JP2006255020A - 生体情報監視装置 - Google Patents

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芳久 三輪
Hisayuki Kato
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Abstract

【課題】 表示器に表示されている生体情報が新しいものであるかを確実に認識できる生体情報監視装置を提供する。
【解決手段】 非連続的に測定された被測定者の血圧値(生体情報)を表示する表示器を備えた生体情報監視装置において、表示器に表示される血圧値に網目模様を重ね合わせることにより、その血圧値の視認性を低下させる。また、その網目模様の網目間隔を測定からの経過時間が長くなるほど細かくすることによって、血圧値の視認性を測定からの経過時間が長くなるほど低下させる。このようにすると、表示器に表示されている血圧値の視認性が低下している場合にはその血圧値は測定から時間が経過していると分かり、血圧値自体の視認性によってその血圧値が新しいかどうかが示されているので、その血圧値が新しいものであるかを確実に認識することができ、また、視認性の程度から経過時間を認識することもできる。
【選択図】 図7

Description

本発明は被測定者の生体情報を監視する生体情報監視装置に関し、特に、測定された生体情報の表示態様に関する。
医療機関では種々の生体情報監視装置が用いられている。たとえば、病院のベッドサイドでは、血圧の変化を監視するために、カフを用いて血圧が所定の周期で定期的に測定されることがある。そして、測定された血圧は、生体情報監視装置の表示器に表示される。
生体情報監視装置は、医療従事者が被測定者の異常をより確実に且つ迅速に知ることができるようにすることが重要であるので、表示器の表示態様はできるだけ見やすいように工夫がされている。また、装置から離れた場所からでも被測定者の状態を容易に知ることができるようにするために、装置本体の主表示器とは別に、先端に表示部を備えたアラームポールが設けられ、生体情報監視装置が異常を判断したときは、その表示部にも異常が判断されたことを示す表示がされるようになっている装置も提案されている(たとえば、特許文献1)。
特許第2918655号公報
前記カフによる血圧測定のように、測定が連続的に行われない場合、測定値は次の測定が行われ、新しい測定値が得られるまで、表示器にそのまま表示されていることが一般的である。
しかし、測定値が次回の測定までそのまま表示されている場合、測定から時間が経過し、被測定者の現時点での生体情報が異常値となっているにもかかわらず、表示器には正常値がそのまま表示されているために、医療従事者が被測定者の異常を知ることが遅れるという事態が想定される。
この問題を解決するために、測定値を所定時間後(たとえば180分後)に表示器から消去することができるようにした装置も考えられるが、測定値を表示器から消去してしまうと、自動測定の場合にまだ記録されていないのに測定値が消えてしまうとか、測定されたかどうかそれ自体が不明になることも想定されるなど、測定値を表示器から消去することには問題がある。
また、測定からの経過時間を表示するようにした装置も考えられるが、経過時間の表示を見落としたり、また、読み間違えたりすることも否定できない。生体情報の認識の遅れを可及的に減少させるためには、表示器に表示されている生体情報が、新しいものであるか、或いは、かなり前のものであるかを確実に認識することができるようにする必要がある。
本発明は以上の事情を背景として成されたものであって、その目的とするところは、表示器に表示されている生体情報が新しいものであるかを確実に認識できる生体情報監視装置を提供することにある。
本発明者は、前記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、表示器に表示される生体情報は見やすいことが重要とされているが、測定から時間が経過した場合にはそれを敢えて見づらくすれば、その生体情報が新しいものであるかを確実に認識できることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて成されたものである。
すなわち、前記目的を達成するための第1発明は、生体情報測定装置によって非連続的に測定された被測定者の生体情報を表示する表示器を備えた生体情報監視装置であって、前記表示器に表示される生体情報の視認性を、その生体情報の測定時点からの経過時間に関連して低下させる表示制御手段を含むことを特徴とする。
