JP2006262307A - カメラ玄関子機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 バンダルプルーフ対応のためにピンホールレンズを使用したカメラ玄関子機として最適なものになり、且つ外部からの破壊に強くなると共に、カメラの撮像範囲を簡単に変更できるようにする。
【解決手段】 子機ケース1に映像光を取り込むための窓部2を設け、子機ケース1内に設けられた固定フレーム10に、窓部2と所定の位置関係に設置され且つ窓部2から入力された映像光を集光するピンホールレンズ34を設け、このピンホールレンズ34によって集光された映像を結像する撮像素子43は回路基板42に実装してあって、回路基板42を坦持した基板保持プレート41が保持手段により移動可能に固定フレーム10に保持されていて、移動調整手段によって基板保持プレート41を介して撮像素子43を移動することにより撮像範囲を変更するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、住宅用のインターホンの一種であるテレビドアホンシステム等におけるカメラ玄関子機に係わり、カメラの撮像範囲を変更調整する撮像範囲調整装置を有するカメラ玄関子機に関するものである。
一般に、住宅用のインターホンの一種であるテレビドアホンの構成機器であるカメラ玄関子機は塀や門柱等の所定の位置に設置される。
そして、従来におけるカメラ玄関子機としては、本体ケース内にカメラを配置して、この本体ケースの前面を透明カバーで覆っており、カメラは透明カバーを透して撮影する構造であったし、カメラの撮像範囲の変更は、カメラの角度調整装置の作動でカメラ部の向きを変更することにより行なわれていた。
そして、カメラの角度調整装置は、カメラ本体が本体ケースに回転軸を支点に回動可能に取付けられ、このカメラ本体の回転軸に対して略直交する側部に従動部を設け、この従動部が摺動可能に嵌合する傾斜した長溝部を有する駆動用レバーを本体ケースに移動可能に設置し、駆動用レバーを移動させることにより、長溝部によってカメラ本体における従動部の設置側を上下動させてカメラ本体を回動支点を中心に回動させるように構成したものであり、この構成によって、任意の角度にカメラを設置するための角度調整作業をレバー移動により行うことができるようにしている(特許文献1参照)。
また、従来におけるカメラ玄関子機としては、基板上に、電荷結合素子(CCD)、マイクロホン、電源ジャック及び映像ジャックのコネクタ等のパーツを接続配置し、且つ電荷結合素子(CCD)に対応する上方にレンズホルダーを介してレンズを設けてカメラ本体部を構成し、正面閉塞板を有する箱型の本体ケース内にカメラ本体部を収納すると共に、正面閉塞板におけるレンズおよびマイクロホンとの対応部位にピンホール及びマイクロホン孔を設けて、外見上カメラらしくない体裁にしたものがある(特許文献2参照)。
特開平11−119301号公報 登録実用新案公報 第3020735号公報
しかし、上記した前者の従来のカメラ玄関子機にあっては、カメラ本体を回動させてカメラの角度を変更調整するものであり、バンダルプルーフ対応のためにピンホールレンズを使用したカメラ玄関子機には適用できないものである。すなわち、このピンホールレンズを使用したカメラ玄関子機においては、映像光を取り入れる開口部が小さいことと、この開口部と所定の位置関係を必要とするピンホールレンズが固定されるために、カメラ本体を回動させることが困難であるためである。
また、カメラの前面が透明なカバーで覆われている前者の従来のカメラ玄関子機は、玄関等の戸外に設置される場合に、外部から破壊されることが考えられ、特にカメラが見えている場合は狙われる可能性が高いという問題点があった。
また、従来の後者の従来のカメラ玄関子機にあっては、ピンホール型のカメラであり、バンダルプルーフ対応のカメラとして有効であるが、このようなピンホール型のカメラにおいては、カメラの角度が調整できないために、カメラ玄関子機を設置場所に固定する場合は、カメラ玄関子機本体の向きを変えて取付ける等をしなければならず、設置工事が難しいという問題点があった。
