JP2006258836A - 外付け照明装置、カメラシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】カメラの駆動音の影響を抑えて高音質な音を録音することができ、また、撮影画像と音声との整合がとれ、さらに、撮影状況に応じて最適な機材構成を選択可能な外付け照明装置、カメラシステムを提供する。
【解決手段】デジタルカメラ本体100に対して着脱自在な外付け照明装置10に、マイク部12a,12bを設ける。そして、マイク部12a,12bから得た情報、及び、デジタルカメラ本体100が得た情報を相互に利用し合い、マイク部12a,12bの制御、及び、デジタルカメラ本体100の制御をより的確に行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ等の撮影装置本体に対して着脱自在であって、撮影時に必要に応じて照明光を発光する外付け照明装置、及び、この外付け照明装置を含むカメラシステムに関するものである。
デジタルスチルカメラでは、動画撮影時に音声を録音するマイクを内蔵したものが普及している。
しかし、デジタルスチルカメラに内蔵されているマイクは、音声を録音する頻度が低いこと、及び、小型化のために、小型で単機能のマイクが用いられており、十分に満足できる音質とならない場合があった。
また、デジタルスチルカメラ、及び、ビデオカメラのいずれの場合においても、マイクがカメラに内蔵されていることから、例えば、撮影レンズのズームやフォーカス駆動時の駆動音が直接マイクに伝わったり、カメラの外装部品が共鳴したりして、これらの不要な音を録音してしまうという問題があった。
これらの問題を解決する手段として、例えば、高性能のマイクのみを別途用意して、動画撮影時に利用するという形態が考えられる。しかし、そのような対処法では、必要な撮影機材が多くなってしまうという問題があった。特に、別途マイクを用意したいような撮影状況を想定すると、そのほかに、三脚、ストロボ又はビデオライト等を必要とすることが考えられ、一部の用途以外には、現実的ではないという問題があった。また、マイクを別途設けると、例えば、画面内では右側にいる人の声が、ステレオ音声の左側から聞こえてしまうという状態が生じてしまう等、そのマイクの集音指向性と被写体の画面内の位置とのずれが生じるおそれがあった。
特許文献1には、撮影光学系先端部にレンズキャップを兼用する開閉可能な部材を配置し、その部分にマイクを配置する手法が開示されている。
しかし、特許文献1に記載の発明では、撮影光学系の先端にマイクが取り付けられていることから、レンズ交換可能なカメラシステムでは、採用することが困難であるという問題があった。
また、特許文献1に記載の発明では、音質の向上のために大型のマイクを装備すると、使用頻度が低くても、常に大型のマイクを持ち歩くことと同じことになってしまい、カメラが大型化してしまうという問題があった。
さらに、特許文献1に記載の発明では、どのような撮影状況にあっても、常にマイクが撮影光学系先端の横に突出した状態となり、カメラの意匠性を損なう上に、ぶつけることなどによる破損の危険性が高いという問題があった。
特開平9−9122号公報
本発明の課題は、カメラの駆動音の影響を抑えて高音質な音を録音することができ、また、撮影画像と音声との整合がとれ、さらに、撮影状況に応じて最適な機材構成を選択可能な外付け照明装置、カメラシステムを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施例に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、照明光を発光する発光部(11,21)と、音声情報を取得するマイク部(12a,12b,22a,22b)と、撮影装置本体に対して固定する取り付け脚部(14,24)と、前記マイク部により取得した音声信号及び/又は前記音声信号に関する情報を含んだ音声情報を撮影装置本体に伝達する情報通信部(14,24)と、を備える撮影装置本体に対して着脱自在な外付け照明装置(10,20)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の外付け照明装置において、前記発光部(11,21)の照明光の照射範囲、照明光の照射光量の内の少なくともひとつを任意に手動設定することができる手動設定手段を有し、前記手動設定手段による設定状態に基づいて、前記マイク部(12a,12b,22a,22b)の集音範囲、ゲイン、集音指向性の内の少なくともひとつを制御するマイク制御部(16)を有すること、を特徴とする外付け照明装置である。
請求項3の発明は、請求項1に記載の外付け照明装置において、前記発光部(11,21)は、照明光の照射範囲が変化可能であり、前記マイク部(12a,12b,22a,22b)により前記音声情報を取得しているときには、前記発光部の照明光の照射範囲を変化させないこと、を特徴とする外付け照明装置(10,20)である。
