JP2006260078A - 紙幣処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 紙幣繰出し及び搬送の信頼性を向上させることができる紙幣処理装置を提供する。
【解決手段】 紙幣を2枚のテープの間に挟持してドラムに巻回する巻取り式収納部(11〜13)を備えた紙幣処理装置(1)において、紙幣収納時に紙幣1枚ごとの紙幣間隔情報を収納順に記憶する記憶部(16)と、紙幣繰出し時に記憶した紙幣間隔情報に基づいて、紙幣繰出し速度を可変制御する制御部(17)を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は紙幣の入金処理および出金処理等を行う紙幣処理装置に係り、特に巻き取り式繰出し収納部を備えたものに関する。
金融機関や交通機関の窓口、あるいはスーパーマーケット等の精算所においては、紙幣および硬貨の入出金処理を機械的に自動で行えるような貨幣入出金処理システムが導入されており、この貨幣入出金処理システムは、紙幣の入出金処理を行う紙幣処理装置と、硬貨の入出金処理を行う硬貨処理装置を含んでいる。この紙幣処理装置は、入金紙幣に対し釣紙幣を投出する必要が生じたとき入金紙幣を一時保留した状態で釣紙幣の出金を行い、釣紙幣の出金完了後に入金紙幣の収納を行う。
紙幣処理装置においては、紙幣を繰出しおよび収納する必要があり、通常は紙幣を重ねて収納するスタッカ方式のものが用いられるが、特許文献1に開示されているような、2枚のテープ間に紙幣を挟み、回転ドラムの周面に巻き付ける形式の巻き取り式繰出し収納部も用いられる。
特開平11−219468号公報
上記方法では、最終搬送路センサを抜けてから収納部に集積されるまでに滞留ぎみになった場合検知できず、実際収納部に収まった最終形態における紙幣間隔がどの程度となっており、詰まっていてもわからない。さらに出金計数時の巻取り式繰出収納部のドラムモータ速度すなわち繰出速度は毎秒8枚と一定速度である為、間隔が詰まったり、斜行状態で収納された紙幣が繰出されると、連鎖リジェクトとなってしまうか、装置が休止状態となってしまうという問題がある。
本発明によれば、紙幣を2枚のテープの間に挟持してドラムに巻回する巻取り式収納部を備えた紙幣処理装置において、紙幣収納時に紙幣1枚ごとの紙幣間隔情報を収納順に記憶する記憶部と、紙幣繰出し時に記憶した紙幣間隔情報に基づいて、紙幣繰出し速度を可変制御する制御部を備えたことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、紙幣を2枚のテープの間に挟持してドラムに巻回する巻取り式収納部を備えた紙幣処理装置において、紙幣収納時に紙幣1枚ごとの紙幣間隔情報を収納順に記憶する記憶部と、紙幣繰出し時に記憶した紙幣間隔情報(収納紙幣間隔、斜行度合いなど)に基づいて、紙幣繰出し速度を可変制御する制御部を備えたので、紙幣繰出し及び搬送の信頼性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態につき、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明による紙幣処理装置1の一実施形態の外観を示する概略断面図である。同図においてはその左側が実際の装置の前面側であるものとして描いてある。
紙幣処理装置1の前面上部には、紙幣の納金口2と、その下方位置に紙幣の出金口3が設けられている。納金口2にセットされた紙幣は図示しない繰出し機構により1枚ずつ繰り出され、専用の例えばステッビングモータで駆動されるベルト搬送路に6により装置内を移動する。すなわち、搬送路6で搬送される紙幣は分岐爪4、入金紙幣の金種、正損等を識別する識別部5を通り、この識別部5での紙幣認識結果に基づいて収納するときには、金種別の収納部11、12、13にそれぞれ分岐爪9、8、7を介して収納される。ここで収納部11、12、13は正逆回転可能で2枚のテープを巻き取り、あるいは巻き戻すドラム41、42、43をそれぞれ有しており、例えば1万円券、5千円券、千円券の収納部として割り当てられるが、流通している金種の数が収納部の数よりも多いときには、後述するように適宜割り当てることができる。なお、ここで用いられる搬送ベルトは双方向の駆動が可能となっている。
