JP2006262398A - 通信ネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザサービスを低コストで提供することの可能な通信ネットワークシステムを提供すること。
【解決手段】加入者端末61を宅内装置10を介してゲートウェイ装置1に収容する。加入者Aは加入者端末61の転送先としてPHS端末41を所有する。そして、回線交換網XNを経由する加入者端末61への着信呼が到来した場合に加入者Aの不在を検出すると、宅内装置10はIP網を介してPHS端末41への転送を行う。すなわち宅内装置10から転送された着信呼は宅内装置10からゲートウェイ装置1を介してSIPサーバ70に達し、SIPサーバ70からIP網経由でPHS端末41に転送される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、音声データをIP(Internet Protocol)網を介して伝送して音声通信を実現する通信ネットワークシステムに間する。この種のシステムはVoIP(Voice over IP)とも称する。
近年になり情報通信ニーズの増大や通信の自由化が進展するにつれ、音声およびデータ通信を含む情報通信サービスが多様化してきている。このような背景から通信サービス分野に新たに参入する事業者(キャリア)も増えてきており、キャリア間のサービス競争が盛んになってきている。新規のキャリアはNCC(New common carrier)と称され、VoIP(Voice over Internet Protocol)などの技術を用いて様々なサービスを提供している。VoIP(ヴォイプ)とはディジタルの音声データをパケット化して伝送することにより、音声系ネットワークとデータ系ネットワークとを統合する技術である。
ネットワークサービスのなかでも着信転送サービスは良く知られており(例えば特許文献1を参照)、通信事業者はこのサービスにそれぞれ独自の名称を付して提供している。このサービスにおいてはオプション機能なども提供されているが、最も普通なのは、かかってきた電話をあらかじめ設定した電話番号に転送するという機能である。発信者は着信先の加入者の所在によらず加入者の電話番号に発信するだけでよく、加入者はどこにいても電話を受けることができる。このように発信者、着信者の双方にとり利便性の高いサービスである。
ところで、NCCは通信インフラの全てを自前で構築するのではなく、加入者回線を既に持つ特定のキャリアから必要な設備を既定の料金で借り受ける。NCCによる着信転送サービスも特定キャリア網を経由する形で提供されるが、従量制の回線使用料が課金されるため加入者の負担が大きくなる。特定キャリア網を経由しなくても、電話回線を2回線契約して転送装置を用いれば着信転送サービスを実現できるが、2回線分の基本料金がかかる。すなわちNCCが着信転送サービスを提供しようとしても、特定キャリア網の通信インフラを利用する限りコストを安くすることが難しい。
特開平11−275617
以上述べたように既存の通信ネットワークシステムにおいては、着信転送サービスを実現するにあたりコスト面での負担感が大きく、何らかの対処が望まれている。
この発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、ユーザサービスを低コストで提供することの可能な通信ネットワークシステムを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様によれば、同じ加入者の使用する固定端末および移動端末と、前記固定端末が属する第1の通信網(例えばキャリア網)およびこの第1の通信網とは異なる第2の通信網(例えばNCC網)に接続されるゲートウェイ装置と、前記固定端末の設置される加入者宅内に設置される宅内装置とを具備する通信ネットワークシステムであって、前記宅内装置は、前記第1の通信網を介して到来する前記固定端末への着信呼に対してこの固定端末の不応答を検出する不在検出手段と、この不在検出手段により前記不応答が検出された場合に前記着信呼を前記第2の通信網に転送する転送手段とを備え、前記ゲートウェイ装置は、前記転送手段により前記着信呼が転送された場合に、前記着信呼の発呼元と前記移動端末とを前記第2の通信網を介して接続すべく呼接続処理を行う呼接続処理手段を備えることを特徴とする通信ネットワークシステムが提供される。
