JP2006255274A - 組立箱体装置 - Google Patents
組立箱体装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006255274A JP2006255274A JP2005079454A JP2005079454A JP2006255274A JP 2006255274 A JP2006255274 A JP 2006255274A JP 2005079454 A JP2005079454 A JP 2005079454A JP 2005079454 A JP2005079454 A JP 2005079454A JP 2006255274 A JP2006255274 A JP 2006255274A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- box
- open
- plate
- side walls
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Display Racks (AREA)
- Cartons (AREA)
Abstract
【課題】容易に組立てることができ、強固な組立状態を維持し、分解後も、再度容易に強固に組立てることができる商品ディスプレイ用組立箱体装置であって、組立前のセットの搬送が容易であることが望まれる。
【解決手段】組立箱体装置は、起立面に嵌合開口を有する基板と、この嵌合開口に開放側を嵌合される開放箱体とからなる。この開放箱体は、湾曲し得、弾性的に復元可能な板材からなり、その開放端と対向する側壁と、この側壁に連接され開放側を自由端としてその高さは基板の開口高さより高い両側壁を有する。前記側壁に連接され、箱体の底面をなしてその横幅は前記基板の開口横幅より大きい底壁を有し、前記両側壁の開放側一端には前記嵌合開口の辺縁に嵌り合う切込みを設け、前記底壁の開放側両端には前記嵌合開口の辺縁に嵌り合う切込みを設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】組立箱体装置は、起立面に嵌合開口を有する基板と、この嵌合開口に開放側を嵌合される開放箱体とからなる。この開放箱体は、湾曲し得、弾性的に復元可能な板材からなり、その開放端と対向する側壁と、この側壁に連接され開放側を自由端としてその高さは基板の開口高さより高い両側壁を有する。前記側壁に連接され、箱体の底面をなしてその横幅は前記基板の開口横幅より大きい底壁を有し、前記両側壁の開放側一端には前記嵌合開口の辺縁に嵌り合う切込みを設け、前記底壁の開放側両端には前記嵌合開口の辺縁に嵌り合う切込みを設ける。
【選択図】 図1
Description
この発明は、組立箱体装置に関し、特に、小形商品ディスプレイに好適な、その組立材料の搬送が容易で、かつその組立作業が簡便に、しかも強度よくできるようにしたものである。
従来、小物商品、例えば、小形の電気製品の販売に際しては、店頭における効果的な商品ディスプレイが販売促進に有効的である。そのためにその製品の供給者としてはその製品の出荷にあわせて店頭における商品の展示を顧客に対してその商品の特徴が充分に訴求できるように、商品ディスプレイ装置を準備して販売の前線に配布しているのが実際である。
しかしながら、これらの経費のうち搬送コストが無視できないことからで、従来の商品ディスプレイ装置は、比較的安価な簡便な構成になるものを販売現場で組立てて完成できるような組立セットとして提供することも行われているが、その構成から招来する組立作業は必ずしも簡易でなかった。
このような従来技術の一例を説明すると、起立したディスプレイ基板には横長四角の商品収納窓が開口するとともに、前方および上方を開放して、縦断面が前記商品収納窓の開口面積よりも僅かに大きいトレイ状の商品収納箱を用意しておき、この商品収納箱を基板の商品収納窓にその後方から嵌め込んで組立てるものである。
この商品収納箱の両側壁は、その前方の高さを順次低くしおいて挿入しやすくしてあるものの、最終の組立位置近傍では、両側壁の上縁を収納窓の上縁によって若干つぶしながら無理に嵌入して組立てるものであるため、かなりの力を要するものであり、最終組立て位置では両側壁に設けた浅い係合溝に、収納窓の上縁を落とし込んで固定するものであるが、その係合による固定は充分でないため、重量のある商品であったり、衝撃によっては、使用中に係合部が外れてしまうといった致命的な欠陥を有していた。
