JP2006258072A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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【課題】 ナノ粒子をフィルタで捕集することが可能な内燃機関の排気浄化装置を提供する。
【解決手段】 本発明の内燃機関の排気浄化装置は、内燃機関の排気ガスに含まれる粒子状物質を、大気拡散を抑制すると同時にフィルタで捕集するためのものであり、内燃機関から排出される排気ガスを導く排気通路と、前記排気通路に、前記排気ガス中に含まれる粒子状物質に対して吸着能を有する微粒子を供給する微粒子供給装置と、を備える。ここで、粒子状物質とは、いわゆるナノ粒子のことである。これにより、ナノ粒子を微粒子供給装置から供給される微粒子に吸着させて凝集することができ、ナノ粒子の大気拡散を抑制することができる。また、これまで捕集が難しかった極小径のナノ粒子のフィルタでの捕集効率を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の排気通路に配置され、排気ガスの粒子状物質を捕集する内燃機関の排気浄化装置に関する。
ディーゼルエンジンなどの内燃機関より排出される排気ガスには、粒子状物質が含まれている。そのため、この粒子状物質を排気ガスより取り除くための排気浄化装置を内燃機関の排気通路に取り付けることが必要となる。排気浄化装置には、フィルタが設けられ、このフィルタによって、粒子状物質が捕集される。このフィルタでは、捕集された粒子状物質に対し、酸化処理などの処理を施している。
粒子状物質は、様々な大きさの微粒子からなり、50nm以下の大きさを有する微粒子(以下、単に「ナノ粒子」と称す)と、50nmよりも大きな微粒子(以下、単に「PM」と称す)とに大別することができる。この粒子状物質は、排気ガスと共にフィルタに流入し、フィルタによって捕集され、酸化処理がされる。
しかし、ナノ粒子は、その大きさが50nm以下と小さいため、大気に拡散しやすく、またフィルタにおける捕集も容易ではない。ナノ粒子の発生の原因としては、近年の燃料噴射圧の高圧化による燃料の微粒化や、内燃機関が、アイドル(軽負荷)状態となることによる燃焼温度の低下、車両減速状態となることによる気筒内圧力の低下によって発生するオイルの吸出し等による可溶有機分(SOF)の凝集などが考えられている。
なお、特許文献1では、フィルタの下流側に放電装置を設け、フィルタを通り抜けたナノ粒子を、放電により帯電させ、その帯電させたナノ粒子を、電極を用いて捕集することで、ナノ粒子の数量を低減している。
特開2004−76669号公報
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、ナノ粒子をフィルタで捕集することが可能な内燃機関の排気浄化装置を提供する。
本発明の1つの観点では、内燃機関の排気浄化装置は、内燃機関から排出される排気ガスを導く排気通路と、前記排気通路に、前記排気ガス中に含まれる粒子状物質に対して吸着能を有する微粒子を供給する微粒子供給装置と、を備える。
上記の内燃機関の排気浄化装置は、内燃機関の排気ガスに含まれる粒子状物質を、大気拡散を抑制すると同時にフィルタで捕集するためのものであり、内燃機関から排出される排気ガスを導く排気通路と、前記排気通路に、前記排気ガス中に含まれる粒子状物質に対して吸着能を有する微粒子を供給する微粒子供給装置と、を備える。ここで、粒子状物質とは、いわゆるナノ粒子のことである。これにより、ナノ粒子を微粒子供給装置から供給される微粒子に吸着させて凝集することができ、ナノ粒子の大気拡散を抑制することができる。また、これまで捕集が難しかった極小径のナノ粒子のフィルタでの捕集効率を向上させることができる。
本発明の好適な実施例では、前記微粒子は、炭素微粒子よりも小さい粒子状物質を凝集する作用を有する。
上記の内燃機関の排気浄化装置の他の一態様では、前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、をさらに備え、前記運転状態検出手段が所定の運転状態を検知すると、前記微粒子供給装置は前記排気通路に前記微粒子を供給する。内燃機関が所定の運転状態のときに、微粒子供給装置を作動させて、微粒子を排気通路に供給することにより、当該所定の運転状態となることによって発生するナノ粒子を、微粒子に吸着して凝集することができる。