本発明は、上記した問題点を解決するものであり、その目的とするところは、バンダルプルーフ対応のためにピンホールレンズを使用したカメラ玄関子機として最適なものになり、且つ外部からの破壊に強くなると共に、カメラの撮像範囲を簡単に変更できるカメラ玄関子機を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明に係るカメラ玄関子機は、室内親機側でモニタするために玄関等の映像を撮像するテレビドアホンのカメラ玄関子機であって、映像光を取り込むための開口部と、この開口部と所定の位置関係に設置され且つ開口部から入力された映像光を集光するピンホールレンズと、このピンホールレンズによって集光された映像を結像する撮像素子と、この撮像素子を移動させるための移動調整手段とを有し、この移動調整手段によって撮像素子を移動することにより撮像範囲を変更するようにしたことを特徴とする。
かかる構成により、ピンホールレンズを固定した状態で撮像素子を移動させることができて、カメラの撮像範囲を変更することができる。したがって、バンダルプルーフ対応のためにピンホールレンズを使用したカメラ玄関子機として最適なものになり、且つ設置が簡単で撮像範囲を容易に調整することができる。
また、本発明に係るカメラ玄関子機は、上記した本発明に係るカメラ玄関子機において、撮像素子を回路基板に実装し、この回路基板を基板保持プレートに保持させることで可動部が構成してあり、開口部は子機ケースに設けてあり、ピンホールレンズは子機ケース内に設けられた固定フレームに固定してあり、可動部が固定フレームに保持手段により移動可能に保持されていることを特徴とする。
かかる構成により、ピンホールレンズは子機ケース内に設けられた固定フレームに固定してあって、ピンホールレンズが外部から見えないために、破壊されるのを防ぐことができて、外部からの破壊に強いカメラ玄関子機を構成することができる。
また、本発明に係るカメラ玄関子機は、上記した本発明に係るカメラ玄関子機において、移動調整手段が可動部を移動させることで、撮像素子を移動することを特徴とする。
かかる構成により、撮像素子を可動部ごとに移動することで、カメラ全体を回転させる従来の場合に比べて移動に要するスペースが狭いものになって小型化できるし、また、移動調整手段の構造が簡単になる。
また、本発明に係るカメラ玄関子機は、上記した本発明に係るカメラ玄関子機において、開口部は、撮像素子の最大移動位置においてピンホールレンズを介して映像を結像できる大きさで開口していることを特徴とする。
かかる構成により、開口部を最小限の大きさにできるために、外部からの破壊に強くなる。
また、本発明に係るカメラ玄関子機は、上記した本発明に係るカメラ玄関子機において、開口部は、光を透過する透明部材で覆われていることを特徴とする。
かかる構成により、外部からの水滴や粉塵が開口部から機内に侵入することを防ぐことができる。
本発明に係るカメラ玄関子機によれば、ピンホールレンズを固定した状態で撮像素子を移動させることができて、カメラの撮像範囲を変更することができる。したがって、バンダルプルーフ対応のためにピンホールレンズを使用したカメラ玄関子機として最適なものになり、設置が簡単で撮像範囲を容易に調整することができるし、また、外部からの破壊に強くなる。
以下、本発明に係るカメラ玄関子機の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明に係るカメラ玄関子機の斜視図、図2は同カメラ玄関子機の裏面における調整レバー部分の説明図である。なお、説明の便宜上、前後、左右及び上下方向を図に示すように設定する。
図1に示すように、カメラ玄関子機Fは子機ケース1を備えており、この子機ケース1の表面部には、その上部から下部にかけて開口部である窓部2と、マイクロホン用スリット3、4と、コール釦5と、スピーカ用スリット6と、ボルトカバー螺合孔を兼ねる取付ボルトの挿入孔7とが設けてある。また、子機ケース1の表面部にはマイクロホン用スリット3の下方に位置させてダミーピンホール34Fが設けてあり、子機ケース1の下端部には排水孔9が設けてある。
