の入水口12cに接続された接受け口12eへ上方から着脱できるように接続されるようになっていて、入っている水が直ちに切換え弁12に給水できるようにしている。切換え弁12は図2〜図5に示すように、ケーシング12a内を弁体12bによって、給水通路13に通じた給水通路部31と給湯通路14に通じた給湯通路部32とに仕切られ、給水通路部31と給湯通路部32とは弁体12bのケーシング12aとの切換え摺動面12b1にそれぞれの給水流入口13b、14bを切換え摺動方向、図示例では図3、図5に示すように円方向Cに位相差をもって設けられ、弁体12bのC方向での切換え操作によってそれぞれの給水流入口13b、14bがケーシング12aの切換え摺動面12a1に開口した前記入水口12cに図6(A)または図6(B)に示すように切換え接続されるようにしている。給水通路13は切換え弁12内の給水通路部31を利用したケーシング12aから突出した点滴口13aまでの極く短いものとしてあり、給湯通路14は切換え弁12の流出口12dから台座部5を通じて立ち上がり部4に達して、そこを下向きに延びて定置部2に至り、加熱部1による加熱を受ける蛇行部14cに逆止弁71を介して接続されて瞬間湯沸し部33を構成する給湯構造をなし、瞬間湯沸し部33で生じる熱湯はその時の蒸気圧によって送り出されるのを給湯口14aへ導くように、蛇行部14cから再度立ち上がり部4に戻って立ち上がり、立ち上がり部4の上端に開放された蒸気放出部14dを経て台座部5まで立下り、給湯口14aへと達するようにしてある。
これによって、切換え弁12自体の給水通路部31と給湯通路部32との、切換え弁12のみの操作つまみ35による操作方向Cでの切換え操作により、それらを選択使用して、水容器6からの水を給水通路13にてそのまま抽出容器9に導いて点滴口13aから水出しに供したり、水容器6からの水を給湯通路14にて加熱部1を経て抽出容器9に導いて給湯口14aからドリップ抽出に供したりすることが自由に行え、構造が簡単で安価であるし、それぞれに独立した通路でそれぞれに適した速度などでの抽出ができる。従って、水出し抽出とドリップ抽出とが切換え弁12のみの切換え操作により自由に行え、構造が簡単で安価であるし、それぞれに独立した通路でそれぞれに適した点滴、非点滴など適正な速度などでの抽出ができる。しかも、加熱部1は本体3の電源への接続によって通電されるようにしておけば、切換え操作なしに働き、水出し抽出であっても抽出液を加熱し保温しておけるし、ドリップ抽出の場合は勿論保温ができる。水出し抽出で加熱部1が不要な場合は電源への接続を省略すればよい。
さらに、弁体12bの操作方向Cでの切換え操作によって、それぞれの給水流入口13b、14bが、ケーシング12aの切換え摺動面12a1に開口した入水口12cに、図6(A)または図6(B)に示すように切換え接続されるとともに、弁体12bの切換え操作未満の切換え操作方向の微小操作で、各給水流入口13b、14bの入水口12cへの開口度を、図6(A)のa〜dに示し、図6(B)のa〜dに示すように変える水量調節を行うようにしてあるので、切換え弁12自体の給水通路部31と給湯通路部32との切換え弁12のみの切換え操作により、給水通路部31と給湯通路部32とを、それぞれの弁体12bでの給水流入口13b、14bをケーシング12aの入水口12cに切換え接続することで選択使用して、水容器6からの水を給水通路13にてそのまま抽出容器9に導いて点滴口13aから水出しに供したり、水容器6からの水を給湯通路14にて加熱部1を経て抽出容器9に導いて給湯口14aからドリップ抽出に供したりすることが自由に行え、構造が簡単で安価であるし、それぞれに独立した通路でそれぞれに適した速度などでの抽出ができる。特に、給水通路13および給湯通路14のいずれを選択使用する場合も、切換え弁12の切換えの微小操作で各給水流入口13b、14bの入水口12cへの開口度を変えて水量調節が行える。つまり、切換え弁12の切換えの微小操作で、給水通路部31および給湯通路部32の各給水流入口13b、14bの入水口12cへの開口度を変えて水量調節が行え、構造が複雑化したり、コストが上昇したりするようなことなく抽出材料や好みの違いなどにも簡単かつ適正に対応できる。
