JP2006256487A - 車両のスライド式コンソール構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 乗員の乗降時のウオークスルーを可能とし、かつ、そのコンソール体の後方スライド方向に位置する座席の分断を回避できる車両のスライド式コンソール構造の提供を図る。
【解決手段】 コンソール体10が車両前後方向にスライド可能となっており、そのコンソール体10の車両後側形状を、このコンソール体10の後方スライド方向に位置する後方座席20のシートクッション21の上面21aに係合する形状に形成し、コンソール体10を後方座席20のシートクッション21に係合することにより、後方座席20を分断することなくコンソール体10の後方移動量を大きく設定できるとともに、後方座席20の前側部分に乗降時のウォークスルースペースSwを確保できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、コンソール体が車両前後方向にスライド可能な車両のスライド式コンソール構造に関する。
従来のスライド式コンソール構造を備えた車両としては、車室内の左右に複数列の座席を設け、左右の座席の間には車両の前後方向に沿ってウォークスルー部を設け、そのウォークスルー部に最前列座席と最後列座席との間を往復動するコンソール体を配設することにより、最前列座席の乗員から最後列座席の乗員まで各座席において共通のコンソール体を使用できるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−109778号公報(第3頁、第1図)
しかしながら、かかる従来のスライド式コンソール構造にあっては、車両前後方向に複数列設けられた全ての座席で1つのコンソール体を利用するため、そのコンソール体の移動スペースとなるウオークスルー部は、コンソール体の前後移動量を大きく設定するために最前方の座席列から最後方の座席列に至るまで連続して設けられている。
このため、コンソール体の後方移動留まりとなる最後方の座席列にあっても、前記ウオークスルー部によって車幅方向に中央部で分断されることになり、その分断部分で乗員の着座スペースが減少してしまう。
そこで、本発明は、乗員の乗降時のウオークスルーを可能とし、かつ、そのコンソール体の後方スライド方向に位置する座席の分断を回避できる車両のスライド式コンソール構造を提供するものである。
本発明にあっては、コンソール体を車両前後方向にスライド可能とした車両のスライド式コンソール構造であって、コンソール体の車両後側形状を、このコンソール体の後方スライド方向に位置する後方座席のシートクッション上面に係合する形状に形成し、そのコンソール体を前記後方座席のシートクッションに係合自在としたことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、コンソール体の後方スライド方向に位置する後方座席のシートクッション上面にそのコンソール体を係合させることができるため、後方座席を分断することなくコンソール体の後方移動量を大きく設定できる。
このため、前記後方座席はベンチシートとして構成できるため、乗員の着座スペースを広く確保できる。
また、前記コンソール体を前記後方座席のシートクッション上面に係合させた状態では、その座席に着座した乗員はそのコンソール体を本来の収納容器や載置台として利用できるとともに、アームレストとしても用いることができ、コンソール体の活用範囲を広げることができる。
勿論、コンソール体をシートクッションの上面に係合させるまでもなく、前記後方座席の車両前側に位置させた状態では本来の収納容器や載置台として用いることができる。
更に、前記コンソール体を前記後方座席のシートクッション上面に係合させた状態では、コンソール体と後方座席とが前後方向に重なり合った状態となってコンソール体をより後方に配置できるため、前記後方座席の車両前側部分には乗降時のウォークスルースペースを十分に確保できる。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
図1〜図6は本発明にかかる車両のスライド式コンソール構造の第1実施形態を示し、図1はコンソール体を後方座席近傍に位置させた状態の側面図、図2はコンソール体を後方座席近傍に位置させた状態の斜視図、図3はコンソール体を後方座席のシートクッションに係合させた状態の側面図、図4はコンソール体を後方座席のシートクッションに係合させた状態の斜視図であり、また、図5はコンソール体を後方座席のシートクッションに係合させて前席との間にウォークスルースペースを設けた状態の斜視図、図6はコンソール体を前席に用いる場合の斜視図である。