このような手段を講じることにより、固定端末への着信呼に対して応答がない場合には、この着信呼が移動端末に転送されていわゆる着信転送機能が実現される。その際、キャリア網とは異なるNCC網を介して着信呼が転送されるので、キャリア網の回線使用料を考慮する必要が無くなる。従って着信転送機能を低コストで提供することが可能になる。
本発明によれば、ユーザサービスを低コストで提供することの可能な通信ネットワークシステムを提供することができる。
図1は、この発明に係わる通信ネットワークシステムの実施の形態を示すシステム図である。このシステムはIP(Internet Protocol)網を介して相互接続されるゲートウェイ装置1、2(GW1、GW2)を中核として形成される。ゲートウェイ装置1はPHS(Personal Handy-Phone System)基地局31に接続されるとともに、スプリッタ装置51を介して宅内装置(セットトップボックス:STB)10に接続される。宅内装置10は加入者端末61およびパーソナルコンピュータPC1に接続される。ゲートウェイ装置2はPHS基地局32に接続されるとともに、スプリッタ装置52を介して宅内装置20に接続される。宅内装置20は加入者端末62およびパーソナルコンピュータPC2に接続される。宅内装置10,20はいずれもユーザ宅内に設置される。さらにこのシステムは、IP網に接続されるSIP(Session Initiation Protocol)サーバ70を備える。
図2は、この発明に係わる通信ネットワークシステムの他の形態を示すシステム図である。このシステムはISDN網やアナログ電話網などの回線交換網XNを中核として形成される。ゲートウェイ装置1、2は回線交換網XNに接続される。なお回線交換網XNには加入者端末80が接続される。
図1、図2において、3通りの加入者A,B,Cを考える。このうち加入者A,Bのみがこの実施形態において示される通信ネットワークサービスの加入者であるとし、加入者Cは当該通信ネットワークサービスに加入していないとする。加入者端末61、PHS端末41は加入者Aの契約した端末であり、加入者端末62、PHS端末42は加入者Bの契約した端末であるとする。加入者端末80は加入者Cの契約した加入者端末であるとする。図1および図2のシステムはこの通信ネットワークサービスの提供者により構築され、PHSサービス、IP電話サービス、およびインタネット接続サービスを加入者に提供する。
図3は、図1の宅内装置10を示す機能ブロック図である。宅内装置20も同様の構成である。宅内装置10は、アナログ電話インタフェース(I/F)部11、アナログ加入者I/F部12、DSP(Digital Signal Processor)部13、DSL(Digital Subscriber Line) I/F部14、スプリッタ15、イーサネット(Ethernet:登録商標) I/F部16、無線受信部17、メモリ18、キー入力部19、キー操作部1a、およびCPU(Central Processing Unit)1bを備える。
このうちアナログ電話I/F部には、加入者端末61が接続され、イーサネット(登録商標) I/F部にはパーソナルコンピュータPC1が接続される。アナログ加入者I/F部12およびDSL I/F部14はスプリッタ15を介してゲートウェイ装置1に接続される。スプリッタ15は音声通話とデータ通信とを周波数軸上で多重/分離し、xDSL技術により宅内装置10をゲートウェイ装置1に接続する。DSP部13は音声通信に係わる各種制御を行う。キー入力部19は、キー操作部1aを介した加入者の各種操作を受け付ける。無線受信部17は、PHS端末41の制御チャネルをモニタしており、PHS端末41が宅内装置10近傍に接近した場合にはその旨を検出する。CPU1bはメモリ18に記憶される制御プログラムに基づいて呼制御に係わる各種の処理を実行する。特にDSP部13はアナログ電話をIP電話に変換する機能を有し、よって加入者はアナログ電話サービスのみならずIP電話サービスも利用することができる。
図3の構成において宅内装置10は、無線受信部17によりPHS端末41が宅内装置10の近傍にあることを検出した場合にはその旨をゲートウェイ装置1に通知する、在宅通知機能を備える。また宅内装置10は、キー操作部1aの操作により加入者が不在になることを設定する機能(不在設定機能)を備える。またこの機能は、宅内装置10に接続される加入者端末61のキー操作によっても設定することができる。また宅内装置10は、キー操作部1aの操作により不在転送時の転送先電話番号を設定する機能(不在転送先設定機能)を備える。またこの機能は、宅内装置10に接続される加入者端末61のキー操作によっても設定することができる。