特に、ケーシング12aに点滴口13aを設けた構造により、切換え弁12内の給水通路部31を含む点滴口13aから上流側で点滴条件を満足して、ケーシング12c自体に有する点滴口13aから難なく点滴給水ができ、通路構造がさらに簡略化する。また、図3、図5、図6に示すように、給水通路13の給水流入口13bの開口面積は、給湯通路14の給水流入口14bの開口面積よりも小さくしてあって、給水通路13での微小流量による点滴給水が、開口面積の小さな給水流入口13bの入水口12c側への開口度調節によって的確に行いやすい。しかも、少なくとも給水通路13の給水流入口13bは、入水口12cと異形であり、給水流入口13bが入水口14bと異形であることにより、切換え弁12の切換え操作方向Cが特定していることに対し、切換えの微小操作による給水流入口13bの入水口12cに対する開口度変化を適正に得やすい。特に、給水流入口13bは切換え操作によって入水口12cを長手方向に通過していく細長形状としてあるので、流量が少量ずつ滑らかに変化するようになる。
さらに、詳述すると、図2、図5に示すように、ケーシング12aは弁体12bを導入する導入口12iを蓋12fにより閉じられ、シールパッキン40を挟み込んだ状態でねじ41によってねじ止めしシールされている。弁体12bの側周部の軸方向途中にはシールパッキン42が装着されてケーシング12aの内周に摺接して、ケーシング12a内を軸線方向に底部12g側の給湯通路部32と蓋12f側の給水通路部31とに仕切られ、胴部まわりの底部12g寄りに点滴口13aが、蓋12f寄りに流出口12dが形成され、底部12gに入水口12cが一体に形成され、ケーシング12aの底部12gと弁体12bの端面とで、それらの前記切換え摺動面12a1、12b1を形成していて、弁体12bの給水流入口13b、14bが開口した端面の給水流入口13bのまわりには、シールパッキン142が挟み込まれて弁体12bの端面の凹部43に位置ずれしないように保持され、弁体12bの切換え操作により給水流入口13b、14bのどちらかが、入水口12cと漏れなく接続され、かつ、給水流入口13b、14bのいずれにも接続しない中立位置にても入水口12cから給水流入口13b、14bのいずれにも漏れない位置関係、シール関係を確保し、蓋12fと弁体12bとの間に働かせたばね44によってそのシールに必要なシール圧を保証している。特に、シールパッキン142は底部12gと対面する側に外周をリブ142aにて囲われた凹部142bを有してそこに空気を抱き込んだ状態で底部12gに圧着し、エアクッション作用をなすようにしてある。これによってケーシング12aと弁体12bとの摺動面間のシール効果を高めるとともに弁体12bの切換え操作の抵抗を低減している。弁体12bにはその中央孔51に嵌め合わされて蓋12fから外部に突出する操作軸45が設けられ、操作軸45の突出端に操作つまみ35を装着している。操作軸45の蓋12fに対する貫通部は、蓋12fの筒部12hと操作軸45との間に設けたシールパッキン46によってシールしてある。特に、給湯通路部32は弁体12bの前記端面から側周面に通じるように形成されたL型通路32aと弁体12b側周部およびケーシング12a内周間の環状な隙間通路32bとで構成されるのに対し、給水通路部31は弁体12bを前記端面から反対側端面に軸線方向に貫通したストレート通路部31aと弁体12bと蓋12fとの間に形成したケーシング内通路31bとで構成され、給水通路部31は弁体12bの中央穴51のまわりのボリュームを利用して給湯通路部32よりも通路断面積が大きくなるようにしてある。特に、点滴口12c側で大きくなるようにしてあり、入水口12cと給水流入口13bとの間の開口度によって微小量に水量調節された給水は、広い給水通路部31を伝いながら点滴口13aに至ることによって、点滴状態になりやすく水出し抽出に好適な給水を可能にしている。
