JP2006256833A - エレベータ - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータの乗りかごが昇降路における所定の稼動範囲内に位置するか否かの検出にかかる動作の信頼性を高くし、かつ、当該検出にかかる機器の設置を容易にする。
【解決手段】光源11を乗りかご2に設け、かつ、カメラ13を、乗りかご2が予め定められた範囲の上端部またはその上方に位置する際に、光源11がカメラ13の撮影範囲に入るように昇降路1の上端部に設ける。カメラ13は光源11を撮影して得た画像データを画像処理部31に入力する。画像処理部31は入力したデータを分析して、画像における最も明るい部分の輝度値を計算する。この輝度値が予め定めた基準値以上である場合には、エレベータ制御盤32は、乗りかご2の上方への移動を制限するべく、巻き上げ機の駆動を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、乗りかごが昇降路における特定の高さに位置する場合にこれを検出する機能を有するエレベータに関する。
従来、エレベータの乗りかごが昇降路における所定の範囲内に位置するか否かを検出する代表的な手法として、乗りかごと接触することで動作するリミットスイッチを設けるものがある。この検出の結果、乗りかごが昇降路における所定の範囲の端部に位置する場合には、乗りかごが範囲外に移動しないように制御することで安全を確保する。
また、乗りかごが所定の範囲内に位置するか否かを検出する他の手法として、レーザ光を利用したものがある(例えば特許文献1参照)。この手法では、レーザ光を送信する送信装置、および、この送信されたレーザ光を検出する受信装置を昇降路側と乗りかご側に分けて設け、送信装置から受信装置にレーザ光が届くまでの時間を計測することにより乗りかごの位置を検出する。また、レーザ光を用いた、乗りかごが範囲内に位置するか否かを検出する他の手法として、レーザ光の反射面を有する対象物、および、レーザ光の送信機能と受信機能をともに有する送受信装置、および、反射面を有する対象物を昇降路側と乗りかご側に分けて設けるものがある。この手法では、送受信装置からのレーザ光を対象物の反射面に照射し、この反射面で反射したレーザ光を送受信装置により受信して、レーザ光の照射から受信までの時間を計測することにより乗りかごの位置を検出する。
特公昭60−38310号公報
前述したようなレーザ光を用いた手法では、乗りかごが範囲内に位置するか否かの検出のために乗りかごと接触させる部分がないため、リミットスイッチを用いる手法と比較して、動作不良が起こる可能性が低いという利点がある。ここで、レーザ光を発する送信装置と受信装置をそれぞれ設置する場合は、送信装置と受信装置を乗りかごの昇降方向に沿って向かい合わせる必要がある。しかし、乗りかごには、例えばガイドシューなど、レーザ光に対して障害物となる機器が設置されているので、レーザ光の送信装置と受信装置による当該レーザ光の送受信を正常に行なうための設置箇所を確保することは困難であった。また、レーザ光の受信装置による受信部分の範囲が狭いことから機器の設置に関して高い精度が要求されていた。このような問題は、前述した、反射面を有する対象物とレーザ光の送受信装置を用いる手法でも同様に起こる。
そこで、本発明の目的は、乗りかごが昇降路における所定の範囲内に位置するか否かの検出にかかる動作の信頼性が高く、かつ、当該検出にかかる機器の設置が容易であるエレベータを提供することにある。
すなわち、本発明に係わるエレベータは、乗りかごに設置した光源と、乗りかごが昇降路の上端部に近い予め定められた箇所またはその上方に位置する際の撮影面と光源との距離が、乗りかごが定められた箇所より下方に位置する際の撮影面と光源との距離より短くなるように昇降路に設置した撮影手段と、乗りかごが定められた箇所に位置した際に撮影手段が撮影して得る画像における最も明るい部分の輝度値である基準値を記憶する記憶手段とを備え、撮影手段が撮影して得た画像における最も明るい部分の輝度値を検出し、この検出した輝度値と基準値との大小関係に基づいて乗りかごの昇降動作を制御することを特徴とする。
本発明に係わるエレベータでは、乗りかごに設置した光源と、乗りかごが昇降路の上端部に近い予め定められた箇所またはその上方に位置する際の撮影面と光源との距離が、乗りかごが定められた箇所より下方に位置する際の撮影面と光源との距離より短くなるように昇降路に設置した撮影手段と、乗りかごが定められた箇所に位置した際に撮影手段が撮影して得る画像における最も明るい部分の輝度値である基準値を記憶する記憶手段とを備え、撮影手段が撮影して得た画像における最も明るい部分の輝度値を検出し、この検出した輝度値と基準値との大小関係に基づいて乗りかごの昇降動作を制御するので、安全性を保つために乗りかごが昇降路の端部に近い予め定められた箇所に位置するか否かの検出を行なう際の動作の信頼性を高くし、かつ、当該検出にかかる機器の設置を容易にすることができる。
以下図面により本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータの構成例を示すブロック図である。
