JP2006262401A - 地肌レベル検出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 原稿を読み取って画像を形成する画像形成装置において入力された画像信号あるいは画像データに基づいて地肌レベルを検出する地肌レベル検出装置であって、所定の区間を注目区間とした時、前記注目区間の画像信号に少なくとも基づいて抽出された前記画像信号の注目区間における代表値に少なくとも基づいて、前記画像信号の注目区間における無彩色性を判定する無彩色性判定手段を具備すると共に、前記無彩色性判定手段が、少なくとも前記抽出した代表値色成分相互の差分により無彩を判定する構成となっている。
【選択図】 図4
Description
一方、これらの機器の出力画像としては、地肌部分(用紙そのものの部分)は白であることが望まれており、原稿の地肌を読取ったままの濃度で出力すると地汚れしていると見なされ、画像品質的評価が下がってしまう。このため、これらの装置では、原稿の地肌濃度を一意的に検出して地肌濃度以下の部分を消去する地肌除去が従来より行なわれてきた。
なお、先行技術としては、特許文献1として、白地の用紙に新聞や雑誌等の切り抜きを貼り合せ編集したような複数の独立した地肌濃度が混在する原稿を対象とし、プレスキャンによって作成した画像信号の濃度ヒストグラムからそれぞれの領域の地肌レベルを検出しておき、本スキャン時は処理中の領域が、検出したどの地肌レベルに該当するかを画像信号から判定し、判定した地肌レベルに応じて補正処理を行なう技術が開示されている。
特許文献2として、プレスキャンを行わずに地肌レベルを検出する装置であって、地肌レベルを保持する手段を有し、保持している地肌レベルより明るい画像信号と地肌レベルとの差分をライン毎に集計して、集計した差分に基づいて地肌レベルを更新すると共に、一定の割合で暗くする方向にも地肌レベルを更新し、更新した地肌レベルに応じて補正処理を行なう技術が開示されている。
特許文献3として、低濃度で絵柄ハイライト領域に含まれない画素を地肌として地肌レベルを求め、求めた地肌レベルに応じて補正処理を行なう技術が開示されている。
特許文献4として、像域分離手段により地肌と検出された画素のレベルを地肌レベルとして保持し、保持した地肌レベルに応じて補正処理を行なう技術が開示されている。
イメージスキャナ、ファクシミリ、デジタル複写機等で取り扱う原稿には様々な種類があり、原稿に用いられている用紙の濃度、即ち地肌濃度も広い範囲に及んでいる。
一方、これらの機器の出力画像としては、地肌部分(用紙そのものの部分)は白であることが望まれており、原稿の地肌を読取ったままの濃度で出力すると地汚れしていると見なされ、画像品質的評価が下がってしまう。このため、原稿の地肌濃度を一意的に検出して地肌濃度以下の部分を消去する地肌除去が、これらの装置では従来より行なわれてきた。
ところで、原稿を読取って得た画像信号における地肌濃度のばらつきには、原稿用紙の種類に起因するものの他に、2次元的に連続する変動もある。これは、原稿自体の地肌濃度が必ずしも一様でない事に加え、原稿の折れ癖やブック原稿等の中綴じに起因する原稿の浮き、周辺に存在する黒ベタ画像等によるフレアの影響の減少、読取り機構のメカ的なばらつき等による。
近年は高画質化、特に画像部分のハイライト再現性への要求が高まりつつあるが、従来は、このような地肌濃度の連続的変動を排除できなかった。このため、その分、余計に消去せざるを得ず、ハイライト再現性が不十分になっていた。
また類似技術として、例えば、特許文献1で開示された技術は、プレスキャンという余分な動作を要するため高速に原稿を処理することが出来ないという問題に加え、切貼り原稿のような複数の独立した地肌濃度が存在する場合にのみ効果を発揮し、連続的な地肌濃度の変化には対応できないという欠点があった。
また、特許文献2で開示された技術は、ライン単位で地肌濃度を更新するため1次元的変動しか対応できない、地肌濃度が暗くなる方向には定率で更新するため応答性が悪い、という欠点があった。
また、特許文献4で開示された技術は、地肌部分の認識を像域分離手段に頼っているが、本来、像域分離は、エッジ強調や平滑化等のフィルタ処理を必要な部分に施す為に開発された技術である。このため、どちらも平滑化が望ましい連続調の領域と地肌部分の識別性能は低いという欠点がある。実際、この実施例でも連続調の領域判定条件に、中間濃度で濃度変化があることを条件としており、前記と同様に、銀塩写真等のハイライト部分を地肌と認識して、除去してしまうという欠点があった。
また、前記問題を解決するため、プレスキャンを必要とせず、2次元的な変動にも追従でき、連続調のハイライト領域を地肌と認識しないで、地肌除去を行なうことができる技術が本出願人より提案されているが(先願と本発明との関連は先願が本発明の基礎出願になる関係にある)、一般的に白紙と見なせるものには、漂白が不十分で僅かに黄色味を帯びたものや蛍光増白剤加えた青白いものもあって、これらを無彩と判定できないといと欠点があった。あるいは、無彩と判定するため判定基準を緩めたため、本来、無彩ではないとすべき赤味や緑味を帯びた色地部分を無彩と判定してしまうという欠点があった。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたもので、その目的は、イメージスキャナ、ファクシミリ、デジタル複写機等の画像形成装置において無彩判定精度の高い地肌レベル検出を行うことができる地肌レベル検出装置を提供することである。
また、請求項2記載の発明は、前記明暗変化評価手段は、前記地肌部判定手段が前記注目区間において真の地肌と判定したか否かに少なくとも応じて、暗方向の変化の評価基準を切換えることを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、前記地肌レベル保持手段は、副走査の進行に応じて保持する地肌レベルを暗方向に更新することを特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、前記入力される画像信号の副走査方向位置をカウントして、副走査方向先端部分か否かを判定する副走査位置判定手段を具備し、前記地肌レベル決定手段は、少なくとも前記副走査位置判定手段の判定結果に基づいて前記注目区間の地肌レベルを決定することを特徴とする。
また、本発明によれば、明暗変化評価手段は、地肌部判定手段が前注目区間において真の地肌と判定したか否かに少なくとも応じて、暗方向の変化の評価基準を切換えるようにしているので、真の地肌部と判定されたならば、閾値を大きくして暗方向への変化が所定以下と判定し易くし、真の地肌部と判定されなければ、閾値を小さくして暗方向への変化が所定以下と判定し難くなる。従って、予測地肌レベルや代表値が微妙に変動しても、暗方向変化の判定結果は安定するので、擬似輪郭の発生を防止することができる。
