JP2006261107A - 照明装置及びそれを用いた表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の光源と、前記光源からの光を反射する反射板と、光入射面及び/又は光出射面に凹凸形状を有し、前記光源および前記反射板からの光を屈折透過および反射する光制御板と、光制御板を保持する突起とから少なくとも構成される照明装置において、該突起が光透過性材料からなり、突起の水平断面が円形形状であって、光制御板と接する突起先端部の直径が1mm以下であることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
また、本発明は、上記照明装置にさらに透過型表示素子を設けた表示装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、複数の光源と、前記光源からの光を反射する反射板と、光入射面及び/又は光出射面に凹凸形状を有し、前記光源および前記反射板からの光を屈折透過および反射する光制御板と、光制御板を保持する突起とから少なくとも構成される照明装置において、該突起が光透過性材料からなり、突起の水平断面が円形形状であって、光制御板と接する突起先端部の直径が1mm以下である照明装置である。なお、本明細書においては、光制御板の主面に平行な面で突起を切断した断面のことを「突起の水平断面」と称することとする。
本発明の照明装置は、複数の光源と、前記光源からの光を反射する反射板と、光入射面及び/又は光出射面に凹凸形状を有し、前記光源および前記反射板からの光を屈折透過および反射する光制御板と、光制御板を保持する突起とから少なくとも構成される照明装置であって、該突起が光透過性材料からなり、突起の水平断面が円形形状で、光制御板と接する突起先端部の直径が1mm以下であることを特徴とする。
まず、図1に、本発明の一つの実施形態例である液晶表示装置用バックライト照明装置の横断面図を示す。図1に示された実施態様においては、バックライト照明装置(バックライトモジュール)Aは冷陰極管等の光源C、光制御板B、反射板D、及び突起Eから構成される。
次に、図2及び図3には、図1の突起が配置された近傍部分に相当する具体的な態様の拡大図を、図4には、光制御板を取り外したバックライト装置を上方から見た図を、そして、図5には、好ましい態様の光制御板を取り付けた状態のバックライト装置を斜め上方から見た部分拡大図をそれぞれ模式的に示す。
さらに、図12及び図13には、好ましい態様の一つである光出射面には畝状の凸部が線状光源の長手方向と平行に形成された光制御板を用いた時の図1の突起が配置された近傍部分に相当する具体的な態様の拡大図を、そして、図14には、光制御板を取り付けた状態のバックライト装置を斜め上方から見た部分拡大図をそれぞれ模式的に示す。
(光制御板の作製)
線状光源と対向する光入射面に複数のストライプ状プリズムが前記線状光源の長手方向と平行に面内一様に形成され、光出射面には複数の凹凸が形成されていることを特徴とする光制御板は、以下のようにして作製した。
(1)頂角40°のプリズム状溝を50μmピッチで設けた金型および、頂角140°のプリズム状溝を50μmピッチで設けた金型をそれぞれ切削加工により作製した。プリズムの形状は金型表面に対し対称形状とし、深さも面内で一定とした。次に金型から、紫外線硬化樹脂でポリカーボネートフィルム表面上にプリズム形状をそれぞれ成形した。さらにこのポリカーボネートフィルムのプリズムを形成していない面を厚さ2mmの透明なアクリル板の両面に貼り合せて、光入射面側に頂角40°のプリズム状凸部をプリズム高さ100μm、50μmピッチで有し、かつ光出射面側に頂角140°のプリズム状凸部をプリズム高さ10μm、50μmピッチで有する板厚2.205mmの光制御板(B−1)を得た。
線状光源と対向する光入射面に平坦である面が形成され、出光面に楕円形状が形成されることを特徴とする光制御部材は、以下のようにして作製した。
先ず、単位凸部幅P1=300μmの楕円弧状断面の溝を有する雌金型を切削加工により作製した。
y=0.139−8.33x2/(1+(1−38.9x2)(0.5))(−0.15≦x≦0.15(mm))
で表されるシリンドリカル状の溝を有する雌金型を切削加工により作製した。ここでxは線状光源と直交する座標であり、yは凸部底部からの高さである。プリズムの形状は金型表面に対し対称形状とし、深さも面内で一定とした。次に金型から、紫外線硬化樹脂でポリカーボネートフィルム表面上にプリズム形状をそれぞれ成形した。さらにこのポリカーボネートフィルムの凹凸を形成していない面を厚さ2mmの透明なアクリル板の両面に貼り合せて、凸形状のプリズムが形成された光制御板(B−4)を得た。
株式会社製 商品名“トスパール”2000B、屈折率:1.420)を0.15質量部添加した厚み2mmの(メタ)アクリルスチレン系共重合樹脂板(使用樹脂:電気化学工業株式会社製 商品名“TXポリマー”TX−800S、屈折率:1.549)を押し出し成形により作製し、前記プリズム形状を紫外線硬化樹脂で転写したポリカーボネートフィルムを同様に貼り合わせて、凸形状のプリズムが形成された光制御部材(B−5)を得た。
