JP2006256346A - 車両用操舵装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 制御装置は、転舵機構に作用する逆入力応力の大きさを判定する。そして、判定された逆入力応力の大きさ、詳しくはその大きさを示す逆入力応力判定値δが所定の閾値δ0を超える場合には、転舵アクチュエータの制御、即ち転舵角の位置制御におけるフィードバックゲイン(F/Bゲイン)Kfbを低減する。
【選択図】 図3
Description
上記構成によれば、転舵機構に作用する逆入力応力が大きい場合ほど、目標転舵角に対する実転舵角の追従性を弱めることができ、より効果的にその緩和を図ることができる。
上記構成によれば、悪路走行時、連続して凹凸を通過する場合等、逆入力応力が断続的に変動する場合であっても、安定的に逆入力応力を緩和することができる。
図1に示すように、本実施形態のステアリング装置1は、ステアリング(ハンドル)2を含む操舵機構3と転舵輪4の舵角を変更するための転舵機構5とが機械的に非連結、即ちステアリング2と転舵輪4とが機械的に分離された所謂ステアバイワイヤ式の車両用操舵装置である。
図2は、本実施形態のステアリング装置1の制御ブロック図である。同図に示すように、制御装置20は、転舵アクチュエータ8を制御するための第1ECU23と、反力アクチュエータ17を制御するための第2ECU24とを備えている。そして、これら第1ECU23及び第2ECU24は、それぞれ各モータ13,18を制御するためのモータ制御信号を出力するマイコン25,26と、そのモータ制御信号に基づいて各モータ13,18に駆動電力を供給する駆動回路27,28とを備えている。尚、以下に示す、各マイコン25,26内の各制御ブロックは、これらマイコン25,26が実行するコンピュータプログラムにより実現されるものである。
次に、本実施形態における悪路走行時のフィードバックゲイン可変制御について説明する。上述のように、悪路走行時、転舵輪が路面上の凹凸を通過する際には、その突入及び脱出時に、転舵輪に対して瞬間的に大きな路面反力(逆入力応力)が印加される。そして、この逆入力応力により生じた目標転舵角と実転舵角との偏差を低減すべく位置制御することで、転舵アクチュエータ、及び転舵輪との間の連結部材に過大な応力が加わることになる。
(1)制御装置20(第1ECU23側のマイコン25)は、転舵機構5に作用する逆入力応力の大きさを判定する。そして、判定された逆入力応力の大きさ、詳しくはその大きさを示す逆入力応力判定値δが所定の閾値δ0を超える場合には、転舵アクチュエータ8の制御、即ち転舵角θtの位置制御におけるフィードバックゲイン(F/Bゲイン)Kfbを低減する。
・本実施形態では、制御手段としての制御装置20は、転舵アクチュエータ8を制御するための第1ECU23と、反力アクチュエータ17を制御するための第2ECU24とを備えることとした。しかし、これに限らず、転舵アクチュエータ8及び反力アクチュエータ17を制御する制御手段は、第1ECU23及び第2ECU24に相当するものが各々別体に設けられた構成であってもよい。
・本実施形態では、F/Bゲイン可変演算部50が逆入力応力判定手段としての機能を有することとした。しかし、これに限らず、F/Bゲイン可変演算部50はF/Bゲイン可変手段としての機能のみを有することとし、逆入力応力判定手段は、別体に設けてもよい。尚、この場合、マイコン25内に限らず、制御装置20内、更には制御装置20の外部に設けることとしてもよい。
Claims (11)
- 転舵輪と機械的に分離されたステアリングを有する操舵機構と、ステアリング操作に応じた前記転舵輪の転舵角を発生させるべく制御される転舵アクチュエータを有する転舵機構と、前記転舵アクチュエータの作動を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、目標転舵角に実転舵角を追従させるべく位置制御する車両用操舵装置であって、
前記転舵機構に作用する逆入力応力の大きさを判定する逆入力応力判定手段を備え、
前記制御手段は、前記判定された逆入力応力の大きさを示す逆入力応力判定値が所定の閾値を超える場合には、前記位置制御のフィードバックゲインを低減すること、
を特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項1に記載の車両用操舵装置において、
前記転舵輪と前記転舵アクチュエータとを連結する連結部材に作用する軸力を検出する軸力検出手段を備え、
前記逆入力応力判定手段は、前記検出された軸力又は該軸力の変化速度の少なくとも一に基づいて前記逆入力応力の大きさを判定すること、を特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項1に記載の車両用操舵装置において、
前記転舵輪に作用する路面反力を検出する路面反力検出手段を備え、
前記逆入力応力判定手段は、前記検出された路面反力又は該路面反力の変化速度の少なくとも一に基づいて前記逆入力応力の大きさを判定すること、を特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項1に記載の車両用操舵装置において、
前記ステアリングの操舵角を検出する操舵角検出手段と、
前記転舵輪と前記転舵アクチュエータとを連結する連結部材に作用する軸力を検出する軸力検出手段とを備え、
前記制御手段は、前記検出された操舵角に基づき前記目標転舵角を演算するものであって、
前記逆入力応力判定手段は、前記検出された軸力の変化速度に対する前記検出された操舵角の変化速度の比率に基づいて前記逆入力応力の大きさを判定すること、
を特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項1に記載の車両用操舵装置において、
前記ステアリングの操舵角を検出する操舵角検出手段と、
前記転舵輪に作用する路面反力を検出する路面反力検出手段とを備え、
前記制御手段は、前記検出された操舵角に基づき前記目標転舵角を演算するものであって、
前記逆入力応力判定手段は、前記検出された路面反力の変化速度に対する前記検出された操舵角の変化速度の比率に基づいて前記逆入力応力の大きさを判定すること、
を特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項1に記載の車両用操舵装置において、
前記ステアリングの操舵角を検出する操舵角検出手段を備え、
前記制御手段は、前記検出された操舵角に基づき前記目標転舵角を演算するものであって、
前記逆入力応力判定手段は、前記実転舵角の変化速度に対する前記検出された操舵角の変化速度の比率に基づいて前記逆入力応力の大きさを判定すること、
を特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項5に記載の車両用操舵装置において、
ステアリングに操舵反力を付与するための反力アクチュエータを備え、
前記制御手段は、前記検出される路面反力に応じた前記操舵反力を前記ステアリングに付与すべく前記反力アクチュエータの作動を制御すること、
を特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項4又は請求項6に記載の車両用操舵装置において、
ステアリングに操舵反力を付与するための反力アクチュエータと、
前記転舵輪に作用する路面反力を検出する路面反力検出手段とを備え、
前記制御手段は、前記検出される路面反力に応じた前記操舵反力を前記ステアリングに付与すべく前記反力アクチュエータの作動を制御すること、
を特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項1〜請求項8のうちの何れか一項に記載の車両用操舵装置において、
前記制御手段は、前記逆入力応力判定値が前記閾値を大きく超過するほど前記フィードバックゲインを小とすること、を特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項1〜請求項9のうちの何れか一項に記載の車両用操舵装置において、
前記制御手段は、前記低減したフィードバックゲインの値を所定時間を経過するまで保持すること、を特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項1〜請求項10のうちの何れか一項に記載の車両用操舵装置において、
前記制御手段は、前記フィードバックゲインの低減後、該低減されたフィードバックゲインを時間経過とともに徐々に大とすること、を特徴とする車両用操舵装置。
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