本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータでは、昇降路1の内部において、乗りかご2が、巻き上げ機(図示せず)のモータ軸に設けられたメインシーブ3およびそらせシーブ4に巻き掛けられたロープ5を介してカウンタウェイト6と連結される。乗りかご2は、巻き上げ機の駆動によるメインシーブ3およびそらせシーブ4の回転に伴い、カウンタウェイト6とともに互いに上下反対方向に昇降する。乗りかご2の駆動方式は、油圧方式、リニア方式など、他の方式であってもよい。
乗りかご2の上面には、例えば発光ダイオードなどの光源11が設置される。光源11は発光面11aを有する。また、乗りかご2の下面には、光源11と同様の光源12が設置される。光源12は発光面12aを有する。
また、昇降路1の上端部にはカメラ13が取り付けられる。カメラ13は撮影面13aを有する。カメラ13は、乗りかご2が当該乗りかご2の予め定められた稼動範囲の上端部に位置する際に、光源11が最も明るい被写体として撮影面13aによる撮影範囲に入る箇所に取り付けられる。稼動範囲とは、昇降路における、乗りかご2を正常どおり昇降させても安全性が損なわれない範囲である。
ここでは、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲の上端部に位置することは、乗りかご2の下面が最上階乗り場21より予め定められた高さ、例えば1メートル高い箇所に位置することを意味する。
カメラ13の取り付け箇所は、昇降路1の上端部に限らず、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲の上端部またはその上方に位置する際に、光源11が最も明るい被写体としてカメラ13の撮影面13aによる撮影範囲に入り、かつ、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲の上端部またはその上方に位置する際のカメラ13の撮影面13aと光源11の発光面11aとの距離が、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲の上端部より下方に位置する際のカメラ13の撮影面13aと光源11の発光面11aとの距離より短ければ、特に限定されるものではない。
また、昇降路1の下端部には、カメラ14が取り付けられる。カメラ14は撮影面14aを有する。カメラ14は、乗りかご2が当該乗りかご2の予め定められた稼動範囲の下端部に位置する際に、光源12が最も明るい被写体として撮影面14aによる撮影範囲に入る箇所に取り付けられる。
ここでは、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲の下端部に位置することは、乗りかご2の下面が最下階乗り場22より予め定められた高さ、例えば1メートル低い箇所に位置することを意味する。
カメラ14の取り付け箇所は、昇降路1の下端部に限らず、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲の下端部またはその下方に位置する際に、光源12がカメラ14の撮影面14aによる撮影範囲に入り、かつ、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲の下端部またはその下方に位置する際のカメラ14の撮影面14aと光源12の発光面12aとの距離が、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲の下端部より上方に位置する際のカメラ14の撮影面14aと光源12の発光面12aとの距離より短ければ、特に限定されるものではない。
昇降路1の上部の機械室30には、画像処理部31およびエレベータ制御盤32が設けられる。画像処理部31は、カメラ13,14、エレベータ制御盤32、および、外部の監視センタ端末40と接続される。
図2は、本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータの画像処理部31の内部回路の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータの画像処理部31は、画像処理部31全体の処理を司る制御部41、入出力インタフェース(I/F)42、記憶部43、および、画像分析部44を備える。制御部41は、入出力インタフェース42、記憶部43、および、画像分析部44と接続される。
入出力インタフェース42は、カメラ13,14、エレベータ制御盤32、および、監視センタ端末40と接続される。入出力インタフェース42は、カメラ13,14が撮影した結果得られた画像を入力する。記憶部43は、カメラの識別情報に対応した輝度基準値を定義したテーブルを記憶する。
図3は、本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータの画像処理部31の記憶部43に記憶される、カメラの識別情報に対応した輝度基準値を定義したテーブルの一例を示す図である。