しかも一端外れてしまうと、両側壁の上縁は既につぶされて変形しており、当初の組立て強度が得られないという欠点をも有していた。
したがって、販売現場ではこのような従来技術によるものは、必ずしも好意的には受入れられず、また簡易に組立てられるものでは、こわれやすく必ずしも見栄えがよくない等、逆効果にもなりかねないものであった。
したがって商品供給側としては、組立方式でありながら、比較的簡易に組立てることができるとともに、強固に組立状態を維持し得るとともに、さらに、一旦組立てた後であっても、必要に応じて、分解し、再度容易に、しかも当初の強度を維持して組立てることができる商品ディスプレイの出現が望まれていた。
さらに商品供給側としては、その商品展示セットの搬送が容易であることによって、積極的にその販売を促進でき、多数の販売先に効率よく提供したいという課題があった。
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、請求項1記載の組立箱体装置は、起立して設置され、その起立面に嵌合開口を有する基板と、この嵌合開口に開放側を嵌合される開放箱体とよりなり、前記開放箱体は、湾曲し得るとともに弾性的に復元可能な板材からなり、その開放端と対向する側壁とこの側壁に連接されるとともに前記開放側を自由端としその高さは前記基板の開口高さより大きい両側壁を有し、さらに前記側壁に連接されるとともに箱体の底面をなしその横幅は前記基板の開口横幅より大きい底壁を有し、前記両側壁の開放側一端には前記嵌合開口の辺縁に嵌り合う切込みを設けるとともに前記底壁の開放側両端には前記嵌合開口の辺縁に嵌り合う切込みを設けてなる組立箱体装置であって、基板の嵌合開口に対して開放箱体が比較的容易に、しかも強固に取り付けられる。しかも一旦組立てた後も、分解し得、再組立も容易である。
また、請求項2記載の組立箱体装置は、前記嵌合開口の上辺両端には、前記両側壁の切込みが嵌り合う切込みを設けてなる前記請求項1記載の組立箱体装置であって、組立を強固にしたものである。
また、請求項3記載の組立箱体装置は、前記箱体の内部空間が上方に拡開するように両側壁が傾斜してなる前記請求項1または2記載の組立箱体装置であって、この箱体にカタログ等を収納して実用する、商品ディスプレイに資するものである。
請求項4は、前記箱体の底壁前縁には起立壁が設けられる前記請求項1ないし3のいずれか1項に記載の組立箱体装置であって、商品、カタログ等の収納状態で起立壁によって収納物が保持される。
ものである。
請求項5は、起立して設置され、その起立板に嵌合開口を有する基板と、この嵌合開口に開放側を嵌合される開放箱体とよりなり、前記開放箱体は、湾曲し得るとともに弾性的に復元可能な板材からなり、その開放端と対向する側壁とこの側壁に連接されるとともに前記開放側を自由端とする両側壁を有し、さらに前記側壁に連接されるとともにそれぞれ箱体の蓋面および底面をなす壁を有し、前記両側壁の高さまたは蓋面および底面をなす壁の横幅のいずれか一方をそれぞれ前記嵌合開口の開口高さまたは開口横幅よりも大きく形成するとともに前記嵌合開口の辺縁に嵌り合う切込みを設けてなる組立箱体装置であって、箱体に蓋壁と底壁との両方を備えたもので、そのような箱体に適した商品の収納、ディスプレイに用いられる。
請求項6、7は、具体的な商品ディスプレイの機能を備えたものである。
特に、小形商品ディスプレイに好適なであり、その組立材料の搬送が容易で、かつその組立作業が簡便に、しかも強度をもってできるようにしたものである。多数の販売現場に対する搬送には、組立前の板状の展開状態であるため封筒のような包装体で包装でき、扁平でかさばらないので、取扱に便利である。
つぎにこの発明の実施の形態を図示の実施例に基づいて説明する。
この発明の組立箱体装置は、これを商品ディスプレイ用に適用したものの全体像が、図1に示されている。すなわち、1は、起立板2とこれに連接され折線aを介して折り曲げ形成された支持板3とからなる基板で、比較的厚手の板材、例えば厚さ2ミリの透明なPET製板材を、後述する図4にその成形図(展開図)を示す形状に打抜いて形成される。折線aは、他のものも同様であるが、形成時に折れ筋によって折り曲げやすく形成される。板材としては、塩化ビニール板、ポリエステル系板、ポリカーボネート板等、湾曲できてその湾曲に対して弾性的に復元力のあるプラスチック板であればよい。