本実施形態の車両のスライド式コンソール構造は、図1,図2に示すように地図や車検証、更にはCDなどの小物を収納するコンソール体10を備えており、このコンソール体10は車体フロア1の車両前後方向に敷設したスライドレール2に沿って車両前後方向にスライド可能となっている。このスライドレール2は車体フロア1の車幅方向中央部に配置され、コンソール体10はスライドレール2に沿って車室内中央部を前後スライドする。
そして、前記コンソール体10の後方スライド方向(図中右方)には後方座席20が存在しており、この後方座席20は一般的な車両用座席と同様にシートクッション21とシートバック22を備え、シートバック22の上端部にはヘッドレスト23が設けられる。
ここで、本実施形態では前記コンソール体10の車両後側形状を、このコンソール体10の後方スライド方向に位置する前記後方座席20のシートクッション21の上面21aに係合する形状に形成し、図3,図4に示すようにコンソール体10を前記クッション21に係合自在としてある。
従って、前記コンソール体10は、後方座席20のシートクッション21の上面21aに沿って略水平方向に形成される水平部11と、この水平部11の車両前方端部から垂設されて水平部11を片持ち状に支持する垂直部12と、によって略L字状に構成され、垂直部12の下端部が前記スライドレール2にスライド自在に取り付けられる。
以上の構成により本実施形態のスライド式コンソール構造によれば、車体フロア1の車幅方向中央部を前後移動するコンソール体10は、水平部11と垂直部12とによって略L字状に形成して、図3,図4に示すようにその後方スライド方向に位置する後方座席20のシートクッション21の上面21aに、コンソール体10を係合させることができるため、コンソール体10が車体フロア1の車幅方向中央部を前後移動するにもかかわらず、前記後方座席20を中央部で分断することなくコンソール体10の後方移動量を大きく設定できる。
このため、前記後方座席20は中央部を分断する必要が無くなるため、その座席20を連続したベンチシートとして構成できるようになり、乗員の着座スペースをより広く確保できる。
また、図3,図4に示すように前記コンソール体10を後方移動して、前記後方座席20のシートクッション21の上面21aに係合させた状態では、後方座席20に着座した乗員はコンソール体10を本来の収納容器や載置台として利用できるとともに、アームレストとしても用いることができるため、コンソール体10の活用範囲を広げることができる。
勿論、コンソール体10をシートクッション21に係合させるまでもなく、図1,図2に示すように後方座席20の前側に位置させた状態では、該後方座席20に着座した図外の乗員用のコンソール体10として使用することができる。
ところで、前記コンソール体10を前記後方座席20のシートクッション21に係合させた状態では、コンソール体10と後方座席20とが前後方向に重なり合った状態となってコンソール体10をより後方に配置できるため、図5に示すように前記後方座席20の前方に座席(座席)30が位置する場合、それら後方および前方の座席20,30間に乗降時のウォークスルースペースSwを十分に確保できる。
また、このように後方座席20の前方に前席30が位置する場合、図6に示すようにこの前席30は車幅方向中央部で分断されて、コンソール体10の移動スペースScが設けられており、その移動スペースScにコンソール体10を位置させることにより、前席30の乗員用コンソール体10として用いることができる。
図7〜図10は本発明の第2実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図7はコンソール体とそのコンソール体の後方スライド方向に位置する後方座席との関係を示す斜視図、図8コンソール体を後方座席のアームレスト近傍に位置させた状態の側面図、図9はコンソール体を後方座席のアームレスト近傍に位置させた状態の斜視図、図10はアームレストを格納した後方座席のシートクッションにコンソール体を係合した状態の斜視図である。
本実施形態のスライド式コンソール構造は、基本的に第1実施形態と略同様の構成となり、図7に示すようにコンソール体10を水平部11と垂直部12とで構成してその後側形状を、コンソール体10の後方スライド方向に位置する後方座席20のシートクッション21の上面21aに沿って形成し、図3,図4に示すようにコンソール体10を前記クッション21に係合自在としてある。