図3に示すように、記憶部43に記憶される、カメラの識別情報に対応した輝度基準値を定義したテーブルでは、カメラ13に個別に付与された識別情報“A”、および、カメラ13が撮影して得た画像における輝度の基準値の情報“P”が関連付けられ、また、カメラ14に個別に付与された識別情報“B”、および、カメラ14が撮影して得た画像における輝度の基準値の情報“Q”が関連付けられる。
基準値“P”とは、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲の上端部に位置した際にカメラ13が撮影して得る画像における最も明るい部分の輝度値である。また、基準値“Q”とは、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲の下端部に位置した際にカメラ14が撮影して得る画像における最も明るい部分の輝度値である。
つまり、カメラ13が撮影して得る画像における最も明るい部分の輝度値が基準値“P”である場合には、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲の上端部に位置した事を意味する。また、カメラ14が撮影して得る画像における最も明るい部分の輝度値が基準値“Q”である場合には、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲の下端部に位置した事を意味する。
画像分析部44は、カメラ13が撮影して得た画像データ、または、カメラ14が撮影して得た画像データを入力して、これを分析することで、画像における輝度分布を計算し、この計算結果をもとに、画像における最も明るい部分の輝度値を計算する。
乗りかご2の運転モードは、通常運転モードおよび点検運転モードの2種類がある。通常運転モードは、呼び登録にしたがって乗りかご2を昇降させる運転モードである。また、点検運転モードは、通常運転モードにおける定格速度と比較して低い定格速度で乗りかご2を手動昇降させる運転モードである。
乗りかご2の内部には、乗りかご2の運転モードを切り替えるための操作器(図示せず)が設けられる。この操作器はエレベータ制御盤32と接続される。この操作器を作業員により操作すると、この操作状態に応じて、乗りかご2の運転モードを通常運転モードおよび点検運転モードの何れかに設定する旨を指示する制御信号が操作器からエレベータ制御盤32に出力される。
エレベータ制御盤32は、操作器からの制御信号で指示された運転モードを設定し、当該設定したモードにしたがって巻き上げ機の駆動を制御する。ここでは、乗りかご2の稼動範囲は、運転モードに関わらず同じであるとする。
次に、本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータによる、乗りかご2の位置検出にかかる処理動作について説明する。
まず、光源11,12は常に光を発しており、カメラ13,14は、予め定められた時間間隔で撮影を連続して行なっていると仮定する。
以下、カメラ13が撮影した画像の分析結果にしたがった、乗りかご2の昇降動作の制御について説明する。この制御では、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲の上端部に向かって移動する際に、安全性が損なわれないようにするべく、乗りかご2の昇降動作を制御する。
カメラ13は、撮影して得られた画像データを、カメラ13の識別情報(“A”)と関連付けて画像処理部31に出力する。
画像処理部31では、カメラ13から入力した画像データを、入出力インタフェース42により入力する。制御部41は、入出力インタフェース42が入力した画像データを識別情報“A”とともに画像分析部44に出力する。画像分析部44は、入出力インタフェース42から入力した画像データを分析して、輝度分布を計算する。
図4は、本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータの画像処理部31の画像分析部44が、カメラ13により撮影した画像をもとに計算した輝度分布の一例を示す図である。
カメラ13が撮影した画像をもとに画像分析部44が計算した輝度分布51における領域52は、カメラ13が撮影して得た画像のうち、光源11を撮影して得た部分における輝度を示す領域である。輝度分布51における領域52の輝度は周囲の輝度より明るい。
画像分析部44は、前述した輝度分布をもとに、画像における最も明るい部分、つまり、光源11を撮影して得た領域52の輝度値を計算する。画像分析部44は、計算した輝度値の情報を、制御部41から入力した画像データに関連付けられた識別情報(“A”)と関連付けて制御部41に出力する。
制御部41は、画像分析部44から輝度値の情報を入力すると、この情報と関連付けられた識別情報(“A”)と、記憶部43のテーブルとを照合することで、当該記憶部43から、識別情報“A”と関連付けられた基準値“P”を読み出す。制御部41は、読み出した基準値“P”、および、画像分析部44から入力した情報で示される輝度値を比較する。
制御部41は、画像分析部44から入力した輝度値が基準値“P”以上である場合には、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲の上端部、または当該上端部より上方に位置しているとみなし、入出力インタフェース42を介して、制御信号をエレベータ制御盤32および監視センタ端末40に出力する。
