JP2006262253A - 画像転送装置 - Google Patents
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Abstract
【構成】 サーバのCPUは、携帯電話から画像転送要求を受け付けたとき、Webカメラによって撮影された被写界像を取り込んで(S27)、取り込まれた最新の被写界像である第1被写界像と、過去に取り込まれた被写界像である第2被写界像との一致度が閾値を下回るか否かを判別する(S31)。そして、判別結果が肯定的であるとき、第1被写界像を携帯電話に転送し(S33)、判別結果が否定的であるときには、第2被写界像の出力を携帯電話に要求する(S35)。
【効果】 データ転送量を抑制できる。
【選択図】 図7
【効果】 データ転送量を抑制できる。
【選択図】 図7
Description
この発明は、画像転送装置に関し、特にたとえば監視カメラシステムに適用され、カメラによって撮影された画像を通信端末に転送する、画像転送装置に関する。
従来この種の画像転送装置の一例が、特許文献1に開示されている。この従来技術は、カメラによって撮影された画像の取得を要求する画像取得要求を通信端末(クライアントPC)から受け付けたとき撮像命令をカメラに送信し、カメラによって撮影された画像をカメラから受信し、そして受信された画像を通信端末に転送する。
特開2003−249943号公報〔H04L 12/46,12/56,12/66,H04N 7/18〕
しかしながら、従来技術では、多量のデータを含んだ画像を転送するため、大きな負荷がかかる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、データ転送量を抑制できる、画像転送装置を提供することである。
請求項1の発明に従う画像転送装置は、通信端末(16)から画像転送要求を受け付けたときカメラ装置(12)によって撮影された被写界像を取り込む画像取り込み手段(S27)、画像取り込み手段によって取り込まれた最新の被写界像である第1被写界像と画像取り込み手段によって過去に取り込まれた被写界像である第2被写界像との一致度が閾値を下回るか否かを判別する判別手段(S31)、判別手段の判別結果が肯定的であるとき第1被写界像を通信端末に転送する転送手段(S33)、および判別手段の判別結果が否定的であるとき第2被写界像の出力を通信端末に要求する要求手段(S35)を備える。
画像取り込み手段は、通信端末から画像転送要求を受け付けたとき、カメラ装置によって撮影された被写界像を取り込む。画像取り込み手段によって取り込まれた最新の被写界像である第1被写界像と、画像取り込み手段によって過去に取り込まれた被写界像である第2被写界像との一致度が閾値を下回るか否かは、判別手段によって判別される。かかる判別手段の判別結果が肯定的であるとき、第1被写界像は転送手段によって通信端末に転送される。判別手段の判別結果が否定的であるときには、要求手段が第2被写界像の出力を通信端末に要求する。
最新の被写界像である第1被写界像と過去に取り込まれた被写界像である第2被写界像との一致度が閾値を下回るか否かを判別手段が判別し、この判別結果が否定的であるとき第2被写界像の出力を要求手段が通信端末に要求するので、データ転送量を抑制することができる。
ここで閾値を、2つの被写界像を視覚的に識別できない最小の一致度とすれば、データ転送量を極力抑制できる。
請求項2の発明に従う画像転送装置は、請求項1に従属し、カメラ装置の姿勢を示す姿勢情報を取り込む情報取り込み手段(S7)、および第2被写界像を情報取り込み手段によって取り込まれた姿勢情報に基づいて特定する特定手段(S9)をさらに備える。
情報取り込み手段はカメラ装置の姿勢を示す姿勢情報を取り込み、取り込まれた姿勢情報に基づいて特定手段が第2被写界像を特定する。判別手段の判別は、特定手段によって特定された第2被写界像、つまり第1被写界像と同じ姿勢で撮影された第2被写界像について行われる。
カメラ装置の姿勢が変化する場合にも、データ転送量を抑制することができる。
請求項3の発明に従う画像転送装置は、請求項1または2に従属し、カメラ装置の姿勢は予め設定された複数の姿勢の間で遷移する。
請求項4の発明に従う制御プログラムは、画像転送装置(14)のプロセッサ(50)に、通信端末(16)から画像転送要求を受け付けたときカメラ装置(12)によって撮影された被写界像を取り込む画像取り込みステップ(S27)、画像取り込みステップによって取り込まれた最新の被写界像である第1被写界像と画像取り込みステップによって過去に取り込まれた被写界像である第2被写界像との一致度が閾値を下回るか否かを判別する判別ステップ(S31)、判別ステップの判別結果が肯定的であるとき第1被写界像を通信端末に転送する転送ステップ(S33)、および判別ステップの判別結果が否定的であるとき第2被写界像の出力を通信端末に要求する要求ステップ(S35)を実行させる。