また、第2発明は、第1発明の生体情報監視装置において、前記表示制御手段は、前記表示器に表示されている前記生体情報を他の図形で部分的に隠すことによって、その生体情報の視認性を低下させるものであることを特徴とする。
また、第3発明は、第1発明の生体情報監視装置において、前記表示制御手段は、前記表示器に表示されている前記生体情報の色を周囲の色に近づけることによって、その生体情報の視認性を低下させるものであることを特徴とする。
また、第4発明は、第1発明の生体情報監視装置において、前記表示制御手段は、前記表示器に表示されている前記生体情報の表示サイズを小さくすることによって、その生体情報の視認性を低下させるものであることを特徴とする。
また、第5発明は、第1発明の生体情報監視装置において、前記表示制御手段は、前記表示器に表示されている前記生体情報の少なくとも一部を点滅させることによって、その生体情報の視認性を低下させるものであることを特徴とする。
また、第6発明は、第1発明の生体情報監視装置において、前記表示制御手段は、前記表示器に表示されている前記生体情報の表示色の濃淡とその生体情報の周囲の表示色の濃淡との差を小さくすることによって、その生体情報の視認性を低下させるものであることを特徴とする。
また、第7発明は、第1発明の生体情報監視装置において、前記表示制御手段は、前記表示器に表示されている前記生体情報をモザイク化することによって、その生体情報の視認性を低下させるものであることを特徴とする。
また、第8発明は、第1発明乃至第7発明のいずれかの生体情報監視装置において、前記生体情報測定装置を一体的に備えていることを特徴とする。
また、第9発明は、第1発明乃至第8発明のいずれかの生体情報監視装置において、前記生体情報測定装置が、生体の所定部位に巻回されるカフを備えた自動血圧測定装置であることを特徴とする。
第1発明によれば、表示器に表示されている生体情報の視認性が低下している場合にはその生体情報は測定から時間が経過していると分かり、生体情報自体の視認性によってその生体情報が新しいかどうかが示されているので、その生体情報が新しいものであるかを確実に認識することができる。
第2発明乃至第7発明は、第1発明の具体的態様を示した発明であることから、いずれの発明も第1発明と同様の効果が得られる。
本発明の生体情報監視装置は、第8発明のように、生体情報測定装置を一体的に備えたものであってもよいが、セントラルモニタ(生体情報集中監視装置)のように、生体情報測定装置(あるいは生体情報測定機能)を備えず、別体とされた生体情報測定装置によって測定された生体情報を無線或いは有線で受信して表示するものであってもよい。
生体情報測定装置は、生体情報を非連続的に測定するものであれば特に生体情報の種類に限定はない。なお、非連続的な測定には、所定の周期での周期的な測定が含まれるのはもちろんのこと、不定期な測定も含まれる。また、周期的な測定には、測定周期が厳密に時間で決まっている測定だけでなく、たとえば、朝夕に測定されるものなども含まれる。また、生体情報測定装置は、自動的に生体情報を測定する装置であっても、手動操作によって生体情報を測定する装置であってもよい。
表示器に表示される生体情報の表示態様は、数値であってもよいが、棒グラフ表示などの図形表示であってもよい。
表示制御手段が表示器に表示される生体情報の視認性を低下させる方法としては、第2発明のように、表示器に表示されている生体情報を他の図形によって部分的に隠す方法があり、ここでの図形は、所定の繰り返しパターンで線図が連続的に繰り返される模様であってもよいし、また、文字であってもよい。たとえば、表示器において上記生体情報の周囲に表示されていた他の文字情報が大きく表示されることによって生体情報が部分的に隠されてもよい。また、他の図形は、生体情報が表示されている表示器に表示させてもよいが、その表示器の前面に別に設けられた光透過率が所定の部位毎に制御可能な表示装置(たとえばエレクトロクロミックガラスなど)に表示させてもよい。
また、視認性を低下させる方法としては、第3発明のように、生体情報の表示色を周囲の色に近づける方法があり、表示器がカラー表示器である場合には、生体情報の表示色の色相を周囲の表示色の色相に近づければよい。また、表示器として単色LED(発光ダイオード)を用いている場合には、輝度を低下させることにより、すなわち暗くすることにより、表示色を周囲の色に近づければよい。