そして、本実施形態が第1実施形態と主に異なる点は、前記後方座席20に、前記コンソール体10のスライド延長上、つまり車幅方向中央部に前倒しおよび起立格納が可能な格納式のアームレスト24を設けてある。
従って、本実施形態のスライド式コンソール構造によれば、図8,図9に示すように座席20のアームレスト24を前倒しして使用状態とした場合に、コンソール体10をそのアームレスト24の近傍に位置させた状態では、それらコンソール体10とアームレスト24とを繋げて使用することができ、長いセンターコンソールとして用いることができる。
また、図10に示すように前記アームレスト24を後方座席20のシートバック22に起立格納した場合に、コンソール体10をシートクッション21に係合させた状態では、短いセンターコンソールとして使用することができ、長いセンターコンソールとして用いるモードと短いセンターコンソールとして用いるモードの2パターンを選択することができる。
ところで、このようにアームレスト24を起立格納した状態では、第1実施形態のアームレストを設けない場合と同様の機能を発揮し、後方の座席20を中央部で分断することなくコンソール体10の後方移動量を大きく設定でき、後方座席20をベンチシートとして構成できる。
また、コンソール体10を後方座席20のシートクッション21に係合させた状態では、後方座席20の前側にウォークスルースペースSwを確保できる(図5参照)。
図11は前記第2実施形態の変形例を示す側面図で、コンソール体10に、これを後方座席20のシートクッション21に係合した際に、前倒し状態にある前記アームレスト24を収納する収納凹部13を設けてある。
従って、この変形例によれば、後方座席20のアームレスト24を前倒しした状態にあっても、そのアームレスト24を起立格納することなくコンソール体10をシートクッション21の上面21aに係合させることができる。
図12〜図15は本発明の第3実施形態を示し、図12は前方コンソール体と中央コンソール体と後方コンソール体の側面図、図13は前方コンソール体と中央コンソール体と後方コンソール体と後部席のアームレストとを繋げた状態の斜視図、図14は前部席と中央部席との間にウォークスルーを形成した状態の斜視図、図15は中央部席と後部席との間にウォークスルーを形成した状態の斜視図である。
本実施形態のスライド式コンソール構造は、図12,図13に示すように車両前後方向に前部席100、中央部席110、後部席120の3列席を備え、これら前部席100、中央部席110、後部席120に対応させて前方コンソール体130、中央コンソール体140、後方コンソール体150を車両前後方向に一列状態に、かつ、車両前後方向にスライド可能に配置するとともに、前記後方コンソール体150の後側形状を前記後部席120のシートクッション121の上面121aに係合する形状に形成し、該後方コンソール体150を前記後部席120のクッション121の上面121aに係合自在としてある。
前方コンソール体130、中央コンソール体140および後方コンソール体150は、図13に示すように車体フロア200の車幅方向中央部で車両前後方向に連続して敷設したスライドレール201に沿って前後スライド可能となっている。
前方コンソール体130および後方コンソール体150は、図12に示すようにそれぞれ水平部131,151と垂直部132,152とによって略L字状に構成され、垂直部132,152の下端部が前記スライドレール201にスライド自在に取り付けられる。
また、中央コンソール体140は、図12に示すように略水平配置される下部体141と、その車両後方端部で起倒自在に連結された上部体142とを備え、前方コンソール体130の後側形状を中央コンソール体140の下部体141の上面141aに係合する形状に形成し、前方コンソール体130を中央コンソール体140の下部体141の上面141aに係合自在としてある。
前記下部体141と前記上部体142とは、それぞれの車両後方端部どうしがヒンジ143を介して回動可能に連結され、図12中破線に示すように上部体142を起立させた状態で下部体141が座部となり、上部体142が背もたれ部となって、中央コンソール体140を補助座席として用いることができるようになっており、前記下部体141は基部144を介してスライドレール201にスライド自在に取り付けられる。