起立板2には、その中央やや上方に位置して4角形の嵌合開口4が形成されている。この嵌合開口4は、後述するように商品挿入口を構成するもので、それぞれ平行な上下辺5、6および側辺7、8を有する。前記上辺5の両端、すなわち嵌合開口4の角部には、それぞれ切込み9、10が前記側辺7、8の方向、すなわち上方に延びて形成される。そして第4図のように成形された基板を、折線aを介して折り曲げるとともに、支持板3と起立板2との角度を保持するために、内方にそれぞれの縁端を嵌合する溝(図示せず)を有する駒11、12を嵌め込んで組立てるものである。なお、この駒については、説明を簡略にするために、図1、2、8、9では図示を省略してある。
20は、前記嵌合開口4にその開放端が嵌め込まれる開放箱体で、比較的薄手ではあるが湾曲可能でかつ弾力的に復元する板材、例えば厚さ1ミリのPET製板材を図6にその成形図(展開図)を示す形状に打抜いて形成される。その展開図に示されるように、組立状態で上方および前方の2面が開放される箱体となるように形どりされる。詳述すれば、箱体20が前記嵌合開口にその開放端が嵌めこまれたときにその開口と対面する、その開口とほぼ同一形状の4角形壁を構成する対向壁面21からその折線b、b、bを介して側壁22、23および底壁24が連接して形成されている。この底壁24は、その横幅を壁面21のそれよりも大きく形成され、側壁22、23および底壁24をほぼ直角に折り込むことによって、前方および上方を開放した箱体20が形成されるが、両側壁22、23が底壁24の両縁に、後述の切込みを跨ぐことなく載置されるように配置される。
そして、両側壁22、23の高さおよび底壁24の幅は、それぞれの隣接壁が相互に直角をなす状態、すなわち箱体に組立てられたままの状態でそれぞれの壁が平板状体であるときには決して嵌合開口4に挿入することができない充分な大きさであり、各壁をそれぞれ湾曲することによって嵌合開口4に対する挿入時の実質的な寸法を減少することができる限界の大きさであるように寸法採りされる。そしてその復元力によって、嵌合位置を充分に保持できるものであればよい。
さらに、箱体20の両側壁22、23の上方開放側でかつ前方寄りの一端には、前記嵌合開口の上辺の切込み9、10に嵌り合う切込み25、26を設けるとともに、前記底壁の開放側両端には前記嵌合開口の側辺7、8に嵌り合う切込み27、28を設けてある。
以上のように、それぞれ組立てられた基板1の嵌合開口4に、箱体20を装着する手順について以下に説明する。
箱体20の前方開放端を、基板1の起立板3の嵌合開口4に対してその裏側から挿入するが、先ず底壁24を図7の点線で示すようにその挿入方向を軸心として湾曲して底壁24の実質的寸法を減少して挿入することにより底壁24の切込み27、28が嵌合開口4の左右側辺7,8に対向する位置まで至ったところで、その湾曲を解除すると底壁24は平板状に復元し、切込み27、28が側辺7、8に嵌合して底壁24は、起立板3に係合される。
さらに、箱体20の側壁22、23を片方ずつ挿入方向を軸心として同じく図7に点線で示すように箱体内方に湾曲すると、実質的に嵌合開口4の上下辺間を挿通できる高さに変形されるため嵌合開口4内に挿入できるので、その側壁22、23の切込み25、26が嵌合開口の上辺5の切込み9、10に対峙したところでその湾曲を解除すると、それぞれ側壁24は平板状に復元し、したがって切込み25、26が、起立板3の切込み9、10に嵌合して、各側壁22、23は、起立板3に係合される。この状態では、各側壁22、23は前記底壁24にその下縁を載置される状態となり、箱体20の組立状態は安定する。
そして、箱体20は、その開放端縁が、起立板3の嵌合開口4、すなわち商品挿入窓から前方に突出して組立てられるから、商品の収納、取り出し作業も円滑におこなうことができる。
それぞれに形成される切込みの幅、深さ、底部の形状は、相互に嵌り込む相手方の材料の厚さ、平板状に復元して相互に嵌まり合った状態でガタがない深さや底部の形状が選択されることは当然である。