請求項5の発明に従う通信端末は、カメラ装置(12)によって撮影された被写界像の転送を画像転送装置(14)に要求する要求手段(S65)、画像転送装置によって要求手段の要求への応答として転送された最新の被写界像である第1被写界像を記録媒体(58)に記録する記録手段(S95)、および画像転送装置から要求手段の要求への応答として画像出力要求を受け付けたとき記録手段によって過去に記録媒体に記録された第2被写界像を出力する出力手段(S97)を備える。
要求手段は、カメラ装置によって撮影された被写界像の転送を画像転送装置に要求する。画像転送装置によって要求手段の要求への応答として転送された最新の被写界像である第1被写界像は、記録手段によって記録媒体に記録される。出力手段は、要求手段の要求への応答として画像出力要求を受け付けたとき、記録手段によって過去に記録媒体に記録された第2被写界像を出力する。
画像転送装置によって転送された最新の被写界像である第1被写界像を記録媒体に記録し、画像転送装置から画像出力要求を受け付けたときには、過去に記録媒体に記録された第2被写界像を出力するので、第1被写界像と第2被写界像との一致度が高いとき、つまり被写界の動きが小さいとき、データ受信量を抑制できる。
請求項6の発明に従う通信端末は、請求項5に従属し、カメラ装置の姿勢は予め設定された複数の姿勢の間で遷移し、要求手段は複数の姿勢のうち所望の姿勢に対応する被写界像を要求し、記録手段は第1被写界像を姿勢毎に記録媒体に記録し、出力手段は記録媒体に記録された第2被写界像のうち所望の姿勢に対応するものを出力する。
カメラ装置の姿勢が変化する場合にも、データ受信量を抑制することができる。
請求項7の発明に従う制御プログラムは、通信端末(16)のプロセサ(64)に、カメラ装置(12)によって撮影された被写界像の転送を画像転送装置(14)に要求する要求ステップ(S65)、画像転送装置によって要求ステップの要求への応答として転送された最新の被写界像である第1被写界像を記録媒体(58)に記録する記録ステップ(S95)、および画像転送装置から要求ステップの要求への応答として画像出力要求を受け付けたとき記録ステップによって過去に記録媒体に記録された第2被写界像を出力する出力ステップ(S97)を実行させる。
この発明によれば、転送データ量を抑制することができ、その結果、負荷が軽減される。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1を参照して、この実施例の監視カメラシステム10は、N台(Nは自然数)のWebカメラ12,12,…と、サーバ14と、携帯電話16とを含む。N台のWebカメラ12,12,…には、識別子#1,#2,…がそれぞれ付与されている。
N台のWebカメラ12,12,…の各々は、ネットワークコントローラ42を含む。ネットワークコントローラ42は、インターネット18に接続される。サーバ14は、ネットワークコントローラ48を含む。ネットワークコントローラ48もまた、同じインターネット18に接続される。携帯電話16は、ネットワークコントローラ62を含む。ネットワークコントローラ62は、通話処理回路56,アンテナ54および携帯電話網20を介して、同じインターネット18に接続される。
サーバ14は、携帯電話16からインターネット18および携帯電話網20を通して画像取得要求を受け付け、いずれかのWebカメラ12にインターネット18を通して撮像命令を送信し、このWebカメラ12からインターネット18を通して画像を受信し、そしてこの画像をインターネット18および携帯電話網20を通して携帯電話16に返信する。
詳しくは、Webカメラ12は、図示しない駆動機構を介してWebカメラ12自身の姿勢を制御する姿勢制御回路34をさらに含む。ネットワークコントローラ42を通してパン撮影モードが選択されると、姿勢制御回路34の制御によって、Webカメラ12は、図2に示す3つの姿勢P1〜P3の間を所定の時間間隔でP2→P1→P2→P3→P2→…のように遷移する。つまり、鉛直線AXを軸として、水平方向に120度の範囲で首振り運動をする。
Webカメラ12が姿勢P1〜P3のいずれかを取ったとき、CPU40は、露光およびこの露光によって生成された電荷の読み出しをイメージセンサ30に命令する。イメージセンサ30からは、生画像信号が出力される。出力された生画像信号は、カメラ処理回路32によって各種の変換処理が施され、YUV形式の画像データに変換される。
