JP2006261815A - ダイバーシチ受信方法及びダイバーシチ受信装置 - Google Patents

ダイバーシチ受信方法及びダイバーシチ受信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ダイバーシチ受信において、弱電界地域で最適な合成アンテナを選択し、受信可能領域を拡大すること。
【解決手段】車両のルーフの右前、左前、右後、左後にアンテナを配置し、2.Aの破線のように右前と左前のダイバーシチ合成を高速フーリエ変換(FFT)してマスタ信号とし、右後と左後のダイバーシチ合成をFFT処理してスレーブ信号とする。一方、2.Bの破線のように右前と右後のダイバーシチ合成をFFT処理してマスタ信号とし、左前と左後のダイバーシチ合成をFFT処理してスレーブ信号とする。いずれの場合も各キャリアごとに合成することで、より信頼性の高い信号を得て、誤り訂正処理等の処理を行う。2.Bは、車速が所定の速度よりも小さく、且つ受信電波強度が所定の強度よりも小さい場合に適切であり、他の場合は2.Aが適切である。
【選択図】図2

Description

本発明は移動体におけるダイバーシチ受信方法及び装置に関する。本発明は車両に搭載して地上波デジタルテレビ放送を受信する際に特に有効である。
地上波デジタルテレビ放送は、マルチキャリア変調であるOFDMが用いられるデジタル放送である。このOFDMの受信は、固定点においては高画質の画像等が容易に得られるが、移動体においては、マルチパスによる周波数フェージングが常時変動するため、ダイバーシチその他の技術の適用が検討されている。また、車両に搭載する場合は、車両が走行する道路での受信電力も変化する。実際、高層ビルのような障害物が近隣に少ない郊外では受信電力が大きく、都市部のビル街の路面を走行する場合、受信電力が小さい。
例えば下記特許文献1においては、OFDM復調後のダイバーシチ合成について、アンテナ素子を切替える技術が記載されている。
特開2003−283405
本発明者らは、車両に搭載するOFDM受信用ダイバーシチ受信装置の検討において、例えば自家用車のルーフ左前、右前、左後、右後の4点にアンテナを配置した際の、ダイバーシチ合成のための各種パラメータの最適値を検討した。そして、以下に示す通り、左前、右前、左後、右後の4点での受信信号を2組に分けてダイバーシチ合成を行う際、その組分けを、車両の走行速度及び受信電波強度によって切り替えることが適切であるとの事実を発見し、本願発明を完成させた。即ち、本発明の目的は、ダイバーシチ受信において、弱電界地域で最適な合成アンテナを選択し、受信可能領域を拡大することである。
請求項1に記載の発明は、移動体に搭載されるダイバーシチ受信装置において、第1のアンテナと、第1のアンテナとを結ぶ方向が移動体の主たる移動方向に垂直である第2のアンテナと、第1のアンテナとを結ぶ方向が移動体の主たる移動方向に平行である第3のアンテナとを有し、第1のアンテナの受信信号と第2のアンテナの受信信号とのダイバーシチ合成と、第1のアンテナの受信信号と第3の受信信号のアンテナとのダイバーシチ合成とを切り替えてダイバーシチ合成可能な切替合成部と、移動体の速度と、受信電波の強度により前記切替合成部のダイバーシチ合成の切替を制御する切替制御部とを有することを特徴とする。本発明は復調前にダイバーシチ合成を行うものである。
請求項2に記載の発明は、移動体に搭載されるダイバーシチ受信装置において、4個以上のアンテナを有し、アンテナの受信信号を、2組以上の組に組み合わせて各々ダイバーシチ合成信号を得る際に、当該アンテナの組み合わせ方法を切替て合成可能な切替合成部と、移動体の速度と、受信電波の強度により切替合成部のダイバーシチ合成の切替を制御する切替制御部とを有することを特徴とする。本発明は復調前にダイバーシチ合成を行うものである。
請求項3に記載の発明は、移動体に搭載されるダイバーシチ受信方法において、4個のアンテナを、移動体の移動方向を前として、左前、右前、左後、右後に設け、受信電波が所定の強度よりも小さく、且つ移動体の速度が所定の速度よりも小さい場合に、左前のアンテナの受信信号及び左後のアンテナの受信信号の組と、右後のアンテナの受信信号及び右前のアンテナの受信信号の組とで形成される各々の合成信号を出力し、受信電波が所定の強度よりも大きい、又は移動体の速度が所定の速度よりも大きい場合に、左前のアンテナの受信信号及び右前のアンテナの受信信号の組と、左後のアンテナの受信信号及び右後のアンテナの受信信号の組とで形成される各々の合成信号を出力することを特徴とする。本発明は復調前にダイバーシチ合成を行うものである。
