JP2006261397A - プリント基板 - Google Patents

プリント基板 Download PDF

Info

Publication number
JP2006261397A
JP2006261397A JP2005076902A JP2005076902A JP2006261397A JP 2006261397 A JP2006261397 A JP 2006261397A JP 2005076902 A JP2005076902 A JP 2005076902A JP 2005076902 A JP2005076902 A JP 2005076902A JP 2006261397 A JP2006261397 A JP 2006261397A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
land
printed circuit
circuit board
short
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005076902A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Yamaguchi
浩之 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005076902A priority Critical patent/JP2006261397A/ja
Publication of JP2006261397A publication Critical patent/JP2006261397A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】 部品を実装しない場合は自動的に所定の配線間の接続がなされるようにして、信頼性が高くかつ低コストで、かつ基板面積の拡大も抑制することを可能とする配線構造を備えたプリント基板の提供。
【解決手段】 プリント基板において、少なくとも1対の略対向する辺を有し、互いに電気的導通の無い略四角形の第1のランドおよび第2のランドと、第1のランドと第2のランドの略対向した2辺が成す領域内に配置した、三角形以上の多角形もしくは円形の第3のランドと、第3のランドの外形の半分以上に沿って第3のランドの外側に形成され、第3のランドと電気的導通を有さない第4のランドと、第3のランドおよび第4のランドによって構成されるショートランドと、ショートランドを構成する第3のランドおよび第4のランドから、第1のランドおよび第2のランドへそれぞれ接続された2つの配線とを有する配線構造を備えたプリント基板。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プリント基板の配線構造に関する。
プリント基板の設計段階において、回路構成や部品の定数値等を確定できない場合がある。
例えば、電子機器が発する電磁波ノイズに関しては国際規格が存在し、これを遵守するためにノイズ発生源の1つである半導体素子の電源端子から電源供給源までのプリント基板配線に直列に比較的高価な部品であるフェライトビーズ等の素子を装荷して半導体素子の電源をノイズ発生源とする電磁波ノイズのレベル低減を図る場合がある。しかし、電子機器の電磁波ノイズ発生レベルを回路設計の段階で予測することは、現状では困難であるため、フェライトビーズを使用する必要があるか否かを最終的に判断できるのは、電子機器の試作機が出来上がり、これを評価した後になる。この段階で、電磁波ノイズのレベルに対して、フェライトビーズが不要と判断した場合は、フェライトビーズの代わりに比較的安価なショートジャンパーすなわち0Ω抵抗を実装することがしばしば行われる。
このように、プリント基板の設計段階では回路構成や部品の定数値等を確定できない場合、すなわち基板製造後に回路構成を選択的に変更する必要が発生する可能性がある場合に備えてあらかじめプリント基板の配線構造を工夫しておき、配線間の接続箇所を変更したりする提案がなされている。
例えば、部品の代わりにショートジャンパーを実装するのではなく、プリント基板の配線にショートランドといわれる半田が盛りやすい2つのランドを用意しておき、実装工程後に半田ごてと糸半田を使って半田ブリッジを起させてショートする、もしくは逆に、実装工程において半田ブリッジを発生させておき実装工程後に半田ごてにて半田を溶かしてオープンにする、などの提案がなされている(例えば、下記特許文献1参照。)。
図5は、そのような従来のプリント基板の配線構造の一例を示している。図5(a)において、1は抵抗部品であり、2および3は抵抗部品1の2つの電極を半田で接続するためのランドであり、4および5はランド2および3からの配線である。さらに、6および7は円形ランドの略中央部に所定の幅のスリットを入れて形成したショートランドであり、配線8および9によってランド2および3に接続されている。