また、識別部5で識別できなかったものや損券等は分岐爪10により出金口3に搬送される。納金された紙幣を最終的に取り出すときには搬送路6の終点に設けられるカセット15に収納される。このカセットへの投入部分には一時保留部14が設けられている。
収納部11、12、13はいずれも2枚のテープ間に紙幣を挟み、それぞれ回転ドラム41、42、43の周面に巻き付ける形式の巻き取り式繰出し収納部となっている。
また、本装置には制御上必要な各種データを記憶する記憶部16と装置全体を制御する制御部17が設けられている。
なお、装置の正面側には装置の操作に必要な入力用操作キー群や表示部等からなる操作部(図示せず)が設けられている。
搬送路6には多くのセンサが設けられており、主なものを入金の場合の経路に沿って述べれば、納金口の後のセンサS1,識別部5の前のセンサS2,識別部5内のセンサS3およびS4、識別部5の後のセンサS5、分岐爪7の前のセンサS6、分岐爪8の前のセンサS7、分岐爪9の前のセンサS8、分岐爪10の前のセンサS9、出金口3a直前のセンサS10,分岐爪10の前のセンサS11,一時保留部14の前のセンサS12,収納部11〜13に対してそれぞれの分岐爪9、8、7の後に設けられたセンサS21、S22、S23および各収納部内のセンサS31、S32、S33が設けられている。なお、以下の説明では、センサS21、S22、S23を搬送路最終センサあるいは収納部から見て入口センサと称することにする。
このような装置における紙幣の収納繰出しについて収納部41(万円券用)を例にとって説明すると、識別部5で1万円の正券として認識された万円券は搬送路6を搬送され、収納部41の前のセンサS8で確認された後、切り換えられた分岐爪9により収納部11に向けられる。収納時には、専用モータで駆動される回転ドラム41を正転(図1における矢印方向の逆方向回転)駆動して搬送された紙幣を2枚のテープ間に挟み込み、回転ドラム41の周面に順次巻付けて収納し、紙幣を繰出すときは回転ドラム41を逆転駆動(矢印方向回転)してテープ間に挟持されていた紙幣を搬送路6へ戻す。
従来は、収納時に紙幣間隔を保つようにドラム速度を制御しても図1にAとして示される、搬送路最終センサからドラムへ巻き付けるまでの間に紙幣が滞留気味となって紙幣間隔が詰まった場合はチェックできないという問題があった。
本願発明において特徴的なことは、出金処理において、記憶された紙幣間隔や斜行等の収納状況に応じて繰り出しを行うドラムモータの回転速度を制御させる点である。
まず、紙幣収納情報については、搬送路最終センサS21、S22、S23において検出されたある紙幣の両端のうち少なくとも後端の通過時刻と次の紙幣の両端のうち少なくとも前端の通過時刻から紙幣間の間隔を算出し、長さデータとして、金種、正損情報と共に収納する紙幣の順番に対応させて記憶する。
収納部への分岐爪の前のセンサS8、S7、S6については搬送路方向に対して直交する方向での紙幣幅を検知する斜行センサになっていることが好ましく、このような斜行センサであれば、紙幣通過時の位置の変化を観察して斜行を検知でき、また、複数の紙幣の間隔が規定値よりも少ない状態である連鎖を検知できる。通常の場合、紙幣間隔が60mm以下になった場合、連鎖と判断している。
図2は記憶部16への紙幣収納状況を示すもので、金種、正損、連鎖の有無(連鎖気味も含む)を数値に対応させて記憶し、斜行角度についても紙幣間隔と同様に記憶されている。
このような記憶データは、紙幣繰出しの際の繰出し制御に利用される。すなわち、ジャムの可能性が高い、少ない紙幣間隔や斜行があるときは、制御部17はドラムモータを通常例えば毎秒8枚である繰出し速度から毎秒5枚に低下させ、可能性が低いときには繰出し速度を増加させる。
一例を挙げれば、ドラムに巻回された紙幣の間隔が連鎖あるいは連鎖気味を表す65mm以下の場合にはドラム41〜43の回転速度を8枚/秒から5枚/秒程度に遅くする。
一方、紙幣間隔が空き過ぎている場合、例えば100mm以上である場合には、ドラム41〜43の回転速度を10枚/秒程度まで速くすることができる。