本発明者らは、以下に示す通り、移動体の速度及び受信電波の強度により、移動体に設けられたアンテナの組み合わせを切替ることで、より適切なダイバーシチ合成が可能であることを見出した。これは、移動体の主たる移動方向に対し、移動体が縦長である場合、当該縦長方向に離れて設けられた2つのアンテナの受信電波は、移動体の進行方向と受信電波の進行方向とが逆になるため、周波数、位相及びマルチパスフェージングの状況が異なっている場合が多いことによるものである。即ち、移動体の速度が速いか、受信電波の強度が大きい状態では、そのような移動方向に縦長の移動体の縦長方向に離れて設けられた2つのアンテナの受信信号をダイバーシチ合成するよりも、例えば前面にその移動体の横方向の幅だけ離れた2つのアンテナの受信信号をダイバーシチ合成する方が適切である。この場合、距離の大きいアンテナ間では移動体の移動に伴う電波環境の変化にも追従しにくい点も理由となる。
一方、移動体の移動速度が小さく、受信電波の強度が小さい状態では、電波環境の変化自体は小さいので、離れたアンテナ間でも電波環境の変化にも追従しやすい。また、受信電波の強度が小さいならば、より離れたアンテナ間でのダイバーシチ合成が、誤りの少ない合成を実現できる。
本発明は、実質的には3本のアンテナを用い、1本を軸として、他の2本を移動体の移動方向に垂直な位置と平行な位置に配置し、移動体の速度と受信電波の強度によって2組の何れかのダイバーシチ合成を行うことで実現できる。また、誤り訂正符号等を有する変調信号を受信する場合、2組以上のダイバーシチ合成を行って、復調後の誤り訂正状態を確認し、主たる合成信号からの復調信号を使用しつつ、誤りが訂正できていない部分については他の合成信号からの復調信号で置き換えるようにすると、アンテナの使用効率が高まる。また、請求項2及び3の発明では、ダイバーシチ合成した信号が2組以上得られるので、それらを復調前に合成して更にダイバーシチ利得を向上させても良い。
本発明は、移動方向に縦長の移動体、例えば車両、船舶、航空機その他の移動体に用いることができる。アンテナは3本以上とし、移動体の移動方向、即ち縦長の移動体の縦方向に2本を配置し、他の1本は横方向に配置すると良い。4本のアンテナを用いる場合は、移動方向を前として、例えば移動体の左前、右前、左後、右後に設けると良い。
誤り訂正符号等を有する変調信号を受信する場合、2組以上のダイバーシチ合成を行って、復調後の誤り訂正状態を確認し、主たる合成信号からの復調信号を使用しつつ、誤りが訂正できていない部分については他の合成信号からの復調信号で置き換えるようにすると良い。OFDM変調信号を受信する場合は、高速フーリエ変換器及び誤り訂正器が2組以上必要となるが、誤り訂正機能を補完することができる。
本発明は、変調信号については任意であるが、マルチキャリア変調、特にOFDM変調信号を受信するダイバーシチ受信装置として特に有効である。
ダイバーシチ合成は、最大比合成、等利得合成その他任意の手段を用いることができる。重み係数を逐次更新する場合は平滑化処理を行い、演算により求められた新たな重み係数と更新前の重み係数とに、αと1−αとを乗じて加算することで、重み係数の変動量を抑制することができる。重み係数は例えば(複素)相関演算を用いることができる。この時、当該相関演算の積分区間の値は設計により任意である。複素相関演算により各ブランチの位相を揃えることが可能となる。また、重み係数は単に各ブランチの平均振幅のみに基づいて決定しても良い。
図1は本発明の具体的な一実施例にあたる、ダイバーシチ受信装置100の構成を示すブロック図である。ダイバーシチ受信装置100は、4つのアンテナを有し、OFDM信号を受信する装置の、2組のFFT及び誤り訂正等の信号処理部の前段におかれるものであり、車両に搭載されるものである。