図4は、図1および図2のゲートウェイ装置1を示す機能ブロック図である。ゲートウェイ装置2も同様の構成である。図4のゲートウェイ装置1は、OCU(Office Channel Unit)部22と、DSL I/F部23と、DSU(Digital Service Unit)部24と、DSP部25と、イーサネット(登録商標)I/F部26と、時分割スイッチ27と、コールプロセッサ部21とを備える。OCU部22はPHS基地局31に接続され、ISDNの端末側インタフェースを提供する。DSU部24は回線交換網XNに接続され、ISDNの局側インタフェースを提供する。イーサネット(登録商標)I/F部26はIP網に接続され、IPパケット伝送に係わるインタフェース制御を実行する。DSP部25はIPパケットからの音声データの抽出など、IP網を介した音声通信の実現に係わる諸機能を実行する。DSL I/F部23はスプリッタ装置90を介して加入者宅の宅内装置10に接続され、xDSLによる音声、データ通信を実現する。時分割スイッチ27は時分割多重バス28上の時分割多重データを交換接続する。コールプロセッサ部21はゲートウェイ装置1の内部制御に係わる処理を統括的に実行する。次に、この発明の実施の形態につきシーケンス図を用いて詳しく説明する。
[第1の実施形態]
図5はこの発明に係わる通信ネットワークシステムの第1の実施形態における呼処理手順を示すシーケンス図である。図5においては、加入者Cが加入者A宅に回線交換網XN経由で電話を掛け、加入者Aが不在で加入者端末61に出られないときに、PHS端末41に呼を転送する例を示す。
加入者Cは自らの加入者端末80から加入者Aの加入者端末61の電話番号0AB−CDEF−GHIJをダイヤルする。これにより生じた接続要求は回線交換網XNを経由して、加入者A宅内の宅内装置10に達する。宅内装置10には、あらかじめ不在時の転送先(070−XXXX−XXXX)が設定されている。加入者Aは宅内装置10のキー操作、または加入者端末61のダイヤル操作によりこの設定を行う。
宅内装置10は不在設定状態であるとき、または、加入者Aが加入者端末61の受話器を一定時間取り上げなかったとき、加入者端末61の不応答を検出する。そうすると宅内装置10は、この接続要求をPHS端末41に転送する。すなわち宅内装置10のCPU1bは、IP網を介して070−XXXX−XXXXに発信する。これにより宅内装置10からの接続要求はSIPサーバ70により受信され、SIPサーバ70によりPHS端末41への接続要求が送出される。SIPサーバ70は既知の技術によりPHS端末41が属するゲートウェイ装置(GWn)に属するかを知ることができる。PHS端末41が例えばゲートウェイ装置2のエリア内に在圏していれば、ゲートウェイ装置2への接続要求が行われる。ゲートウェイ装置2この接続要求に応じてPHS端末41を呼び出す。宅内装置10ではアナログ加入者I/Fでいったん着信させ、音声信号をDSP部へ接続する。DSP部は音声信号をIPパケット化してDSL部へ送信する。PHS端末41から加入者端末80へはその逆を行い相互に通話が可能になる。
このようにこの実施形態では、加入者端末61を宅内装置10を介してゲートウェイ装置1に収容する。加入者Aは加入者端末61の転送先としてPHS端末41を所有する。そして、回線交換網XNを経由する加入者端末61への着信呼が到来した場合に加入者Aの不在を検出すると、宅内装置10はIP網を介してPHS端末41への転送を行う。すなわち宅内装置10から転送された着信呼は宅内装置10からゲートウェイ装置1を介してSIPサーバ70に達し、SIPサーバ70からIP網経由でPHS端末41に転送される。このような構成とすることで、加入者は自宅外ではPHS端末41により、自宅では加入者端末61を利用して電話サービスの提供を受けることができる。しかも着信呼はIP網を経由してPHS端末41に転送されるので、回線交換網XNの通信リソースの占有量を最小限に抑えられ、したがって低コスト化を促すことができる。従ってユーザサービスを低コストで提供することの可能な通信ネットワークシステムを提供することが可能になる。
[第2の実施形態]
図6はこの発明に係わる通信ネットワークシステムの第2の実施形態における呼処理手順を示すシーケンス図である。図6においては、加入者Cが加入者A宅にIP網経由で電話を掛け、加入者Aが不在で加入者端末61に出られないときに、PHS端末41に転送する例を示す。図6において、加入者Cは加入者AのIP電話番号050−XXXX−XXXXをダイヤルする。そうすると加入者端末80からSIPサーバ70に接続要求が送られる。