このような制御は紙幣1枚毎に行っても、一取引毎までは、複数の所定枚、例えば3枚ごとに行うようにしても良い。すなわち、所定枚数毎(3枚毎)に繰出し速度を制御する場合は、その単位毎の収納状態情報を全て確認し、1枚でも連鎖あるいは連鎖気味のものがあれば、その単位の繰出しは5枚/秒で繰出すようにして、繰り出された紙幣の間隔を分岐等が正確に行える紙幣間隔にする。
また、繰出し予定枚数が少数、例えば3枚以下の場合には繰出し終了後にすぐ停止できるように、繰出しのためのドラム回転速度を遅くすることが好ましい。したがって、多数枚の繰出しの際には、最後の3枚になった時点でドラム回転速度を低下させることが好ましい。
図3から図5は、出金の際の制御部17による繰出し制御の様子を示すタイミングチャートである。ここでは万円券用の収納部11を例にとって説明する。
図3は多数枚の繰出しの途中を示しており、3枚目と4枚目の間の間隔が狭い連鎖が存在することが記憶データからわかった場合を示している。この情報をもとに制御部17は3枚目の紙幣が搬送路最終センサ(入口センサ)S21で検出された時点でドラムモータの回転速度をそれまでの毎秒8枚から毎秒5枚に低下させている。図3においては、3枚目と4枚目の間隔が他の場合よりも短くなっていることが解る。この低速駆動は上述したように3枚分続き、その後に連鎖あるいは連鎖気味のものがない限り、6枚目が搬送路最終センサS21で検出された時点でドラムモータの回転速度を毎秒8枚に戻すようにしている。
この低速駆動の間は紙幣がセンサを通過するタイミングが遅くなるため、4枚目から6枚目までは各センサで紙幣の長さに応じて出力されるハイレベル期間およぴ紙幣間の期間ともドラム回転速度が毎秒5枚の場合よりも長くなっている。
なお、図3に破線で示したように、連鎖の生じている紙幣に対してのみドラムモータの回転数を落とし、次の正常間隔を有する紙幣についてはもとの高速駆動に戻すような、1枚ごとの制御を行うようにしても良い。
図4は3枚出金の場合を示しており、最初から残り3枚の状態となっているため、ドラムモータの回転速度を毎秒8枚に上げることなく、最初から毎秒5枚とし、3枚目の紙幣が搬送路最終センサS21で検出された時点でドラムモータの回転を止めるようにしている。
図5は5枚出金の場合を示しており、当初はドラムモータを毎秒8枚で回転させるが、残り3枚となったところで毎秒5枚の速度に減速するようにしている。
なお、ここでは例示をしていないが、記憶部16の記憶内容から基準以上の斜行が発生していることが判明した場合には、連鎖の場合と同様に、当該紙幣の繰出し前にドラムモータの回転を減速させるように制御する。
以上の動作をまとめると、図6に示すフローチャートとなる。
処理が開始されると、まず全部の指定紙幣の繰り出しが完了しているかをチェックし(ステップS101)、続いて残り枚数を確認する(ステップS102)。所定枚数、例えば3枚を超える場合には、次のステップS103に進み、繰り出し対象紙幣と次の紙幣との間の収納間隔情報を記憶部16から読み出して、65mm以下の連鎖あるいは連鎖気味の場合、100mm以上の過剰の場合、その中間の正常な場合のいずれであるかを判断する。
ステップS102で所定枚数以下の場合、およびステップS103で紙幣間隔が65mm以下で連鎖あるいは連鎖気味と判断される場合には、ドラム回転速度は5枚/秒に設定される(ステップS104)。
ステップS103で紙幣間隔が65mmを超え、100mm未満と判断される場合には、ドラム速度は通常の8枚/秒に設定され(ステップS105)、100mm以上の場合には過剰間隔であるとしてドラム速度は10枚/秒に増加される(ステップS106)。
ステップS104でドラム速度が5枚/秒に設定された場合、この速度を所定枚数例えば3枚連続させる運用を行うかどうかを確認し(ステップS107)、この運用を行う場合には所定枚数について同じドラム速度を適用し、この運用を行わない場合にはステップS101の前に戻る。ステップS104とステップS105の後もステップS101の前に戻る。
斜行についても同様に斜行が大きい場合ドラム速度をステップS104の場合のように低下させて、安定した繰り出しを可能とすることができる。
このように、本発明においては、紙幣を2枚のテープの間に挟持してドラムに巻回する巻取り式収納部を備えた紙幣処理装置において、紙幣収納時に紙幣1枚ごとの紙幣間隔情報を収納順に記憶する記憶部と、紙幣繰出し時に記憶した紙幣間隔情報に基づいて、紙幣繰出し速度を可変制御する制御部を備えているため、紙幣繰出し及び搬送の信頼性を向上させることができる。