上記で得られた光制御板(B−1)、(B−2)、および、(B−3)を、頂角が40°のプリズムが形成された面を線状光源側に向け、線状光源である冷陰極管の長手方向とプリズム稜線が略一致する方向に設置し、図10に示すようにその上に光拡散シートF(恵和株式会社製 商品名“オパル”BS−04)を重ね合わせた。また、上記で得られた光制御板(B−4)、および、(B−5)を、凸状プリズムが形成された面を線状光源側と反対に向け、線状光源である冷陰極管の長手方向と凸状プリズム稜線が略一致する方向に設置し、図20に示すようにその上に光拡散シートF(恵和株式会社製 商品名“オパル”BS−04)を重ね合わせた。なお、光源Cならびに反射板Dは市販の液晶テレビセット(シャープ株式会社製 商品名“アクオス”LC−22SV3)のバックライト装置を用いた。
(a)突起による影については、目視での評価を行い、その結果を表1に示した。
(b)バックライトの明るさを示す輝度については、色彩輝度計(株式会社トプコン社製
BM−5A)により測定し、その結果を表1に示した。
バックライト装置(シャープ株式会社製22インチ液晶テレビ:LC−22AA)付属の突起に代え、アクリル樹脂(株式会社クラレ製 商品名“パラグラス”透明板6mmt)を使用して、図11(a)に示す水平断面形状が円形の径3mm、先端径1mmφの突起を旋盤により切削加工し作製した。この突起を前記バックライト装置に両面テープを用いて貼り付け固定した。取り付け位置は、図1に示すように、光源の中間位置とした。
光制御板(B−1)と組み合わせた時、突起と光制御板の接する位置に、突起に起因する影は視認できなかった。また、表1に示すように測定輝度は高い値であった。
実施例1の突起を用い、光制御板(B−2)と組み合わせて、実施例1と同様に評価した。突起と光制御板の接する位置に突起に起因する影は、実施例1と同様に視認できなかった。また、表1に示すように測定輝度も比較的は高い値であった。
実施例1の突起を用い、光制御板(B−4)と組み合わせて、実施例1と同様に評価した。突起と光制御板の接する位置に突起に起因する影は、実施例1と同様に視認できなかった。また、表1に示すように測定輝度は高い値であった。
実施例1の突起を用い、光制御板(B−5)と組み合わせて、実施例1と同様に評価した。突起と光制御板の接する位置に突起に起因する影は、実施例1と同様に視認できな買った。また、表1に示すように測定輝度も高い値であった。
実施例1で使用したバックライト装置に付属の突起(白色不透明:形状は実施例1と同じ)を用いて、光制御板(B−1)を組み合わせて評価を行った。その結果、突起と光制御板の接する位置に、突起に起因する影が明瞭に発生していた。
比較例1の突起を用い、光制御板(B−3)と組み合わせた。突起と光制御板の接する位置に突起に起因する影は視認できなかったが、表1に示すように測定輝度は低い値となった。
実施例1で使用したバックライト装置付属の突起に代え、アクリル樹脂(株式会社クラレ製 商品名“パラグラス”透明板6mmt)を使用して、図11(b)に示すような水平断面の形状が円形で先端径3mmφの突起を旋盤により切削加工し作製した。この突起を前記バックライト装置に両面テープを用いて貼り付け固定した。取り付け位置は、図1に示すように、光源の中間位置とした。
光制御板(B−1)と組み合わせた時、突起と光制御板の接する位置に、突起に起因する影が明瞭に確認された。
B 光制御板
C 光源(冷陰極管)
D 反射板
E 突起
Claims (4)
- 複数の光源と、前記光源からの光を反射する反射板と、光入射面及び/又は光出射面に凹凸形状を有し、前記光源および前記反射板からの光を屈折透過および反射する光制御板と、光制御板を保持する突起とから少なくとも構成される照明装置において、該突起が光透過性材料からなり、突起の水平断面が円形形状であって、光制御板と接する突起先端部の直径が1mm以下であることを特徴とする照明装置。
- 光源が線状光源であり、かつ、線状光源と対向して設けられた光制御板が、光入射面には複数のストライプ状プリズムが線状光源の長手方向と平行に形成されていると共に、光出射面には複数の凹凸が形成されていることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
- 光源が線状光源であり、かつ、線状光源と対向して設けられた光制御板が、光出射面には畝状の凸部が線状光源の長手方向と平行に形成されていることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明装置上に透過型表示素子を設けたことを特徴とする表示装置。
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