前記前部席100、前記中央部席110および前記後部席120は、図13乃至図15に示すようにシートクッション101,111,121とシートバック102,112,122とを備え、シートバック102,112,122の上端部にはヘッドレスト103,113,123が設けられる。
また、前記後部席120は、前記後方コンソール体150のスライド延長上、つまり車幅方向中央部に前倒しおよび起立格納が可能な格納式のアームレスト124を備えている。
以上の構成により本実施形態のスライド式コンソール構造によれば、第1実施形態と同様に後方コンソール体150を、その後方スライド方向に位置する後部席120のシートクッション121に係合させることができるので、その後部席120をベンチシートとして構成できる。
ところで、本実施形態では前方コンソール体130と後方コンソール体150は、それぞれをセンターコンソールとして使用可能となっており、また、中央コンソール体140は、上部体142を前倒しして折り畳んでおくことによりセンターコンソールとして使用できる一方、上部体142を起立させることにより補助座席として使用可能となっている。
従って、本実施形態では図12に示すように、中央コンソール体140をセンターコンソールとするモードにして、この中央コンソール体140の前後に前方コンソール体130と後方コンソール体150を繋げることにより、車両前後方向に長くなる大型のセンターコンソールを構築することができる。
また、図13に示すように前方コンソール体130、中央コンソール体140および後方コンソール体150を繋げた状態で、後部席120のアームレスト124を前倒しして、このアームレスト124に前方コンソール体130、中央コンソール体140、後方コンソール体150を繋げることにより、更に車両前後方向に長くなるセンターコンソールを構築することができる。
更に、図14に示すように後部席120のアームレスト124を起立格納した状態で、後方コンソール体150をその後部席120のシートクッション121に係合させるとともに、中央コンソール体140の上部体142を起立させて補助座席モードとし、そして、前方コンソール体130を中央コンソール体140の下部体141に係合させ、これら前方コンソール体130と中央コンソール体140とをスライドして中央部席110に位置させることにより、前部席100と中央部席110との間、および前部席100の車幅方向中央部の移動スペースScに障害物が無くなるため、それら前部席100と中央部席110との間のウォークスルーW1が可能となる。
更にまた、図15に示すように前記図14に示した状態から前方コンソール体130と中央コンソール体140とをスライドして前部席100に位置させることにより、中央部席110の車幅方向中央部の移動スペースScに障害物が無くなるため、前部席100と中央部席110との間と中央部席110と後部席130との間のウォークスルーW2が可能となる。
また、前記中央コンソール体140を、略水平配置される下部体141と、これの車両後方端部で起倒自在に連結される上部体142とにより構成したので、中央コンソール体140を補助座席として用いることができる。
そして、前方コンソール体130を中央コンソール体140の下部体141の上面141aに係合自在としたので、中央コンソール体140の上部体142の折り畳みと起立とのアレンジにより、図13に示す大型のセンターコンソールモードと、図14,図15に示すウォークスルーW1,W2モードとの両立が可能となる。
また、本実施形態では前記後部席120に格納式のアームレスト124を設けたので、第2実施形態と同様にそのアームレスト124の前倒しと起立とのアレンジにより、それぞれを互いに繋げた前方コンソール体130と中央コンソール体140と後方コンソール体150に、前記アームレスト124を繋げたり外したりすることができるため、大型化したセンターコンソールの長さを更に調節することができる。
ここで、後方コンソール体150に図12の破線で示すように、これを後部席120のシートクッション121に係合した際に、前倒し状態にある前記アームレスト124を収納する収納凹部153を設けることにより、第2実施形態の変形例と同様に後部席120のアームレスト124を前倒しした状態にあっても、そのアームレスト124を起立格納することなく後方コンソール体150をシートクッション121の上面121aに係合させることができる。
図16,図17は本発明の第4実施形態を示し、図16は車両前後方向に配置したコンソール体どうしを係止した第1態様を示す側面図、図17は車両前後方向に配置したコンソール体どうしを係止した第2態様を示す側面図である。