また、視認性を低下させる方法として、第6発明のように表示器に表示されている生体情報の表示色の濃度とその周囲の表示色の濃度との濃淡の差(すなわちコントラスト)を小さくする方法がある。また、濃淡の差を小さくするには、生体情報の表示色の濃度を調整してもよいし、その周囲の表示色の濃度を調整してもよいし、両方を調整してもよい。
また、視認性を低下させる方法として、第7発明のように表示器に表示されている生体情報をモザイク化する方法もある。このモザイク化は、具体的には、複数の画素(ドット)をより大きな1つの画素単位(固まり)として1つの色にまとめる処理であり、たとえば、正方形状をなす4つの画素をその左上など所定の画素の色にまとめる処理である。
表示制御手段は、生体情報の測定時点からの経過時間が長くなるほどその生体情報の視認性を段階的に或いは連続的に低下させることが好ましい。このようにすれば、表示器に表示されている生体情報が単に新しいものであるかどうかが分かるだけでなく、その生体情報が測定されてからの経過時間までも確実に認識できるようになる。たとえば、第2発明の場合には、生体情報を隠す部分を経過時間が長くなるほど多くすることによって視認性を段階的に或いは連続的に低下させ、第3発明の場合には、経過時間が長くなるほど生体情報の色を周囲の色に近づけることによって視認性を段階的に或いは連続的に低下させ、第4発明の場合には、経過時間が長くなるほど生体情報の表示サイズを小さくすることによって視認性を段階的に或いは連続的に低下させ、第5発明の場合には、経過時間が長くなるほど生体情報の点滅周期を長くしたり、経過時間が長くなるほど生体情報の点滅部分を多くしたりすることによって視認性を段階的に或いは連続的に低下させ、第6発明の場合には、経過時間が長くなるほど生体情報とその周囲との濃淡を小さくすることによって視認性を段階的に或いは連続的に低下させ、第7発明の場合には、経過時間が長くなるほど画素単位を大きくすることによって視認性を段階的に或いは連続的に低下させればよい。しかし、表示制御手段は、一度だけ視認性を低下させるものであってもよい。一度だけ視認性を低下させれば、前述の発明の効果が一応得られるからである。
次に、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明が適用された生体情報監視装置10の外観構成を概略的に示す図である。図1の生体情報監視装置10は、箱状の本体12と、その本体12に配管14によって接続されているカフ16とを備えている。なお、この生体情報監視装置10は自動血圧測定装置(すなわち生体情報測定装置)としての機能も備えている。上記本体12には、表示器18、スピーカ20、入力キー(入力装置)22が備えられている。
図2は、上記生体情報監視装置10の回路構成を示すブロック図である。前記カフ16はゴム製袋を布製帯状袋内に有しており、上腕部24に巻回される。カフ16には、圧力センサ26、調圧弁28が前記配管14を介してそれぞれ接続されている。また、調圧弁28には、配管30を介して空気ポンプ32が接続されている。調圧弁28は、空気ポンプ32により発生させられた圧力の高い空気を調圧してカフ16内へ供給し、あるいは、カフ16内の空気を排気することにより、カフ16内の圧力を調圧する。
圧力センサ26は、カフ16内の圧力を検出してその圧力を表す圧力信号SPを静圧弁別回路34および脈波弁別回路36にそれぞれ供給する。静圧弁別回路34はローパスフィルタを備えており、圧力信号SPに含まれる定常的な圧力すなわちカフ16の圧迫圧力(すなわちカフ圧PC)を表すカフ圧信号SCを弁別してそのカフ圧信号SCをA/D変換器38を介して電子制御装置40へ供給する。脈波弁別回路36はたとえば1乃至30Hz程度の信号通過帯域を有するバンドパスフィルタを備えており、圧力信号SPの振動成分であるカフ脈波信号SMを弁別してそのカフ脈波信号SMをA/D変換器42を介して電子制御装置40へ供給する。上記カフ脈波信号SMは、図示しない上腕動脈からカフ16に伝達されてカフに発生する脈波であることからカフ脈波を表す。
電子制御装置40は、CPU44、ROM46、RAM48、および図示しないI/Oポート等を備えた所謂マイクロコンピュータにて構成されており、CPU44は、ROM46に予め記憶されたプログラムに従ってRAM48の記憶機能を利用しつつ信号処理を実行することにより、図3に示す機能を実行する。