請求項4の発明は、請求項1に記載の外付け照明装置において、前記情報通信部(14,24)は、前記発光部(11,21)の照明光の照射範囲、照明光の照射光量の内の少なくともひとつを制御する発光部制御信号を撮影装置本体(100)から受信し、前記マイク部(12a,12b,22a,22b)は、音声信号の強い方向を判別可能であり、前記マイク部が判別した音声信号の強い方向に関する情報に基づいて、前記発光部制御信号を修正して前記発光部を制御する発光制御部(15)を有すること、を特徴とする外付け照明装置(10,20)である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の外付け照明装置において、前記情報通信部(14,24)は、被写体と撮影装置本体(100)との位置関係、撮影画面内における被写体位置のいずれかに関する情報を含む被写体位置情報を撮影装置本体から受信し、前記情報通信部が受信した被写体位置情報を利用して前記マイク部(12a,12b,22a,22b)を制御するマイク制御部(16)を備えること、を特徴とする外付け照明装置である。
請求項6の発明は、請求項5に記載の外付け照明装置において、前記被写体位置情報には、焦点距離情報、実質撮影画角情報、の内の少なくともひとつを含み、前記マイク制御部(16)は、前記情報通信部(14,24)が取得した前記被写体位置情報を利用して前記マイク部(12a,12b,22a,22b)の集音範囲を制御すること、を特徴とする外付け照明装置(10,20)である。
請求項7の発明は、請求項5に記載の外付け照明装置において、前記被写体位置情報には、合焦位置までの撮影距離情報を含み、前記マイク制御部(16)は、前記情報通信部(14,24)が取得した前記被写体位置情報を利用して前記マイク部(12a,12b,22a,22b)のゲインを制御すること、を特徴とする外付け照明装置(10,20)である。
請求項8の発明は、請求項5に記載の外付け照明装置において、前記被写体位置情報には、撮影画面内における複数のフォーカス位置の中から選択されているフォーカス位置に関するフォーカス位置情報、撮影画面内の人物の顔を検知して被写体の画面内における位置を検出することにより得た顔認識情報、の内の少なくともひとつを含み、前記マイク制御部(16)は、前記情報通信部が取得した前記被写体位置情報を利用して前記マイク部(12a,12b,22a,22b)の集音指向性を制御すること、を特徴とする外付け照明装置(10,20)である。
請求項9の発明は、請求項5に記載の外付け照明装置において、前記被写体位置情報には、撮影画面内における複数のフォーカス位置の中から選択されているフォーカス位置に関するフォーカス位置情報、撮影画面内の人物の顔を検知して被写体の画面内における位置を検出することにより得た顔認識情報の内の少なくともひとつと、焦点距離情報、実質撮影画角情報の内の少なくともひとつとを含み、前記マイク制御部(16)は、前記情報通信部(14,24)が取得した前記被写体位置情報を利用して前記マイク部(12a,12b,22a,22b)の集音範囲、集音指向性の内の少なくともひとつを制御すること、を特徴とする外付け照明装置(10,20)である。
請求項10の発明は、請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の外付け照明装置において、前記発光部(11,21)を使用可能として前記マイク部(12a,12b,22a,22b)を使用不可能とする発光部専用動作状態と、前記マイク部を使用可能として前記発光部を使用不可能とするマイク部専用動作状態と、前記発光部及び前記マイク部の両方を使用可能な混合動作状態と、を切り替える動作状態切替部(13,23)を有すること、を特徴とする外付け照明装置(10,20)である。
請求項11の発明は、請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の外付け照明装置において、前記取り付け脚部(24)を含む外付け照明装置本体部(20a)と、前記外付け照明装置本体部に対して少なくとも1軸方向の回転自由度を有した状態で支持され、前記発光部(21)が保持されている発光部保持部(20b)と、を有し、前記発光部保持部は、手動操作により前記発光部の照明光の照射方向を変更することができ、前記マイク部(22a,22b)は、前記発光部保持部に取り付けられていること、を特徴とする外付け照明装置(20)である。
請求項12の発明は、撮影装置本体(100)と、前記撮影装置本体に対して着脱自在な請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の外付け照明装置(10,20)と、を備えたカメラシステムであって、前記撮影装置本体は、前記外付け照明装置が有する前記情報通信部を介して通信して少なくとも前記音声情報を受信する本体情報通信部(112)と、前記本体側情報通信部が受信した前記音声情報を利用して撮影装置本体の動作を変更する撮影装置本体制御部(101)と、を備えるカメラシステムである。
請求項13の発明は、請求項12に記載のカメラシステムにおいて、前記マイク部(12a,12b,22a,22b)は、音声信号の強い方向を判別可能であり、前記音声情報には、音声信号の強い方向に関する情報を含んでおり、前記撮影装置本体制御部(101)は、前記音声情報を利用して合焦対象とする被写体を決めること、を特徴とするカメラシステムである。