本実施形態のスライド式コンソール構造は、第3実施形態に適用した場合を例にとって説明するものとし、図16,図17に示すように車両前後方向に一列状態に、かつ、車両前後方向にスライド可能に配置される前方コンソール体130と中央コンソール体140とを備え、これら車両前後方向に隣り合う前方コンソール体130と中央コンソール体140とに、これらコンソール体130,140どうしを係脱自在に係止する結合手段160を設けてある。
前記前方コンソール体130は水平部131と垂直部132とによって略L字状に構成されるとともに、前記中央コンソール体140は下部体141の車両後方端部に上部体142を起倒自在に連結して構成され、図16では、その上部体142を起立した状態で、前方コンソール体130を中央コンソール体140の下部体141の上面141aに係合した状態を示し、また、図17では中央コンソール体140の上部体142を折り畳んだ状態で、前方コンソール体130を中央コンソール体140に繋げた状態を示す。
そして、図16に示す前方コンソール体130と中央コンソール体140とを係合した状態では、前記結合手段160を、前方コンソール体130の水平部131の後端部に設けたL字状掛け部161と、中央コンソール体140の上部体142の下端部に設けたL字状受け部162とで構成してある。
また、図17に示す中央コンソール体140の上部体142を折り畳んだ状態で、前方コンソール体130を中央コンソール体140に繋げた状態では、前記結合手段160を、前方コンソール体130の水平部131の後端部に設けた前記L字状掛け部161と、中央コンソール体140の上部体142の先端部に設けたL字状受け部163とで構成してある。
このとき、前記結合手段160は、L字状掛け部161とL字状受け部162,163とで構成することにより、隣り合ったコンソール体130,140のうち一方の前方コンソール体130に作用する上下方向荷重Fを他方の中央コンソール体140で受ける上下荷重支持構造としてある。
従って、本実施形態のスライド式コンソール構造によれば、車両前後方向に隣接配置した前方コンソール体130と中央コンソール体140とを結合手段160により係脱自在に係止したので、これら両コンソール体130,140の一方と車体フロア200との間に位置規制手段を設けなくても結合手段160を介して一方によって位置規制することができ、その構成の簡素化を図ることができる。
また、前記結合手段160は、L字状掛け部161とL字状受け部162,163とによって上下荷重支持構造となっているので、前方コンソール体130の水平部131の後端部に下向きの荷重Fが加わった場合に、L字状受け部162,163に発生する反力RによりL字状掛け部161が支持されるため、前方コンソール体130の垂直部132の下部に作用するモーメントMを減少して、前方コンソール体130とスライドレール201との間の結合強度が低下するのを抑制して耐久性を向上することができる。
ところで、本発明は前記第1〜第4実施形態に例をとって説明したが、これら実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができ、例えば、第3実施形態において座席は前後3列に限ることはなく、また、コンソール体も前後3体に限ることはない。
本発明の第1実施形態におけるコンソール体を後方座席近傍に位置させた状態の側面図である。 本発明の第1実施形態におけるコンソール体を後方座席近傍に位置させた状態の斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるコンソール体を後方座席のシートクッションに係合させた状態の側面図である。 本発明の第1実施形態におけるコンソール体を後方座席のシートクッションに係合させた状態の斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるコンソール体を後方座席のシートクッションに係合させて前席との間にウォークスルースペースを設けた状態の斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるコンソール体を前席に用いる場合の斜視図である。 本発明の第2実施形態におけるコンソール体と後方座席との関係を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態におけるコンソール体を後方座席のアームレスト近傍に位置させた状態の側面図である。 本発明の第2実施形態におけるコンソール体を後方座席のアームレスト近傍に位置させた状態の斜視図である。 