ダイバーシチ受信装置100の構成は、車両の右前、左前、右後、左後にそれぞれ設けられた4つのアンテナA1、A2、A3及びA4と、各アンテナに対応して設けられた、乗算器(ダウンコンバータ)21、22、23及び24、可変アナログ増幅器31、32、33及び34、アナログ/デジタル変換器(A/D)41、42、43及び44、複素乗算器71、72、73及び74と、局部発振器10、オートゲインコントローラ(AGC)30、直交復調部50、切替制御部60、重み係数演算器70及び切替加算器80とから成る。ここで、複素乗算器71、72、73及び74、重み係数演算器70並びに切替加算器80が請求項に言う切替合成部を構成する。
ダイバーシチ受信装置100における信号処理は以下の通りである。右前アンテナA1で受信された例えば500MHz帯域の高周波は、乗算器(ダウンコンバータ)21において局部発振器10の発する正弦波と乗ぜられて中間周波数信号(IF)に変換される。これをAGC30により制御された可変アナログ増幅器31により増幅してA/D41でデジタル信号とし、直交復調部50でベースバンド帯域のデジタル複素信号として出力される。尚、直交復調部50の出力に応じて、AGC30が可変アナログ増幅器31における増幅率を制御する。全く同様に左前アンテナA2、右後アンテナA3及び左後アンテナA4の受信信号も、直交復調部50からベースバンド帯域のデジタル複素信号として出力される。図1では直交復調部50を1個の装置として記載したが、デジタル発振器を共通とする4個の直交復調部を設けても良い。
直交復調部50の出力である、4組のベースバンド帯域のデジタル複素信号は、重み係数演算器70に入力され、切替加算器80の2つの出力のいずれかとの複素相関演算が行われる。この結果から4組のベースバンド帯域のデジタル複素信号の重み係数(複素数)が決定され、複素乗算器71、72、73及び74に各々出力される。複素乗算器71、72、73及び74では複素演算により信号処理がなされ、切替加算器80に出力される。切替加算器80では、複素乗算器71及び72の出力の加算をマスタ合成信号Mとし、複素乗算器73及び74の出力の加算をスレーブ合成信号Sとして出力する場合と、複素乗算器71及び73の出力の加算をマスタ合成信号Mとし、複素乗算器72及び74の出力の加算をスレーブ合成信号Sとして出力する場合とがある。
重み係数演算器70において、4組のベースバンド帯域のデジタル複素信号のそれぞれが、切替加算器80の2つの出力のいずれと複素相関演算を行うかの切替と、切替加算器80における、マスタ合成信号Mとスレーブ合成信号Sとが、いずれの複素乗算器の出力の加算とするかの切替とは、切替制御部60により制御される。
切替制御部60は、図略のセンサから得られる車速と、AGC30から得られる各可変アナログ増幅器31〜34の増幅率から算出される受信電波強度とにより、4ブランチの2組のダイバーシチ合成の組み合わせを切り替える。
車速が所定の速度よりも小さく、且つ受信電波強度が所定の強度よりも小さい場合には、マスタ合成信号として右前ブランチと右後ブランチによるダイバーシチ合成を行い、スレーブ合成信号として左前ブランチと左後ブランチによるダイバーシチ合成を行う。即ち、重み係数演算器70において、複素乗算器71及び73に出力される重み係数は、各々右前ブランチ及び右後ブランチと、マスタ合成信号Mとの複素相関演算により算出される。一方、複素乗算器72及び74に出力される重み係数は、各々左前ブランチ及び左後ブランチと、スレーブ合成信号Sとの複素相関演算により算出される。一方切替加算器80においては、複素乗算器71及び73の出力の加算をマスタ合成信号Mとして出力し、複素乗算器72及び74の出力の加算をスレーブ合成信号Sとして出力する。車速が所定の速度よりも小さく、且つ受信電波強度が所定の強度よりも小さい場合には、このように切替制御部60が重み係数演算器70と切替加算器80を制御する。
車速が所定の速度よりも大きい、又は受信電波強度が所定の強度よりも大きい場合には、マスタ合成信号として右前ブランチと左前ブランチによるダイバーシチ合成を行い、スレーブ合成信号として右後ブランチと左後ブランチによるダイバーシチ合成を行う。即ち、重み係数演算器70において、複素乗算器71及び72に出力される重み係数は、各々右前ブランチ及び左前ブランチと、マスタ合成信号Mとの複素相関演算により算出される。一方、複素乗算器73及び74に出力される重み係数は、各々右後ブランチ及び左後ブランチと、スレーブ合成信号Sとの複素相関演算により算出される。一方切替加算器80においては、複素乗算器71及び72の出力の加算をマスタ合成信号Mとして出力し、複素乗算器73及び74の出力の加算をスレーブ合成信号Sとして出力する。車速が所定の速度よりも小さく、且つ受信電波強度が所定の強度よりも小さい場合には、このように切替制御部60が重み係数演算器70と切替加算器80を制御する。