また、本発明によれば、地肌レベル保持手段は、副走査の進行に応じて保持する地肌レベルを暗方向に更新するようにしているので、主走査方向全域が非地肌部と判定されるような原稿を取り扱った際に、地肌レベル修正手段による抽出地肌レベルの修正が働き、それが決定地肌レベル、予測地肌レベルに波及して、暗方向への変化の許容範囲を拡大するので、スキャナユニットが副走査方向へ次第に暗くなる傾向を有していても、地肌部判定手段が正しく真の地肌を検出する。従って、より多くの原稿に対応することができる。
また、本発明によれば、入力される画像信号の副走査方向位置をカウントして、副走査方向先端部分か否かを判定する副走査位置判定手段を有し、地肌レベル決定手段は、少なくとも前記副走査位置判定手段の判定結果に基づいて前記注目区間の地肌レベルを決定するようにしているそれにより、先端部分と判定されていれば原稿の位置がずれている可能性があるので、予測地肌レベルをそのまま決定地肌レベルとするので、副走査方向先端部分においては、地肌レベル記憶回路に記憶される地肌レベルが実質更新されなくなり、位置ずれした白色度の低い原稿の地肌も除去することができる。
図1は、本発明によるデジタル複写機の一実施形態の機構部の概略構成図である。
まず、図1を参照して、デジタルカラー複写機における機構部の概略説明を行う。
図1に示すように、デジタル複写機の機構部は、主に、原稿を読み取るスキャナユニット101と、記録紙に画像を記録するプリンタユニット102に分けられる。
スキャナユニット101において、原稿103はプラテン104上の所定の位置に置かれ、キセノンランプ105−1、105−2により照明されており、原稿からの反射光は、第1ミラー106、第2ミラー107、第3ミラー108およびレンズ109を経て3ライン型カラーライン・イメージセンサであるCCD110に結像され、CCD110により画像信号に光電変換される。
ここで、キセノンランプ105−1、105−2および第1ミラー106は図示しない第1キャリッジに、第2ミラー107および第3ミラー108は図示しない第2キャリッジにそれぞれ搭載されており、原稿読み取り時は、図示しないキャリッジ駆動モータにより第1および第2キャリッジが2:1の速度比で左から右へ移動する。これにより、原稿−レンズ間の光路長を一定に保ちながらプラテン104上に置かれた原稿103の全面が走査される。
CCD110で光電変換された画像信号は、画像処理ユニット111等で各種処理が施されたのち、プリンタユニット102の図示しないLD(レーザ・ダイオード)に入力され、ここでレーザ光に変換される。
プリンタユニット102に注目すると、LDから出射されたレーザ光は、ポリゴンミラー112で反射され、fθレンズ113および第4ミラー114を経て、反時計方向に回転している感光体ドラム115表面上に結像照射される。
ここで、ポリゴンミラー112はポリゴンモータ116の回転軸に固着されており、ポリゴンモータ116は一定速度で回転してポリゴンミラー112を回転駆動する。また、このポリゴンミラー112の回転により上述のレーザ光は、感光体ドラム115の回転移動方向と垂直な方向、すなわちドラム軸に沿う方向に走査される。
現像ユニット118は、ブラック、シアン、マゼンタおよびイエローの正帯電したトナーをそれぞれ収容する現像部K、C、MおよびYを有しており、何れか1つの現像部が選択されている。選択された現像部は、図示しない高圧発生装置により所定の正電位にバイアスされ、前記静電潜像を現像して、原稿の濃淡に応じたトナー像を感光体ドラム115の表面に形成する。
転写ベルト119は、図示しない高圧発生装置により所定の負電位にバイアスされており、感光体ドラム115と同速度で時計方向に回転している。また前記トナー像は、感光体ドラム115と転写ベルト119が接近する間に、バイアスの作用により引き寄せられて転写ベルト119の表面に転写される。
尚、静電潜像の形成、トナー像の形成およびトナー像の転写動作は、必要な回数繰り返される。即ち、フルカラー、原稿色および登録色の各モードの場合は4回行われ、それぞれK、C、MおよびYの順で現像部が選択され、形成されたトナー像は位置合わせがされた上で転写ベルト119の表面に転写される。またブラック、シアン、マゼンタおよびイエローの各モードの場合は1回だけ行われ、それぞれ現像部K、C、MおよびYが選択される。また、レッド、グリーンおよびブルーの各モードの場合は2回行われ、それぞれ現像部がMとY、CとYおよびCとMの順で選択され、形成されたトナー像は位置合わせをされた後で転写ベルト119の表面に転写される。
転写チャージャ124は図示しない負電圧の高圧発生装置に接続されており、転写ベルト119上のトナー像は、転写チャージャ124の作用により、送り出された記録紙に再転写される。尚、記録紙にトナー像を再転写する時は、転写ベルト119のバイアスを解除して、再転写を促進している。
トナー像が再転写された記録紙は、熱定着ユニット125−1、125−2に送られ、そこでトナー像が記録紙に固着され、機外に排出される。
尚、転写後も感光体ドラム115の表面に残留したトナーはクリーニングユニット126で除去され、感光体ドラム115は次の動作に備えられる。また再転写後も転写ベルト119の表面に残留したトナーはクリーニングユニット127で除去され、転写ベルト119も次の動作に備えられる。
図2は、図1に示したデジタル複写機の電装部の概略構成図である。
図2に示すように、デジタル複写機の電装部は、主に、上述したスキャナユニット101、画像処理ユニット111およびプリンタユニット102、処理モード選択等の入力の検出および表示を行う操作表示ユニット201、およびこれら各ユニットの制御回路と通信を行いデジタル複写機202の全体の動作を制御するシステム制御ユニット203に分けられる。またデジタル複写機202は、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)接続装置204と接続されており、LAN205に接続されたワークステーション206やパーソナルコンピュータ207等の他の機器と、LAN接続装置204等を介して画像信号の入出力を行なう。
スキャナユニット101に注目すると、上述のCCD110は入射光を赤緑青に色分解したのち、光電変換して、3種類のアナログ画像信号をA/D変換回路208に出力する。A/D変換回路208は、CCD110の暗電流の補正等を行いつつ、入力された画像信号をそれぞれデジタル信号に変換してシェーディング補正回路209に出力する。
シェーディング補正回路209は、上述のキセノンランプ105−1、105−2の原稿照明むら、CCD110内部の受光素子の感度むら等を補正する回路で、図1に示した白基準板128を読取った時のA/D変換回路208の出力信号を記憶し、これに基づいて各色、各画素毎の画像信号のゲイン調整を行う。これにより、例えば、白基準板128を読取った時のシェーディング補正回路209の出力画像信号は所定の値となる。尚、シェーディング補正回路209はCCD110の3ライン型構造に起因する赤緑青画像信号間の読取り位置ズレに対する補正等の処理も行っている。