請求項14の発明は、請求項12に記載のカメラシステムにおいて、前記マイク部(12a,12b,22a,22b)は、音声信号の強い方向を判別可能であり、前記音声情報には、音声信号の強い方向に関する情報を含んでおり、前記撮影装置本体制御部(101)は、前記音声情報を利用して前記発光部(11,21)の照明光の照射範囲、照明光の照射光量の内の少なくともひとつを制御する発光部制御信号を生成すること、を特徴とするカメラシステムである。
請求項15の発明は、請求項12から請求項14までのいずれか1項に記載のカメラシステムにおいて、前記音声情報から撮影者が発生する音声のキーワードを認識する音声認識部を有し、前記音声認識部により音声認識されたキーワードに基づいて前記撮影装置本体及び/又は前記外付け照明装置(20)の動作を実行すること、を特徴とするカメラシステムである。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)発光部と、マイク部と、取り付け脚部と、情報通信部とを備えるので、ひとつの外付け照明装置を用意するだけで、照明効果を高くしたり、録音品質を向上したりするという要求に応えることができる。したがって、撮影状況に応じて最適な機材構成を選択可能であり、持ち歩く場合においても邪魔になったり、重すぎたりすることなく軽快な撮影を実現することができる。そして、マイク部が撮影装置本体から離れていることから、カメラの駆動音の影響を抑えて高音質な音を録音することができる。
(2)発光部の照明光の照射範囲、照明光の照射光量の内の少なくともひとつを任意に手動設定することができる手動設定手段を有し、手動設定手段による設定状態に基づいて、マイク部の集音範囲、ゲイン、集音指向性の内の少なくともひとつを制御するマイク制御部を有するので、カメラ本体の動作状態に関わらず、よりよい集音効果を得ることができる。
(3)発光部は、照明光の照射範囲が変化可能であり、マイク部により音声情報を取得しているときには、発光部の照明光の照射範囲を変化させないので、照明光の照射範囲を変更するときの不要な騒音がマイクに伝わることを防止できる。
(4)情報通信部は、発光部の照明光の照射範囲、照明光の照射光量の内の少なくともひとつを制御する発光部制御信号を撮影装置本体から受信し、マイク部が判別した音声信号の強い方向に関する情報に基づいて、発光部制御信号を修正して発光部を制御するので、主要被写体を的確に照明することができる。
(5)情報通信部は、被写体と撮影装置本体との位置関係、撮影画面内における被写体位置のいずれかに関する情報を含む被写体位置情報を撮影装置本体から受信し、情報通信部が受信した被写体位置情報を利用してマイク部を制御するので、マイク部による音声情報の取得をより的確に行うことができる。
(6)発光部を使用可能としてマイク部を使用不可能とする発光部専用動作状態と、マイク部を使用可能として発光部を使用不可能とするマイク部専用動作状態と、発光部及びマイク部の両方を使用可能な混合動作状態と、を切り替える動作状態切替部を有するので、撮影状況に応じて最適な動作状態を任意に選択することができる。
(7)発光部保持部は、手動操作により発光部の照明光の照射方向を変更することができ、マイク部は、発光部保持部に取り付けられているので、マイク部についても主要な音源の方向に撮影者の意図により向けて使用することができる。
(8)本体側情報通信部が受信した音声情報を利用して撮影装置本体の動作を変更する撮影装置本体制御部を備えるので、撮影装置本体の動作を音声情報に合わせてよりよい状態として動作させることができる。
(9)音声情報には、音声信号の強い方向に関する情報を含んでおり、撮影装置本体制御部は、音声情報を利用して合焦対象とする被写体を決めるので、合焦対称として主要被写体を選択する確率を高くすることができる。
(10)音声情報には、音声信号の強い方向に関する情報を含んでおり、撮影装置本体制御部は、音声情報を利用して発光部制御信号を生成するので、より多くの情報を利用して発光量、照射範囲を設定することができ、主要被写体に対して照明効果の高い照明をすることができる。
(11)音声情報から撮影者が発生する音声のキーワードを認識する音声認識部を有し、音声認識部により音声認識されたキーワードに基づいて撮影装置本体及び/又は外付け照明装置の動作を実行するので、リモコンを別途用意しなくともカメラの遠隔操作を行うことができる。
カメラの駆動音の影響を抑えて高音質な音を録音することができ、また、撮影画像と音声との整合がとれ、さらに、撮影状況に応じて最適な機材構成を選択可能とするという目的を、外付け照明装置にマイクを設けることにより実現した。
図1は、実施例1における外付け照明装置10を被写体側から見た図である。
外付け照明装置10は、発光部11,マイク部12a,12b,モード切替えスイッチ13,取り付け脚部14などを有している。
発光部11は、照明光を発光する部分であり、本実施例では、Xe管を使用して閃光発光を行うことにより静止画撮影時の補助照明光を発光する。また、発光部11は、不図示のアクチュエータによりXe管と発光部前面レンズパネルとの距離を変えることにより、照明光の照射範囲を変更(照明光ズーム)することができる。この発光部11の照明光ズームの位置(照明光の照射範囲)、及び、発光量については、外付け照明装置10に設けられた不図示の操作部材により撮影者が任意の値に手動で設定できる他、後述のデジタルカメラ本体100のメインCPU101の指示により設定することもできる。