図5(b)に示すように、ショートランド6および7は半田ブリッジ10を生じるようにスリット幅を設定されているため、フロー工程後には短絡された状態である。抵抗部品1を使用せず、ショートランド6および7の間を短絡したい場合はそのままで良いが、抵抗部品1を機能させたい場合は、ショートランド6および7に盛られた半田を除去する。
これによって、ショートジャンパーの部品コストおよび実装コストを低減することが可能である。
特開平7−154037号公報
しかしながら、部品実装後に半田ブリッジによって短絡したショートランド6および7の間を半田ごてを使った手作業によってオープンにする工程は、人為的ミスによって半田ブリッジ除去が完全に実施されない可能性があるため、信頼性が低い。また、作業工程を新たに追加するため、製造工程に要する時間と工程コストの増大が課題であった。
さらに、ショートランド6および7の引き出し配線8および9を必要とするため、このような箇所が多数ある場合、基板面積が著しく拡大し、装置の小型化を阻害する要因となっていた。
したがって、本発明の目的は、上記課題を解決し、部品を実装しない場合は自動的に所定の配線間の接続がなされるようにして、信頼性が高くかつ低コストで、かつ基板面積の拡大も抑制することを可能とする配線構造を備えたプリント基板を提供することである。
上記目的を達成するため、本出願の第1の発明に係るプリント基板の配線構造は、2つの電極を持つ部品を実装するための2つのランドすなわち第1のランドと第2のランドの略対向する2辺が成す略四角形の領域内に配置した、三角形以上の多角形もしくは円形の第3のランドと、第3のランド外形の辺の半分以上に沿って第3のランドの外側に形成され、第3のランドと電気的導通のない第4のランドとによって構成されるショートランドと、第3のランドおよび第4のランドから部品実装用の第1のランドおよび第2のランドへそれぞれ接続された2つの配線とを形成する。
[作用]
前記構成において、部品を実装しない時には、該ショートランドを構成する第3のランドおよび第4のランドがフロー工程において半田ブリッジを発生して接続され電気的に導通して部品実装用の第1および第2の2つのランドに接続された2つの配線間を短絡するように働く。
一方、部品を実装する時には、ショートランドを構成する第3および第4の2つのランドのうち少なくとも第3のランドを完全に覆うとともに、部品とプリント基板の表面との間に充填され、絶縁性および部品とプリント基板の表面とを接着する性質を有する樹脂によって、ショートランド間の半田ブリッジの発生が妨げられ、部品実装用の第1および第2の2つのランド間に2つの電極を半田接合された部品が所望の機能を発揮するように働く。
本発明によれば、部品の実装もしくは未実装の選択だけで自動的にショートランドのオープンとショートを実現して、代替の部品を使用する必要がないため低コストであり、また新たな工程を必要とせず従来の一般的な実装方法で工程コストを増加することなく、また手作業などによる信頼性の低下を避け、またプリント基板の配線面積を拡大することも避けて機器の小型化を阻害しないプリント基板を簡単な配線構成で実現し提供することが可能となる。
さらに上記の効果に加えて、部品未実装時にはより安定してショートランド間の短絡を実現し、部品実装時にはより少ない接着剤の量で部品固定およびショートランド間の絶縁を実現することを可能とするプリント基板を提供することができる。
以下に本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて説明する。
図1、図2、図3を参照して本出願に係る発明の形態を説明する。図1はプリント基板面の配線構造を上から見た図である。なお、図5と同じ部分には同一符号を付与してある。図2は図1のプリント基板の配線構造において部品実装をしない場合の図である。また図3は図1のプリント基板の配線構造において部品実装をした場合の図である。従来例との違いについてのみ説明する。
図1において、11は四角形のランドであり、12は四角形ランド11の外周の半分以上に沿って形成されたランドであり、第1のランド11と第2のランド12でもってショートランドを構成する。部品1の実装領域を点線で示す。この部品実装領域内に四角形ランド11が配置される。ショートランドを構成するランド11および12はフロー工程において互いに確実に半田ブリッジを生じるピッチになっている。さらに四角形ランド11の大きさは部品1をフロー工程前に仮固定するために塗布される接着剤によって完全に覆われる大きさとしている。ショートランドを構成するランド11および12から、それぞれ配線13および14がランド2および3に接続されている。ランド12にはランド11とランド3とを接続する配線14の引き出し部を避けるために開口が設けられている。