また、スキャナ制御回路210は、システム制御ユニット203と通信を行なうとともに、スキャナユニット101全体を制御しており、例えば、前記A/D変換回路208やシェーディング補正回路209の動作制御、キセノンランプ105の点灯制御およびキャリッジ駆動モータ211の回転制御等を行なう。また、原稿サイズセンサ212は、プラテンに置かれた原稿の大きさを検出するセンサで、その検出結果をスキャナ制御回路210に出力する。
一方、シェーディング補正回路209が出力した画像信号は、画像処理ユニット111の地肌除去回路213に入力される。
地肌除去回路213は、入力された画像信号に基づいて順次原稿の地肌レベルを検出し、これに応じて補正した画像信号をγ変換回路214に出力する。
図3は、本発明を実施した地肌検出方法の概略説明図である。
始めに、図において、301は原稿の位置を、302は画像データの範囲を示し、ここで画像データとは、原稿部分を含む範囲を、画素に分解して読み取ったデータを指す。また同図は、横方向を主走査方向、縦方向を副走査方向としている。
地肌除去回路213における地肌検出方法は、ラスタスキャン方式による画像走査、即ち、主走査を副走査方向に順次繰返し、画像データの範囲全域を走査する方式を主な対象としており、更に、主走査方向を複数の区間(区間0,区間1,区間2,区間3,・・・・・・)に分割して取り扱うと共に(連続する16画素を1区間とする等間隔で画像信号の主走査方向を分割する場合を例として示している)、各区間毎の地肌レベルを保持する地肌レベルバッファ303を用意する。
ここで、副走査方向の位置を304とする。また、この時、上述の地肌レベルバッファ303には直前の主走査で決定された地肌レベルが保持してあるものとする。
ここで、主走査中のある区間305に注目する(以下この区間を注目区間と呼ぶ)。
通常、画像データにおける地肌レベルは、位置による変動が極めて少なく、変化したとしても緩やかである。このため注目区間の地肌レベルは、その周辺における地肌レベルを参照することである程度予測可能である。即ち、地肌レベル予測部306は、地肌レベルバッファ303に保持された注目区間に対応する地肌レベルおよびその左右隣接区間の地肌レベルを参照して、地肌レベルを予測するブロックである。
一方、地肌レベルは位置により変化もするので、注目区間の画像データ等を参照して注目区間が地肌部分であるか否かを判定し、地肌部分であれば画像データに基づいて予測した地肌レベルを修正する。これにより位置による変化にも追従可能となる。
また、この決定した地肌レベルは、地肌レベルの検出結果として画像データの地肌補正処理に供されると共に、地肌レベルバッファ303に保存される。これにより、上述した前提(地肌レベルバッファ303には直前の主走査で決定された地肌レベルが保持してある)が成立する。尚、最初の主走査(副走査方向の1ライン目)では前ラインが存在しないため、地肌レベルバッファ303に保持すべき地肌レベルも存在しないが、例えば、標準的な地肌レベルを初期値として保持させておくことで、副走査方向の1ライン目から本方式による地肌検出が可能となる。
以上のように、本地肌検出方法によれば、プレスキャンを行うことなく地肌レベルを順次検出することができ、しかも2次元的な地肌レベルの変動にも追従可能となる。
像域分離回路215は、入力された画像信号に基づいて、処理を行なっている画像部分が文字等の線画か否か、白黒画像かカラー画像かを判定する回路で、その結果を示す判定信号をフィルタ回路218に出力する。
また、遅延回路217は、前記像域分離回路215の判定に遅れが生じるため、この遅れに合わせて画像信号を遅延し、フィルタ回路218に出力する。
一方、領域制御回路216は、入力された画像信号を記憶したり、画像の部分領域毎に異なる画像処理を施すための切り換え信号を発生する等を行なう回路で、発生した切り換え信号をフィルタ回路218に出力する。
フィルタ回路218は、遅延回路217からの画像信号に、エッジ強調や平滑化等の2次元フィルタ処理等を施して出力する回路である。これらの処理は前記判定信号や切り換え信号により制御されており、例えば、判定信号が線画であればエッジ強調の、非線画であれば平滑化のフィルタ処理を行う。また、切り換え信号により、判定信号に拘らずエッジ強調や平滑化のフィルタ処理を行うこともある。
変倍回路220は、色補正回路219からの3種類の信号を主走査方向に拡大/縮小する変倍処理を行う回路である。尚、原稿を副走査方向に拡大/縮小する変倍処理は、上述のキャリッジ駆動モータ211の回転制御等により行っている。
階調処理回路221は、温湿度等で変動するプリンタユニット102の記録特性(画像信号対トナー記録量特性)を補正するγ補正処理や、主走査方向の1または数画素と副走査方向の1または数画素とを1単位とし、解像度または階調性を重視した階調表現をする階調処理等を行う。ここで、γ補正処理および階調処理は、前記判定信号や切り換え信号により制御されており、例えば、判定信号が線画であれば解像度を重視した階調処理を、非線画であれば階調性を重視した階調処理を行う。また階調処理の種類により上述の記録特性が変化するため、階調処理に連動して異なるγ補正処理を行う。更に、切り換え信号により、判定信号に拘らず所定の階調処理またはγ補正処理を行うこともある。尚、階調処理回路221はLAN接続装置204にも接続されており、前記処理が施された画像信号またはLAN接続装置204から入力される画像信号を選択出力する。また、設定によって階調処理回路221は、前記処理が施された画像信号をLAN接続装置204に出力することもある。
次に、階調処理回路221から出力された画像信号は、プリンタユニット102のLD制御回路223に入力される。LD制御回路223は、入力された画像信号に応じてパルス幅変調やパワー変調等を行ってLD224を駆動し、これによってLD224の点灯強度を調節する。
また、プリンタ制御回路225は、システム制御ユニット203と通信を行なうとともに、プリンタユニット102全体を制御している。例えば、LD制御回路223を制御してLD224を強制消灯したり、ポリゴンモータ116、感光体ドラムを回転駆動するモータ226および転写ベルトを回転駆動するモータ227等の回転制御、現像ユニット118の現像器K、C、MおよびYの選択制御、高圧電源228の各負荷(例えば帯電チャージャ、現像器、転写ベルト、転写チャージャ等)毎の出力制御、熱定着ユニット125の温度制御等を行なう。尚、プリンタユニット102は、上述の給紙カセット120−1、120−2毎に、収納された記録紙の大きさを検出する紙サイズセンサ229を有しており、その検出結果はプリンタ制御回路225に出力される。