図3は、CPU44の制御機能の要部を示す機能ブロック図である。カフ圧制御手段50は、静圧弁別回路34から逐次供給されるカフ圧信号SCに基づいてカフ圧PCを判断しつつ、駆動信号を出力して調圧弁28および空気ポンプ32を制御することにより、カフ圧PCを上腕部24における最高血圧値BPSYSよりも高い値に予め設定された昇圧目標圧力値PC(たとえば180mmHg)まで急速に昇圧し、続いて、後述する血圧値決定手段54による血圧値BPの決定が終了するまで、カフ圧PCを3〜5mmHg/secに設定された徐速降圧速度で徐速降圧させる。また、カフ圧制御手段50は、血圧値BPの決定が終了した後にカフ圧PCを大気圧まで排圧する。
振幅決定手段52は、カフ圧制御手段50によりカフ圧PCが徐速降圧させられる過程で、脈波弁別回路36により逐次弁別されるカフ脈波信号SMが表すカフ脈波の振幅Aを一拍毎に決定し、その振幅Aをその振幅Aが決定された時に静圧弁別回路34により弁別されたカフ圧PCとともにRAM48の所定の記憶領域に記憶する。
血圧値決定手段54は、入力キー22から入力されることにより予め設定されている所定の血圧測定周期T毎に前記カフ圧制御手段50によってカフ圧PCを制御させ、そして、カフ圧制御手段50によりカフ圧PCが徐速降圧させられる過程において、振幅決定手段52により逐次決定されるカフ脈波の振幅Aの変化および順次採取されるカフ圧信号SCに基づき、良く知られたオシロメトリックアルゴリズムを用いて生体情報である最高血圧値BPSYS、最低血圧値BPDIA、および平均血圧値BPMEANを決定する。
表示制御手段56は、血圧値決定手段54によって決定された最高血圧値BPSYS、最低血圧値BPDIA、平均血圧値BPMEANを、決定された直後に直ちに表示器18の所定位置に表示する。また、視認性低下制御が有効とされている場合には、血圧決定時からの経過時間tpが予め設定された視認性低下時間tp1〜3となる毎に、表示器18に表示した血圧値BPに所定の粗さの網目模様を重ね合わせることにより、血圧値BPの視認性を段階的に低下させる。なお、上記視認性低下制御の有効無効や上記視認性低下時間tpは、たとえば入力キー22の操作によって設定できるようになっている。
図4および図5は、図3に示したCPU44の制御作動をフローチャートにした図であって、図4は所定の血圧測定周期T毎に実行する血圧測定ルーチンであり、図5はその血圧測定ルーチンに続いて実行する表示制御ルーチンである。
まず、図4に示す血圧測定ルーチンから説明する。図4において、ステップSA1(以下、ステップを省略する。)では、空気ポンプ32を起動させ、調圧弁28を制御することにより、カフ圧PCの急速昇圧を開始する。そして、続くSA2では、カフ圧PCが180mmHgに設定された昇圧目標圧力値PCを超えたか否かを判断する。このSA2の判断が否定されるうちは、SA2の判断を繰り返し実行し、カフ圧PCの急速昇圧を継続する。一方、SA2の判断が肯定された場合には、SA3において、空気ポンプ32を停止させ、且つ、調圧弁28を制御することにより、カフ圧PCの3mmHg/sec程度での徐速降圧を開始する。
続いて、血圧値BPを決定する血圧値決定ルーチン(SA4〜SA8)を実行する。まず、SA4では、所定のサンプリング周期毎に、カフ圧信号SCおよびカフ脈波信号SMを読み込む。そして、SA5では、一拍分の信号を読み込んだか否かを判断する。この判断が否定された場合には、SA4を繰り返すことにより信号の読み込みを継続する。一方、SA5の判断が肯定された場合には、続くSA6において、一拍分のカフ脈波の振幅Aを決定する。上記SA4乃至SA6が振幅決定手段52に相当する。
続くSA7では、血圧値決定アルゴリズムすなわちオシロメトリックアルゴリズムを実行することにより、最高血圧値BPSYS、平均血圧値BPMEAN、最低血圧値BPDIAを決定する。上記オシロメトリックアルゴリズムでは、たとえば、上記SA6で逐次決定するカフ脈波の振幅Aが急激に大きくなるときのカフ圧PC、すなわち、振幅Aの立ち上がり点におけるカフ圧PCを最高血圧値BPSYSに決定する。この振幅Aの立ち上がり点は、たとえば、逐次得られる振幅Aに基づいて、振幅Aの変化率dを逐次算出し、その変化率dが所定の変化率基準値THを超えたことに基づいて決定する。また、平均血圧値BPMEANは、たとえば、逐次得られる振幅Aから振幅列を作成し、各振幅Aの頂点を結んで得られる包絡線のピーク点におけるカフ圧PCとし、最低血圧値BPDIAは、その包絡線を微分した微分曲線の変曲点(包絡線の立ち下がり点)におけるカフ圧PCとする。