宅内装置10には、あらかじめ不在時の転送先(070−XXXX−XXXX)が設定されており、加入者Aが不在の旨が検出されると宅内装置10はこの接続要求をPHS端末41へ転送する。すなわち宅内装置10のCPU1bは回線交換網XN側を経由して070−XXXX−XXXXに発信する。回線交換網XNにおいては既知の技術によりゲートウェイ装置2の接続先の交換機(図示せず)が把握されており、転送された接続要求はゲートウェイ装置2の接続される交換機を介してゲートウェイ装置2に達する。ゲートウェイ装置2はこの接続要求に応じてPHS端末41を呼び出す。宅内装置10ではDSL I/F部14を経由しDSP部13でいったん着信させ、アナログ加入者I/F部12へ接続する。DSP部13はIPパケットを分解して音声データをアナログ加入者I/F部12へ送信する。PHS端末41から加入者端末80へはその逆を行うことで相互に通話が可能になる。
[第3の実施形態]
図7はこの発明に係わる通信ネットワークシステムの第3の実施形態における呼処理手順を示すシーケンス図である。図7においては加入者Cが加入者AのPHS端末41に回線交換網XN経由で電話を掛けたが、加入者Aが在宅していることが検知されたので、加入者端末61に転送する例を示す。
加入者Cは加入者AのPHS端末41の電話番号070−XXX−XXXXをダイヤルする。これにより生じた接続要求は回線交換網XNを経由してゲートウェイ装置1に達する。一方、宅内装置10は無線受信部17によりPHS端末41を検出すると、加入者Aが在宅であるとして在宅通知信号をゲートウェイ装置1に送出する。ゲートウェイ装置1は在宅通知信号を通知された状態で接続要求を受信すると、加入者Aが在宅であると判断する。そうするとゲートウェイ装置1は、加入者端末61に対してIP網を経由して接続要求を転送する。すなわちゲートウェイ装置1は、加入者端末61への接続要求をSIPサーバ70に向け送出する。SIPサーバ70は加入者端末61の位置を知っており(既存の技術による)、加入者端末61を収容するゲートウェイ装置に対して接続要求を送る。この接続要求を受けたゲートウェイ装置1は加入者端末61を呼び出す。
この実施形態では最初の着信先(PHS端末41)における着呼報知動作が行われることなく、在宅先の加入者端末61への呼び出しがなされる。従って第1の実施の形態により得られる効果に加え、PHS端末41の内蔵バッテリーの節約などのメリットを得ることができる。
[第4の実施形態]
図8はこの発明に係わる通信ネットワークシステムの第4の実施形態における呼処理手順を示すシーケンス図である。図8においては、加入者Cが加入者AのPHS端末41にIP網経由で電話を掛け、加入者Aが在宅しているので加入者端末61に転送する例を示す。
図8において加入者Cは加入者AのPHS端末41の電話番号070−XXX−XXXXをダイヤルする。そうすると加入者端末80はSIPサーバ70に向けPHS端末41への接続要求を送出する。SIPサーバ70は、PHS端末41の収容先であるゲートウェイ装置1に接続要求を送出する。このとき、宅内装置10によりPHS端末41の在宅が検出されていると、宅内装置10はゲートウェイ装置1に在宅通知信号を通知する。ゲートウェイ装置1は在宅通知信号を受信すると加入者Aが在宅していると判断し、加入者端末61に対してIP網を経由して接続要求を転送する。すなわちゲートウェイ装置1は、加入者端末61への接続要求をSIPサーバ70に向け送出する。SIPサーバ70は加入者端末61の位置を知っており、加入者端末61を収容するゲートウェイ装置に対して接続要求を送る。この接続要求を受けたゲートウェイ装置1は加入者端末61を呼び出す。このようにしても、第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第5の実施形態]
図9はこの発明に係わる通信ネットワークシステムの第5の実施形態における呼処理手順を示すシーケンス図である。図9においては、加入者Cが加入者A宅にIP網経由で電話を掛け、加入者Aが不在で加入者端末61に出られないときに、PHS端末41に転送する例を示す。第2の実施形態とは、宅内装置10ではなく網側、すなわちゲートウェイ装置により転送機能を提供する点が異なる。