次に、操作表示ユニット201は、各種モードの選択肢や設定状態等や読取った原稿画像等を表示する表示部と表示部の押下位置を検出する検出部が一体となったTPD(タッチ・パネル・ディスプレイ)230、コピー枚数やコピー開始等を入力するためのキーボード231および操作表示制御回路232等から構成されている。操作表示制御回路232は、TPD230に各モードの選択肢等を表示してキー入力等を促したり、TPD230およびキーボード231からの入力を検出して、TPD230に設定された状態を表示するとともに、システム制御ユニット203と通信を行なって入力結果を送信する等を行っている。また、読取った原稿等の画像信号が上述した領域制御回路216経由してTPD230に送られる際の、TPD230の制御も行っている。
図4は、図2に示した地肌除去回路213の一構成例を示す構成図である。
図4に示すように、この地肌除去回路213は、入力されたカラー画像信号に基づいて原稿画像の地肌レベルを検出する地肌レベル検出回路401と、検出した地肌レベルに応じて画像信号を補正する地肌レベル補正回路402により構成されている。
地肌レベル検出回路401に注目すると、地肌レベル記憶回路403は、画像信号の主走査方向を複数の区間に分割した際の、各区間毎のカラー地肌レベルを記憶する回路であり、地肌レベル検出回路401に入力される画像信号の主走査方向位置に応じて、記憶している地肌レベルを地肌レベル予測回路404に出力する。
地肌レベル予測回路404は、後述する代表値抽出回路405および平坦性判定回路406が処理を対象としている区間(以下では注目区間と呼ぶ)の、その周辺区間に対応する前記記憶された地肌レベルに少なくとも基づいて、注目区間の地肌レベルを予測する回路で、予測した地肌レベルを明暗変化評価回路409、地肌部判定回路410および地肌レベル決定回路411に出力する。地肌レベルの予測は、例えば(1)式に示すように、注目区間およびその左右隣接区間の記憶された地肌レベルの加重平均を色成分毎に算出し、これを予測地肌レベルとすることで実現する。
予測地肌レベル=(8×(注目区間の記憶された地肌レベル)+12×(左隣区間の記憶された地肌レベル)+12×(右隣区間の記憶された地肌レベル))/32
・・・・・・(1)
一方、入力されたカラー画像信号は、代表値抽出回路405および平坦性判定回路406に入力される。
代表値=Σ(注目区間における画像信号の総和)/(注目区間の画素数)
・・・・・・(2)
平坦性判定回路406は、注目区間における画像信号の平坦性を判定する回路で、平坦性の判定結果を地肌部判定回路410に出力する。平坦性の判定は、例えば、(3)式に示すように、色成分毎に、注目区間における画像信号の最大値および最小値を抽出して、その差分を算出し、それぞれが所定の閾値より小さければ平坦と判定することで実現する。
(注目区間の赤成分画像信号の最大値−注目区間の赤成分画像信号の最小値)<TH_R
且つ
(注目区間の緑成分画像信号の最大値−注目区間の緑成分画像信号の最小値)<TH_G
且つ
(注目区間の青成分画像信号の最大値−注目区間の青成分画像信号の最小値)<TH_B
ならば、平坦。
・・・・・・(3)
ここで、TH_R、TH_G、TH_Bは定数。
尚、この平坦性の判定結果は後述するように、地肌部の判定に使用される。即ち、原稿の文字・細線部分や網点印刷部分の画像信号は、明暗の起伏が激しいという特徴を有しており、このような部分を地肌部と判定しないため、平坦性判定回路406は画像信号における起伏の有無を平坦性により判定する。
尚、平坦性の判定は、注目区間およびその周辺の画像信号に基づいて行っても良い。あるいは、このような範囲における画像信号の分散等の統計量を各色成分毎に算出して、その大きさで判定しても良い。
次に、無彩色性判定回路407は、注目区間における画像信号がほぼ無彩を示すか否かを判定する回路で、無彩色性の判定結果を地肌部判定回路410に出力する。無彩色性の判定は、例えば、(4)式に示すように、上述した代表値のカラーバランスを評価することで実現する。即ち、代表値色成分相互の差分を求め、その絶対値が全て所定の閾値より小さければ無彩と判定する。
(代表値赤成分−代表値緑成分の絶対値)<TH_RG
且つ
(代表値緑成分−代表値青成分の絶対値)<TH_GB
且つ
(代表値青成分−代表値赤成分の絶対値)<TH_BR
ならば、無彩色。
・・・・・・(4)
ここで、TH_RG、TH_GB、TH_BRは定数。
尚、この無彩色性の判定結果も後述するように、地肌部の判定に使用される。本実施例が対象とする地肌は、白あるいはそれに類似した無彩色で、色紙等の地肌は、補正(除去)すべきでない色情報部分と見なし、地肌とは取扱わない。このため色地部分を地肌部と判定しないため、無彩色性判定回路407は画像信号がほぼ無彩を示すか否かを判定する。
また、明るさ判定回路408は、注目区間における画像信号が明るいか否かを判定する回路で、明るさの判定結果を地肌部判定回路410に出力する。明るさの判定は、例えば、(5)式に示すように、上述した代表値の各色成分の明るさを評価することで実現する。即ち、代表値の各色成分がそれぞれ所定の閾値より明るければ、明るいと判定する。
代表値の赤成分>TH_L
且つ
代表値の緑成分>TH_L
且つ
代表値の青成分>TH_L
ならば、明るい。
・・・・・・(5)
ここで、TH_Lは定数。但し、代表値は明るいほど大きな値をとるものとする。
尚、この明るさの判定結果も後述するように、地肌部の判定に使用される。本実施形態が対象とする地肌は、原稿に使用されている用紙部分で、通常は新聞紙程度の明るさを下限とし、黒ベタのように暗い部分は地肌とは取扱わない。このような部分を地肌部と判定しないため、明るさ判定回路408は画像信号が明るいか否かを判定する。
明暗変化評価の第1は、注目区間における画像信号がその周辺の画像信号と比べ、暗方向への変化が所定以下であるか否かの評価であり、例えば、(6)式に示すように、予測地肌レベルと代表値との差分を色成分毎に算出し、それぞれが所定の閾値より小さければ暗方向への変化が所定以下と判定する。
(予測地肌レベルの赤成分−代表値の赤成分)<TH_D
且つ
(予測地肌レベルの緑成分−代表値の緑成分)<TH_D
且つ
(予測地肌レベルの青成分−代表値の青成分)<TH_D
ならば、暗方向の変化が所定以下。
・・・・・・(6)
ここで、TH_Dは定数。但し、予測地肌レベルおよび代表値は明るいほど大きな値をとるものとする。
明暗変化評価の第2は、注目区間における画像信号がその周辺の画像信号と比べ、明方向への変化が所定以上であるか否かの評価であり、例えば、(7)式に示すように、代表値と予測地肌レベルとの差分を色成分毎に算出して、何れかが所定の閾値より大きければ明方向への変化が所定以上と判定する。
(代表値の赤成分−予測地肌レベルの赤成分)>TH_E