マイク部12a,12bは、音声情報を取得するマイクであり、本実施例では、左右2つが並べて配置されており左側、及び右側の音声を独立して取得することができる。
また、マイク部12a,12bは、任意の範囲に集音範囲を変化させること(マイクズーム)ができるようになっている。
さらに、マイク部12a,12bは、音声の他に、音声信号の強い方向を特定することができる。
モード切替えスイッチ13は、外付け照明装置10の動作状態を切り替える動作状態切替部であり、発光部専用動作状態,マイク部専用動作状態,混合動作状態の3状態を切り替えることができる。
発光部専用動作状態は、発光部11を使用可能としてマイク部12a,12bを使用不可能とする動作状態である。この動作状態とすると、外付け照明装置10は、マイク部12a,12bを備えていない従来の照明装置と同等な動作を行う。
マイク部専用動作状態は、マイク部12a,12bを使用可能として発光部11を使用不可能とする動作状態である。なお、この動作状態とすると、外付け照明装置10は、発光部11を備えていない外部マイクの機能に加えて、後述するマイクから得た音声情報を利用して、マイク部12a,12b、及び、デジタルカメラ本体100の制御を行うことができる。
混合動作状態は、発光部11及びマイク部12a,12bの両方を使用可能な動作状態である。
取り付け脚部14は、外付け照明装置10を後述のデジタルカメラ本体100に対して固定する部分であると共に、接点部14aを介してデジタルカメラ本体100との通信を行う情報通信部の役割も果たしている。
図2は、外付け照明装置10とデジタルカメラ本体100とを有したカメラシステムのブロック図である。
外付け照明装置10は、上述したものの他に、発光制御IC15,マイク制御IC16,発光モニタSPD17,充電/トリガ回路18,メインコンデンサ19等を有している。
発光制御IC15は、発光部11の発光を制御する発光制御部である。発光制御IC15は、取り付け脚部14を介してデジタルカメラ本体100のメインCPU101から得た発光部制御信号に基づいて発光部の照明光ズーム、及び、発光量の制御を行う。
マイク制御IC16は、マイク部12a,12bの動作を制御するマイク制御部であり、マイク部12a,12bの集音範囲を変化させたり、集音範囲の内で特にゲインが高くなる方向(集音指向性)を変化させたり、取得した音のゲインを変化させたりすることができる。
発光モニタSPD17は、発光部11が発光した光を受光して正常に発光したことを検出するセンサである。
充電/トリガ回路18は、メインコンデンサ19への充電の制御と、発光タイミングを制御して不図示のXe管へトリガをかける回路である。
デジタルカメラ本体100は、メインCPU101,AFセンサ102,測光センサ103,顔認識AF部104,レンズ105,AFモータ106,AF駆動制御部107,ズームモータ108,ズーム駆動制御部109,操作スイッチ110,AF補助光発光部111,ホットシュー112等を有し、静止画撮影を主な目的としながら、動画の撮影も行うことができる撮影装置本体である。
メインCPU101は、デジタルカメラ本体100の制御の他に、外付け照明装置10の制御も行う撮影装置本体制御部である。メインCPU101は、ホットシュー112を介して外付け照明装置10と通信を行うことができる。
AFセンサ102は、パッシブ方式のオートフォーカスセンサである。なお、AFセンサは、アクティブ方式のセンサを用いてもよい。
測光センサ103は、被写界の明るさを測定するセンサであり、測光センサ103から得られた測光値が所定の値よりも低い(暗い)場合に、メインCPU101は、発光部11を発光させることとして、補助照明光として必要な発光量、及び、照明光ズームの量を決定し、発光部11の制御に使用する発光部制御信号を生成して外付け照明装置10に伝える。
顔認識AF部104は、撮影画面内の人物の顔を検知して被写体の画面内における顔の位置を検出し、その顔の位置にコントラスト検出方式の合焦位置を合わせて合焦させる顔認識AFを実行する部分である。具体的には顔認識専用のICと、従来から用いられているコントラスト検出方式のAF回路とにより構成されている。顔認識専用ICでは、顔の位置を検出し、その位置をフォーカスエリアとしてAF回路に伝える。AF回路では、顔認識専用ICから得たフォーカスエリアのコントラストを検出してメインCPU101との情報授受を行いながら合焦動作を行う。
レンズ105は、デジタルカメラ本体100に内蔵された撮影レンズ鏡筒であり、不図示のズーム駆動機構とAF駆動機構とを有している。
AFモータ106は、AF駆動機構を駆動する駆動力を発生するモータである。
AF駆動制御部107は、メインCPU101の指示に従いAFモータ106の駆動を制御する回路である。
AF駆動制御部107が制御したレンズ105のフォーカス位置は、不図示のフォーカスエンコーダによりモニタされており、メインCPU101へ伝えられている。このフォーカス位置に関する情報が得られると、デジタルカメラ本体100から被写体までの距離を精度良く得ることができる。
ズームモータ108は、ズーム駆動機構を駆動する駆動力を発生するモータである。
ズーム駆動制御部109は、操作スイッチ110の操作に応じたメインCPU101からの指示に従いズームモータ108の駆動を制御する回路である。ズーム駆動制御部109が制御したレンズ105のズーム位置は、不図示のズームエンコーダによりモニタされており、メインCPU101へ伝えられている。