図2はプリント基板に部品1を実装せず、ショートランドを構成するランド11および12を短絡する場合の図面である。図2(a)はプリント基板を上から見た図であり、図2(b)は断面図である。図2(b)において15はプリント基板の基材である。図2を見てわかるように、部品1を実装せずにフロー槽を通した場合、2つのランド11および12で構成されるショートランドは半田ブリッジ10を発生して短絡する。これによって、配線4および5が電気的に導通する。また、本発明の効果との関連は無いが、部品実装用のランド2および3にもそれぞれ半田17および18が盛った形態になる。
図3はプリント基板に部品1を実装して、ショートランドを構成するランド11および12を短絡しない場合の図面である。図3(a)はプリント基板を上から見た図であり、図3(b)は断面図である。図3において16は部品1をプリント基板の所定の位置に仮固定するための接着剤であり、絶縁性を有している。接着剤16はフロー工程前において、ショートランドを構成する四角形ランド11を完全に覆う形でプリント基板上に塗布される。これによってフロー槽を通してもショートランドを構成する2つのランド11と12とは接着剤16によって半田ブリッジを発生しない。よって部品1の2つの電極間は短絡されず、部品1は所定の機能を発揮する。
以上説明したように、本出願に係る発明の形態によれば、部品の実装もしくは未実装の選択だけで自動的にショートランドのオープンとショートを実現して、代替の部品を使用する必要がないため低コストであり、また新たな工程を必要とせず従来の一般的な実装方法で工程コストを増加することなく、また手作業などによる信頼性の低下を避け、またプリント基板の配線面積を拡大することも避けて機器の小型化を阻害しないプリント基板を簡単な配線構成で実現し提供することが可能となる。
なお、ここではショートランドを構成する第3のランド形状を四角形として説明したが、三角形以上の多角形にて、同等の効果を有することは言うまでもない。
[その他の実施例]
図4を参照して、本出願に係る発明のその他の実施例を説明する。実施例1と同様の部分には同じ記号を付与してある。実施例1との違いについてのみ説明する。
図4において、11は多角形ではなく円形のランドである。また12は円形のランド11の外周に沿う形で形成されたランドである。この形態において、フロー槽にプリント基板を通す場合のフロー方向によらず、より安定して半田ブリッジが形成されるようになり、部品実装をしない場合のショートランドを構成するランド11および12間の短絡が安定して実現できる。また、部品実装をする場合の接着剤の塗布形状はプリント基板に対して略円形になるため、ランド11を円形とすることで同じ面積のランドであれば、多角形に比べてより少ない接着剤でランド11を覆うことが可能となる。
以上説明したように、本出願に係るその他の発明の形態によれば、実施例1と同等の効果が得られるとともに、部品未実装時にはより安定してショートランド間の短絡を実現し、部品実装時にはより少ない接着剤の量で部品固定およびショートランド間の絶縁を実現することを可能とするプリント基板を提供することができる。
以上説明したように、本出願に係る発明の形態によれば、部品の実装もしくは未実装の選択だけで自動的にショートランドのオープンとショートを実現して、代替の部品を使用する必要がないため低コストであり、また新たな工程を必要とせず従来の一般的な実装方法で工程コストを増加することなく、また手作業などによる信頼性の低下を避け、またプリント基板の配線面積を拡大することも避けて機器の小型化を阻害しないプリント基板を簡単な配線構成で実現し提供することが可能となる。
本出願に係るその他の発明の形態によれば、第1の発明の形態と同等の効果が得られるとともに、部品未実装時にはより安定してショートランド間の短絡を実現し、部品実装時にはより少ない接着剤の量で部品固定およびショートランド間の絶縁を実現することを可能とするプリント基板を提供することができる。
本発明の第1の実施例に係るプリント基板の配線構造を示す図である。 本発明の第1の実施例に係るプリント基板の部品未実装時の形態を示す図である。 本発明の第1の実施例に係るプリント基板の部品実装時の形態を示す図である。 本発明のその他の実施例に係るプリント基板の配線構造を示す図である。 従来例に係る半導体装置の等価回路を示す図である。
符号の説明
1 部品
2、3 部品実装用ランド
4、5、8、9、13、14 配線
6、7 ショートランド
10 半田ブリッジ
11、12 ショートランドを構成するランド
15 プリント基板の基材
16 接着剤
17、18 半田