したがって、全体が図1に示されるように組立てられることから明らかなように、基板1の起立板2は、傾斜して起立することから、商品説明板としてそのポップを表示してその商品性を訴求することに利用することができる。また箱体20は、展示商品の収納機能を有する商品収納体であることから、起立板2の商品挿入口4から商品を挿入して収納展示することができる。この実施例では箱体20はその上方も開放しているので、商品の収納時、または商品の収納状態でその開放位置を利用することができる。
また、図1から明らかなように基板1の起立板2と支持板3との傾斜状態の固定は、箱体20の底壁24の角部が支持板3に近接していることから、例えば対向壁面21の下端を一部支持板3側に切起こして、その切起こし片を支持板に接着して固定してもよい。別部材の支え枠を起立板2と支持板3との間に渡してもよいことは当然である。
なお、前述の実施例においては箱体20の上方は開放された形状であったが、上方を蓋壁(図示せず)で塞ぐ構成とすることもできる。この場合は、図6に示された箱体20の展開図において、側壁24と同一形状の側壁を壁面21における対向側に折線を介して形成し、箱体20の組立時に側壁24と同様に折り込まれた両側壁22、23に被さるように折り込めばよく、起立板3の嵌合開口4に対する箱体20の挿入の場合にも、前述の底壁24の場合と同様に、湾曲して挿入することができるが、そのままでは両側壁22、23の上端部が挿入の支障となるので、この両側壁22、23の挿入時と同様に、それらを大きく内方に湾曲して退避しておくことによって支障なく挿入でき、同様にこの蓋壁は平板状に復元し、蓋壁の有する切込みが開口の側辺に嵌合して、蓋壁も、起立板2に係合される。
このように箱体に蓋壁をも設けた場合には、蓋壁自身が前述の底壁と同様に起立板と係合するので、箱体の起立板に対する前後方向の固定のために前述の実施例において起立板1の嵌合開口4に形成した切込み9、10は、必ずしも必要でない。この場合、嵌合開口4は単純に四角形で構成することができるので、抜き型が単純で安価となる利点がある。
そして、両側壁および箱体の蓋面および底面をなす壁の寸法については、両側壁の高さまたは蓋面および底面をなす壁の横幅のいずれか一方をそれぞれ前記嵌合開口の開口高さまたは開口横幅よりも大きく形成することによって、いずれの場合にも適切に組立てられとともに、両側壁または蓋面および底面の開放端寄りに設けた切込みが、前記嵌合開口の辺縁に嵌り合ってその係合状態が維持される。
次にこの発明の第2の実施例について、図8から11にしたがって説明する。この実施例は、前述の実施例が商品収納を意図したものであるのに対して、カタログ等を収納するようにしたものである。両者の同一部分には同一符号を付して、説明を簡略化してある。
すなわち、箱体40は、同様に嵌合開口4にその開放端が嵌め込まれる箱体で、その斜視図が図11に示されるように、組立状態で上方および前方の2面が開放される比較的扁平で、かつ商品説明資料であるカタログ等の収納体として資料が取り出しやすいように、上方開放部が拡開された箱体となるように形どりされる。
詳述すれば、箱体40の前記嵌合開口4と対向する対向壁面41は、前記嵌合開口4にその開放端が嵌め込まれる箱体で、比較的薄手ではあるが湾曲可能でかつ弾力的に復元する板材、例えば厚さ1ミリの透明なPET製板材を図11に示す形状(展開図は省略)に打抜いて形成される。すなわち、組立状態で上方および前方の2面が開放される箱体となるように形どりされる。詳述すれば、箱体40が前記嵌合開口にその開放端が嵌めこまれたときにその開口と対面する、その開口とほぼ同一形状の壁面41からその折線b、b、bを介して上方に向って高さが順次増大する側壁42、43および底壁44が連接して形成されている。この底壁44は、その横幅を壁面41のそれよりも大きく形成され、側壁42、43および底壁44をほぼ直角に折り込むことによって、前方を開放し上方に向って拡開して開放した箱体40が形成される。そして、両側壁42、43が底壁44の両縁に、後述の切込みを跨ぐことなく配置される。
そして、両側壁42、43の高さおよび底壁44の幅は、それぞれの隣接壁が相互に直角をなす状態、すなわち箱体40に組立てられたままの状態でそれぞれの壁が平板状体であるときには決して挿入することができない大きさであり、かつ各壁をそれぞれ湾曲することによって嵌合開口4に対する挿入時の実質的な寸法を減少することができる限界の大きさであるように寸法採りされる。