CPU40は、変換された画像データを含む画像ファイルを作成し、作成された画像ファイルをネットワークコントローラ42からサーバ14宛に送信する。画像ファイルには、Webカメラ12の識別子(#N)および姿勢情報(Pi)が添付される。こうしてWebカメラ12からは、所定の時間間隔で#NP2画像,#NP1画像,#NP2画像,#NP3画像,#NP2画像,…が送信される。
所望の姿勢例えば姿勢P2のとき固定撮影モードが選択されると、Webカメラ12は姿勢P2で固定される。この結果、Webカメラ12からは、所定の時間間隔で#NP2画像,#NP2画像,#NP2画像,…が送信される。
サーバ14は、ハードディスク52dをさらに含む。ハードディスク52dには、図3に示すように、画像ファイルをカメラ毎かつ姿勢毎に記録するための(N×3)個の記録領域が形成される。例えば記録領域#1P1には、Webカメラ12(#1)からの画像#1P1が記録される。記録領域#1P1は2フレーム分の容量を有しており、ネットワークコントローラ48を通して最新の画像#1P1が受信されると、記録領域#1P1内の最古の画像#1P1がこの最新画像で上書きされる。従って、記録領域#1P1には常時、最新の画像#1P1と、その直近の画像#1P1とが存在することになる。一般に、記録領域#NPiには、最新の画像#NPiと、その直近の画像#NPiとが存在する。
CPU50は、Webカメラ12からネットワークコントローラ48を通して最新の画像#NPiを受信したとき、この最新画像#NPiと、ハードディスク52dに保持されている直近の画像#NPiとの一致度を算出する。そして、算出結果が閾値を下回っていればネットワークコントローラ48から携帯電話16宛てに最新画像#NPiを返信し、そうでなければ同じく携帯電話16に“#NPi変化なし”を返信する。ここで閾値は、2つの被写界像を視覚的に識別できない範囲で最も小さい一致度に対応する。一致度は、簡単には、両画像の差分の逆数として算出される。
携帯電話16は、RAM58をさらに含む。RAM58には、図4に示すように、いずれかのWebカメラ12(#N)からの画像ファイルを姿勢毎に記録するための3個の記録領域が形成される。例えば記録領域P1には、画像#NP1が記録される。記録領域#NP1は1フレーム分の容量を有しており、ネットワークコントローラ62を通して最新の画像#NP1が受信されると、記録領域#NP1内の直近の画像#NP1がこの最新画像によって上書きされる。最新の画像#NP1と直近の画像#NP1との差分が十分小さければ、“#NP1変化なし”が受信されるため、RAM58には直近画像#NP1が記録されたままとなる。
RAM58内の画像#NP1は、図示しないエンコーダを介してLCD66に与えられ、これによりLCD66に画像#NP1が表示される。つまり、最新の画像#NP1に代えて“#NP1変化なし”が返信されたとき、LCD66には、RAM58に保持された直近画像#NP1が表示されることとなる。
以上のように構成された監視カメラシステム10の動作を図5により説明する。図5を参照して、携帯電話16において、所望のWebカメラ12(#N)によって撮影された被写界の画像を閲覧する閲覧操作が受け付けられると、まず携帯電話16からサーバ14に接続要求が送信される。これに応答してサーバ14が接続処理を行い、サーバ14と携帯電話16と間の接続が確立される。以降、携帯電話16からサーバ14に画像取得要求が周期的に送信される。画像取得要求には、カメラ識別子(#N)と姿勢情報(Pi)とが添付される。これを“#NPi画像取得要求”のように記述する。なお、ここではパン撮影モードが選択されているものとする。
詳しくは、携帯電話16は最初、#NP2画像取得要求をサーバ14に送信し、これを受けたサーバ14は、識別子#Nで識別されるWebカメラ12(以下“カメラ#N”)にP2画像撮影命令を送信する。命令に応じてカメラ#Nは、姿勢P2で撮影を行い、#NP2画像をサーバ14に送信する。サーバ14は、#NP2画像をハードディスク52d内の記録領域#NP2(図3参照)に記録し、同じ#NP2画像を携帯電話16に返信する。携帯電話16は、#NP2画像をRAM58内の記録領域#P2(図4参照)に記録し、同じ#NP2画像をLCD66に表示する。
前回の要求送信から所定時間が経過すると、携帯電話16は#NP1画像取得要求をサーバ14に送信し、これを受けたサーバ14はカメラ#NにP1画像撮影命令を送信する。カメラ#Nは、姿勢P1で撮影を行い、#NP1画像をサーバ14に送信する。サーバ14は、#NP1画像を記録領域#NP1に記録し、同じ#NP1画像を携帯電話16に返信する。携帯電話16は、#NP1画像を記録領域#P1に記録し、同じ#NP1画像をLCD66に表示する。