または
(代表値の緑成分−予測地肌レベルの緑成分)>TH_E
または
(代表値の青成分−予測地肌レベルの青成分)>TH_E
ならば、明方向の変化が所定以上。
・・・・・・(7)
ここで、TH_Eは定数。但し、予測地肌レベルおよび代表値は明るいほど大きな値をとるものとする。
即ち、平坦性の判定結果が平坦で、無彩色性の判定結果が無彩で、明るさの判定結果が明るく、明暗変化評価結果が暗方向への変化が所定以下であれば、注目区間を真の地肌部と判定し、代表値を抽出した地肌レベルとする。
また、真の地肌部ではないが、明方向への変化が所定以上であれば、前記注目区間を準地肌部と判定し、予測地肌レベルと代表値とに基づいて算出した値を抽出した地肌レベルとする。抽出地肌レベルの算出は、例えば(8)〜(12)式に示すように、代表値の最大値、代表値と予測地肌レベルとの差分を色成分毎に算出したその最大値、即ち、明方向変化の最大値を抽出し、この最大値に基づいて色成分毎に予測地肌レベルを修正すると共に、代表値の最大値で制限する。
代表値の最大値=MAX(代表値の赤成分、代表値の緑成分、代表値の青成分)
・・・・・・(8)
明方向変化の最大値=MAX((代表値の赤成分−予測地肌レベルの赤成分),(代表値の緑成分−予測地肌レベルの緑成分),(代表値の青成分−予測地肌レベルの青成分))・・・・・・(9)
抽出地肌レベルの赤成分=MAX((予測地肌レベルの赤成分+明方向変化の最大値),(代表値の最大値成分))
・・・・・・(10)
抽出地肌レベルの緑成分=MAX((予測地肌レベルの緑成分+明方向変化の最大値),(代表値の最大値成分))
・・・・・・(11)
抽出地肌レベルの青成分=MAX((予測地肌レベルの青成分+明方向変化の最大値),(代表値の最大値成分))
・・・・・・(12)
ここで、(8)〜(12)式において、MAX()は、要素の最大値を選択する関数。但し、予測地肌レベルおよび代表値は明るいほど大きな値をとるものとする。
尚、基本的に、地肌部判定回路410は、真の地肌か否かで、代表値か予測地肌レベルを抽出しても良く、この方法によっても、大部分の原稿を問題なく取扱うことができる。
一方、地肌レベル保持回路412は、主走査方向全域を代表する地肌レベルを保持すると共に、入力された画像信号に応じてその代表地肌レベルを更新する回路で、保持している代表地肌レベルを、地肌レベル修正回路413に出力する。代表地肌レベルの更新は、例えば、地肌部判定回路410が、真の地肌と判定した区間の個数とその時に抽出された地肌レベルの総和、準地肌と判定した区間の個数とその時に抽出された地肌レベルの総和を、主走査毎に集計し、これに基づいて行う。
即ち、真の地肌と判定された区間の個数が所定(TH_T)以上あれば、真の地肌部が十分に多く信頼性の高い値が得られたと判断して、真の地肌と判定された区間の平均値に基づいて、代表地肌レベルを、色成分毎に(13)式のように更新する。
また、以上の条件を満たさない場合は、代表地肌レベルの更新を行わない。
更新後代表地肌レベル=(252×保持していた代表地肌レベル+4×真の地肌と判定された区間の平均値)/256
・・・・・・(13)
更新後代表地肌レベル=(252×保持していた代表地肌レベル+4×準地肌と判定された区間の平均値)/256
・・・・・・(14)
尚、以上では、真の地肌あるいは準地肌と判定された区間全ての平均値に基づいて、代表地肌レベルを更新する例を示したが、本発明はこの限りでない。例えば、真の地肌と判定された区間の個数が所定(TH_N)数に達した時点での平均値に基づいても良く、更に、所定数を複数用意して、より多くの所定数に達した時点での平均値を選択するようにしても良い。
また、最初の主走査(副走査方向の1ライン目)では保持すべき代表地肌レベルが確定しないので、代わりに所定の地肌レベルを初期値として保持する。
また、基本的に、地肌部保持回路412は、真の地肌と判定した区間の個数とその時に抽出された地肌レベルの総和のみを主走査毎に集計し、これに基づいて代表地肌レベルの更新を行っても良く、この方法によっても、大部分の原稿を問題なく取扱うことができる。
代表地肌レベル−TH_D>抽出地肌レベル
ならば、
修正地肌レベル=代表地肌レベル−TH_D
代表地肌レベル+TH_U<抽出地肌レベル
ならば、
修正地肌レベル=代表地肌レベル+TH_U
さもなければ、
修正地肌レベル=抽出地肌レベル
・・・・・・(15)
ここで、TH_D、TH_Uは定数。
決定地肌レベル=((修正地肌レベル)+3×(予測地肌レベル))/4
・・・・・・(16)
尚、修正地肌レベルをそのまま決定地肌レベルとしていないのは、その元となる抽出地肌レベルの算出方法が地肌判定の結果により大きく異なるためである。即ち、周辺区間で異なる地肌判定がなされると、修正地肌レベルにも大きな差が生じるので、後述する画像信号を補正した後に、この差が擬似輪郭となって現れることがあるからである。即ち、(16)式は、修正地肌レベルの比重を小さくすることで差の影響を低減し、擬似輪郭の発生を防ぐ効果がある。
また、上述の地肌レベル記憶回路403は、決定地肌レベルを記憶して、上述したような出力動作に備える。尚、最初の主走査(副走査方向の1ライン目)では記憶すべき地肌レベルがないが、代わりに所定の地肌レベルを初期値として、地肌レベル記憶回路403は記憶している。
しかし、取扱う原稿には銀塩写真等の連続階調を有するものがある。これらのハイライト部分は、無彩色性と明るさを持ちながら、平坦性も兼ね備えている場合があり、前記3条件だけでは、地肌部と誤判定してしまう。
このため、上述の地肌部判定回路410では明暗変化の第1の評価結果も参照している。即ち、銀塩写真等は、それ自身に白縁があったり、台紙に張られているものが多く、これらの境界には微妙な明暗差が存在することが多い。このため、これらの境界における差を、注目区間における画像信号がその周辺の画像信号に比べ、暗方向への変化が所定以下であるか否かにより判定する。これにより、真の地肌部と判定しないようにすることができる。尚、非地肌部と判定すると予測した地肌レベル、即ち、注目区間の画像信号(代表値)に追従しない地肌レベルが抽出され、これが次の主走査等における予測地肌レベルに反映されるので、境界から離れた以降の処理でも同様の結果を得ることができる。
特に、新聞紙等の白色度の低い用紙による原稿を扱う場合は、地肌部分で抽出される代表値が相対的に暗くなるので、予測地肌レベルも暗くなっていないと、明暗変化の第1の評価結果により、真の地肌と判定されなくなる。
このため、最初の主走査で地肌レベル記憶回路403が記憶している初期値は、地肌と判定すべき下限の明るさ、例えば新聞紙の地肌レベル等に合わせた値にする必要がある。尚、この値は上述の明るさ判定回路408の評価基準(TH_L)とほぼ同じが良い。即ち、明るさ判定回路408でも、注目区間における画像信号が地肌部と判定すべき明るさ有しているか判定しており、その評価基準も一致していることが望ましい。