エレベータ制御盤32は、画像処理部31からの制御信号を入力すると、乗りかご2の上方への移動を制限するべく、巻き上げ機の駆動を制御する。
具体的には、乗りかご2の運転モードが通常運転モードに設定されている際は、エレベータ制御盤32は、乗りかご2の昇降動作が速やかに停止し、かつ、この乗りかご2が最寄階である最上階乗り場21に着床して待機するように巻き上げ機の駆動を制御する。
また、乗りかご2の運転モードが点検運転モードに設定されている際は、エレベータ制御盤32は、画像処理部31からの制御信号を入力すると、乗りかご2の昇降動作が速やかに停止し、かつ、いずれかの者が手動操作による乗りかご2の下方への移動については通常どおり行なえるようにする一方で、手動操作による乗りかご2の上方への移動については、いずれかの者がこれを行なえないように巻き上げ機の駆動を制御する。
また、エレベータ制御盤32による制御にしたがって乗りかご2が昇降した結果、カメラ13が撮影して得た画像の最も明るい部分の輝度値が基準値“P”未満となった場合には、画像処理部31は、解除信号をエレベータ制御盤32に出力する。
エレベータ制御盤32は、解除信号を入力すると、現在設定されている運転モードにしたがった、通常の乗りかご2の昇降動作の制御を行なう。具体的には、乗りかご2の運転モードが通常運転モードに設定されている際は、エレベータ制御盤32は、解除信号を入力すると、乗りかご2が最寄階に着床した後は、呼び登録にしたがって乗りかご2が昇降するように巻き上げ機の駆動を制御する。また、乗りかご2の運転モードが点検運転モードに設定されている際は、エレベータ制御盤32は、解除信号を入力すると、いずれかの者が手動操作により指定された方向に乗りかご2が昇降するように巻き上げ機の駆動を制御する。
また、監視センタ端末40は、画像処理部31からの制御信号を入力すると、乗りかご2が昇降路1の上端部に近い箇所に位置していることを示すメッセージをモニタ(図示せず)により表示する。
このような処理を行なった場合には、エレベータの運転モードが通常運転モードである場合には、機器の異常により、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲の上端部を超えて上方に大きく移動することを防ぐことができる。また、エレベータの運転モードが点検運転モードである場合には、いずれかの者が手動運転を誤ることで、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲の上端部を超えて上方に大きく移動することを防ぐことができる。
次に、カメラ14が撮影した画像の分析結果にしたがった、乗りかご2の昇降動作の制御について説明する。この制御では、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲の下端部に向かって移動する際に、安全性が損なわれないようにするべく、乗りかご2の昇降動作を制御する。
前述したように、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲の上端部に向かって移動する際に、安全性を保つための処理動作を行なうには、カメラ13により光源11を撮影していたが、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲の下端部に向かって移動する際に、安全性を保つための処理動作を行なうには、カメラ14が光源12を撮影する。
具体的には、カメラ14は、撮影して得られた画像データを、カメラ14の識別情報(“B”)と関連付けて画像処理部31に出力する。
画像処理部31では、カメラ14から入力した画像データを、入出力インタフェース42により入力する。制御部41は、入出力インタフェース42が入力した画像データを識別情報“B”とともに画像分析部44に出力する。画像分析部44は、入出力インタフェース42から入力した画像データをもとに輝度分布を計算し、この輝度分布をもとに、画像における最も明るい部分、つまり、光源12を撮影して得た領域の輝度値を計算する。画像分析部44は、制御部41から入力した画像データに関連付けられた識別情報(“B”)と関連付けて制御部41に出力する。
制御部41は、画像分析部44からの輝度値の情報を入力すると、この情報と関連付けられた識別情報(“B”)と、記憶部43のテーブルとを照合することで、当該記憶部43から、識別情報“B”と関連付けられた基準値“Q”を読み出す。制御部41は、読み出した基準値“Q”、および、画像分析部44から入力した輝度値を比較する。
制御部41は、画像分析部44から入力した輝度値が基準値“Q”以上である場合には、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲の下端部、または当該下端部より下方に位置しているとみなし、入出力インタフェース42を介して、制御信号をエレベータ制御盤32および監視センタ端末40に出力する。