操作スイッチ110は、上述したズーム駆動の操作を行うズームスイッチの他に、レリーズスイッチ等、撮影モード切替ダイヤル、メニュー選択釦等を有している。
AF補助光発光部111は、オートフォーカスに必要な輝度がない場合に、被写体を照明するAF補助光を発光する部分であり、本実施例では、LED(発光ダイオード)を用いている。
ホットシュー112は、外付け照明装置10を装着することができる取り付け台座であると共に、接点部14aに対応した接点部112aにより外付け照明装置10との通信を可能とする本体情報通信部でもある。なお、ホットシュー112は、本実施例における外付け照明装置10の他に、マイクを備えていない従来からある外付け照明装置を取り付けて使用することもできる。
次に、本実施例における外付け照明装置10及びデジタルカメラ本体100を有したカメラシステムの特徴的な動作について説明する。なお、説明を要する特徴的な動作が多数あるので、理解を容易にするために、以下に箇条書きで列挙して説明する。
(1)発光部11の照明光の照射範囲(照明光ズームの位置)、照明光の発光量を不図示の操作部材(手動設定手段)により任意の値に手動設定したときには、この操作部材による設定状態に基づいて、マイク部12a,12bの集音範囲、ゲイン、集音指向性をマイク制御IC16が制御を行う。例えば、照明光の照射範囲が最も広い場合には、集音範囲を最も広くして集音指向性も殆ど指向性のない状態とし、照明光の照射範囲が狭くなるに従い、集音範囲を狭くして集音指向性も高い指向性を有した状態とし、さらにゲインも高くする。また、発光量を大きく設定したときには、それに応じてマイクのゲインも高くする。
このようにすることにより、撮影者が設定した照明光の照明状態にマイクの集音状態を合わせることができる。撮影者が設定したということは、撮影者の撮影したい被写体がその照明光の照射範囲にあることを意味しており、また、照射光量は、被写体までの距離に対応する確率が非常に高く、照射光量に比例してゲインを増減すれば、よりよい録音状態とすることができる。
(2)マイク部12a,12bにより録音を行っていたり、音声信号の強い方向を特定するために音声を監視していたりするなど、音声情報を取得しているときには、発光部11の照明光ズーム駆動を行わないようにする。照明光ズーム駆動を行うと、その駆動音をマイクが取得してしまい、雑音を含む音声となったり、音声信号の強い方向を誤って特定してしまったりするおそれがある。しかし、本実施例のように、マイク部12a,12bにより音声情報を取得しているときに発光部11の照明光ズーム駆動を禁止することにより、上述の不都合を生じることなく、好条件下でマイク部12a,12bを使用することができる。
(3)発光部11の照明光の照射範囲、及び、照明光の照射光量は、デジタルカメラ本体100のメインCPU101が測光センサ103,AF駆動制御部107,ズーム駆動制御部109を介して得たレンズ105のズーム位置などに基づいて生成した発光部制御信号に従って制御されるのが基本である。本実施例では、これに加えて、マイク部12a,12bにより得た音声信号の強い方向の判別結果に基づいて、発光制御IC15が発光部制御信号に修正を加えて発光部11を制御する。例えば、マイク部12a,12bにより得た音声信号の強い方向が発光部制御信号により指示されている照明光の照射範囲外に有る場合に、照明光の照射範囲を広げ、それに伴い不足する発光光量を補うように発光量を増加させる。また、この場合に、マイク部12a,12bにより得た音声信号の強い方向に関する情報をデジタルカメラ本体100へ送信してレンズ105のズームを駆動して撮影画角を広げてもよい。この例は、撮影環境が非常に暗く、撮影者がファインダやモニタを観察しても主要被写体を特定しにくく、主要被写体を含まないような位置にレンズ105をズーム駆動してしまったような場合に有効である。
(4)被写体とデジタルカメラ本体100との位置関係、撮影画面内における被写体位置に関する被写体位置情報をデジタルカメラ本体100のメインCPU101から取り付け脚部14を介して得たマイク制御IC16は、この被写体位置情報を利用してマイク部12a,12bを制御する。この動作については、さらに以下の(4−1)(4−2)(4−3)(4−4)のような動作が適宜選択されて行われる。
(4−1)被写体位置情報として、ズーム駆動制御部109を介して得た焦点距離情報を含み、さらに、撮影画像の一部を切り取り記録する所謂デジタルズーム時の実質的な撮影画角に関する情報である実質撮影画角情報を含むようにする。そして、マイク制御IC16は、この被写体位置情報を利用してマイク部12a,12bの集音範囲を制御する。例えば、デジタルズームにより撮影範囲が狭くなっている場合には、マイク部12a,12bの集音範囲についても狭くするようにマイクズームを制御する。
(4−2)被写体位置情報として、AF駆動制御部107から得た合焦位置までの撮影距離情報を含み、マイク制御IC16は、この撮影距離情報を含んだ被写体位置情報を利用してマイク部12a,12bのゲインを制御する。具体的には、撮影距離が遠くなるほど、マイク部12a,12bのゲインを高くする。このようにすることにより、遠くにいる被写体の音声をよりよい状態で取得することができる。
