JP2006256346A - 車両用操舵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 転舵機構に作用する逆入力応力を緩和して高い耐久性を確保することのできる車両用操舵装置を提供すること。
【解決手段】 制御装置は、転舵機構に作用する逆入力応力の大きさを判定する。そして、判定された逆入力応力の大きさ、詳しくはその大きさを示す逆入力応力判定値δが所定の閾値δ0を超える場合には、転舵アクチュエータの制御、即ち転舵角の位置制御におけるフィードバックゲイン(F/Bゲイン)Kfbを低減する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ステアバイワイヤ式の車両用操舵装置に関するものである。
近年、転舵輪とステアリング(ハンドル)とを機械的に分離し、検出されたステアリングの舵角(操舵角)に基づいて、そのステアリング操作に応じた転舵輪の舵角(転舵角)を発生させるべく転舵アクチュエータの作動を制御する所謂ステアバイワイヤ式の車両用操舵装置が提案されている。
ところで、こうしたステアバイワイヤ式の車両用操舵装置においては、通常、操舵角に基づき目標転舵角を演算し、その目標転舵角に実転舵角を追従させるべく転舵アクチュエータの作動が制御される。しかし、転舵輪とステアリングとが分離されているが故に、その転舵角の発生によって転舵輪に作用する路面反力はステアリングまで伝達されない。そのため、運転者がステアリングに作用する操舵反力を介して路面情報(ロードインフォメーション)を感じとることができないという問題がある。
そこで、従来、転舵輪に作用する路面反力を操舵反力としてステアリングに反映させるべく、ステアリングに印加される操舵トルク、及び転舵輪に作用する路面反力を検出し、その操舵トルク及び路面反力に応じた操舵反力をステアリングに付与すべく反力アクチュエータの作動を制御するものがある(例えば、特許文献1参照)。そして、更に、車両の運転状態又は路面状態に応じてフィードバック制御の積分効果を増減し、その定常偏差を変動させることで、例えば凹凸の多い悪路走行時には、その積分効果を高めて円滑な操舵フィーリングを確保する等を行うものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−34923号公報 特開2004−210024号公報
ところで、悪路走行時、転舵輪が路面上の凹凸を通過する際には、その突入及び脱出時に、転舵輪に対して瞬間的に大きな路面反力(逆入力応力)が印加される。ここで、従来型の転舵輪とステアリングとが機械的に連結されたステアリング装置であれば、その逆入力応力は機械的連結機構を介してステアリングに伝達され、同ステアリングが回転することによりその応力が吸収される。しかしながら、ステアバイワイヤ式の車両用操舵装置には、こうした凹凸通過時の逆入力応力を逃がす経路がなく、逆入力応力により生じた目標転舵角と実転舵角との偏差を低減すべく位置制御することで、転舵機構を構成する転舵アクチュエータ、及び転舵輪との間の連結部材(転舵軸やタイロッド、ナックルアーム等)には過大な応力が加わることになる。そして、この傾向は、上記従来例のごとく位置制御を強化することにより一層顕著なものとなる。このため、上記連結部材や同連結部材と転舵アクチュエータとを連結するボール螺子等には、従来型よりも高い強度が求められることになり、ひいては、その強度確保のために重量が増加してしまうという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、転舵機構に作用する逆入力応力を緩和して高い耐久性を確保することのできる車両用操舵装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、転舵輪と機械的に分離されたステアリングを有する操舵機構と、ステアリング操作に応じた前記転舵輪の転舵角を発生させるべく制御される転舵アクチュエータを有する転舵機構と、前記転舵アクチュエータの作動を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、目標転舵角に実転舵角を追従させるべく位置制御する車両用操舵装置であって、前記転舵機構に作用する逆入力応力の大きさを判定する逆入力応力判定手段を備え、前記制御手段は、前記判定された逆入力応力の大きさを示す逆入力応力判定値が所定の閾値を超える場合には、前記位置制御のフィードバックゲインを低減すること、を要旨とする。