図9において、加入者Cは加入者AのIP電話番号050−XXXX−XXXXをダイヤルする。この接続要求は加入者端末80からSIPサーバ70を経由してゲートウェイ装置1に達する。ゲートウェイ装置1には、宅内装置10を介して不在時の転送先(070−XXXX−XXXX)が予め設定されている。この設定は、加入者Aにより宅内装置10のキー操作、加入者端末61のダイヤル操作、または、PHS端末41のキー操作によりゲートウェイ装置1に対して実施される。
ゲートウェイ装置1は不在設定状態であるとき、または、加入者Aが加入者端末61の受話器を一定時間取り上げなかったときに加入者端末61の不応答を検出する。そうするとゲートウェイ装置1はこの接続要求をPHS端末41に転送する。すなわちゲートウェイ装置1はIP網経由で070−XXXX−XXXXに発信し、この接続要求はSIPサーバ70を介して、PHS端末41を収容するゲートウェイ装置2に転送される。ゲートウェイ装置GW2はこの接続要求に応じてPHS端末41を呼び出す。このように、網側において加入者の不在を検出することによっても、IP網を経由する着信転送を実現することができる。
[第6の実施形態]
図10はこの発明に係わる通信ネットワークシステムの第6の実施形態における呼処理手順を示すシーケンス図である。図10においては、網側で加入者の不在を検出し、これに基づいて固定端末と移動端末とを同報的に呼び出す機能を実現する例を示す。この実施形態は第5の実施形態の応用に相当する。すなわちこの実施形態では単なる転送ではなく、加入者Aが自宅に不在である場合に加入者端末61とPHS端末41との両方を呼び出すことが可能にある。
図10において、加入者Cは加入者AのIP電話番号050−XXXX−XXXXをダイヤルする。そうするとこの接続要求は加入者端末80からSIPサーバ70を介してゲートウェイ装置1に達する。ゲートウェイ装置1には加入者Aの不在時の転送先(070−XXXX−XXXX)が設定されており、ゲートウェイ装置1は加入者端末61の呼び出しを行うとともに、070−XXXX−XXXXへの接続要求をIP網側に送出する。この接続要求はSIPサーバ70に達し、PHS端末41の属するゲートウェイ装置2に接続要求を転送する。これに応じてゲートウェイ装置2は、PHS端末41を呼び出す。このように、加入者端末61とPHS端末41とが同報的に呼び出される。例えばPHS端末41から応答があると、ゲートウェイ装置1は加入者端末61の呼び出しを中止し、加入者端末80とPHS端末41とを接続して加入者C,A間の通話が開始される。
[第7の実施形態]
図11はこの発明に係わる通信ネットワークシステムの第7の実施形態における呼処理手順を示すシーケンス図である。図11においては、図10における加入者端末61とPHS端末41との同報呼び出しののち加入者端末61から応答があった場合を示す。同報呼び出しののち加入者端末61から応答が有ると、ゲートウェイ装置2はPHS端末41の呼び出しを中止して、加入者端末80と加入者端末61とを接続する。これにより加入者C,A間の通話が開始される。
以上述べたように上記各実施の形態によれば、特定キャリア網とは独立するNCC網(IP網など)を利用して転送サービスを独自に提供することができる。これにより、より低コストなネットワークサービスを実現することが可能にあり、利用者にとってのメリットの大きい通信ネットワークシステムを構築することが可能になる。
なお、本発明は上記各実施の形態に限定されるものではない。例えば上記各実施の形態ではPHS端末およびPHS基地局を例として説明したが、これはそのままセルラホンシステム(携帯電話端末と携帯電話基地局など)への置き換えが可能である。また、ゲートウェイ装置をシステム内に設けない場合には、宅内装置10の機能によりIP網と回線交換網との間の通話転送機能を実現することが可能である。このような構成においても、特定キャリア網のサービス機能に頼らずに、加入者が独自に転送機能を実現することが可能である。
さらに、PHS端末が宅内装置10の近傍にあることは、PHSの制御通信を受信することだけでなく、制御通信以外のすべての無線信号に置き換えることによっても検出することができる。さらに、PHS端末を充電台に置いたことを検出するなどの、無線によらない方法をとることも可能である。
さらに、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