そして、続くSA8では、上記SA7において血圧値BPの決定が完了したか否かを判断する。このSA8の判断が否定された場合には、前記SA4以下を繰り返し実行する。なお、図4のフローチャートでは、SA7乃至SA8が血圧値決定手段54に相当する。
一方、上記SA8の判断が肯定された場合には、続くSA9において、調圧弁28を制御して、カフ圧PCを大気圧まで排圧する。図4のフローチャートでは、SA1乃至SA3およびこのSA9がカフ圧制御手段50に相当する。
そして、続くSA10では、上記SA4乃至SA8の繰り返しにより決定した血圧値BPを表示器18の所定の表示位置に表示する。図6は、その一表示例を示す図である。図6に示す例は、上段左側が最高血圧値BPSYS、上段右側が最低血圧値BPDIA、下段(括弧内)が平均血圧値BPMEANである。
次に、図5に示す表示制御ルーチンを説明する。まず、SB1では、視認性低下制御が有効とされているか否かを判断する。この判断が否定された場合には、後述するSB11以降を直接実行する。一方、この判断が肯定された場合には、SB2以下を順次実行する。
SB2では、血圧測定が終了してからの経過時間tp(すなわち、前述の図4に示すルーチンが終了してからの経過時間)が、予め設定された第1視認性低下時間tp1を超えたか否かを判断する。この判断が否定された場合には、このSB2を繰り返し実行するが、肯定された場合には、続くSB3において、図7(a)に示すように、縦横の線からなり比較的粗い網目の網目模様を血圧値BPの表示に重ね合わせることにより、その血圧値BPの視認性を少し低下させる。そして、続くSB4では、スピーカ20から、表示器18に表示されている血圧値BPが少し古いものになったことを知らせるための音(または音声)を出力させるとともに、表示器18にも、そのことを示すメッセージを表示する。
続くSB5では、上記経過時間tpが予め設定された第2視認性低下時間tp2(>tp1)を超えたか否かを判断する。この判断が否定された場合には、このSB5を繰り返し実行するが、肯定された場合には、続くSB6において、図7(b)に示すように、縦横の線からなり中程度の網目間隔の網目模様を血圧値BPの表示に重ね合わせることにより、換言すれば、図7(a)の網目をさらに細かくすることにより、表示器18に表示されている血圧値BPの視認性をさらに低下させる。そして、続くSB7では、スピーカ20から、表示器18に表示されている血圧値BPがさらに古いものになったことを知らせるための音(または音声)を出力させるとともに、表示器18にも、そのことを示すメッセージを表示する。
続くSB8では、上記経過時間tpが予め設定された第3視認性低下時間tp3(>tp2)を超えたか否かを判断する。この判断が否定された場合には、このSB8を繰り返し実行するが、肯定された場合には、続くSB9において、図7(c)に示すように、縦横の線からなり比較的細かい網目間隔の網目模様を血圧値BPの表示に重ね合わせることにより、換言すれば、図7(b)の網目をさらに細かくすることにより、表示器18に表示されている血圧値BPの視認性をより一層低下させる。そして、続くSB10では、スピーカ20から、表示器18に表示されている血圧値BPがより一層古いものになったことを知らせるための音(または音声)を出力させるとともに、表示器18にも、そのことを示すメッセージを表示する。
上記SB10を実行した場合、または、前記SB1の判断が否定された場合には、SB11において、上記経過時間tpが予め設定された血圧測定周期Tを経過したか否かを判断する。この判断が否定された場合には、このSB11を繰り返し実行するが、肯定された場合には、続くSB12において、表示器18に表示させている血圧値表示を初期化した後、すなわち、表示器18に表示させている血圧値BPおよび網目模様を消去した後、前述の図4に示すルーチンを実行する。なお、図5に示す表示制御ルーチンおよび図4のSA10が表示制御手段56に相当する。
上述のように、本実施例によれば、表示器18に表示されている血圧値BPの視認性が低下しているほどその血圧値BPは測定から時間が経過していると分かり、血圧値BP自体の視認性によってその血圧値BPが測定されてからの経過時間が示されているので、その経過時間を確実に認識することができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
たとえば、前述の実施例では、表示器18に表示されている血圧値BPに重ね合わせられる図形は、縦横の線からなる網目模様であったが、重ね合わせられる図形は前述の実施例の図形に限定されず、たとえば、図8に示すような互いに直交する斜めの線からなる網目模様や、図9に示すような市松模様、図10に示すような等間隔に配置された複数の横線からなる図形などを重ね合わせてもよい。