請求項2に記載の発明は、前記転舵輪と前記転舵アクチュエータとを連結する連結部材に作用する軸力を検出する軸力検出手段を備え、前記逆入力応力判定手段は、前記検出された軸力又は該軸力の変化速度の少なくとも一に基づいて前記逆入力応力の大きさを判定すること、を要旨とする。
請求項3に記載の発明は、前記転舵輪に作用する路面反力を検出する路面反力検出手段を備え、前記逆入力応力判定手段は、前記検出された路面反力又は該路面反力の変化速度の少なくとも一に基づいて前記逆入力応力の大きさを判定すること、を要旨とする。
請求項4に記載の発明は、前記ステアリングの操舵角を検出する操舵角検出手段と、前記転舵輪と前記転舵アクチュエータとを連結する連結部材に作用する軸力を検出する軸力検出手段とを備え、前記制御手段は、前記検出された操舵角に基づき前記目標転舵角を演算するものであって、前記逆入力応力判定手段は、前記検出された軸力の変化速度に対する前記検出された操舵角の変化速度の比率に基づいて前記逆入力応力の大きさを判定すること、を要旨とする。
請求項5に記載の発明は、前記ステアリングの操舵角を検出する操舵角検出手段と、前記転舵輪に作用する路面反力を検出する路面反力検出手段とを備え、前記制御手段は、前記検出された操舵角に基づき前記目標転舵角を演算するものであって、前記逆入力応力判定手段は、前記検出された路面反力の変化速度に対する前記検出された操舵角の変化速度の比率に基づいて前記逆入力応力の大きさを判定すること、を要旨とする。
請求項6に記載の発明は、前記ステアリングの操舵角を検出する操舵角検出手段を備え、前記制御手段は、前記検出された操舵角に基づき前記目標転舵角を演算するものであって、前記逆入力応力判定手段は、前記実転舵角の変化速度に対する前記検出された操舵角の変化速度の比率に基づいて前記逆入力応力の大きさを判定すること、を要旨とする。
請求項7に記載の発明は、ステアリングに操舵反力を付与するための反力アクチュエータを備え、前記制御手段は、前記検出される路面反力に応じた前記操舵反力を前記ステアリングに付与すべく前記反力アクチュエータの作動を制御すること、を要旨とする。
請求項8に記載の発明は、ステアリングに操舵反力を付与するための反力アクチュエータと、前記転舵輪に作用する路面反力を検出する路面反力検出手段とを備え、前記制御手段は、前記検出される路面反力に応じた前記操舵反力を前記ステアリングに付与すべく前記反力アクチュエータの作動を制御すること、を要旨とする。
上記各構成によれば、転舵機構に大きな逆入力応力が作用する場合には、目標転舵角に対する実転舵角の追従性が弱められ、これにより、同転舵機構に作用する逆入力応力を効果的に緩和することができる。従って、転舵機構を構成する転舵アクチュエータ及び転舵輪との間の連結部材に過大な負荷がかかるのを防止して、その耐久性を向上させることができ、ひいては転舵機構全体の軽量化を図ることができる。尚、逆入力応力の大きさの判定、即ち逆入力応力判定値の演算は、請求項2〜請求項6の何れかにより行うことができ、特に請求項4〜請求項6に記載の構成によれば、ステアリングの回転による緩和効果を含めて、転舵機構に作用する逆入力応力をより高精度に判定することができる。従って、請求項7や請求項8に記載の構成のように、逆入力として転舵輪に印加された路面反力が操舵反力としてステアリングに反映されるものにおいて極めて有効であり、これにより、フィードバックゲインの低減をより一層効果的なものとすることができる。
請求項9に記載の発明は、前記制御手段は、前記逆入力応力判定値が前記閾値を大きく超過するほど前記フィードバックゲインを小とすること、を要旨とする。
上記構成によれば、転舵機構に作用する逆入力応力が大きい場合ほど、目標転舵角に対する実転舵角の追従性を弱めることができ、より効果的にその緩和を図ることができる。
請求項10に記載の発明は、前記制御手段は、前記低減したフィードバックゲインの値を所定時間を経過するまで保持すること、を要旨とする。
上記構成によれば、悪路走行時、連続して凹凸を通過する場合等、逆入力応力が断続的に変動する場合であっても、安定的に逆入力応力を緩和することができる。
請求項11に記載の発明は、前記制御手段は、前記フィードバックゲインの低減後、該低減されたフィードバックゲインを時間経過とともに徐々に大とすること、を要旨とする。
上記構成によれば、目標転舵角に対する実転舵角の追従性の急峻な変動に伴う操舵フィーリングの悪化を防止することができる。
本発明によれば、転舵機構に作用する逆入力応力を緩和して高い耐久性を確保することが可能な車両用操舵装置を提供することができる。