前回の要求送信から所定時間が経過すると、携帯電話16は#NP2画像取得要求をサーバ14に送信し、サーバ14はカメラ#NにP2画像撮影命令を送信する。カメラ#Nは、姿勢P2で撮影を行い、#NP2画像をサーバ14に送信する。サーバ14は、#NP2画像を記録領域#NP2に記録し、記録領域#NP2内の2つの#NP2画像つまり最新の#NP2画像とその直近の#NP2画像との差分を検出する。そして、検出結果が閾値を超えていれば最新の#NP2画像を携帯電話16に返信し、そうでなければ“#NP2変化なし”を携帯電話16に返信する。
携帯電話16は、最新の#NP2画像を受信したとき、これを記録領域#P2に記録する。この結果、LCD66には最新の#NP2画像が表示される。一方、“#NP2変化なし”を受信したときには、記録領域#P2に保持された直近の#NP2画像が再び表示される。
これ以降も同様に、携帯電話16は、姿勢情報をP3→P2→P1→P2→…のように変更しながら画像取得要求をサーバ14に所定の時間間隔で送信する。サーバ14は、要求された画像つまり#NP3画像,#NP2画像#,NP1画像,#NP2画像…をカメラ#Nから取得する。取得された最新画像は、姿勢毎に直近画像と比較され、比較結果が閾値を超えたときだけ携帯電話16に転送される。携帯電話16は、最新画像を受信したとき、これを姿勢毎に記録し、かつ表示する。最新画像に代えて“変化なし”が通知されたときには、過去に記録された同姿勢の直近画像を表示する。
なお、カメラ#Nがある姿勢例えば姿勢P2を取った状態で、パン撮影から固定撮影へのモード切り換え操作が行われると、以降、携帯電話16は、画像取得要求に添付する姿勢情報を“P2”に固定する。このためサーバ14は、同じ姿勢P2で周期的に撮影された画像つまり#NP2画像,#NP2画像,…をカメラ#Nから取得する。こうして取得された最新画像#NP2は、記録領域#NP2に保持された直近画像#NP2と比較され、差分が大きい場合のみ携帯電話16に転送される。
携帯電話16において、閲覧を停止する停止操作が受け付けられると、携帯電話16からサーバ14に切断要求が送信される。これに応答してサーバ14が切断処理を行い、サーバ14と携帯電話16と間の接続は解消される。
サーバ14のCPU50は、LinuxのようなマルチタスクOSの制御下で、図6に示すメインタスクと、図7に示す#NPi画像転送タスクとを含む複数のタスクを並列的に実行する。なお、これらのフロー図に対応する制御プログラムは、ROM46に記憶される。
図6を参照して、まずステップS1で画像取得要求を受信したか否かを判別し、この判別結果が否定的であれば、ステップS3で他のイベントが発生したか否かをさらに判別する。ステップS3の判別結果が否定的であれば、ステップS1に戻る。
ネットワークコントローラ48を通して画像取得要求を受信すると、ステップS1からステップS5に移って、受信された画像取得要求からカメラ識別情報(#N)を検出する。続いて、ステップS7で同じ画像取得要求から姿勢情報(Pi)を検出し、そしてステップS9で#、NPi画像転送タスクを起動する。その後、ステップS1およびS3のループに戻る。
他のイベントを検出すると、ステップS3でYESと判別され、ステップS11に移って、検出イベントに該当する処理を実行する。その後、ステップS1およびS3のループに戻る。
図7を参照して、ステップS21では、識別子#Nに対応するWebカメラ12にPi画像撮影命令を送信し、そしてステップS23およびS25のループに入る。ステップS23では、#NPi画像が受信されたか否かを判別する。ステップS25では、ステップS21の命令送信から所定時間が経過したか否かを判別する。所定時間が経過しても#NPi画像が受信されなければ、ステップS25でYESと判別し、このタスクを終了する。
所定時間内に#NPi画像が受信されれば、ステップS23からステップS27に移って、受信された#NPi画像をハードディスク52d内の記録領域#NPi(図3参照)に保持する。続くステップS29では、記録領域#NPiに保持された新旧2つの#NPi画像の一致度を算出し、そしてステップS31で、算出結果が閾値未満であるか否かを判別する。
ステップS31の判別結果が肯定的であれば、ステップS33で最新の#NPi画像を携帯電話16に返信し、そしてこのタスクを終了する。ステップS31の判別結果が否定的であれば、ステップS35で“#NPi無変化”を携帯電話16に返信し、そしてこのタスクを終了する。