そして、窓部2は、後述する撮像素子43の最大移動位置においてピンホールレンズ34を介して映像を結像できる大きさで開口しているし、また、窓部2は、光を透過する透明部材2Aで覆われていて、外部からの水滴や粉塵が窓部2から子機ケース1内に侵入するのを防止している。
そして、子機ケース1内には、後述の図19に示すピンホールレンズカメラPと、このピンホールレンズカメラPの撮像範囲調整装置A(図3参照)と、マイクロホン(図示せず)と、スピーカ(図示せず)と、これらの機器の制御用回路基板(図示せず)とが収容してある。そして、図2に示すように、子機ケース1の裏側は裏蓋1Aで閉塞してあり、この裏蓋1Aには、その上部左側に撮像範囲調整用の調整レバー用孔部56が、また、その上部中央に係合孔部57がそれぞれ設けてある。また、裏蓋1Aには、その下部中央に貫通孔(図示せず)が設けてある。
そして、後述する撮像範囲調整装置Aの調整レバー50の連結軸部52(図17、図18参照)が調整レバー用孔部56に挿通させてあって、調整レバー50のレバー部51が裏蓋1Aの外の表出している。
後に詳細に説明するように、撮像範囲の調整は撮像範囲調整装置Aの調整レバー50を上下方向に移動して行なうものである。
撮像範囲調整装置Aは、図3乃至図6に示すように、固定フレーム10と可動部40と調整レバー50を備えており、固定フレーム10は、ベース側フレーム部11と、レンズ坦持側フレーム部12と、可動部40を移動可能に保持する後述する保持手段を有している。
図7及び図9に示すように、ベース側フレーム部11は板状のフレーム本体11Aを有しており、このフレーム本体11Aには、その左側部に位置させてベース側スライドガイド部13が形成してあり、このスライドガイド部13には、上下方向に長い長孔状のスライドガイド14が形成してあり、このスライドガイド14の上端側はフレーム本体11Aの左方に導入部14aを介して開放してある。
また、フレーム本体11Aの内面部(前面部)11aには、その左側下部に位置させて位置決め用突起部15が形成してある。そして、フレーム本体11Aの内面部11aには、その上部の左右に位置させてピン状の突起部16A、16Bが、下部の左に位置させてピン状の突起部16Cがそれぞれ突設してある。また、フレーム本体11Aには、その左側部に上下に位置させて取付孔17A、17Bが設けてあり、また、その右側下部に位置させて取付孔17Cが設けてある。
レンズ坦持側フレーム部12は、図10乃至図13に示すように、逆U字形状のフレーム本体12Aを有しており、このフレーム本体12Aの中央部には円形状のレンズ装着部20が設けてあり、このレンズ装着部20は、フレーム本体12Aに形成した筒部21の内周面に雌ねじ部22を形成して構成してある。
また、フレーム本体12Aには、レンズ装着部20を挟んだ左右に位置させて左右方向に長いガイド孔部23A、23Bが形成してある。また、フレーム本体12Aの左部にはレンズ坦持側スライドガイド部25が設けてある。そして、図12及び図13に示すように、フレーム本体12Aの内面部12aとレンズ坦持側スライドガイド部25との間には段差部26が形成してあって、この段差部26に上下方向に長い開口部27が形成してある。
また、レンズ坦持側スライドガイド部25は、図12に示すように、上下方向に沿うガイド面部28の左側に、このガイド面部28に対して垂直な立壁部28Aを上下方向に形成して構成してあり、このレンズ坦持側スライドガイド部25は断面L字形状を成している。そして、ガイド面部28には上下方向に長い長孔であるスライドガイド29が形成してあり、ガイド面部28の下部には、図12に示すようにL字形状の立壁部30が形成してあって、この立壁部30の内方が相手ケース位置決め部31にしてある。
また、フレーム本体12Aの内面部12aには、レンズ坦持側スライドガイド部25の上端部に位置させて取付用ボス部32Aが突設してあり、また、レンズ坦持側スライドガイド部25の左下部に位置させて取付用ボス部32Bが突設してあり、また、フレーム本体12Aの右下部に位置させて取付用ボス部32Cが突設してある。また、フレーム本体12Aの左、右側の下部には、取付孔33aを有する取付座部33が設けてある。