以下、本発明をステアバイワイヤ式の車両用操舵装置(ステアリング装置)に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態のステアリング装置1は、ステアリング(ハンドル)2を含む操舵機構3と転舵輪4の舵角を変更するための転舵機構5とが機械的に非連結、即ちステアリング2と転舵輪4とが機械的に分離された所謂ステアバイワイヤ式の車両用操舵装置である。
操舵機構3は、ステアリング2が固定されたステアリングシャフト6と、ステアリング操作に伴うステアリング2の舵角、即ち操舵角θsを検出するための操舵角検出手段としての操舵角センサ7とを備えている。そして、転舵機構5は、操舵角センサ7により検出される操舵角θsに基づいて、そのステアリング操作に応じた転舵輪4の舵角を発生させるための転舵アクチュエータ8を備えている。本実施形態では、転舵機構5は、タイロッド9及びナックルアーム10を介して左右の転舵輪4を連結する転舵軸12を有しており、転舵アクチュエータ8は、駆動源としてのモータ13と該モータ13の回転を転舵軸12の往復動に変換する変換機構14とを備えている。尚、本実施形態の転舵アクチュエータ8は、転舵軸12と同軸配置されたブラシレスモータを有し、変換機構14としてボール螺子機構を備えている。そして、この転舵アクチュエータ8により駆動された転舵軸12の往復動が転舵輪4に伝達されることにより、同転舵輪4の舵角、即ち転舵角θtが変更されるようになっている。
また、本実施形態では、操舵機構3は、ステアリング操作によってステアリング2に印加される操舵トルクτを検出するための操舵トルク検出手段としてのトルクセンサ16と、該検出された操舵トルクτ(及び後述する路面反力Fr)に応じた操舵反力をステアリング2に付与するための反力アクチュエータ17とを備えている。反力アクチュエータ17は、駆動源としてのモータ18と、該モータ18の回転を減速してステアリングシャフト6に伝達する減速機構19とを備えている。尚、本実施形態では、反力アクチュエータ17のモータ18には、転舵アクチュエータ8のモータ13と同様にブラシレスモータが採用されている。そして、反力アクチュエータ17は、減速機構19を介してモータ18の発生するモータトルクをステアリングシャフト6に伝達することによりステアリング2に操舵反力を付与するようになっている。
本実施形態では、転舵アクチュエータ8及び反力アクチュエータ17は、制御装置20によりその作動が制御されている。詳述すると、転舵アクチュエータ8のモータ13及び反力アクチュエータ17のモータ18は、制御装置20と接続されており、各モータ13,18は、制御装置20から供給される三相(U,V,W)の駆動電力に基づいて回転する。そして、制御装置20は、その駆動電力の供給を通じて各モータ13,18の回転を制御することにより、転舵アクチュエータ8及び反力アクチュエータ17の作動を制御する。具体的には、制御装置20は、上記操舵角センサ7及びトルクセンサ16、並びに車速センサ21の出力信号に基づいて操舵角θs、操舵トルクτ及び車速Vを検出する。また、転舵軸12には、変位量センサ22が設けられており、制御装置20は、この変位量センサ22の出力信号に基づいて転舵輪4の転舵角θtを決定する同転舵軸12の軸方向の変位量Xを検出する。そして、制御装置20は、その検出された操舵角θs、車速V及び変位量Xに基づいて、転舵輪4の転舵角θtを変更すべく転舵アクチュエータ8の作動を制御し、操舵トルクτ及び車速V(並びに路面反力Fr)に基づいて、操舵反力を付与すべく反力アクチュエータ17の作動を制御する。
次に、制御装置20による転舵アクチュエータ8及び反力アクチュエータ17の制御態様について説明する。
図2は、本実施形態のステアリング装置1の制御ブロック図である。同図に示すように、制御装置20は、転舵アクチュエータ8を制御するための第1ECU23と、反力アクチュエータ17を制御するための第2ECU24とを備えている。そして、これら第1ECU23及び第2ECU24は、それぞれ各モータ13,18を制御するためのモータ制御信号を出力するマイコン25,26と、そのモータ制御信号に基づいて各モータ13,18に駆動電力を供給する駆動回路27,28とを備えている。尚、以下に示す、各マイコン25,26内の各制御ブロックは、これらマイコン25,26が実行するコンピュータプログラムにより実現されるものである。
先ず、転舵アクチュエータ8を制御する第1ECU23側のマイコン25の構成について説明する。マイコン25は、転舵輪4の目標転舵角に対応する転舵軸12の変位量指令X*を生成する変位量指令演算部31と、その変位量指令X*及び検出された変位量Xに基づいて位置制御量εを演算する位置制御演算部32と、その位置制御量εに基づいて駆動回路27に出力するモータ制御信号を生成するモータ制御信号生成部33とを備えている。