(4−3)被写体位置情報として、撮影画面内における複数のフォーカス位置の中から選択されているフォーカス位置に関するフォーカス位置情報を含み、また、顔認識AFを利用しているときには、フォーカス位置情報に加えて、顔認識されている位置に関する情報(顔認識情報)も含むようにする。そして、マイク制御IC16は、このフォーカス位置情報,顔認識情報を利用してマイク部12a,12bの集音指向性を制御する。例えば、フォーカス位置が画面の右側に寄った位置であった場合には、マイク部12a,12bの集音指向性もこれに対応して右側に偏った指向性を有した状態で音声を取得させる。また、顔認識情報も得られている場合には、例えば、認識されている顔が一人であり、その位置にフォーカス位置が有る場合には、その方光にマイク部12a,12bの集音指向性を合わせるが、複数人の顔が認識されている場合には、フォーカス位置に指向性を合わせながらも、その指向性を弱めてフォーカス位置以外にある顔の方向の音声も取得可能な程度の弱い指向性とする。
(4−4)被写体位置情報として、撮影画面内における複数のフォーカス位置の中から選択されているフォーカス位置に関するフォーカス位置情報を含み、また、顔認識AFを利用しているときには、フォーカス位置情報に加えて、顔認識されている位置に関する情報(顔認識情報)も含み、さらに、ズーム駆動制御部109を介して得た焦点距離情報と、撮影画像の一部を切り取り記録する所謂デジタルズーム時の実質的な撮影画角に関する情報である実質撮影画角情報を含むようにする。そして、マイク制御IC16は、これらフォーカス位置情報,顔認識情報,焦点距離情報,実質撮影画角情報を含む被写体位置情報を利用してマイク部12a,12bの集音範囲と集音指向性を制御する。なお、この例は、上記(4−3)の例をさらに高い確率で必要な音声を取得できるようにしたものである。
(5)マイク部12a,12bが取得した音声情報を、取り付け脚部14,ホットシュー112を介してデジタルカメラ本体100のメインCPU101へ送り、デジタルカメラ本体100の動作を変更させる。この動作については、さらに以下の(5−1)(5−2)のような動作が適宜選択されて行われる。
(5−1)マイク部12a,12bが取得した音声信号の強い方向に関する音声情報をメインCPU101が得て、合焦対象とする被写体を決める。例えば、顔認識により複数の顔が認識されている場合に、音声情報を使用していないときには、それらの中で最も距離の近い顔に合焦するが、顔と似た模様を有した物が在ると、その場所に合焦してしまう場合があった。しかし、音声情報を利用することにより、複数の顔が認識されている場合に、音声を発している位置に合焦することとすれば、撮影したい対象を選択する確率を高めることができる。また、複数人を被写体として撮影している場合には、話をしている人に対して次々に自動で合焦させることも可能である。
(5−2)マイク部12a,12bが取得した音声信号の強い方向に関する音声情報をメインCPU101が得て、メインCPU101は、発光部制御信号の生成に必要な演算を行うときに、この音声情報を利用して発光部11の照明光の照射範囲、及び、照明光の照射光量を決める。このようにすることにより、主要被写体をより高い確率で特定することができ、照明光を適正な範囲で適正な量だけ発光させることができる。
なお、以上の(1)〜(5)に列挙した動作は、デジタルカメラ本体100の操作スイッチ110や、外付け照明装置10が有する不図示の操作スイッチなどによりそれぞれを動作可能としたり、動作不可能としたり、適宜組み合わせたりして利用することができる。例えば、被写体以外が発する騒音が激しい撮影条件等では、音声情報を利用して各種判断を行うと、誤判断をするおそれがあるので、そのような場合には、音声情報によりフォーカス位置を決定するような判断をしない様に設定することができる。
本実施例によれば、外付け照明装置10は、マイク部12a,12bを備えているので、外付け照明装置10を用意するだけで、より高音質の録音を行いたい場合、及び、より強い照明光を得たい場合に対応することができる。また、マイク部12a,12bから得た情報、及び、デジタルカメラ本体100が得た情報を相互に利用し合うことにより、上述したような動作を実現することができ、発光部11,マイク部12a,12b及びデジタルカメラ本体100の機能をさらに高めることができる。
実施例2における外付け照明装置20は、実施例1における外付け照明装置10のマイク部12a,12bの取り付け位置を変更し、一部機能を追加した例である。したがって、実施例1と同様の機能を果たす部分には、末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図3は、実施例2における外付け照明装置20を被写体側斜め方向から見た斜視図である。
発光部21は、照明光を発光する部分であり、本実施例では、不図示のLED(発光ダイオード)を光源としており、動画撮影時の照明光の照射にも対応している。発光部21の内部には、LEDが多数並べて配置されている。また、発光部21は、発光部保持部20bに対して保持されている。発光部保持部20bは、外付け照明装置本体部20aに対して2軸方向の回転自由度(矢印A,B)を有した状態で支持されており、撮影者の手動操作により発光部21の照明光の照射方向を変更することができる。