そして、図11及び図12に示すように、レンズ装着部20には、カメラレンズであるピンホールレンズ34を保持したレンズ保持体35が、図10に示すようにその周部に設けた雄ねじ部36を雌ねじ部22に螺合することで装着してある。そして、レンズ保持体35の中央にはピンホールレンズ34に対向するピンホール34Aが形成してある。
また、可動部40は、図15及び図16に示すように、基板保持プレート41と、この基板保持プレート41に保持された回路基板42を備えており、この回路基板42には、その表面の略中央部に撮像素子(CCD)43が実装してある。基板保持プレート41の中央部には窓部43Aが設けてあり、この窓部43Aの上、下縁部には押え部44が設けてあり、これらの押え部44が撮像素子43の表面を保護する透明ガラスから成る保護板45を押えている。
また、基板保持プレート41には、その窓部43の左、右方に位置させてガイド突起部46A、46Bが突設してある。また、基板保持プレート41は、その左側下部にカム形成部47を設けており、このカム形成部47には上下方向に沿う長孔状のカム48が形成してある。このカム48は、その上端部48aに対して下端部48bを基板保持プレート41の中心側に寄せた傾斜孔となっている。
また、調整レバー50は、図17及び図18に示すように、レバー部51を有しており、このレバー部51には、このレバー部51の面部に対して直角に連結軸部52が形成してあり、この連結軸部52の端部にはスライダー53が設けてあり、このスライダー53にはカム用突起部54が突設してある。
そして、図3乃至図7に示すように、レンズ坦持側フレーム部12がベース側フレーム部11に固着されていて固定フレーム10が構成してある。この場合、図4に示すように、ベース側フレーム部11の位置決め用突起部16をレンズ坦持側フレーム部12の相手ケース位置決め部31に嵌合し、取付用ボス部32Aを取付孔17Aに、取付用ボス部32Bを取付孔17Bに、更に、取付用ボス部32Cを取付孔17Cにそれぞれ一致させて取付ねじ55により固着してある。
この場合、図7に示すように、ベース側フレーム部11とレンズ坦持側フレーム部12との間には収容空間Kと調整レバー保持ガイド部Mが形成される。この調整レバー保持ガイド部Mは、互いに対向するベース側スライドガイド部13とレンズ坦持側スライドガイド部25との間の空間であり、また、図4に示すように、ベース側スライドガイド部13とレンズ坦持側スライドガイド部25との対向により、図9に示すスライドガイド14と図12に示すスライドガイド29が互いに対向するようになる。
そして、図7に示すように収容空間Kには可動部40が収容してある。この場合、ベース側フレーム部11に設けた複数の突起部16A、16B、16Cが可動部40の回路基板42の面部に摺接しており、可動部40における左、右のガイド突起部46A、46Bがレンズ坦持側フレーム部12の左右のガイド孔部23A、23Bに摺動可能に挿入してあり、また、図13及び図14に示すように、可動部40のカム形成部42が図13および図14に示す開口部27に挿入してあって、可動部40が左右方向に移動可能にしてある。そして、図7に示すように、レンズ坦持側スライドガイド部25の前面にカム形成部42が位置しており、このカム形成部42に形成した長孔状のカム48が図5に示すようにスライドガイド14、29に重なり合うようになる。
このように、可動部40が収容空間Kに収容された状態では、ピンホールレンズ34の後方に撮像素子43が位置している。また、上記した保持手段は、ベース側フレーム部11に設けられて可動部40に摺接する複数の突起部16A、16B、16Cと、レンズ坦持側フレーム部12に設けられて可動部40の移動方向(左右方向)に長いガイド孔部23A、23Bと、基板保持プレート41に設けられてガイド孔部23A、23Bに摺動可能に挿入されるガイド用突起部46A、46Bとで構成してある。