変位量指令演算部31には、操舵角θs及び車速Vが入力され、変位量指令演算部31は、これら操舵角θs及び車速Vに基づいて変位量指令X*を生成し、その変位量指令X*を位置制御演算部32に出力する。位置制御演算部32には、この変位量指令X*とともに、変位量センサ22により検出された変位量Xが入力される。そして、位置制御演算部32は、これら変位量指令X*及び変位量Xに基づくフィードバック制御により位置制御量εを演算する。具体的には、位置制御演算部32は、F/B演算部34を有しており、F/B演算部34は、変位量指令X*と変位量Xとの間の偏差ΔXに基づくフィードバック制御演算(PI制御)を実行する。そして、位置制御演算部32は、このF/B演算部34の出力値を位置制御量εとしてモータ制御信号生成部33に出力する。モータ制御信号生成部33には、位置制御演算部32により算出された位置制御量εとともに、電流センサ35により検出された実電流値及び回転角センサ36により検出されたモータ13の回転角が入力される。そして、モータ制御信号生成部33は、これら位置制御量ε、実電流値及び回転角に基づいてモータ制御信号を生成し、このモータ制御信号を駆動回路27に出力する。そして、そのモータ制御信号に応じた駆動電流がモータ13に供給されることにより、転舵輪4の転舵角θtをその目標転舵角に追従させるべくモータ13の回転、即ち転舵アクチュエータ8の作動が制御されるようになっている。
一方、反力アクチュエータ17を制御する第2ECU24側のマイコン26は、ステアリング2に付与する操舵反力の制御目標量、即ちモータ18に供給する駆動電流の電流指令値として操舵反力指令Iq*を演算する操舵反力指令生成部41と、この操舵反力指令Iq*に基づいて駆動回路28に出力するモータ制御信号を生成するモータ制御信号生成部42とを備えている。
また、本実施形態では、マイコン26は、転舵輪4に作用する路面反力Frを推定する路面反力推定演算部43を備えており、操舵反力指令生成部41は、この路面反力推定演算部43により推定された路面反力Frに基づいて操舵反力指令Iq*を演算する。即ち、本実施形態では、路面反力推定演算部43により路面反力検出手段が構成されている。そして、その操舵反力指令Iq*に基づく駆動電力がモータ18に供給、即ち反力アクチュエータ17の作動が制御されることにより転舵輪4に作用する路面反力Frに応じた(路面反力Frの反映された)操舵反力がステアリング2に付与されるようになっている。
詳述すると、本実施形態では、路面反力推定演算部43には、上記変位量X及び電流センサ35により検出されたモータ13の実電流値、即ち転舵アクチュエータ8側のモータ13に通電される実電流値が入力される。そして、路面反力推定演算部43は、これら変位量X及び実電流値に基づいて転舵軸12に作用する軸力を演算し、その軸力を転舵輪4に作用する路面反力Frと推定する。操舵反力指令生成部41には、この路面反力推定演算部43により推定された路面反力Frとともに、操舵トルクτ及び車速Vが入力される。そして、操舵反力指令生成部41は、これら操舵トルクτ、路面反力Fr、及び車速Vに基づいて操舵反力指令Iq*を演算し、その操舵反力指令Iq*をモータ制御信号生成部42へと出力する。モータ制御信号生成部42には、操舵反力指令Iq*とともに、電流センサ44により検出された実電流値及び回転角センサ45により検出されたモータ18の回転角が入力される。そして、モータ制御信号生成部42は、これら操舵反力指令Iq*、実電流値及び回転角に基づきモータ制御信号を生成し、そのモータ制御信号を駆動回路28へと出力する。そして、このモータ制御信号に応じた電流値を有する駆動電流がモータ18に供給されることにより、その操舵トルクτ、路面反力Fr、及び車速Vに応じた操舵反力がステアリング2に付与されるようになっている。
(悪路走行時のフィードバックゲイン可変制御)
次に、本実施形態における悪路走行時のフィードバックゲイン可変制御について説明する。上述のように、悪路走行時、転舵輪が路面上の凹凸を通過する際には、その突入及び脱出時に、転舵輪に対して瞬間的に大きな路面反力(逆入力応力)が印加される。そして、この逆入力応力により生じた目標転舵角と実転舵角との偏差を低減すべく位置制御することで、転舵アクチュエータ、及び転舵輪との間の連結部材に過大な応力が加わることになる。