この切替と、その後の処理を図2に示す。図2.Aのように、移動方向を矢印で示したワゴンタイプの車両の、ルーフの右前、左前、右後、左後にアンテナA1、A2、A3及びA4を配置し、破線のように右前と左前のダイバーシチ合成(マスタ合成信号)を高速フーリエ変換(FFT)して、マスタ信号とする。一方右後と左後のダイバーシチ合成(スレーブ合成信号)を高速フーリエ変換(FFT)して、スレーブ信号とする。これらを各キャリアごとに合成することで、より信頼性の高い信号を得て、誤り訂正処理等の処理を行う。図2.Aは、車速が所定の速度よりも大きい、又は受信電波強度が所定の強度よりも大きい場合に該当する。
一方、図2.Bのように、移動方向を矢印で示したワゴンタイプの車両の、ルーフの右前、左前、右後、左後にアンテナアンテナA1、A2、A3及びA4を配置し、破線のように右前と右後のダイバーシチ合成(マスタ合成信号)を高速フーリエ変換(FFT)して、マスタ信号とする。一方左前と左後のダイバーシチ合成(スレーブ合成信号)を高速フーリエ変換(FFT)して、スレーブ信号とする。これらを各キャリアごとに合成することで、より信頼性の高い信号を得て、誤り訂正処理等の処理を行う。図2.Bは、車速が所定の速度よりも小さく、且つ受信電波強度が所定の強度よりも小さい場合に該当する。
上述の、車速が所定の速度よりも大きい、又は受信電波強度が所定の強度よりも大きい場合には図2.Aの構成が図2.Bの構成よりも適切であることを図3に示す。図3.Aは図2.Aのダイバーシチ合成(マスタは右前と左前)を行った場合の受信率の変化を斜線領域で示したものであり、図3.Bは図2.Bのダイバーシチ合成(マスタは右前と右後)を行った場合の受信率の変化を斜線領域で示したものである。電界強度は60〜80μV/m、移動速度は90km/hであった。図2.Aのダイバーシチ合成(マスタは右前と左前)を行った場合の受信率は、全区間のほとんどで100%を示し、平均99.7%であった。図2.Bのダイバーシチ合成(マスタは右前と右後)を行った場合の受信率は、100%を示す部分はわずかであり、受信率が0%の区間も有り、全区間での平均は83.6%に留まった。
車速が所定の速度よりも小さく、且つ受信電波強度が所定の強度よりも小さい場合には図2.Bの構成が図2.Aの構成よりも適切であることを図4に示す。図4.Aは図2.Aのダイバーシチ合成(マスタは右前と左前)を行った場合の受信率の変化を斜線領域で示したものであり、図4.Bは図2.Bのダイバーシチ合成(マスタは右前と右後)を行った場合の受信率の変化を斜線領域で示したものである。電界強度は一部80μV/mに達するものの、大半の区間で65μV/m以下、移動速度は停止を含んで40km/h以下であった。図2.Aのダイバーシチ合成(マスタは右前と左前)を行った場合の受信率は、全区間のほとんどで100%を示したものの、電界強度が50μV/mを下回った際に0%となる区間が生じ、平均92.8%であった。図2.Bのダイバーシチ合成(マスタは右前と右後)を行った場合の受信率も、全区間のほとんどで100%を示したものの、電界強度が50μV/mを下回った際に0%となる区間が一部に生じ、平均94.5%であった
図2.Aにおいて、FFT変換したのちキャリア合成を行ったが、次のようにしても良い。右前と左前のダイバーシチ合成(マスタ合成信号)をOFDM復調してマスタ復調信号とする。一方右後と左後のダイバーシチ合成(スレーブ合成信号)をOFDM復調してスレーブ復調信号とする。これらを各々誤り訂正処理等を行って、マスタ復調信号で誤りが訂正できなかった部分についてはスレーブ復調信号に置き換える。この場合も、車速が所定の速度よりも大きい、又は受信電波強度が所定の強度よりも大きい場合に適切である。
同様に、図2.BにおいてFFT変換したのちキャリア合成を行ったが、次のようにしても良い。右前と右後のダイバーシチ合成(マスタ合成信号)をOFDM復調してマスタ復調信号とする。一方左前と左後のダイバーシチ合成(スレーブ合成信号)をOFDM復調してスレーブ復調信号とする。これらを各々誤り訂正処理等を行って、マスタ復調信号で誤りが訂正できなかった部分についてはスレーブ復調信号に置き換える。この場合も、車速が所定の速度よりも小さく、且つ受信電波強度が所定の強度よりも小さい場合に適切である。