Webカメラ12(識別子#N)のCPU40は、μITRONのようなマルチタスクOSの制御下で、図8に示すPi画像転送タスクを含む複数のタスクを並列的に実行する。なお、このフロー図に対応する制御プログラムは、ROM36に記憶される。
図8を参照して、まずステップS41で姿勢制御回路34に姿勢情報Piをセットし、続くステップS43では撮影処理を実行する。そしてステップS45に移り、#NPi画像をサーバ14に送信する。送信が完了すると、このタスクを終了する。
携帯電話16のCPU64は、μITRONのようなマルチタスクOSの制御下で、図9および図10に示すカメラ(#N)画像閲覧タスクを含む複数のタスクを並列的に実行する。なお、このフロー図に対応する制御プログラムは、ROM60に記憶される。
図9を参照して、まずステップS61で、変数imin,imaxおよびFに“1”,“3”および“0”をそれぞれセットし、次のステップS63では、変数iに2をセットする。そしてステップS65に移って、#NPi画像取得要求をサーバ14に送信し、その後ステップS67およびS69のループに入る。ステップS67では、ステップS65の要求送信から所定時間が経過したか否かを判別する。ステップS69では、かかる要求への応答が受信されたか否かを判別する。
所定時間内に応答が受信されれば、ステップS69からステップS91およびS93に移る。図10を参照して、ステップS91およびS93では、受信された応答が#NPi画像であるか“#NPi無変化”であるかを判別する。応答が#NPi画像であれば、ステップS91からステップS95に移って、受信された最新の#NPi画像をRAM58内の記録領域Pi(図4参照)に保持し、そしてステップS97に移る。
応答が“#NPi無変化”であれば、ステップS93から直でステップS97に進む。ステップS97では、記録領域Piに保持された画像をLCD66に表示する。そして、ステップS67およびS69のループに戻る。応答が#NPi画像でも“#NPi無変化”でもなければ、ステップS99でエラー処理を実行し、その後ステップS67およびS69のループに戻る。
図9に戻って、所定時間が経過すると、ステップS67からステップS71に移る。ステップS71では、現時点で選択されているモードが固定撮影モードであるか否かを判別する。この判別結果が肯定的であればステップS65に戻り、否定的であればステップS73に進む。なお、当初はパン撮影モードが選択されているため、ステップS73〜S89の処理を通じて変数iがインクリメントもしくはデクリメントされる。途中でパン撮影モードから固定撮影モードに切り換わると、変数iはその時点の値に固定される。このモード切り換えは、携帯電話16からの制御信号に基づく。
ステップS73では、変数Fが“0”であるか否かを判別し、判別結果が肯定的であればステップ75に移って、変数iから“1”を減算する。そしてステップS77で、変数iが変数iminよりも小さいか否かを判別し、判別結果が否定的であればステップS65に戻る。
ステップS77の判別結果が肯定的であれば、ステップS79に移って、変数iに“2”を加算する。続くステップS81で変数Fに“1”をセットし、その後ステップS65に戻る。
ステップS73の判別結果が否定的であれば、ステップS83に移って、変数iに“1”を加算する。そしてステップS85で、変数iが変数imaxよりも大きいか否かを判別し、判別結果が否定的であればステップS65に戻る。
ステップS85の判別結果が肯定的であれば、ステップS87に移って、変数iから“2”を減算する。続くステップS89で変数Fに“0”をセットし、その後ステップS65に戻る。
以上から明らかなように、この実施例では、サーバ14のCPU50は、携帯電話16から画像転送要求を受け付けたとき、Webカメラによって撮影された被写界像を取り込んで(S27)、取り込まれた最新の被写界像である第1被写界像と、過去に取り込まれた被写界像である第2被写界像との一致度が閾値を下回るか否かを判別する(S31)。そして、判別結果が肯定的であるとき、第1被写界像を携帯電話に転送し(S33)、判別結果が否定的であるときには、第2被写界像の出力を携帯電話に要求する(S35)。これにより、データ転送量を抑制することができ、その結果、負荷が軽減される。
携帯電話16のCPU64は、Webカメラ12によって撮影された被写界像の転送をサーバ14に要求し(S65)、サーバ14によって転送要求への応答として転送された最新の被写界像である第1被写界像をRAM58に記録する(S95)。サーバ14から転送要求への応答として画像出力要求を受け付けたときには、過去にRAM58に記録された第2被写界像を出力する(S97)。これにより、第1被写界像と第2被写界像との一致度が高いとき、つまり被写界の動きが小さいとき、データ受信量を抑制できる。この結果、通信コスト特に携帯電話網20の利用料金を削減できる。