この点を踏まえ、本実施形態では、制御装置20(第1ECU23側のマイコン25)は、転舵機構5、詳しくは同転舵機構5を構成する転舵アクチュエータ8(のボール螺子等)及び転舵輪4との間の連結部材(転舵軸12やタイロッド9、ナックルアーム10等)に作用する逆入力応力の大きさを判定する。そして、図3に示すように、判定された逆入力応力の大きさ、詳しくはその大きさを示す逆入力応力判定値δが所定の閾値δ0を超える場合には、転舵アクチュエータ8の制御、即ち転舵角θtの位置制御におけるフィードバックゲイン(F/Bゲイン)Kfbを低減する。そして、目標転舵角に対する実転舵角の追従性を弱めることで、転舵機構5に作用する逆入力応力を緩和する。
詳述すると、図2に示すように、本実施形態では、マイコン25は、F/Bゲイン可変演算部50を有しており、F/B演算部34は、このF/Bゲイン可変演算部50の出力するフィードバックゲインKfbに基づいて上記フィードバック制御演算を実行する。そして、F/Bゲイン可変演算部50は、転舵機構5に作用する逆入力応力の大きさに基づいて、その出力するフィードバックゲインKfbを可変する。
さらに詳述すると、本実施形態では、F/Bゲイン可変演算部50は、転舵機構5に作用する逆入力応力の大きさを判定する逆入力応力判定手段としての機能を有している。本実施形態では、F/Bゲイン可変演算部50には、ステアリング2の角速度ωs、及び上記推定(検出)された路面反力Frの変化速度として、同路面反力Frの微分値αFr(時間微分値)が入力されるようになっており、F/Bゲイン可変演算部50は、これら角速度ωs及び路面反力Frの微分値αFrに基づいて逆入力応力判定値δを演算する。具体的には、路面反力Frの微分値αFr(絶対値)に対する角速度ωs(絶対値)の比率、即ち路面反力Frの変化速度に対する操舵角θsの変化速度の比率に基づいて逆入力応力判定値δを演算する(δ=|αFr|/|ωs|)。そして、この逆入力応力判定値δが所定の閾値δ0(例えば、500N/deg)を超える場合に、F/B演算部34に出力するフィードバックゲインKfbを、通常値Kfb0から同通常値Kfb0よりも低い低減値Kfb1に可変する。
また、図4に示すように、本実施形態では、F/Bゲイン可変演算部50は、フィードバックゲインKfbを低減した後、所定時間t1(例えば100m秒)を経過するまでその値を低減後の値、即ち低減値Kfb1に保持する。そして、所定時間t1の経過後は、同フィードバックゲインKfbを低減値Kfb1から通常値Kfb0まで時間経過とともに徐々に大とする(徐変する)。
具体的には、図5のフローチャートに示すように、マイコン25(F/Bゲイン可変演算部50)は、先ず、既にフィードバックゲインKfbを低減中であるか否か、即ち低減値Kfb1に保持しているか否かを判定する(ステップ101)。尚、本実施形態では、この低減中であるか否かの判定は、後述する保持フラグがセットされているか否かにより行われる。そして、低減中ではないと判定した場合(ステップ101:NO)には、逆入力応力判定値δを演算する(ステップ102)。
次に、マイコン25は、上記ステップ102において演算された逆入力応力判定値δが所定の閾値δ0を超えるか否かを判定する(ステップ103)。そして、逆入力応力判定値δが所定の閾値δ0を超えると判定した場合(δ>δ0、ステップ103:YES)には、タイマをリセット(t=0、ステップ104)、及び保持フラグをセット(ステップ105)した後、フィードバックゲインKfbを通常値Kfb0から低減値Kfb1に低減する(ステップ106)。尚、上記ステップ101において、既に低減中であると判定した場合(ステップ101:YES)には、マイコン25は、上記ステップ102〜ステップ106の処理を実行することなく、以下に示すステップ108以降の処理を実行する。
また、上記ステップ103において、逆入力応力判定値δが所定の閾値δ0以下である判定した場合(δ≦δ0、ステップ103:NO)、マイコン25は、続いて、既にフィードバックゲインKfbを徐変中であるか否かを判定する(ステップ107)。尚、この徐変中であるか否かの判定は、後述する徐変フラグがセットされているか否かにより行われる。そして、既に徐変中であると判定した場合(ステップ107:YES)には、マイコン25は、ステップ104〜ステップ111以降の処理を実行することなくステップ112以降の処理を実行し、徐変中ではないと判定した場合(ステップ107:NO)には、上記ステップ104〜ステップ106、並びにステップ108以降の処理を実行しない。
次に、上記ステップ106においてフィードバックゲインKfbを低減し、又は上記ステップ101において既に低減中であると判定した場合には、マイコン25は、次にタイマをインクリメントし(t=t+1,ステップ108)、続いて所定時間t1を経過したか否かを判定する(ステップ109)。そして、所定時間t1を経過したと判定した場合(t≧t1、ステップ109:YES)には、保持フラグをリセットし(ステップ110)、徐変フラグをセットする(ステップ111)。尚、ステップ109において、まだ所定時間t1を経過していないと判定した場合(t<t1、ステップ109:NO)には、所定時間t1を経過したと判定するまで、定時割り込み毎に上記ステップ101、ステップ108及びステップ109の処理を実行する。