エレベータ制御盤32は、画像処理部31からの制御信号を入力すると、乗りかご2の下方への移動を制限するべく、巻き上げ機の駆動を制御する。
また、監視センタ端末40は、画像処理部31からの制御信号を入力すると、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲の下端部に近い箇所に位置していることを示すメッセージをモニタにより表示する。
このような処理を行なった場合には、エレベータの運転モードが通常運転モードである場合には、機器の異常により、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲の下端部を超えて下方に大きく移動することを防ぐことができる。また、エレベータの運転モードが点検運転モードである場合には、いずれかの者が手動運転を誤ることで、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲の下端部を超えて下方に大きく移動することを防ぐことができる。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータでは、乗りかご2に光源を設置して、かつ、乗りかご2が、当該乗りかご2の稼動範囲の端部に位置する際に、光源が最も明るい被写体として撮影範囲に入り、かつ、乗りかご2が端部に位置する際の撮影面と光源との距離が、乗りかご2が稼動範囲外に位置する際の撮影面と光源との距離より短くなるようにカメラを設置した上で、カメラにより撮影した画像における最も明るい部分の輝度値を計算して、この輝度値を、基準値、つまり、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲の端部に位置する際の輝度値と比較することで、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲内に位置するか否かを検出することができる。
よって、乗りかご2が稼動範囲内に位置するか否かを検出するために、乗りかご2との接触部分を設ける必要がない上に、光源とカメラは、乗りかご2が、当該乗りかご2の稼動範囲の端部に位置する際に、光源が最も明るい被写体としてカメラの撮影範囲内に入るようにそれぞれ設置すればよいので、機器の設置箇所の制約条件が緩和される。
したがって、乗りかご2が昇降路における所定の範囲内に位置するか否かの検出にかかる動作の信頼性を高くすることが出来る上に、当該検出にかかる機器の設置を容易にすることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係るエレベータの構成は、図1に示したものと基本的にほぼ同様であるので、同一部分の説明は省略する。
図5は、本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータの構成例を示すブロック図である。
本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータでは、第1の実施形態と異なり、カメラ13は乗りかご2の上面に設置される。また、光源11は、第1の実施形態と異なり、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲の上端部またはその上方に位置する際に、最も明るい被写体としてカメラ13による撮影範囲に入り、かつ、乗りかご2が稼動範囲の上端部またはその上方に位置する際の発光面11aとカメラ13の撮影面13aとの距離が、乗りかご2が稼動範囲の上端部より下方に位置する際の発光面11aと撮影面13aとの距離より短くなるように昇降路1内に設置される。
また、本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータでは、第1の実施形態にしたがったエレベータと異なり、カメラ14は乗りかご2の下面に設置される。光源12は、第1の実施形態と異なり、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲の下端部またはその下方に位置する際に、最も明るい被写体としてカメラ14による撮影範囲に入り、かつ、乗りかご2が稼動範囲の下端部またはその下方に位置する際の発光面12aとカメラ14の撮影面14aとの距離が、乗りかご2が稼動範囲の下端部より上方に位置する際の発光面12aと撮影面14aとの距離より短くなるように昇降路1内に設置される。
また、カメラ13,14は、テールコード23を介して画像処理部31と接続される。
このような構成のエレベータでは、第1の実施形態と同様に、カメラ13,14により撮影して得た画像データをもとに、乗りかご2が稼動範囲内に位置するか否かを検出し、この検出結果をもとに乗りかご2の昇降動作の制御や、監視センタ端末40によるメッセージ表示を行なうことができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係るエレベータの構成は、図1に示したものと基本的にほぼ同様であるので、同一部分の説明は省略する。
図6は、本発明の第3の実施形態にしたがったエレベータの構成例を示すブロック図である。