さらに、箱体40の両側壁42、43の上方開放側でかつ前方寄りの一端には、前記嵌合開口の上辺の切込みに嵌り合う切込み45、46を設けるとともに、前記底壁の開放側両端には前記嵌合開口の下辺切込みに嵌り合う切込み47、48を設けてある。この底壁44には折線を介して起立片49が連接され、箱体40の組立時に底壁44から直角に起立することによって、箱体40に収納されるカタログ等の支持の働きをする。
また、嵌合開口の前記下辺6の両端、すなわち嵌合開口4の角部には、それぞれ切込み50、51がその下辺6の方向、すなわち左右方向に延びて形成される。
以上のように、それぞれ組立てられた基板1の嵌合開口4に、箱体40を装着する手順について以下に説明する。
箱体40の前方開放端を、基板1の起立板3の嵌合開口4に対してその裏側から挿入する。先ず底壁44を、その挿入方向を軸心として湾曲することによりその実質寸法を減少して挿入することにより底壁44の切込み47、48が嵌合開口4の下辺6の左右の切込み50、51に対向する位置まで至ったところで、その湾曲を解除すると底壁44は平板状に復元し、切込み47、48が切込み50、51に嵌合して、底壁44は、起立板3に強固に係合される。
さらに、箱体40の側壁42、43を片方ずつ挿入方向を軸心として同じく箱体内方に湾曲すると、実質的に嵌合開口4の上下辺間を挿通できる高さに変形されるため嵌合開口4内に挿入できるので、その側壁42、43の切込み45、46が嵌合開口の上辺5の切込み9、10に対峙したところでその湾曲を解除すると、それぞれ側壁44は平板状に復元し、したがって切込み45、46が、起立板3の切込み9、10に嵌合して、各側壁42、43は、起立板3に強固に係合される。この状態では、各側壁42、43は前記底壁44にその下縁を載置される状態となり、箱体40の組立状態は安定する。
したがって、全体が図8に示されるように組立てられることから明らかなように、基板1の起立板2は、傾斜して起立しており、この起立板2は、前述した実施例の場合と同様に商品説明などのポップをその面に貼着表示して、その商品性を訴求することに利用することができる。
なお、前記第1の実施例と第2の実施例については、説明を簡明にするために、それぞれ独立して説明したが、実用的にはそれらを並列に同一の基板で構成することによって、商品収納ディスプレイとカタログ等商品説明資料の設置とを同時に行えるので、訴求効果は一層向上する。
実施例の1形態として記載すれば、この発明は、商品等を展示収容するための窓を設けた本体板と、可撓性かつ変形に対して復元力を有する材料からなる収容部とからなり、前記窓からその前端部を突出した状態で収容部を取り付けるものにおいて、前記収容部には少なくとも、背板、側板を有するとともに、前記窓の側縁に対応する底板、背板、側板の少なくとも1ヶ所には、前記側縁に嵌合する互いに対向した1対の嵌合部を設け、この嵌合部は、平板状体では決して前記窓には挿入できないほどの充分な係合長を有し、前記側縁に対し、これに対応する収容部の箇所を撓めた状態で挿入し、その復元力で係合状態を維持させた展示装置ということもできる。
なお、次に、商品ディスプレイの構成においては組立の容易性という点で共通点があることから、参考例として、記載し紹介する。
[参考例]
前述の実施例と同様に、図12に示されるように起立板60および支持板61を有する基板62を設けるが、この起立板60には、その前面に固定される後述の箱体を係合するための長孔が、ほぼその箱体の開放面形状に一致して、それぞれ側部長孔63、64および底部長孔65として形成されている。この長孔63、64の下端は起立板60の内側に屈曲する屈曲部66、67を形成している。
前述の実施例と同様に、図12に示されるように起立板60および支持板61を有する基板62を設けるが、この起立板60には、その前面に固定される後述の箱体を係合するための長孔が、ほぼその箱体の開放面形状に一致して、それぞれ側部長孔63、64および底部長孔65として形成されている。この長孔63、64の下端は起立板60の内側に屈曲する屈曲部66、67を形成している。