また、同様に地肌レベル保持回路412が、最初の主走査で保持している代表地肌レベルの初期値も、地肌レベル記憶回路403の初期値と同じか、代表地肌レベルの初期値に対する許容範囲に地肌レベル記憶回路403の初期値が入る必要がある。これは、地肌部判定回路410が、副走査先端において非地肌部判定を行い、予測地肌レベル、即ち、地肌レベル記憶回路403の初期値を抽出した時に、地肌レベル修正回路413が働かないようにするためである。これにより記憶回路403が再記憶する地肌レベルが、無駄に初期値と変わってしまうことを防ぐことができる。
上述の地肌レベル保持回路412および地肌レベル修正回路413は、このような場合に効果がある。即ち、地肌レベル保持回路412は、主走査方向全域を代表する地肌レベルを保持するため、パンチ穴のような微小な特異点の影響を受け難く、地肌レベル修正回路413が、パンチ穴部分で抽出した地肌レベルを、信頼性が低いと評価することができるからである。
ところで、全面に網点画像を有する原稿では、その平坦性により、真の地肌部が判定されない。また、上述のように地肌レベル記憶回路403に暗めの初期値を設定すると、そのままの値ではハイライト部が除去されてしまう等の不具合が生じる。
このため、上述の地肌部判定回路410は、真の地肌部ではないが、明方向への変化が所定以上であれば準地肌部と判定し、予測地肌レベルと代表値とに基づいて算出した値を抽出した地肌レベルとするようにしている。これにより、全面網点画像のような原稿でも、ハイライト部分の画像信号に基づいた地肌レベルが抽出されるので、ハイライト部が除去されないようになる。
尚、前記(10)〜(12)式では、共通の値(明方向変化の最大値)により予測地肌レベルの各色成分を補正し、更に代表値の最大値成分で制限するようにしているが、これは代表値の色味の影響を排除するためである。これにより、地肌レベルのカラーバランスを崩すことなく、ハイライト色網点部等の有彩色部分を準地肌とすることができる。
ところで、上述のスキャナユニット101は、原稿外の部分(白色原稿圧版等)も読取りを行い、画像信号を出力する。また原稿外の部分は、原稿の地肌部分に類似した特徴を備えていることが多いので、真の地肌部と判定しやすい。
一方、上述したように本発明では地肌レベルの予測を、注目区間の周辺区間の地肌レベルに少なくとも基づいて行っており、原稿端部において、原稿外の部分に対応する地肌レベルを参照してしまうと、正しい地肌レベルの予測ができなくなってしまう。
このため原稿端部に位置する区間、あるいはその更に外側では、(1)式に例示したように両隣の地肌レベルを参照するのではなく、(17)、(18)式に示すように、原稿外側方向の区間を参照せずに予測することが望ましい。
原稿左端側の予測地肌レベル=(20×(注目区間の記憶された地肌レベル)+12×(右隣区間の記憶された地肌レベル))/32
・・・・・・(17)
原稿右端側の予測地肌レベル=(20×(注目区間の記憶された地肌レベル)+12×(左隣区間の記憶された地肌レベル))/32
・・・・・・(18)
上述のデジタルカラー複写機は原稿サイズセンサ212を備えており、検出した原稿の大きさに応じて、原稿端部に位置する区間を特定することが可能である。このため前記地肌レベル予測回路404も、原稿サイズに応じた地肌レベル予測方法の切換え機能を備えており、これにより原稿端部における原稿地肌レベルの予測精度を維持している。
また、上述したように本発明では主走査方向全域を代表する地肌レベルの更新に、真の地肌と判定した区間の個数とその時に抽出された地肌レベルの総和、準地肌と判定した区間の個数とその時に抽出された地肌レベルの総和を、主走査毎に集計する。この場合も、原稿外の部分を集計に加えると、正しい代表地肌レベルを得難くなるので、前記地肌レベル保持回路412は、原稿サイズセンサ212が検出したサイズより一段小さいサイズの範囲内で、集計を行うことが望ましい。更に、そのサイズによって、区間の個数の閾値(TH_T等)も切換えると良い。
尚、原稿サイズセンサ212を持たない場合、想定されている最小の原稿に合わせて、地肌レベル予測方法の切換えや集計範囲を設定すると良い。
一方、地肌レベル補正回路402は、上述の決定地肌レベルを、地肌レベル検出回路401が検出した地肌レベルとして受け取り、これに応じて入力されたカラー画像信号を補正する。尚、この補正は各色成分毎に実施される。また、決定地肌レベルはカラー画像信号より遅延して入力されるので、その遅延に応じた処理も地肌レベル補正回路402は行っている。
図5は、地肌補正処理における画像信号の入出特性を示しており、ここでは、地肌レベルに応じた補正を行わない場合、傾き1の直線にするものとする。また、地肌部分の補正目標となるレベルを基準地肌レベルとして示す。
ここで、検出地肌レベルが基準地肌レベルより明るいとする(図5の符号A)。
この場合、入力画像信号が検出地肌レベルより明るい領域では、検出地肌レベルと同値の入力画像信号が基準地肌レベルに変換され、傾きが1である直線(A0−A1)により、画像信号を変換する。
また、入力画像信号が検出地肌レベルより暗い領域では、検出地肌レベルと同値の入力画像信号が基準地肌レベルに変換され、1より小さい所定の傾きの直線(A0−A2)により、画像信号を変換する。但し、この変換結果が、補正を行わない場合よりも大きい領域では、補正無しの変換とする。
次に、検出地肌レベルが基準地肌レベルより暗いとする(B)。
この場合、検出地肌レベルから所定の閾値NRを引いた値(B’)より入力画像信号が明るい領域では、検出地肌レベルと同値の入力画像信号が基準地肌レベルに変換され、傾きが1である直線(B1−B0−B2)により、画像信号を変換する。
尚、以上においては、検出地肌レベルの明暗に拘わらず、入力画像信号が検出地肌レベルより大きい場合、傾き1の直線で変換を行うようにした。
これを、例えば直線(A0−A2)を延長した変換(A0−A1’)や、直線(B2−B3)と同じ傾きを有する変換(B0−B1’)にしても良いが、検出地肌レベルが、基準地肌レベルを跨いで変化した際に、画像信号の変換結果が不連続になってしまい、好ましくない。このため、入力画像信号が検出地肌レベルより大きい場合、傾き1の直線で変換を行うようにしてこれを防いでいる。
また、以上においては、閾値NRを設定して、検出地肌レベル近傍の入力画像信号の変換傾きも1としている。これをB0を通り、直線(B2−B3)のような傾きを有する直線(B1’−B2’)で変換しても良い。但し、一般に、地肌部分の画像信号は、必ずしも均一でなくある程度のばらつきを有しており、直線(B1’−B2’)のような傾きを有する直線で変換すると、このばらつきも拡大され、地汚れしたように見えてしまう場合がある。このため、閾値NRを設定して、検出地肌レベル近傍の入力画像信号の変換傾きを1にすることで、このようなばらつきの拡大を防いでいる。