この発明に係わる通信ネットワークシステムの実施の形態を示すシステム図。 この発明に係わる通信ネットワークシステムの他の例を示すシステム図。 図1の宅内装置10を示す機能ブロック図。 図1および図2のゲートウェイ装置1を示す機能ブロック図。 この発明に係わる通信ネットワークシステムの第1の実施形態における呼処理手順を示すシーケンス図。 この発明に係わる通信ネットワークシステムの第2の実施形態における呼処理手順を示すシーケンス図。 この発明に係わる通信ネットワークシステムの第3の実施形態における呼処理手順を示すシーケンス図。 この発明に係わる通信ネットワークシステムの第4の実施形態における呼処理手順を示すシーケンス図。 この発明に係わる通信ネットワークシステムの第5の実施形態における呼処理手順を示すシーケンス図。 この発明に係わる通信ネットワークシステムの第6の実施形態における呼処理手順を示すシーケンス図。 この発明に係わる通信ネットワークシステムの第7の実施形態における呼処理手順を示すシーケンス図。
符号の説明
11…アナログ電話インタフェース部、12…アナログ加入者インタフェース部、13…DSP部、14…DSLインタフェース部、15…スプリッタ、16…イーサネット(登録商標)インタフェース部、17…無線受信部、18…メモリ、19…キー入力部、21…コールプロセッサ部、22…OCU部、23…DSL I/F部、24…DSU部、25…DSP部、26…イーサネット(登録商標)インタフェース部、27…時分割スイッチ、28…時分割多重バス、70…SIPサーバ、90…スプリッタ装置、1,2…ゲートウェイ装置、10,20…宅内装置、1a…キー操作部、1b…CPU、31,32…PHS基地局、41,42…PHS端末、51,52…スプリッタ装置、61,62,80…加入者端末、PC1,PC2…パーソナルコンピュータ、XN…回線交換網

Claims (4)

  1. 同じ加入者の使用する固定端末および移動端末と、前記固定端末が属する第1の通信網およびこの第1の通信網とは異なる第2の通信網に接続されるゲートウェイ装置と、前記固定端末の設置される加入者宅内に設置される宅内装置とを具備する通信ネットワークシステムであって、
    前記宅内装置は、
    前記第1の通信網を介して到来する前記固定端末への着信呼に対してこの固定端末の不応答を検出する不在検出手段と、
    この不在検出手段により前記不応答が検出された場合に前記着信呼を前記第2の通信網に転送する転送手段とを備え、
    前記ゲートウェイ装置は、
    前記転送手段により前記着信呼が転送された場合に、前記着信呼の発呼元と前記移動端末とを前記第2の通信網を介して接続すべく呼接続処理を行う呼接続処理手段を備えることを特徴とする通信ネットワークシステム。
  2. 同じ加入者の使用する固定端末および移動端末と、前記固定端末が属する第1の通信網およびこの第1の通信網とは異なる第2の通信網に接続されるゲートウェイ装置と、前記固定端末の設置される加入者宅内に設置される宅内装置とを具備する通信ネットワークシステムであって、
    前記宅内装置は、
    前記移動端末の宅内エリア在圏を検出する在圏検出手段と、
    前記宅内エリア在圏が検出された場合にその旨を前記ゲートウェイ装置に通知する通知手段とを備え、
    前記ゲートウェイ装置は、
    前記移動端末の宅内エリア在圏が通知された状態で前記移動端末への着信呼が到来した場合に、この着信呼の発呼元と前記固定端末とを前記第2の通信網を介して接続すべく呼接続処理を行う呼接続処理手段を備えることを特徴とする通信ネットワークシステム。
  3. 同じ加入者の使用する固定端末および移動端末と、前記固定端末が属する第1の通信網およびこの第1の通信網とは異なる第2の通信網に接続されるゲートウェイ装置とを具備する通信ネットワークシステムであって、
    前記ゲートウェイ装置は、
    前記第1の通信網を介して到来する前記固定端末への着信呼に対してこの固定端末の不応答を検出する不在検出手段と、
    この不在検出手段により前記不応答が検出された場合に、前記着信呼の発呼元と前記移動端末とを前記第2の通信網を介して接続すべく呼接続処理を行う呼接続処理手段を備えることを特徴とする通信ネットワークシステム。
  4. 同じ加入者の使用する固定端末および移動端末と、前記固定端末が属する第1の通信網およびこの第1の通信網とは異なる第2の通信網に接続されるゲートウェイ装置とを具備する通信ネットワークシステムであって、
    前記ゲートウェイ装置は、
    前記固定端末への着信呼が前記第1の通信網を介して到来した場合に、この着信呼を前記第2の通信網を介して前記固定端末および移動端末に同報的に転送する同報着信手段を備えることを特徴とする通信ネットワークシステム。
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