好適な実施例としては、前記運転状態検出手段は、車両減速状態、アクセルオフの状態、エンジン回転変化量が負となる状態、ブレーキオンの状態、排気ブレーキオンの状態のうち、いずれかの状態を所定の運転状態として検知する。
上記の内燃機関の排気浄化装置の一態様では、前記微粒子供給装置は、常時、前記微粒子を生成する微粒子生成装置と、前記排気通路と前記微粒子生成装置との間に配置された制御弁と、を有し、前記制御弁を開くことによって、前記排気通路に前記微粒子を供給する。これにより、制御信号に対する排気通路への微粒子放出の応答性の向上を図ることができる。
好適な実施例としては、前記微粒子供給装置は、前記微粒子として炭素微粒子を用いる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態に係る排気浄化装置について説明する。
図1は、本発明に係る排気浄化装置を内燃機関に適用した第1実施形態の概略構成を示している。内燃機関1は、4つの気筒2が一列に並べられた直列4気筒型のディーゼルエンジンで、吸気通路3、排気通路4、及び内燃機関1に対して過給を行うターボ過給機5をそれぞれ備えている。吸気通路3には、エアーフィルタ13と、吸気流量を計測するエアフロメータ14と、ターボ過給機5のコンプレッサ5aと、コンプレッサ5aにて圧縮された吸気を冷却するインタークーラ7と、が設けられている。排気通路4には、ターボ過給機5のタービン5bと、排気ガス中の有害物質を削減するための排気浄化装置20と、が設けられている。吸気通路3と排気通路4とはEGR通路6にて接続されて排気ガスの一部が排気通路4から吸気通路3へ還流される。EGR通路6には、吸気通路3に還流させるべき排気ガスを冷却するEGRクーラ17と、排気ガスの還流量を調整するためのEGRバルブ8と、がそれぞれ設けられている。内燃機関1には、各気筒2に対応させて4つのインジェクタ9が設けられている。4つのインジェクタ9はコモンレール10に接続される。コモンレール10は、燃料タンク(不図示)から燃料を汲み上げてコモンレール10に圧送するサプライポンプ11に接続される。
排気浄化装置20は、NOx吸蔵還元触媒19と、内燃機関1の排気ガス中のPMを捕集する機能を有するフィルタ22と、炭素微粒子発生装置21と、酸化触媒23と、エンジンコントロールユニット(ECU)24と、を備えている。
炭素微粒子発生装置21は、フィルタ22の上流側に設けられており、PMと同程度の大きさの炭素微粒子を発生させ、発生させた炭素微粒子を流出口50より排気通路4に放出する機能を有する。
炭素微粒子発生装置21によって発生された炭素微粒子は、エンジンの燃焼過程で発生したPMと極めてよく似たエアロゾルとして供給される。エアロゾルとは、分散媒が気体(例:排気ガス)で分散相が固体(例:炭素微粒子)または液体の分散系の状態を示す言葉である。分散相(固体)の微粒子は、非常に活発なブラウン運動によって凝集しやすく、一般には不安定な分散系で、時間と共に重力によって沈降する性質を持つ。このような炭素微粒子を排気ガス通路へ導くことで、ナノ粒子を、凝集させることができる。また、炭素粒子発生装置21の流出口50の下流側にフィルタ22を配置することで、ナノ粒子が吸着した炭素微粒子を、ナノ粒子ごとフィルタ22で容易に捕集させることができる。
酸化触媒23は、フィルタ22の下流側に設けられており、フィルタ22において処理しきれずに通過したPMを酸化する。よって、炭素微粒子発生装置21は、本発明における微粒子供給装置として機能する。
フィルタ22と酸化触媒23との間には排気ガスの空燃比を検出するA/Fセンサ32が、設けられ、A/Fセンサ32の検知信号S10はECU24に入力される。また、排気浄化装置20は、NOx吸蔵還元触媒19によって吸蔵されたNOxを還元させるために、還元剤(燃料)を排気通路4に添加する燃料添加インジェクタ28を備えている。燃料添加インジェクタ28はサプライポンプ11と接続される。添加用インジェクタ28による燃料の添加は、NOx吸蔵還元触媒19に吸蔵されたNOxを還元させる必要に応じ、A/Fセンサ32からの入力信号S10に基づいてECU24にて制御される。
ECU24は、図示しないCPU、ROM、RAM、A/D変換器及び入出力インタフェイスなどを含んで構成され、アクセルセンサ31、ブレーキセンサ32、回転速度センサ33、排気ブレーキセンサ34と電気的に接続されている。アクセルセンサ31は、アクセルペダル(図示なし)が踏み込まれたことを示す検知信号S1を、ブレーキセンサ32は、ブレーキペダル(図示なし)が踏み込まれたことを示す検知信号S2を、回転速度センサ33は、内燃機関1の機関回転速度を示す検知信号S3を、排気ブレーキセンサ34は、排気ブレーキが作動したことを示す検知信号S4を、それぞれ、ECU24に供給する。ECU24は、アクセルセンサ31、ブレーキセンサ32、回転速度センサ33、排気ブレーキセンサ34からの検知信号S1、S2、S3、S4を基に、内燃機関1が、アクセルオフの状態、エンジン回転変化量が負となる状態、ブレーキオンの状態、排気ブレーキオンの状態となるときを検知する。なぜなら、内燃機関1の運転状態が、このようなアイドル状態、または車両減速状態となる場合にナノ粒子が特に多く発生する傾向があるからである。従って、ECU24は、内燃機関1の運転状態が、このようなアイドル状態、または車両減速状態であると判定すると、排気ガス中にナノ粒子が発生していると推測し、炭素微粒子を排気通路4に放出するために、炭素微粒子発生装置21に制御信号S5を供給する。よって、アクセルセンサ31、ブレーキセンサ32、回転速度センサ33、排気ブレーキセンサ34は、本発明における運転状態検出手段として機能する。
図2は、フィルタ22の断面図を示す。フィルタ22は、多数のセル(貫通孔)51を有するハニカム状に形成されている。セル51はそれぞれ両端のうち一方においてプラグ52で栓詰めがされている。プラグ52は、入口端51inにおいて栓詰めされているセル51と、出口端51outにおいて栓詰めされているセル51が交互に配列されるように設けられている。互いに隣り合うセル51の間には、隔壁53が設けられ、微細な孔54が多数形成されている。フィルタ21の入口端51inに導かれたPM55およびナノ粒子56を含む排気ガスは、矢印61で示すように、隔壁53を通過して、出口端51outに導かれる。排気ガスが隔壁53を通過する際、排気ガス中に含まれるPM55は、その慣性力により破線矢印61aに示す経路を辿り、隔壁53に衝突する。このように慣性衝突によって、PM55は隔壁53で捕集される。隔壁53には、白金(Pt)や酸化セリウム(CeO)等の酸化触媒物質が担持されており、フィルタ22は、酸化触媒物質の作用により捕集したPM55の酸化を促進する機能を有する。しかし、ナノ粒子56は、PM55と較べて質量が小さいので、その慣性力も小さい。よって、矢印62に示すように、ナノ粒子56は、隔壁53で捕集されず、排気ガスとともに出口端51outに導かれて、結局、フィルタ22を通り抜けてしまうことがある。そこで、本発明の排気浄化装置では、フィルタ22の上流側において、炭素微粒子発生装置21より放出された炭素微粒子にナノ粒子を吸着させることにより、ナノPMの大気拡散を抑制すると同時に、炭素微粒子と共にナノ粒子をフィルタ22で捕集させることを可能とする。
図3は、炭素微粒子発生装置21の内部構造を示す断面図である。炭素微粒子発生装置21は、容器42の内部に黒鉛電極41a、41bを有する構造とされる。炭素微粒子発生装置21は、黒鉛電極41a、41bの間に高電圧を印加して、コロナ放電を発生させることにより、黒鉛電極41a、41bにおいて炭素微粒子Cnを生成する。また、炭素微粒子発生装置21は、外部より流入されたキャリアガスによって、排気通路に通じるガスの流れを有している。黒鉛電極41a、41bで生成された炭素微粒子Cnは、このキャリアガスに乗せられて、排気通路4へと運ばれる。ここで、キャリアガスとしては、例えばアルゴン(Ar)が用いられる。黒鉛電極41a、41bの間に印加される電圧の大きさは、図1に示すECU24からの制御信号S5により制御される。炭素微粒子発生装置21は、制御信号S5が供給されると、黒鉛電極41a、41bの間に電圧を印加して、炭素微粒子Cnの生成を開始し、制御信号S5に従って印加される電圧の大きさを変化させることにより、炭素微粒子Cnの生成量を調節する。即ち、炭素微粒子発生装置21による炭素微粒子Cnの発生の有無はECU24からの制御信号S5により制御される。
図4は、炭素微粒子発生装置21より放出された炭素微粒子の流出口50の拡大図である。炭素微粒子発生装置21によって生成された炭素微粒子Cnは、キャリアガスに乗って、排気通路4まで運ばれた後、排気通路4を流れる排気ガス中に放出される。炭素微粒子は、ナノ粒子を吸着する性質があるので、排気ガス中のナノ粒子Paは、放出された炭素微粒子Cnに吸着する。ここで、炭素微粒子発生装置21によって生成される炭素微粒子Cnの大きさは、50nmよりも大きい。一方、炭素微粒子Cnに吸着するナノ粒子Paの大きさは、炭素微粒子の大きさよりも小さく、一般的には、炭素微粒子の10分の1程度の大きさのものが多い。よって、1つの炭素微粒子Cnに、複数のナノ粒子Paが吸着することができる。このようにすることで、炭素微粒子によって、特に10nm以下の極小のナノ粒子を効果的に凝集することができる。
ナノ粒子Paが吸着した炭素微粒子Cnは、排気ガスと共に、下流側のフィルタ22に流入する。炭素微粒子Cnの大きさは、50nmよりも大きいことから、PMの粒径範囲とよく似ている。従って、フィルタ22は、炭素微粒子Cnを、PMと同様に捕集することができる。このとき、ナノ粒子Paは、炭素微粒子Cnに吸着しているので、フィルタ22は、炭素微粒子Cnと共にナノ粒子Paもフィルタ22で捕集することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る排気浄化装置について説明する。
図5は、本発明に係る排気浄化装置20aを内燃機関に適用した第2実施形態の概略構成を示している。図6は、炭素微粒子発生装置21より放出された炭素微粒子の流出口50aの拡大図である。第1実施形態に係る排気浄化装置20では、炭素微粒子発生装置21は、ECU24からの制御信号S5によって、炭素微粒子の生成の有無を制御している。それに対し、第2実施形態に係る排気浄化装置20aでは、炭素微粒子発生装置21を常時作動させておいて、炭素微粒子を常に生成して放出する状態とし、この炭素微粒子発生装置21の炭素微粒子の流出口に、排気通路4へ流入する炭素微粒子の量を調節する制御弁26が設けられる。制御弁26が閉弁状態のとき、炭素微粒子発生装置21で発生した炭素微粒子は、制御弁26で留められることにより溜められる。
この制御弁26は、ECU24からの制御信号S5によって制御される。これにより、ECU24からの炭素微粒子Cnの排気通路への放出を指示する制御信号S5が制御弁26に供給されると、制御弁26は、開弁を行うことにより、制御弁26で溜められている炭素微粒子Cnを排気通路4に放出する。従って、第2実施形態に係る排気浄化装置20aでは、制御弁26を開くだけで、即時に、予め生成されている炭素微粒子Cnを、排気通路4へ放出することができる。よって、第1実施形態に係る排気浄化装置20と比較して、炭素微粒子Cnを排気通路へ放出するまでの間の時間が少なくて済む。よって、第2実施形態に係る排気浄化装置20aでは、ECU24からの制御信号S5に対する炭素微粒子放出の応答性の向上を図ることができる。
[炭素微粒子発生制御処理]
次に、本発明の排気浄化装置における炭素微粒子発生制御処理の詳細について、第1実施形態に係る排気浄化装置20を例に、図7を用いて具体的に説明する。ECU24は、ROMなどのメモリに記憶されているプログラムに従って、炭素微粒子発生制御処理を行う。
図7は、第1実施形態に係る炭素微粒子発生制御処理のフローチャートである。本発明の炭素微粒子発生制御処理は、内燃機関1がアイドル状態もしくは車両減速状態となるときに発生するナノ粒子を、炭素微粒子に吸着させることにより凝集し、PMと同程度の大きさの微粒子に大径化する。
ECU24は、アクセルセンサ31、ブレーキセンサ32、回転速度センサ33、排気ブレーキセンサ34のそれぞれより供給される検知信号S1、S2、S3、S4を基に、内燃機関1の運転状態を検知する(ステップS101)。ECU24は、検知された運転状態を基に、内燃機関1がアイドル状態もしくは車両減速状態であるかの判定を行う(ステップS102)。具体的には、ECU24は、検知信号S1、S2、S3、S4を基に、アクセルオフの状態、エンジン回転変化量が負の状態、ブレーキオンの状態、排気ブレーキオンの状態のうち、いずれかの状態を検知したときに、内燃機関1が、アイドル状態もしくは車両減速状態であるとして判定する。内燃機関1が、アイドル状態もしくは車両減速状態であるならば(ステップS102:Yes)、ECU24は、炭素微粒子発生装置21に作動のための制御信号S5を供給する(ステップS103)。これにより、炭素微粒子発生装置21は、作動を開始することにより、炭素微粒子の生成を行い、排気通路に炭素微粒子を放出する。
このようにして、排気通路に放出された炭素微粒子は、ナノ粒子を吸着することで、ナノ粒子を凝集する。一方、ECU24が、検知された内燃機関1の運転状態がアイドル状態もしくは車両減速状態のどちらでもない場合(ステップS102:No)、ECU24は、炭素微粒子発生装置21に制御信号S5を供給することで、炭素微粒子発生装置21が作動しているのであれば、停止させる制御を行う(ステップS104)。なお、第2実施形態に係る排気浄化装置20aの場合には、制御弁26を閉弁することにより、炭素微粒子の放出を停止する。
なお、第2実施形態に係る排気浄化装置20aの場合には、図7中に括弧で示すように、ステップS103においては制御弁26を開弁することにより、予め生成されている炭素微粒子を放出する。こうして、炭素微粒子発生装置21が常時発生している炭素微粒子を排気通路へ放出する。また、ステップS104においては制御弁26を開弁せず、閉弁状態を維持する。これにより、炭素微粒子が排気通路へ放出されないようにする。
以上のように、本発明によれば、ナノ粒子を、微粒子供給装置から供給される微粒子に吸着させて凝集することで大径化させることができ、大気拡散を抑制すると同時に、フィルタで容易に捕集させることが可能となる。
第1実施形態の排気浄化装置を内燃機関に適用した実施形態を示した図である。 排気浄化装置のフィルタを示した図である。 炭素微粒子発生装置を示した図である。 排気通路における炭素微粒子発生装置の流出口の拡大図である。 第2実施形態の排気浄化装置を内燃機関に適用した実施形態を示した図である。 排気通路における炭素微粒子発生装置の流出口の拡大図である。 第1実施形態の排気浄化装置の炭素微粒子発生制御処理のフローチャート。
符号の説明
1 内燃機関
4 排気通路
20 排気浄化装置
21 炭素微粒子発生装置
22 フィルタ
23 酸化触媒
24 ECU

Claims (6)

  1. 内燃機関から排出される排気ガスを導く排気通路と、
    前記排気通路に、前記排気ガス中に含まれる粒子状物質に対して吸着能を有する微粒子を供給する微粒子供給装置と、を備えることを特徴とする排気浄化装置。
  2. 前記微粒子は、炭素微粒子よりも小さい粒子状物質を凝集する作用を有することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、をさらに備え、
    前記運転状態検出手段が所定の運転状態を検知すると、前記微粒子供給装置は前記排気通路に前記微粒子を供給することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 前記運転状態検出手段は、車両減速状態、アクセルオフの状態、エンジン回転変化量が負となる状態、ブレーキオンの状態、排気ブレーキオンの状態のうち、いずれかの状態を所定の運転状態として検知することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  5. 前記微粒子供給装置は、
    常時、前記微粒子を生成する微粒子生成装置と、
    前記排気通路と前記微粒子生成装置との間に配置された制御弁と、を有し、
    前記制御弁を開くことによって、前記排気通路に前記微粒子を供給することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  6. 前記微粒子供給装置は、前記微粒子として炭素微粒子を用いることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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