また、調整レバー保持ガイド部Mには、図17及び図18に示す操作レバー50のスライダー53が挿入してあって、このスライダー53が図14に示すスライドガイド部26のガイド面部27と立壁部28とに摺接していて、図5に示すように、このスライダー53に突設したカム用突起部54がスライドガイド29を貫通してカム48に挿入してある。また、図17及び図18に示す操作レバー50の連結軸部52が図8に示すベース側フレーム部11のスライドガイド14を貫通していて、操作レバー50のレバー部51がベース側フレーム部11の後方に配置されている。
そして、上記のように構成されたカメラ玄関子機の撮像範囲調整装置Aは、その取付座部33を用いて子機ケース1の内部にねじで固定されていて、ピンホールレンズ34がピンホール34Aを介して窓部2に接近させてある。そして、図19に示すように、窓部2とピンホール34Aとピンホールレンズ34と撮像素子43とでピンホールレンズカメラPを構成してある。また、調整レバー50は、その連結軸部52を裏蓋9のレバー用孔部に挿入した状態で、図2に示すようにレバー部51を外に表出させ、連結軸部52を摘み部として調整レバー用孔部56から突出させている。
ピンホールレンズ34の撮像範囲と撮像素子43の位置との関係を図20に示す。この図中イで示す円内がピンホールレンズ34の撮像可能範囲であり、ロは右側撮像時の撮像素子43の位置であり、ハは左側撮像時の撮像素子43の位置である。
また、撮像素子43が右に移動した場合のピンホールレンズ34の撮像範囲Eと撮像可能範囲イは図21に表すようになるし、撮像素子43が左に移動した場合のピンホールレンズ34の撮像範囲Eと撮像可能範囲イは図22に表すようになる。
次に、上記のように構成された本発明に係るカメラ玄関子機の作動を説明する。
図23に示すように、調整レバー50が中立位置(標準位置)にある場合、ピンホールレンズ34の中心aと撮像素子43の中心bがピンホールレンズカメラPの中心線d上に位置しており、ピンホールレンズ34と撮像素子43の位置関係が同位置にあり、ピンホールレンズカメラPの撮像範囲Eは図24に示すようになり、ピンホールレンズ34の正面を撮像するようになる。
また、図25に示すように、調整レバー50を下方に移動させると、スライダー53がレンズ坦持側スライドガイド部25のガイド面部27と立壁部28とに摺動していて、カム用突起部54がカム48を下方向に向って摺動する。このために、カム用突起部54がカム48を介して可動部40を図25において右方向に移動させる。この移動は、可動部40の左、右のガイド突起部46A、46Bがレンズ坦持側フレーム部12の左右のガイド孔部23A、23B内を摺動することで行なわれる。
このように、可動部40が右方向に移動ことにより、撮像素子43の中心bがピンホールレンズカメラPの中心線dから右にずれ、ピンホールレンズ34の撮像範囲Eは図26に示すようになり、ピンホールレンズカメラPは、ピンホールレンズ34の左側を撮像するようになる。
また、図27に示すように、調整レバー50を上方に移動させると、スライダー53がレンズ坦持側スライドガイド部25のガイド面部27と立壁部28とに摺動していて、カム用突起部54がカム48を上方向に向って摺動する。このために、カム用突起部54がカム48を介して可動部40を左方向に移動させる。この移動は、可動部40の左、右のガイド突起部46A、46Bがレンズ坦持側フレーム部12の左右のガイド孔部23A、23B内を摺動することで行なわれる。
このように、可動部40が左方向に移動することにより、撮像素子43の中心bがピンホールレンズカメラPの中心線dから左にずれ、ピンホールレンズカメラPの撮像範囲得は図28に示すようになり、ピンホールレンズカメラPは、ピンホールレンズ34の右側を撮像するようになる。