マイク部22a,22bは、発光部保持部20bに取り付けられている。したがって、発光部保持部20bを回転させることにより、マイク部22a,22bの向きについても変更することができる。
このような構成としたことにより、例えば、被写体の方向と録音したい音源の方向とが著しく異なるような場合にも容易に対応することができる。また、発光部11とマイク部22a,22bを発光部保持部20bに合わせて備えたことにより、発光部保持部20bの回転機構を共用することができ、装置を大型化することなく、発光部11とマイク部22a,22bの方向を任意に変更することができる。
また、本実施例の外付け照明装置20、又は、不図示のデジタルカメラ本体には、マイク部22a,22bが取得した音声情報から撮影者が発生する音声のキーワードを認識する音声認識部を有している。そして、この音声認識部により音声認識されたキーワードに基づいて不図示の発光制御IC,マイク制御IC,デジタルカメラ本体が有する不図示のメインCPUにより外付け照明装置20、又は、デジタルカメラ本体の動作を実行する。例えば、撮影者が「レリーズ」と声を発するとレリーズ釦を押した場合と同じ動作をしたり、「ズームアップ」と声を発するとレンズ及び発光部21がズームアップしたりするなど、主な動作を音声により行わせることができる。
なお、音声情報からキーワードを認識する音声認識部の詳細については、例えば、特開平9−198087号公報,特開2001−134288号公報など、多数の技術が開示されているので、ここでの詳しい説明は省略する。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
例えば、実施例1では、Xe管を使用した閃光発光を行う照明装置を例に挙げ、実施例2では、LEDを用いて動画撮影時の照明光の照射にも対応している例を示したが、この組み合わせに限らず、例えば、実施例1の発光部にLEDを使用してもよいし、実施例2の発光部にXe管を使用してもよい。
また、各実施例において、静止画撮影を主な目的としながら、動画の撮影も行うことができるカメラを例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば、動画の撮影を主な目的としながら、静止画の撮影も行うことができるカメラであってもよいし、静止画動画を特に区別することなく撮影可能な両用のカメラ、又は、動画専用のカメラであってもよい。なお、静止画専用のカメラであっても、マイク部により音声信号の強い方向に関する情報を利用することができるので、利用できる機能が制限されるものの、静止画専用のカメラであってもよい。
さらに、外付け照明装置とデジタルカメラ本体との間の音声情報などの通信は、接点を介した接触式の通信により行う例を示したが、これに限らず、例えば、光通信、電磁波による通信など、非接触式の通信としてもよい。そのようにすることにより、外付け照明装置とデジタルカメラ本体との位置関係を自由に配置することができ、よりよい照明効果、及び、集音特性を得ることができる。
実施例1における外付け照明装置10を被写体側から見た図である。 外付け照明装置10とデジタルカメラ本体100とを有したカメラシステムのブロック図である。 実施例2における外付け照明装置20を被写体側斜め方向から見た斜視図である。
符号の説明
10,20 外付け照明装置
11,21 発光部
12a,12b,22a,22b マイク部
13、23 モード切替えスイッチ
14,24 取り付け脚部
100 デジタルカメラ本体

Claims (15)

  1. 照明光を発光する発光部と、
    音声情報を取得するマイク部と、
    撮影装置本体に対して固定する取り付け脚部と、
    前記マイク部により取得した音声信号及び/又は前記音声信号に関する情報を含んだ音声情報を撮影装置本体に伝達する情報通信部と、
    を備える撮影装置本体に対して着脱自在な外付け照明装置。
  2. 請求項1に記載の外付け照明装置において、
    前記発光部の照明光の照射範囲、照明光の照射光量の内の少なくともひとつを任意に手動設定することができる手動設定手段を有し、
    前記手動設定手段による設定状態に基づいて、前記マイク部の集音範囲、ゲイン、集音指向性の内の少なくともひとつを制御するマイク制御部を有すること、
    を特徴とする外付け照明装置。
  3. 請求項1に記載の外付け照明装置において、
    前記発光部は、照明光の照射範囲が変化可能であり、
    前記マイク部により前記音声情報を取得しているときには、前記発光部の照明光の照射範囲を変化させないこと、
    を特徴とする外付け照明装置。
  4. 請求項1に記載の外付け照明装置において、
    前記情報通信部は、前記発光部の照明光の照射範囲、照明光の照射光量の内の少なくともひとつを制御する発光部制御信号を撮影装置本体から受信し、
    前記マイク部は、音声信号の強い方向を判別可能であり、
    前記マイク部が判別した音声信号の強い方向に関する情報に基づいて、前記発光部制御信号を修正して前記発光部を制御する発光制御部を有すること、
    を特徴とする外付け照明装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の外付け照明装置において、