前記箱体70は、図13の展開図に示されるように、前述の実施例の箱体と同様の材料で打抜き形成されるもので、組立時に起立板60と対向するほぼ4角形状の壁面71からは折線c、c、cを介して連接する両側壁72、73および底壁74を形成する。そしてそれぞれこの折線c、c、cを介して両側壁72、73および底壁74を図14に示されるとおり、直角に折り曲げて、上方および後方を開放する箱体70を形成する。この両側壁72、73の上下縁にはそれぞれ1対の切込み75、76、および77、78を形成する。底壁74には組立時長孔65に挿入される舌片79が形成される。
以上のように形成された起立板60の長孔と箱体70の各壁との寸法は次のように選択される。すなわち、箱体70の両側壁72、73の長さは、その両側壁を起立板60の両側の長孔63、64の屈曲部66、67に合わせて屈曲した状態では長孔を通過でき、弾性的に平板状に復元した状態では、それぞれの切込み76、78が起立板60に嵌り込むために、側壁72、73が屈曲部を通過できない。図15は基板62と箱体70とを組立てた状態の係合部を起立板の裏面側から見た部分図で、湾曲して屈曲部を通過後、切込み79を有する側壁72の下端部が復元して起立板60に係合している状態を示している。
同時に箱体70の底壁74は、その舌片79を起立板の長孔65に挿入して係合する。そして、箱体70は、全体としても弾性的に折線を介して復元する方向に変位するので、起立板60に強固に係合固定されるのである。
1…基板、2…起立板、3…支持板、4…嵌合開口、20、40・・・開放箱体、21、41…対向壁面、22、23、42、43…側壁、24、44…底壁、9、10、25、26、27、28、45、46、47、48、50、51・・・切込み
Claims (7)
- 起立して設置され、その起立面に嵌合開口を有する基板と、この嵌合開口に開放側を嵌合される開放箱体とよりなり、前記開放箱体は、湾曲し得るとともに弾性的に復元可能な板材からなり、その開放端と対向する側壁とこの側壁に連接されるとともに前記開放側を自由端としその高さは前記基板の開口高さより大きい両側壁を有し、さらに前記側壁に連接されるとともに箱体の底面をなしその横幅は前記基板の開口横幅より大きい底壁を有し、前記両側壁の開放側一端には前記嵌合開口の辺縁に嵌り合う切込みを設けるとともに前記底壁の開放側両端には前記嵌合開口の辺縁に嵌り合う切込みを設けてなる組立箱体装置。
- さらに前記嵌合開口の上辺両端には、前記両側壁の切込みが嵌り合う切込みを設けてなる前記請求項1記載の組立箱体装置。
- さらに、前記箱体の内部空間が上方に拡開するように両側壁が傾斜してなる前記請求項1または2記載の組立箱体装置。
- さらに、前記箱体の底壁前縁には起立壁が設けられる前記請求項1ないし3のいずれか1項に記載の組立箱体装置。
- 起立して設置され、その起立板に嵌合開口を有する基板と、この嵌合開口に開放側を嵌合される開放箱体とよりなり、前記開放箱体は、湾曲し得るとともに弾性的に復元可能な板材からなり、その開放端と対向する側壁とこの側壁に連接されるとともに前記開放側を自由端とする両側壁を有し、さらに前記側壁に連接されるとともにそれぞれ箱体の蓋面および底面をなす壁を有し、前記両側壁の高さまたは蓋面および底面をなす壁の横幅のいずれか一方をそれぞれ前記嵌合開口の開口高さまたは開口横幅よりも大きく形成するとともに前記嵌合開口の辺縁に嵌り合う切込みを設けてなる組立箱体装置。
- 前記起立板は、商品説明板であり、前記開放箱体は商品収納体である、請求項1ないし3のいずれか1項記載の組立箱体装置。
- 前記起立板は、商品説明板であり、前記開放箱体は商品説明資料収納体である、請求項1ないし3のいずれか1項記載の組立箱体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005079454A JP4121513B2 (ja) | 2005-03-18 | 2005-03-18 | 組立箱体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005079454A JP4121513B2 (ja) | 2005-03-18 | 2005-03-18 | 組立箱体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006255274A true JP2006255274A (ja) | 2006-09-28 |