前述した、本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータ(図1参照)では、乗りかご2の運転モードが通常運転モードである場合の当該乗りかご2の稼動範囲、および、乗りかご2の運転モードが点検運転モードである場合の当該乗りかご2の稼動範囲は同じであるとして説明したが、この第3の実施形態では、乗りかご2の稼動範囲は運転モードの種別により異なる。
具体的には、乗りかご2の運転モードが点検運転モードである場合の当該乗りかご2の稼動範囲の上端部は、乗りかご2の運転モードが通常運転モードである場合の当該乗りかご2の稼動範囲の上端部より高い箇所にある。また、乗りかご2の運転モードが点検運転モードである場合の当該乗りかご2の稼動範囲の下端部は、乗りかご2の運転モードが通常運転モードである場合の当該乗りかご2の稼動範囲の下端部より低い箇所にある。
この第3の実施形態では、点検運転モード時における光源11の撮影にカメラ13を使用し、点検運転モード時における光源12の撮影にカメラ14を使用する。
具体的には、カメラ13は、乗りかご2が当該乗りかご2の点検運転モード時における稼動範囲の上端部またはその上方に位置する際に、光源11がカメラ13の撮影範囲に入り、かつ、乗りかご2が前述した上端部またはその上方に位置する際のカメラ13の撮影面13aと光源11の発光面11aとの距離が、乗りかご2が前述した上端部より下方に位置する際のカメラ13の撮影面13aと光源11の発光面11aとの距離より短くなるように設置する。
また、カメラ14は、乗りかご2が当該乗りかご2の点検運転モード時における稼動範囲の下端部またはその下方に位置する際に、光源12がカメラ14の撮影範囲に入り、かつ、乗りかご2が前述した下端部またはその下方に位置する際のカメラ14の撮影面14aと光源12の発光面12aとの距離が、乗りかご2が前述した下端部より上方に位置する際のカメラ14の撮影面14aと光源12の発光面12aとの距離より短くなるように設置する。
そして、本発明の第3の実施形態では、通常運転モード時における、光源11の撮影に使用するカメラとして、カメラ15を昇降路1内に取り付け、かつ、通常運転モード時における、光源12の撮影に使用するカメラとして、カメラ16を昇降路1内に取り付ける。カメラ15,16は、画像処理部31の入出力インタフェース42と接続される。
具体的には、カメラ15は、乗りかご2が当該乗りかご2の通常運転モード時における稼動範囲の上端部またはその上方に位置する際に、光源11がカメラ15の撮影範囲に入り、かつ、乗りかご2が前述した上端部またはその上方に位置する際のカメラ15の撮影面15aと光源11の発光面11aとの距離が、乗りかご2が前述した上端部より下方に位置する際のカメラ15の撮影面15aと光源11の発光面11aとの距離より短くなるように設置する。
また、カメラ16は、乗りかご2が当該乗りかご2の通常運転モード時における稼動範囲の下端部またはその下方に位置する際に、光源12がカメラ16の撮影範囲に入り、かつ、乗りかご2が前述した下端部またはその下方に位置する際のカメラ16の撮影面16aと光源12の発光面12aとの距離が、乗りかご2が前述した下端部より上方に位置する際のカメラ16の撮影面16aと光源12の発光面12aとの距離より短くなるように設置する。
図7は、本発明の第3の実施形態にしたがったエレベータの画像処理部31の記憶部43に記憶される、カメラの識別情報に対応した輝度基準値を定義したテーブルの一例を示す図である。
図7に示したように、第3の実施形態にしたがったエレベータの画像処理部31の記憶部43に記憶される、カメラの識別情報に対応した輝度基準値を定義したテーブルでは、図3に示したテーブルと異なり、カメラ13に個別に付与された識別情報“C”、および、カメラ13が撮影して得た画像における輝度の基準値“R”が関連付けられ、カメラ14に個別に付与された識別情報“D”、および、カメラ14が撮影して得た画像における輝度の基準値“S”が関連付けられ、カメラ15に個別に付与された識別情報“E”、および、カメラ15が撮影して得た画像における輝度の基準値“T”が関連付けられ、かつ、カメラ16に個別に付与された識別情報“F”、および、カメラ16が撮影して得た画像における輝度の基準値“U”が関連付けられる。
基準値“R”とは、乗りかご2が当該乗りかご2の点検運転モード時の稼動範囲の上端部に位置した際にカメラ13が撮影して得る画像における最も明るい部分の輝度値である。また、基準値“S”とは、乗りかご2が当該点検運転モード時の稼動範囲の下端部に位置した際にカメラ14が撮影して得る画像における最も明るい部分の輝度値である。
また、基準値“T”とは、乗りかご2が当該乗りかご2の通常運転モード時の稼動範囲の上端部に位置した際にカメラ15が撮影して得る画像における最も明るい部分の輝度値である。また、基準値“U”とは、乗りかご2が当該通常運転モード時の稼動範囲の下端部に位置した際にカメラ16が撮影して得る画像における最も明るい部分の輝度値である。
次に、本発明の第3の実施形態にしたがったエレベータによる、乗りかご2の位置検出にかかる処理動作について説明する。ここでは、第1の実施形態にしたがったエレベータによる前述した処理動作と異なる部分を中心に説明する。