上記した本発明の実施の形態によれば、調整レバー50を移動させることにより、カム用突起部54をスライドガイド29に沿って移動させてカム用突起部54をカム48に摺動させ、当該カム48の傾斜によって、可動部40を調整レバー50の移動方向(左右方向)に対して垂直方向(上下方向)に移動させることで、ピンホールレンズ34を固定した状態で撮像素子43を移動させることができて、ピンホールレンズカメラPの撮像範囲を変更することができる。この場合、調整レバー50を上下に移動することにより撮像素子43を左右に移動できるために、左右の撮像範囲を広くすることができる。したがって、バンダルプルーフ対応のためにピンホールレンズを使用したカメラ玄関子機として最適なものになり、設置が簡単で撮像範囲を容易に調整することができる。
また、本発明の実施の形態によれば、撮像素子43を回路基板42に実装し、この回路基板42を基板保持プレート41に保持させることで可動部40が構成してあり、開口部2は子機ケース1に設けてあり、ピンホールレンズ34は子機ケース1内に設けられた固定フレーム10に固定してあり、可動部40が固定フレーム10に保持手段により移動可能に保持されていることにより、ピンホールレンズ43が外部から見えないために、破壊されるのを防ぐことができて、外部からの破壊に強いカメラ玄関子機Fを構成することができる。
また、本発明の実施の形態によれば、撮像素子43を基板保持プレート41ごとに移動することで、カメラ全体を回転させる従来の場合に比べて移動に要するスペースが狭いものになって小型化できるし、また、移動調整手段の構造が簡単になる。
また、本発明の実施の形態によれば、固定フレーム10は、ベース側フレーム部11とレンズ坦持側フレーム部12とを重ね合わせて構成してあり、保持手段は、ベース側フレーム部11は設けられて可動部40に摺接する複数の突起部16A、16B、16Cと、レンズ坦持側フレーム部12に設けられて可動部40の移動方向に長いガイド孔部23A、23Bと、基板保持プレート41に設けられてガイド孔部23A、23Bに摺動可能に挿入されるガイド用突起部46A、46Bとで構成してあることにより、調整レバー50を移動することにより、可動部40は複数の突起部16A、16B、16Cに摺接してその姿勢を規正されると共に、ガイド孔部23A、23Bとガイド用突起部46A、46Bとにより、左右に水平に案内されて移動し、撮像素子43を左右に水平移動することができて、左右の撮像範囲を広くすることができる。したがって、バンダルプルーフ対応のためにピンホールレンズを使用したカメラ玄関子機として最適なものになる。
また、本発明の実施の形態によれば、開口部である窓部2は、撮像素子43の最大移動位置においてピンホールレンズ34を介して映像を結像できる大きさで開口していることにより、ピンホール34Aを最小限の大きさにできるために、外部からの破壊に強くなる。
また、本発明の実施の形態によれば、開口部である窓部2が光を透過する透明部材で覆われていることにより、外部からの水滴や粉塵が窓部2から子機ケース1内に侵入するのを防ぐことができる。
なお、各部材の形状等は上記した実施の形態にて説明したもののみに限定されず、仕様等によって適当に変更される。
本発明に係るカメラ玄関子機の撮像範囲調整装置によれば、ピンホールレンズを固定した状態で撮像素子を移動させることができて、カメラの撮像範囲を変更することができる。したがって、バンダルプルーフ対応のためにピンホールレンズを使用したカメラ玄関子機として最適なものになり、設置が簡単で撮像範囲を容易に調整することができるという効果を有しており、住宅用のインターホンの一種であるテレビドアホンなどにおけるカメラ玄関子機に適用され、カメラの撮像範囲を変更調整するカメラ玄関子機等に有用である。