以上のように、本実施例によれば、無彩色性判定回路407が、少なくとも前記抽出した代表値色成分相互の差分により無彩を判定するようにしているので、代表値色成分の組合せに応じて判定基準、例えば閾値を変えることができ、漂白が不十分で僅かに黄色味を帯びたものや蛍光増白剤を加えた青白いものは無彩と判定し、赤味や緑味を帯びた色地部分は無彩でないと判定できる。従って、無彩判定精度の高い地肌レベル検出装置を実現することができる。
さらに、プレスキャンを必要とせず、2次元的な変動にも追従でき、連続調のハイライト領域を地肌と認識しない地肌除去装置を実現でき、特に、全面に網点画像等を有する原稿も問題なく扱うことが可能となった。
ところで、前記明暗変化評価回路409の説明では、銀塩写真等の画像部分境界における明暗差を検出するため、予測地肌レベルと代表値との差分を算出し、所定の閾値(TH_L、TH_L’)より小さければ暗方向への変化が所定以下、と判定する例を示した。
しかし、原稿によってはこの明暗差が前記閾値とほぼ一致してしまうことがある。この場合、予測地肌レベルや代表値の微妙な変動により、暗方向変化の判定結果にばらつきが生じ易くなる。また更にその影響で、検出した地肌レベルがばらついてしまい、地肌補正を施した後で擬似輪郭が現れ易くなる。従って、このような判定のばらつきを、低減することが望ましい。
このためには、前記地肌部判定回路410の判定結果を、明暗変化評価回路409にフィードバックするとより良い。
即ち、地肌部判定回路410が明暗変化評価回路409にも地肌の判定結果(図4の符号416)を出力し、明暗変化評価回路409は、地肌部判定回路410が前の注目区間を真の地肌部と判定したか否かに応じて、上述の閾値の大きさを切換える。つまり、真の地肌部と判定されたならば、閾値を大きくして暗方向への変化が所定以下と判定し易くし、真の地肌部と判定されなければ、閾値を小さくして暗方向への変化が所定以下と判定し難くする。これにより、予測地肌レベルや代表値が微妙に変動しても、暗方向変化の判定結果は安定するので、上述したような擬似輪郭の発生を防止することができる。
尚、以上では地肌部判定回路410の判定結果をフィードバックしたが、明暗変化評価回路409自身の判定結果をフィードバックし、前の注目区間において暗方向への変化が所定以下としたか否かに応じて、閾値の大きさを切換えるようにしても同様の効果を得ることができる。
以上のように、この第2実施形態によれば、明暗変化評価回路409は、地肌部判定回路410が前注目区間において真の地肌と判定したか否かに少なくとも応じて、暗方向の変化の評価基準を切換えるようにしているので、真の地肌部と判定されたならば、閾値を大きくして暗方向への変化が所定以下と判定し易くし、真の地肌部と判定されなければ、閾値を小さくして暗方向への変化が所定以下と判定し難くなる。従って、予測地肌レベルや代表値が微妙に変動しても、暗方向変化の判定結果は安定するので、擬似輪郭の発生を防止することができる。
また、上述の地肌レベル保持回路412の説明では、入力された画像信号に応じて保持している代表地肌レベルを更新する回路の例として、地肌部判定回路410が、真の地肌と判定した区間の個数とその時に抽出された地肌レベルの総和、準地肌と判定した区間の個数とその時に抽出された地肌レベルの総和を、主走査毎に集計し、これに基づいて保持している代表地肌レベルを更新する例を示した。このような回路では、走査している原稿画像中に、真の地肌や準地肌部が含まれていれば、その部分の画像信号に応じた代表地肌レベルを保持することができる。
しかし、取り扱う原稿には、主走査方向全域が非地肌部と判定されるようなものも稀に存在し、このような部分では、代表地肌レベルの更新が行われない。一方、読取り機構のメカ的なばらつきにより、副走査方向へ次第に暗くなる傾向を示すスキャナユニットがあり、上述のような理由で代表地肌レベルの更新が行われない間に、本来の望ましい代表地肌レベルが暗くなっている場合がある。
このため、主走査方向全域が非地肌部と判定される場合であっても、保持している代表地肌レベルを暗方向に変化させる地肌レベル保持回路412がより望ましい。
例えば上述では、真の地肌や準地肌と判定された区間の個数が所定未満の時、代表地肌レベルの更新を行わないとしたが、(31)式に示すように保持する地肌レベルを暗方向に更新するようにする。
更新後代表地肌レベル=保持していた代表地肌レベル−Δ
・・・・・・(31)
ここで、Δは正の定数。但し、代表地肌レベルは明るいほど大きな値をとるものとする。
尚、上述のスキャナユニットが副走査方向へ次第に暗くなる傾向は極めて小さいので、(31)式の定数Δも極めて小さくて良い。また、保持する地肌レベルの暗方向への更新を主走査毎に行うのではなく、数ライン〜数十ライン程度連続した場合に行うようにしてもほぼ同等の効果が得られる。
また、このように地肌レベルの暗方向への更新は極めて小さくて良いので、真の地肌や準地肌と判定された区間の個数に関係なく一律に(31)式等の処理を加えても良い。
以上のように、副走査の進行に応じて保持する地肌レベルを暗方向に更新する前記地肌レベル修正回路413においては、スキャナユニットが副走査方向へ次第に暗くなる傾向を有していても、主走査方向全域が非地肌部と判定されるような原稿を取り扱った際、地肌部判定回路410が正しく真の地肌を検出できるので、より多くの原稿に対応することができる。
以上のように、この第3実施形態によれば、地肌レベル保持回路412は、副走査の進行に応じて保持する地肌レベルを暗方向に更新するようにしているので、主走査方向全域が非地肌部と判定されるような原稿を取り扱った際に、地肌レベル修正回路413による抽出地肌レベルの修正が働き、それが決定地肌レベル、予測地肌レベルに波及して、暗方向への変化の許容範囲を拡大するので、スキャナユニットが副走査方向へ次第に暗くなる傾向を有していても、地肌部判定回路410が正しく真の地肌を検出する。従って、より多くの原稿に対応することができる。
ところで、スキャナユニット101は所定の位置に置かれた原稿の読取りを行うが、操作者が原稿を置く際や原稿圧板を閉めた際に、原稿の位置がずれることがある。
上述したが、原稿外の部分は、原稿の地肌部分に類似した特徴を備えていることが多いので真の地肌部と判定し易く、また、本発明では地肌レベルの予測を、注目区間の周辺区間の地肌レベルに少なくとも基づいて行っているため、原稿外の部分に対応する地肌レベルを参照してしまうと、正しい地肌レベルの予測ができなくなってしまう。特に、原稿外の部分(白色原稿圧版等)に一般的な原稿の地肌部分より明るい部材を採用していて、新聞紙等の白色度の低い用紙による原稿を扱うため地肌レベル記憶回路403に暗めの初期値を記憶させていても、原稿が副走査方向にずれていると、副走査方向先端部分において原稿外の部分を真の地肌部と判定してしまい記憶する地肌レベルが明るくなってしまうので、白色度の低い原稿の地肌が除去できなくなる。