しかし、切換え弁12の切換え構造は、本発明の特徴を損なわない範囲で種々な具体的構造を採ることができる。例えば、入水口12cと給水流入口13b、14bとを設ける摺動面間はケーシング12aの胴部と、弁体12bの側周としてもよく、この場合、給水流入口13b、14bの位相差は弁体12bの周方向にすればよい。また、これに代えて、ケーシング12aに対し弁体12bを軸線方向に切換え操作して給水通路13と給湯通路14とを切換える構造としてもよく、この場合、給水流入口13b、14bは切換え操作方向となる軸線方向とし、水量調節もこの軸線方向での微小な切換え操作によって行うようにすることができる。
図7に示す例は、給水通路13や給湯通路14の途中に弾性チューブ61を設け、この弾性チューブ61の突起部61aを切換えつまみ35の切換え操作に連動して押さえ込み高さの違う押圧部35a〜35cが働いて通路断面積を変化させ水量調節するようにしてある。また、図8に示す例は、操作つまみ35の切換え操作に連動して、給水通路13や給湯通路14の途中に設けた複数の連通穴62a〜62cの弾性突起35d〜35fによる塞ぎ個数を切換えて水量調節するようにしてある。
本発明は水出し抽出とドリップ抽出とに切換え使用できる飲料抽出器を簡単かつ小型な構造で実現する。
本発明の飲料抽出器の全体構成を示す断面図である。 図1の抽出器に用いている切換え弁を示す断面図である。 図2の切換え弁の底部側から見た背面図である。 図2の切換え弁の弁体を操作側からみた正面図である。 図2の切換え弁の分解斜視図である。 図2の切換え弁の通路切換えと流量調節との状態を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る流量調節の別の例を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る流量調節の他の例を示す説明図である。
符号の説明
1 加熱部
2 定置部
3 本体
4 立ち上がり部
5 台座部
6 水容器
8 サーバー
9 抽出容器
12 切換え弁
13 給水通路
13a 点滴口
14 給湯通路
14a 給湯口
12a1、12b1 摺動面
12c 入水口
13b、14b 給水流入口
31 給水通路部
32 給湯通路部
33 瞬間湯沸し部
35 操作つまみ

Claims (5)

  1. 水を収容する水容器からの水を、切換え弁による給水通路側と給湯通路側との切換えによって、給水通路により加熱しないまま点滴口から抽出容器に給水するか、あるいは給湯通路により加熱部を経て加熱してから給湯口から抽出容器に給湯するかして、抽出容器での抽出を行うようにした飲料抽出器であって、
    切換え弁は、ケーシング内を弁体によって給水通路に通じた給水通路部と給湯通路に通じた給湯通路部とに仕切られ、給水通路部と給湯通路部とは弁体のケーシングとの切換え摺動面にそれぞれの給水流入口を切換え摺動方向に位相差をもって設けられ、弁体の切換え操作によってそれぞれの給水流入口がケーシングの切換え摺動面に開口した入水口に切換え接続されることを特徴とする飲料抽出器。
  2. 水を収容する水容器からの水を、切換え弁による給水通路側と給湯通路側との切換えによって、給水通路により加熱しないまま点滴口から抽出容器に給水するか、あるいは給湯通路により加熱部を経て加熱してから給湯口から抽出容器に給湯するかして、抽出容器での抽出を行うようにした飲料抽出器であって、
    切換え弁は、ケーシング内を弁体によって給水通路に通じた給水通路部と給湯通路に通じた給湯通路部とに仕切られ、給水通路部と給湯通路部とは弁体のケーシングとの切換え摺動面にそれぞれの給水流入口を切換え摺動方向に位相差をもって設けられ、弁体の切換え操作によってそれぞれの給水流入口がケーシングの切換え摺動面に開口した入水口に切換え接続されるとともに、弁体の切換え操作未満の切換え操作方向の微小操作で各給水流入口の入水口への開口度を変える水量調節を行うようにしたことを特徴とする飲料抽出器。
  3. ケーシングには点滴口が設けられている請求項1、2のいずれか1項に記載の飲料抽出器。
  4. 給水通路の給水流入口の開口面積は、給湯通路の給水流入口の開口面積よりも小さい請求項2、3のいずれか1項に記載の飲料抽出器。
  5. 少なくとも給水通路の給水流入口は、入水口と異形である請求項4に記載の飲料抽出器。
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