本発明の第2実施形態におけるアームレストを格納した後方座席のシートクッションにコンソール体を係合した状態の斜視図である。 本発明の第2実施形態の変形例を示すコンソール体を後方座席のシートクッションに係合させた状態の側面図である。 本発明の第3実施形態における前方コンソール体と中央コンソール体と後方コンソール体の側面図である。 本発明の第3実施形態における前方コンソール体と中央コンソール体と後方コンソール体と後部席のアームレストとを繋げた状態の斜視図である。 本発明の第3実施形態における前部席と中央部席との間にウォークスルーを形成した状態の斜視図である。 本発明の第3実施形態における中央部席と後部席との間にウォークスルーを形成した状態の斜視図である。 本発明の第4実施形態における車両前後方向に配置したコンソール体どうしを係止した第1態様を示す側面図である。 本発明の第4実施形態における車両前後方向に配置したコンソール体どうしを係止した第2態様を示す側面図である。
符号の説明
10 コンソール体
13 収納凹部
20 後方座席
21 シートクッション
21a シートクッションの上面
24 アームレスト
100 前部席
110 中央部席
120 後部席
121 シートクッション
121a シートクッションの上面
124 アームレスト
130 前方コンソール体
140 中央コンソール体
141 下部体
141a 下部体の上面
142 上部体
150 後方コンソール体
153 収納凹部
160 結合手段
161 L字状掛け部(上下荷重支持構造)
162,163 L字状受け部(上下荷重支持構造)

Claims (9)

  1. コンソール体を車両前後方向にスライド可能とした車両のスライド式コンソール構造であって、
    コンソール体の車両後側形状を、このコンソール体の後方スライド方向に位置する後方座席のシートクッション上面に係合する形状に形成し、そのコンソール体を前記後方座席のシートクッションに係合自在としたことを特徴とする車両のスライド式コンソール構造。
  2. 後方座席は、前記コンソール体のスライド延長上に、前倒しおよび起立格納が可能な格納式のアームレストを備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両のスライド式コンソール構造。
  3. コンソール体に、これを後方座席のシートクッションに係合した際に前倒し状態にある前記アームレストを収納する収納凹部を設けたことを特徴とする請求項2に記載の車両のスライド式コンソール構造。
  4. 少なくとも車両前後方向に前部席、中央部席、後部席の3列席を備え、それら前部席、中央部席、後部席に対応させて前方コンソール体、中央コンソール体、後方コンソール体を車両前後方向に一列状態で、かつ、車両前後方向にスライド可能に配置するとともに、前記後方コンソール体の後側形状を前記後部席のシートクッションの上面に係合する形状に形成し、そのコンソール体を前記後部席のシートクッションに係合自在としたことを特徴とする車両のスライド式コンソール構造。
  5. 中央コンソール体は、略水平配置される下部体と、その車両後方端部で起倒自在に連結される上部体とを備え、前記前方コンソール体の後側形状を前記中央コンソール体の下部体の上面に係合する形状に形成し、前方コンソール体を中央コンソール体の下部体上面に係合自在としたことを特徴とする請求項4に記載の車両のスライド式コンソール構造。
  6. 後部席は、前記後方コンソール体のスライド延長上に、前倒しおよび起立格納が可能な格納式のアームレストを備えたことを特徴とする請求項4または5に記載の車両のスライド式コンソール構造。
  7. 後方コンソール体に、これを後部席のシートクッションに係合した際に前倒し状態にある前記アームレストを収納する収納凹部を設けたことを特徴とする請求項6に記載の車両のスライド式コンソール構造。
  8. 車両前後方向に一列状態で、かつ、車両前後方向にスライド可能に配置される複数のコンソール体を備え、車両前後方向に隣り合うコンソール体間に、それらコンソール体どうしを係脱自在に係止する結合手段を設けたことを特徴とする車両のスライド式コンソール構造。
  9. 結合手段は、隣り合ったコンソール体の一方の上下方向荷重を他方のコンソール体で受ける上下荷重支持構造であることを特徴とする請求項8に記載の車両のスライド式コンソール構造。
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