〔変形例〕
本発明は様々な他のダイバーシチ合成手法と組み合わせることができる。例えば本発明者らによる特開平2004−221808のように、各アンテナの受信信号を3帯域に分割して、各々の帯域ごとにダイバーシチ合成したのちそれらを位相を合わせて結合させる技術と、上記実施例を組み合わせても良い。
本発明は車両等において、地上波デジタルテレビ放送を受信するための装置に適用できる。
本発明の具体的な一実施例であるダイバーシチ受信装置100の構成を示すブロック図。 2.Aは、車速が所定の速度よりも大きい、又は受信電波強度が所定の強度よりも大きい場合のダイバーシチ合成の説明図、2.Bは、車速が所定の速度よりも小さく、且つ受信電波強度が所定の強度よりも小さい場合のダイバーシチ合成の説明図。 車速が所定の速度よりも大きい、又は受信電波強度が所定の強度よりも大きい場合であって、3.Aは、図2.Aのダイバーシチ合成(マスタは右前と左前)を行った場合の受信率の変化を斜線領域で示したもの、3.Bは、図2.Bのダイバーシチ合成(マスタは右前と右後)を行った場合の受信率の変化を斜線領域で示したもの。 車速が所定の速度よりも小さく、且つ受信電波強度が所定の強度よりも小さい場合であって、4.Aは、図2.Aのダイバーシチ合成(マスタは右前と左前)を行った場合の受信率の変化を斜線領域で示したもの、4.Bは、図2.Bのダイバーシチ合成(マスタは右前と右後)を行った場合の受信率の変化を斜線領域で示したもの。
符号の説明
100:ダイバーシチ受信装置
A1、A2、A3、A4:右前、左前、右後及び左後アンテナ
10:局部発振器
21、22、23、24:乗算器
30:オートゲインコントローラ(AGC)
31、32、33、34:可変アナログ増幅器
41、42、43、44:アナログ/デジタル変換器(A/D)
50:直交復調部
60:切替制御部
70:重み係数演算器
71、72、73、74:複素乗算器
80:切替加算器

Claims (3)

  1. 移動体に搭載されるダイバーシチ受信装置において、
    第1のアンテナと、
    前記第1のアンテナとを結ぶ方向が移動体の主たる移動方向に垂直である第2のアンテナと、
    前記第1のアンテナとを結ぶ方向が移動体の主たる移動方向に平行である第3のアンテナとを有し、
    前記第1のアンテナの受信信号と前記第2のアンテナの受信信号とのダイバーシチ合成と、前記第1のアンテナの受信信号と前記第3のアンテナの受信信号とのダイバーシチ合成とを切り替えてダイバーシチ合成可能な切替合成部と、
    移動体の速度と、受信電波の強度により前記切替合成部のダイバーシチ合成の切替を制御する切替制御部とを有することを特徴とするダイバーシチ受信装置。
  2. 移動体に搭載されるダイバーシチ受信装置において、
    4個以上のアンテナを有し、
    前記アンテナの受信信号を、2組以上の組に組み合わせて各々ダイバーシチ合成信号を得る際に、当該アンテナの組み合わせ方法を切替て合成可能な切替合成部と、
    移動体の速度と、受信電波の強度により前記切替合成部のダイバーシチ合成の切替を制御する切替制御部とを有することを特徴とするダイバーシチ受信装置。
  3. 移動体におけるダイバーシチ受信方法において、
    4個のアンテナを、移動体の移動方向を前として、左前、右前、左後、右後に設け、
    受信電波が所定の強度よりも小さく、且つ移動体の速度が所定の速度よりも小さい場合に、左前のアンテナの受信信号及び左後のアンテナの受信信号の組と、右後のアンテナの受信信号及び右前のアンテナの受信信号の組とで形成される各々の合成信号を出力し、
    受信電波が所定の強度よりも大きい、又は移動体の速度が所定の速度よりも大きい場合に、左前のアンテナの受信信号及び右前のアンテナの受信信号の組と、左後のアンテナの受信信号及び右後のアンテナの受信信号の組とで形成される各々の合成信号を出力する
    ことを特徴とするダイバーシチ受信方法。
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