以上では、Webカメラ12,サーバ14および携帯電話16を含んだ監視カメラシステム10について説明したが、この発明は、各々がネットワークに接続可能なカメラ装置,画像転送装置および通信端末(PC,PDA,車載端末など)を含んだあらゆるカメラシステムに適用することができる。
10…監視カメラシステム
12…Webカメラ
14…サーバ
16…携帯電話
30…イメージセンサ
34…姿勢制御回路
38,44,58…RAM
40,50,64…CPU
52d…ハードディスク(HD)
42,48,62…ネットワークコントローラ
12…Webカメラ
14…サーバ
16…携帯電話
30…イメージセンサ
34…姿勢制御回路
38,44,58…RAM
40,50,64…CPU
52d…ハードディスク(HD)
42,48,62…ネットワークコントローラ
Claims (7)
- 通信端末から画像転送要求を受け付けたときカメラ装置によって撮影された被写界像を取り込む画像取り込み手段、
前記画像取り込み手段によって取り込まれた最新の被写界像である第1被写界像と前記画像取り込み手段によって過去に取り込まれた被写界像である第2被写界像との一致度が閾値を下回るか否かを判別する判別手段、
前記判別手段の判別結果が肯定的であるとき前記第1被写界像を前記通信端末に転送する転送手段、および
前記判別手段の判別結果が否定的であるとき前記第2被写界像の出力を前記通信端末に要求する要求手段を備える、画像転送装置。 - 前記カメラ装置の姿勢を示す姿勢情報を取り込む情報取り込み手段、および
前記第2被写界像を前記情報取り込み手段によって取り込まれた姿勢情報に基づいて特定する特定手段をさらに備える、請求項1記載の画像転送装置。 - 前記カメラ装置の姿勢は予め設定された複数の姿勢の間で遷移する、請求項1または2記載の画像転送装置。
- 画像転送装置のプロセッサに、
通信端末から画像転送要求を受け付けたときカメラ装置によって撮影された被写界像を取り込む画像取り込みステップ、
前記画像取り込みステップによって取り込まれた最新の被写界像である第1被写界像と前記画像取り込みステップによって過去に取り込まれた被写界像である第2被写界像との一致度が閾値を下回るか否かを判別する判別ステップ、
前記判別ステップの判別結果が肯定的であるとき前記第1被写界像を前記通信端末に転送する転送ステップ、および
前記判別ステップの判別結果が否定的であるとき前記第2被写界像の出力を前記通信端末に要求する要求ステップを実行させるための、制御プログラム。 - カメラ装置によって撮影された被写界像の転送を画像転送装置に要求する要求手段、
前記画像転送装置によって前記要求手段の要求への応答として転送された最新の被写界像である第1被写界像を記録媒体に記録する記録手段、および
前記画像転送装置から前記要求手段の要求への応答として画像出力要求を受け付けたとき前記記録手段によって過去に前記記録媒体に記録された第2被写界像を出力する出力手段を備える、通信端末。 - 前記カメラ装置の姿勢は予め設定された複数の姿勢の間で遷移し、
前記要求手段は前記複数の姿勢のうち所望の姿勢に対応する被写界像を要求し、
前記記録手段は前記第1被写界像を姿勢毎に前記記録媒体に記録し、
前記出力手段は前記記録媒体に記録された第2被写界像のうち前記所望の姿勢に対応するものを出力する、請求項5記載の通信端末。 - 通信端末のプロセサに、
カメラ装置によって撮影された被写界像の転送を画像転送装置に要求する要求ステップ、
前記画像転送装置によって前記要求ステップの要求への応答として転送された最新の被写界像である第1被写界像を記録媒体に記録する記録ステップ、および
前記画像転送装置から前記要求ステップの要求への応答として画像出力要求を受け付けたとき前記記録ステップによって過去に前記記録媒体に記録された第2被写界像を出力する出力ステップを実行させるための、制御プログラム。
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JP (1) | JP2006262253A (ja) |
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2005
- 2005-03-18 JP JP2005078940A patent/JP2006262253A/ja active Pending
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