まず、カメラ13の撮影に伴う処理動作について説明する。画像処理部31では、カメラ13の識別情報(“C”)が関連付けられた画像データを入力すると、この画像における最も明るい部分の輝度値を計算して、これを識別情報“C”とともに出力する。
画像処理部31の制御部41は、画像分析部44からの輝度値の情報を入力すると、現在設定されている運転モードが点検運転モードである場合には、識別情報“C”と、記憶部43に記憶されたテーブルとを照合し、輝度の基準値“R”を読み出す。そして、制御部41は、読み出した基準値および画像分析部44からの輝度値とを比較して、画像分析部44からの情報で示される輝度値が基準値以上であれば、乗りかご2が当該乗りかご2の点検運転モード時の稼動範囲の上端部または当該上端部より上方に位置しているとみなし、入出力インタフェース42を介して、制御信号をエレベータ制御盤32および監視センタ端末40に出力する。
次に、カメラ14の撮影に伴う処理動作について説明する。画像処理部31では、カメラ14の識別情報(“D”)が関連付けられた画像データを入力すると、この画像における最も明るい部分の輝度値を計算して、これを識別情報“D”とともに出力する。
画像処理部31の制御部41は、画像分析部44からの輝度値の情報を入力すると、現在設定されている運転モードが点検運転モードである場合には、識別情報“D”と、記憶部43に記憶されたテーブルとを照合し、輝度の基準値“S”を読み出す。そして、制御部41は、読み出した基準値および画像分析部44からの輝度値とを比較して、画像分析部44からの情報で示される輝度値が基準値以上であれば、乗りかご2が当該乗りかご2の点検運転モード時の稼動範囲の下端部または当該下端部より下方に位置しているとみなし、入出力インタフェース42を介して、制御信号をエレベータ制御盤32および監視センタ端末40に出力する。
次に、カメラ15の撮影に伴う処理動作について説明する。画像処理部31では、カメラ15の識別情報(“E”)が関連付けられた画像データを入力すると、この画像における最も明るい部分の輝度値を計算して、これを識別情報“E”とともに出力する。
画像処理部31の制御部41は、画像分析部44からの輝度値の情報を入力すると、現在設定されている運転モードが通常運転モードである場合には、識別情報“E”と、記憶部43に記憶されたテーブルとを照合し、輝度の基準値“T”を読み出す。そして、制御部41は、読み出した基準値および画像分析部44からの輝度値とを比較して、画像分析部44からの情報で示される輝度値が基準値以上であれば、乗りかご2が当該乗りかご2の通常運転モード時の稼動範囲の上端部または当該上端部より上方に位置しているとみなし、入出力インタフェース42を介して、制御信号をエレベータ制御盤32および監視センタ端末40に出力する。
次に、カメラ16の撮影に伴う処理動作について説明する。画像処理部31では、カメラ16の識別情報(“F”)が関連付けられた画像データを入力すると、この画像における最も明るい部分の輝度値を計算して、これを識別情報“F”とともに出力する。
画像処理部31の制御部41は、画像分析部44からの輝度値の情報を入力すると、現在設定されている運転モードが通常運転モードである場合には、識別情報“F”と、記憶部43に記憶されたテーブルとを照合し、輝度の基準値“U”を読み出す。そして、制御部41は、読み出した基準値および画像分析部44からの輝度値とを比較して、画像分析部44からの情報で示される輝度値が基準値以上であれば、乗りかご2が当該乗りかご2の通常運転モード時の稼動範囲の下端部または当該下端部より下方に位置しているとみなし、入出力インタフェース42を介して、制御信号をエレベータ制御盤32および監視センタ端末40に出力する。
以上説明したように、本発明の第3の実施形態にしたがったエレベータでは、運転モードの種別により乗りかご2の稼動範囲が異なっていても、それぞれの運転モードにおいて、乗りかご2が当該乗りかご2の稼動範囲内に位置するか否かを検出することができる。
なお、この発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を省略してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータの構成例を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータの画像処理部の内部回路の構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータの画像処理部の記憶部に記憶される、カメラの識別情報に対応した輝度基準値を定義したテーブルの一例を示す図。 本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータの画像処理部の画像分析部が、カメラにより撮影した画像をもとに計算した輝度分布の一例を示す図。 本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータの構成例を示すブロック図。 本発明の第3の実施形態にしたがったエレベータの構成例を示すブロック図。 本発明の第3の実施形態にしたがったエレベータの画像処理部の記憶部に記憶される、カメラの識別情報に対応した輝度基準値を定義したテーブルの一例を示す図。