Claims (3)

  1. プリント基板において、
    少なくとも1対の略対向する辺を有し、互いに電気的導通の無い略四角形の第1のランドおよび第2のランドと、
    該第1のランドと該第2のランドの略対向した2辺が成す領域内に配置した、三角形以上の多角形もしくは円形の第3のランドと、
    該第3のランドの外形の半分以上に沿って該第3のランドの外側に形成され、該第3のランドと電気的導通を有さない第4のランドと、
    該第3のランドおよび該第4のランドによって構成されるショートランドと、
    該ショートランドを構成する該第3のランドおよび該第4のランドから、該第1のランドおよび第2のランドへそれぞれ接続された2つの配線とを有する配線構造を備えたことを特徴とするプリント基板。
  2. 請求項1記載のプリント基板において、
    該第1のランドと該第2のランドには、いかなる部品も実装されず半田のみが盛られており、
    該ショートランドを構成する該第3のランドおよび該第4のランドが、半田によって互いに電気的に導通していることを特徴とするプリント基板。
  3. 請求項1記載のプリント基板において、
    該第1のランドと該第2のランドに2つの電極がそれぞれ半田接続された部品と、
    該ショートランドを構成する該第3のランドおよび該第4のランドのうち、少なくとも該第3のランドを完全に覆うとともに、該部品と該プリント基板の表面との間に充填され、絶縁性および該部品と該プリント基板の表面とを接着する性質を有する樹脂とを有することを特徴とするプリント基板。
JP2005076902A 2005-03-17 2005-03-17 プリント基板 Withdrawn JP2006261397A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005076902A JP2006261397A (ja) 2005-03-17 2005-03-17 プリント基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005076902A JP2006261397A (ja) 2005-03-17 2005-03-17 プリント基板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006261397A true JP2006261397A (ja) 2006-09-28

Family

ID=37100299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005076902A Withdrawn JP2006261397A (ja) 2005-03-17 2005-03-17 プリント基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006261397A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110225673A (zh) * 2019-07-02 2019-09-10 深圳市友华通信技术有限公司 Pcba制作方法和pcba

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110225673A (zh) * 2019-07-02 2019-09-10 深圳市友华通信技术有限公司 Pcba制作方法和pcba
CN110225673B (zh) * 2019-07-02 2024-03-19 深圳市友华通信技术有限公司 Pcba制作方法和pcba

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10090657B2 (en) Circuit assembly, connected busbar structure, and electrical junction box
US9368309B2 (en) Electronic part and electronic control unit
JP2009054846A (ja) プリント配線基板及び電子装置製造方法
JP2014060211A (ja) 基板構造、半導体チップの実装方法及びソリッドステートリレー
JP2007059803A (ja) プリント基板、電子基板及び電子機器
JP2004079776A (ja) プリント配線板の実装方法
JP5920634B2 (ja) プリント基板
JP2011100912A (ja) パワー半導体モジュールのプリント配線板への実装構造
JP2006261397A (ja) プリント基板
JP2007281138A (ja) 配線基板
JP5836863B2 (ja) 表面実装型モジュールと該表面実装型モジュールの端子、及び表面実装型モジュールの端子の製造方法、並びに表面実装型モジュール搭載基板
JP4823201B2 (ja) 回路基板
JP2001135920A (ja) 樹脂成形回路基板及びその製造方法
JP2008047605A (ja) プリント基板
US8094460B2 (en) Orientation-tolerant land pattern and method of manufacturing the same
JP2008166471A (ja) 配線用基板
US6545855B1 (en) Low inductance termination for electronic components
JP2008098326A (ja) プリント配線基板及び回路変更方法
WO2017221419A1 (ja) 回路基板およびその製造方法ならびに電子装置
JP2001035632A (ja) プリント基板装置及びその製造方法
JP3928152B2 (ja) プリント配線板
JP6445220B1 (ja) 電子装置およびその製造方法
JP2007059569A (ja) 電子制御装置
JP2007266178A (ja) プリント配線基板
JP2008028212A (ja) 回路モジュールおよび電気的接続構造

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080603