また、前述の実施例の生体情報監視装置10は、3分乃至10数分対応に訂正された血圧測定周期T毎に血圧測定を実行し、その血圧測定に続いて図5の表示制御を実行してもよい。
なお、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
本発明が適用された生体情報監視装置の外観構成を概略的に示す図である。 図1の生体情報監視装置の回路構成を示すブロック図である。 図2のCPUの制御機能の要部を示す機能ブロック図である。 図3に示したCPUの制御作動をフローチャートにして示す図であって、所定の血圧測定周期T毎に実行する血圧測定ルーチンである。 図3に示したCPUの制御作動をフローチャートにして示す図であって、図4の血圧測定ルーチンに続いて実行する表示制御ルーチンである。 図4のSA10において表示される血圧値BPの表示態様の一例を示す図である。 表示器に表示されている血圧値BPに縦横の線からなる網目模様が重ね合わせ表示された状態を示す図である。 表示器に表示されている血圧値BPに互いに直交する斜めの線からなる網目模様が重ね合わせ表示された状態を示す図である。 表示器に表示されている血圧値BPに市松模様が重ね合わせ表示された状態を示す図である。 表示器に表示されている血圧値BPに等間隔に配置された複数の横線からなる図形が重ね合わせ表示された状態を示す図である。
符号の説明
10:生体情報監視装置(生体情報測定装置)
16:カフ
18:表示器
50:カフ圧制御手段
56:表示制御手段

Claims (9)

  1. 生体情報測定装置によって非連続的に測定された被測定者の生体情報を表示する表示器を備えた生体情報監視装置であって、
    前記表示器に表示される生体情報の視認性を、該生体情報の測定時点からの経過時間に関連して低下させる表示制御手段を含むことを特徴とする生体情報監視装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記表示器に表示されている前記生体情報を他の図形で部分的に隠すことによって、該生体情報の視認性を低下させるものであることを特徴とする請求項1に記載の生体情報監視装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記表示器に表示されている前記生体情報の色を周囲の色に近づけることによって、該生体情報の視認性を低下させるものであることを特徴とする請求項1に記載の生体情報監視装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記表示器に表示されている前記生体情報の表示サイズを小さくすることによって、該生体情報の視認性を低下させるものであることを特徴とする請求項1に記載の生体情報監視装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記表示器に表示されている前記生体情報の少なくとも一部を点滅させることによって、該生体情報の視認性を低下させるものであることを特徴とする請求項1に記載の生体情報監視装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記表示器に表示されている前記生体情報の表示色の濃淡と該生体情報の周囲の表示色の濃淡との差を小さくすることによって、該生体情報の視認性を低下させるものであることを特徴とする請求項1に記載の生体情報監視装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記表示器に表示されている前記生体情報をモザイク化することによって、該生体情報の視認性を低下させるものであることを特徴とする請求項1に記載の生体情報監視装置。
  8. 前記生体情報測定装置を一体的に備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の生体情報監視装置。
  9. 前記生体情報測定装置が、生体の所定部位に巻回されるカフを備えた自動血圧測定装置であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の生体情報監視装置。
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