符号の説明
1…昇降路、2…乗りかご、3…メインシーブ、4…そらせシーブ、5…ロープ、6…カウンタウェイト、11,12…光源、11a,12a…発光面、13,14,15,16…カメラ、13a,14a,15a,16a…撮影面、21…最上階乗り場、22…最下階乗り場、23…テールコード、30…機械室、31…画像処理部、32…エレベータ制御盤、40…監視センタ端末、41…制御部、42…入出力インタフェース(I/F)、43…記憶部、44…画像分析部。

Claims (7)

  1. 乗りかごに設置された光源と、
    前記乗りかごが昇降路の上端部に近い予め定められた箇所またはその上方に位置する際の撮影面と前記光源との距離が、前記乗りかごが前記定められた箇所より下方に位置する際の前記撮影面と前記光源との距離より短くなるように前記昇降路に設置された撮影手段と、
    前記乗りかごが前記定められた箇所に位置した際に前記撮影手段が撮影して得る画像における最も明るい部分の輝度値である基準値を記憶する記憶手段と、
    前記撮影手段が撮影して得た画像における最も明るい部分の輝度値を検出する検出手段と、
    この検出手段により検出した輝度値と前記基準値との大小関係に基づいて前記乗りかごの昇降動作を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とするエレベータ。
  2. 乗りかごに設置された光源と、
    前記乗りかごが昇降路の下端部に近い予め定められた箇所またはその下方に位置する際の撮影面と前記光源との距離が、前記乗りかごが前記定められた箇所より上方に位置する際の前記撮影面と前記光源との距離より短くなるように前記昇降路に設置された撮影手段と、
    前記乗りかごが前記定められた箇所に位置した際に前記撮影手段が撮影して得る画像における最も明るい部分の輝度値である基準値を記憶する記憶手段と、
    前記撮影手段が撮影して得た画像における最も明るい部分の輝度値を検出する検出手段と、
    この検出手段により検出した輝度値と前記基準値との大小関係に基づいて前記乗りかごの昇降動作を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とするエレベータ。
  3. 乗りかごに設置された撮影手段と、
    前記乗りかごが昇降路の上端部に近い予め定められた箇所またはその上方に位置する際の発光面と前記撮影手段の撮影面との距離が、前記乗りかごが前記定められた箇所より下方に位置する際の前記発光面と前記撮影面との距離より短くなるように前記昇降路に設置された光源と、
    前記乗りかごが前記定められた箇所に位置した際に前記撮影手段が撮影して得る画像における最も明るい部分の輝度値である基準値を記憶する記憶手段と、
    前記撮影手段が撮影して得た画像における最も明るい部分の輝度値を検出する検出手段と、
    この検出手段により検出した輝度値と前記基準値との大小関係に基づいて前記乗りかごの昇降動作を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とするエレベータ。
  4. 乗りかごに設置された撮影手段と、
    前記乗りかごが昇降路の下端部に近い予め定められた箇所またはその下方に位置する際の発光面と前記撮影手段の撮影面との距離が、前記乗りかごが前記定められた箇所より上方に位置する際の前記発光面と前記撮影面との距離より短くなるように前記昇降路に設置された光源と、
    前記乗りかごが前記定められた箇所に位置した際に前記撮影手段が撮影して得る画像における最も明るい部分の輝度値である基準値を記憶する記憶手段と、
    前記撮影手段が撮影して得た画像における最も明るい部分の輝度値を検出する検出手段と、
    この検出手段により検出した輝度値と前記基準値との大小関係に基づいて前記乗りかごの昇降動作を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とするエレベータ。
  5. 前記制御手段は、
    前記検出手段により検出した輝度値が前記基準値以上である場合に、前記乗りかごの上方への昇降動作を制限する
    ことを特徴とする請求項1または3に記載のエレベータ。
  6. 前記制御手段は、
    前記検出手段により検出した輝度値が前記基準値以上である場合に、前記乗りかごの下方への昇降動作を制限する
    ことを特徴とする請求項2または4に記載のエレベータ。
  7. 前記検出手段により検出した輝度値が前記基準値以上である場合に、予め定めた報知を行なう手段をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のエレベータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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