JP4121513B2 JP4121513B2 (ja) | 2008-07-23 |
Family
ID=37095105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005079454A Expired - Fee Related JP4121513B2 (ja) | 2005-03-18 | 2005-03-18 | 組立箱体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4121513B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009005823A (ja) * | 2007-06-27 | 2009-01-15 | Igarashi Pro Kk | スタンド |
-
2005
- 2005-03-18 JP JP2005079454A patent/JP4121513B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009005823A (ja) * | 2007-06-27 | 2009-01-15 | Igarashi Pro Kk | スタンド |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4121513B2 (ja) | 2008-07-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008009168A (ja) | 販促用表示具 | |
US6612483B2 (en) | Display box | |
US8434288B2 (en) | Product package with auxiliary compartments | |
JP4121513B2 (ja) | 組立箱体装置 | |
JP3662183B2 (ja) | 表示機能付包装箱 | |
JP2008179371A (ja) | 包装用箱 | |
JP3126895U (ja) | スタンド式ディスプレイ装置 | |
JP2006247278A (ja) | 陳列棚 | |
JP3216799U (ja) | 包装箱 | |
JP4820212B2 (ja) | 立上片付ケース | |
JP5439123B2 (ja) | 組立ケース | |
JP3166853U (ja) | ディスプレイ用具 | |
JP3164236U (ja) | ディスプレイ用具 | |
JP5004764B2 (ja) | 商品陳列用什器 | |
JP4321905B2 (ja) | 棚用表示具 | |
JP3189363U (ja) | 組立式ディスプレイ装置 | |
JP3134735U (ja) | 商品梱包箱 | |
KR200292898Y1 (ko) | 골판지를 이용한 박스 받침대 | |
JP2016140704A (ja) | 商品陳列箱 | |
JP4670731B2 (ja) | 複合展示販売台 | |
JP2001255821A (ja) | 展示装置 | |
JP2022131755A (ja) | 展示用支持部材および包装箱 | |
JP4788816B2 (ja) | 複合展示販売台 | |
JPH11511417A (ja) | 特にパネル形物品用の包装及び販売用ホルダ | |
JP5021369B2 (ja) | 輸送・展示兼用箱 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080303 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080401 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080428 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 3 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110509 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |