JP2006257648A - パワーユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 ロータリジョイントを使用することなくケーシング内の作業装置に作動流体などを供給するパワーユニットを提供すること。
【解決手段】 ケーシング200内に挿入され一体になって回転する作業装置1のアクチュエータ13を駆動させるためのものであって、ケーシング200上端に載置可能なテーブル31に、アクチュエータ13を駆動させる駆動装置33と、その駆動装置33とアクチュエータ13とを接続するライン36を巻いたラインリール35とが設置され、そのテーブル31の中心に形成された貫通孔31aを通してケーシング200内にライン36が送られてアクチュエータに接続13されたものであることを特徴とするパワーユニット30。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ケーシング内に挿入された作業装置が、そのケーシングと一体になって回転する際、ケーシングに対してチャックを行うためのアクチュエータ、或いはその他のアクチュエータに作動流体を供給するパワーユニットに関する。
前記作業装置には、例えばケーシング内で地盤の掘削を行う掘削装置があり、その一例として下記特許文献1を挙げることができる。図6は、当該文献に記載された掘削装置を示した図である。
全周回転式のチュービング装置100は、水平状態のベースフレーム101にスラストシリンダ102が立設され、そのスラストシリンダ102によって昇降フレーム103が昇降するよう構成されている。昇降フレーム103には軸受104を介してリング状の回転体105が回転可能に支持され、その回転体105の外周に形成されたギヤ106が昇降フレーム103に設けた油圧モータ107とアイドラギヤ108を介して噛合し、油圧モータ107の回転により回転体105が回転する。
回転体105の内周には、中心方向にあるケーシング200へ向けて下方に傾斜したテーパ面111が形成され、その回転体105に対して同じテーパ面をもった楔状のチャック部材112が内側に当接している。昇降フレーム103にはチャックシリンダ113が設けられ、このチャックシリンダ113によって昇降する回転フレーム114にチャック部材112が吊下げられ、ケーシング200と回転体105との間に挿入され、ケーシング200の把持が行われる。
吊り下げられてケーシング200内に挿入された掘削装置120は、シャフト121に対してスライド可能な筒部材122にドリル123が取り付けられ、ケーシング200を内側から把持するグリップ部材125が円周方向に等間隔で設けられている。そして、グリップ部材125は、下向きのリンク131を介してウエイト130によって外側に押し広げられ、ケーシング200を内側からグリップすることになる。こうした掘削装置120は、ロータリジョイント126を介してクレーンのロープに吊下されている。
掘削装置120がグリップした状態でケーシング200を回転させると、ケーシング200の回転力はドリル123に伝達される。そして、掘削のためにケーシング200に押し込み力を加えると地面からの反力が増し、ドリル123を介して上向きのリンク132,133に加えられるので、グリップ部材125とケーシング200との係合が更に強固なものになって、掘削抵抗に見合ったグリップ力が得られ、ケーシング200の回転力と推進力が確実にドリル123に伝達される。
登録実用新案2586039号公報(第3−4頁、図1) 特開平9−177464号公報(第3−4頁、図1)
ところで、前記従来例では、上下方向の荷重によって掘削装置120がケーシング200内をグリップするが、所詮ウエイトによる重量と押し込み反力をグリップ力に変換するものであるため大きなグリップ力が期待できない。そのため、油圧シリンダを備え、その力でグリップ力を得ることが提案されている。しかし、そうすると掘削装置の油圧シリンダにケーシング200の外から油圧ユニットによって作動油を供給する必要があるが、その点、前記特許文献1にはケーシング200と一体に回転する掘削装置120をクレーンなどに吊り下げているため、ロープ18が共回りしないようにロータリジョイント126が設けられている。従って、油圧ホースもこうしたロータリジョイントを設けることで共回りさせずに作動油を供給することが考えられる。
具体的な構成は、上記特許文献2に開示されている。これは、グリップ用の複数のシリンダに対して作動油を供給する油圧ホースが、ロータリジョイントに接続され、作業装置と共回りしないようにした構成がとられている。
しかし、掘削作業の場合には、掘った掘削坑内に地下水がしみ出て泥水が溜まってしまい、そこにロータリジョイントまでもが浸かってしまうと、ロータリジョイントのシール部分が破損しやすいという問題があった。
また、ロータリジョイントは掘削装置120などの直上に設けられ、ロープやワイヤによって吊り下げられているため、ケーシング200の回転を完全に切り離すことが困難である。そのため、共回り防止のために使用されたワイヤなどが油圧ホースなどと絡んでしまう問題もあった。従って、本来はロータリジョイント自身が共回りしないような機構が必要となる。
更に、地上の油圧ユニットから送られた油圧ホース等は、ケーシングの上端開口をまたいで内部に送られているため、回転するケーシングの上部に接触して擦れてしまうこともある。従って、その接触を防止するためには別途クレーンでホースハンガを吊り下げる必要があり、それでは作業が非常に煩わしいものになってしまう。
よって、本発明は、かかる課題を課逸すべく、ロータリジョイントを使用することなくケーシング内の作業装置に作動流体などを供給するパワーユニットを提供することを目的とする。
本発明に係るパワーユニットは、ケーシング内に挿入され一体になって回転する作業装置のアクチュエータを駆動させるためのものであって、前記ケーシング上端に載置可能なテーブルに、前記アクチュエータを駆動させる駆動装置と、その駆動装置とアクチュエータとを接続するラインを巻いたラインリールとが設置され、そのテーブルの中心に形成された貫通孔を通してケーシング内にラインが送られて前記アクチュエータに接続されたものであることを特徴とする。
また、本発明に係るパワーユニットは、前記アクチュエータが作動流体によって駆動するものであり、前記テーブルに設置された前記駆動装置は、そのアクチュエータに作動流体を供給する流体圧供給装置であり、前記ラインリールは、その流体圧供給装置とアクチュエータを接続するホースが巻かれたホースリールであることが好ましい。
また、本発明に係るパワーユニットは、前記テーブルの底面には前記ケーシングに嵌合するガイドが突設されたものであることが好ましい。
また、本発明に係るパワーユニットは、前記流体圧供給装置を遠隔操作するための通信手段を備えたものであることが好ましい。
一方、本発明に係るパワーユニットを用いた作業方法は、ケーシング内に挿入され一体になって回転する作業装置のアクチュエータに対し、ケーシング外に配置された駆動装置を備えたパワーユニットが接続され、そのパワーユニットによってアクチュエータを駆動させた状態で前記作業装置に所定の作業を行わせるようにした方法であって、前記ケーシング上端に、前記駆動装置と、その駆動装置と前記アクチュエータとを接続するラインを巻いたラインリールとを備えた前記パワーユニットを載置し、前記ケーシング内に前記アクチュエータに接続したラインを送り込み、そのパワーユニットをケーシング上で一緒に回転させながら前記アクチュエータを駆動させて前記作業装置に所定の作業を行わせるようにしたことを特徴とする。
また、本発明に係るパワーユニットを用いた作業方法は、前記アクチュエータが作動流体によって駆動するものであり、前記パワーユニットは、前記ケーシング上端に載置したテーブルに、そのアクチュエータに作動流体を供給する前記駆動装置としての流体圧供給装置と、流体圧供給装置とアクチュエータを接続するホースが巻かれた前記ラインリールとしてのホースリールを搭載したものであり、そのパワーユニットをケーシングと一緒に回転させて前記作業装置に所定の作業を行わせるようにすることが好ましい。
また、本発明に係るパワーユニットを用いた作業方法は、前記パワーユニットに受信機が備えられ、地上の送信機によって前記駆動装置を遠隔操作するようにすることが好ましい。
よって、本発明に係るパワーユニット及び、そのパワーユニットを用いた作業方法によれば、パワーユニットがケーシングの上に載置され、そのケーシングと一緒に回転するため、例えばケーシングと一体になって作業装置が回転していても、作業装置の油圧アクチュエータに作動流体を送るためケーシングの外から送り込まれたホースに捻りが生じることがなくなる。従って、従来のように作業装置のアクチュエータに作動流体を供給するために設けられていたロータリジョイントが不要になる。
次に、本発明のパワーユニットについて一実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。本実施形態のパワーユニットは、例えば従来例で示したものと同様に、オールケーシング工法の技術を利用してケーシング内に掘削坑を形成する作業に使用されるものについて説明する。図1乃至図4は、掘削作業を示した工程図である。これは、従来例で示したと同様のチュービング装置300によってケーシング200が回転圧入し、そのケーシング200と一体になって回転する掘削装置1がケーシング200内で掘削を行うようにしたものである。
掘削装置1は、ケーシング200をグリップするケーシンググリップ部の下に掘削部が設けられている。支持フレーム11上に吊下げフレーム12が固定されており、この吊下げフレーム12にクレーンからのワイヤが連結され、掘削装置1が吊り下げられるようになっている。支持フレーム11には、その下方に4本の昇降シリンダ13が等間隔で吊設されている。昇降シリンダ13は、油圧シリンダであって、そのピストンロッドが下方に突き出るように取り付けられ、ピストンロッドに昇降フレーム14が固定されている。環形状をしたこの昇降フレーム14には、楔形をした押圧ブロック15が軸支され、下方につり下がるように取り付けられている。
ところで、この支持フレーム11及び昇降フレーム14の下には更に台フレーム16が設けられ、支持フレーム11と台フレーム16とは、環形状の昇降フレーム14を貫通した角筒形状の連結管17によって一体になっている。そして、最下段に設けられた台フレーム16には、上から吊り下げられている押圧ブロック15に対応したグリップブロック18が設けられている。グリップブロック18は、台フレーム16上を径方向にスライド出来るように取り付けられ、押圧ブロック15とテーパ面同士が摺接するように設けられている。そして、その押圧ブロック15は、径方向内側の面が連結管17にも摺接し、垂直に上下動するようになっている。
次に、こうしたケーシンググリップ部の下には掘削部が構成されている。その掘削部は、連結管17の下端に設けられた連結プレート19,20同士がボルトとナットによって締め付け固定され、ケーシンググリップ部と一体になっている。そして、中心軸上にスクリュウ21が設けられ、その下端には掘削刃22が形成されている。スクリュウ21の螺旋羽根はケーシング200内をほぼ塞ぐ程度の大きさの径で形成され、掘削刃22によって掘削した土砂を保持することができるようになっている。
本実施形態のパワーユニットは、こうした掘削装置1を構成するケーシンググリップ部の昇降シリンダ13へ作動油を供給するためのものである。そして、それが図2及び図3に示すように、ケーシング200の上に載せられるように構成されている。ここで、図5はパワーユニットを示した平面図である。
パワーユニット30は、中央にケーシング200の径より若干小さい貫通孔31aが開けられたテーブル31に形成されている。そして、このテーブル31には、図2及び図3に示すように、下面にケーシング200の上端に嵌め合うように円形のガイド32が突設されている。従って、このガイド32を嵌め合わせてケーシング200上端に載せることにより、貫通孔31aが同軸上に位置してケーシング200の上方が開口するようになっている。
そのテーブル31の上には、掘削装置1の昇降シリンダ13へ作動油を供給するための油圧ユニット33と、その油圧ユニット33を駆動させるためのエンジン発電機34とが搭載されている。油圧ユニット33は、電動モータによって油圧ポンプが駆動するように構成されたものであり、この油圧ユニット33及びエンジン発電機34とが特許請求の範囲に記載する流体圧供給装置を構成する。そして、テーブル31の上にはこの他にも、油圧ユニット33と昇降シリンダ13との間で作動油を送るための油圧ホース36を巻いたホースリール35が搭載されている。また、ケーシング200内の掘削装置1による把持および把持解除動作を地上にてコントロールするため、ラジコン受信機37もテーブル31上に搭載されている。従って、地上のオペレータがラジコン送信機から操作することにより、ラジコン受信機37を介して油圧ユニット33の運転を操作することができるようになっている。
こうしたパワーユニットを使用した掘削作業は、図1〜図4に示すようにして行われる。先ず掘削作業を行うに当たって、図1に示すように、掘削装置1はケーシング200外に用意されたスタンド50に起立した状態で配置されている。そして、その掘削装置1に対してパワーユニット30が上部に載せられる。掘削装置1の吊下げフレーム12には、トップ部分にパワーユニット30の貫通孔31aよりも小径の円形突起部分12aと、その下に貫通孔31aよりも大径のフランジ部分12bとが、つば付き帽子のような形状で形成されている。そのため、パワーユニット30は、テーブル31の貫通孔31a内に円形突起部分12aが差し込まれ、フランジ部分12bによって支えられるようにして掘削装置1上に載せられる。そこで、掘削装置1をクレーンでつり上げることによってパワーユニット30も一緒に運ばれることになる。
次に、そうした状態のまま掘削装置1とパワーユニット30とがケーシング200の位置まで搬送され、図2に示すように掘削装置1がケーシング200内に挿入される。下降する掘削装置1は、そのままケーシング200内に入って土の上に置かれるようにして配置される一方、パワーユニット30は、掘削装置1から離れてケーシング200の上端に載せられる。すなわち、パワーユニット30は、ケーシング200に対してガイド32が嵌り合い、テーブル31の貫通孔31aがケーシング200の中心軸と一致するような位置で搭載される。このとき、パワーユニット30が停止する一方で掘削装置1だけが下降するが、両者の間に連結された油圧ホース36は、掘削装置1の下降に従ってホースリール35から送り出されて伸びている。
こうして搬送された掘削装置1は、次にケーシング200と一体に回転できるように、ケーシング200に対するチャックが行われる。それには昇降シリンダ13が伸張作動し、昇降フレーム14を介して押圧ブロック15が下降する。押圧ブロック15は、内側が連結管17で支えられるように垂直に下降し、反対のテーパ面で摺接したグリップブロック18を外側に押し出す。そのため、グリップブロック18がケーシング200の内周面に強く押し付けられて摩擦抵抗によってグリップしたチャックが行われる。なお、摩擦抵抗だけでは滑ってしまうような場合は、ケーシング200の内周面に中心軸に平行な溝を形成し、そこにグリップブロック18に形成した凸部をはめ込むようにしてもよい。
こうしたチャック動作は、オペレータのラジコンを使った地上からのコントロールによって行われる。オペレータの操作によりエンジン発電機34が駆動し、油圧ユニット33からの作動油がホースリール35の油圧ホース36を介して供給され、掘削装置1の昇降シリンダ13の伸縮がコントロールされる。
そして、掘削装置1のチャックが終了すると、次にケーシング200を回転させながらケーシング200内の掘削が行われる。チュービング装置300は、チャック部材301を回転体302とケーシング200との間に差し込むようにして、回転体302の回転をケーシング200へ伝えるようにチャックする。そこで、不図示の駆動モータ出力によって回転体302が回転すれば、同時にケーシング200も回転する。更にチュービング装置1では、回転体302の設けられた昇降フレーム303がスラストシリンダ304の収縮作動によって下降するため、ケーシング200は地中に回転圧入される。
このとき掘削装置1は、ケーシング200と一体になって回転しながら下降する。そのため掘削刃22によってケーシング200内部の土が掘削され、掘削された土砂はほぐされてスクリュウ21の螺旋羽根を相対的に上昇する。
掘削装置1は、こうして掘削作業を行っている間、ケーシング200と一緒に回転するため、昇降シリンダ13に対して作動油による油圧がかかったチャック状態を維持している。その際、油圧ホース36は掘削装置1に接続されているが、それがケーシング200の中心軸上に配置されていなくてもパワーユニット30がケーシング200の上で一緒に回転するため、捻りの問題など一切生じない。
掘削が行われた後は、スクリュウ21内に溜まった土砂をケーシング200外へ運んで排土が行われる。それには先ず、ケーシング200に対する掘削装置1のチャック解除が行われる。ラジコンを使ったオペレータからのコントロールによって、油圧ユニット33からホースリール35の油圧ホース36を介して昇降シリンダ13から作動油が収縮方向に供給され、昇降フレーム14を介して押圧ブロック15が上昇する。このとき、グリップブロック18は、金具によって押圧ブロック15に引っ掛けられているので、押圧ブロック15の上昇につられて中心軸方向に移動する。そのため、グリップブロック18がケーシング200の内周面への押し付けから解放され、チャックが解除される。
その後、ケーシング200からフリーになった掘削装置1は、図3に示すように掘削した土砂をスクリュウ21部分に保持したままクレーンによって吊り上げられる。そして、ケーシング200から外へ出るときには、パワーユニット30も一緒に持ち上げられて一旦ケーシング200から外される。すなわち、図4に示すように、掘削装置1の上昇によってテーブル31の貫通孔31a内に円形突起部分12aが差し込まれ、フランジ部分12bによって支えられるようにしてパワーユニット30が掘削装置1の上に載せられる。そして、そのまま排土場所にまで運ばれ、そこでスクリュウ21部分の土砂が落とされる。その後は、図1〜4の作業が繰り返される。
よって、本実施形態のパワーユニット30及び、そのパワーユニット30を用いた作業方法によれば、パワーユニット30がケーシング200の上に載置され、そのケーシング200と一緒に回転するため、掘削装置1の昇降シリンダ13に接続された油圧ホース36に捻りが生じない。そのため、従来のように作業装置のアクチュエータに作動油などを供給するためのロータリジョイントが不要になった。
また、地下水による泥水の中で使用するような場合でも、ロータリジョイントが不要になったため、そのシール部の破損等といった問題がなくなった。
また、パワーユニット30と掘削装置1を一体に吊れるので、別途ハンガーを吊る必要が無くなり、取り回しが楽になる。
更に、パワーユニット30は作業中ケーシング200の上に載置されるため、作業ヤードに置く必要がなくなり、狭い場所での作業が可能となる。