次に、ステップ111において徐変フラグをセットし、又は上記ステップ107において既に徐変中であると判定した場合、マイコン25は、フィードバックゲインKfbを低減値Kfb1から通常値Kfb0まで徐々に増加させるF/Bゲイン徐変制御を実行する(ステップ112)。そして、マイコンこのF/Bゲイン徐変制御によりフィードバックゲインKfbが通常値Kfb0まで回復したか否かを判定し(ステップ113)、通常値Kfb0まで回復したと判定した場合(Kfb=Kfb0、ステップ113:YES)には、徐変フラグをリセットし一連のフィードバックゲイン可変制御を終了する(ステップ114)。
以上、本実施形態によれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1)制御装置20(第1ECU23側のマイコン25)は、転舵機構5に作用する逆入力応力の大きさを判定する。そして、判定された逆入力応力の大きさ、詳しくはその大きさを示す逆入力応力判定値δが所定の閾値δ0を超える場合には、転舵アクチュエータ8の制御、即ち転舵角θtの位置制御におけるフィードバックゲイン(F/Bゲイン)Kfbを低減する。
このような構成とすれば、転舵機構5に大きな逆入力応力が作用すると判定された場合には、目標転舵角に対する実転舵角の追従性が弱められ、これにより、同転舵機構5に作用する逆入力応力を効果的に緩和することができる。即ち、「車輪の取り付けガタ」の大きな馬車ほど壊れにくいのと同様の原理である。従って、転舵機構5を構成する転舵アクチュエータ8(のボール螺子等)及び転舵輪4との間の連結部材(転舵軸12やタイロッド9、ナックルアーム10等)に過大な負荷がかかるのを防止して、その耐久性を向上させることができ、ひいては転舵機構全体の軽量化を図ることができる。
(2)F/Bゲイン可変演算部50は、路面反力Frの微分値αFr(絶対値)に対する角速度ωs(絶対値)の比率、即ち路面反力Frの変化速度に対する操舵角θsの変化速度の比率に基づいて逆入力応力判定値δを演算する(δ=|αFr|/|ωs|)。
このような構成とすれば、転舵機構5に作用する逆入力応力をより高精度に判定することができる。即ち、本実施形態では、ステアリング2には、路面反力Frに応じた操舵反力が付与されるため、逆入力として転舵輪4に印加された路面反力Frが操舵反力としてステアリング2に反映されることによりステアリング2が回転することがある。そして、このような場合には、その操舵角θsの変動に伴い目標転舵角が実転舵角に近づくため、転舵機構5に作用する逆入力応力は比較的小さなものとなり、フィードバックゲインKfbを低減する必要性は減少する。この点、上記構成とすることで、こうしたステアリング2の回転による緩和効果を含めて、精度良く逆入力応力を判定することができ、その結果、フィードバックゲインKfbの低減をより一層効果的なものとすることができる。
(3)F/Bゲイン可変演算部50は、フィードバックゲインKfbを低減した後、所定時間t1を経過するまでその値を低減後の値、即ち低減値Kfb1に保持する。このような構成とすれば、悪路走行時、連続して凹凸を通過する場合等、逆入力応力が断続的に変動する場合であっても、安定的に逆入力応力を緩和することができる。
(4)F/Bゲイン可変演算部50は、所定時間t1の経過後は、同フィードバックゲインKfbを低減値Kfb1から通常値Kfb0まで時間経過とともに徐々に大とする(徐変する)。このような構成とすれば、目標転舵角に対する実転舵角の追従性の急峻な変動に伴う操舵フィーリングの悪化を防止することができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・本実施形態では、制御手段としての制御装置20は、転舵アクチュエータ8を制御するための第1ECU23と、反力アクチュエータ17を制御するための第2ECU24とを備えることとした。しかし、これに限らず、転舵アクチュエータ8及び反力アクチュエータ17を制御する制御手段は、第1ECU23及び第2ECU24に相当するものが各々別体に設けられた構成であってもよい。