このため、副走査方向先端部分においては、地肌レベル記憶回路403に記憶される地肌レベルが更新されないように制御することが望ましい。
図4に示した副走査位置制御回路417は、このような問題を解決するために備えている回路である。
即ち、副走査位置判定回路417は、地肌レベル検出回路401に入力される画像信号の副走査方向位置をカウントして、副走査方向先端部分か否かを判定する回路で、先端部分判定結果を地肌レベル決定回路411に出力する。
また、副走査位置制御回路417を備えている場合、上述の地肌レベル決定回路411は、前記先端部分判定結果に応じて注目区間の地肌レベル決定方法を切換える。例えば、先端部分と判定されていれば原稿の位置がずれている可能性があるので、予測地肌レベルをそのまま決定地肌レベルとし、先端部分と判定されてなければ上述の(12)式に例示したような決定地肌レベルとする。これにより、副走査方向先端部分においては、地肌レベル記憶回路403に記憶される地肌レベルが実質更新されなくなるので、位置ずれした白色度の低い原稿の地肌を除去することができる。
尚、副走査方向先端部分においては、地肌レベル記憶回路403に記憶される地肌レベルが実質更新されなくなるのであれば、先端部分判定結果はどこに入力しても良く、例えば、地肌レベル記憶回路403に入力して、地肌レベルの更新動作を停止させても良い。
尚、原稿の主走査方向の位置ずれは、上述の地肌レベル予測回路404における地肌レベル予測方法の切換え位置や、地肌レベル保持回路412における集計範囲を調整することで、対応することができる。
尚、前記(1)(17)(18)式に示した予測地肌レベル算出式の係数、前記(13)、(14)式に示した更新後代表地肌レベル算出式の係数、前記(16)式に示した決定地肌レベル算出式の係数は、この限りでない。
例えば、予測地肌レベル算出式における左右隣区間の記憶された地肌レベルの重みの割合は、1つの記憶された地肌レベルの影響が、左右方向にどの程度の速さで伝播するかに影響する。即ち、0に近いほど遅くなり、1/2に近いほど早くなる。また、最終的な画像信号において影響が及ぶ方向は、区間の大きさ(画素数)にも左右され、更に、変倍処理を前後どの位置で行うかによっても変わってくる。特に、変倍処理に対する考慮は重要であり、影響が及ぶ方向が変倍率によってばらつかないように、左右隣区間の記憶された地肌レベルの重みの割合を切り換える等を行うと、良好な結果が得られる場合がある。
また、更新後代表地肌レベル算出式の係数や決定地肌レベル算出式の係数は、入力された画像信号に対する応答速度に影響を及ぼすので、変倍率に応じて切り換える等を行うと、同様に、良好な結果が得られる場合がある。
以上のように、この第4実施形態によれば、入力される画像信号の副走査方向位置をカウントして、副走査方向先端部分か否かを判定する副走査位置判定回路417を有し、地肌レベル決定回路411は、少なくとも前記副走査位置判定回路417の判定結果に基づいて前記注目区間の地肌レベルを決定するようにしている。それにより、先端部分と判定されていれば原稿の位置がずれている可能性があるので、予測地肌レベルをそのまま決定地肌レベルとするので、副走査方向先端部分においては、地肌レベル記憶回路403に記憶される地肌レベルが実質更新されなくなり、位置ずれした白色度の低い原稿の地肌も除去することができる。
Claims (4)
- 原稿を読み取って画像を形成する画像形成装置において入力された画像信号あるいは画像データに基づいて地肌レベルを検出する地肌レベル検出装置であって、
画像信号の主走査方向を複数区間に分割した際に、各区間においてそれぞれ決定した地肌レベルを記憶する地肌レベル記憶手段と、
所定の区間を注目区間とした時、前記注目区間周辺に対応する前記記憶した地肌レベルに少なくとも基づいて、前記注目区間の地肌レベルを予測する地肌レベル予測手段と、
前記注目区間の画像信号に少なくとも基づいて、前記画像信号の注目区間における代表値を抽出する代表値抽出手段と、
前記注目区間の画像信号に少なくとも基づいて、前記画像信号の注目区間における平坦性を判定する平坦性判定手段と、
前記抽出した代表値に少なくとも基づいて、前記画像信号の注目区間における無彩色性を判定する無彩色性判定手段と、
前記抽出した代表値に少なくとも基づいて、前記画像信号の注目区間における明るさを判定する明るさ判定手段と、
前記予測した地肌レベルと前記抽出した代表値に少なくとも基づいて、前記注目区間のその周辺に対する明暗変化を評価する明暗変化評価手段と、
前記平坦性判定手段が平坦と判定し、且つ前記無彩色性判定手段が無彩と判定し、且つ前記明るさ判定手段が明るいと判定し、且つ前記明暗変化評価手段が暗方向の変化が所定以下であると評価した時、前記注目区間を真の地肌部と判定して前記抽出した代表値と、
前記真の地肌部と判定しなかったが、前記明暗変化評価手段が明方向の変化が所定以上であると評価した時、前記注目区間を準地肌部と判定して前記予測した地肌レベルおよび前記抽出した代表値に基づいて算出した値と、
真の地肌部とも準地肌部とも判定しなかった時は、前記注目区間を非地肌部と判定して前記予測した地肌レベルと、を、前記注目区間の画像信号から抽出した地肌レベルとする地肌部判定手段と、
主走査方向全域を代表する地肌レベルを保持すると共に、前記地肌部判定手段の判定結果とその抽出した地肌レベルに少なくとも応じて更新する地肌レベル保持手段と、
前記地肌部判定手段が抽出した地肌レベルを、前記地肌レベル保持手段の地肌レベルに少なくとも基づいて修正する地肌レベル修正手段と、
前記予測した地肌レベルおよび前記修正した地肌レベルに少なくとも基づいて、前記注目区間の地肌レベルを決定する地肌レベル決定手段と、を具備すると共に、
前記無彩色性判定手段が、少なくとも前記抽出した代表値色成分相互の差分により無彩を判定することを特徴とする地肌レベル検出装置。 - 前記明暗変化評価手段は、前記地肌部判定手段が前記注目区間において真の地肌と判定したか否かに少なくとも応じて、暗方向の変化の評価基準を切換えることを特徴とする請求項1に記載の地肌レベル検出装置。
- 前記地肌レベル保持手段は、副走査の進行に応じて保持する地肌レベルを暗方向に更新することを特徴とする請求項1又は2に記載の地肌レベル検出装置。
- 前記入力される画像信号の副走査方向位置をカウントして、副走査方向先端部分か否かを判定する副走査位置判定手段を具備し、
前記地肌レベル決定手段は、少なくとも前記副走査位置判定手段の判定結果に基づいて前記注目区間の地肌レベルを決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の地肌レベル検出装置。
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