本発明に係るカメラ玄関子機の斜視図 同カメラ玄関子機の裏面における調整レバー部分の説明図 同カメラ玄関子機の撮像範囲調整装置の前面(表側)から見た斜視図 同撮像範囲調整装置の後面(裏側)から見た斜視図 同撮像範囲調整装置の前面図 同撮像範囲調整装置の後面図 図6のS方向からの矢視図 同撮像範囲調整装置におけるベース側フレーム部の前面(表側)から見た斜視図 同ベース側フレーム部の後面(裏側)から見た斜視図 同撮像範囲調整装置におけるレンズ坦持側フレーム部の前面(表側)から見た斜視図 同レンズ坦持側フレーム部の後面(裏側)から見た斜視図 同レンズ坦持側フレーム部の後面図 図12のT方向からの矢視図 図12のU方向からの矢視図 可動部の前面(表側)から見た斜視図 同可動部の前面図 調整レバーの後面(裏側)から見た斜視図 同調整レバーの前面(表側)から見た斜視図 ピンホールレンズカメラの概略的な構成説明図 ピンホールレンズの撮像範囲と撮像素子の位置との関係の説明図 撮像素子が右に移動した場合のピンホールレンズの撮像範囲と撮像素子の位置との関係の説明図 撮像素子が左に移動した場合のピンホールレンズの撮像範囲と撮像素子の位置との関係の説明図 本発明に係るカメラ玄関子機の撮像範囲調整装置において、調整レバーが中立位置にある場合の作動説明図 同ピンホールレンズカメラの通常の撮像範囲の説明図 本発明に係るカメラ玄関子機の撮像範囲調整装置において、調整レバーを下方に移動させた場合の作動説明図 同ピンホールレンズカメラにおいて、撮像素子が右に移動した場合の撮像範囲の説明図 本発明に係るカメラ玄関子機の撮像範囲調整装置において、調整レバーを上方に移動させた場合の作動説明図 同ピンホールレンズカメラにおいて、撮像素子が左に移動した場合の撮像範囲の説明図
符号の説明
A カメラ玄関子機の撮像範囲調整装置
F カメラ玄関子機
K 収容空間
M 調整レバー保持ガイド部
P ピンホールレンズカメラ
2 窓部(開口部)
2A 透明部材
7 挿入孔
8a 前面部(正面部)
10 固定フレーム
11 ベース側フレーム部
12 レンズ坦持側フレーム部
13 ベース側スライドガイド部
14 スライドガイド
16A 突起部(保持手段)
16B 突起部(保持手段)
16C 突起部(保持手段)
20 レンズ装着部
23A ガイド孔部(保持手段)
23B ガイド孔部(保持手段)
25 レンズ坦持側スライドガイド部
26 段差部
27 開口部
28 ガイド面部
29 スライドガイド
34 ピンホールレンズ(カメラレンズ)
34A ピンホール
34F ダミーピンホール
35 レンズ保持体
40 可動部
41 基板保持プレート
42 回路基板
43 撮像素子
46A ガイド突起部(保持手段)
46B ガイド用突起部(保持手段)
48 カム
50 調整レバー
51 レバー部
52 連結軸部
53 スライダー
54 カム用突起部
60 取付金具

Claims (5)

  1. 室内親機側でモニタするために玄関等の映像を撮像するテレビドアホンのカメラ玄関子機であって、映像光を取り込むための開口部と、この開口部と所定の位置関係に設置され且つ前記開口部から入力された映像光を集光するピンホールレンズと、このピンホールレンズによって集光された映像を結像する撮像素子と、この撮像素子を移動させるための移動調整手段とを有し、この移動調整手段によって前記撮像素子を移動することにより撮像範囲を変更するようにしたことを特徴とするカメラ玄関子機。
  2. 前記撮像素子を回路基板に実装し、この回路基板を基板保持プレートに保持させることで可動部が構成してあり、前記開口部は子機ケースに設けてあり、前記ピンホールレンズは前記子機ケース内に設けられた固定フレームに固定してあり、前記可動部が前記固定フレームに保持手段により移動可能に保持されていることを特徴とする請求項1に記載のカメラ玄関子機。
  3. 前記移動調整手段が前記可動部を移動させることで、前記前記撮像素子が移動することを特徴とする請求項2記載のカメラ玄関子機。
  4. 前記開口部は、前記撮像素子の最大移動位置において前記ピンホールレンズを介して映像を結像できる大きさで開口していることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかの一に記載のカメラ玄関子機。
  5. 前記開口部は、光を透過する透明部材で覆われていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかの一に記載のカメラ玄関子機。
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