・本実施形態では、制御装置20は、検出された操舵角θs、車速V及び変位量Xに基づいて、転舵輪4の転舵角θtを変更すべく転舵アクチュエータ8の作動を制御することとした。しかし、これに限らず、転舵アクチュエータ8は、少なくとも操舵角θsに基づいて制御されるものであればよい。また、制御装置20は、操舵トルクτ及び車速V(並びに路面反力Fr)に基づいて、操舵反力を付与すべく反力アクチュエータ17の作動を制御することとしたが、路面反力Frに応じた操舵反力を付与可能なものであれば、路面反力Fr以外のパラメータは、操舵トルクτ及び車速Vに限るものではない。
・本実施形態では、路面反力推定演算部43は、変位量センサ22により検出された変位量X及び転舵アクチュエータ8の駆動源であるモータ13の実電流値に基づいて転舵軸12に作用する軸力を演算し、その軸力を転舵輪4に作用する路面反力Frと推定することとした。しかし、これに限らず、路面反力Frの推定には、位置制御演算部32により算出された位置制御量εを用いる構成としてもよい。
・また、制御装置20は、推定された路面反力Frを用いて反力アクチュエータの作動を制御することとしたが、路面反力Frは、歪みゲージ等を用いて転舵軸12作用する軸力を検出する等、路面反力Frを直接的に検出する構成としてもよい。
・また、変位量Xは、必ずしも変位量センサ22により検出することはなく、回転角センサ36により検出されるモータ13の回転角から推定する構成としてもよい。
・本実施形態では、F/Bゲイン可変演算部50が逆入力応力判定手段としての機能を有することとした。しかし、これに限らず、F/Bゲイン可変演算部50はF/Bゲイン可変手段としての機能のみを有することとし、逆入力応力判定手段は、別体に設けてもよい。尚、この場合、マイコン25内に限らず、制御装置20内、更には制御装置20の外部に設けることとしてもよい。
・本実施形態では、路面反力Frの微分値αFr(絶対値)に対する角速度ωs(絶対値)の比率、即ち路面反力Frの変化速度に対する操舵角θsの変化速度の比率に基づいて逆入力応力判定値δを演算する(δ=|αFr|/|ωs|)こととした。しかし、これに限らず、路面反力Fr又は路面反力Frの変化速度(微分値αFr)の少なくとも一に基づき逆入力応力判定値δを演算することとしてもよく、また、実転舵角(転舵角θt)の変化速度に対する操舵角θsの変化速度の比率に基づいて逆入力応力判定値δを演算する構成としてもよい。さらに、推定(検出)された路面反力Frに代えて、転舵軸12等、転舵機構5を構成する連結部材に作用する軸力を用いてもよい。この場合、路面反力推定演算部43を軸力検出手段とすることができる。尚、上記比率は、その逆数を用いてもよい、即ちδ´=|ωs|/|αFr|としてもよく、この場合には「閾値を超える」とは、閾値を下回る場合となることはいうまでもない。
・本実施形態では、逆入力応力判定値δが所定の閾値δ0を超える場合に、フィードバックゲインKfbを、通常値Kfb0から同通常値Kfb0よりも低い低減値Kfb1に可変することとした。しかし、これに限らず、逆入力応力判定値δが閾値δ0を大きく超過するほど、フィードバックゲインKfbを小とする構成としてもよい。これにより、転舵機構5に作用する逆入力応力が大きい場合ほど、目標転舵角に対する実転舵角の追従性を弱めることができ、より効果的にその緩和をすることができる。
・本実施形態では、F/B演算部34は、フィードバック制御演算としてPI制御(比例・積分制御)を実行することとしたが、PID制御(比例・積分・微分制御)を実行することとしてもよい。そして、フィードバックゲイン可変制御においては、フィードバックゲインとして比例項ゲイン、積分項ゲイン、微分項ゲインの何れを可変することとしてもよい。
ステアリング装置の概略構成図。 ステアリング装置の制御ブロック図。 フィードバックゲイン可変制御の態様を示す説明図。 同じくフィードバックゲイン可変制御の態様を示す説明図。 フィードバックゲイン可変制御の処理手順を示すフローチャート。
符号の説明
1…ステアリング装置、2…ステアリング(ハンドル)、3…操舵機構、4…転舵輪、5…転舵機構、6…ステアリングシャフト、7…操舵角センサ、8…転舵アクチュエータ、12…転舵軸、17…反力アクチュエータ、20…制御装置、21…車速センサ、22…変位量センサ、23…第1ECU、25…マイコン、32…位置制御演算部、θs…操舵角、ωs…角速度、θt…転舵角、Fr…路面反力、αFr…微分値、X…変位量、X*…変位量指令、ΔX…偏差、Kfb…フィードバックゲイン(F/Bゲイン)、Kfb0…通常値、Kfb1…低減値、δ…逆入力応力判定値、δ0…閾値。

Claims (11)