次に、このような巻き取り式繰出し収納部を有する紙幣処理装置において、収納部の数よりも多い金種の出金を行う場合について説明する。
紙幣処理装置は、3個の繰出し収納部を有する場合が多いが、現行の紙幣は4種類であるため、通常は例えばあまり使用頻度の高くない2千円券については納金のみとして出金の対象としない、すなわち、別のカセット部を準備して納金された2千円券についてはここに収納する運用が考えられる。
しかし、これでは紙幣処理装置としては十分な機能を持っておらず、顧客の要求にも十分に応えられないことになるので、以下に、3個の繰出し収納部で4金種を入出金できるような紙幣処理装置を提案する。
図7から図13を参照して、3個の繰出し収納部で4金種を入出金できるような紙幣処理装置とその動作を説明する。
図7は初期状態を示しており、巻き取り式収納部は図1の場合と同様に11〜13の3個であるが、中央の収納部12については5千円券と2千円券の2種類を混在させて収納するようにする。この例では収納された紙幣を最後から見ると2千円、2千円、5千円、5千円となっている。このような収納状況は記憶部16中に記憶去れている。また、搬送路を駆動する搬送モータは、紙幣の停止位置を正確に確定できる、例えばステッビングモータを用いるものとする。以下の実施例では、金種枚数指定の出金として、5千円を2枚出金する指示を受けたものとする。
このような状況で、2千円券よりも前に収納された3枚目および4枚目の5千円券の出金をする手順は次の通りである。
図8に示すように、ドラム42を矢印方向に回転させて、5千円券の繰出しに障害となる2枚の2千円券の繰出しを行い、搬送路6を識別部5の方向へ搬送し、2枚の2千円券ともセンサS7より先に移動したことが検出されたら搬送路6を停止させる。
そして、図9に示すように、搬送路に停止させた紙幣をスイッチバック搬送させて別の収納部、この場合には万円券用の収納部11のドラム41に巻回させて収納し、一時退避させる。
この状態では、収納部12から5千円券の繰出しが可能になるため、ドラム42を矢印方向に回転させて5千円券を出金させ、その後図10に示すように、一時退避させていた2千円券を収納部11より繰出して搬送路上に停止させる。
最後に図11に示すように、2枚の2千円券をスイッチバック搬送により元の収納部12に戻す。
このような運用が可能なのは、テープ巻取り式収納部を使用しているためである。すなわち、収納部に入った金種順序は確定したものであり、2枚送り等があり得ないため、別の収納部に一時待避するようなことも確実に行える。
このような制御を行うことにより、一時退避させる為の専用ボックスがなくても、収納部の数よりも多い金種の枚数指定出金が可能となり、収納部の数を取り扱う金種の数よりも少なくても良いため、処理機の小型化が可能となり、コストダウンも可能である。
図12および図13は一つの収納部に5千円券、2千円券の2金種を収納した場合、金額指定出金が当該2金種の収納パターンによらず、紙幣入れ換え作業なしに可能であることを示す説明図である。
次の前提条件が満たされるものとする。
(1) 金額指定出金であって、金種および枚数指定の出金でないこと。
(2) 5千円券、2千円券は合計で3枚以上収納部に収納されていること。
(3) 千円スタッカにはニアエンプティ枚数である4枚以上がスタッカにあること。
図12においては収納部12の収納内容は図示されたものであるが、最新3枚分の組み合わせが問題となるので、図13においてすべての組み合わせを考える。図13においては00行が総て5千円券の場合、10行が3枚中2枚が5千円券である場合、20行が3枚中2枚が2千円券である場合、30行が全部2千円券である場合をそれぞれ示している。10行と20行では2千円券あるいは5千円券の位置により0列、1列、2列が割り当てられている。この表記を用いれば図12の例に示されたパターンは200であることがわかる。
この収納部での最初の3枚から取り出した紙幣と収納部13における4枚以上の千円券の組み合わせにより千円から9千円の指定金額を作れることが解る。したがって、収納部12に収納された紙幣を活用しつついかなる金額指定にも対処することができる。