以上、本発明に係るパワーユニットの一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
前記実施形態では、油圧ユニット33とエンジン発電機34とを流体圧供給装置として構成したが、例えば、エンジン発電機34の代わりにエンジンを用いて油圧ポンプを駆動させるようにした流体圧供給装置としてもよい。
また、前記実施形態ではアクチュエータとして油圧シリンダである昇降シリンダ13を対象としたが、例えば、電動シリンダなどの電動アクチュエータを対象としてもよく、その場合、流体圧供給装置には発電機を用い、ホースリールの代わりに用いたケーブルリールに巻いたケーブルを介して電動シリンダに接続するようにする。
また、前記実施形態では、油圧ユニット33とエンジン発電機34を別体のものとしたが、例えばこれらを一つにしたエンジン式の油圧ユニットでもよい。
また、前記実施形態ではホースリール35を一つ搭載しただけのものであるが、作業装置のアクチュエータの種類が多い場合には、複数個のホースリールを搭載するようにしてもよい。
掘削作業における掘削装置のケーシング挿入前工程を示した図である。 掘削作業における掘削工程を示した図である。 掘削作業における掘削装置の吊り上げ工程を示した図である。 掘削作業における排土工程を示した図である。 パワーユニットの一実施形態を示した平面図である。 従来の掘削装置を示した図である。
符号の説明
1 掘削装置
13 昇降シリンダ
30 パワーユニット
31 テーブル
32 ガイド
33 油圧ユニット
34 エンジン発電機
35 ホースリール
36 油圧ホース
37 ラジコン受信機
200 ケーシング
300 チュービング装置

Claims (7)

  1. ケーシング内に挿入され一体になって回転する作業装置のアクチュエータを駆動させるためのパワーユニットにおいて、
    前記ケーシング上端に載置可能なテーブルに、前記アクチュエータを駆動させる駆動装置と、その駆動装置とアクチュエータとを接続するラインを巻いたラインリールとが設置され、そのテーブルの中心に形成された貫通孔を通してケーシング内にラインが送られて前記アクチュエータに接続されたものであることを特徴とするパワーユニット。
  2. 請求項1に記載するパワーユニットにおいて、
    前記アクチュエータは、作動流体によって駆動するものであり、前記テーブルに設置された前記駆動装置は、そのアクチュエータに作動流体を供給する流体圧供給装置であり、前記ラインリールは、その流体圧供給装置とアクチュエータを接続するホースが巻かれたホースリールであることを特徴とするパワーユニット。
  3. 請求項1又は請求項2に記載するパワーユニットにおいて、
    前記テーブルの底面には前記ケーシングに嵌合するガイドが突設されたものであることを特徴とするパワーユニット。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載するパワーユニットにおいて、
    前記流体圧供給装置を遠隔操作するための通信手段を備えたものであることを特徴とするパワーユニット。
  5. ケーシング内に挿入され一体になって回転する作業装置のアクチュエータに対し、ケーシング外に配置された駆動装置を備えたパワーユニットが接続され、そのパワーユニットによってアクチュエータを駆動させた状態で前記作業装置に所定の作業を行わせるようにしたパワーユニットを用いた作業方法において、
    前記ケーシング上端に、前記駆動装置と、その駆動装置と前記アクチュエータとを接続するラインを巻いたラインリールとを備えた前記パワーユニットを載置し、前記ケーシング内に前記アクチュエータに接続したラインを送り込み、そのパワーユニットをケーシング上で一緒に回転させながら前記アクチュエータを駆動させて前記作業装置に所定の作業を行わせるようにしたことを特徴とするパワーユニットを用いた作業方法。
  6. 請求項5に記載するパワーユニットを用いた作業方法において、
    前記アクチュエータは、作動流体によって駆動するものであり、前記パワーユニットは、前記ケーシング上端に載置したテーブルに、そのアクチュエータに作動流体を供給する前記駆動装置としての流体圧供給装置と、流体圧供給装置とアクチュエータを接続するホースが巻かれた前記ラインリールとしてのホースリールを搭載したものであり、そのパワーユニットをケーシングと一緒に回転させて前記作業装置に所定の作業を行わせるようにしたことを特徴とするパワーユニットを用いた作業方法。
  7. 請求項5又は請求項6に記載するパワーユニットを用いた作業方法において、
    前記パワーユニットに受信機が備えられ、地上の送信機によって前記駆動装置を遠隔操作するようにしたことを特徴とするパワーユニットを用いた作業方法。
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