  1. 転舵輪と機械的に分離されたステアリングを有する操舵機構と、ステアリング操作に応じた前記転舵輪の転舵角を発生させるべく制御される転舵アクチュエータを有する転舵機構と、前記転舵アクチュエータの作動を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、目標転舵角に実転舵角を追従させるべく位置制御する車両用操舵装置であって、
    前記転舵機構に作用する逆入力応力の大きさを判定する逆入力応力判定手段を備え、
    前記制御手段は、前記判定された逆入力応力の大きさを示す逆入力応力判定値が所定の閾値を超える場合には、前記位置制御のフィードバックゲインを低減すること、
    を特徴とする車両用操舵装置。
  2. 請求項1に記載の車両用操舵装置において、
    前記転舵輪と前記転舵アクチュエータとを連結する連結部材に作用する軸力を検出する軸力検出手段を備え、
    前記逆入力応力判定手段は、前記検出された軸力又は該軸力の変化速度の少なくとも一に基づいて前記逆入力応力の大きさを判定すること、を特徴とする車両用操舵装置。
  3. 請求項1に記載の車両用操舵装置において、
    前記転舵輪に作用する路面反力を検出する路面反力検出手段を備え、
    前記逆入力応力判定手段は、前記検出された路面反力又は該路面反力の変化速度の少なくとも一に基づいて前記逆入力応力の大きさを判定すること、を特徴とする車両用操舵装置。
  4. 請求項1に記載の車両用操舵装置において、
    前記ステアリングの操舵角を検出する操舵角検出手段と、
    前記転舵輪と前記転舵アクチュエータとを連結する連結部材に作用する軸力を検出する軸力検出手段とを備え、
    前記制御手段は、前記検出された操舵角に基づき前記目標転舵角を演算するものであって、
    前記逆入力応力判定手段は、前記検出された軸力の変化速度に対する前記検出された操舵角の変化速度の比率に基づいて前記逆入力応力の大きさを判定すること、
    を特徴とする車両用操舵装置。
  5. 請求項1に記載の車両用操舵装置において、
    前記ステアリングの操舵角を検出する操舵角検出手段と、
    前記転舵輪に作用する路面反力を検出する路面反力検出手段とを備え、
    前記制御手段は、前記検出された操舵角に基づき前記目標転舵角を演算するものであって、
    前記逆入力応力判定手段は、前記検出された路面反力の変化速度に対する前記検出された操舵角の変化速度の比率に基づいて前記逆入力応力の大きさを判定すること、
    を特徴とする車両用操舵装置。
  6. 請求項1に記載の車両用操舵装置において、
    前記ステアリングの操舵角を検出する操舵角検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記検出された操舵角に基づき前記目標転舵角を演算するものであって、
    前記逆入力応力判定手段は、前記実転舵角の変化速度に対する前記検出された操舵角の変化速度の比率に基づいて前記逆入力応力の大きさを判定すること、
    を特徴とする車両用操舵装置。
  7. 請求項5に記載の車両用操舵装置において、
    ステアリングに操舵反力を付与するための反力アクチュエータを備え、
    前記制御手段は、前記検出される路面反力に応じた前記操舵反力を前記ステアリングに付与すべく前記反力アクチュエータの作動を制御すること、
    を特徴とする車両用操舵装置。
  8. 請求項4又は請求項6に記載の車両用操舵装置において、
    ステアリングに操舵反力を付与するための反力アクチュエータと、
    前記転舵輪に作用する路面反力を検出する路面反力検出手段とを備え、
    前記制御手段は、前記検出される路面反力に応じた前記操舵反力を前記ステアリングに付与すべく前記反力アクチュエータの作動を制御すること、
    を特徴とする車両用操舵装置。
  9. 請求項1〜請求項8のうちの何れか一項に記載の車両用操舵装置において、
    前記制御手段は、前記逆入力応力判定値が前記閾値を大きく超過するほど前記フィードバックゲインを小とすること、を特徴とする車両用操舵装置。
  10. 請求項1〜請求項9のうちの何れか一項に記載の車両用操舵装置において、
    前記制御手段は、前記低減したフィードバックゲインの値を所定時間を経過するまで保持すること、を特徴とする車両用操舵装置。
  11. 請求項1〜請求項10のうちの何れか一項に記載の車両用操舵装置において、
    前記制御手段は、前記フィードバックゲインの低減後、該低減されたフィードバックゲインを時間経過とともに徐々に大とすること、を特徴とする車両用操舵装置。
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