これまで説明した紙幣処理装置はいろいろな使い方が可能であるが、店舗入金機として用いた場合、マネージャはまずリサイクル部の在高、すなわち金種ごとの枚数を確認し、売上金から釣り銭準備金、すなわちリサイクル用に残す金として例えば各金種50枚とすると、リサイクル部の金種の枚数と売上げの該当金種が50枚となるよう、売上金からその金種枚数を手で数えて取り除き、残りを納金して回収カセットへ回収する。その後取り除いていた金をリサイクル部へ収納して準備金とする。
しかし、多数枚の貨幣を数えるのは大変である上、納金口部の貨幣を全て回収カセットに回収する「大量納金」作業と、納金口部の貨幣をリサイクル部に収納する「補充」という操作も行わなければならず、マネージャの負担が大きいという問題がある。
このような問題を解決するために、次のような制御方法を次の通り提案する。
まず、釣銭準備金とする枚数をあらかじめ設定し、記憶部16に設定値を退避させる。
続いて、釣銭準備金付き大量納金モードを選択する。このモードは売上金を回収カセットに回収するとともに、釣銭準備金をリサイクル部に収納する処理を同時に行うものである。
このモードにおける制御内容は下記の通りである。
まず、あらかじめ設定しておいた枚数を表示させ、この表示時に限り、必要に応じて設定枚数の変更を受付ける。
次に、納金口にセットされた貨幣は、設定された枚数とリサイクル部の在高により次のような制御を行う。 すなわち、リサイクル部の該当金種在高が設定した枚数に達していない場合には、リサイクル部に貨幣を搬送し、釣銭準備金として収納する。これに対して、該当金種が設定した枚数を超えた場合には回収カセットに貨幣を搬送して収納する。
このような制御を行うことにより、貨幣を手で数える必要がなくなり、操作が一つとなるため、マネージャの作業が低減できることになる。
本発明にかかる紙幣処理装置の概略構成を示す略断面図。 記憶部に記憶される収納情報を示す説明図。 紙幣間隔情報に基づいて出金の際の繰出し速度を変化させる様子を示すタイミングチャート。 3枚出金の際の繰出し状況を示すタイミングチャート。 5枚出金の際の繰出し状況を示すタイミングチャート。 本発明における動作を説明するフローチャート。 収納部の一つを金種混合とした場合の繰出し制御を示す説明図。 収納部の一つを金種混合とした場合の繰出し制御を示す説明図。 収納部の一つを金種混合とした場合の繰出し制御を示す説明図。 収納部の一つを金種混合とした場合の繰出し制御を示す説明図。 収納部の一つを金種混合とした場合の繰出し制御を示す説明図。 収納部の一つを金種混合とした場合に、金種混合の収納部内の収納状況の如何にかかわらず、任意の金額の繰出しが可能であることを示す説明図。 図12における金種混合の収納部の収納状況のすべてのパターンを示す説明図。
符号の説明
1 紙幣処理装置
2 納金口
3 出金口
4、7、8、9、10 分岐爪
11、12、13 収納部
14 一時保留部
15 カセット
16 記憶部
17 制御部
41、42、43 ドラム

Claims (4)

  1. 紙幣を2枚のテープの間に挟持してドラムに巻回する巻取り式収納部を備えた紙幣処理装置において、
    紙幣収納時に紙幣1枚ごとの紙幣間隔情報を含む紙幣収納情報を収納順に記憶する記憶部と、
    紙幣繰出し時には前記記憶部に記憶した紙幣間隔情報に基づいて、紙幣繰出し速度を可変制御する制御部を備えたことを特徴とする紙幣処理装置。
  2. 前記制御部は、1取引または所定枚数の紙幣のうち記憶した前記紙幣間隔情報に基準以下のものがあるとき、紙幣繰出し速度を通常より遅くする制御を行うものであることを特徴とする請求項1に記載の紙幣処理装置。
  3. 前記記憶部は前記紙幣収納情報として紙幣の斜行情報をさらに記憶し、前記制御部は前記斜行情報が基準値を超えている場合には、紙幣繰出し速度を通常より遅くする制御を行うものであることを特徴とする請求項1または2に記載の紙幣処理装置。
  4. 前記制御部は、繰出し残枚数が所定枚数に達した時点で紙幣繰出し速度を通常より遅くする制御をさらに行うものであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の紙幣処理装置。
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