    前記情報通信部は、被写体と撮影装置本体との位置関係、撮影画面内における被写体位置のいずれかに関する情報を含む被写体位置情報を撮影装置本体から受信し、
    前記情報通信部が受信した被写体位置情報を利用して前記マイク部を制御するマイク制御部を備えること、
    を特徴とする外付け照明装置。
  6. 請求項5に記載の外付け照明装置において、
    前記被写体位置情報には、焦点距離情報、実質撮影画角情報、の内の少なくともひとつを含み、
    前記マイク制御部は、前記情報通信部が取得した前記被写体位置情報を利用して前記マイク部の集音範囲を制御すること、
    を特徴とする外付け照明装置。
  7. 請求項5に記載の外付け照明装置において、
    前記被写体位置情報には、合焦位置までの撮影距離情報を含み、
    前記マイク制御部は、前記情報通信部が取得した前記被写体位置情報を利用して前記マイク部のゲインを制御すること、
    を特徴とする外付け照明装置。
  8. 請求項5に記載の外付け照明装置において、
    前記被写体位置情報には、撮影画面内における複数のフォーカス位置の中から選択されているフォーカス位置に関するフォーカス位置情報、撮影画面内の人物の顔を検知して被写体の画面内における位置を検出することにより得た顔認識情報、の内の少なくともひとつを含み、
    前記マイク制御部は、前記情報通信部が取得した前記被写体位置情報を利用して前記マイク部の集音指向性を制御すること、
    を特徴とする外付け照明装置。
  9. 請求項5に記載の外付け照明装置において、
    前記被写体位置情報には、撮影画面内における複数のフォーカス位置の中から選択されているフォーカス位置に関するフォーカス位置情報、撮影画面内の人物の顔を検知して被写体の画面内における位置を検出することにより得た顔認識情報の内の少なくともひとつと、焦点距離情報、実質撮影画角情報の内の少なくともひとつとを含み、
    前記マイク制御部は、前記情報通信部が取得した前記被写体位置情報を利用して前記マイク部の集音範囲、集音指向性の内の少なくともひとつを制御すること、
    を特徴とする外付け照明装置。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の外付け照明装置において、
    前記発光部を使用可能として前記マイク部を使用不可能とする発光部専用動作状態と、
    前記マイク部を使用可能として前記発光部を使用不可能とするマイク部専用動作状態と、
    前記発光部及び前記マイク部の両方を使用可能な混合動作状態と、
    を切り替える動作状態切替部を有すること、
    を特徴とする外付け照明装置。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の外付け照明装置において、
    前記取り付け脚部を含む外付け照明装置本体部と、
    前記外付け照明装置本体部に対して少なくとも1軸方向の回転自由度を有した状態で支持され、前記発光部が保持されている発光部保持部と、
    を有し、
    前記発光部保持部は、手動操作により前記発光部の照明光の照射方向を変更することができ、
    前記マイク部は、前記発光部保持部に取り付けられていること、
    を特徴とする外付け照明装置。
  12. 撮影装置本体と、
    前記撮影装置本体に対して着脱自在な請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の外付け照明装置と、
    を備えたカメラシステムであって、
    前記撮影装置本体は、前記外付け照明装置が有する前記情報通信部を介して通信して少なくとも前記音声情報を受信する本体情報通信部と、
    前記本体側情報通信部が受信した前記音声情報を利用して撮影装置本体の動作を変更する撮影装置本体制御部と、
    を備えるカメラシステム。
  13. 請求項12に記載のカメラシステムにおいて、
    前記マイク部は、音声信号の強い方向を判別可能であり、
    前記音声情報には、音声信号の強い方向に関する情報を含んでおり、
    前記撮影装置本体制御部は、前記音声情報を利用して合焦対象とする被写体を決めること、
    を特徴とするカメラシステム。
  14. 請求項12に記載のカメラシステムにおいて、
    前記マイク部は、音声信号の強い方向を判別可能であり、
    前記音声情報には、音声信号の強い方向に関する情報を含んでおり、
    前記撮影装置本体制御部は、前記音声情報を利用して前記発光部の照明光の照射範囲、照明光の照射光量の内の少なくともひとつを制御する発光部制御信号を生成すること、
    を特徴とするカメラシステム。
  15. 請求項12から請求項14までのいずれか1項に記載のカメラシステムにおいて、
    前記音声情報から撮影者が発生する音声のキーワードを認識する音声認識部を有し、
    前記音声認識部により音声認識されたキーワードに基づいて前記撮影装置本体及び/又は前記外付け照明装置の動作を実行すること、
    を特徴とするカメラシステム。
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